21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して
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[大人の女性が身に着けるに相応しい品の為、バイト代を貯めた自分なりにそこそこの奮発をしたものの、大人には全然手が届かない。
私がもっと大人で、しかもお金持ちであったなら、いっとう美しいレッドベリルとかを贈るのに……。そんな考えが首を擡げるも、それはあまりにも重すぎる!と、小さく首を振って思考を何処かへと追いやった。
小さなそれは、小さな白い箱に納まって。
箱と同じく白いリボンを結んで貰い、メッセージカードを添えれば、ほら、とっても素敵なプレゼント。
店名が入った紙袋を受け取れば、特別な高揚感を覚えた。
ニコニコな店員のお姉さんは絶対何か勘違いをしている気がするけれど、今は特に気にならない。
ありがとうございましたと言う言葉を背に、私は店を後にする。
近くに居たペンギンアンドロイド君に、アクセサリーショップの紙袋を託すと、私は小さく手を振りながら、その背中を見送った。
自分で手渡すのは、少し気恥ずかしくて。]
(305) 2024/06/03(Mon) 21:30:02
[誰かに贈る物をする事自体は初めてでは無い。
けれども、こういった店に入るのは初めてで、何なら母さんにもアクセサリーなんて品を送ったことは無い。
アクセサリーショップ店員さんのニコニコの理由は、この贈り物は恋人宛だろうと言う勘違いから来る物だと思う。>>305
けれどいつか私も、本当に恋人にアクセサリーを贈る日が来るのだろう。
もしくは、一緒に選びに来るのだろうか。
贈られる側なのかもしれない。
そうして、スーさんから聞いた恋の話を思い出した私は、急に熱を持った頬を両の掌で押さえながら、ショッピングモールの道端、おろおろとするばかりであっただろう。
たすけて、スーさん!>>267>>268**]
(309) 2024/06/03(Mon) 21:52:12
―― 礼拝堂 ――
[聖母像の前でしばらく祈りをささげていた所に。
ぺったんぺったんと近寄ってくるペン五郎。
差し出されたオシャレな紙袋の中には上品な小箱>>305
それとメッセージカード>>306を受け取る]
わぁ……!こいつァ……最高にクールだネェ。
[思わずそう呟いて白いリボンで結ばれた上品な小箱を見つめる。
誰からだろう?こんなに素敵なものをくれる人は。
今まで弟妹の世話と仕事ばかりの毎日で、
恋人や色気とはトンと縁がなく、
こんな女性らしい贈り物を貰うのは初めてだったから。
まるでプロポーズの時に指輪を入れる小箱みたいなソレにしばらく見惚れてしまっていた]
(325) 2024/06/03(Mon) 23:37:11
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