【念】 杓谷　薫

そんな、照れたような笑い方をされるとキュンっとしてしまう。
それに子供について前向きに考えてもらえるのも。
これはもう、帰ったら早くに調べなくてはいけないだろう。
自分の体を色々調べられるのはあまり好きじゃないけれどこれは必要な事だから。
ああ、やっぱり好き！となりながら。
　
無毛になった丘にキスをしながら丹念に愛するとまた達してくれたようだ。
指先を差し込んで書き出す合間にもきっと甘い声が漏れていたから、わたしも嬉しくなってしまうし興奮だってしてしまう。
真珠を舌先で転がして、時々シャワーで白を流して指先でイタズラに敏感な場所を引っ掻いて。
そうして汗だくになった華蓮さんの汗を流すようにシャワーをかけた後、私も滴るほどになっていた汗を流した。
ラブホだけあって広めのお風呂。
それでもぴったりくっついて寄り添いながら入るお風呂は、興奮し昂った体を宥めてくれるような温かさだ。
ふー、と大きく息を吐く。