26 ― 境界の先への手紙 ―
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――ただいま大規模ステアが発生しています。危険なので廃棄物処理区画へは近寄らないようにしてください。
自動音声による注意喚起アナウンスが流れる中、ベアーは絵本を読んでいた。
物語を作るならこういうのはどうかしら?と育成施設の職員だった研究員から借りた本だ。
「いも むし は りっぱな ちょう ちょ に なりまし た……おしまい」
声に出しながらゆっくりと一冊読み終え、ふーと大きなため息をついた。
「ものがたり……すごいな……」
満足げに笑みを浮かべると胸の辺りをぎゅうと押さえた。
「いもむし……ちょうちょになれてよかった……」
食いしん坊の芋虫が色んなものを食べていく物語、途中で芋虫が食べ過ぎたせいで具合が悪くなってしまった時、ベアーは芋虫が心配で仕方がなかった。
しかし、芋虫ら立派な蝶になったのだ。
「いもむしよかった……」
(+0) 2024/09/24(Tue) 21:12:00
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