【鳴】 市川夢助

　や、そんなとこ舐めても、汚い、だろっ……
　風呂は入ったけどさ、なあ……？

[詩音の方から咥えられるというのはそりゃ俺だって妄想はそれなりしたが、まさか実際にとなると、結構面食らう。結果、自分の事を棚に上げて口走っていた。]

　詩音お前、負けず嫌いとは思ってたけどなあ、もう…

[お返しって、どこまでするつもりなのか。
初めて交わった時と同じくらい心臓が鳴っているのは、こういう風にされるのが俺も好きなのだろうか。だったらというわけでもないが、秘豆に唇を当て、ず、ずっと強めに、痛みの声が上がらない程度に加減しながら強く吸い上げる。ちゅっと音を立てて吸い付き、その下の割れ目を指で開き、指の腹まで差し入れて動かし、内側を軽く掻いて、軽く抜き差しして。

詩音の目の前のものをさらに限界までびきびきとそり勃たせながら、互いにする「マッサージ」に耽っていた*]