【鳴】 氷室詩音

[もう、そんなふうに確認しないでよ！？
改めて言われるとものすごく恥ずかしくなるじゃ無い。事実、私は言葉を無くして赤面してしまった訳だし。それをおねだりしたわけじゃ無いのよ！？
でも、私も前からも後ろからも抱きしめられるのは好きみたい。顔が見えないのは少し寂しいけど、見えないところからも愛してくれてるって気がして安心するの。
でも、さっきより深くまでごちゅんと子宮を押し上げられて、こしを動かせばやっぱり気持ちよくて……そんな時に助平なんて言われたら、私はまた羞恥に身を焦がしてしまう。]
　
　
……私も、好き。
す、助平な夢助がってわけじゃ無いのよ？でも、……そこだってまとめて夢助が好き。
またデートだって行きましょうね。
二人きりのうちに沢山……家族が増えても、思い出、作っていきましょう？
　
　
[目元が緩む。だって同じ気持ちだってわかったから。
同じように惹かれて、だけどお互いすれ違ってただけ。
その想いを擦り合わせて生きていきましょう。
障害から私が守るわ。貴方を守るのは私だもの。そして、私達の未来を切り拓くのは貴方。そうして、お互い支え合って生きていくんだわ。
そんなふうに、今の私の将来への視界は明るくて、幸せな気持ちになって。]