26 ― 境界の先への手紙 ―
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いつの間にか、クロウが“目覚める”時刻は過ぎていた。
あの烏色の羽飾りの帽子を被ったまま此方を覗き込むクロウに対し「ちょっと待ってな」と小さく言い添えてから、俺はその手紙の裏面を確かめた。
今度もまた、物語の断片がそこにはあった。その筆跡は、前回の手紙の裏に記された物語のそれと良く似て見えた。おそらく同一の書き手だろう。作中に見える幾つかの単語や内容にも、前回のそれと共通するものが見られて――…
「ノックス ……」
多分この時の俺にはもう、この物語の心当たりの正体が掴めていたんだ。いたんだが……表面の言葉から受けたばかりのものが聊か大きすぎて、閃いたばかりの心当たりもすぐに忘れちまって。
そのまま、紙の隅の走り書きのほうに、俺の視線は吸い寄せられていた。
(18) 2024/09/24(Tue) 17:04:53
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