
33 【完全RP村】終のお宿と始まりの旭。
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暖かな場所
[ふわふわ、きらきら、ぽわぽわ
眩しくてつい、目を閉じてしまう。
あまい香りが頬を撫でる。]
[今朝は小雨が降っていたため、地面が濡れていた。
花や葉に付いた水滴が、春の日差しを受けて輝く。
植物園の一角で少女がひとり、薔薇で飾られたアーチを見上げている。
まんまるい目を開いて、眩しさに目を閉じて、また見上げる。
白薔薇のひとつに手を伸ばすが、触れる前に別の手に遮られた。]
おかあさん
「触っちゃだめ。とげが刺さったら大変でしょ。」
(20) yatadayo 2025/01/01(Wed) 14:24:36

コトネとシマ
[さてここで、文化祭公演よりも幾らか前の話を少しだけ。
あれから兼平理音は、大学を出た後にとある植物園で勤務することになりました。
太陽の日差しあたたかなその施設には様々な種の植物が生き、人々の憩いの場所を築き上げています。
数多の色のバラで築かれたアーチもそのひとつです。
今からはおそらく幾らか遠い雨上がりの日に、白薔薇のアーチに触れそうになった小さなお客様を、職員として勤務中の理音が見かけたことがあります。
>>20>>21 けれどもその際は、その子のお母さんが遮ってくれたため、職員からのレスキューの必要はありませんでした。]
(341) sakanoka 2025/01/04(Sat) 22:33:39

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