
39 おひとりさまCafe7
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[奥様は、旦那様を亡くしてから、療養を理由にご子息と別居されていた。
私がお屋敷に来た時には、既に“そう”だった。
私の家は農業を生業としていたけれど、家族が食べていくには足りなかった。
女の私は兄さんみたいに力仕事が出来るわけではないし、奉公に出れば食べるには困らないから。
寂しかったけれど、月に一回の仕送りで家族の生活の足しになると思えば誇らしかった。
事業家のお屋敷にしては手狭らしいけれど、実家が何個入るか分からないくらいには大きかった。
使用人仲間は年齢の幅は広かったけれど皆いい人で、すぐに打ち解けられて。
厨房の隣にある休憩室の四人掛けテーブルで交代しながら、賑やかに食事を摂った。
──まるで、もう一つの家族みたいだった。
奥様はお優しくて、私の事も気遣って下さる。
素晴らしい主人に仕える事が出来て良かったと私は思っていた。]
(35) 蒼生 2025/04/20(Sun) 00:37:04

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