
39 おひとりさまCafe7
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[そっとグラスに口を付ける。
店員の少年が持ち込んだのを使ったのだろうか、新鮮な木苺の甘酸っぱい香りが鼻を擽る。
果汁だけでは強い酸味を感じるものだが、甘みを加え、甘酸っぱさが絶妙なバランスを保っていた。]
美味しいです。
[余韻を味わいながら思わず表情を緩め、そっと息を吐き出しながら、感想を漏らす。
記憶に残る味に似ているように感じて、懐かしいと感じてしまう。
女の好物だったが、木苺の季節は過ぎてしまっていたから。
心残りが一つ解消された気分だ。]
(60) 蒼生 2025/04/21(Mon) 00:20:49

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