鋳薔薇姫 ローズ

―　閉園・夢から醒めるとき　―

[さて。遊園地での"用事"を済ませ、正門の前の獅子>>36と人形>>28を見つければ、そばに近寄って。]

レオーネちゃん！ラピスちゃんも！
とーっても。楽しかった。最後に良い思い出をありがとう。

[ハグさせて貰っても良いかしら、と聞けば獅子は喜んで首肯してくれるだろう。獅子に腕を回し、星屑の毛並みを撫ぜる。
しばし堪能して離れれば、次はおめかしをした人形に向き直って。]

ラピスちゃん･･････うふふ、素敵なスタッフさんになったわね。

[改めて立派に着飾った人形の姿を見やれば胸が熱くなり、次には優しく人形を抱きしめて。]

ラピスちゃん、本当に立派になって。おばあちゃま、最後に素敵なお弟子さん作れて嬉しいわ。
私、十分生きた中で幸せになっちゃったわ。ありがとう、小さな魔女様。

[声が震えている事に気づく。嗚呼。
表情を見られないように、そっと人形から離れた。
別れの言葉は言えなかったが。魔女の言葉や雰囲気で今生の別れになることを察することもできただろう。]

星月夜の魔法使い『ラピス』 ジュベナイル

お見送り:おちゃめな鋳薔薇の優しい魔女様>>64

[来園者の皆さんをお見送りしている中で姿を表したのは、
ラピスに「魔法」を教えてくれた
優しい優しいおばあちゃま

おばあちゃまは、とても楽しかった！と
レオーネ様とのハグを堪能して、
そしてラピスの姿を見て、心から嬉しそうに笑って、
抱きしめてくれました]

ローズおばあちゃま…、いいえ、いいえ
ローズおばあちゃまが「魔法」を教えてくれたおかげです
僕は、ローズおばあちゃまのまほうが好きです
僕は、ローズおばあちゃまのことが、大好きです…！

[こちらも抱きしめ返せば、ふとおばあちゃまの声が震えていることに気が付きました。
それは、喜びで震えているようにも聞こえましたが、それだけではありません。これが…この日が彼女に会える最期なのだとなんとなくわかりました。]