5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─
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[何もなかったように話す彼女の心中>>105を結月は知らない。
喧嘩別れしたでもなし、部員との関係はまぁ良好だ。>>64
ただこちらが気まずいのもあり、交流があるとも言い難い。>>157
避けてませんよ。近づかないだけです。
胸の内で呟いた言い訳は、誰に対してのものだったか。
物思いに耽りそうだった結月を引き戻したのは当人だった。]
図鑑……ですか。
[彼女には彼女の目的があったようで、結月は胸を撫で下ろす。
撫で下ろして、相手に見えないように苦笑した。
自分に何か用だったんじゃないか、なんて。自意識過剰を恥じる。]
こちらへどうぞ。
[彼女の声は時として防犯ブザーにもなり得る。
それに比べたら、今の真宮寺は常識ある声量だ。>>106
だからと言ってカウンター前でお喋りに興じる訳にもいかない。
結月はすぐに立ち上がって書架の方へ案内した。
二人が通り過ぎるテーブルには、幸か不幸か人がいない。]
(2) cle 2023/03/07(Tue) 05:06:55
[真宮寺は結月の下へ駆け寄り、図鑑に手を添えた。>>45]
……っ、
[本棚を前で女子高生二人がしゃがみこんだ姿をカメラは捉える。
結月は息を詰め、身を固くした。
指先からも力が抜けるが、手は添えられたままだった。
真宮寺によって引き出された図鑑は一度結月の腕の中に渡る。
受け取るために手を伸ばす真宮寺へ視線を向けた。
今度は、結月が話を聞く番だった。]
(64) cle 2023/03/08(Wed) 23:29:47
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