26 ― 境界の先への手紙 ―
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――旦那、まさかとは思うが、これ、
火急の手紙とかじゃないだろうな!?
印紙の絵柄として目に映る淡いオレンジの長春花は、まさかそんな非日常が起こってる訳ないじゃないさなんて言ってるようでもあったが……なんて訳の分からないことを考えたくらいには、この時の俺は相当に焦っていた。
急いで封筒の中身を確認し、便箋上の薄らとした凹みの間を流れるような、相変わらずの自由闊達な筆遣いの文を読み進めて――これが別に急ぎの手紙でも何でもなかったと分かり、盛大に安堵の溜息を零したんだった。ああ、恥ずかしい。
封筒をよくよく見れば宛先の住所はきちんと「トーチバード」になっていたから、俺がもうこの王国を発って飛び回っている可能性も考慮しての手紙なんだろう。
(93) 2024/09/25(Wed) 21:58:58
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