
33 【完全RP村】終のお宿と始まりの旭。
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「 シラユキ、 」
[理音のくちびるから、白い吐息と共にその名が零れました。
生物としての種は違えど、おなじ“雪の妖精”の愛称で呼ばれることが、理音にそう呼ばせたのでしょうか。それとも――…。
一方の雪の白に黒を呈した小鳥は、何も知らぬ様子で――ほんとうに、何も覚えていることなく――つぶらな黒い瞳をヒトの個体の方に向けたまま小首を傾げます。
理音は、トートバッグを提げていない方の手をふいに小鳥へと伸ばしました。
そして辛うじて指先が触れそうになったところで、小鳥は翼を広げて柵から飛び立ち、そのまま、どこにも見えなくなってしまいました。]
「シラユキ」
『……うん。
あのシマエナガ、きっと、シラユキだよ』
[昴が笑ってみせる傍で、理音はその“シマエナガ”がいた方角を見つめたまま、小さく、か細く、呟きます。]
(127) sakanoka 2025/01/02(Thu) 22:42:11

[さて、この“白雪 志真”の正体はもう皆様お察しかと思いますが……。
誤解なきように付け加えると、志真に“シマ”の記憶はありません。
“志真”の名は、ヒトの目に映る己の姿がシマエナガのそれらしいと感じ取っていたから。
“白雪”の名も、初めてそのヒトたちと出会った時にそう呼ばれたから。>>127
あの“雪の妖精”は、その年に生まれたばかりの、文字通りの雪の妖精。「雪女」と言い換えることもできそうなその妖精は、少しづつ平均気温の上がっていったこの地球上にあって、ふと北の大地を飛び立ってこの東京にまで来ていました。
とはいえこの妖精が雪の大地から雪すくなき都に渡ってきたのは、悲壮感よりも、おさなき子供の好奇心からに違いないでしょう。
そして東京の地でホモ・サピエンスの姿を得て、ヒトの世に不思議と自然に紛れ込んで、楽器売り場でなんとなく試し弾きをしていたところを偶然バンドの発起人に発掘されて、偶然昴と出会って……というのが、この事件の真相です。
キーボードの超絶技巧はまさに白鍵に黒鍵映えるがごとき“シマエナガ”の技だったのでしょうが、ヘアメイクの方は……もしかしたら、シマの“なにか”が影響していたのかもしれませんね。>>0:217>>0:286]
(136) sakanoka 2025/01/02(Thu) 22:56:27

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