鋳薔薇姫 ローズ

ふふ、と笑みが溢れた。ああ、本当に。初めての遊園地は楽しかった。
なんて。余韻に浸っていれば、頭上から男の叫び声が近づいてくる。はて、と上を見上げようとした瞬間、目の前で衝撃音。]

きゃっ

[思わず身体を強張らせて、恐る恐る目の前の光景を確認する>>193。]

……ええ、と。マストちゃん？

[彼が顔を上げて無事なのを確認すれば、安堵の息を漏らすも、続けていつぞやで見た土下座が再度目の前で行われればおろおろとしてしまう。
はたから見れば魔女が男に土下座させているように見えても仕方ないし、あらぬことを思うものが出ても仕方ないかもしれない**]

星月夜の魔法使い『ラピス』 ジュベナイル

[…なお一方その頃着弾している
妖精ミサイル眼鏡くん>>103！！！！
あれは本当に魔法でいいのだろうか！？
いいんです！！！全部妖精さんがやったから！！！()]

あ、あわ…お怪我ダイジョブでしょうかあわわ…

[これからお帰りになるであろうローズおばあちゃまに見事な土下座だあ！！！！さすがのおばあちゃまもこれには大困惑の模様>>205。。けど！おばあちゃまのことだから！なんかいい感じの魔法で怪我は治してくれるでしょう！ひとまず、困惑の魔法使いは、後で妖精さんに着地は優しく！とおねがいしておこう！と思ったのでした。まる**]

取材考証 マスト

　　わ、ローズさん！　すみませんっ　驚かせましたよね……！

［偶々飛び込んだ先がローズさんの近くだった事に気付いた僕は、慌てて迷惑をかけた事による謝罪の為、土下座の構えをして……周りの状況に気付く。>>205

　夜明けも近くなって、帰路につく人の数も増えてきた頃だろうか。

　そんな往来の中で、他に誰も居なかったから事が荒立たずに済んでいたDOGEZAをしてしまった、これでは角が立ってしまう。

　衝撃音と共に地面に突き刺さった僕への注目度は有頂天だったせいもありそうだ。

　僅かな逡巡の後、僕は精一杯の営業スマイルを披露して飛んできた方向へと土下座をした。］
　

残鷺の君 ヘロー

夢の終わり

[さて、“めいたんていエナガ”もしくは“妖精刑事（デカ）エナガ”は、ヘロンの「不当な絶交」の告発と共に、面会時の「うそつき（悔しくないフリ）」容疑に留まらない見た目上の「うそつき（変身）」についてもここで暴いた形になった訳で……。
　人間・ヘロンが真実の姿に戻ってしまえば、機械（メカ）らしく機械的に周辺環境のデータ収集を行えるなんて便利で器用な芸当ができる訳では無かった。筈だ。

　このショー開幕の後に一条の流星が夢幻の如く駆け抜けて墜落したような音――いや、また別の探偵か刑事が駆け付けてくるような悲鳴？>>193――は流石に聞こえた気がしていたが。ただそちらに意識を向けるだけの余裕がなかっただけで。
　ああ、本当にその現場>>205>>210にまでヘロンが気づいて居合わせてしまわなかったのは幸運だったのだろう。主にDOGEZAしただのさせただのの疑いについて。]