22 【完全RP村】機械人類は、蒼穹の空の夢を見るか
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[揺らめいた蜃気楼が消えたのは一瞬だった。
一瞬だけ、ふっと地面に砂埃が立ち上がり、
ヒュンっっっと風を切る音とともに
こちらに近づいてきているであろう、
狂撃の彼女の、華奢な腹に、鋭い蹴りを入れる。
躱すために相手の行動を見る必要がある少女>>2:172に、果たしてこの攻撃は避けられたか?
そして、豪腕の片方。
右腕の方を、まるでもぎ取ろうとするかのように謎の影は強く掴む。
人間が出せる握力でもなければ、人間が行う行動でもない。
あからさまに、通常の人間なら曲がらない方向に、その腕を引きちぎらんとばかりに曲げさせる。
…幸いにして、その腕は非常に大きく、謎の機械とて、片手ではもぎ取ることはできないようだが…さて、君はどう行動するだろう?*]
(226) 眠羊一号 2024/06/28(Fri) 20:19:58
[気付いた時には、おそらくかなり接近されているように感じられた。
腕を見れば、反射するのは妙な機械の影。不意打ちする側は何度もしてきたが、不意を打たれるというのは初めてのことで。
腹部に迫る蹴り>>226を躱しきれず、背後に吹き飛ばされそうになる。
機械という身ではあるものの、表面のコーティングの都合上、単純な打撃よりも銃撃の方が痛む体であることが不幸中の幸いであっただろうか。
さて、飛ばされ壁に当たるかと思いきや――どうやら腕を掴まれ捻られる。明らかに人の物ではない力の加わり方で、想定などしたことも無い行動だが――
腕を捩じるのに合わせ、体を捻って着地する。]
――なるほど、おじ様には悪いことをしたわね。
[たしかにこれは嫌だ。
腹部に鈍痛が響くがそれはぐっと堪え、亡霊を見つめる。注視しても見失いそうなその影を、見失う訳にはいかない。
腕を振り回されぬよう気を付け、掴まれた腕を強引にそのまま亡霊の体を掴みにかかる。
それを避けて空いた懐に潜り込もうとする亡霊を殴り、距離を離す。
揺らぐ蜃気楼、しかし一定ではないそれから、もう目を逸らさない。
ところでこの時には既に周囲を見る余裕などなかったのだが、しかし耳に届く音から、件の少女はどうやら襲われる私に気付いたらしくチンピラたちに手助けを指示しているようだった>>228。
…………邪魔にならないといいな。]
(397) Laika 2024/06/30(Sun) 00:25:19
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