もっと！わんだふる 茶々丸

[もともとファンクラブもあるほど人気もあるボク。
　しかも執事ごっこは子供時代からやり慣れていた。

　エリーを近くの椅子に座らせ、チラシを配る。
　ああでも、もっと派手に呼び込みしたほうがいいかも？

　そう思えば、ボクはスマホから『１００％ＬＯＶＥ』の音源を流しながら１００枚（くらい）のチラシを手にダンスをしながら道行く人々にチラシを手渡して行く]


　ごきげんよう、お嬢様！　旦那様！
　素敵なメイドと執事が待つ喫茶で一休みしませんかー？
　極上の癒しの一時をご主人様に提供しまーすっ！


[ぱっ、ぱっ、ぱっ、と色んな人にチラシを手渡し。
　偶然見かけたサングラスとマスクの人にも渡そうとして……]

ぬいぐるみ えりざべーと

　
［執事の恰好もとてもよく似合ってましてよ。>>229>>230
　あたくしも呼び込み、この可愛い姿でしますからね！
　どやっと気持ちだけ胸を張って
　おかえりなさいませごしゅじんさま
　と内心で一生懸命呼び込みましたわ！

　しかし、チラシ持ちながらダンスしてチラシ配り…
　ちょっとした曲芸ではなくて？　器用ですわ。

　あたくしも見張りの男子に応援しつつ>>232
　さくらに遅刻するんじゃないですわよーと
　びしっと心の中だけでしながら全力疾走につきあった。
　途中ちょっと山の写真が見えましたわね。
　ああいうのもいいですわね。］
　

“白の翼” 外浦部 翼

そしてたのしい打ち上げのおはなし

[これは、会場となった高校を出てからの話。
　実際に文化祭の現場を覗き見てきた“シマ”から“ユーシュエ”に、こんな話題が出てきたものでした。]

それでさ、例のバンドのドラマーなんだけれど。
あの子、喫茶でチラシ配ってた執事だった。
あれはMCで「あざと可愛い後輩キャラ」やるやつ。
将来こっちの世界に来るようなら、
カズトシと組ませて弟系リズム隊組ませてみたい。

《いやーシマ、随分飲んでるね〜》

私は飲んでない、タマオ。

《にゃ。マジか。
　ってかそっちのリアル弟（スバル）が
　ドウジマ兄に何か（多分キミのこと）愚痴ってるけど……いいの？》

[散乱したチラシ>>230>>231を拾って手渡した中のひとり、例の如くに怪しすぎる変装をしていた通行人Aがあの「カッコイイ女の子」だったことは、その「カワイイ男の子」こと熱演の執事ドラマー>>232には気づかれなかったかもしれませんが……。
　何気なくその子に手を貸した様は、まるでいつかの光景>>0:307にも似ていたかもしれませんね。]