自称穴掘り屋 ズィー

[おっちゃんの話の守り方は"戦い"そのものだったように思う。
”俺らは俺らの方法で戦ってる”。これが、おっちゃんの守り方なんだと思った]

　おっちゃんは"戦う"ことが、守る方法なんだべな。
　
[オクリビちゃんの"無茶"は戦いの無茶なのかな。
彼女の肩の傷や赤いおっちゃんの腹の傷を思い出す。]

“正直者” オーネスト

穴掘り帝国予定地にて

[闘う以外に守る方法を知らなかったから。少女の言う守るだって、当たり前に闘うことだと変換してきた。俺にとっては守る＝闘うことだった。
だからオクリビを強くて安心だと思ったのは本心だし、それに対して悲し気な顔をする理由が解らなかった。ボールは受け取っているはずだった。だけど受け取った先で得る感想が違ったんだろう。

多分おじさんだからだとか子どもだからだとかじゃない。今までの生き抜き方、価値観、そういうのが思想に強く反映されていた

‥‥だから]

　逃げる？

[そう、その選択肢だって全くなかった。守ることは闘うこと。逃げることなんて考えちゃいなかった。……うん、でも隣国の喩えは、どうやら正しく伝わったようだ。

人それぞれの守る方法。彼女の問いかけ>>357には首を縦に振る]

荼毘葬送 オクリビ

[そしてこの時のオクリビはもう、「穴掘り帝国」のためにカタナを振るう「アイドル」の道を断とうと意志していた。
　カタナだけではない。ナイフも、手榴弾も、機工の四肢も。
　不吉の「鳥」を繰って何かしらの破壊を為すことも。

　生身の彼からの「強い」の語に対して彼女がどんな顔をしたか>>292>>354、その始終を見ておらずとも。
　お互いの国の“守り方”を語る中で、オクリビの“無茶”>>196の意味を思っていた>>357ことを聞かずとも。
　もう判っている。
　死に至ることも、怪我をするステージも、望まれていないと>>264
　そして解っている。「私は生き続けたい」のだと。

　それでも「オクリビ（私）が戦う」ことそのものについて、きちんと彼女の言葉で答えを聞こうと意思して、この機械の女はここにいる。
　……これについてのズィーの答えが「これまで」の出来事の話の中で語られるなら、オクリビから問う必要は無くなるのだったが。]