医者 イクリール

　

　　ならば。私は側近を辞する以外に、ありません。
　　他の……他の誰かが貴方を否定しても
　　拒絶しても、間違いだと言っても、
　　私はどうしたって　貴方を肯定してしまう。
　　貴方のお傍が、一番、安らいだから。

　　この反乱の全責も罪も王一人のものではない
　　しかし王を指針として動いてきたこの国で
　　王の退位は、すべきではないのです。
　　ですから上層部の入れ替えは、私が適切です、王。


　　……側近を辞しても、王が愛し子と云うのをやめても
　　私は変わらぬ忠誠を誓いましょう。

　

愛溢るる王 シャマシュ

　
[ 変わろうとするオレを、その先でも
　肯定してくれたなら……>>503
　オレは不安でも進めると思うのに。

　彼女は手を離してしまう。>>505

　彼女の言うことは筋が通っている。
　個人的な感情で引き止めることでもない。

　離れたくなくても、今までのままでいたいと思っても、
　まずオレが変化を望んだんだ。 ]
　

愛溢るる王 シャマシュ

　
[ けれど彼女は最後まで、オレに安らぎをくれる。>>503 ]


　　オマエにとっても安らぎであってよかった。
　　オレの在位を肯定してくれてありがとう……。

　　今後、距離が遠退いても、
　　変わらず信じているよ、イクリール。


[ 礼を伝えると自然に微笑が浮かんだ。
　滅多に人前では浮かべない……けれど
　彼女には一度見せたことがある微笑み。>>0:844
　思えば、この表情ができるのは彼女の前だけかもしれない。

　オレは王として、客人相手ならともかく、
　国民に対し礼なんぞろくに言ったことがない。
　けれど今は、感謝の気持ちを伝えたかった。 ]
　

研究者 アマノ

[その後直ぐに。
イクリールと王の見るものが見れば心温まりそうな
そんな一幕を見せつけられることにはなるのだろう>>503>>510

兵士らなら、多分感動していることだろう
互いを信じあい、安らぎであり
肯定し合い、そんな側近と王との別れ
邪魔など誰もできない。尊い一幕。






反吐が出る。]

愛溢るる王 シャマシュ

ベッドで

　　命の償いに命を差し出したら、
　　次々命が絶えていく。
　　それが“正しい”と思えるか？

　　オマエが戦場での罪を贖いたいなら、>>496
　　オマエから階級を剥奪し軍から除名し、
　　オレの護衛だけを命じる。

　　オマエが武器を持てるのは
　　オレの身を守るときだけ。
　　そうすれば“鬼神”はもう現れまい。


[ イクリールが側近を辞するのと同じこと。>>503
　オレだけが変わっても周りが変わらなければ、
　民が信じてはくれないと、オレも思うから。 ]