【秘】 先生 リトリコ > 石工 アロイス

　……っ、


［ゆっくりと手つきが変わっていくのに はふりと呼吸を落とし 僅かに揺らめく腹部の熱ごと逃していく。も、局所的になぞっていく指先に、やがて 先端がそれを覆うものが擦れて、ひりと何かが伝っていくような感覚。>>-32馴染の無い感覚に、唇をきゅうと引き結び、恥ずかしい声が漏れないように視線を落とした。
抱き寄せる腕の中で、その温かさに身を浸しながら ———つい、出来心でなんて言い訳が頭に浮かぶも、彼の熱に触れた先から微かに声を出す彼に。
　何時も恰好いい彼が少しだけ可愛いって、思ってしまった。だから、］


　…………、ぅ。


［布越しでも分かるほどに熱を帯びた固いそれが、ぐりぐりと押し付けられるのに 思わず身を捩らせる。>>-33可愛い彼に少しだけ油断していたから、より輪郭がお腹に伝わってくるかのよう。��……ずるい�≠ﾆ脈絡もなく零れた言葉は僅かにかすれていて。でも、貧相な私の身体への熱だと思うと、それよりも嬉しさが勝ってしまうのだ。押し付けられるそれから逃れることなく、胸元と同じく肉の薄い臀部に触れる指先を覚えながら、そっと彼の服をきゅうと握った。］