【秘】 先生 リトリコ > 石工 アロイス

　……私でこうなってくれてるのも、嬉しくて。
　ふふ、……ん。


［嬉しさが笑みに零れてしまいながらも、口付けに少しだけ舌先を伸ばして 求めてみちゃうのはきっと熱に浮かされているから。互いに求めあいながら唇を離せば、つうと二人を繋げる銀糸がたらりと地に落ちて。彼の言葉に、すいと目を細めて頷いて見せた。］


　……っ、
　

［ゆっくりと彼の指先が誰にも暴かれたことのない、その蜜口を触れるのに思わず息を詰めて。くぱ、と拡がっていくその口は何処からか吹く風か、つうと触れていく春風に敏感にひくつかせる。緩やかに蠢くその指先に、手繰られるままに 漏れてしまいそうになる声を抑えるように口元をきつく縛って。やがて、全身にぴり、と来るような感覚に。］


　…………ん゛、っ…………


［咥内に留まれど、甘ったるい声が鼻を抜けて 大きく出てしまい。その一か所、———しこりへと指先が触れられれば、呼吸が少しずつ荒くなっていき、徐々に蜜液が指を濡らしていく。彼が、此方を見ている。上気させた頬のままで耳元へと唇を宛がい、��………ベットにいきませ、ん……か。�≠ﾆ。与えられる悦で、自身の膝が震えてしまっていた。*］