【秘】 先生 リトリコ > 石工 アロイス

　あ゛っ、ん……あぁ゛……、や、……イ、ぃ


［止めどなく打ち付けられるグラインドに、彼の心配する声に 口形を保って返すことができただろうか。だいじょうぶ、って。貴方と一緒ならいい、って。そう伝えたいのに、出てくる言葉は 快楽に濡れてしまった声でしかなく。次第に彼の動きに呼応するように、緩やかに腰を動かしている自分がいた。］


　…ッ、い、……っちゃ、……ッ、ん゛んっ、！


［高みへと昇りつめて、———頭が爆ぜるような、感覚。身体をびくびくと痙攣させるも、彼の動きは止まらずに とろりと蜜液がシーツを汚しながら 彼の愛を受け止める。すき、わたしもすき。すき、と嬌声の中で 喘ぐように彼への思いの丈を吐き出していく。きゅうと握り締めた指先へと込める力をめいっぱい強めて。まるで、彼に縋るように。］


　き、て…… あろいす。なか、に………、！


［きて、おねがい、と。困り顔の彼に 口端にぬらりと露で濡れて 快楽を塗した表情で伝える自身は最早相手にどう見えているかなんて、気にすることすらできずに。私と彼だけの世界の中で、ただただ、目の前の愛しい人を、求めていく*］