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26 ― 境界の先への手紙 ―
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「………………、はあ」
流石に、取引先でこんな顔を曝すことはできなかったさ。
発着場近くのビジネス旅客向け宿泊所のごく狭い客室に戻ってきて、漸く、もう笑い続けなくていいって思えた。
客室の備品のテレビジョンを付ける気には、今は、なれない。
……“彼女”たちのことが燻る一方で、ある種の好奇の滲んだニュースのコメントに触れるのが、嫌だったんだ。
――ああ、このまま泥みたいに眠ってしまおうか。
「……… は、」
――何だよ。“泥みたいに”、なんて、さ。
ベッドに倒れ込んでから、自分で勝手に浮かべた思考に自嘲して。そのまま本当に眠ってしまおうかとぼんやり思った時。
(+14) 2024/09/26(Thu) 21:04:58
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