
26 ― 境界の先への手紙 ―
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「…………良かった」
その手紙を読み終えて、ぽつりと零れた一言がこれだった。
何が良かったのか、っていう話じゃない。決して多くはないその言葉に――感謝に、馬鹿なくらい単純に、張り詰めていたものが融けた気がしたんだ。
それこそ、救われる気持ちになった、ってやつだ。
ああ、トラッシュに流れ着いた今のアイツは――イオニスは、本当にひとりきりなんかじゃないって解る。
同時に、遠く離れた空の下にいる自分だって、アイツの“隣”にちゃんと居られているんだってことも。
かつて共にいた仲間たちと俺と、どっちがよりアイツを案じているか……なんていうのは、どうでもいい話だろう。そして、亡くした仲間たちの代わりに、俺がそのままなれるとも思いあがっちゃいない。
それでもさ、なんだかまるでアイツの仲間のひとりにでもなれたような気がして、こんなことを思ったりしたんだ。
(+32) 2024/09/27(Fri) 12:37:34

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