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26 ― 境界の先への手紙 ―
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[静まり返った会場では、招かれた賓客のショーへの期待感が膨れ上がっていた。
始まりを告げる齊芸鵬の言葉の後、密やかな音楽の始まりと共に、幻想の霧が立ち込める。
霧の立ち込める別のリージョンというのがコンセプトだ。
最初に歩くのは、ステッキや旅行鞄を持ったプロのモデル達だった。
彼女達もまた、トーンを落とした色のドレスに身を包んでいる。
七人がランウェイを歩き終えれば、彼女達は軽やかに一礼する。
会場からは歓声が聞こえる。
もっとも声の大きいのは齊芸鵬だ。
自らが選んだ服のどこが素晴らしいかを、熱っぽく語っている。
彼女達が舞台から引けば、煙霞山一行の出番である。
彼らは忠実にモデルとしての仕事を務めた。
素人でも様になって見えるのは、“堂々と歩いて下さればいい、貴方達はこの衣装がとてもよくお似合いなのだから”という演出の言葉があったからだろうか。
舞台裏で緊張を解してくれたモデル達のお陰だろうか。]
(+44) 2024/09/27(Fri) 23:07:08
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