26 ― 境界の先への手紙 ―
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[そうしてショーのトリを務めるのは齊芸鵬。
彼が着ていたのは、一見して、夜空を溶かし込んだような色をした普通のコートだった。
その下はハイネックと幅広のパンツにハイヒール。
それらはいずれも同じ色で、彼の美しい水色の髪も、黒い鬘で覆う徹底ぶり。
観客達は皆、不思議そうな顔をする。
最後を飾る衣装がこれである意味を懸命に読み取ろうとした。
ランウェイの突き当たりまでやってきた齊芸鵬は嫣然と微笑み、両手でコートのベルトを外し、くるりと回る。
すると、そこに変化が起きた。
コートの後ろ身頃はぱっくりと分かれていたようで、ベルトが外れた事でその奥に隠れていた極彩色の光沢のある布地が広がった。
最初の印象では色味が抑えられていた分、現れた極彩色は人の目を引く。
それは明け方の空にも、夕暮れ空にも見えた。
あるいは、電気の通う歓楽街にひしめくネオンライトにも。
懐かしさと新しさが同居しているような。
今のゲッカの姿でもあるようにも思えた。]
(+52) 2024/09/27(Fri) 23:23:13
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