エピローグ / 20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―

20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―

碇星魄インダラクス

　

　　《…ぺきょっ》

　　　　　…うん？なんの音だ…？

[しかし、そんな繰り返しの毎日の果てに、
ほんの少しばかりの変化が起こる。

夜鷹が異音を感知したのは竹林エリア。
生命力が強すぎる竹林（こども）達は、研究所の外へと漏れ出ないように、
土中までガッシリとしたコンクリートで囲われた
育成エリアで育てられていたはずだが…

そのコンクリートの隙間にヒビが入り、
本来生えてこないはずのエリアに、
一本の筍を生やしていた。]

(2) sleepsheep 2024/05/18(Sat) 16:43:11

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