6 ― まだ、ちいさな手紙 ―
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[都市部の家までの長い旅路を、旅に不慣れな母と経て(ヌンキ自身も不慣れだったが)、その日はふたりとも叔父の家ですぐに寝込んでしまった。
僻地の実家で記した2通の手紙の投函だけは、都市部に着いてからの帰り道で忘れずに行えたけれども。
こうしてヌンキと母が、不在中の郵便物を回収してくれていたお隣さんのもとを訪ねたのは、翌朝になってからだった。]
これ、シトゥラから?
……もしかして、
[ヌンキ宛てのその郵便物は、箱型の形状。
そして、見覚えのある癖字の筆跡で綴られた宛名書き。
両手の指先で樹脂の感触を確かめる余裕よりも、その中に収められたものへの期待が勝る。
急いで家に戻り、すぐさまに――けれども中身を傷つけぬように慎重に、その箱を開封する。
この時、惑星名の記載はあれど相手の名までは宛名書きにない、純白の合成樹脂の手紙もお隣さんから受け取ってはいたが、ヌンキがそちらを開封するのはもう少しだけ後になる。]
(23) sakanoka 2023/04/27(Thu) 08:24:02
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