26 ― 境界の先への手紙 ―
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ところで、彼奴らの方はどうだ。
「変わりなし。
私達は機械に興味がある酔狂者って認識のままだよ。」
[酒で喉を潤しながら聞いてみれば、友人は肩を竦めてみせた。
美しいものに惹かれる気持ちに抗えず、望崋山の公演を呼ぶ者は少なくなく、その際に得た情報をこうして時々提供して貰うのだ。
男の方も同じ一派の山主から得た情報を提供したり、友人の手に負えない厄介ごとを代わりに処理したりする。
ゲッカへの機械の流入は限定的である。
それは交易自体が限られた立場の者にしか主導できない為だ。
そこから更に必要な知識や手順、人材や経費などを捻出できる者となると、更に絞られる。
人間如きの作ったものに現を抜かすなど軟弱、との認識を持つ上級妖魔は今でもそれなりに多くいた。
彼らはすぐに壊れる機械の事を役立たずと罵って、嗜好品を買う程度に留まった。
山主でさえ、自分の領域外に口を挟むのが許されないからこそ、機械の恩恵は限られた人間にしか与えられていない。]
(30) 蒼生 2024/09/28(Sat) 22:13:23
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