6 ― まだ、ちいさな手紙 ―
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[どれくらい経っただろう。
身体に重力がかかる感覚で目を覚ました。
外を見れば、降りていく人と、広がる建物。
席から立とうとして、力が抜けた。再度、力を入れて立ち上がって、荷物を持って出口へ向かう。
発着場の構内に入って、父と合流した。手続きをして、マリクの地を石越しに踏む。
帰ってきた。
ぽてぽてと、歩く。とりあえず道なりに。星集めの集落まで、ひたすらに歩く。
父が荷物を持とうかと言ってくれた。ありがたいけど、少し考えて、断った。]
宝物を入れてきたんだ。だから、自分で持つよ。
[そういうと、父は笑った。そうか、とだけ言って。
空いている父の手。僕は少し迷ったあと、手を繋いでいいか聞いた。
それから集落に帰るまで、片手に鞄を、片手に父の手をしっかりと握って、僕は歩く。]
(31) Shadow 2023/04/27(Thu) 18:55:33
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