20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―
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[ ピコン、と新着メールを知らせる通知音が鳴る。
この音はきっと何度聞いても彼女の「心」を躍らせるだろう。
液晶画面には『新着メールが3件あります。』の表示。
一通目は、以前に素敵なお話を教えてくれた夜鷹の彼からだ。
文末に、夜空色の蜜蝋で封をされた、と手紙の仕様が追記されていた。
……せっかく趣向を凝らしてくれただろうに、
そのままの形で受け取れなかったことを申し訳なく思う。
二通目は、知らない相手───墓守という役割をもった彼から。
彼女の知らない機械が、広い世界で稼働していることをまた知れる。
少しの間を置いて、三通目が届いた。
ニンゲンを探している掃除機の彼からだ。
目を細め口角を上げて、彼女は微笑む。
返事を書くべく彼女は通信用端末に手を伸ばした。
日課は、明日はお休みにしよう。そう決めて。]
(32) zmmr 2024/05/19(Sun) 11:48:06
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