26 ― 境界の先への手紙 ―
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潮水を避けつつ 漂流物を見つつ
流れ付きの岩場(と名付けた)に 足を運ぶ。
"混沌"を漂っていた頃は
ほとんど意識も自我もなく、ただぼんやりと開いたままの眼球に映ったものが今思い出されるだけだった。
恐らく奇跡だったのだろう。作家の体内に残っていた特殊能力が液体状のものを操る力であったこと。滝の水と混ざり合い、その肉体をふやかしたこと。能力が液状の体を維持し続けたこと。妄執にも近い感情が今なお泥のような不純物だらけの体を維持し続けていること。
これほど多種多様なものが漂っていたともなれば、漂流中にぶつかって、自分の体に入ってきたものもいくつかあるだろうが今となってはもう何が自分を構成しているのかもわからない。
様々なものを拾い上げる。いろんなものを拾い上げる。
要らなくなったもの、終わったものは自分の仲間だ。
(56) sleepsheep 2024/09/29(Sun) 08:36:04
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