26 ― 境界の先への手紙 ―
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リージョン・根源倫敦/エレメンタルロンドン
この
古き良き街への渡航及び、この宿への宿泊については事前に関係機関に届け出ていたから、メール・トルーパーズが俺宛ての手紙を客室に先回りして置きに来たこと自体は然程驚くことじゃなかった。
だが、手に取ったその封筒に乾いた泥のようなものがついていた――泥で糊付けされているような痕が見えたものだから、俺はつい、誰かさんのことを思い出しちまったんだ。
パンパス・コートに居た時に届いた“本文”だけの手紙とは、まるで違う装丁だったってのにな。
「ガード、……なのか?」
封蝋を砕いて確かめてみたその中身は、丁寧に折りたたまれた便箋。裏側に何の物語も記されちゃいない、本当にごく普通の手紙のような便箋だった。
けれどもそれを開いてみれば、その文字の形と粘性のある色合いは、確かに俺が想像した通りの送り主を示すもの。
ただその文遣いは、以前の手紙よりもこなれたものになっていた。
(111) sakanoka 2024/09/30(Mon) 17:46:26
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