26 ― 境界の先への手紙 ―
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[印紙や便箋の絵柄は、彼女の想像の助けとなっていたらしい。
一本線が引かれた言葉は、いつかを諦めてしまっている事を感じさせた。
“いつでも来て構わない”と言えればいいが、そのような事は言えない。
コルデリアは手紙を書くのも大変なのだから。
かつては開けた場所もあったが、今は夜と朝の継ぎ目も忘れられてしまう程に見える景色の変わり映えのない半地下にある家で、森と死の香りの中で生きている。
病は人の心を弱らせるというのに。
珍しい花の咲く小高い丘に弁当を持っていく少女の姿を思い浮かべる。
顔も、年齢も、声も知らない相手だ。
茫洋として、霞のように像を結べない。]
(132) 蒼生 2024/09/30(Mon) 23:49:16
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