26 ― 境界の先への手紙 ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
[労いの言葉への感謝の言葉には苦笑を浮かべる。]
……少しだけ、視線が近いだけだよ。
[男が人間に比較的寄り添った考えを持つのは、放逐時代があったからだ。
宿代を払えない時には人間の家の馬屋に泊まらせて貰う事もあった。
当時は知らない事ばかりで好奇心の方が勝っていたが、人家が穴の修繕をする事も出来ずに寒さで凍えそうになる事を知り、物乞いが腹を空かせたまま藁を被って身体を丸める姿を間近に見た時期でもあった。
妖魔の身体は丈夫で、同じ事をしてみても体にかかる負担は少なかったが、ろくでもない山主が人間の上に立った場合の人間の生活の影響を知った。
それは、公子の立場のままであったなら知識を持っていても、決して体験する機会がなかった事。
──けれど、あくまで近い体験をしただけで、人間と同じ立場になったとは言えないだろう。]
(135) 蒼生 2024/09/30(Mon) 23:51:14
[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る