26 ― 境界の先への手紙 ―
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鞄をコンテナの中のベルトの一つに固定し、移動中に動き回らないようにすれば、これにて準備は完了。
ゆっくり閉まるコンテナの戸を見ていると、はるか向こうに静寂の海が見えた。今日も静かな、しじまの海。いろんなものが流れ着く。今日も小瓶は波に砂浜に乗る。
…ん?小瓶…? ……お手紙?
ごごごごごッと閉まり続けるコンテナの扉。
思わず腕を伸ばして、絡めとるように小瓶を掴んで引き上げる。
グルンっ!!!という音が立ちそうなほど飛び跳ねた小瓶がコンテナ内に着地したと同時に、ガチャン!とコンテナが閉められたのを理解した。
古びた鞄の表面には、光るキノコの胞子が移っていて
それが手元に残ったそれが
間に合ったのだと、理解させてくれた。
縦型の封筒。小舟の印紙。
流れ着いた。流れゆく。
混沌の海にともに漂う同舟の友。
(237) sleepsheep 2024/10/02(Wed) 12:43:05
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