26 ― 境界の先への手紙 ―
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リージョン・エンデ
――ひでぇ変わりようだな、こりゃ。
トーチバードのフロントガラス越しに覗く景色は、俺が知るエンデからかけ離れていた。最初から分かっていたことではあったんだが、言うまでもなく、実際に目にするとなると流石に実感が違いすぎた。
もはや人類の痕跡なんて無かったことになったかのような樹木の海の中、辛うじてシップを停泊させられそうな一帯へと、トーチバードの“
鳥の脚”を降ろす。
俺は周囲の状況をモニター越しに確認してから、極力肌の露出を抑えた作業スーツとマスクとを纏い、クロウと共にシップの外へ出た。
流石にクロウも、あの烏色の羽のおしゃれ帽は今回は船内に置いてきている。
いかにも人を迷わせるような緑の“終焉”の地だが、それでも通り道らしきルートが辛うじて見えるのは、メール・トルーパーズ辺りが道を拓いてくれたお陰だろう。
“珍しく”木々の侵食を受けていない、さながら獣道めいた通り道を辿って、俺らは先を急いだ。
(264) sakanoka 2024/10/02(Wed) 18:10:04
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