26 ― 境界の先への手紙 ―
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“突然変異を起こしたエンデの大樹は、
人間を養分とすべく侵食をはじめていった。
生きた人間が数を減らしていくにつれ、
得られる養分が大幅に減ったことで、樹木の進行は
穏やかになっていった模様。”
これは、ハルガハラの端末から得た情報のひとつだが――ああ、この“獣道”が侵食を受けない形でそのまま残されていたのは、外部の者が帰り道として切り拓いた道だったからだ!
つまりそこに生きた人間である俺が入り込めば、たとえ小さな獲物であっても、植生は再びその養分を摂りこもうと侵食を再開するってことになる。口元や皮膚からの呼気が植生を刺激している可能性を鑑みれば、肌の露出を抑えたのは正しかったんだろう。
まだ俺がここに来たばかりってこともあってか、幸い、木々の動きは本当に緩やかだ。だが――。
無機物であるクロウに背後を任せる形で、留まることなく駆ける。
万が一に備えて、鞘入りの状態で佩いた“燃える刀”の柄に、いつでも抜けるように片手を添えて。
(266) sakanoka 2024/10/02(Wed) 18:14:03
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