26 ― 境界の先への手紙 ―
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その日もリジェットXはいつもと変わりはない。
ベアーは畑の草を採り、温室にある苗に達に水をやっているし、ゼラチナスは体の不純物を取り除くメンテナンスを受けている。
マチェットも研究員の手伝いで実験データを精査をし、定期船が来た時には丁度手が空いていたので研究員の代わりに荷物を受け取った。
通販会社の箱に学会の封筒、食料配送サービスの箱、そして自分宛の手紙。
マチェットはそれぞれの宛先の部屋に届いたものを置いていく。
そして自分の部屋にも。
結局、その日マチェットが手紙を読めたのは日が傾いたころだった。
ペーパーナイフで開封し、中の手紙を取り出して目を通す。
いつもと同じ品のいい便箋。
文章を読むたびに、マチェットは
――ああ、この人は誠に善き人だ。
という気持ちになる。
(296) tanuki 2024/10/02(Wed) 23:30:57
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