26 ― 境界の先への手紙 ―
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「 ゴホッ、── は、い
コルデリア、です、マーチェンド、さん 」
もうひとり別の声がした気はするが、
彼以外にも誰かが来ているのだろうか。
蚊のなくような息も絶え絶えの声で、
やっと、それだけを話して伝えて。
持ち上げるならば、抵抗することもない。
痩せ細った手足は存外軽々と持ち上がるだろう。
時折身をかがめて咳込むが、どうにか落ちぬよう
掴まろうとする気概は有ったようだ。
(322) uiro 2024/10/03(Thu) 03:11:27
息も絶え絶えな声での咳交じりの返答>>322からも、目の前にいるこの人がコルデリアであることは間違いない――ああ、別の誰かの幽霊なんかじゃあない!
やつれやせ細ったその人を持ち上げるのは俺の腕でも(冒険者ばりの屈強さはないんでな……)容易かった。衰弱した身なりにコルデリアに抵抗されることも考えていたが、実際にはそれもなく。咳き込みながらでも、ちゃんと背に捕まろうとするような力は感じ取れたさ。
そのまま、俺は一目散に退路を辿って駆け抜ける。
背後からはクロウのホバー音。それよりも近くで耳に届く、風吹くような喘鳴。
それらよりも幾らか遠く――けれども周囲一帯に、木々の枝葉や根の動きと思しきささやく音が、迫る。
(324) sakanoka 2024/10/03(Thu) 08:11:10
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