【秘】 不眠不忘 ソウルキス > 武器商人 コープスリバイバー

[死に物狂いの息遣いが項を熱く撫ぜる。補食される寸前の様な構図にぞくぞくと背筋が震え、焼き切れそうな脳が押し寄せる多幸感に満たされる。
思考と末端が乖離し、四肢がろくに言うことを聞かない。頭ではなく身体で記憶した彼の形にただひたすら追い詰められ、顔をぐちゃぐちゃにしながら善がり狂った。]

　だして、っ　う　あっ あッ　あ……ぁ────

[もはや何処を弄られても気持ちがよくて、とりわけ感覚の鋭い胎内に埋め込まれたものが脈動するのを感じた途端、鋭い電流が背筋を駆け上がる。跳ね上がった下肢の先で無意識に指が開き、その隙間が汗でてらてらと光っていた。]

　っはぁ…… んぅ　っ　ふ…はあっ……
　　…こ、ぷす、……ん…　ふふ……

[余韻に晒されるがまま、熱い刻印が数度に分けて腸壁に叩き付けられる。深く咥え込んだ屹立が脈打つのと同時に、実を結ばぬ種を植え付ける様に。
その温度だけでまた軽く窮めそうになるから、ゆっくりと下腹部に力を込めながら屈強な身体の下で微かに藻掻き始める。絶頂後の陶酔がお互い醒めてしまう前に身体を返せば、泣き濡らした顔で彼を見上げた。

乱れた前髪。汗ばんだ胸元。ふたり理性を溶かして、体裁をかなぐり捨てた荒々しい交わり。それに似つかわしくないくらい穏やかな眼差しで彼を見詰め、愛おしげに首筋の紅い刺青を指でなぞった。筈だった。]