26 ― 境界の先への手紙 ―
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さて、もしもウィル君が、
人情の表現をもっと上手くできたなら――
最終的にノックス君に対して盛大に恩を仇で返してしまう、
なんて悲劇には陥らなかっただろうが、
読者の側は「面白みに欠ける」と溜息を吐くだろう。
とはいえ、ウィル君が本当に、ノックス君との
ドタバタでないハッピーエンドを望むならば、
読者の目など気にする必要は何もないだろう。
そもそも読者というものは、ウィル君たちと
同じ舞台上には立っていないのだからね。
もっとも、物語とその読者とが、必ずしも
完全に切り離された場所にいる訳でもないことは、
わたしや妖しのコルンバが、ウィル君の顛末を
他人事として突き放せないことが示す通り。
誰かの生涯にとっての教訓に、癒しに、
或いは生きる支えになるのもまた、物語なのだから。
(-150) sakanoka2 2024/09/29(Sun) 14:55:33
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