26 ― 境界の先への手紙 ―
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貴方達と私達とでは時の流れが異なるのだと思うようにしている。
横たわる時が長い為に、変化の訪れるのも遅いのだろうと。
私達の事は山と同じだとでも思えばいい。
天災や、第三者の手が加わらなければ、そう変わるものではないだろう。
確かに私達にとって、貴方達の生は短いな。
けれど、貴方達は私達にはないものを持っている。
その一つに、機械を生み出した事が挙げられよう。
技術の進歩は目の回る程だ。
誰も彼もというわけではないさ。
貴方はお気に入りだからな。
どうかその身を大切にして欲しい。
(-317) 蒼生 2024/10/01(Tue) 20:40:36
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