
3 ― 星見る手紙 ―
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[最後に書かれた文を目で追う。アルカディアで公演された演目が、そこには記されていた。僕は少し笑って、一人、言葉をこぼす。]
僕は最初の荒野に出ました。貴方はどうですか。虹の麓まで、たどり着けそうですか?
今、僕は、貴方がただの青年であってもいいような気がしました。平凡なただの青年でも。
それでも貴方は、虹の麓まで旅するんでしょうか。
こんなのは、僕の我儘だな。貴方に主人公であってほしいと願ったのは、他ならぬ僕なのに。
貴方でも、書き損じるんですね。真っ黒で、穴も空いてる。ちょっと、親近感を感じます。
ちゃんと読めない。これは、手紙に書くべきかな。
文才や文章の拙さについて言及していたけれど、貴方の文章は思いやりに満ちていて優しい。僕はそれだけでいいと思う。
[そっと手紙を封筒に戻した。文才がないとも思わないし、拙いとも思わない。
ただそれ以上に、僕に対する思いやりでいっぱいの手紙だったと思う。
彼がとても優しい人だということが、手紙から感じた確かなことだった。]
(168) Shadow 2023/01/21(Sat) 01:19:41

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