星狩りの国-暁の街-


32 天使と悪魔R〜パイも恋も焼けます〜


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【独】 大学院生 ユスティ

ユスプラ-ユスティの苦悩編-B

充実した感覚に満ち溢れ、海を眺めながらひとり巻いた葉を吸う。甘ったるい香りが、今は地獄に落ちた人間どもの不快な性の臭いを消してくれればいい。確かに暴力的な快感で満たされたはずなのに、僕はプラムに知られることを、ひどく恐れている、そう自覚させられた気がした。
「……大切にしたいと、確かにそう思っているんだ」
肺に入れた煙が、少しだけ心をほぐした。

鳩色の空の東側に、少しの光が見え始めた頃、プラムと暮らすコテージに戻った。
「おかえりなさい、ユスティさん」
まだ寝ているだろうという予想とは裏腹に、プラムははっきりした声で僕を迎えた。
「コーヒーでもいれましょうか?それとも少し眠る?」
でもユスティさんは、どのみち食べてからですよね、と知った口で卵やウインナーを焼いていくプラムの背を、無言のまま抱きしめる。
「なんですか?ユスティさん、火傷してしまいますよ」
ふふ、と笑いながらこちらを向いたプラムに口付けた。"愛してる"そんな言葉は、この男の前では言えない。それは僕が永遠に理解し得ないはずのものだから。
「……どうして、」
「……?どうかしましたか?」
どうして、君は人間で、僕は悪魔なのだろう。
「いい香りがするな」
「そろそろウインナーも焼けてきましたからね」
ユスティさんはたくさん食べるから、十本も焼いているんですよ。
そう笑うプラムは、僕の香りには触れることはない。(終

(-350) iris_jnr 2024/12/31(Tue) 23:35:06



情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


[抽出解除]

← ↓ ■ □ フィルタ

生存者 (5人)

サモエド
1回 残--(3)
ガニュ
1回 残--(3)
テンガン
3回 残--(3)
フレーヴェ
1回 残--(3)
アマレロ
1回 残--(3)

犠牲者 (3人)

ゲイザー(2d)
0回 残--(3)
プラム(3d)
6回 残--(3)
モリス(5d)
2回 残--(3)

処刑者 (4人)

コートレット(3d)
3回 残--(3)
ユスティ(4d)
0回 残--(3)
オレガノ(5d)
0回 残--(3)
アレクシス(6d)
0回 残--(3)

突然死者 (0人)

見物人 (0人)

発言種別

通常発言
独り言
囁き/共鳴/念話/雄叫び
死者のうめき
秘話
アクション

一括操作



(0.164 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
当サイトは日本国内専用です。
海外からの操作・閲覧は保証しかねます。
管理人 by milk_sugar/Yuchica
副管理人 by マオ
星狩りの国告知用Twitterアカウントはこちら
副管理人連絡用Twitterアカウントはこちら