
32 天使と悪魔R〜パイも恋も焼けます〜
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プラム視点2
何もせずに待つことができなくて、朝ごはんの準備をしていると、ガチャリと扉が開いて、私の神様が帰ってきた。
「おかえりなさい、ユスティさん」
声は震えていなかっただろうか。
「コーヒーでも入れましょうか?それとも少し眠る?でも、ユスティさんはどのみち食べてからですよね」
忙しくソーセージなんか焼いてるフリをして、ユスティと目が合わないようにしていると、後ろから抱きしめられた。
すがりつくような様子にふわり、と今まで嗅いだことの無い匂いがかすめる。
なんでもないフリをして、言葉を続けた。
「なんですか?ユスティさん、火傷してしまいますよ」
いつもの笑顔、そう私にはできる。言い聞かせてユスティの方を向くと、口付けを落とされた。ああ、幸せだ。私の神様が戻ってきた。
「……どうして、」
「……?どうかしましたか?」
何も言わなくてもいい、私のところにさえ帰ってきてくれたなら。
「いい匂いがするな」
「そろそろウインナーも焼けてきましたから」
ユスティさんは沢山食べるから、十本も焼いているんですよ。
私の顔はきちんと笑えていただろうか?
(-360) Yasu070602 2025/01/01(Wed) 00:23:46

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