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隣村から聞こえてきた噂。
人狼と言う名の人の姿をした獣が、夜な夜な村人の血肉を啜ると言う。
村人達は顔を合わせ、それぞれの身を案じ始めた。
1人目、 崩壊都市 □□□□ がやってきました。
崩壊都市 □□□□は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
…西暦3XXX年。
人類は科学と工学、そしてその叡智を駆使し、
大いなる発展を遂げていた。
しかしそれとは引き換えに、
彼らが棲まう地球の自然の神秘は暴かれ、
無限にも見えた資源は有限へと変わっていった。
文明の終わりが目に入りそうな今、
それでもなお、人類は生き続けることを望んだ
枯れ果てる前の地球を救うことを選んだ
そのために、地球の頂点に立つために、
今日も馬鹿げた戦が繰り返される。
ここに2つの国がある
1つは、機人の国ヴァルハラ。
工学の力を頼り、鉄の身体と機械仕掛けの動力が、
人類の価値を強く高く押し上げた。
1つは、改人の国メトロポリス。
自らの身体にこそ意義を持ち、科学が入り交じる血と鋼に強化された心臓が、人類を新たな段階へと進化させた。
今、最も地球の頂点に近いこの2つの国は、
足りない寿命を継ぎ足すために、
今日も今日とて世界を巻き込み、
命の火花を散らしていた。
互いが互いを食いつぶし、血と歯車が飛び散る。
飽きもしないで繰り返される諍いが、
今日も誰かの
互いを悪と決めつける論調。
巡り巡って自らに返る損害。
誰も彼もが楽しんで、
誰も彼もが疲れきった頂上戦争に向かって、
ふとした時に誰かが言った。
村の設定が変更されました。
キャラセット: Valhalla メトロポリス
…ある朝のこと、機人の国と改人の国で
大きな大きなニュースが流れた。
『……○○月○○日未明、-----軍は、
ヴァルハラ国軍/メトロポリス国軍との交戦を無期限に停止し、和平条約を結ぶことを決定いたしました……。
それに伴い、現在国交を停止しているトループ国とも、
1〜2週間後には国交が再開される見通しとなっております……』
ありとあらゆる報道機関がせわしなく働き、
ありとあらゆるメディアと通信端末が、直接国民達に情報を届けてくれたことだろう。軍の代表が大きく映し出される。
2人目、 メトロポリス軍副官 グノ がやってきました。
メトロポリス軍副官 グノは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
これまで我々は、この地球がより長く生きられるよう、
そして人類にとって優しい世界となるよう尽力してきました。
それこそがこの国、そして人類の未来に繋がると信じてきたからです。
しかしそれは、この地球の自然体な生命があってこそ。
我々の技術で健やかに育まれてきた自然は、
より広く、より多くに傳えられるべきであり、
それは我々の技術だけでは成り立たないと、国は判断致しました。
今、世界は終焉へと向かいつつあります。
我々人類の未来のために必要なのは、
かつて啀み合ってきた隣人を赦し、
手を取り合うことにほかなりません。
これまで我々は、この地球がより長く生きられるよう、
人類にとって優しい世界となるよう尽力してきました。
それこそがこの国、引いては人類の未来に繋がると信じてきたからです。
しかしそれは、この地球の自然体な生命があってこそ。
我々の技術で健やかに育まれてきた自然は、
より広く、より多くに傳えられるべきであり、
それは我々の技術だけでは成り立たないと、国は判断致しました。
今、世界は終焉へと向かいつつあります。
我々人類の未来のために必要なのは、
かつて啀み合ってきた隣人を赦し、
手を取り合うことにほかなりません。
3人目、 ヴァルハラ軍参謀長 オールドパル がやってきました。
ヴァルハラ軍参謀長 オールドパルは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
我々は、人類の存続のために多くの犠牲を払ってきた。
国民の命だけではない。我々自身はこれまで積み重ねてきた
叡智と技術により損害は少ないが、
周辺国への影響、資源採取事業やを通しての地球環境や生態系の破壊等…長きに渡る戦いによって疲弊したものも多い。
本来我々の技術は人が人として生きるために使われるべきものであり、
引いては人を人として生かすために用いられるべきものだ。
世界が終焉へと向かいつつある今、我々が成すべきは殺戮ではない。
この国の、いや、人類の未来のために国民たちにはこの決定を受け入れてほしい。
我々は、人類の存続のために多くの犠牲を払ってきた。
国民の命だけではない。我々自身はこれまで積み重ねてきた叡智と技術により損害は少ないが、周辺国への影響、資源採取事業やを通しての地球環境や生態系の破壊等…長きに渡る戦いによって疲弊したものも多い。
本来我々の技術は人が人として生きるために使われるべきものであり、引いては人を人として生かすために用いられるべきものだ。
世界が終焉へと向かいつつある今、我々が成すべきは殺戮ではない。
この国の、いや、人類の未来のため国民皆が
この決定を受け入れてくれることを願う。
『…この選択が、より良い我らの技術と未来に繋がる…』
…彼らのスピーチの映像は、幾度となく流される。
軍に所属する者たちには、軍事施設の中で直接そのスピーチを聞くことができるだろう。
あるいは…彼らに近しい地位のものならば、その本音を聞くこともあるかもしれない。
ともあれ、今日も街は動き出す。
工場はいつも通り稼働するし、AIはいつも通り起動する。
街の清潔を保つ機人は、その腕でゴミ処理作業を始めるし。
遅刻しそうな改人は、パルクールよろしく街を駆け回る。
ただいつもより、少しばかり気が抜けるだけ。
村の設定が変更されました。
村の説明
村の設定が変更されました。
村の説明
/*
役職希望:役職希望有効
【あなたは人狼を希望しています。
ただし、希望した通りの能力者になれるとは限りません。】
表情差分化もオーケー。グノチェックOK
ヴァルハラ軍参謀長 オールドパルは、C国狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
【あなたはC国狂人を希望しています。ただし、希望した通りの能力者になれるとは限りません。】
オールドパルもチェックOK。
NPCの配置については問題なさそうだな。
では、次は村の設定項目にミスがないかの確認に移ろうか
/*やらかしましたわよ…突然死の仕様については完全に頭からすっぽ抜けてた…
ポンコツ村建てで申し訳ない…申し訳ない…けどここまで来たから…なんかこういい感じによろしくお願いします…(いい感じに)
/*
機械音声になったり火星人になったりしてますがらどうやればこれの表記が固定されるか分かりません。なんとなくランダムで名前変化してるくさいので、頑張って機械音声を狙います
4人目、 偵察兵 アロール がやってきました。
偵察兵 アロールは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[相手は例え国が違えど、信仰するものが違えど。
同じように歩み、食し、感じるヒトである。
どれ程美しく形容しようと、自分がしたそれは殺人に他ならない。
その事実を理解しているからこそ。
どう理由付けしようと覆らないと思うからこそ。]
(人を殺す理由を求めたら、自分の罪から目を逸らすことになる。
我ながら難儀な性格をしているな、と浅く息を吐く。)
[自分の行動に “正義” を覓めるほうが、息をするにはずっとずっと楽なのに。]
5人目、 国家機密警察 ジェイド がやってきました。
国家機密警察 ジェイドは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
────深夜、
機人または改人の強化された視界でないと見通せぬ深い闇の中、
パワードスーツを装着した数人が、獲物を行き止まりに追い詰めた。
銃口を向けながら、取り囲みの真ん中から一人が一歩前へ出る。
「これ以上は逃げられないよ?
観念して捕まってくれないかなぁ」
「罪状は、わが国への不法侵入およびスパイ活動容疑。
大人しく捕まって、洗いざらいぶちまけてくれたら
命は保証するけど、どうする?」
音声に合わせて、機械の装甲に覆われた口元が点滅する。
敵国の君にはどう映ってるんだろうね?この後に及んでも、忌むべき技術の結晶に見えたりするのかな?
スパイにこんな問いかけは無駄だと思うけど、これまでの逃亡劇で自害を選択しないあたり、まだ生け捕りの可能性はゼロではないか?
あるいはここまで誘い込んでから自爆する巻き込み型だと困るけど、……って、
「おおっと、やっぱりそう来たか」
手にした
「ダメだ停まってねぇ、散開!!」
いくらパワードスーツで強化していても、爆風は防げない。
全員がその場から散り散りになって退散して、何とか身を隠せる場所へ辿り着いて身を伏せた瞬間、───周囲一帯が吹き飛ぶ爆発が起きた。**
6人目、 泥人形 クレイ・D・カナリー がやってきました。
泥人形 クレイ・D・カナリーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[例えば、流れた血が、海のようであれば良いことを知っていて。
例えば、鉄クズの山は大きれば大きな程良いことを知っていて。
そんなことが人生の中で当たり前だったとして、
けれど、明日からその何もかもに意味が無いことを告げられたとして、
その時自分達は、どうやって生きていけばいいのだろう。
硝煙しか知らない者は、これから何を選択すればいい。
だからソレしか知らない自分達は、きっとこれからもソレを選択し続ける。
そんな、子供すらも笑い飛ばしてしまいそうな、
言葉だけの実感のない平穏。]
[首を、さする。
ひきつった傷だらけの肌に、黒い手を添える。
新兵の時期はとうの昔に過ぎたが、老兵と呼ぶには若すぎる。
師は既に居らず、上官も部下もなく、固定の相棒も居ない。
軍属のようで軍属ではなく、一般市民ですらもない。
鋼の機体で戦場を駆ける男は、傭兵と呼ばれる身分に身を置いていた。]
[首を、さする。
それは癖に近い。
立て襟に隠れた首元には、大きな傷跡が一つ。
真横に一閃、傷跡も美しく割かれたソレは、改人が男の声を奪い取った時に付けられた物だった。
声を失ってからも、傷がふさがってからも、まだそこに何か残っているような気がして。
時折引っ搔くよう爪を立て、失ったことを再確認する。]
『…ザッ、
――交戦の無期限停止、』
[それはノイズ交じりの声。]
『和平条約の、決定?』
[元の声をできる限り再現した、バッヂ型の小型人工声帯から、ザラリとした音声が漏れる。]
[昨日今日で争いが簡単に終わるようなら、こうはなっていないだろう。
現在までの歴史がすべてを物語り、笑う男の肩が揺れた。]
『ザ、ザリ…、
ザザッ、ザ……』
[揺れて、
笑い声の代わりに、質の悪いノイズを吐き出す。]
[スピーチで垂れ流されている言葉を飲み込む気にはなれなかった。
それに、世界が急に変わったとして、自分と言う傭兵は簡単に変われない。
和平条約の結ばれた平和な世界で、
血と鉄クズのために命を懸けるのだ。
硝煙とともに駆ける生こそが、
自分を構成するものだったのだから。]
『ザ、ザザッ、
綺麗ごと、を』
[納得していない奴の方が多いだろうに。]
『口先だけだと、
そうは思わ、ないか』
[嗚呼、なんて馬鹿馬鹿しい。
目を伏せながら、そう、静かにつぶやく。
手は首に伸びたまま。
まるで己の首を絞めるように、欠けた物をかき集めるように、爪を立てた。*]
[その日は、運が悪かった。
雇われ任務中、メトロポリスの改人数人と不意打ちでエンカウント。
タイマンまでこぎつけたものの、残った相手はいわゆるエースなる存在だったようで。
隙をつかれ、懐に潜り込まれ、コクピットを守る鉄板をアッサリとはぎ取られた。
そうなればもう、そこに在るのは生身の自分だけだ。
その後、内側に備え付けてあった銃器で応戦。数発相手に撃ちこんで、ダメージを与えた。……ように思う。
代償に首を掻っ切られ、血の海に沈んだ自分を置いて、メトロポリスの改人は去った。
いや、元々首を掻っ切り、致命傷を与えることを目的としていたのかもしれない。
無様なものだが、運よく機体ごと回収された自分は声を失い、人口声帯をつけ、今も生き延びている。
忌々しい事件ではあったが、あの美しい一閃が、脳裏から離れない。
夕日を背負った逆光に浮かぶシルエットが、
焼き付いたかのように、未だ。**]
7人目、 虎視眈々 サファイア がやってきました。
虎視眈々 サファイアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
大事にしろよ。おれが救ってやった命だ。
[そう言って、何人呪ったろう。]
「──先生、せんせい。
先生に生かしてもらった命なのに、すみません。
でも、だから先生にお返しします。」
[そう言って、何人呪って逝ったろう。
勝手にやったことだ。おれも、お前たちも。
誰も助けてくれと、願った訳じゃない。
──今になって、時々おもう。本当はあのとき──…]
……今のは?
《ヴァルハラ国のパワードスーツのアーム部分です。
よく確認の上、狙撃するよう注意してください。》
そりゃ悪かったな。
でも、アッチにいりゃあなんだって敵だろう。
《そう言って、先日自軍の頭を撃ち抜きました。》
まー、ありゃあアレだ。ウチの脱走兵だ。
[脳内で単調な声音で話す人口知能と会話をしながら、強化されていない耳を守るための耳当てを外して、無造作に広げた荷物の上に放った。
そろそろ、見張り番の交代時刻になる。──であれば、一足先に見張りをやめたって文句は言わせまい。]
[この場がすっかり膠着状態になってしまって、もう随分と長い。
もちろん、戦争自体とどちらの方が長いか、と云われれば当然戦争の方だが、いい勝負なんじゃないかとすら思う。]
…あーあ、パンが食いてェなァ。トループのクソカチコチなパン。
顎が鉄じゃねェと食えねェだろってぐらいの、スープに浸したって硬いバカの食いモンのアレ。
[昔、まだ国交が断絶される前にトループで食べたパン。
あまりの堅さに歯が割れた友人の顔を思い浮かべながら、先ほどアームを撃ち抜いたパワードスーツが一旦後ろへ下がるのを、ギュルッと背後を向いた左目で見て、男は交代の時間までサボることに決め、そこらへ適当に担いでいた銃まで放った。]
《──ピピッ。》
《本部からの伝達を受信。
発信者;グノ 受信を承諾。音声を開始します。》
オーイ、まだなぁんにも言ってないんだが?
[悪態をつきながら、直接流れ込んでくる音声に意識を傾ける。]
[もたらされた情報]>>#4
[語られる言葉]>>1>>2
[そのどれもが、嘘くさくて──香ばしい。]
無期限の休戦ね。そりゃいい。
あとでさっきのヤツに謝ってやらないとな。
スーツ壊して悪ぃなァってよ。
[意地の悪い声音でそう言って、返事をしない人工知能に男は肩を竦めた。**]
/*
こんばんは、キャラチップ予約で中身が透けるタイプのひとです。
サファイアが久々に使えて嬉しいです。
いつも通り、設定が分厚すぎて文字数行数制限と喧嘩をしました。
設定の分厚さでも透ける気がします。癖ありコアタイムですが頑張りますよろしくお願いします。
[…スピーチやニュースの放送が終わった後、しばらくして軍事行動の停止命令が軍各位に伝えられていく。
国内の軍事施設にも。膠着状態となった戦場>>25にも
撤退命令が出されることで、次第にもといた国へと戻されるだろう]
皆様。お疲れ様でした。
これまでの国への貢献に感謝します。
大丈夫、これまでの戦いは決して無駄にはなりません。
貴方達は大義をなしたのです。それを誇りなさい。
今はしばしの間、その身体を休めてください。
[軍内で新たな司令が出される。しばしの間身を休めろと。]
[副官は平等に大義を労い、
各兵の上官からは休戦中の休みについての
指示などが出るだろう]
/*
どうしよう……エースの座をとってもいいかな………
でも僕はしがない偵察兵……
でもめちゃくちゃバチバチに不縁故結びたい……悩む……
[凪いだ心で淡々と敵を屠る。
敵を殺すのに理由などいらなかった。
既に戦争の理由なんて、はるか昔に曖昧模糊になっている。
その中で理由を求めるほうが馬鹿らしい!
(そう、自分に言い聞かせて)
強化された筋力でブレードを手足のように動かし、
敵に一閃を見舞う。]
[傭兵というのは良い。
何にも縛られることなく、好きなようにやれる。
軍人にように上官の顔色を伺う事も、一般市民のように翻弄される事も無い。
完全戦闘用にチューニングされた、やや大ぶりな機体と共に戦場を駆けてゆく。
主な取引先は軍であったり、それに盾をつく小さな一般組織、すれ違いから生まれた内乱であったり。
兎に角、金を積まれれば何でもやる。
交渉の結果途中でターゲットを切り替えることもありはしたが、メトロポリスに靡いたことは一度も無い。
露払いの使い捨てと配置されることも在りはするが、腕は良い方だと思う。
ギブアンドテイク、金を積まれている間は確実な成果を約束する。
軍の中には自分の存在が気に食わない者も居ただろうが、傭兵などそういう物であると割り切っていた。]
[傭兵というのは良い。
何にも縛られることなく、好きなようにやれる。
軍人にように上官の顔色を伺う事も、一般市民のように翻弄される事も無い。
完全戦闘用にチューニングされた、やや大ぶりな機体と共に戦場を駆けてゆく。
主な取引先は軍であったり、それに盾をつく小さな一般組織、すれ違いから生まれた内乱であったり。
兎に角、金を積まれれば何でもやる。
交渉の結果途中でターゲットを切り替えることもありはしたが、メトロポリスに靡いたことは一度も無い。
露払いの使い捨てと配置されることも在りはするが、腕は良い方だと思う。
ギブアンドテイク、金を積まれている間は確実な成果を約束する。
軍の中には自分の存在が気に食わない者も居ただろうが、傭兵などそういう物であると割り切っていた。]
[金払いのいいお得意先の軍へ、簡易的なメッセージを送信する。]
『アレは、
大型作戦への布石か何かか?』
[アレとは、垂れ流されているスピーチの事。
布石で無いなら趣味の悪いジョークだ。
僅かな文字で、自分の為に探りを入れる。]
[次は、平和を望み、軍に対抗する国内テロリストたちへ。]
『どうやら俺は、
お役御免のようだ』
[よかったじゃないか、これがお前たちの望んだ平穏だ。
多少キナ臭くとも、軍上層部から望んだ言葉が得られた。本来の彼らにはソレで十分と思う。
だが、あのスピーチをきっかけに、何らかの炎が燃え上がる確率もゼロではない。]
『最後の仕事があれば、
いつでも引き受けるよ』
[別に平和を祝いに来たわけではない。
簡易的な営業を済ませ、泥人形と呼ばれた男は送信デバイスを閉じる。**]
[国家に尽くす秘密警察も>>9。
血と鉄屑に飢えた傭兵も>>18。
我が国には欠かせぬものだ。
表向き、軍が行えない汚れ仕事であっても、
闇の中で密やかに行ってくれるからだ]
[スピーチから程なくして、一通のメッセージが届く。>>35
喉を潰された土人形。だが戦いの場に声など必要ない。
重要なのは、如何に
『現在、発表されていること以外については
まだ開示することはできない。』
[作戦への布石かという問いには肯定もせず否定もしない。
だが、察しのいい傭兵ならその意図は汲み取れるだろう。
開示できない『何か』があるのだと]
[メッセージは続く]
『ただ願わくば、
"この一時の平和が崩れないことを祈っている"。
国内の反乱分子やメトロポリスのスパイ
憂慮すべきことは多々あるだろう。
警戒するに越したことはない
我が軍は、君のことを高く買っている。
"我が国の平和のために"、良い働きを期待する
以上 』
[
この仮初の平穏をまもるために、
闇に葬られるべきものは多数ある。
依頼にも満たないそのメッセージは
【次】が来るまでの平穏を保てというメッセージ**]
8人目、 医療部隊 クラマト・シーザー がやってきました。
医療部隊 クラマト・シーザーは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
医療部隊 クラマト・シーザーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[この戦場が膠着状態になって、どのくらい経ったろう>>25。
前衛部隊はすでに接近戦を控え、銃撃や遠隔攻撃で対抗を始めている。
銃声が雨あられと降りしきる中、倒れた仲間を引きずって取り戻しに行かにゃならんのが、医療部隊の辛いところだ。]
…っ、おい、しっかりしろ…しっかり…!!
急所は外れてんだ、しゃかりき立てやボケナス…!!!
[潜伏と防御性能に特化したダークブラウンの外装越しに、
死体みたいに項垂れた仲間の体温を感じる。
外装ごと貫通させやがって、脱がせんの大変なんだぞ。
人の命を救う仕事だって聞いて入ったのに、
こんなブラックなんて聞いてねえ!!!とか、
頭の中は、お門違いな恨み節と悪態と愚痴で溢れてた]
[なんとか物陰から物陰へ。仲間を小脇に抱えてるせいで
余計に動きづらい。このまままとめて殺られる可能性もある。]
おい行くぞ…もうすぐ部隊が
待機するあたりまでつくから…
…っっっっ!!!!!
[微かにバチバチッと火花が飛び散った。
僅かに視線を後ろにむける。パワードスーツの
メインカメラを出力最大にして、ようやくそいつに行き着く>>23]
こ の 距 離 あ て る っ て …!
[その黒い肌と青い髪を見て、心底ゾッとする。
人間の姿を保ってんのに、普通この距離当てるか?
メトロポリスの奴らがもう俺には化物にしか見えなかった]
[そいつの狙撃に注意しつつ、何とか地を這い前に進む。
当たったのが外装だけでよかったと心底思う。
バチバチと音を立てる右腕は、肘から下への命令を無視した。
動けねえこいつを狙わないでくれよ…!と何度も祈る。
後衛部隊のもとに辿り着いたときにはもう汗だくで。
まともな思考はほとんどできなかった]
…あいつ…なんで撃ってこなかった…?
[もう一度やつの方を確認する。
どうやら、戦意はないらしいが…と思案する。
そこでようやく遅れて通信が届いた。>>#4>>1>>2
戦いは、終わったのだと]
……嘘だろ?なんかの冗談?
[しばらく、敵軍の方を見てにらみ続ける。
通信機器のハッキングすら考えた。
しかし、直に、軍上層部から直接撤退命令が出始める
…銃声はやんだ。代わりに撤退の足音が
バラバラと響き始め、俺も返されることになったんだ
武装を解除して、またさっきのやつの方を見る。
…武装のない目じゃ見えやしなかった。
眼鏡の度数を上げに行かなきゃなんねえな、と思った**]
/*
というわけで村建てです。うっかりぽんばっかしてて申し訳なさみ
頑張るよ、よろしくね。
いや〜〜〜それにしてもみんないい〜〜〜〜すごくいい〜〜〜〜!!!
ふわっっふわの村Wikiでここまで世界観広げてくれたり深み作ってくれたり、さいこーか…?
/*
アロールくんまじ幸せになってほしい。不憫かわいいの気配がする。
喪った大切な人のこと今も思ってる感じがせつなひ…>>6>>7
/*
サファイアとクラマトのあれそれが、戦争中って感じでとても良い。
しかも元医師×現役医師というやりとりが良い。
そういうのやりたいけど何も思いつかん。
でもサファイアを先生と呼びたい気持ちはある。
……で、アロールお前どうすんの?(ぁ)
[ヒトの身体とは、こうも美しくなれるのか。
地を駆ける脚、しなやかな四肢と共に舞うブレード。
ワンテンポ遅れて噴き出す自分の血液は、それを飾り立てる為の物とも思えた。
それが自分の、失った声の記憶。
無慈悲なものほど、美しいものはない。
なぜならば、無駄な物が削ぎ落とされ、洗練されているからだ。
些細な感情の味付けこそあれど、どの戦場でもそうだった。
こればかりは自分の知るところではないのだが、もしかしたらあの一閃は、相手から理由が抜け落ちて居るからこそ、猶更と美しかったのかもしれない。
生きて戦場に居れば、運があれば、またいつかあの美しい影に出会える気がして。
次はこちらが撃ち抜くために、些細な感情の味付けと共に武器をとるのだ。
>>30>>31>>32>>33]
[メッセージを送信したデバイスが光る。>>38>>39
受信を知らせるそれに気づき蓋を開ければ、そこそこの長文。ざっと目を通し、暫しの間思案。
やはり何かあるのだな、と、自身の中でそう結論付ける。]
『了解』
[自分に求められていることはよくわかった。そうして送信したメッセージは素っ気ない。
どうやら即廃業というわけではないらしい、まだメシの種に困らなさそうで安心した。
きっとやることは山ほどあって、死体も山のように積みあがるのだ。
水面下で絡み合う、無数のヒトの思惑に思いを馳せーー……、]
『ザ、ザリ…、 ザザッ』
[折角の平和条約であるからと、しばしの間休息をとる事にした。
閉ざされていたトループに顔を出すのも悪くはないだろう。**]
/*
おい私、何をしている。
土人形じゃなくて泥人形だ。何間違えてるんだ私!>>38
粘度と湿度が足りないではないかこれだと!!!!
(ごめんなさい)
[お前たちは、誰よりも人の殺し方を知っている。]
[何処をどう捻ってやれば、人間が死ぬのかを知っている。]
[何処をどう押さえてやれば、人間は息が止まるかを知っている。]
[我々はそれを知っている。]
[多くの人間を生かすために。]
[兵士となった君のその働きに、大いに期待する。]
[上官の言うことに不満はない。ひいては、国の言うことにも。
救うために生まれ持った両の腕で、今度は人を殺すんですか、と。
まだ軍医だった自身の部下に悲痛そうな表情で言われて、浅く笑った記憶は未だ近く思える。
ウロボロスとは、一体或いは二体で一つの環を作る竜の名である。
死と再生、完璧を冠するその竜の名を抱えた家は、当然のように医師家系となった。
メトロポリスの医療技術発展に多くの貢献をしたとされるウロボロス家の、その嫡男が軍属医になると知ったときの、両親の誇らしげな顔。]
[あなたの目は“不苦労”。
多くの人々の困難を容易く退けるための目。]
[お前の目は獲物を殺す猛禽類。
国に振りかかかる多くの困難を容易く退けるための目。]
[お前の手は、命を棄てるための手。]
[あなたの手は、命を掬うための手。]
おれが救ってやった命だぜ。
大事にしろよ。
[大きく変わった使いどころ。
死の淵から引きずり戻した患者にかける、最初の呪い。
今では、死が迫った同僚を弾丸一つで救ってかける、最初の呪い。]
[ウロボロス。死と再生の竜。その死を携える者。]
[──今は、遠く。*]
["仕事"の幅は広い。
軍についた際は、進行する軍隊その物の護衛であったり、敵陣地への単独潜入、軍が活躍する前の露払いなど。
国内ゲリラ側につけば、軍隊を強襲、捕虜の奪還、一部兵器の破壊、等々。
金の量で色好い返事をしたり、気分ではないからとしなかったり。
どちらにつく訳でも無かったが、強いて言えばヴァルハラが"より良い方へ向かう"選択をしてきたつもりだ。
金で動くロクデナシと言われようが気にはしない。
自分は組織等に属し、他者の選択を押し付けられたくなかった。
それだけの理由で、傭兵などというものをやっている。]
[大切なのはそう、メトロポリス相手の
国内での仕事は、機体を再起不能なまでに叩きのめせど、誰に付いても死人は滅多に出さない。
しかし相手がメトロポリスであれば話は違う。
斃す相手は十分理解している。お望み通り、"ヴァルハラの平和のために"働いて見せようじゃあないか。>>39
潰しても潰しても起き上がる土くれは、幾度傷を負ってもまだ其処にいる。**]
/*
>>49うおー、これいいなあああ。同じ目でも使用用途によって真逆のものになる。真逆の役割を割り当てられちゃって、二面性でてる〜〜〜って感じい。不真面目さにも繋がっててめちゃいいねえ
/*
>>52>>53クレイ
何でもやってくれるイケメン傭兵良き…もっとキル数稼いで♡(うちわふりふり)
>>54アロール
すごい虚ろな感じが可愛いね…。悪い女の操り人形になっちゃって…
そしてあとできっといっぱい苦悩するんだね…♡(ひどい
アロール君しあわせになってほしい
/*
お世話になっております
PL情報として、肩書の頭に【V】【M】【T】を頭に付けたいのですが、いかがでしょうか?
ー現在:ヴァルハラに向けて帰還中ー
[背後からぶち抜かれないよう、しんがり組に警戒してもらいながらしばらく歩く。
ある程度歩けば、軍事基地へと向かう大型輸送機体が何機か生きていたため、
キズが深いかつまだ生き残る余地だけはありそうな
負傷兵を載せて、中で手当しながら運ぶことにする。
当然ながら、俺様は治療のために乗り込む組。
機体内のチーム分け用のコンパートメントごとに
どんどん負傷者は放り込まれてく。
血の匂いとうめき声、バチバチという火花の音が
広がってくこの感じは、とてもではないが
言い表しようがない]
……こっからが本職なんだよお、俺様ちゃんをこんな風に使い潰しやがって…
[撃たれた右腕の状態を再度確認する。>>43
脳からの指示を飛ばすパーツが吹っ飛んだせいで、
肘から先が動かなくなってしまったらしい。まずはこの治療から。]
"Body:BloodySaesar Code:Take on."
[先程まで脱していたパワードスーツを、再び起動させる。
身にまとうスーツは、一瞬の起動音の後、
すぐさまクリアな視界を俺様に提供してくれた。]
"Care & Repair mode."
[左腕の外装から、スルリするりと糸のように小さく細い
マニュピレータが何本も伸びてくる。
指先の動きだけで操作するそれは、非常に軽く繊細で、
複雑な機体の奥の方にも簡単に手を届かせてくれた]
…俺様の左腕ちゃん頼むよぉー…
右腕ちゃんだけに任せて
サボらせるなんてさせないからなー…っ、と
[粉々になったパーツを入れ替えて、代替用の劣化パーツを少しずつ埋め込む。慎重に慎重に。あのときに比べたら大した治療というわけでもない]
ー過去:【泥人形】ー
[いつのことだったか詳しくは覚えてねえ。
だけど、少なくとも俺様ちゃんが既に医療部隊で
何回も治療に出てたときのことだ。
そんときから、救助に向かう人員が足りなくて、
救助部隊のバックアップという形で部隊に随行してた
…どこからか、爆発が聞こえた>>30
それから、刃物を使う戦闘音。>>31
センサーが拾った音はかなり遠くの距離のもので、
たどり着いたときにはもう、下手人の姿はどこにもなく>>32
残ったのは、通常のものより大きな戦闘機体と
中のコクピットで喉を切り裂かれた、男が一人>>20
致命傷なのは、火を見るよりも明らかだった
火よりも遥かに赤い緋だった。
『こいつか…上層部に雇われた傭兵だな。
金のために働くと有名な…』
[一緒にいた救助班は、若干やつに不信感をみせていた。
そもそも、傭兵を助けたせいで自軍兵を助けられなかったことも
多々ある救助班にとって、金のために戦う傭兵は気に食わないものなのだろう>>34]
……こいつ、見捨てるんスか?
[そう聞いた。助けるとはいうが歯切れは悪い。
このまま機体を運んで、後衛まで…という話になったが、
……それじゃ、間に合わない]
…どっちにしても助けるなら、ここで先に処置しますよ!!!
[その煮え切らない反応に、俺は業を煮やした。
そのまま、でけえ機体のコクピットの上にヒョイッと乗っかる。
俺様の身長は(悔しいことに!)そこまででかくない。パワードスーツも、細やかな作業のために敢えてぴったりと合うサイズ。乗り上げることさえできれば、あとはそこが手術室になる]
…間に合え、間に合え…!間に合って、くれ…!
[メスが、糸が、細い細いマニュピレータが、
彼の喉を走る。
壊されてしまった
それでも、せめて息が続くようにと]
[…その後は、彼を後方部隊の基地まで機体ごと運んだ。
彼が目を覚ます頃には、少なくとも簡易医療室のどこかには転がされていたろう。特に傭兵たちが転がされるような劣悪なところ。
優先度的に医療班の巡回回数が少ないこの場所で、
ひどく忙しなく走り回る眼鏡男の姿を目にするかもしれない。
そして男には、こういうのだ]
あんた、恨まれる性格なんすね。
…声、悪いけどもう出ないよ。パーツ足んなかった。
俺様ちゃん、代わりのパーツ用意したかったけど、
いいのがなかったよ。こんなのしかねえや
[そう言ってみせるのは、かなり型の古い、人工声帯パーツ。ジャンクになりそうな…そんなのがゴチャッと入った箱だけ渡し、どこか申し訳なさそうに、次の手当に向かおうとしてた*]
/*
ジェイドにも縁故投げたい。
幼馴染というか、国家秘密警察と知らない友人枠やりてええええ
い、一旦ジェイドへは様子見なのじゃ…そう…入村していきなりの縁故はビビらせてまうかもしれんからな…!
ー 回想:医療部隊と ー
[>>58>>59>>60
血の海に沈んでいた時の記憶はあまり無い。
機体のコクピットに乗り込んでくる者が一人。
喉元に伸びるパワードスーツの腕と、慟哭にも似た声。
行われていたそれが治療であったと気づいたのは、随分と後になってからだった。
呼吸の度に幾度も赤が溢れる。
焦る相手へ無意識に手を伸ばして。しかし自身の腕は触れる前に力尽きた。]
[次に意識が浮上したのは簡易医療室。
このような劣悪な場所に来るのは初めてでは無いが、こんなに酷い負傷は久しぶりだった。
未だ身動きすらも怪しい身体のまま、少し頭を持ち上げる。
ーー喉が熱い、呼吸が苦しい。
そこでようやっと、自分は首を掻っ切られた事を思い出す。
思い出し、一瞬苦悶の表情を浮かべながら顔を上げたのは、丁度巡回のメガネの青年の顔が見えた頃だったか。>>61
声が出ないと告げられ、そうかと事実を飲み込んだ。
言葉を紡ごうとしても、喉は二酸化炭素しか吐き出さない。
はくはくと口を動かし、喉を抑え、新しい傷口に爪を立てる。]
[代わりのパーツであると。差し出されたジャンク一歩手前の箱を静かに受け取る。
だが彼が次の手当てに向かう前に、その腕を強く掴んで引き留めた。]
『―― 、 、 、 、 、』
[音の伴わない声。
唇を読むのならば、「ありがとう」とゆっくり発したのが分かっただろう。
唯の一言が出ないことが、こんなにも恨めしいとは。
用事が済めば手を放し、忙しない彼を見送り、疲労のまま医療室で眠りに落ちる。
意識は暗闇に沈み、傷口の放つ熱に溶けてゆく。*]
ー 後日:医療部隊と ー
[人工声帯が馴染んだ数日後、医療部へと顔を出す。
どうやら自分は、ここでは良いようには思われていないらしい。向けられた視線に不信感が混ざる。
まあ、彼の把握している通り敵も多いし恨まれ事もよく言われる、慣れた。]
『やあ、青年』
[名は知らないが顔はきちんと覚えている。
赤毛の眼鏡に近づかんと歩を進め、目の前に立つ。頭一つ分ほどの身長差に薄く笑って、ノイズを吐いた。]
『殺したい奴が居たら、ザリ…
いつでも言って、くれ』
[仕事も報酬も抜きにして片付けてやってもいい。
けれども、それでも足りないぐらいだ。]
『ザ…、
デカい借りが、出来、た
ザザッ
恩は返すよ、青年』
[あの日渡された人工声帯をそのままに。
質の悪いノイズを散らしながら、傷だらけの男が笑む。]
[かくして青年は、金次第で何でもやる傭兵の恩人になった。
それが周囲からどう思われるのかまでは知らぬ事だが、どうやらそういう事らしい。**]
[あの撃ち抜いたアームの持ち主が、
倒れた仲間を回収しにきた医療部隊の人間だと知っていたら、
お前は一体、どんな顔をしたのだろう。]
[──とはいえ、今のところソレを知る術はなく。
きゅ、きゅ、と瞳孔が不自然に収縮と拡大を繰り返してピントを合わせる。
射撃を警戒する姿勢に入った>>43のか、再び何かが顔を出す様子は見受けられず、ならばと、人工知能と無駄なお喋りをしながら、構えていた銃口を上げた。
この距離からの射撃は、殺すことよりも牽制することに重きを置いている。
自分たちは何処からでも見ているぞ、と、知らしめる為の位置だ。
無論、自軍を含めて“よく視える”というのもあったけれど。
ころり、と放った耳当てが荷物の上から転がり落ちていった。>>25]
[休戦連絡を受け>>26、乱暴に放っていた荷物を集める。
情報伝達が上手くいかずに、襲ってくる者がいるかもしれない、と境界線の警戒は忘れなかったけれど、ちょうど、ぞろぞろとあちこちの物陰から、パワードスーツが頭を出したところだった。]
うわあ…石でもひっくり返した気分だな。
まあ、ヴァルハラの連中に言ってもわからんだろうが。
[自国には僅かに残る自然を思い出す。
とはいえ、ソレらもナノマシンに管理されていて本当に自然的か、と言われれば怪しかったけれど。
ヴァルハラ軍の後方へと、なんとなしに視線を向ける。
遥か遠くで、互いの視線の先がぶつかり合ったかも知れないけれど、それは互いに知れることではない。>>44]
[周囲に散らばった薬莢を足の爪先で払い退けるのと、声をかけられた>>54のは、ほとんど同時だったように思う。
そちらに顔を向けると、見た顔がそこにあった。
手伝うことはあるか、と言わんばかりの視線に小さく肩を竦める。]
おう、アロール。
此処は狙撃ポイントだからな。
おれたち狙撃兵の荷物しかないぜ。
[そう言って、周囲に視線をやる。
少し離れたところで、撤退準備をする者に混ざってろくに寝ていなかったのか、その場で倒れるように寝ている者がチラホラ見受けられた。
それを見つけた男は、あきれたようにため息を吐いてから、近くのコンテナケースに視線を動かした。]
そうだな……そこのレーザーライフルが入ってる箱を運んでくれ。
使用済みのやつと充電済みのがあるが……まあ、好きな方を持てよ。
残った方はおれが持つから。
[そう言いながら、使用済みのコンテナの中に自身が放ったライフルを投げ入れて、重量をひとつ増やした。*]
ー回想:『泥人形』とー
[目の前で千切れそうな首を繋ぎ止める。
細い血管、太い気管支、長い神経。どれも無くしちゃならねえ。
彼が手を伸ばした気がした。が、それは届く前に落ちる。>>62
命の灯火が消えるような感覚に、緊張が走った。
一瞬でも、その呼吸が途切れないように、
ただただ無我夢中になっていた…ーーー]
[…]
[……]
[………]
[そして、簡易医療室。
目が覚めた彼は、やはり呼吸に違和感を覚えているようだった>>63]
あんまかきむしるもんじゃねえぞ。不衛生だし。
あくまでできたのは応急処置だ。
繋いだばっかだから、傷開かないようにだけしとけよ
[かきむしるように見える、その手の仕草に
少なくとも医術関係者としてはそう言っとく。
気になるってのはわかるから、簡単な注意だけ。
生身のパーツがなくなるってのは、
機体のパーツがなくなるとはわけが違う。換えは効かない。
おれたちにとっちゃ…大事なもんだ]
[けどせめて、少しでも代わりになるもんねえかと思って探したが、案の定こんなもんしかない。補給物資の隅っこの方に乱雑に入れられてた、それこそいつ作られたかもわかんねえようなふるーいやつだ。
こんなもんしか用意できなくて、
正直、申し訳なくて渡したあとすぐは顔も向けられなかった。
…のだが、男は離れようとする俺の手を強く引き止めた>>64
はくはくとうごく口からは、無音の言葉]
俺様に礼はいっすよ。
死んでたら目覚め悪かっただけだし。
それより、本格的な治療は本国で受けてくれ。
ただの応急処置なんだから。
帰ったあと油断して死なれたらそれこそ困るかんな。
[申し訳無さもあったことで、あまりうまく受け取れなかったお礼に、俺様はそう返した]
ー回想:そして数日後ー
[あの後も、戦況は対して変わらない。
つまり死ぬほど忙しい。]
だーもー!忙しすぎ!!!
ふざけんな!!!残業代だせってな!!!
[そうやって騒いでるとこに、ふと声をかけられる。>>65
なんとも質の悪い人工声帯から生み出された合成音声は、
何故か男に変に馴染んでた気がする。]
ああ、とりあえず馴染んだんだな。
いつまで使えっかわかんねえけど、よかったら使ってやって…
…あんた、でかいな…????
[男が見下ろして、なんか笑ってるから、
ちょっと悔しそうに口を曲げた。うるせえ、これから成長期だ]
[そして、告げられたのは、なんかとんでもない話だった]
えっ、ちょ。いいよ!
俺様ちゃん治すの専門!!!殺す方は専門外!!!
変なこと言い出すんじゃねえよおっさん
恩がどうこう言うなら、さっさと元気になって
回診の手間省いてくれって
[なんかきのせいだろうか。
周りの奴らはピリピリしてんのに、
おっさんの方はそんなものは気にせず、
むしろ機嫌が良さそうだった
なんか、ちょっと大型犬が何故か頭をよぎった]
[かくして俺様ちゃんは、傷だらけのおっちゃんの恩人になった。]
あ、殺してほしいやついたわ。
この部屋のゴキブリ。
劣悪すぎてどんどん湧くから!!!
感染症とかひろがったらたまったもんじゃねえし
暇ならてきとーになんかでぶっ叩いといて!
[そんなやつに、依頼する殺しの依頼が。
まさかのG殺し。
本人は暇つぶしになるならとてきとーに頼んだだけなのだがなかなかに頭の悪い依頼というか何というか。
まあ、彼にとっては、他の兵士たちとは違い、
彼のことは、なんかちょっとつるみやすいおっさん、という認識になっていたのであった**]
とりあえず、輸血準備しろ。血ィ止めてもこのままだと死ぬぞ。
オイ、こいつのデータ出せ。
《オーダーを承認…データベースへのアクセス権限を確認。
権限;0119…承認 健康カルテを表示します。》
[表示されたデータを見ながら、周囲へ指示を出していく。
医者の手は、今にも穴が空いて消え入りそうな命の泉をそのさらに下から掬うもの。]
[──そうして、目を覚ました彼に、お決まりの文句を云う。]
よう、起きたな。
残念ながら、お前はこのクソッタレな世界にまだ生きてる。
おれが救ってやった命だぜ。大事にしろよ。
[そう言って、片眉を上げて笑った。]
[彼が男に訴える。>>55]
[親友の死後、酷く渇くのだと。]
[心は門外漢の男が言えたのは、たったこれだけ。]
──底の破れた器に水は溜まらない。
[それが的を得ていたかどうかは──さて。
良い目を持ってしても見抜くことはできない。
おそらくそれは、目で視ることのできないものだから。*]
/*
サファイアさんゼッテー俺様ちゃんが落とし終わるのまってた〜〜〜!!!!
ごめんよ〜〜〜〜!直打ち勢まじでごめんよ〜〜〜〜!!!涙涙涙
「まぁ、そんなわけないか。
休戦中だって和平に不満を持つ奴らは居るし、
スパイやテロが地上から居なくなるわけじゃない…たぶんね」
あくまで>>#5は絵に描いた餅だという考え。
いや、そうだとしても。
少しくらいは、楽しみにしても……いいのか、
「久々に行けるのか?トループ」
思わず零れた独り言は思いの外明るくて。
端末を操作して形ばかりの報告書を提出すると、席を立って部屋を出た。
近い将来、仮に仕事で向かう事になったとしても、
ほんの少しだけ、
9人目、 医者(?) シードル がやってきました。
医者(?) シードルは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[もとから崇高な考えがあるわけでもなく、敬虔な信徒だったわけでもなく、ただの自己満足。
自分が嫌だから、それをしたくないから、理不尽の言いなりになんてなりたくなかったから。
つまりは子供じみた考えだったのだ。]
[もとから崇高な考えがあるわけでもなく、敬虔な信徒だったわけでもなく、ただの自己満足。
自分が嫌だから、それをしたくないから、理不尽の言いなりになんてなりたくなかったから。
つまりは子供じみた考えだったのだ。]
動かないで。それ以上の失血は死んでしまう。
ああ、キミがValhallaなのは見ればわかる。
そんなことはどうでもいい。
キミは私の患者だ、患者を助けるのは医者として当然だ。
大丈夫、少し痛むだけだ。*
/*
返信遅れて申し訳ありません。
国の頭文字を略称としてつけたい、ということですね。
とてもいい案なので、ぜひ採用させていただきたいです。
ただ、同じ略称を複数名が使えるかはわからないので、
この点を確認してから、導入させていただこうと思います!
― 医療部隊での姿 ―
[>>78犬のように尻尾があれば振って居ただろうが、大型犬なのか狼なのかは第三者に任せよう。
忙しなく働く彼の後を、デカい傷だらけの男がシーツだのを抱えてついて回る。
ゴキブリ退治を頼まれはしたが、環境から改善しなければ、劣悪な状況で害虫が湧くのは変わらないのでは?
つまり虫退治以前に掃除とか。
ゴキブリなる虫を見かければ靴底で踏みつぶし、そのまま念入りにすりつぶす。
なんとも間抜けな依頼だったが、こういう日も悪くはない。
友人の少ない自分にとって、この時間はそれなりに心地よい。
定期的に清掃のために顔を出し、青年と交流。
どう思われているかは知らないが、他の医療部隊の面々と顔見知りになるぐらいには通っていただろう。*]
村の設定が変更されました。
村の説明
略称設定: あり(任意)
メトロポリス軍副官 グノが略称を変更しました。
泥人形 クレイ・D・カナリーが略称を変更しました。
偵察兵 アロールが略称を変更しました。
虎視眈々 サファイアが略称を変更しました。
/*
略称の仕様が確認できましたので、導入させていただきました。
T=troopersについては、現在どちらかの国に属する設定とされており、かつどちらの国に所属するか見分けるのが最も困難なチップになると考えていますので、
V=ヴァルハラ、M=メトロポリスのみ案内させていただきました。
ご要望の形は、多分こんな形になるのではないかと…、合ってますかね…?(不安
ご意見ありがとうございました!今後共何かありましたら是非よろしくお願いします
国家機密警察 ジェイドが略称を変更しました。
ヴァルハラ軍参謀長 オールドパルが略称を変更しました。
医療部隊 クラマト・シーザーが略称を変更しました。
医者(?) シードルが略称を変更しました。
医者(?) シードルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
ーー貴方は、人を救う?
[本来聞きたかったはずの言葉とは、全く違うものを投げかけた。
口を開きかけてしまったのだから、
そのまま最後まで紡ぐべきという考えの下に。]
[思わず溢した言葉に帰ってきたものに>>82、
困惑を眉間に刻み込んだことを気付かぬまま。]
ならば、どうすれば溜まるのか?
どうすれば、底は埋まるのか。
[心は門外漢故に、困っただろうと知ったのは、
これより後の話だ。*]
ーFw:国家機密警察 刑事室ー
[青年が席を立ち>>84、誰もいない刑事室のタブレットに
一つ小さな通知音が響く。
差出人は、ヴァルハラ軍上層部。
内容は、今回の休戦に関する話だった。]
『近いうちに、トループとの国交が再開される。
これは今後の我が国の未来につながる重要な第一歩だ。
しかしそれは同時に、トループから多くの不穏分子が流れ込んでくることにほかならない。
どうかこの国を、その不穏分子から護ってほしい。
トループ国内の状況の確認なども必要になろう。
これは依頼でも命令でもない。
だが、休戦中の平和を必ずや君たちが
守ってくれると期待している』
[この密やかに送られたメッセージが確認されるのはいつのことか…それは誰にもわからない**]
/*シードルさんいいよぉ!誰彼構わず助ける民すきぃ!!!
あと後ろからちょこちょこついてくるおっちゃんかわいいいい>>91
俺の情緒はまいごだよ!
/*
全体的にヴァルハラの人たち可愛いですね??
メトロポリス側は、シードルはまだわからんとして。
サファイア兄さんちーっす。いつも通り渋かっちょいいっすね。
ー回想:なんかでかい人とー
[俺様が忙しなく回診していると、おっちゃんはよく俺の後ろをついてきてた。>>91
なにぶん人的資源は常に足りない上、傭兵をよく思わない職員もいる中、人手は常に喉が出るほどほしい。
掃除なんてぶっちゃけやる暇もない。清掃用ボットなんざこっちまで回してもらえねえ
優先度の低いとこからどんどんだめになってく、腐ってく]
おっちゃん、そいつ丁寧にすり潰しといてくれよー
ゴキってやつは、潰したとこから卵出しやがる!
卵も死滅させといてくれ!!!
[そんな中、掃除の手が足りるのは、大変いいことだろう。
また、こうして穏やかな時が流れている間は、
多少なりとも周りの剣呑な雰囲気が、呆れのような安堵のようなものに変わってた気がした。]
[俺がいないとこで、おっちゃんがどうしてんのか、
周りとどういう関係なのかなんざ、わりかしどうでもいい。
さっさと元気になってくれって感じ。
その結果ほら、こうして俺様ちゃんの仕事が楽になるわけ。]
[ しかし、この仕事も戦いが収まれば終わる。
医療部隊は、すぐさま次の職場に飛ばされてく。
…戦闘が落ち着いた頃には、青年はいつしか引きずられるように
別の死【職場】に連れられてってることだろう。
『おっちゃん』と良好な関係を見せてる
若造にどこか腹を立ててる兵士もいたかもしれない
ある日を境に、その青年がその場所に現れなくなった
という事実だけが、取り残された野営地に残された]
…おっちゃんダイジョブかねえ…
[…治療の心配とかもあった。けど命令にゃ逆らえねえ
誰か代わりにもう来れないと伝えてほしいと告げは
したけれど……また会いたいって願いだけが、取り残された**]
[>>97>>98>>99
平穏な時は長くは続かない。
そんな事ぐらい知っていたが、改めて訪れるとひどく寂しいものだ。
青年の居なくなった野営地に興味はなく、男はぱたりと来なくなった。
彼が「もう来れなくなった」理由はいくらでも思いつく癖に、正解だけがわからない。
あの居心地のいい場所も死んでしまったかな、とすっかり回復した身体で思案して。
日常と身を浸す、硝煙にまみれた"仕事"へと帰っていっただろう。
彼の助けた命で誰かを殺す。
喉の傷を引っ掻く癖が残ったまま、戦場へと身を投じるのだ。**]
端末に届いたメッセージ>>96は即座に転送される
「Yes,sir、おおせのままに」
警察と軍は直接関与はなくとも、専用回線を通じて正式に
伝えてこれれば、上官の命令と等しく扱われる。
ならば従うまで。
メッセージの送信先が共有されれば、彼らとチームを組んで
近々トループ国へ向かう事になるかもしれない。
両国間の争いは、ただでさえ資源の枯渇が進む地上を、
一層食い荒らすのだろう。
ここへ来て休戦条約が締結されるという事は、
互いの国の体力を回復するためとも考えられる。
守るべき平和とは、わが国が敵国よりも有利に
回復するように環境を維持するという事だ。
休戦期間にも、妨害を受けてはならない。
停戦ではなく、休戦。
戦いは依然と続いているのだから。**
「さあさあ、聞いていってくださ〜い」
路上で行うパフォーマンス。
西暦3000年を超える時代になっても、地球上にはまだ音楽と楽器は存在していた。
バンドのメンバーは全員
バンドが最後に活動したのはトループとの交流が途絶える前だから、実に三年ぶりか?
ちなみに今回のステージは、ヴァルハラ国内のとある街の路上。
ここで人が集まらないと、トループに行っても集まらないって事。
いわば、これはリハーサルなわけで、
「それでは聞いてください、俺たちの歌!」
上手い下手とか腕前とかどうでもいいんだ。
要はノリだよノリ。
パワードスーツを着て、ボイスチェンジャーを通して歌っても誰も足を止めないから、
ここは、生歌で勝負だ…───!**
ー現在:ヴァルハラの路上にてー
[長い行軍と医療行為の末…俺達はようやく祖国へと帰り着いた基地内では装備の点検だの、治療が必要そうな奴らの応急処置にも駆り出されて…。
んで、ようやく上官から、あとは軍事病院が担当するからって家に返されることになった。しばらくの休暇だ。
ただし、定期的な訓練とかもあるから、
ちょくちょくは基地に戻ることにはなると言ってたけど
それでも、休みは休みだった]
やった…やったぜ、俺様ちゃんよく頑張ったあ…
ようやく…ようやく…俺様ちゃん…俺様ちゃん……
溜まってたボーナスを使えるぜ…っ!
[ヘトヘトになって家に帰った翌日には、ようやく念願の自由がそこにあった]
[久々にヴァルハラの市街地を訪れる。
この辺りはビルも多く、ショッピングに最適な店のテナントもいくつも並んでる。
ゲーセンなどのちょっと治安悪そうな娯楽施設もあるから、
人通り自体は多くて、俺様ちゃんは今日散財する気満々で財布の中をパンパンにしてきた]
……お?なんだなんだ?
路上ライブか?いいぞいいぞーーー!!!
[ざわざわとした人通りの中を通ると、ふと人の塊を見つける。
どうやらそこではライブをしているらしかった。
前にいるのは、緑髪の青年。>>105と同年代くらいに見えるバンド仲間たち。まさか、そいつらが秘密警察なんて夢にも思わない
人だかりの中、手を振り上げて、買ったばかりのキャンディ片手にライブを盛り上げることにした。]
[…素晴らしい歌声は、マシンと技術でいくらでも作れる。
耳障りのいいボイスは、機体を通せば誰だっていくらで作れる。
けど、この場にある熱狂は、その根源にある【声】は、
この作り物だらけのからくり仕掛けの街には珍しく、そして眩しい、まさに生きたままの生命そのものに感じた。]
…悲鳴とかより、こっちのが、ずっといいなぁ!
[…夢中になって聴く。夢中になりすぎてて、いつの間にか
自分のポケットから、太ましい財布が抜き取られてることにも気づいてないくらいには**]
[…そう、生の声の力が持つ力はそれほど強い。
なにもかも作れるこの世界。
理想のスーツ。VR世界のアバター。
望んだ通りの姿になれる。
歌声の中で思い浮かぶのは、やっぱおっちゃんのこと。
そして同時に、その傷を作ったであろう犯人のこと。
…きれいな傷口だった。>>31>>45
躊躇いのない一閃で、縫合が間に合ったのは、
むしろ、その躊躇いのなさのおかげかも知んない。]
(メトロポリスの奴らって、何考えて殺ししてんだろ)
(…向こうは医療技術こっちよりすごいって言うし。)
(換えが効くとでも思ってんのかな。ならすげえや)
[俺様はそいつの事情なんざ知らない。
何を亡くしたのかも、どういう気持ちなのかも。
ただ言えるのは…それを潰したやつの価値観を妄想して、少しグロッキーになってた**]
一見ただの(?)路上ライブだが、あくまで潜入捜査の隠れ蓑だから、
周辺のあらゆる場所には監視カメラが仕掛けられているし、
別の場所ではギャラリーをリアルタイムに観察して、
不審な人物がいないかチェックを行っている。
自分たちはスパイ専門だから、警察官だと安易に身バレは
出来ないけど、情報を専門機構と共有して連携する事はできる。
それにさ、
本来の目的とは違うけど、
歌を聞いて盛り上がって、気持ちよく帰って欲しいからさ、
これはいわばアフターサービス。
イヤモニで受信したばかりの情報を、即興ラップに乗せて届けよう!
「ヘイ、そこのメガネのオニーサン!
ゲンキン、タイキン、
人混みでは要注意!
身辺チェックをもう一度!(ワンモアチェッ!)
もしもトラブル?(トラブル!)
ハプン?(ハプン!)
OMG!OMG!
タイヘンタイヘンドウシヨウ!
そんな時は向こう三軒両隣!
最寄りのPBに寄ってラッシャイ見てラッシャイ!
別れたばかりの愛しいハニーに会えるぜベイベッ!」
不思議な歌詞も、ノリで流されるだろう
当事者以外には。
「君に伝われ!俺の歌!!」
シャウトして締め括る。拍手喝采を浴びる
いや〜〜、気持ちいいね
一通り楽しんだら、最寄りの交番に寄ってねって伝わったかな
もうとっくに犯人は捕まって、
財布は持主の元へ戻りたくて待っているからさ。**
「あ、名乗り遅れた
俺たち、路上ライブ専門バンド
フレンチエメラルドだぜ、よろしく!!
次のライブはトループの予定
向こうで会えたらまた、聞いてくれよな!」**
[簡潔な返事と共に、使用済みのレーザーライフルが放り込まれたコンテナが持ち上げられた>>90。
ブレードを扱う彼にとって、銃器の類は縁遠いものだろう。
うっかり動作してしまう可能性がない使用済みのコンテナを持ち上げたのは、当然だったかもしれない。
アロールが持ち上げたコンテナに対して、随分と中身の嵩が減ったコンテナをガチャガチャと鳴らしながら持ち上げる。]
あっちの運搬車体に運んでくれ。
[空いた手で奥の車体を指して、落ちている人間を跨いで進む。
時々、足で引っ掛けて落ちている人間を乱雑に端へ避けつつ、運搬車体に辿り着けば、荷台へ適当にコンテナを放る。]
アロール、このまま乗って一緒に本部まで帰ってけよ。
どうせ他にすることなんてねぇんだろ?
[運搬車体の隣にある移動車体をクイッと顎で指す。
そう話している間にも、脇から下から後ろから、とりあえず持ち帰る物資が積み込まれていく。時々、その中に混ざって死んだように眠る兵士たちも、適当に荷台へと投げられる。
移動車体に乗り込めば、やがてゆっくりと滑り出して、メトロポリス軍本部へと向かうだろう。*]
[どうすれば、と彼が問う。>>95
どうしたものか、と男が肩を竦める。
困惑が眉間に刻まれた相手の顔を、男が見やる。]
さぁ……。
まあ、あれだな。帰る場所とか、作ったらどうだ。
何処でも、好きな場所。
もし失くしたなら、また作ればいい。
それも簡単なことじゃないが…誰も一人では生きていけない。
だから、帰る場所がいる。
[いよいよ困った、と首を傾げる。
目の前の患者の顔を見ていた目も、ふらふらと明後日の方向を見た。
そうして、ようやっと出た言葉はそれぐらい。
肩を竦めて、これ以上はお手上げ、と示したあと、とんとん、とアロールの胸の中心辺りを手のひらで軽く叩いた。*]
[軽快な音楽と人々の集まりに寄せられ、
少しずつ群衆が煌めく翡翠晶たちの周りに群がり始める
掻き鳴らすギター、打ち付けるドラム、そして高らかに響く熱狂の声。]
ひゅー!うーえぃ!ひぁうぃごー!
[群衆のコールが次第に一体になっていく。
一曲終わるごとに、まばらだった拍手が
土砂降りのように変わっていく!
次の歌はヒップホップ。ラップに載せるルックアット>>111
リズムに載せるは油断への警告、
ファンサのフリした有罪への警鐘!]
っふ〜!
兄ちゃんサイコー!!!バンドもサイキョー!!!
…って、あっ!!!?
[ようやく気づいた、自分の変化!
よう空くポケット、俺様のどこだ!]
[最後のシャウトと共に、また群衆が歓声をあげた>>112
わあっ!と広がる拍手の中、俺様は拍手もそこそこに一度その場を離れる。
三軒両隣のPで始まる建物といえば、近くにある交番だった。ちょうどそこでは、スリが捕まって財布が届けられてるところ。]
すんません!その財布!俺んです!!!
取られちまったみたいで…!!!
[自身の身分証明書や国民IDなんかと照合して、
財布の持ち主が俺だということはすぐに伝わり、返してもらえた。
まさか歌いながら、スリが捕まったとこまで見つけてるなんて!それを誰にもバレずに伝えられるそのセンスに俺様感動した!
俺様は、大急ぎでもと来た道を引き返す。
まだそのバンドはそこにいたかな?
ライブに一区切りがついてたら、声をかけるんだ]
兄ちゃん!さっきのライブよかったよ!
俺、次のライブもゼッテー見に行くから!
あと…財布のこと…なんか礼でもさせてくれよ!奢るから!
[なんて、ライブメンバーをまとめて飯にでも誘ったりして*]
[しかし、ウロボロス家の竜が二体いる理由は、それだけではない。
生と死が隣人であるように、人は決して一人では生きていけないという意味である。]
[私たちは、手を取り合い、寄り添い、生きている。]
[──生きている。]
[顔にかかった前髪を耳にかける。
はたして、命を食い潰すこの戦争に意味はあるのか、と問うた部下に、無意味なことは考えるな、と単調に返す。
意味はないかもしれない。
「ウロボロスの紋が泣く」と呻いた部下に、よく回る口だな、と薄型のガラス端末で頭を小突く。]
「先生、どうして助けたんですか。
あのとき死んでたら、もうあんな恐ろしい思いはしなくてよかったのに。」
[いっそ、憎らしげに負傷兵が言う。
身体が半分ほど吹き飛んでも、彼はまだ生きている。
これから、彼の失くした半身を彼の残った細胞から再現して修復する手術に入る。それまでは、彼の身体は半分ほど特殊な液体漬けだ。]
……意味なんてないよ。
[男が医者で、目の前の兵は患者だから。
彼の元に運ばれてきたから。いっそ、お前は不幸だな、と誰かが半身のない彼を嗤う。]
「……じゃあ、死にたかった。」
生きるのがお前の仕事だ。残念だったな。
でも、おれが救ってやった命だ。大事にしろよ。
[何も言わなくなった兵を、なにか言いたげな顔で部下が見る。
早く行け、と男が顎で示すと、渋々動き出して気にするように数度振り返ってから、ようやく病室を出ていく。男も、その後に続いた。]
[──おこらないんですか。]
[なんで?]
[だって、助けたいのちなのに。死にたかったなんて。]
[怒らない。おれたちのエゴだから。生きてくれ、なんて。]
[……そんなこと…、]**
/*
ウオオオ嬉しいねえええ
現代にはありえない超医術!!!再生力!!!
メトロポリスにしかないこういう超技術見せつけられるとはあはあしちゃうのぜ>>123
[運ぶ先を指定されれば頷き、コンテナを運んでいく>>115。
転がっている人間に思い切り不快そうな顔をしたが、
彼のように足で避けるような事はしない。
したがって、うっかり踏みつけて文句を言われるのだが、
特に謝ることもせず、むしろここで寝ているお前が悪いという顔で運んでいく。
それで喧嘩にならなかったのは、相手の疲労が極限になっていたからだろう。
先生の後について行けば踏むこともなかったのでは?
と気付いたのは運搬車体についた後だ。]
やることはない。
[運搬車体にコンテナを降ろせば、有り難い申し出に頷いた>>116。
次々に運び込まれていく物資や兵士に、
自分ができることは他にはなさそうだなと見ていて。
兵士が踏まれても喧嘩にならなかったのは、
案外雑な扱いに慣れているからかもしれないな。と片隅で思った。]
……これ後、どうすれば良いのか。
[そんなことを呟けば、呟いたことに気付かないまま
移動車体に乗り込み本部へと帰路に揺れる。
呟いた言葉が本部に着いた後と捉えられたか、
それともその後と捉えられたか。
はたまた返答はないままか。
どんな返答だったとしても既に困ってる現状、
これ以上になることはない。*]
[困らせてるな、というのは見えていた>>118。
だが、それを理解する程こちらにも余裕がなく、
藁にも縋る思いだった。]
帰る、場所。
[帰る場所ーー寝る場所の事だろうか。
最低限の荷物しか置いていない、殺風景な部屋を思い出す。
戦争孤児だったせいで家族もいないあの家に、
戻ったとしても渇くことに変わりはないのだが。
……と、軍医の真の意味を汲み取れることはないまま。
これ以上はお手上げだと示されれば、
真意の汲めぬまま礼を言って立ち去るのだった。*]
[当たり前の事だが、たかが一傭兵が国家機密警察の顔ぶれなど知るわけないし、其処で自分がどのように扱われているのかなど、猶更謎である。
軍側に付いた際は支障はないだろう。
だが傭兵が国内ゲリラ側についた際、それが問題である。>>34
"仕事"の幅は広い。軍施設を強襲、捕虜の奪還を行う行為等々。通常であれば不穏分子として始末されかねない。
相手がまとまった「組織」であればあるほど、金で動く存在というのは頭痛の種なのではないだろうか。>>52
それでも処分を下されていないのは、ある程度上層部からの評価があったからか。>>38>>39
通常の物より大きな戦闘特化機体は、市街地に紛れ込めない。
男は喧騒より離れた位置、愛機と共に輸送用コンテナに紛れて、平和条約に浮かれる街の雰囲気を様子見していた。
――この程度の治安なら、生身の状態で市街地に出ても良いのかもしれない。
そんなことを思いながら。**]
/*
おっちゃん、軍にとってはイレギュラーな存在なのを、すげーうまくまとめてんな。情報まとめ能力たかひ…
/*
レーザーライフルなのに薬莢……?というのは僕が一番思っています
なんで転がってるんやろね、薬莢………サファイアが使ってたのは薬莢がでる通常ライフルで、なのにレーザーライフルの使用済みコンテナに放り込んだ可能性がありますね……
どうやら歌は届いたみたい。
財布を盗られた事に気付いた彼は、
すぐに最寄りの交番へ向かったようだ。>>120
程なくして、再び彼が戻ってくる。
最後の曲が終わって、マイクの電源を落とした処で声を掛けられた。
「おっ、聞いてくれてありがとう!
楽しんでくれたようで、何より。
次のライブはトループでやるよ、
兄さんもトループに行くのかい?」
メンバーと撤収の作業を行う中で応じる。
財布と聞けば、ふふ、と笑って、
「無事に見つかった?良かったぁ
実はね、ステージからだと結構『見える』んだよ。
でも、あの場ですぐに『泥棒だ!』って叫ぶと、周りが混乱するだろ?
まあ幸い、直ぐに犯人が捕まるのが見えたし、
交番に届けられるだろうなぁ、って」
で、周りがパニックにならないように歌ってみせた、
なんて伝えれば信じてくれるだろうか。
「えっ、お礼?いいよそんなの」
と、一度は辞したけども、重ねて申し出されちゃったら
一杯くらい奢られちゃうかも。
実際にスリを発見したのはモニターを監視していたメンバーだし、
情報を回して交番から巡査を派遣したのも別メンバーなんだけど、
……、へへへ、すみません
「俺たち、これからライブの打ち上げに行くんだけど、
一緒に来る?」
と、誘ってみようか。
同意が得られれば、予約を入れている近くの居酒屋へGOだ。
公務はどうしたって?
いやいや、これも潜入捜査のうちだよ。ね!*
[本部への道すがら。
景色を見ながらとある医師との記憶を手繰り寄せる。
ある戦場でパワードスーツの音と匂いがして向かった先に、
その医師がいたから、問い質そうと思ったことがあったか。
まあ結局、野放しにしてると聞けば、
こちらも敵を救うことを止めるようには言わなくなったけども。
そういえば。
敵味方関係なく手を差し伸べるあの医師>>87は、
今頃何処で何をしているのだろう。
そんな思考が、1つ。*]
おう!トループには色々集まってくるし、
久しぶりにいろんな国の菓子食いたくてさ!
もうすぐ国交回復するとはいえ、菓子の輸入とかは多分もっとずっと後になるだろうし。
俺様ちゃんのお気に入りの ((コウモリ人間))くんの*チョコレートパフェ* とか喰いてえんだよな!
それにしてもすっげーなあ。
やっぱライブやってるやつぁアドリブにもつえーんだ。
[トループに行くのかと聞かれたら、このように答えるだろう。>>133
そして、周りをパニックにさせないようにという言葉には>>134
素直に感嘆の声を寄せた。]
まあま、そう言わずにさ!
ようやく平和な世が来たんだから、
ノリよく行こうぜ!打ち上げ?いくいく〜!
一番高えやつ奢らせてくれ!
[打ち上げに誘われれば、俺もホイホイ乗っちまう!
まさか潜入捜査だなんて気づきもせず、ひょいひょいっとな]
[居酒屋に付けば、早速きっついやつを一杯。
もちろん俺様が頼むのは、大のお気に入り
ブラッディシーザー!この味わいがたまんねえんだよな]
にしても、ようやく平和になって、
ライブがのんびり聴けるくらい楽しめるなんて!
俺様ちゃん、ケッコー長いこと前線に
駆り出されてたから大変だったんだよな〜
傭兵のおっちゃん助けたり、メトロポリスのやつの銃撃がやばかったり…
そういや、あの伝説の黒医者も見かけたぜ…?亡霊のごとく現れ、誰彼構わず助けてくっていう…
あ、わり、俺様ちゃんののはなしばっかで。
あんたらは普段何してんだ?
[そんなふうに戦場の前線がどんな様子だったか語ったろう。
おっかないメトロポリスの集団も、傭兵たちの様子も
ふんわりとではあるが、伝わっただろうか*]
[コンテナを持って歩きながら、ぎゅる、と片目だけがアロールの方を向く。
片目だけが白目を向いた男の顔を不意打ちで見た何人かの兵が、ヒッと悲鳴を呑み込んで、非難するような視線と共に、男の脇を通り過ぎていく。
当の本人は、それに半笑いだ。
転がっている人間に不快そうな顔をして──きっと、撤退準備をせず、そこらに落ちているせいだろう──、足に引っ掛けて脇に避けている男と違って、そうしない故にうっかり踏みつけてしまっている。
時々、か細い文句の声が聞こえてきて──男の耳に届いていないだけで、アロールの耳には踏むたびに聞こえているのかもしれないが──、男は思わず笑う。
踏んだ当人は意にも介さず、お前が悪いだろという顔をしている>>127。まったくもって、その通りだ。]
[呟かれた言葉>>129に、はて、どのことだろう、と小首を傾げながら移動車体に乗り込んで。>>116
随分と間が開いた後に、帰路に揺られながら男が口を開いた。]
まあ、好きなことをすればいいんじゃないか?
ずっと閉じてた国境とか、開くかもしれんしな。
なにせ、休戦したんだ。
閉じておく理由もないしな。
[はたして、何の話をしているのか彼にわかったかどうか。
少し、間が空きすぎていてわからなかったかもしれない。というか、思い至る人間の方が少ないだろう。]
[懐から取り出した電子葉巻の吸い口をきゅっと回して、電源を入れる。
ジジ…と雰囲気を出すための火種が焼ける音が本体から鳴って、乗り合わせた何人かがその音で思い出したように、自分もと電子煙草や電子葉巻を取り出した。]
好きに過ごせよ。滅多にない休みだぜ。
[帰る場所は見つかったのか?と言いかけて、代わりに匂いと味がついただけの煙を吐き出した。]
そうだ、帰る場所。
[絶妙に、食い違っていることに、想像はつかず。
心を置いておく場所。心を置ける場所。
ガチガチに縛った安全ベルトを解いたって、大丈夫だと思える場所。
そういう、精神的な拠り所の話が上手く伝わらなかったことに、残念ながら男は気が付かなかった。
もしかしたら、これが専門家ならば、想像がついたのかもしれないけれど──。
礼を言う彼に軽く手をあげて返事をする。
立ち去る背中を見送りながら、大丈夫かね?と隣にいる部下に言えば、さあ?と肩を竦められて、こちらも肩を竦めたのだった。*]
[あ、そうだ。席についたら当然名前くらいは告げる。
クラマト・シーザー。
3年前の戦争激化から軍の医療部隊に入ったという話。
なみくるてきをちぎってはなげ、ちぎってはなげ…
とかなんか調子のいい開設も、酒の勢いに任せて言ったりとか
まあ、国の裏を知るものが調べちまえば、末端の雑魚兵士の実際のスコアが
大したことないことなんて、一発で分かっちまうんだけどな*]
[いつもの店のラジオから、それは聞こえてきた。>>#4>>1>>2]
和平条約……
[店主も居合わせた客たちも、ぽかんとしている。
それもそうだろう。自分たちの生まれるずうっと昔から続いている、もはや理由も忘れ去られた戦争が終わるのだ。]
そうか、終わるのか……
店主、さっきと同じものを追加で。それとこれらも。
[切れ端に必要なものを殴り書き、金と一緒に渡す。]
「こんなに使うんですか?」と驚く店主をせかす。
もちろんだ。これから忙しくなるからな。
[品物を受け取り、足早に店をでる。
戦争が終わったのなら、各地への移動が今よりも楽になるだろう。
敵だの味方だの煩く言う奴も減るだろう。]
[いつもの店のラジオから、それは聞こえてきた。>>#4>>1>>2]
和平条約……
[店主も居合わせた客たちも、ぽかんとしている。
それもそうだろう。自分たちの生まれるずうっと昔から続いている、もはや理由も忘れ去られた戦争が終わるのだ。]
そうか、終わるのか……
店主、さっきと同じものを追加で。それとこれらも。
[切れ端に必要なものを殴り書き、金と一緒に渡す。]
「こんなに使うんですか?」と驚く店主をせかす。
もちろんだ。これから忙しくなるからな。
[品物を受け取り、足早に店をでる。
戦争が終わったのなら、各地への移動が今よりも楽になるだろう。
敵だの味方だの煩く言う奴も減るだろう。]
[Troopersへ行けるようになるというし、そちらの準備もしておかなければ。
メトロポリスにはない技術があるかもしれない。もっともっと、沢山の人を治せるようになるかもしれない!]
ふ、ふふふ……ああ、楽しみだ。腕が鳴るなあ…! *
―どこかの戦場で―
キミは負傷者か?違う?なら後にしてくれ、今は手が離せないんだ。>>136
[無傷の味方と負傷した敵側、優先順位は考えるまでもない。もしも治療の邪魔をするならば大剣で牽制しただろうが、そうでなければ気に留めることはないだろう。]
暇なら手伝ってくれてもいいぞ。
[手伝いがなくても問題ないが、助手がいれば早く済ませられる。果たして彼の偵察兵はどうしただろうか。
どちらにせよ、応急処置を済ませればすぐさま次の患者を探しにいくだろう。
まったく、こんな戦争さっさと終わればいいのに。]**
「コウモリ人間クンのチョコレートパフェって?>>137
ふふ、トループにはあるかもね?」
聞いて想像したのはハロウィンだが、
果たして西暦3000年を越えた地上に、今言った風習が残っているかはいざ知らず。ただ、何でも揃うと評判の交流国なら可能かもしれないと期待を込めて。
「俺もトループでは楽譜か楽器を探そうと思って。
新しい曲想に繋がるヒントが欲しくてね」
なんて言ってみたが、本当に探せるかは怪しいもんだ。
長期休暇に入れるものなら入りたい。
そして、できるものなら作詞作曲もしたい。したことないけど
やはりトループへ向かうとなれば、会話の内容も明るくなるか。
居酒屋に入れば、まずはキンキンに冷えたジョッキに、
なみなみとエールを注いでもらおう。
おっ、兄さんはいきなり強い酒にいくね>>138
って、あとで名前を聞けば>>146 なるほど、と思わず膝を打ったかもしれないが。
「よろしく、クラマト。
俺はジェイド・ノースフォース。
フレンチエメラルドのギター兼ボーカル、……なんだけど、
このご時世だからね〜…バンドだけじゃ食ってけなくて。
なので普段は役所で仕事してる。
国内情勢を調査したり報告したり、
時々現場に向かったりして……」
一応、現実からは大きく外れてない、はず
クラマトは軍の医療部隊に属して、前線に出てると聞く。>>146
「前線はやっぱり過酷だな。
メトロポリスの銃撃はやばいって聞くな。
だが、爆弾も相当やばいって聞くぞ。
なんてね。さすがにスパイの自爆に巻き込まれそうになったとは言えないけど。
それに傭兵に伝説の黒医者……?
よろしくっていう人だっけ」
酒には酔わない訓練を積んでいるが、
酔ったような言動はしないとね。素ボケじゃなくて酔ってるフリだぞ。
「ふふ、すごいね。
ちぎってはなげ、ちぎってはなげ…… って、
クラマトは医者だろ〜?あはは」
調べるまでもなく、合間に突っ込みを入れて笑い飛ばす。
鬼神のごときの大活躍や武勇伝も、酒の場でならいいじゃないか。
ただ、一点だけ、
先程の会話に出てきた傭兵。
むろん、彼の話に出てきた傭兵その人ではないが、
傭兵という生業について。
トループに向かう前に、何らかの手を打つ必要ありと、
頭の片隅に留めつつ。
クラマトに一方的に奢らせるわけにもいかない。
せっかく取り戻した財布の中身がスッカラカンにならないように、
俺からもボトルをキープして景気よくグラスに注いだ。
大丈夫、これも経費になるはず……なるよな?!**
[車で揺られている最中、相手が唐突に口を開けば>>141、
何を言い出すのか、と二度三度瞬いた。
間が空いていたというのもあるが、何より己が呟いた事自体気付いていなかった。]
好きな、こと。
[さて、己の好きなこととは一体なんだろうか。
と、哲学的な思考に陥ろうとしたところで追加の情報。
閉じられていた国境ということは、トループとの国境の事か。
今まで特にそのことを気にしたことはなかったが。]
…………。
[再び“好きにしろ”という言葉を聞けば、
あの頃から変わらず迷子の男は僅かに俯くだけ。
燻る煙の香りはマスク越しに鼻腔を擽るだけで、
その奥に隠されたものを拾うことはできなかった。]
/*
>>150
言ってやるなよォ!あるって言えばあるんだよォ!!
もしかしたら因習村の因習みたいに残ってるかもしれないじゃん!!!(?)
「で、クラマトはもう休暇なんだっけ?
いいなぁ、俺は明日も仕事だな。
トループに行けるギリギリまで休みはないかも…
で、今日は買い出し?
景気いいなぁ、それでそんな大金を持ってたのか
ライブで盛り上がってくれたのはすげー嬉しいけど、
財布はきっちりと、肌身離さず持っとけよ〜?」
なんて言いつつ、結局明け方まで店に居たっけ、
どうだったっけ
店内で楽しく酒を飲み交わしながら、情報を引き出すだけ出して。
いずれにせよ、夜が明けるまでには店を出る予定だった。*
あれ?知らねえ?シーズニアって国の菓子なんだけどさ
あそこの国、なんか知らねえけど昔っから変な行事ばっか伝統として残してるらしくてさあ。ハロウィンの一環に出したこの菓子が、もう馬鹿売れなのよ!
こう、コウモリ人間の形したグラスに入っててさあ
[菓子のことを聞かれると、俺は両手を使ってグラスの形のシルエットを再現したりして、説明する。はるか古代の文化を今でも大事にしている小さな小さな国。そこは技術自体はないが、伝統をつなげることで、なんとか細々と生き残ってる。
戦争の中で消え入りそうなほど小さな国。
俺達人類の歴史は、爆薬一つで簡単に吹き飛んでしまうのだ。
それでもそこはまだ生きていた]
[エールが注がれてくのを見れば、いいぞいいぞ!とはやし立てる。
そして、青年たちのお役所仕事についての話も聞いた]
なんだよかてぇなあ。クラミイって呼んでくれていーんだぜえ?
ジェイドはお役所仕事かぁ。なんか事務仕事ばっかのイメージだったけど、そんなもんもあるんだなあ。おれもいつか受けよっかなあ。そしたらシーズニアの市場調査に行けるかもだし?
[彼の仕事については、なるほどなーと考える。
いつか別の国に行ってみてえ。そういう気持ちがどっかにあった]
[酔ったまま話は続く。]
よろしく…じゃねえ!そっちは顔に傷があるやつだろ!
ちげえよちげえ!俺が見たのは馬鹿でかい、かおにオレンジの模様があるやつだよ!
何でも、傷ついた人はヴァルハラのやつでもメトロポリスのやつでも助けてくれるってんで…俺の周りにも何人かいたんだ。助けられたやつ。なんか埋め込まれたんじゃねえかって検査受けてるやつもいたけど…何が目的なのか…
[そう、黒医者については話したろう]
あ、そうそう。爆発な!やべーのよ!
メトロポリスの奴らって、自分の身体に爆弾埋めてんの!
それで、敵もろとも爆散したりとか…
この前も聞いたか?国内で大きな爆発があったって!
ぜってーあれだよ、メトロポリスのスパイのやつだって!
お前らも気をつけろよ〜?見た目じゃ判断できなくて、
怖いったらないぜ…!!!
[爆弾についても、めっちゃ危ない!と肯定する。まさかここにいるメンツがその爆発にすでに巻き込まれていたなんてことはつゆとも知らず。気をつけろよ!と背中をバシバシ]
いやいや何いってんの〜。俺様ちゃんのスーパーアーマーで
こう、敵をこうっ!こうっ!!!っはははは!
[酒が進めば、話も進む。ケラケラ笑いながら、
腕を軽く振って強かったんだぜ?と嘘のアピール
そしてひとしきり振り回したあと、ふうっと息をついて]
まあでも。俺様ちゃん、人の命救いたくて入ったから前線に出たことは後悔してねーわ。
お前ら街の奴らが安全に過ごしてくれてたって思うのが一番嬉しいからさ
ひひひっ、戦争が終わって俺様ちゃんはようやくお役ごめん!
トループに行くの楽しみだな〜!お前ら頑張れよ〜
仕事に悩殺されて、ライブ中止になったら許さねえからな〜!
[そうケラケラ笑って絡んで、結局明け方までその店で笑いあった。]
んじゃまたトループでなぁ〜。
メトロポリスの奴らに、いい歌ガツーン!と聞かせてやれよ〜!
[そうわらって、ゆらりゆらり。ふらりふらり。
空が白み始めた街を、上機嫌に歩き始めたのであった**]
戦争が長引けば長引くほど、国内の情勢だって悪くなる。
資源の枯渇が進み、完全に干上がる寸前の地上は内外問わず争いを生んだ。
国としての体制を正しく保つためには、内外からの脅威から国を守らねばならない。
国家機密警察とは、それを目的とした機構である。
業務遂行上、軍と連携を取る場合も多いが、
前線で一人でも多くの敵を殺すよりも、国内外で諜報活動を主とした。
そして傭兵について>>153
戦いある処に傭兵あり。
彼らは金さえ積めば、どんな仕事も引き受ける。
トループとの交流が再開して休戦されるのであれば、
彼らの食いぶちが一時的にも失われることになりかねない
彼らはあくまで雇われ兵だから、
国家に対して自ら叛意を示す事はないだろうけど、
銭稼ぎに国内のテロリストやレジスタンスを炊きつけて、
紛争を起こそうとされてはかなわない。
「そこはきっと、
オールドパル閣下がよしなに謀ってくれるのでしょう」
少なくとも自分から傭兵に直接働きかける事はない。
ただし、国内のありとあらゆる傭兵を囲えと命令が下されれば、
従うのみ。
傭兵と対峙して、自ら事を起こすとすれば、
目の前で国の脅威と判断した場合のみだ。
せめて、もうすぐ休戦なのだから、
(その中にクラマトが助けたという傭兵が居るかもしれない)
そんな場面に出くわさないよう、
自分が出来るのは、……ただ、祈るのみ。*
10人目、 諜報員 アプサラス がやってきました。
諜報員 アプサラスは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[つつがなく処理されたであろう、その死体の顔は
どのような表情であったか
どのような顔つきであったか
それすらも分からないほどに
綺麗さっぱりと、全て弾け飛んでしまっていたのでした―――…]*
諜報員 アプサラスが村を出て行きました。
10人目、 外科医 サムジョ がやってきました。
外科医 サムジョは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
ああ。死んでしまったか。
せっかく、前に使っていた連中の顔をくれてやったと言うのに
いや、それとも…それが良くなかったのか?
以前旅行に出かけた時に使った顔を覚えている者がいたか?
いやいや、あれはトループとの国交を停止する前の話。
だがしかし、そういうこともあるか。
何はともあれ、補充要員を考えてやらねばな。
誰がいいか……
外科医 サムジョが村を出て行きました。
10人目、 補佐 ペリエ がやってきました。
補佐 ペリエは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
キャラセット: Troopers Valhalla
11人目、【M】 偵察兵見習い タリア がやってきました。
【M】 偵察兵見習い タリアは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[タリアという女神の名を冠したボクは、治安の悪い路地裏の欠けた女神像の下で、昏い雨が降る中、生まれたのだという]
【M】 偵察兵見習い タリアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[死亡通知やら相続やら、そのあたりの話はまた追って通達の旨を聞きながら、頷くことしかできませんでした。
それ以外に何をしろというのでしょうか。
国の為に働いて死んだ姉の事を、今頃、先に昇った祖母は歓び褒め讃えているでしょう。
国の為に戦うことを差し止められている私と違って
姉は最後まで働き、逝ったのですから]*
補佐 ペリエが略称を変更しました。
[タリアという女神の名を冠したボクは、治安の悪い路地裏の欠けた女神像の下で、昏い雨が降る中、生まれたのだという]
いつまでボクは見習い?
[砂埃の舞う屋根の上を光の速さで駆け跳びながら、上官だったか先輩だったかに聞いたことがある。トループで育って8年、メトロポリスで一部“改人”となってから10年。軍には改人となってからすぐ配属されている。そろそろ認められてもいい頃合いなのではなかろうかと、あからさまに不満を滲ませる横顔には未だ幼さが残る]
南西に敵部隊発見。南南西、森林地帯に偵察兵。了解、東に向かうね。
[”足”はそのまま東方向へ切り返す。瞬きするころには、そこに少女の姿は無かっただろう。
生まれつきの改人ではないが、母親の遠縁を頼ってメトロポリスに来た時に最初に施してもらったのは”足”だった。自身の足は、まさに光の速さで駆け跳び回ることができる。尤も、それすら標的として見定められる”目”があるのだとしたら、紙屑の偵察兵はひと溜まりもない。
地を駆け、瓦礫や屋根の上を跳ぶ。攻撃できるスキルも防御できる装甲も持ち合わせているわけではなく、なけなしの防弾服が命綱だ。紙のような命綱を頼りに棄て駒は今日も戦場を駆けた]
[隣国の戦争の激化と母国の治安の悪化、腐り切ったスラム。見境なく蹂躙された母は、望まなかった子供を女手一つで育てようとした。当然父親の顔なんて知るはずもない。生きるためならなんでもやった幼少期。感染病に冒された母親の死後、戦時下でもあるメトロポリスにわざわざ“逃げる”ことになったのは、他でもない、自分を守るためだった。
何でもするから強くしてほしい。齢8歳の子供が糞みたいな望んでもない自由と引き換えに手に入れたのは、超人の”真似事”ができる身体と、偵察兵という役割だ。光の速さで駆ける力、跳ぶ力。それは言い換えれば”逃げる”ための力だった。
偵察兵とは名ばかりで、正直足しか取り柄のない自分が棄て駒のひとつでしかないことくらい、とうの昔に気付いていた。それでも日々の飯すらありつけず、身の危険を感じて怯えるトループのスラムで暮らすよりも断然いい。生き抜き、宿舎に帰ることができれば寝床と飯が待っていた。
”国交上は平和なトループ”よりも”戦争中のメトロポリス”のほうが、安全で、満たされた生活を送れる環境だった、それだけ]
[駆ける足が止まったのはそれから間もなくのこと]
休戦・・・?
[>>#4端末から流れてきた速報や上官からの指令に怪訝な顔をする。砂埃の中から突如現れたように見えるであろう偵察兵見習い。子供のように小さな体躯、やせ細ったその姿だけ見れば迷子の子供のようにも見えるだろうか。凹凸が少ないその体は少女ではなく少年のようにも見えるかもしれない。
戦争のある時代しか知らない。戦うしか生きる術がない。そんな戦乱の世に生まれてきた齢20に満たない棄て駒は、ある意味単純明快とも言えるその指示に暫く立ち尽くす **]
/*
ぎりぎりに何やってんだと言われそうです。
すみません、すみません。
設定が固まらなくて…(今も固まってなくて)
文章書いてたらぎりぎりになっ…なっ…
も、申し訳な……す、すみません……!
僕のプレイスタイルは基本的に出オチゲー!
やりたかった出オチゲーは終わりました!!!
あとは野となれ山となれです!!!
ご迷惑おかけしないように頑張りますので、よろしくお願いします!(すでにもうかけた気がする(…)
/*トルーパーズチップに使いたい布石か???ん???と思って1分ずらしたのが功を奏した…!あ、あ、あぶねえどきどき…
/*
一席頂戴いたします。逢と申します。RP村はブランクがあり過ぎるので、とてもとても緊張しています。まず国の仕様がわかりませんね、と思いながらいろいろ押してみる24時。
トルーパーズだけど改造施して戦線に出るの、大丈夫そうだと判断したのでそういった設定にしているのですが、もし世界観に齟齬在りましたら申し訳ありません。
「ん〜…、シーズニアは聞いた事あるけど、
世界各国の伝統行事になぞらえた菓子があるんだっけ、
そっか、
ハロウィンもそこからか」
なるほど。
地上の枯渇が進むにつれ、真っ先に消えてしまいそうな国だという認識だったが、未だに残り続けているのだから興味深い。
地上にはまだ、見込みがあるのだと希望を抱いて良いのかと錯覚を起こしそうになる。
希望を抱いてもいい?本当に?
身振り手振りで熱く語る青年の説明を聞きながら、
まだ見ぬ小国へ想いを馳せる。
「オーケー、クラミイ
次からはそう呼ぶ。
で、お役所仕事とはいえ、この国は戦争しているからね。
むしろ
クラミイも医者なのに前線に出て、
スーパーアーマーで戦ってるだろ。>>165
それと同じだよ」
シーズニアの市場調査に行けるかもと聞けば、
テーブルに頬杖を突いたまま、あははと笑って。
「海外の市場調査はな〜…戦争中は厳しいかも。
しかも休戦ではなく、停戦にならないとね。
スパイと思われちゃうしね」
残念そうに肩を竦める。
いつかという希望を抱くのは、とても良い事だと思うけどね。
黒医者については>>164 興味深く話しを聞き、
(トループに向かえば居るかもしれない?)
爆弾については知ってる、とは返せず、
大人しく背中をバシバシと叩かれることにする。
前線の事に話しが及べば>>165、
神妙な顔をして手の中のグラスを傾け、
「ん、
クラミイが前線で一人でも多くの人を助けて、
この国を守ってるからこそ、
中に居る俺たちが安全に暮らせてるんだよ。
……ありがとうな」
その頑張りに報いるためにも、
国の内部は俺たちで守らないとならない。
戦争が終わればお役目御免。俺はそうならないけど、
君がそうなる事を願っている。
「ふふ、サンキュ。
トループでのライブも楽しみにしてくれよな」
その際に互いの連絡先を交換しあったか。
俺のはバンドマンとしてのアカウントだけど。
だって、連絡先を知らないと、いつどこでライブをするか、
伝えられないだろう?
そんなこんなで、明け方までの時間を笑い合って楽しんで、
俺たちは店を後にしたのだった。**
― 回想:かつて、戦場で ―
[それは"仕事"の最中の出来事だった。
警戒を行いながらの先行中、視界の隅、不意に影が映った。
残像しか捉える事が出来なかったソレを追うように、単機飛び出す。
自軍ヴァルハラの機体にしては小さすぎる。生身の存在がああも早く移動できる事もまずない。
なら残る選択肢は一つだけ、メトロポリスの改人だ。
しかもかなり足が速い者、そういった者に此方を見られた。
の、だろう。偵察兵か?
……――速い、まるで光のように。>>176]
『止まれ!』
[反射的に、オープン回線でノイズが叫ぶ。
だがそんな物で止まる者は果たして居ただろうか。この回線を聞いていたすら怪しいと言うのに。
再度捉えた影を即座にロックオン、トリガーを引くと、鉛玉がばらまかれる。
だが追いつけない。
そう瞬時に判断すれば、銃器は吠えることを止めただろう。これ以上は弾の無駄だ。
外したミサイルが遠い地平で爆ぜる。
機体のカメラを限界まで絞ったが、結局鮮明な姿を捉える事は叶わなかった。
録画映像に残像が残る、小柄な軽装兵。>>177
少年兵か、と判断した。
別段珍しくはない。
コクピットを開け、砂煙だけが残る地平を眺める。ああ、逃してしまった。]
『こちらの戦力を、捕捉された』
『繰り返す、
こちらの戦力を捕捉さ、れた』
[姿を隠す意味が無くなった事を、配置されていた軍の伏兵へ通信を入れる。]
『ザッ、作戦失敗、だ』
[何をやっているのかと、護衛対象であった相手から怒声が飛んだが、イレギュラーが居たと素っ気なく返す。
作戦失敗、一時撤退。
給料分働くことは叶わなかったが、面白いものが見れた。
予定より少なすぎる額を受け取り、その日の"仕事"を終え、自身の保有するガレージに戻った。
たまにはこういう日もあるだろう。**]
[小型トラックほどの自身の戦闘用機体は、決して鈍重と言う訳ではない。
軍用の量産機体とは違い、それなりにピーキーな調整やパーツ変更も施してある。
それでも追い付けなかったのは、あちらのスペックが上回ったからだ。
その日の夜はガレージの天井を眺めながら、コクピットの中で安酒を煽った。**]
/*
32-10で22の頃にタリアが配属。
それより前から入隊していたことになるから、
ティーンズで入隊した感じになるか。
/*メトロポリス組の方は絡みには問題なさそーかな。人数的にも。
クレイもフットワーク軽いし、ジェイドも上手くやってくれると思うし。
自由にやらせてもらうぜ〜〜〜
こっから絡んでいけそうなのはシードルとタリアだけど、どっちもいまからんでいったら、多角になりそうだから、様子見
多少の攻撃手段もないなら、
その足を活かして少しでも多くの情報を、
指揮官の下へ持って帰れ。
[そう言い放つ声音に、誂いの色も、侮蔑の色もないが
かと言って、まだ若い相手を生きながらえさせようとしたわけでもない。
捨て駒だからといっても、利用できる内は利用する。
上から見れば1兵士である以上、こちらも捨て駒なのは変わらない。
それが戦争だと思っている。]
お前は、そんなに死にたいのか?
[ようやく幼さの残る顔を見て問い掛けたのはそんなこと。
別にその問いに深い意味はなく、何となしに問い掛けた。
それに答えがあったかは分からないが、
それから後輩が眼の前から“消え”>>175、
休戦の話が出たのはまもなくのことだ>>177。*]
12人目、 【M】放浪者 タエナシ がやってきました。
【M】放浪者 タエナシは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
戦争?休戦?んなこと、わかんねーべ。
おら、んなの聞いたことねぇどす。
[その言葉に、]
あぁ、戦争がついに止まるのか。
[ふと、表情が落ちたと思えば声は冷静。
しかし、再び顔を上げた時にはまた、]
わかんね、わかんね。
[そう言いながら、歩く徘徊者。]
/*へえっへへへへタエナシさん嬉しいいいいふへへへへ
アンダーテイクに思い入れのある箱推しの民、嬉しさで死ぬる
ー機嫌良い散歩道ー
くーらみーぃちゃんってかあ、ひっひっひい
[酒に酔って気分上々に街を歩く今日この頃。
まだちょっとばかし酔いは残ってる。
遠くで工場が元気に稼働する音がして、それがまた心地良い。
すれ違う清掃用ロボットたちやアイスの自動販売マシンたち。
パワードスーツを着て働くやつもいれば、まるでここはロボットの街のよう。
ま、当然一般市民はスーツなんて脱いで、
休戦になったという安堵からうかれてる人のが多い。
酔ってる俺の目からみれば、
街全体がテーマパークにでもなったみたいだ]
[…前線に立ってるくせに、お気楽すぎる性格。
それは、『俺様の目から通してみた』戦場が、
今目の前に見えてる景色とよく似ていることが要因にある。
仲間はみんなパワードスーツを着てて、
死ぬときはスーツごと体が弾けてたり、顔が見えなかったり。
STGの仲間のプレイキャラクターが倒れたような、
どこか現実味がない光景に見えてた。
一方で、メトロポリスの奴らは人間の姿を保ちながら、
驚異的なパワーとスピード、回復力を持つやつも多くて…
これまた俺の知る『普通の人間』とは訳が違う。
人間の形をしたバケモノの存在は、リアルに見えてリアルじゃない。
モニター越しの姿は恐ろしいもので……そいつらの本質が
どこにあるのか、俺様にはわからない。
相手を『人間』として捉えられるのは…
それこそ、目の前で、生身で傷ついた姿をみたときくらい。
だからこそ、おっちゃんが死にそうになってたときは焦ったんだ]
[ふと、視線を別の方に向ける。
警察が忙しなく駆け回ってる様子を見るに、
どうやらガサ入れにいくらしい。またスパイが見つかったようだ]
やっぱ警察ってすげえなあ。
見分けがつかねえスパイを見つけられるって
やっぱうちの国は有能ばっかなんだなあ
[今度、近所の姉ちゃんに、ガサ入れいくとこ見かけたぜって
自慢してやろう。そう思った。
よく家の近くで見かけて挨拶してた。
美しいエメラルドグリーンの髪の……
…きれいな笑顔の人…>>169
そんなそばにスパイがいたなんて
全く知りもしないまま**]
いたよ、北方向、敵機体
どれくらい・・・?かなり強そう、
そこらへんにあるのとはちょっと違う
[単に見た目の話だ。量産機体とは>>185どこか違う風に見えただけで、上官に報告できるのもそこまで。あとは解析部隊やより優秀な偵察兵が指示した方角、距離をサーチしてくれると期待して]
それにしても怖いね、機人は。
あんなデカいので人を潰そうとするんだから
[すっかりメトロポリスの価値観に染まった偵察兵は、そう独り言ちた *]
[”死にたいのか”と先輩は聞く>>188。その問いに首を傾げ、考える素振りを見せてから、幼さの残る偵察兵は、こう答えるだろう]
嫌な死に方はしたくないな
[死にたいのか生きたいのか。質問の答えにならない解を放り投げて、足は、東へ **]
/*
めちゃくちゃかわいいですね…
それはそうと全体メモは本当に便利だわ…
Newの表記が出るから、誰が更新したかすぐわかって、接続状況も把握できる
[返事は雑だとしても、反抗せずに聴くなら問題ないと認識している>>196。
その内に何を隠していようが、語られなければ知る由もなく。]
嫌な死に方……。
[だが、回答になってない回答というのは頂けない。
生きたいのか死にたいのか、理解すれば良いか困る。
と酷く不快そうな顔を返した。
尤も、相手にどう取られたかは知らないが。]
[我がメトロポリス国の国民達は、
その身に直接技術の恩恵を受けています。
ありのままの人間の姿で、
自分の望むことをありのまま行う。
我々は技術の力により人より進化したのです。
無論、それによる恩恵も多くあります。
身体が半分ほど吹き飛ぼうが、遺伝子さえあれば再生できます。>>123
幼い子どもであろうとも、改造を受け入れれば、戦場を生き抜く力と速さを得られます。>>176
たとえ脳が破壊され続ける病であろうが、それを上回る速度で回復力を備え付けることができれば、なんの問題もございません。
なにより、傍目には普通の人間に変わりません。
誰一人、改造を理由に差別されることもないのです。
これを『完璧な人類』と呼ばず、なんと呼ぶのでしょう]
― 過去 ―
[後日、あの日カメラで捕らえた残像を、親しい軍内部チームに回したが、結局鮮明な画像は上がってこなかった。>>193>>194
軍でダメなら自分にはなおさら無理な獲物だった。
もしかしたら、あの時飛び出さない方がよかったかもしれないなんて思いながら。
実際、大人しく潜伏していればバレずに済んだのだなんてこと、知る由もない。
完全な速度のスペック負けに暫し思案。
値段の張る新しいブースターや、カメラでも積もうかなんて考えながら、戦闘用のパーツカタログデータを開く。]
[機体を組んだりパーツを選んだりと言った行為は好きだ。
ヴァルハラのパワードスーツは、個人が好きなようにカスタマイズすることが出来る。
通常は各々の身体や個性、職務内容に沿った機体を所有しているだろう。
だが自分はその延長線、軍使用スーツの域に大きく踏み混むまでとなった。
一般市民ではこうはいかず、軍人にしては私物化の色が強い。
自身の趣味だけで組み上げた愛機は、昔と比べてずいぶん大型の物になった。>>185
所々塗装の禿げた機体をゴンと叩きながら、所持金の範囲内で買えるパーツや、弾薬の補充を行っただろう。*]
― ヴァルハラ:市内 ―
[愛機は、市街地のやや外側に置いてきた。
ヴァルハラの市街地は、軍事や工事用大型パワードスーツが入れるよう、スケールがやや大きめに作られている。
自身の機体も市街地に入れられない訳ではないが、和平条約で浮つく街に傭兵の機体を入れる訳にも行かないだろう。大変わかりやすく重火器がぶら下がっている。
結果、市街地を生身で歩くことになるが、護身用の武器と傭兵ライセンスぐらいは持ってきた。何もないよりはマシであるからして。
久しぶりに、他者が作った暖かい食事が食いたい。
レーションやレトルトではない、マシな料理を胃に入れたい。
ジャケットを羽織り、傷のある男は飲食店を物色する。
そこに知った顔というか、死んだかと思っていた顔があれば、慌てて駆け寄るのだ。
他人の空似ではないことを祈って。]
『……ザッ、青年?』
[忘れようがない赤毛を見つければ、安堵と共に笑むのだ。**]
ドクター・サムジョ。
ヴァルハラ側のスパイ探知能力が、
日々向上していることについては
留意してください。
…分かっていただけたなら宜しい。
ヴァルハラ国内部の情報をより引き出せるよう、
より精度のいいものを使いなさい。
技術の更新を怠ってはなりません。
[女は淡々と医師に告げた。>>170
彼らをバレないように紛れ込ませるのは
火球の任務となることでしょう。
無駄にコストが消費されるのは好ましくありませんから**]
/*
村建ての得意なRP:複数キャラ同時動かし(3PCくらいまでなら別思考を並行してできます)
村建ての得意じゃないRP:直打ちしないRP(書き溜めすると思考が逃げちゃう)
前者より後者の改善を優先してください村建て。
納得できる、死に方かな。・・・こんなことで、死にたくない。こんなところで、死にたくない。そう思わない死に方を、ボクは望むよ。
[その答えすら、根本的な解決には至らなさそうであるが。過ぎ去る前に瞳に浮かべた翳りは、酷く酷く冷たい色をしている **]
/*
凄く・・・すでにすごく楽しいです・・・本当お誘いしてもらえてよかった・・・ららさんありがとう・・・
ーヴァルハラ市街地 日が昇ってしばらくー
[さて、警官たちのガサ入れを見送ったあと、
少し酔いが覚めてきて、また少し小腹にいれたいと
感じるようになってきた時間帯。
せっかくの休戦日和を楽しみたくて、
俺様ちゃん、家にも帰らずまだ遊ぶ気満々。
ふらっと来たのは、飲食店も多く出てる通り。
戦争が終わったばかりだからか、
いつも通りの営業でいいのかと少し恐る恐るな感じにも見える店員たちを横目に、ブランチにでもしようかな〜…と考えていると…
どこからか、足早に駆け寄る音がした>>203
忘れもしない。あの質の悪い合成音声といっしょに]
おっちゃん!!!
ここにいるってこたぁ…無事だったんだな!!!
あんときゃ悪かったよ、別れも告げないでいっちまって。
先輩たちがさっさと来いって小突いて、
引きずられてっちまったんだ。
[安堵の笑み>>203に、こちらも笑う。
その後、あいつら人情ねえよなー!と先輩たちへの愚痴も。]
あのあとどう?あそこのゴキブリ全滅したか?
…あ〜…それより前にもう全員撤収したかな…?
あと、喉も見せて? ちゃんとあのあと病院行ったか?
[と、喉を見ようとして…]
…ちょっと!かがんて見して!!!
[視線の高さが足りなかったようだ…。
見せてもらえたか、傷がどういう状態なのか。
それはこれから軽く見ることになるが…
間違いなくこれについてはびしっと言ったろう。
『こら!掻きむしるなっていっただろ!』って*]
/*
他の人のやつみてると、結構万能になっちゃってるんですよねえ。
技術革新たくましいんだけれど、最初に村建て様にご確認したやつから想定以上の回復能力をメトロポリスが有してる状態でありまして。
だから最初に設定してきたものから、どのくらいこねくり回したらいいのかと今も悩んでいるのであります。
そのために未だに設定がちゃんと固まらないのであります。
早く出して皆様と同じスタート位置には立てずとも設定土台くらいはしっかりしておきたいのですが…
それはそれとして、このお咎めは「昔使ったお古なんて渡すからそうなるんですよ」って怒られてるやつでーす。
サムジョ、お手付き〜。
/*
まあ、初期想定からずらした際に持って来たナノマシンの無限増殖バグ(ガン化)のあたりはまだ出せそうでよかった、とは思っています。
が、その設定を出すためにはその超回復能力のあたりをどうにかこうにかしなければならないな、と言うのはあります。
むむむ。頭を使うって大変。
……そうか。
[何処も彼処も死の匂いに満ち満ちているこの世界では、
“納得のいく死”を迎えるのは相当難しいだろうが。]
精々、納得行くまで足掻くと良い。
[手伝ってやることも祈ってやることもしないが、
無責任とも言える応援ぐらいなら、してやる。]
[死んでいった仲間の代わりとは言わないが、
己の存在に納得がいってなさそうな>>285、
花の盛りを過ごす幼顔の後輩が、
せめて最期ぐらいは納得できるよう、死ねればいいなと。
理解できない己には、
きっと喜劇の主役にもなれなければ、
豊かな心を持つことも、土台無理な話だろうから。*]
― ヴァルハラ市街地:青年と ―
『生きててよ、かった、
お互いに』
[>>207>>208
感動の再開と共に零れる感激の言葉。それと先輩への愚痴。
ニコニコしながらそれを聞いて、時に静かにうなずき、ノイズの相槌を返す。]
『ザリ、 ガ、ザザッ』
[声を失ってからやや無口気味になったのもあるが、元々人の話は聞いている方が楽しい性格をしていた。]
『青年が居なくなっ、てから
ザ……、
野営地には、行かなくなった』
[場所自体に興味がなくなった。と言うのが正しい。興味があったのは彼だけである。
つまりゴキブリ任務を放り出したのだが、当初よりは清潔になり害虫も減ったのだから良いだろう。あそこでは医療部の清掃に専念していた。]
『ん、』
[喉の傷を見せろと言われれば、少しかがんで、素直に襟元を緩める。
彼との身長差は相変わらずだった事に、襟を緩めながら少し微笑んだ。
特に隠すことはしないが、ろくに病院に行っていないこと、引っ掻く癖が取れていない事が傷跡から見て取れるだろう。
搔きむしるなと叱られればバツが悪そうに視線を逸らす。>>209
傷の経過観察が終われば姿勢と襟を正した。]
― その後 ―
『どこか適当な店に入ら、ないか
ちょうど食事をし、に顔を出し、た』
[立ち話もなんだし、座れる場所に移ろうか。
選ぶ店は任せようと思う。この辺りには詳しくないというより、戦場に入り浸っている都合上縁があまりない。
元より適当に物色し、適当に食事をする気であった。アタリの店かハズレの店かなど分かる訳もない。]
『奢るよ、青年』
[恩人相手、これぐらいは当たり前と思って居る。
和平条約で休業中だが、それなりに金は持っている方で。**]
[相変わらず、今にも壊れそうなノイズ音。
けど表情は相変わらず嬉しそうに感じた]
何だ、んじゃ結局全滅ならずか。あいつらほんとしぶてーな。
…ま、きれいにしてくれたんだし、
いずれはいなくなんだろ多分。
[俺様たちが去ってから、野営地に顔を見せなくなったという話>>213を聞いて、自分たちと同じように別の任務が入ったか?と解釈する。
本人はゴキ潰しで貸し借りなしのつもりだったので、そこまで興味を持たれていたとは思っていなかった。ドライな軍人生活で変に慣らされたのかもしれない]
[屈んでもらえば、少し不服そうにまた首元を見る…。
その瞬間から、先程まで騒がしかったのとか変わって、集中した視線に変わる。]
…縫合の跡も、俺がつけたときまんまだし。
糸も緊急用で用意したやつだな。あーここかきむしって…!
ちょっと腫れてんじゃん、だから余計に気になるんだよ
かさぶたになっちゃうぞー…?
一度切れたもんは2回でも3回でも切れるから…
次派手に切ったら、糸が引っかかって喉ずたずたになるぜ…
[そういいながら、治療の方法を頭に考える。
ふざけた表情とは違う。そう。あのとき、切り傷の処置をしたときと同じ、命を預かる顔]
[…思えば、あの劣悪な治療室でも。
文句ばかりずっと言っていた彼であっても。
患者を見るときだけは、まっすぐ真剣だった
そうしなければ、取り逃してしまうから]
[バツが悪そうに視線をそむける男に、盛大にジト目は向けてみつつ]
もういいよ。とりあえず、あとで軍御用達の薬で
炎症止め処方してもらうから。それしばらく塗っといて。
首だけガッサガサの乾燥肌になっちまっても知んねえぞ
[と、医療部隊らしく指示を出す。
俺がもっかい手術するから!とかそういうかっこいいことは言えない。首の手術は流石にもっとでかい病院に任せないと無理。なので早めに行くんだぞ!とも釘を差す!]
奢ってくれんの!?よかったー!
俺もちょうど腹減ってたんだよ!!!行こうぜ!!!
俺、ここらへんでうまい肉の店知ってんだ!!!
天然肉とか貴重だから、それなりにすっけど、
ぜってー気に入るぜ!!!
薬代も合わせてしっかり食わせてもらうからな!
[そして、食事のお誘いにはホイホイ乗ってくる。
奢り奢られ!なんか最近はついてるぜ!]
[案内した店は、天然肉を使用した
ちょっとばかしお高めのレストラン。
堅苦しく、お高く止まった感じの雰囲気というわけではないが、ものすごく騒がしいってほどでもない。そこでは、天然肉を使ったステーキやハンバーグをメインに取り扱っており、厨房からは肉のよく焼ける音がする。
ヴァルハラ国でも、当然ながら食糧自給施設や設備は存在するが、魚や肉などの生き物から取れる食糧は、環境汚染や戦争の結果として、しっかりと整った設備のところでないと得られない。
様々な食材をかけ合わせて作られた合成肉などはたくさんあるが、
天然の牛さんから取れる肉となると、相応のレアリティがある。
これが、ある程度自然が保たれているメトロポリスなら違うのかもしれないが、工業的な農作がほとんどのヴァルハラだと、やはりこういう形になってしまうものなのだ]
なーにくおっかなあ…*ロールキャベツ*とか*鶏肉のコンフィ*とか*ロールキャベツ*とかあるぜ?
[と、メニュー表を見ながら提案したり。
俺?俺はとりあえず…肉!!!!!*]
むなしいだろ、そういうことしてると。
[人を殺す手で、人の命を救うのは。
何をしてるんだろう、と少なからず陰鬱な気持ちにさせる。
それが、目の前の彼にわかったかどうかはわからないけど。
そうとだけ答えて、彼とは別れた。*]
/*
今回はバトル村じゃないので、のびのびと好きな設定を積んでいます。欠点とか気になる人いたらごめんね
/*
> クラミイ、元気に伸びるんだよ…っ[牛乳]byアロール
>> クラミイが小さいんじゃなくて皆がでかry byサファイア
たしかに!!!!!!!()
ちくしょークッソ笑う
/*
クラミイは、戦場での出来事にまだ現実味を感じてないのですよね。
生々しい血肉の感触を感じるのは、治療室がメインだろうしなーーー
その点サファイアさんは常にその生々しさを感じてて…ううっ涙
幸せになって…
/*
サファ197cm
シードル190cm
クレイ190cm
ジェイド182cm
アロール180cm
クラマト168cm
タリア148cm
不明ペリエ、タエナシ
うおおおおお周りがでかいいいい
[>>216>>217>>218>>219
思っていたより本気のお叱りを受けた。
適当にごまかすつもりでいたが、どうやらそうも行かないらしい。
真剣な目と口調で警告されるものだから、少しシャンとして考えを改める。医療従事者と長期交流を続ける事など、今まで無かったものだから。
ほかの傷跡も、ろくすっぽ病院に通わず適当に済ませた物の方が多い。
機体外で負った傷、機体ごとぶち抜かれた傷、コクピット内で金属片ごとシャッフルされて出来た傷、その他もろもろエトセトラ。
前線でぶつかり合うことの方が多い"仕事"上、傷は絶えない。
釘差しの忠告もとい診断を下されて、シュンとする。
ええ〜(病院行くのめんどくさいから)青年の治療がいい〜と思って居たことは内緒であるが、彼が大病院に行け薬を塗れと言うのならそうしよう。
そしてその後は、彼のおすすめする店に足を運ぶのだ。
普段食えればいい栄養が取れればいいで、味も見た目も悪い食事ばかりとっている人間、レアな天然肉など縁も無かったが、たまには悪くないだろう。青年も楽しそうだし。]
― レストラン ―
[>>220
あまり入ったことのない店の内装にぐるりと視線をめぐらす。
知らない土地で索敵や警戒を怠らないのは職業病であったため、しばらくピリピリとしていたが、メニュー表を手に取ればソレもほぐれた。]
『ザリ、
好きなのか』
[ロールキャベツがね、ええ。
大事なことなので二回言われたメニューに目を通し、おすすめされたロールキャベツと*シーフードグラタン*を注文する。
元より食べる方だ、二人前をデカい口でかぶりつく。
運ばれてきた彼のメニューに「若いなあ」なんて感想を抱きながら。]
『美味いか?』
[彼の選んだ店だしハズレではないだろう。ありきたりな声をかけ、ロールキャベツを頬張った。
うん、美味い。**]
/*
しゅんとしてるおっちゃんかわいいなおいいいい!
このやろう!!!俺様が診てやりてええええ(しかし残念なことにクラミイは入りたてほやほやの下っ端も下っ端なので、応急処置以上のガチガチ手術の免許なさそう。首のやつは応急処置だからセーフ!)
[いくら末端とはいえ、流石に医療従事者としては
おいそれとは見逃せない。
とことん傷の手当が嫌なのだろうか、
途方もない数の傷がそこにはあった]
ったくよー、大病院でも説教もんだってのー。
こりゃたまに俺様ちゃんがしっかり見といてやらねえと
次どんな大怪我するかわかんねえ!
ほらこれ
[仕方ねえとばかりにふんぞり返った俺は、端末を使ってピピピッと打ち込む。入力が終われば、ピッと端末から小さなチップが出てくるので、それをおっちゃんにホイッと渡す]
これ、俺んち。でけえ手術は流石にできねえが
ある程度医療品はあるし、病院設備、近くにあるから。
なんか怪我したら来いよ。説教ついでに診てやるからさ
[チップの中身には、俺様の名前も入っていたろう。
…ついでに、建物が分かれば、家の周りがどんな環境かもわかるかもしれない…結構流れ者も多い地域だ]
―回想:アロールと―
「……それは、ヴァルハラ兵だぞ。」
知っている。
「敵を、お前は助けるのか?」
私の敵は、私の邪魔をする者だけだ。
[振り向くことなく答える。
ヴァルハラ兵が痛みに呻く。意識があるなら大丈夫だろう。
続く男の質問にほんの一瞬、動きを止める。]
殺すのが兵士の仕事ならば、治すのが私の仕事。私は医者としての責務を果たしているだけだ。
[生きているのなら誰であろうとも助けると、そう決めた。
理不尽に奪われるのなら、足掻いてやる。
そう、これが私の戦争なのだ。]
[治療が済めば、ヴァルハラ兵はその鋼鉄の体を引きずるように去っていく。彼(彼女かもしれないが)の姿が見えなくなるまでの間にその場を片付ける。]
キミは……名前は何というんだ。私はシードル。
もし怪我人を見つけたら連絡してくれ。
もちろん、キミ自身のことでもいい。すぐに向かおう。
[そう言って自身の端末番号を伝える。
期待は出来ないだろうけれど、念のため。
(…医者が必要な現場なんて、ない方がいいけどね。)]*
―私の戦争―
[両親を殺したのは、メトロポリスの兵士だった。
二人は軍医として祖国に尽くしてきた。それなのに、殺された。どうにも、上官の機嫌を損ねたらしい。]
(どうして)
[味方であるはずのメトロポリスが、国に貢献してきた彼らを殺した。]
(そうか……)
あいつらにとっての、敵になってしまったのか。
[敵か味方かは所属ではなく、感情によって決まってしまうらしい。
――ならば、
私もそれに習おう。国ではなく、自分にとって利益があるかどうか。好きか嫌いか。やりたいかやりたくないか。
死にたくないと縋る者も、死にたいと喚くものも、平等に区別なく救おう。
それこそが私の復讐。割り切れと、大人になれという言葉に反発し、国に尽くせという両親の教えを破る子どもの我儘を通して見せよう。]*
[ロールキャベツを二回言った理由は簡単。
俺様ちゃん、ロールキャベツ大好き!!!!
特に、トロットロのトマトソースが上からかけられたやつなんて、サイコー過ぎてたまんねえ…。
当然俺もロールキャベツを頼む、
ついでに、ハンバーグとオレンジジュースも。
肉と合わせるフレッシュなオレンジジュース
こんなにうまいもんはねえ!]
おう、すっげー美味え!
やっぱ肉はこうでなくっちゃなー!
そっちもいいじゃん、タコエビイカとか入ってるやつだ。
俺様ちゃん、『ウミ』を見たことねえからわかんねえんだけど、こういうのが『ウミ』にはいっぱいいるんだってなー。
いつか見に行きてえな
[と、そう言いながら、またハンバーグをおおぐちでもぐっっ!!!
にまあっとほっぺたが落ちそうになるのを抑えて、また次のひときれへ]
そういやおっちゃん、もうすぐトループに行けるって聞いたか?
俺、行こうと思うんだけど、3年も経つと治安どうなってるか心配でさあ
実は今度、知り合いがトループでライブすんだよ。
それ見に行きてえんだよな。
…コウモリ人間くんのチョコレートパフェも食べてえし!
おっちゃん、暇だったら一緒行く?
もう戦争も終わるんだ、のんびりしちまおうぜ。
[あ、すんませーん。チョコレートパフェ追加でー。
と店員に声掛けしながら、そう提案する。
…男と軍の上層のやり取りを知らない彼は、
このまま戦争が終わって欲しいなんて、呑気に祈っているようだった*]
[これはトループが好きだ。
どんなに過酷でもトループで過ごした日々が好きであった。しかし、わずらった病はどんどん脳を破壊していった。
大切なものを忘れてしまうことを恐れ、メトロポリスに渡った。病を克服し、再びトループに戻るため。
メトロポリスで治療を受けるまでの経緯はどうであったか。
治療費はいったいどうしたのか。
例えば、何かしらの事故や病の進行で脳死した場合、その体をメトロポリスに提供するという条件だったり、これが、自身で貯めた金なのかもしれないが、
それはどうだったっけ。]
[結局は、施術中の事故により失敗。
ただの失敗事例のひとつとして扱われ埋もれたか、
それとも、影響があったかは定かではないが、
一つ言えることは、その失敗した施術現場からは、これの姿はみつからなかったということだ。
その場から、これは姿を消したのだった。]
ー過去の話:ドクターの戦争についてー
[…ある時のこと。医療班から報告が入った。
従軍していた医者一名が、命令に背き、>>231>>232
怪我人であれば当たりかまわず治療しているという]
『警告します。医療班 ドクター・シードル。
貴女は現在、軍の統率を離れ、重大なる命令違反を犯しています。
ヴァルハラ国兵の救助を行うことは、
即ち我が国への脅威を復活させることに他なりません。
これ以上の叛逆行為は、処罰の対象になります。
これは最後通牒です。
我が軍に必要なのは個人の意志ではありません。
我が国の勝利のことだけを思考しなさい。
それが人類の未来へと繋がるのですから。』
[軍上層部から直接渡された通知は、医師にとってどう感じたろう。
少なくとも、軍はそれ以降、彼女を自由にさせている。それは即ち、仲間とは見做さなくなったということと同義だろう。**]
[トループでこれを見送ってくれた人はいたのだろうか。
メトロポリスやヴァルハラでは、これを知る人はいただろうか。
独特な訛りの話し方だけは、確実に"こいつ"の昔からのもの*]
「身のこなしは変わらずだなあ」
お褒めに預かり恐縮です。
ですが、それを戦いで生かせないのであれば
持ち腐れと言うものなのでしょう。
[男は女の言葉を聞くと鼻で笑う。
そして、唇から覗くやや先のとがった歯を見せて笑みを作ると
荷物を置く女の様子など歯牙にもかけず、言葉を紡いだ]
「そういえば、姉が死んだことは聞いてるな。
一時的な補充要員として、お前を推薦しておいた。
まあ、例の休戦もある。
うまく取ってくれるかどうかは分からんがな。
まったく、ヴァルハラの連中の顔に整えてやったのに
もうちょっと長生きしてくれたらよかったんだが」
[言葉こそ愚痴る様な物言いだが
そのような気持ちを微塵も持ち合わせていないことは
この外科医に引き取られて、期間が長い女にはよくわかっていた。
男のいう言葉の本音を拾うなら
投入した新しいナノマシンの具合をもっと確認したかった、ぐらいの事だろうことも]
お言葉ですが、博士。
姉はもうあれでいて齢50を超えておりました。
ネクロポリスの平均年齢よりかは下回りますが
それでも、ある程度は生きていた方ではないかと思います。
というよりも、博士ご自身を基準にされるのは
正直に申し上げて、他の人間からはブーイングものかと。
[まだ若く見えるだろう外科医の姿は、その見た目よりもはるかに年齢を上回る。
自身を実験体にし、更に人工の胎で育てた子供も
等しく実験に巻き込み、今の男の姿を形成しているソレを見ながら
女は以前に年齢を数えようとしてやめたことを思い出した。
同様に、女自身が人工の胎より生まれた子供たちであることも]
/*
茶々入れどこまでしていいのか迷ってます。
博士は恐らくNPCだからいいやろと思っていったんですけど、普通に嫌だった説全然ありますし…ペリエさん、NPC動かすタイプの方っぽいので余計なことしたかもしれない
それよりも博士。
私が諜報員として活動しても良いということは
私の体内のナノマシンについて
ある程度の解決策が見つかったという事でしょうか。
それとも、結局薬を飲み続けることには変わらないのでしょうか。
[軍から外科医にと持たされた書類と
当人からリクエストのあった購入商品を脇に置き、女は診察台に腰を掛ける。
ため息をつく様子からは、あまり期待していないという風ではあるが、それを問いかけたのにはもちろん意味があった。
今でこそ、軍と懇ろの
元々女は軍人であり、戦場を駆けた者であり、そして
/*
平行思考ができる=ただの駒としておいとけないというのもなかなか。
ここから先、控えますか。
NPC喋りすぎマンしちゃならぬ…
/*…ひ、独り言もそっと控えめにしましょうか…
表では冷徹な女ですが、裏では、こんなんなんですゆるしてください…(震え声)
[起こりは今まで使用をしてこなかった活性薬を投与したからだが
そうなってしまった原因自体は、はっきりとはしていない。
染色体異常が原因なのか
生体母胎からではなく、人工胎だったのがいけなかったのか
そも、顕微授精児であることがそもそも問題であったのか。
憶測が憶測を呼んだものの、戦場ではなく基地内という特殊状況下もあり、箝口令が敷かれることとなった。
当時から軍にいる者ならば程度の度合いはさておき、知っている者はいるかもしれない。
知人や友人が巻き込まれたのであれば、恨みの一つも買っているか。
これはそう……5年は前の話だ。
死者は戦死と伝えられ、空の棺が基地を去る。
それと同時に、前線から一人の女が姿を消すこととなった事件だ。]*
―メトロポリス軍本部―
[まさか、軍から連絡が来るとは思わなかった。とっくに除籍されているものだと思っていた。
現場の惨状をみれば、赴けば納得する。確かにこれは、猫の手も借りたいほどだろう。
現場のリーダーらしき人物に指示を仰ごうとするが、私みるなり苦い顔になる。はて、顔見知りだっただろうか。
「好きにしてくれ」というので、その通りにさせてもらう。さすが本部、設備が充実している。
治療の合間に知り合いを探してみるが、どうやらここにはいないようだ。
サファイアの瞳と青い髪が印象的だった彼は、腕の立つ医者だ。今の軍の医療についてぜひ話を聞きたかったのだが、残念だ。]
[ひと段落してあてがわれた部屋に着いたのは、明け方近くだった。流石に疲れた。簡素なベッドでも、野宿がほとんどの自分には贅沢すぎる。]
甘いものが食べたい……。
[まさかストックを切らしてしまっていたなんて。買い出しの際に一緒に買っておけばよかった。]
トループやヴァルハラにも、甘いものってあるのかな。…チョコレート、あるといいなあ。
[まさか伝説扱いされているだなんて思いもせず>>138、まだ見ぬ国に思いを馳せた。]**
[確かに通常生活に支障はないものの、
それらは今まで生きてきた闘いの日々とは、くらべものにもならないほどに緩やかだ。
未だに体は音を消して近づく癖を残し
人の足音や、呼吸の違いに耳を澄ませ
今はなりを潜めているが、複眼は開花を待ち望み
強化された手足は、力のままに振るう時を記憶している。
ただ、戦場の高揚と共に、それを思うままに振るおうとすれば
胎児の頃より埋め込まれたナノマシンが雄叫びをあげ、全てを食らいつくそうとすることもわかっていた。
それ故に、女は無力感に幾度も襲われ続けている。]
[女の身体はドラッグの事件以降、
自己の細胞を燃料として無限にナノマシンが増殖し続ける《バグ》を抱えてしまった。
分かり易く言えばウィルス化……所謂ガンのようなものといえる。
現在は、増殖し続けるナノマシンを体外へと排出するプログラムを含んだ薬剤投与を受けつつ、内部に新たに細胞の増殖を促進させる施術と、ナノマシンの増殖禁止・細胞の破壊停止のプログラムを信号として与え続ける機構を留置している。
そのため、今はこの問題が解決するまで戦場に出ることは難しい。
強化された部分は使用できるものの、過度の使用や傷がつくような事態は、体内のナノマシンを更に活性化させ自身の自己崩壊につながってしまう。
戦おうとすれば目の前で崩れ落ちる兵士など、前線は愚か、偵察にも使えない。
―――つまりは、戦には"いらない"者だ]
………もう、十分一般人です。
国の為に戦いなさいといった祖母も
最後に残った姉も、いなくなってしまいました。
国の為に
生きている家族のためにと
やれることをやってきたはずだったのに…
もう、そのどれもが私の手の中にはないんです。
私の価値とは……
………生きるとは、一体なんなんでしょう?
[女のため息は更に深く、重く。
それを見ながら外科医は呆れたような笑みを浮かべた後、通知音の鳴ったPC端末を覗いた。
しばらくして
「用事ができた」と女を残して立ち去った外科医の端末には
軍の副官直々の
女はただただ、立ち去る後ろ姿を眺めみるばかりだった。]**
[病院、沢山通う、説教多い、面倒、ゆえに苦手。
興味のない事はとことん興味がない性格が災いしている。
そんな中で現在青年に興味が湧いているのは、本当にまれなことで。
軽くホイッと渡されたチップをキャッチ。>>228
個人情報満載なソレと、彼の顔を視線が数度往復する。
そういえば名前で呼んだことないな。ずっと青年呼びだったから本名の文字列は珍しいものであっただろう。]
『ありが、とう』
[あの時言えなかった言葉が、こうも簡単に口に出せる。
感謝しても感謝しきれない。
それはそれとして治療は苦手であるのだが。*]
― レストラン ―
[>>233二人そろって料理に舌鼓を打つ。
なるほど、天然と言うのはこういう味がするのか。滅多に口にすることのないソレに納得するように、数度頷き、再び料理を口に運ぶ。
接待で食べる料理も悪くはなかったが、他者とにこやかに食事をとる行為というものは、料理の味を引き上げる効果もあるようだ。
純粋に食事を楽しむ事も必要かと、食生活をやや改める。]
『海の物は、珍しいか』
[かくいう自分もめったに食べる機会はない。それ"風"の味付けの物は口にしても天然物というのはこうも味や食感が違うのか。]
『――海、なら』
仕事でなら数回、見た』
[輸送用ヘリの中、上空から見たことがある。]
『……広大だったな』
[汚染度はさておき、湖や池とは異なる巨大な水源であった。
はたして自分の見た区画の海には、生物は居たのだろうか。]
『いつか、 ザザッ
連れて行ってやろ、うか』
[それはつまり仕事に同行させるということ。
危険すぎる行為、守れないような約束を一つこぼした。]
トループとの交易が途絶えたのが三年前。
国境を越えてメトロポリスへ向かう唯一のルートが断たれたため、
潜入した敵国のスパイたちは国内に留まざるを得なくなった。
それらの捕獲または殲滅。
生きて母国へ返すなどもっての外だ。情報を持ち帰られてはならない。何せ今は戦争中なのだから
しかし、彼らを捕えて情報を引き出そうとはするものの、
そうさせてもらえるケースは少ない。殆どが>>12のように自害されてしまう。
それでも国外へ逃亡されるよりはマシなので、
せいぜい、一般国民への被害が出来るだけ出ない場所へ追い込むのが常だった。
[で、だ、トループの話。>>234]
『トループの話は聞い、ている、
俺も行こうと思う』
[ライブ観戦、現地飲食の予定、ずいぶん平和な話題だ。
自分もそうであればよかったのに。]
『…俺の機体も積んでいく、
輸送コンテナで乗り付けることになるから――』
[そうであればよかったが、そうではないのが現実で。]
『一緒は無理だ、な?』
[つまり別口で現地入りすることになるだろう。荷物扱いされたいのであれば話は別だが?
武装解除した自身の大型機体、トループでは正直かさばる物でしかないのだが、愛機を置いて行く事は考えられない。
あちら陣営の視察も兼ねたトループ入り、観光もしたい気分だが、それはオマケとなりそうだ。]
[戦争が終わると信じているのなら、そう思って居てくれればいい。その方がきっと幸せだろうから。
どろりとした上層部とのやり取りも、知られていいようなものではない訳で。
傭兵にも守秘義務というものが存在する。
むしろ、それが無ければお話にならない。複数組織から"仕事"を請け負う都合上、それぞれにとって知られてはマズい情報が複数流れ込んでくる。そんな情報をバラし始めたら傭兵としての信用を失い、廃業。
……なんてこともあるだろう、男の口はかなり堅いものであった。
だから戦争が終わるという彼の言葉には、軽く笑みを返したまま。
パフェについては、奢りであるから好きなだけ食べるといいだろう。*]
トループとの交易が途絶えたのが三年前。
国境を越えてメトロポリスへ向かう唯一のルートが断たれたため、
潜入した敵国のスパイたちは国内に留まざるを得なくなった。
それらの捕獲または殲滅。
生きて母国へ返すなどもっての外だ。情報を持ち帰られてはならない。何せ今は戦争中なのだから
しかし、彼らを捕えて情報を引き出そうとはするものの、
そうさせてもらえるケースは少ない。
殆どが>>12のように自害されてしまう。
それでも国外へ逃亡されるよりはマシなので、
せいぜい、一般国民への被害が出来るだけ出ない場所へ
追い込むのが常だった。
[澱んだ外の空気を吸い込む。
それでも、あのテントの中よりはずっとマシだ。
電子葉巻を回して電源を入れる。
ジジ、と火種が煙草の葉を焼く音を再現した、偽の音が鳴る。
メトロポリスでは、辛うじて本物の葉巻や煙草も入手することができるが、それは本当に上層部の、金がなくて手が空いた暇な人間のための嗜好品だ。
こうやって、現場で働いている暇もない人間には、電子の方が勝手がいい。
においと味がついただけの煙を吐き出しながら、疲れきって隈が寝そべった目を閉じる。ずっと目を使いっぱなしで、流石に視神経も脳みそも疲れてきている。]
[生まれながらにして、すくうために生まれた者。
大きく大きく成長する手のひらは、零れ落ちて亡くなりそうな命を、受け止め掬い上げるためだけのもの。
くるくると、360度回る高性能な両眼は、命が零れ落ちる小さな穴も、罅も、見逃さないためだけのもの。]
《休眠モードへの移行を推奨します。》
…そんな暇はない。患者が死んでしまう。
《その前にあなたが死亡する確率が
おおよそ94.25%まで差し迫っています。》
なんだっていいよ。
[なんだっていい。ただ、誰かの命をすくうために生まれてきた。
そう教わって、大きくなった。そうして、齢10にして、あの死のにおいが渦巻くテントの中の王様になった。]
[常識を疑問に思う者は少ない。
医者の手は命をすくう手。男の目は、命を見つける目。
そう言われ、それが常識だと刷り込まれてきた。
もし、三秒後に自分の命が消えても、目の前の施術は完遂せよ、と。
そのためだけの手。目。命。]
[あなたは"不苦労"]
[全ての困難を跳ね除ける、蒼玉の目を持つ賢者。]
[命短し。駆けろよ、賢梟。*]
先日追い詰めたスパイの後ろは、
かつてはトループへ続く道が開かれていたが、
現在は閉ざされているため、袋小路になっていた。
交易が再開されたら、あの場所へ追い込む事はできなくなる。
一週間後には変わる地図情報をアップデートしつつ、
思い出すのは、自害寸前のスパイの言葉。
当時の行動記録を解析した所、
マイクが僅かに拾った声は女性のものだった。
直後の爆破で記録データが破損したため、
言っている内容は不明瞭だったが、
人名のようにも聞こえた、と
(あくまで解析した本人による推測でしかない)
今わの際に名を呼ぶとしたら、家族のものか。
交易が途絶えた時から数えても三年は経つから、
潜伏期間はそれ以上だろう。
母国の土も踏めず、家族に合う事もできず。
もう少し生き長らえていたら、戻れるチャンスはあったかもしれない。
敵に思いをかけるなど、
らしくない考えをしてしまうのは、急に決まった休戦に少なからず動じているのかもしれなかった。
手の中には、あの時の行動記録が収まった媒体がある。
後日向かうトループで、この声の家族に万が一にでも
会う事があれば、渡してやろうか。
休戦地だからこそ出来る気紛れ。
この国の中では一切、容赦をかけることは、ない。*
ーレストランー
[おっちゃんが料理を口に運べば、うんうんと
何度も頷いてその食事を楽しんでいるのが見て取れた>>255
加工物やレーションじゃあさすがになあ。
食べ慣れてないならそりゃそうなる。楽しんでくれてて良かった!とニヒヒと笑う]
おう。俺は自分から買ったことねえなあ。
なんか生臭いし。けど、店で食うやつはうめーんだよな〜。
[その生臭さは、生きてた証なのだけど。まあ普段はそんな匂いのあるもんも食わねえし、そのぶん鼻に強く惹かれちまうんだよなあ]
……へえ。ウミって大きいんだ。
いいなあ……俺様、この街よりおっきなもんなんて、見たことねえや…見てみたいな…
連れてってくれんの?やりい!いくいく!!!
見てみたい!この国の外…もっと広いもん!!!
約束だぜ、おっちゃん。
連れてってくれるまで、ぜってー
死んじゃあ、だめだかんな!
[そして話題はトループの話へ。>>257]
なんだ、おっちゃんも行くのか!
…ってあのでけえの連れてくの?仕事かなんか?
それなら…たしかにあれじゃいけねえなあ。
俺は、列車とかバイク使おうかと思ってたし。
コンテナに乗って…
[ほわんほわんほわん。でっっかい機体のよこに
チョコーーーーんと座らされる俺様ちゃん(168cm)]
……却下。んじゃやっぱ、別口からだな〜…
じゃあ、向こうついたら連絡するよ。
ジェイドのやつのライブも面白かったし、目印にはちょうどいいし。
[ちょっと残念そうにしてるが、まあ仕方ない。
向こうの治安のことも考えれば、むしろ機体はいつでも
着脱できるに越したことはないだろう。連絡先、教えてよ。通信端末をまたピポパと押して、教えてもらえたなら連絡先を交換したろう]
[そうして届いたおっきなチョコレートパフェ
八重歯を光らせ、いざいただきます!!!
生クリームとチョコレートソースの甘味なこと…!]
ひひひひっ、うめえええっ。
やっぱ、甘いもんはサイコーだな!!!
[と、思う存分大人の財力に頼りきり、すっかりお腹いっぱいになった俺様。ほっぺたに生クリームついてる?そんなの気づかん!とにかく腹いっぱいうまいもんが食えて大満足ってとこさ…!ごちそーさま!!!*]
オイオイ、困るぜ。お嬢さん。
おれは上になんて報告すりゃいいんだ?
[そう気の抜けた声が、その背中にかかっただろう。
彼女が振り返るようならば、後ろに立つ軍医用の白い軍服を纏った男の姿を見るだろう。
咎めるような言葉の割に、振り返った彼女と目が合えば、治療の先を促すように、手で示して見せるはずだ。*]
ー過去:メトロポリスにほど近い戦地にて。放浪者とー
[これは、まだ俺様が駆け出しも駆け出しの頃の話。
先輩たちのうしろにくっついてって、ひたすら
走り回ってたんだけど…
…その戦地で、俺は、信じられない人影を見たんだ。
戦闘員じゃなかった。そいつは…
虚ろな目で、まるで、幽霊のように彷徨ってた。
メトロポリス兵じゃない。あいつは…何?>>235>>236>>237
なんか、FPSゲームで、本来出てこない場所にありえないNPCがひょっこり出てきたかのような…そんな、虚ろな雰囲気をしてた…]
う、うっ、うごくなっ!そこのお前!
り、両手を上げて!こっちを向け!
お前、メトロポリス軍か!?それとも、えーと
なんだ!幽霊!?迷子!?
て、て、て、敵対の意志があるなら、
こ、ここちらも容赦しないぞ…!!?
[意味のわからぬイレギュラーに、訳もわからずブラスターを構える。へっぴり腰なうえ、銃身はブレブレ。撃ったところで当たるわけないが、それでも精一杯の威嚇だった。治すほうがメインだというのに、なんでこんなことに…!
とりあえず、目の前の幽霊もどきに、
名前と氏名とニックネームだけでも聞いておくことにした。
何者なのか分からなければ、成仏のさせ方もわからない**
/*
なんだか、サファイアに既視感を覚える。
星羅さんが私の知っている方なら、もしかしたらサファイアがそうなのではないか…?
そういえばあんもさんいるんだよね…
お久しぶりすぎて向こうは覚えていないかもしれないけど…
は、しまった。まだやること終わってない…。
[ウミの些細な話題で子供のようにはしゃぐ姿は微笑ましい。
いや、この年齢であれば成人済みでもまだ子供か。
遥か年下の青年を見て目を細める。>>268
何の気なしに口をついた「連れて行ってやる」という言葉にさらにテンションを上げられ、まいったななんて思ってももう遅い。
さて、どう連れて行ってやろうか。
オフの日に小型ヘリの一機でもチャーターして、……うん、わりと現実的かもしれない。]
『ああ、約束だ
それに――
…そう簡単には、ザザッ
死なない、さ』
[悪運は強い方だ、だからあの戦場でもお前に拾ってもらえた。]
『仕事…ではないんだが、
仕事が舞い込むかもしれない、から、
念のため』
[仕事かという言葉に対してはそう返す。念のためも何も、すでに仕事混じりだ。
コンテナ入りの想像は即脳内却下されたらしい、別口での入国にうんと頷く。
自分は慣れたが、アレはあまりいいものではない。
連絡先はあっさりと交換できる。>>269
数年は時代遅れな無骨な端末を取り出し、互いの連絡先を交換。クレイ・D・カナリーと、フルネームが表示される。
傭兵の連絡先ほど物騒なものも無いだろうが、扱いは本人に任せよう。悪用する事も無いだろうし。
どうやらデザートには大変ご満足いただけたようだ。腹も膨れたらしい相手を見ながら、会計の為に店員を呼ぶ。
そのまま席で、そこそこの金額をカードでまとめて支払い、紙幣を数枚チップとして手渡した。]
[そのまま同伴者の青年をちらりと見やる。]
『ついて、るぞ』
[生クリームがな。>>270
気づいていないようだから、汚れた頬に白いナプキンを差し出す。
年齢より年下に見える相手に、しょうがないなあなんて、楽しそうに笑いながら。*]
あの身体で耐えられるのは一箇所だけだ。
もう少し大きくふくよかになれば、もう一箇所。
「一箇所でいい。」
……そうかい。
[そんな話を、子どもを遠目に声をひそめて、男を連れてきた軍の人間とする。
きっと使い潰しにされるんだろう、と思った。もしかしたら、あの子にとっては、そちらの方が幸福なのかもしれない。
施術をしたあと、経過観察をする男と彼女は、幾らかの言葉を交わしたりしただろうか。
全てが上手くいったあと、彼女が偵察兵見習いになったと何処かから聞いて、ああ、と息を吐いたのは遠い記憶だ。*]
あの、もしもし。そこのお兄さん。
これから、どこかにお出かけでしょうか?
必要なら案内をいたしますが…
[思わず女は声をかける。
男の風体も確かに気にはなったが、それよりも今はどことなく"ひとり"を感じたからであった]*
ー過去 メトロポリスに近い戦地ー
[術後、施術現場から消えたあとの足取りの中の一つだったろうか。
メトロポリスに近い戦地に、これは現れた。
運が良かったのか、それを見つけたのは>>274へっぴり腰に、銃を構えるそれも医療部隊。
声を上げられ、両手を上げろという言葉に対しても、反応することなく、ふらっと、彼の前を通りすぎようとして]
[そして、ぐるっと、顔をむけたあとに、身体も彼を向いた]
おらんこと、知っとる?
そーかぁ、そーかぁ。
おらは、おらを知らねぇべ。
[うんうんと頷いたり、はっ、という顔をしては、]
おらに、わかんね、わかんね。
迷子、幽霊?なんだべ。
[聞きようによっては幽霊ですというような答え方をした**]
[人が行き交う街の中、雑踏の中で、浮浪者じみた徘徊者。
その雑踏から、声をかけるものが一人>>281。
かけられた声に、これは、ぴたっと止まり]
お出かけ?
あぁ、おら、外さいるんだべか。
ここは、中ぁ?
[まとまらない言葉の羅列を並べながら、その者をみる。
そして、案内という言葉に反応し、]
[暫くの入院中、および経過観察の間、その大男と話す機会は多々あった。故郷のことを訊かれても口を閉ざしてしまっただろうけれど、メトロポリスの話は子供のほうから訊きたがったかもしれない。
昼に出た料理はなんだったのか、窓から見えるあの施設は何か。あの人が持っているものはなんなのか・・・それは勿論メトロポリスならではのモノも有っただろうけれど、”普通に暮らしていれば”、トループに居たって知ることができるであろう基本的な質問も数多く混ざっていた。
恐らくそこから大男が推測できるのは、やせ細った娘が無教養であることと、少なくとも”普通の暮らし”を送れてこなかったということ、だろうか]
メトロポリスの暮らしは、幸せ?
[ふと、そんなことを訊く。
幸せかどうかを訊いたのは、信じたかったのだろう。ボクが逃げたのが逆側ではなく此方側で本当に良かったのかを。戦争中のこの国に幸せがあるのかどうかは、ちょっとボクにもわからないけれど。・・・それでも、子供ながらに問いかけを。 **]
[が、そのあとすぐに、戻り]
そう、トループ。
トループさ、帰るんだぁ。
ここ、トループだべか?
[と、また、独特の訛りの言葉で話し出した*]
[独特な言い回しは、個人の癖と女は把握した。
案内をと問いかければ、返ってきた言葉>>288>>289にパチリと目を瞬かせる。]
本日、休戦の運びがありました。
おそらくは数日のうちに、トループへの道は解放されるでしょう。
貴方はトループの方…でしょうか。
故郷を離れ長くに留まり、大変だったかと思います。
おそらく、国交の再開はアナウンスされるとは思うのですが…
支給端末をお持ちでしたら
そちらに入っている地図アプリで、座標にチェックを入れられます。
もしお持ちでなければ
少し行った先にインフォメーションがありますから
そちらで地図を頂いてまいりましょう。
[女はそう男に提案をする。
男の手元に端末がなければ、そのまま手を引いて案内しようかと考えていた。
普段なら指さし案内で済ませて良いところだが、幽霊のようにどこか落ち着きのない男の動きに、一抹の不安を覚えてしまったからだが]*
休戦?
わかんね、わかんね。
[休戦という意味を理解しておらず、しきりに「わからない」と答える。
端末に関しても同様に。」
わかんね。わかんね。
石っころなら、あるじゃ。
トループさいけるだか。
[と、道端の石を拾い上げて、その者に見せる。
「地図アプリ」でトループへ行ける。ということは理解し、
ただアプリが何かもわからず、トループへ行けるというのはワープのように行けるというような捉え方である。]
そう、止まる。戦争が。止まる。
トループ。
トループから来て、トループに帰る。
あんさん、帰らんの?
[そして、また切り替わるを繰り返す。
その者がこれの手を引いてくれるなら、そのまま案内されることにはなるだろう。*]
・ペリエ=ティアプスの出自
人工胎より生まれた顕微授精児。
ある女が自分の息子を永遠に愛でるために、精子バンクに登録。
以降、卵子の提供者は特に選ばずに数々の息子の子供たちを生み出してきた狂気の女……は、とうとう果てに自らの卵子で息子との子供を作ることにした。
そのために協力をしたのがサムジョであり、顕微授精の際に女の息子のものではなく、自らの精子を注入し、兼ねてより作りたかった女との子供を作り上げた。
そうして出来上がったのがペリエである。
つまりアプサラスとは異母姉どころか他人だったりするのだが、ペリエはそんなことは知らないのである。
また、胎児の頃よりナノマシンを注入されており、体内にあるナノマシンは自分の身体と同義である。そのため、ドラッグにより刺激されたナノマシンが増殖のリミットを解除し、エネルギーであるペリエの身体を侵蝕・崩壊させながら増殖するという事態に至る。
自分と同義ならばそこから食料(エネルギー)を捻出しても問題ないよね。増えるためだもの。
現在は増殖し続けるナノマシンを体外へと排出するプログラムを含んだ薬剤投与を受けつつ、内部に新たに細胞の増殖を促進させる施術と増殖禁止プログラムを信号として与え続ける機構を留置。
ナノマシンが強烈に活性すると、現状の処置では処理がおいつかず、問題が解決するまで戦場に出ることは難しい。
と言うのを考えた所で力尽きたわけです。
/*
ちなみに祖母(実際は母)も、サムジョ同様に長く生きるために施術を繰り返し、いわゆる美魔女的な容姿だったけれど
なんだかんだで経年劣化的なアレで基本的な身体性能は劣化しており、ついでに子供を作ることに注視するあまり段々と自分の身体のことを疎かにしていたため、ガンに気づいた時には全身転移のズタボロ状態だった。
治療は望めば行えたが、息子の子供を愛でるのもいいが、そろそろ息子にも会いたいよねえという思いから治療を拒否。
自分の作った最後の子供(ペリエ)も無事成人したことを確認して息を引き取るなどした。
余談だが、この祖母の身体はサムジョによって保管されている。
ついでに死亡により破棄されるはずだった冷凍卵子もそっくりそのまま保管しているので、あの男の暴走はしばらく止まらない。
第二第三のペリエが生産されるか、サムジョがペリエに執着を抱くことがもしあれば、ペリエの再培養がされるかのどちらかだけど、実はサムジョには潜在的な異常が潜んでいるので、作る子供は染色体異常を抱える可能性が高い。
と言うところまで、考えてこちらも力尽きているわけです。
/*
祖母チップはアースライト
アプサラスはアーネスト の、イメージ。
最初はサムジョで入る予定だったけど、サファイア・シードルと医者が続くのでさすがにやめました。飽きるやろ。
没にした設定を再び引き上げて再構築し、ここまで持ってくるのにまる1日費やしたけど、入村時に決まってたのは顕微授精児と祖母の執着、サムジョのアッパラパーくらいでした。
ートルーパーズについてー
[我がメトロポリスには、比較的多くの移住希望者がいます。
それは、我が国の医療技術を求めるものが多いこと
他国に比べ、市街地の安全性をある程度確保できるからです
幼い子どもであっても、戦う力を望むのであれば、
それを与えます。国のために貢献できるなら
彼らにとってそれほど名誉なこともないでしょう]
ようこそ、メトロポリス軍へ。
我々は貴方方を歓迎します。
これまで恐ろしかったでしょう。けどもう大丈夫。
貴方方の存在は、我々にとって不可欠なものなのです。
[戦える傭兵には武器と肉体強化を与えましょう。
それが出来ぬ子供には、周りを見通す力と…花の種を与えましょう]
これを持って行きなさい。
貴方方が駆ければかけるほど、花の種が地上に撒かれます。花の種を落としたならば、そこは一面花畑となるでしょう。何とも素敵だとは思いませんか?
(子供達、あなた達に大きな役割は必要ありません>>175)
(ただそこにいて、駆け回ってくれればよいのです)
(あなた達が倒れた場所は、
それはそれは美しい
(ええ、我々は歓迎します。)
(あなた達
ーそして 休戦宣言ー
[休戦宣言の後、軍に所属するトルーパーズに向けて、
上層部から偵察の司令が出るだろう。]
長きに渡り、帰還できなかった者たちもいます
この機会の里帰りは、うってつけでしょう。
大丈夫、あなた達の母国はここです。
きちんと…居場所はありますよ。
[ああそうそう。花の種を忘れずに…。
何が起こるか、わかったものではありませんものね**]
[そんなこんなをしている内に、どうやら治療が完了してしまったらしい>>230。
逃げ去る兵士が見えなくなるまでその場に残る医師に、
肩を竦める理由でもなく見詰めていた。
別に追いかけて殺しても良かったが、
そんな行動をすればこの医師が、
何をしてくるかわからなかったものだから。
軍律違反を犯したというより、無益な戦いを避けたというところだ。
少なくとも、上から放置されているならば>>237。
処分されているわけでないのなら、
わざわざここで処分する必要もないのだろう。]
……アロール・ディスマリア。
[名前を答えたものの、
告げられた端末番号に不可解そうな顔をした。
それでも何とか登録したのは、さて何故だったか。]
お前、こんなことをしていると、
いずれ居場所がなくなるぞ。
[そんなお節介を述べたのも、何故だったか。*]
石ころではさすがに行けませんが…
扉が開けば、道が通れるようにはなります。
その際に、多分お金はいらないかなとは思いますよ。
[男の断片的な理解、不理解には首を傾げつつも>>291
その全てを正確に把握できるには至らず、難民用の支給端末がないのなら、正規手順を経ていないか紛失したかと女は考えを巡らせた。
ならば、やはり最寄りの案内所に連れていくのが一番いいだろういう結論に至る]
私は元々メトロポリスの民ですから。
帰る場所はここにありますね。
……帰宅と言う意味でしたら
貴方を案内してから、帰りますよ。多分。
では、参りましょうか。
貴方には少なくとも、ここ周辺の地図は要りそうですから。
[そっと手をすくいあげ、男の歩幅に合わせるようにしながら進む。
目的地自体もそう遠くはない。場所は歩いて五分もすればつくような場所だ。]
[ゆるゆると手を取りながらたどり着いた案内所では、多少の人だかりができていた。
女がその理由に耳を澄ませば、やれ休戦の話や、制限の話に合わせて、トループ渡航の事前申請があるかどうかなども問い合わせているようだ。
案内所の窓口は、珍しく男女二人で応対している様子。
どちらも物腰柔らかく対応しているが、女はじっと見比べた後、女性側の列を選択して並びにつく]
今はちょっと混んでいるようですね。
地図を頂いたら、ついでにトループの渡航に
必要なものを確認致しましょう。
もしかしたら、その石も必要になるかもしれませんし。
[と、呑気な事を女は呟く。
女性側の列を選択したのには、男性側の方に疲労の様子が見えるからだった。
忙しい中、自国の民以外の相手に気を使いながら案内を希望するのに適さないと感じたのもあるが
女性側は三年前の国交封鎖の際、しばらくトループ国境付近の案内所にいた記憶が女にはあった。
もしかしたら、案内している男が、一度くらいは姿を見ている可能性もないかと、淡い希望を乗せつつ]*
少し前:メトロポリス軍本部
[治療をしていないという先生の顔を>>222、二度三度と瞬きで見つめる。
笑いながら虚しいという先生に>>223、やはり見つめたまま。]
いいのか?
[“何が”とも“何を”とも言わず、ただ尋ねるだけ。
人を救うのが医者の責務だと言った者が脳裏を過る>>229。
別に、眼の前にいる彼と彼……?が同じだとは言わないが、
真逆の仕事を遂行するのは、酷く渇くだろうと。
それなのに酷く苦しそうとも、解放されたとも見えるのは、さて。
あれはあれで、忠実だったのだな、
と評価が変わったのは今になったからか。]
「先生」、と呼ばないほうがいい、か?
[そんなどうでもいい、しかし己にとっては重要な質問を最後に投げてみて。
ーーまあ、返事がなければそのままでいいと解釈するのだが。
そのまま別れたのだったか。*]
現在:メトロポリス軍本部
[さて、先生と別れたことはいいものの、
どうすればいいかと途方に暮れていた。
先生は好きなことをやれという。
星を眺めるのが好きだという先生>>221に倣って、空を見上げてみる。
ーー天井が見えるだけだった。
屋根の上に登るか、せめて外へ出ないと見えないことはわかっていたが、
外へ出る気は起きなかった。]
[己が偵察兵だというのなら、
この休戦中にある程度、敵の戦力を測る必要があるだろうか。
と、なれば開かれるという国境の向こう側へ行ってみるのも手だろうか。
まさか、後輩に命令がくだされているとは知らず>>253。
そこまで考えてつっかえていた息を吐く。
休めと命令されているのに>>28、考えているのは仕事のことだった。**]
ーレストランにてー
[戦時中のなか、まだまだ若い下っ端兵の自分は、
そうそう国の外になんか出られるわけもない。
困ったような顔をされたところで、
こっちは言質をとったのだ!>>275
ニヒヒっ!と笑うさまは、
まだまだ好奇心旺盛なジャリガキそのもの。
目の前にいるのが、相当腕の立つ傭兵なのは
完全に考慮外なのであった。
俺にとっては、おっちゃんはおっちゃんだ]
へへへっ、ごちになりまーす!
…んむっ、なんだ?ついてる?
…あっちょ!ガキじゃねんだから!自分でできるって!
[カード一括払いだけでなく、チップに何枚もお札が出てくる様に、やっぱ稼いでるやつはチゲえな!と素直に年長者の貫禄に感心する。
差し出されたナプキンに、ん?ん?と不思議そうにしてると、
ちょうど右頬のとこにナプキンが当たって、ようやく自己主張する生クリームの存在に気がついた。と、同時にはしゃぎすぎてたことの恥ずかしさがいまさら出てきたのか、慌ててナプキンを自分で持ち直してふきふき。
ついでに、自分の服の袖でも拭き拭きして、ついてないか確認。よしっ!]
ん、んじゃ!美味かったよ!ごちそーさん!
また行こうな!トループにもたくさん美味いもんあると思うから、
向こうでもなんか食おうなー!
…あと!今見たのは誰にも言うなよな!!!
んじゃな!!!!
[と、照れ隠しして、また街の方へと駆け出してった。
さあ、久々の休暇に、また楽しみが増えたぞ!**]
― かつての戦場での一幕 ―
[あの時はまだ、声を失う前だった。
単独での"仕事"の最中、ぼろぼろのヴァルハラ兵と思しき者を一人拾った。
キャンプに近い場所であったし、兵もそちらへ向かっているようだった。方向としては正しい。
パワードスーツはお釈迦だったが、治療の跡が見える。
しかし医者の姿は何処にも無い。]
<ruby>フリーズ(止まれ)</ruby
貴様其処の所属だ
どう逃げ帰ってきた?
先行部隊は壊滅したと
報告を受けている
[数日前の情報を口に、機体の銃口を向ける。大口径のそれは一発でも当たれば死ぬのは当たり前で、相手もそれを承知しているようだった。焦った顔で弁明を繰り返す。
相手が言うには、自分はその「先行部隊」の一員であった事。
確かに壊滅した事。しかし医者に治療され、十分な休息をとってから自軍のキャンプに戻れと言われた事。
今がその途中であるという事。]
― かつての戦場での一幕 ―
[あの時はまだ、声を失う前だった。
単独での"仕事"の最中、ぼろぼろのヴァルハラ兵と思しき者を一人拾った。
キャンプに近い場所であったし、兵もそちらへ向かっているようだった。方向としては正しい。
パワードスーツはお釈迦だったが、治療の跡が見える。
しかし医者の姿は何処にも無い。]
貴様其処の所属だ
どう逃げ帰ってきた?
先行部隊は壊滅したと
報告を受けている
[数日前の情報を口に、機体の銃口を向ける。大口径のそれは一発でも当たれば死ぬのは当たり前で、相手もそれを承知しているようだった。焦った顔で弁明を繰り返す。
相手が言うには、自分はその「先行部隊」の一員であった事。
確かに壊滅した事。しかし医者に治療され、十分な休息をとってから自軍のキャンプに戻れと言われた事。
今がその途中であるという事。]
[処置の形跡まみれの身体で、ジェスチャーを交えながらそう説明される。
片腕は折れているようだったし、足にも止血跡が見える。ずいぶんな負傷度合いだ。
…なるほど、嘘は無いらしい。銃口をおろせば相手は安堵したようだった。]
なら、
その医者は何処だ?
[そもそも、ソレは何者だ。
治療済みの兵に同行せず、戦場でうろつく医者。ヴァルハラの医療部隊が出て居るという報告は受けていない。
眉をひそめ、次の言葉を待つ。]
「――メトロポリスの、
メトロリスの医者だった」
[鞄片手に、大剣を背負った黒い医者。
噂で聞いたことがある、両軍等しく治療するとか、何とか。]
……まあいい、
乗れ、キャンプまで連れて行ってやる
[足を負傷している相手に、機体の肩付近を指さした。大型機体にとって、人ひとり運ぶのは困難な事ではない。]
[キャンプまでの帰路、負傷兵と様々な事を話した。
メトロポリス軍との交戦、上からの無茶な作戦命令、壊滅した部隊、丸一日死体と共に転がっていたこと、不意に現れた医者、兵自身の負傷度合い、拾ってやった事への礼。
妻と娘の為にも生きて帰りたいと泣いていたが、軍人に向いていないからさっさと帰れと、プライベートの話は切り上げさせた。
兵が来た方角へはそろそろ追加部隊が導入される。そして自分もそこに含まれている。
最初の部隊より、さらに人数や戦力を上乗せして攻め込む算段らしい。
自分はキャンプ地点の護衛も兼ね、中間地点で警戒を行っている最中であった。]
例の医者には悪いが、
あの地区は焼け野原になる
[壊滅報告に、上はムキになっている。おそらく徹底的に潰してしまうだろう。
件の医者がまだ残っているかもしれないが、そんなことは作戦には関係ない。
負傷兵が止めてくれと喚きだした頃にはキャンプ地に到着していて、控えていた兵にある程度の事情を話し雑に引き渡す。
黒い医者の事は話さなかった、それはきっと、彼の口から漏れる事だろうから。
軽い質問の後、戦力から外れた負傷兵は後方へ送られる。それで終わりだ。
ドッグタグから所属部隊が割れれば、きっと尋問も免れるだろう。]
……野良の医者か、
慈悲の精神かどうかは知らないが
随分と命知らずだな
[そんな者もあちらに居るのかと独り言ちる。
まるで人間みたいだ。
争う相手が同じ人間であることを改めて認識して、苦虫を噛み潰したような顔で警戒ポイントへと戻っていった。*]
ーレストランにてー
『俺にとっては、十分ガキ、だ』
[>>305>>306
年齢差からすれば、自分にとって大抵の若者はガキである。
袖でも擦っている姿に『もう取れてる』なんて呆れながら。]
『美味かったし楽しかっ、たよ
じゃあまたトループで』
[奢ったのは此方だが、久しぶりに楽しい時間だった。
それだけで十分すぎる。]
『生きててよかった、青年
じゃあな』
[惚気話じゃなし、今のところ今日の出来事を誰かに言う予定は特にない。
街へ駆け出す背中を見送ると、自身も喧騒の中へ紛れ込んでいった。**]
ー過去の話。戦場にて。謎の幽霊?とー
あっちょ…!おい…!ヘーイ!
聴こえる!?動くなって言って…ひぎい!!?
[ブラスターを掲げて見せたというのに、そいつはあろうことか俺様ちゃんの無視をした!>>282再度呼び止めようとして…いきなり首がグルン!とこっちを向いた!すごい悲鳴が出た気がする!俺様の喉から!]
えーと、もしもーし?
いやお前のことなんてさっぱり知らねえよ!?
え、なに、記憶喪失か何か?
ちょ…せんぱ…うそっっっ!!!?
[訛りきった言葉遣いはあまりに要領を得ない。>>283
もしや、メトロポリスで人体実験でも受けた廃人か何か?と思って、先輩の意見を聞こうとする…が、なんとそこには先輩がいない!どうやらはぐれてしまったらしい。
スーツの中でどっっっ!と冷や汗が出てくる!
まずいまずいまずい!得体もしれない敵(?)と二人きり!?危険にも程がある!]
へ、へへへえええっ…
そ、そそそっかあ…幽霊かぁ…幽霊ってマジでいるんだなあおい…
ってそ、そ、そそういうのはいいから!
俺様ちゃん幽霊なんて全然怖くないから!!!
ほら!しょ、正体を現しな!
身分証明IDとか、通信端末とか持ってないのあんた!?
[とりあえず、ゴソゴソと男の服をまさぐって、何か持ってないか確認。
通信端末でもあれば…と思うが、何か持っているだろうか?]
この身なりからして、普通のメトロポリス国民とは違うっぽいけど…う、う〜〜〜!どうすりゃいいんだあああ…!!!
あんた!どっちからきたんだ!?トループ!?メトロポリス?!め、メトロポリスならあっちの方向だぜ!
[俺様ちゃんは、頭を唸らせながら、
自分の端末で、ピピピッとSOS信号を発する。
とにかく大至急!誰でもいいから!!!きてくれと!!!]
『SOS. 至急 救援 求む。
幽霊 拾いました。急募 成仏の方法。
頼む だれか 助けに来てくださいお願いします』
[びびびびびびび!!!!俺様ちゃんは、電波をそこら中に発信した!!!
ふう、これで先輩たちも助けに来てくれるはず……と思ってたんだけど…この電波がよくなかった。
誰にでも届くような周波数を設定しておいたんだけど、そのせいで、場合によってはメトロポリス側の通信機器にもノイズとしてこの通信が届いてしまう周波数だった…!!!しかもメッセージの暗号化もすっかり忘れてた!!!]
よし、これでしばらくしたら
お前の事保護してくれるやつが来るから!
ちょっと一緒に待ってようか!な!まずお名前なんですかー?
[新米ペーペーの俺様。なんとも無防備な姿を晒す。
とりあえず、戦場のど真ん中はあれなので、すこし、瓦礫の影の方にでもいかが?と手を引いてみたり**]
/*
タリア回収うまくて助かるねえ。
子どもたちがグノを慕ってる感がとてもよく出てる
けどグノ自身はモルモットあつかいしてんだなって…(ブワッ)>>316
ー見解:トルーパーズについてー
[我が国の技術を求め、流入してくる難民。トルーパーズ。
メトロポリスの手術に耐えることのできない者たちは、
概ね我が国に流入してくることが多い。
適応したガジェットを入手することができれば、自らが望んだことをできるようになる。費用がかかるのはメトロポリス側も同じだろう、それを考えれば肉体の負担がかからない我が国のガジェットツールの有用性は火を見るよりも明らかだ
難民達は、国境付近の検問所で全身をチェックされたあと、保護施設への案内や難民用通信端末が渡される]
『ようこそ、ヴァルハラへ。貴方達を歓迎します』
[事務的な合成音声が、検問所のスピーカーから流れていた
人類の保護は、強国としての勤めであり、義務である]
[…ただし]
『難民ID48516に不審な行動が見られる。
即時捕縛し、不審行動の理由を尋問せよ。
手段は問わない』
[すべての難民は、我が国では完全に
軍事機関、警察機関の監視下にあることだけは
忘れてはならない。
ただでさえメトロポリスのスパイは
ひと目見ただけでは判別ができない。
だからこそ、このように厳重な対応が求められている。
国が閉ざされてからも、それは同じこと。
国境を無理やり越えようとするものは確保。
どこからか紛れ込んできた蟲共は徹底的に潰せ。
…そのためであるならば…傭兵にも秘密警察にも、彼らの処分を一任することもやむを得ないだろう…*]
ー ヴァルハラ軍本部 司令室 ー
[…どこからか、情報が流れる…。
監視カメラなどの映像からだろうか…
…あの戦闘狂の傭兵が…
珍しく市街地に出てきていたという話。]
「…ふん…。泥人形風情が…。」
[…誰に言うでもなく、参謀長は独りごちる。
今はまだ、何もしない。
都合のいい泥人形のままであり続けるなら…な**]
………………。
[たっぷりと間を置いたあと、軍事用ではない、
市民用の通信機を手に入れて簡潔に送信した。]
『塩でも振っておけ。』
[非常に簡潔だったため、投げやりに思われたかもしれない。]
[送信後、これもどうかと思ったので追い送信。]
『物理的に触れるなら非科学的なものではないだろう。
触れなかったら祈っておけ。』
[やはり簡潔に送信した。後は知らん。
送信者を調べる気にはならなかった。
軍所属なら、味方でも敵でも、誰かから説教を喰らうだろうが、
それをするのは己ではないし。と放置した。*]
[強化パーツは足。
施術は成功。後遺症も合併症もなし。>>285
男がちょっと力を入れただけで折れそうで、十分な栄養も得ていないだろうに、子どもの身体とは可能性と治癒力に満ちているらしい。
経過観察中に会話はすれど、男が子どもの故郷の話を聞くことはなかった。
彼女がどんな環境で生きてきたのか、見ればおおよその想像はできたからだ。]
[子どもの入院中、経過観察で身体の調子を聞く合間に、彼女は男にメトロポリスの話を聞きたがった>>286。それに、男は律儀に一つ一つ答える。]
昼に出た料理はグヤーシュというスープだ。
本来よりもっと煮込んで、具をほとんど溶かしてある。
しばらくはああいうスープが続くぞ。
[栄養が足りていない痩せぎすの身体に、いきなり大量の固形物は詰め込めない。そんなことをすると、身体が突然のことに飛び上がって、何かしらの不具合が起きてしまう。
だけど、この調子ならもう少しすれば、それなりに立派な料理も口にできるようになるだろう。]
あー…あれはビルってやつだな。
ついでに言うとその隣もビルで、その奥もビル。
まあ、その窓から見えるビル的なものは全部ビルだ。
[記録するために動かす手は止めないまま、窓から見える建物について問うた子どもに、男はそう答える。
顔は子どもが指した方を見ていたものの、右目は作業をする手元を見ていて、子どもがそちらを見れば、さぞ不気味な光景を目にすることができただろう。
尤も、その男の表情は「やべえ、なんだっけあれ」と書いてあったし、子どもには聞こえない人工知能に建物の名前を訂正されて、だんだん鬱陶しそうな顔に歪んでいったけれど。]
ああ、あれか…あれなら此処にもある。
[あの人が持っているものは何かと問われて、子どもの元を訪れた時にベッドテーブルへ置いたガラス板を、子どもの眼前に軽く掲げる。
一見して、ただのガラス板。
しかし、それは仰々しい大型の機械は施術や回診の邪魔になったり、埃が積もって不衛生だという理由から、進化し続けた医療用タブレット端末だ。
とん、と男がガラス面を突けば、画面いっぱいに目の前の子どもに関するさまざまな情報が表示される。身長・体重・血中成分・筋肉量・強化部位etc…
一瞬だけそれらを表示して、一応機密情報だから、と男はすぐに端末を閉じてしまった。]
(……スラムか…。)
[最初の想像が、半ば確信に変わる。
彼女の育った場所は“普通でない場所”。
戦争孤児というより、端からそういった環境だったように、男には思えた。
それを本人に直接、問うようなことはしなかったけれど。]
[メトロポリスの暮らしは幸せか、と不意に問われて、一瞬だけぽかんとした表情を浮かべる。
幸せ──幸せか。考えたこともなかった。
悩むように、現在よりも短く生えた顎髭を撫でる。]
そうだな…まあ、ヴァルハラよりはマシだろう。
下半身が吹き飛んでも、脳が欠けても、メトロポリスなら再生できる。
明日からも、変わらず今日を生きていける。
それは、幸せなことだと思うぜ。
[どこか、他人事のように返事をする。
子どもがした問いの意図は大衆ではなかったような気がするけれど、自分が幸せかどうかについては、結局答えが出せなかった。*]
……いや、好きにしてくれ。
お前が先生だと思うなら、たぶんおれはいつまでも先生だよ。
[去り際にかけられた、きっと彼にとっては重要なのであろう問い>>302に、苦笑して答える。
彼の“先生”には、侮蔑や揶揄が含まれているわけではないだろう。少なくとも、男はそう感じる。
──であれば、わざわざやめろ、と制する理由もなかった。*]
[常識を疑問に思う者は少ない。
医者の手は命をすくう手。男の目は、命を見つける目。
でもそれって、反対にできるってこと。
たぶん、気づかない人間もそう多くはない。]
[医者であるが故に、殺したいと思ったことはなかった。
なんと言われようと、絶対に生かしたいと思った。
明日も、変わらず今日を過ごせる場所。
それがメトロポリスという国。
だけど、何処かですり減っていたのだと思う。
明日も、変わらず今日を過ごせるということは、明日も変わらず地獄が待っている、ということ。
地獄から解放される日は来ない、ということであることもある。
そうなると、返ってくるのは感謝ではなく、呪いの言葉だ。]
[本当は、殺してやった方が良かったんじゃないか。]
[命をすくう者として生まれた性が、蓋をした考え。]
[過っても、浮かびはしなかったこと。]
[狙撃兵として銃を握ったとき、]
[突然それを思い出したかのように浮かび上がった。]
[本当は、あのとき。]
[死んでしまった方がよかったんじゃないのか。]
[あのとき死んでたら、もう苦しまなくてよかったのに。*]
/*
なんか………キリングロールとかしてますか?サファイアさん……
実はひとりだけ人狼騒動かなんかしてて、狼だったり………しないか…
/*
いや、多弁族こえ〜〜〜
始まって2dで一体どれだけ発言するんやろ……記録しとこかな…
一日目が土日やからちょっと厳しいか……
[例えば、本当は血は流れてはいけないことを知っていて。
例えば、本当は鉄クズに変えてはいけない事を知っていて。
……知って居たからなんだと言うのだろう。>>13
それを許す世界でも無し、今更手を引く術も無い。
この両手が真っ赤なのが当たり前の人生で、一種の思考停止を迎える。
戦うのは良い、何も考えなくて済む。
戦うのは良い、孤独を有耶無耶にする。
自由が欲しかった。他者の選択を押し付けられたくなかった。>>52
自由で居たいから軍人にはならなかった、抑圧されたくないから一般市民も選ばなかった。
それが都合のいい泥人形を生み出しただけだとしても、自分は自由なのだと血沼の底で叫び続ける。>>319
"俺は、自分で、選んでここに居る。居るんだ。"
喉の傷を軽く引っ掻く。引っ掻いてから叱られたことを思い出して、小さく肩をすくめた。
この癖はさっさと直さなければ。]
― 市街地 ―
[通信端末がメッセージ受信を告げる。>>318
送り主はお得意様、軍組織上層部から。
働きを期待されている以上応えなければ。>>39
傭兵にも信用やブランドというものがあるのだから。]
『了解、早急に現地に向かう』
[簡易的なメッセージを送信、そのまま難民IDを辿る。
情報がGPS上で動いているということは相手は移動中で、見る限りでは動きにランダム性も無い。
難民用端末は本人もしくは近しい者が所有しているとみていいだろう。
通信端末が機械や動物の類にでも括り付けられていない限り、本人の元へは辿り着けそうだ。
そうして街のマップと照らし合わせて居れば、今ちょうど路地裏へ入り込んで行った。
距離は丁度、ここから近い。
ポケットには傭兵ライセンスと、最低限の護身用武器。
まあ…、行けるだろう。自分もずぶの素人ではない。]
[逃走劇、チェイスの発生を想定していたが、相手はあっさりと捕まった。
路地裏で大量の荷物を抱え挙動不審にしていた相手へゆっくりと近づくと、襟首をひっつかみ、勢いと力任せに別の道へ引きずり込む。
大変ありがたいことに、他市民の興味は町中の巨大ディスプレイと、其処に映し出されるスピーチに向いている。それに誰も、路地裏で発生するケンカに首を突っ込みたがりはしないだろう。
袋小路のソコに、"難民ID48516"を引きずり込み、思いっきり投げ捨てる。
相手の抱いた荷物が地へ散らばった。
性別、男。
年齢、二十代後半。
身長体格、……平均。
此方にパワードスーツは無いが、生身のケンカなら勝てる相手だ。]
『ザ、
……"難民ID48516"だな』
[名ではなくID名で呼べば、自分がどのような状況に置かれているのかぐらいは理解出来たのだろう。
怯えの後、緊張、警戒態勢。こちらに向けられる感情が敵意へと変化していく。]
『不信行動の理由及び、
目的を問、う』
[地に散らばった荷物を指さして。]
『何を、する予定だった?』
『ザリ、すまないが、
尋問は未経験なん、だ』
[唯一の不安とは、そう、尋問について。
今まで難民の捕獲経験はあっても、その後は他者に任せてきた。
今この場で尋問しろと言われても、どうすればいいのかイマイチ分からない。
はて、殴るのか?
手段は問わないと言われはしたものの、言い渡されたのは相手の始末ではなく、情報を吐き出させる事。
サイレンサー付きの護身銃を相手の足元へ構えると、ゆっくりと歩を詰める。]
『ウッカリ怪我を負わせる前に
話してくれると、 ザザッ
助か、るよ』
[既に脅し及び尋問の域に入っているのだが、それは知るところでは無い訳で。
求む!尋問経験者。**]
/*
わりとパワーで何とかして、後先考えてないけど今までゴリ押しでうまくいってきた感の強い男です
/*
パワードスーツ今ないけど、相手は何武器もってるかわかんなくてぇ(言い訳)
デカイロボ持ちのヤツが市街地はいるとこうなる、もっとちゃんと後先考えろ傭兵
[銃を抜きはしたが、これは完全に護身用だ。
なんせ、己は今パワードスーツが無い。大きすぎるソレは町の外に置いてきた。
丸腰で当たって返り討ちに合ってもたまらないが、積極的に撃つつもりも今の所ない。
和平条約の結びたて。一応と平和になった世の中で、市民を不安にさせたりなどと事を荒立てるつもりはない。
物騒な話は少なければ少ないほどいい故に。**]
ー謎の回線:ゆうれいさんといっしょー
[ヘルプミー信号を飛ばしてしばらくすると、
どこからともなく返信が返ってきた!!!>>321]
よかった!先輩からの返事が…
『塩でも振っておけ。』
[予想外!それは塩!!!
た、たしかに、遥かイニシエの伝承によれば、
人ならざるものは皆、お塩が苦手だった気がする…
ならメトロポリス兵にも塩が効いてほしいと
思うがそれは置いといて。
しかし、こんなところに当然塩なんか持ってきてない。
医療道具や薬はあるが、お塩は流石に…
とおもって自分の真下を見てみる。戦闘のおかげでひび割れた地面。その奥によおおおく見たら、…モニターが反応してる。あの岩は…
………
[とりあえず、手持ち無沙汰なので、地面をほりほり。
がぽっと、手のひら大の塩化ナトリウムの岩…石?を手に入れた。]
…………
へい!!!幽霊ならこれで成仏しなあ!!?
[とりあえず、その幽霊さんのほっぺに、
岩塩をグリグリ当ててみた!!!!
ぐりりりりり!!!!
さてぐりぐりしたら何か反応はあるだろうか…!?
ちなみに、その後の追加返信>>322にきづいたのは、
このトンデモソルティックバイオレンスのあとなのであった**]
/*
多分、ふわふわ過去の話聞き出すより、このくらいガッツリネタでいったほうが、乗りやすいのでは!ということで、その場のノリというか、そのばその場の刹那的な感触を大事にしてくのが良さそうの気配!
現在:→植物園
[この後どうするかという問いに、
悩みながら茂る花々をただただ眺めていると、
ふいに音声ガイドが流れ始めた。]
『室内湿度 32%
土壌含有水分量 26pF
植物含有水分量 47% 噴水します。』
[次の瞬間、植物園内に雨のような水が降り注いだ。
ナノマシンで健康管理しているため、勝手に手入れがされる場所。
人の手間を掛けなくてもいい、手頃に自然を愛でられる場所だ。]
[植物内に埋め込まれたナノマシンによって、
植えられた環境に即座に適用する、
生物汚染に丁度いい植物があるとかないとか>>293。
門外漢故、事実かどうかは不明だが。
露は髪を伝い、足元の草花へ落ちていく。]
[ナノマシンによる生物の健康管理維持は、
この国ではごく普通のこと。
それを、あちらの国は歪だと嫌悪しているのだろうか。]
……。
[落ちていく露を眺める。
考えたところで意味がないのに、何故その様なことを考えるのか。
思考を切り替えても生まれた靄は消えず。
髪を伝う露を、ただ眺めていた。*]
上層部からの指令>>318はこちらにも届いた。
「Yes,sir
ただちに任務遂行します」
指令を受けたのは路上ライブパフォーマンス後、
一度帰宅して仮眠を取った後での事だ。
通達された難民IDを仲間と共有し、
位置情報を探りに行く。
消息を断った場所と時間から、半径──km以内に捜索範囲を絞り、潜伏しやすい場所を可能性の高い順からリスト化していく。
「一班は──地区へ、
二班、三班はそれぞれ東西へ展開、
残りは俺と一緒に──市街地へ来てくれ。
……以上、捜索開始」
なお、上層部からの指令は
まあ戦争中だしな。
国の外も中も戦える者は常に不足している。
近日もたらされる休戦は、まさに体制立て直しの絶好の機会だ。
そうして現場に向かえば、既に先客が居て正に標的を捕えた状況に遭遇する。
>>343>>344>>345
「ハーイ、ドウモ。
国家機密警察ですよ〜」
ここは身分偽らず、彼の背後から声を掛ける。
パワードスーツを装着していないが標的を取り逃がさないように圧力を掛ける様子は手慣れているようだった。
同業者ではない……ということは、
「お兄さん、傭兵?
オールドパル閣下の通達を受信してアレしてくれた感じですか?
ご協力感謝します〜」
ちなみに俺もそこまで事情は暗くないから、
泥人形と呼ばれる傭兵の話は何度か耳にしている。
流石にクラミイが助けた傭兵のおっちゃん>>138が、目の前の人物だとは分からずじまいだったが、名を聞けば思い当って、
へぇ〜、と驚いて、
「それで、何か聞き出せましたか?
ふむ、これからですか
尋問はしたことない、と。
ならば、こちらにお任せあれ。…───行け」
背後に控えた部下に指示を出せば、速やかに動いて
標的を捕縛する。
金属探知機で体をサーチして爆弾の有無を探り、
口の中を見て毒物が仕込まれているかを確認する。
目下、脅威が無いと判断すると、両手を後ろに絡め取られた標的の前に近づいて、
「ドーモ、難民ID48516サン、
お名前なんてーの?
この国へは何しに来たのかなぁ?」
地面に散らばった荷物も、既にチームのメンバーが探って確認中だ。
素直にゲロすれば良し、黙秘するようなら少し痛い目をみてもらうか、
あるいは、
いずれにせよ、痛い目も薬もこの場でする事ではない。
連絡をすれば、まもなく護送車が到着する。
それに乗せてしまえば、あとは別の班が良しなにするという事で。
「さて、改めてご協力感謝します。
休戦協定が出たとはいえ、まだまだきな臭いですね〜、アハハ」
世間話のように笑った後で、
とりあえずこちらも名乗ろうか。
「ジェイド・ノースフォースといいます。
今回の報酬について相談したいので、どっか場所移しましょうか?」
軽くお茶にでも誘う口調でそう訊ねた。**
[ガラスの板には患者の情報が表示される仕組みらしい。男がとん、とそれを叩けば、どうやら自分の情報らしいものが表示されていた>>328]
あ。
もっと見せてくれてもいいのに
きみつじょうほうって言ってもボクのことでしょ
[一瞬で消されたそれを不満そうな顔で見つめるが、表示されていたとてボクにそれが”読めたかどうか”は不明だ。何せ学校など行ったこともない。教えてくれる大人もいない。路地裏の看板やチラシの僅かな単語から学べた文字は、世界中で使われている文字のうちのほんの一部だ]
[そうして興味はこの国が、彼が、幸せなのかどうかに辿り着く。国について訊いたのか彼自身について訊いたのか、それは自分でも定かではなかったが、返ってきたのは「この国」に関して、それも医療行為にフォーカスした答えだった>>330]
ふうん・・・
[他人ごとのような返事に子供も少し思案する。ほんの少し頭を過ぎったのは母親のこと。母親もメトロポリスに逃げられていれば、病気を治してもらえただろうか]
[でも。そんなことよりも。この人たちは決定的に、違うんだ]
それって、今日が幸せだと思っているからだよね
今日が幸せじゃなかったら
明日も変わらない今日を過ごすなんて
絶対に、嫌だもの
[八歳のわりに大人びた事を言う子だなとでも思われたなら、それはきっとそれだけ生きることと向き合ってきたから。明日なんか来なければいい。そう思って生きてきたたった八年間が、ボクの中に昏い影を落とした *]
[そういえば、あのうさぎを最近見ないな。
……等と思い出すも、戦死はよくあることだから。
いなくなった理由は知らないまま。
月に還ったのか。……なんて。]
[思考に耽りながら廊下を歩いていれば、
後輩の姿を見ることはあっただろうか>>253>>316*]
[>>353背後から不意に感じた気配と、いささか間延びした声。それと国家機密警察という身分。
標的から視線を逸らすわけにはいかない都合上、背後の者が本物か偽物なのか区別がつかない。
しかし続けられた「オールドパル」という名に、同じ通信を受け取ったものと判断し、背後への警戒を解いた。
ホンモノと言う訳だ。]
『そうだ、傭兵
クレイ・D・カナリーという、者だ、
傭兵ライセンスを見る、か?』
[身分証は尻のポケットに入っている。これで武器を携帯していてもある程度はお目こぼしが効く。
彼らが標的を捕捉するのを見届けて、銃をおろし、懐にしまった。]
『聞き出せた情報はまだ、何も
絞るのは本業じゃ、ない』
[>>354自分の"仕事"はその前までだ。
相手は手馴れているようだし全部任せていいだろう、何せ本業様だ。
対象の捕獲までで今回の"仕事"は終わりだろう。]
『こちらこそ、協力感謝する
本職に任せるのが一番、心強、い』
[自分ではこうは行かない。流れるように片付けられていく現場、次ぐ質問。鮮やかすぎる。>>355]
[キナ臭い、という言葉に対して>>356]
『…そうだな、
まあ昨日の今日で平和になるようだった、ら
こうも戦争は続いていない、だろう』
[ジャケットを整えながら、ハ、と。休戦協定を鼻で笑う。
上の言葉を嘲笑うなど本来許されるような行為ではないのだが、この男はやるタチだ。]
『改めて、俺はクレイ・D・カナリーだ
よろしく
報酬の話か、…いいな、好きな話題、だ
場所は任せていいか』
[この市街地には慣れていない。
クラマトの時と同じように、場所のセッティングは全部任せるつもりで。**]
けぇる(帰る)んどこ。
よかった。よかった。
[帰るとこがあると聞けば、これにも、どことなく表情にも嬉しそうな変化がでる。果たして、その者にとって、帰るとこが実際良いものかはわからないが、
これにとって帰るという言葉は特別なようだ]
よかった?
よかった。
いがった。
[ただ、その言葉は次には、ただの羅列で繰り返すものになる。と、思えば、また、表情を輝かせて、よかったよかったといい始めたり、羅列になったり。]
[その者に手を引かれて案内所に連れられていけば、
その間も、ふらふらとあっちへ行こうとしたりして、5分の距離がかなり伸びたりもしただろうが、案内所へとたどり着く。]
使うだか。
トループにいけんだべか。
とこう、とっこう?
[案内所では休戦に伴うせいか、人だかりができていたようだ。
その者はこれを、女性側の列へ。
これがその女性を見たことがあるかもしれないという心のうちは知らずに、石が必要になるかもと言われたものだから、]
こん石で、いけんだべ。
[受付にたどり着いたら、その受付の者の前に石を置いた。そして、じっと、その受付の者を見ると、
見ているかどうかという答えにはならなかったかもしれないが]
おらんこと、知ってるべか?
[そう聞いていた*]
/*
>>367受付さんに石をそっ…って置いてるの想像して吹いた。
受付さんの受付力が試される…!
[言葉の反復の中で僅かに見える違い>>366に女は笑みを返す。
嬉しそうな様子であれば、つられて笑うのも悪いことではない。
それが相対する者にとって特別な言葉であれば、尚の事。
そうして案内にしばらく待たされ
ようやく用件を話す番となれば、隣の男が拾った石を出した。>>367
スタッフの女は石と男を交互に眺めた後、意図を問うように連れ立つ女に視線を向ける。
女はそれに苦笑で返し、経緯を簡潔に説明をした。
曰く、トループの人間であること。
曰く、支給端末を紛失している可能性があること。
曰く、出国の申請手続きの確認に来たこと。
合わせて、スタッフが長くこの地域に常駐していることを知っているため、男の人物照会をしたいと言う話も続けると、スタッフは再び男の姿を確認する。
そして、問いかける男の言葉に首を横に振った。]
「国交断絶の際には、既に多数の難民が流れている状況でした。
その全ての人を把握することは、私にはできません。
話し方は独特ですので対応あれば覚えていそうなのですが…」
[そう言いながらスタッフは手元の端末を確認していた。
しばらくすると、ビーッというアラート音が一度鳴り、スタッフからため息が漏れる。]
「先ほどのお声から、声紋認証で登録を確認しました。
その結果、どうやらこの地域の管轄でないか
そもそも登録自体が別の預かりになっている可能性があります。
難民用の支給端末の再発行はできませんが
トループへお帰りになられるのでしたら
こちらの電子キーを、お帰りになる当日にお出しください。
これで仮の出入国管理が可能になります。
……そういえば、お名前をお伺いしても?」
やはり。>>363
名を聞いて傭兵ライセンスをスキャンすれば、
すぐに『泥人形』だと分かって目を細める。
人工声帯を通したような声も、伝え聞く特徴に合致する。
「泥人形サン、ドモ。
噂はかねがね。
凄腕の傭兵サンに直接お目見え出来て光栄です」
嘘偽りなく述べると、現場をさっさと片付けて、
報酬の話をしようと彼を誘う。>>365
「腹空いてます?
良かったら飯に……まだ腹が減ってなければ、
軽く飲みましょうか」
今は昼だっけ夜だっけ。
いずれにせよ、このご時世でも24時間飲ませてくれる店はある。
「それじゃ、この付近の店に入りましょうか。
あ、モチロン、こちらで出しますよ」
最後にちゃんと領収書をもらえば大丈夫!
彼を伴って訪れたのは、そこそこ繁盛している酒場。
馴染みの店主に目配せで合図を送れば、何も言われずとも店の奥へと案内される。
厚いカーテンを捲った奥にあるテーブル席は、ちょっとした個室風でもあり、情報交換にはうってつけの場所だ。
お互いにテーブルを挟んで席につけば、
「お好きなものを頼んでください。
あ、マスター。俺はいつものね〜」
自分のは昨夜も散々飲んだエールだ。
最も出回っている銘柄だし大衆の人気も高い。
安くて美味いは最強だ。
互いの前に酒が運ばれるとまずは軽く乾杯。何に?これから訪れる平和にかな。
「停戦じゃなくて、休戦ですからね〜。
まあそれでも、ないよりはマシでしょう。
ずっと続くと、疲れちゃいますしね〜」
先程聞いた嘲笑交じりのコメント>>365は否定せず、
やんわり受け止めて流す。自分の考えは概ね>>84だ。
そして切り出すのは報酬の話。
大体相場は聞いてるから、そこから大きくずれなきゃいいねという感じで、出来る限り相手の要求に応じるように運ぶ。
「クレイさんのような凄腕、
うちに居るととってもありがたいんですけどね〜。
話がまとまった後は、酒を飲み交わしつつ雑談に興じる。
「傭兵稼業は当たればデカいけど、
仕事がないと食いっぱぐれません?
その点公務員はいいですよ〜。
仕事がなくても給料もらえますから」
ただしこのご時世、仕事がない時など一度もないわけだが。
まあ、このような話を切り出した所で相手は乗ってこないだろう。何せあの『泥人形』だ。
「まあ国家の犬にならずとも、
休戦中はオールドパル軍参謀長に雇われてくれませんか?」
>>167>>168辺りで思案した件を切り出す。
国内外問わず、自分たちに敵対する相手に付かれると厄介なので、休戦中はせめて先に囲っておきたい算段で。
まあ、既に閣下からのオーダーを受けて行動しているようなので、手は回っていると考えていいか?それでも、念は圧しておきたい。
「報酬は出来るだけご要望に添います。
これからもオールドパル閣下の用命を受けて働いてくだされば。
……あ、もし、他でウチよりも一
え〜っと、この国の通貨単位何だっけ?
ま、例えというわけで。*
[ずいぶんと不服そうな顔をしている、と思ったが、
特にこちらから尋ねることはしないまま>>372。]
トループ……
国境が開くのは、本当なのか。
[先生も似たような事を言ってはいたが>>141、
副官からの指示なら事実なのかと思案して。
その反応だけで、己のもとに指示は来ていないと、
理解することはできるだろう。
同時に、あからさまに嫌な顔をされれば、
不服そうな理由はそれかと、思い当たることもあるだろうが。]
帰る里がこちらなら、
観光のつもりで行ってきたらどうだ。
[生憎、生まれも育ちもメトロポリスなものだから、
後輩が不服そうな理由を、真の意味で理解することはできない。
だからと言って、愚地に対しては嫌がるような顔もせず、
淡々と思っていることを告げる。]
戻ってくるなら、今まで通り迎えるだろう。
自分としても、お前がいなくなるのは困る。
[事実を簡潔に伝えるだけ。*]
[そうして日々の日常から得た情報は
CPUによって暗号処理を施され、定期的に行われる報告に乗る。
また報告用メモリのほかに、個々人の持つ記憶領域にも保存される。
何を保存し、何を削除するかは本人の自由だ。
今は砕けて確認すら叶わない
一体何が保存されていたのだろうか。
少なくとも、一番最新の報告を見るに
女の
ご近所の男の人懐こい笑顔は、しっかりと記録されていたようだったが。]*
―回想 クラマトと幽霊です―
[聞きようによっては幽霊ですといったような言葉に、
怖くないと宣言している俺様ちゃんの者
服をごそごそとまさぐられても、その体からはその者が探すものは、何一つでてこない。
出てくるとすれば、そこらへんで拾った石や、ネズミの死骸とか。どっちからと聞かれれば、トループという言葉を聞き]
トループ。
トループ、けぇるんだば。
[慌てふためきSOS信号を発すれば、それに反応したように、表情が切り替わり。]
[その切り替わりをその者は、救援に夢中で見てはいないかもしれないが、
その者が保護してくれるやつが来ると声をかけたときに]
名 、マ エ、ナシ
[まるで、バグったように、そう答えて。
それが、"マエナシ"、あるいは"タエナシ"と聞こえたかもしれないし、それとも、そのまま名前ナシと聞こえたか。]
[瓦礫のほうに手を引かれたら、そのまま連れられていくが、
突然のお塩を求めてその者が地面を掘り始めたら。]
トループあるだか?
[そう言って、マネして掘り始める、これ。
ガリガリと素手で掘る、これのほっぺに、突然にぐりぐり当てられるお塩。
ぐりぐりされてるのに、掘り続けるこれ。]
[瓦礫のほうに手を引かれたら、そのまま連れられていくが、
突然のお塩を求めてその者が地面を掘り始めたら。]
トループあるだか?
[そう言って、マネして掘り始める、これ。
ガリガリと素手で掘る、これのほっぺに、突然にぐりぐり当てられるお塩。
ぐりぐりされてるのに、掘り続けるこれ。]
[提示された店は酒場だった。>>371>>373
酒は程々に好きだ、悪くない。支払いはアチラ持ちと来れば最高だ。
良く来るのだろう、国家機密警察御用達の店と気づけば少し構える。通されたのはそれに相応しいような奥まった部屋で。]
『では、
俺はウィスキーを
水で割ってくれ』
[好きな物を、と言われ喉の通りのよい酒を選ぶ。少し饒舌になっておけば、互いにとって都合がいいだろうから。
銘柄は店主に任せよう、変な酒を出すような店ではない筈だ。
そうして二人分の酒が運ばれて来れば、まずは乾杯。>>374]
『休戦が続くと、
俺も飯の種を、ザリ…、失う
だからって戦争が楽しいわけじゃあない、が
無職の傭兵と言うのも、な』
[正直雇ってくれる所は軍以外にも幾つかアテはある。国内ゲリラがその筆頭だが、この男の前でその話題を出すことはNGだろう。自分も先の男のように引きずられていく羽目になる。
肩をすくめて、ウィスキーを少量胃に流し込む。
冷えた温度が心地よい。]
[切り出された報酬の話に、ノイズが薄く笑う。
そして次いで語られたのは機密警察へのスカウト。]
『ガリ、ザ、ザザッ、…ジ』
[肩を揺らす派手な笑い声の代わりに耳障りなノイズを吐き出すが、目はそれほど笑っていない。探るような視線で見据え、次の言葉を選ぶ。]
『それは、
…俺にはもったいない、話だな?
だが組織に属する気があっ、たら
傭兵なんて面倒な、 ザザッ
肩書持ち合わせ、ていない』
[相手の読み通り、そういった類の話には乗らなかった。>>375
お堅い組織は、雇われるのは好きでも属するのは好きじゃあない。]
『軍参謀長殿にか、』
[>>376しばらくお得意様に、と言う事か。
手の中で、グラスの氷がカランと揺れる。
視線をそちらに移しながら、やや思案。決して悪い話ではない。
金払いは良い方だし、幸い"気が乗らない"と言う状態になる事も今までは無かった。
無茶な要求も過去ありはしたが、どれも許容範囲だ。休戦中はという期間指定も気に入った。]
『――断ったら、どうなる?』
[ほんの悪戯心でそう返す。
無論断るつもりは微塵もない、良い商談だ。
グラスに残ったウィスキーを一気にあおる。これは酔っ払いの戯言だ。
オールドパルの手は回っているが、別口からの手も回っている。つまり現状況で囲っておくのは正解と言う訳で。]
ーソルティ味のゴーストさんとー
[トループという言葉を聞くと、そのおばけは、
先程に増して嬉しそうな顔を見せた。>>381]
けえる…あ、帰るってことか。
んじゃやっぱあんた、トルーパーズなんだな。
…ん?なに?なえなし…たえなし?
んじゃ、タエナシさん、っと。
[バグったような様子の名乗りに、俺は少しぎょっとしつつその名前を手元の端末で打ち込み、簡単なラベルを作ってやった。一応、個人識別番号というか、仮難民IDみたいなもの。]
あんた、うまく話できねえ?
トループのことはわかるみたいだけど…
……弱ったな、今は国交が断絶してるし、
送り届けるには、一回基地に戻って相談しなきゃ…
[と、考えながら、ソルティアタック。ちなみに本人はよほどトループが恋しいのか、地面を掘り掘りしてた。>>383トループは…おいもだったのかも…しれない…???]
『まあいい、喜んで受け、るよ
国内の殺しは気は進まないが
メトロポリス相手なら、何でも、やる』
[帰ってくる言葉が何であれ、子供のような悪戯はひっこめた。面倒ごとに転がり込んでも困る故。
金額交渉の件も気に入った。いいだろう。]
『今後とも"泥人形"を、
御贔屓、に …ザ』
[空のグラスを置き、喉の傷を数度引っ掻きながら、傷だらけの顔で笑む。
氷だけが静かに揺れていた。*]
…ふう、仕方ねえ。
タエナシさん、タエナシさん。
そっちにはトループねえよ。
そんなとこ掘ったら、いつかマントルにブチ当たるぜ!
[青年は、パワードスーツのヘルメットを外した。
そして、しゃがんで地面を掘り掘りしている男の肩をたたき、こちらを向かせる。そして、じっっっと、男の虚ろな目を見て話した]
いいか?タエナシさん。
これあんたのラベル。
名前と、仮難民ID書いといた。
帰りたいなら、難民としてどっちかの国に行って、
難民として、帰りたいですって言わなきゃなんねえんだ
だから、これできればなくさないでくれ。
腰のベルトに直接括り付けとくから、
困ったら、だれかにこれをみせるんだ。いいな?
/*
あ、そうです。
パライバトルマリンが家族の証ですが
家族の証といっても、【サムジョ産顕微授精児】というつながりなだけなのです。
サムジョがかかわった顕微授精児は、パライバトルマリンになるのです。
なぜって、サムジョは軍御用達の変態なので、生産した子供は研究対象扱いなので、製造元が分からないといけないからでう。
(本人たちは研究対象って知らないのですが)
戦争さえ終われば、絶対帰れる。
だから…ぼーっとしててもいいから、
トループのこと忘れちゃだめだ。
あんた、何かは知らねえけど、
トループに大切なもんがあるんだろ?
他の人にも話してみてくれ、帰りたいって。
そしたら、返してくれる人が絶対現れる。
その人の目と顔、しっかり見て、覚えてくれ。
そいつはぜったい、いいやつだから。な?
絶対帰れるから。な?
[どこまで話が伝わったかはわからない。だが、
男ははっきりそういって…彼の腰に
タエナシという名前と仮のIDが書かれた紙を
くくりつけておいただろう。]
ほら、この石もやる!
世にも貴重な塩化ナトリウムの原石だぜ!!!
すげーーー貴重だからとっとけ!んでトループで売り捌きな!
ぜっっったい高く売れるからさ!!!
[更についでと言わんばかりに、このソルティストーンも男の手の中に押し付けといた!!!…そうしていると、通信を聞きつけた医療部隊の先輩が戻ってきて…
青年を、ガミガミ!!!とこっぴどく叱りつけ、
そして最後に、彷徨っていた【おばけ】を保護し、
基地まで連れて行く…と、案内を申し出た]
[…難民として、医療部隊は、一度は彼のことを保護し、輸送しただろう。輸送中も、赤毛の青年は、しきりに彼に話しかけた。]
なあ、トループではどんなことしてたんだ?
メトロポリスには、なにしにきてたんだ?
なんでもいいから、覚えてること、教えてくれよ
[そういって…少しの間、話をする…。
……その後、メトロポリス軍の襲撃があり、彼の保護のことが有耶無耶になってしまうまでは…*]
観光?観る場所なんか、ないけどね
[否、隣国民にとっては見どころは沢山あるかもしれない。彼らが目にするのは恐らく”表のトループ”ばかりだ。店が立ち並び、交易が盛んで、綺麗な服を着ている人もいる表通り。三年の閉鎖期間を経て、表向きは平和な国が保たれているのだろう。裏向きは・・・腐ったままだと自身は推測するだけ]
・・・戻って来るよ、当たり前でしょ
あんな場所にずっと居たくないもの
[そうやって吐き捨ててから、少し思いついた顔をして]
でも”逃げて”きちゃった場所だから
正しく”棄てて”くるのもいいかもしれない
[どういう意味だ、違いはなんだと聞かれたら「内緒」とでも答えるだろう。いつだって胸の内を話さずに抽象的な返事の後輩だから>>210、そろそろ慣れてくれてると信じてる]
へえ?ボクがいなくなるの困るんだ
だったらそろそろ見習い外してくれてもいいよね
[にこと笑う。作り笑いだ。だけど一番媚びれる角度はちゃんと知ってる]
・・・行ってくるよ、先輩。
先輩は、いい休暇を。
トループに行くなら、明るい場所を楽しむといいよ
現地で会ったら・・・奇遇だね。
会わなかったら・・・
そしたらまたここで。
戦いが永遠に終わったとしても、会えますように。 *
[これの行動に受付の者に困惑をさせたらしいが、
そのことを理解していないこれは、出した石でトループへ行けると思っている様子。これが理解していないことを、その者が説明する。
案内やこれの代わりの事情説明など本来であれば、感謝の言葉をのべるべきではあるだろうが、これにはそれを理解するに至らない。]
名前、マエ
[名前を聞かれると、ぶつりと切り替わり。]
名、マエ、ナシ
[昔、あった>>391のラベルのことは、
これの頭からは消えてしまっていたが、]
タエなし
呼ばれたんあるべ。
[名前を答えるのとは違う、そう呼ばれたことがあるという表現で答える。]
これ、名前っていうんだべか?
おらのナマエ。
[そう、しきりに繰り返しては]
ナマエって、あんべか?
ナマエ。あんさん。ナマエ。
[これは、その者を指さして、ナマエというものがあるのかを訪ねているようだが、伝わるだろうか*]
そして商談はまとまる。>>389
良かった。
御贔屓にという結びに、こちらからも綺麗に笑み返す。
この後すぐに『泥人形』が休戦の間は軍に雇われると噂を流せば、
他の傭兵たちも一定数は従うかもしれない。
雇われ志願が来れば、軍は受け入れるだろう。
そうすれば、国内治安は少し落ち着くかもしれない。
相手の手元のグラスが空になったのを認めれば、
もう一杯勧めようか。
ついでに自分も、もう一杯。
経費で飲む酒は美味い。
「ところでクレイさんは、休戦中はどちらへお越しで?
わたしはトループへ向かう予定ですが、」
自分は閣下からトループへ行けと命令を受けているから、
同じ指揮系統に従えば目的地も同じになるか。
「交流が再開すれば、あちらへ入ります。
向こうで会えたらまた、こうして飲みましょうか」
異国の地で仕事抜きの話でも出来たら楽しいかもしれない。
そんな風に期待を込めて締め括る。
自分はそろそろ戻らないといけない。
酒は飲んでしまったが、この後は捕えた難民を調べ上げるという仕事が残っている。
「それではこの辺で。
報酬は近々、ご指定の口座に振り込むようにします。
次お会いする時まで、ご無事で」
偽りのない気持ちで再会を願いつつ、
一足先に(あるいは共に)店を後にした。**
[ともあれ、表示されたのはホログラムでできた偽物のグヤーシュ。
見て、触れる優れもの。それも、今となっては当たり前の技術だけれど、もっと昔は触れられなかったらしい。本当は匂いもあるが、今はにおいのオプションは切っている。
細部までよく再現されたホログラム──だけど、子どもが口にしたものと違って、ゴロゴロとした肉や野菜が赤いスープの中に沈んでいるのがわかるだろう。
もしかしたら、ホログラムが少女の空腹感を刺激してしまうこともあるかもしれないが──仮にそれで文句を言われたとしても、男は「そりゃ悪かったな」と悪びれもなく謝って──、一通り見せてからホログラムを消しただろう。]
ああ、そうだ。
総括すると、全部ビルだ。
[「めんどくさいから適当に教えているのでは?」というのは半分は当たり。現に、人工知能に訂正されても、少女には聞こえないのを良いことに、そのままウンウンと頷いている。
流石に不信感を持ったか──少女が此方を見たかと思うと、すぐに視線を窓に戻したのを見て、男は小首を傾げる。どうしたのだろう──そう考えて、今の自分の状態を思い出し、いやぁ、悪いことしちゃったなァと特に悪く思っていないような調子で考える。
……彼女の今夜の夢に出ないといいが。]
カルテを患者に見せる医者はなァ、普通はいないんだ。
おれは普通じゃねぇから、一瞬だけなら見せるが。
[とは云え、子どもの言うこともわかる。
だって、自分の情報だったら知りたいよな。駄目だけど。
端末に表示されていたのは、メトロポリスの公用語。
だけど、使われている単語はメトロポリス人でも、一般人では読めるか怪しい難易度の高いものばかり。
加えて、きっともっとわけのわからない、単位の羅列。
だからこそ、想像できる範囲の生育環境を鑑みて、読めないだろうと踏んで見せたものでもあった。]
コレ、見せたのバレたら流石に反省文書かされちゃうから。
秘密にしといてくれよ。
[もしかしたら、見逃してくれることもあるかもしれないけれど。
釘を刺しておくのは忘れずに。論文はいいけど作文は嫌だ。]
[子どもの言葉>>360を聞いて、男は一瞬面食らった顔をする。
昏い色を孕んだ言葉に、それを聞く男は目に昏い色を落とす。
だけど、それに反して口角は上がっていたし、飛び出した声音もあっけらかんとしていた。]
ははははっ!確かにそうだ。
明日はもしかしたらいい日かもしれない、なんて考えないだろうな。
[色がチグハグの声と顔と目で云う。]
だけど、おれたちは医者だからな。
だから、お前たちに変わらず明日がくればいいと思う。
“もしかしたら、明日は今日よりマシかもしれない。”
“だから、明日も今日を生きてくれ。”
──ってな。
[そう言って、目には昏い色が落ちたまま、笑みを深める。]
[明日、戦争が終わるかもしれない。
そう言って励ましたときの、負傷兵の恨みがましそうな昏い目を思い出した。
子どもの言葉に、芋づる式で出てきてしまったその記憶を、頭の隅に追いやった。*]
―回想:グノ、その後―
[最後通牒を受け取った後、自身の荷物をまとめついでに医務室から必要なものをいくつか頂戴して基地を出る。
数か月戦地をうろつき、どうやら殺処分されるわけではないとわかってから市街地へと向かう。
頼ったのは数少ない血縁、両親がいなくなってから軍に入るまで面倒を見てくれた人だ。
久しぶりに会った彼に副官殿から受け取った通知のことを話すと>>237、「そうか」とだけ言いい、奥へと姿を消す。10分ほど待ったあと、彼は小さなポーチを持って戻ってきた。]
「遺産の残りだ。ほとんどは軍に押収されちまったから、これしかなくてすまんな。必要なものがあればここにいけ。」
[ポーチの中にはいくらかの金と住所の書かれた紙が入ってる。
彼に礼を述べてその場を後にした。]*
―回想:サファイアと―
[お嬢さん、と呼ばれて振り向けば白衣の男がそこにいた。
彼のことはよく知っている。サファイア・ウロボロス、直接話したことはないが有名な男だ。]
……そのまま報告すればいい。私は、負傷兵の治療をしているだけです。
[邪魔をするつもりはないようなので、そのまま作業を続ける。ヴァルハラ兵は気を失っているので我々をみて騒がれることはない。]
暇なら手伝ってくださいよ。その方が早く終わる。
[期待はしていない。一人でも作業は続ける。
彼の技術を間近でみてみたいと、思ってしまっただけだ。]*
―回想:アロールと―
兵士であろうと無かろうと、生きていればいずれ死ぬ。いまはまだその時ではなかったということさ。>>296
[それがあの者ににとって幸運かはわからないが。そんなことは私にとってたいしたことではない。
アロールが端末番号を登録したのを確認し、次の現場を探しに行こうとして思わず固まる。]
……アロール、キミは優しいんだな。
[メトロポリスの人間には、私を裏切り者だと言う者も多い。それがどうしたと、自分の意思を貫いてきた。
居場所なんて、とっくになくしたと思っていた。]
それじゃあ、怪我には気を付けて。我々は回復がはやいとはいえ、不死ではないからね。
[そう言って今度こそ、その場を去るだろう。]
(アロール・ディスマリア。面白い男だ。)
[こんな状況でなければ、もう少し話をしてみたかった。もしまた会うことがあれば、今度は彼のことを聞いてみようか。]**
[>>400
彼が冗談を冗談だと受け止める人物でよかった。商談の纏まりの前に、バツが悪そうに肩をすくめる。
泥人形の噂は直ぐに広まるだろう。休戦の間、傭兵は職探しに奔走する羽目になる。
そんな中、確定で雇ってくれる相手がいるというのはありがたい。
余程のイレギュラーが無ければ、ある程度はシナリオ道理に進むはずだ。]
[商談は済んだのだから、本格的に飲んでも誰も咎めなかろうて。
勧められるまま、二杯目のウィスキーはストレートで。>>401]
『奇遇だな、
俺もトループへ向かう予定だっ、た』
[命令を抜きにしても、あそこには興味がある。>>402
休戦中という安全圏の檻の中から、珍しい物もいくつか見れるだろう。
国交があれば人の出入りもある、メトロポリスの改人を戦場以外で見物できるかもしれないし、運が良ければ話を聞けるかもしれない。
つまりは視察も兼ねた交流目的。]
『互いに忙しくなければ、またあちら、で』
[双方忙しい身、息抜きの機会があればいい。
オフの日は珍しくないが、オフで誰かと酒を飲み交わすことは稀だ。]
『そちらこそ、無事で居てくれよ、
ジェイド』
[お互い物騒な出だ、五体満足で居たい。
先の難民の男の荷物が、ばらまいた瞬間即爆ぜるようなものの類ではなく本当に良かった。
そんな二人の別れの挨拶に、軽い敬礼を投げかける。
掘れば直ぐに出てくることだろう、この泥人形がかつては軍に所属していた記録が。
しかしそれも10年以上過去の話、組織という者に嫌気がさした軍人が一人、ある朝忽然と姿を消した。
たったそれだけの、よくある脱走話だ。
一足先に店を後にした背を見送って、残った酒を一気にあおった。
またこの店に来るのも悪くない。*]
/*
なんとなく元軍人と言うことにしておきました。
そのほうが傭兵に行った経路わかりやすいもんね
[先の男の名、どこかで聞いた覚えがある。
確かクラマトとの雑談の間、一度だけ漏れた単語だ。
"ジェイドのやつのライブ">>269
あの青年が秘密警察の監視対象となっている事は考えにくい、まあ同じ名前を人間と言うのはこの世にゴロゴロと居る。
先の"ジェイド"という男が"ライブ"を行っている姿も想像しづらい。]
『まあ、 ザザッ
別人だろう』
[ところがどっこい、同一人物なのであった。*]
/*
お金の単位とかはてきとうでいいのだ、国も複数あるしな、統一されているとは考えにくい
(オールドパルメモ見ながら)
ー回想:美しかったあの花とー
[三年以上前、まだ青年が医学学校に通ってた頃。
近所には、それはそれはきれいな姉ちゃんが住んでいた。
普段何をしてるのかはよく知らなかったけど…
ただ、家が近所で、学校に通ってる間も
通学途中に何度も顔合わせてたんだ。]
姉ちゃん、おはよ。
今日良い天気だな。…こんな日に限って、
レポート提出期限なんだよ!うえー!さいあくー!
[通学の度に青年は、
今日はどんな日か、何があるのか。
授業や実習がめんどくさいだと、そんな話を
5分もかけずに話して、走っていった。
そんな、当たり前の朝の挨拶がずっと続いてた]
・・・。
[明日は今日よりマシかもしれないと昏い目をした男は語る>>408。それを見返す子供の目だって昏い色をしたままだったからお互い様だ。
メトロポリスで暮らす未来は、明日を望めるような暮らしなのだろうか。今日が良い日だったと言える未来はあるのだろうか。今日がたとえ悪くても明日が良い日になるかもしれないと希望を持てる国なのだろうか]
・・・説得力ない
[昏い目を見つめながら小さく息を吐いて。同じように昏い目のまま、笑おうか。]
明日がいい日になるといいね
ボクもおじさんも
[お兄さん若しくは先生と言えって?知らないよ、八歳児からして見たら顎髭生えてるのは全部おじさんだ。先生呼びになったのはそれから随分後のこと]
・・・でも
もし明日がいい日になるって思えなかったり。今日をまた繰り返すのが嫌だなあって思ったり。そしたらおじさん、苦しまないようにボクを殺してよ。
医者だから、きっと出来るでしょ?
[ダメだって言われたら残念そうにしただろうし、それでも熱く生きることを説かれたら面倒くさそうにしたかもしれない。約束してくれることはあったのかな・・・あったなら、お得意の笑みでも見せるのに。
なんにせよ、"おじさん"が"先生"になっても、明日に希望を見出す日が一日たりと来なくても、それでもあの頃よりマシな今日を抱えて、ボクはあれから10年、生きている **]
[二つほど聞こえた名らしき音の、どれを名と表現すればいいのか。>>398
スタッフの女も、連れ立つ女もしばらく悩んだ。
しかし、呼ばれたと言う言葉を頼りにするのならば、"タエナシ"なのだろうかと、女たちは視線で会話をする。
しばらくして、スタッフは端末に何かを打ち込むと、男に手渡されたであろう電子キーに"タエナシ"の名が刻まれた。
それを確認した女は息をついたが
隣の男からの言葉>>399にしばしば瞬いた後、笑みをもって応える]
―――ペリエ。
それが私の名前です。タエナシさん。
これで、お互いに自己紹介できましたかね?
[紹介しあうのが今更というのも笑える話かもしれないが
女は伝えてすぐに、再び男の手を取り歩き出す。]
タエナシさん。
お腹は空いていませんか?
良ければ奢りますので、ご一緒にどうでしょう。
もし今夜のお宿がお決まりでなければ
トループに行けるまで、しばらくお部屋をお貸しできますよ。
[宿の話までは差し出がましいかと女は思っていたが
それはそれとして、一人ふらついていたこの男を、また野に放つのは忍びない心地がしていた。
……いや、それは建前の話。
女は今、一人でいることが嫌なだけなのだ。
そのために男を利用しようとしている。ただそれだけの話。]*
[そしてある時、青年は目を輝かせていった]
姉ちゃん!俺、卒業したよ!!!
来年から、軍の医療部隊ではたらくんだ…
あのでっけえ軍事病院でだぜ!
これで、俺様もたくさんの人を
救えるようになるってわけ!
[青年は、心から嬉しそうに笑った。]
姉ちゃんが怪我したら、そんときは!
俺様ちゃんが、特別価格で治してやるな!
へへへっ!ご近所サービスってやつ!
[そう、胸を張って聴かせた。
何も知らない、無防備で無警戒な青年。
それでも彼は、彼女をたしかに慕っていた。…戦争が終わった今、ようやく帰ってきて、またどこか出会えると…
あの、
………。
[きゅ、きゅ、と前方を見たままの男の目が不自然に瞳孔の収縮と拡大を繰り返す。
なにも、ヴァルハラが憎くて見殺しにするわけじゃない。
死んで当然だと、流すわけでもない。
ただ、男がメトロポリスの人間で、向こうがヴァルハラの兵士だっただけ。
軍属するならば、そこは割り切らなくてはならない。]
[だから、多少なりとも目の前の人物を羨む気持ちはある。
人種も性別も財産も。何も気にせず手を差し伸べられたなら。
すくうために生まれ持った両腕だと、そう教わって育ったから。]
…………少しだけだぞ。
当然、誰にも言うなよ。
[小さく息を吐くと、そう言って、彼女の隣に膝をつく。
何も持ってきていない、といえば彼女は自身の道具を貸してくれたりしただろうか。
左目でギュルギュルと忙しなく周囲を確認しながら、右目は気絶しているヴァルハラ兵を見て、きゅ、きゅ、と不自然な瞳孔の収縮を繰り返す。]
……罅か……面倒だな、折るか。
[懐から出した布を気絶しているヴァルハラ兵の口に詰める。
舌を噛まないためと、これで飛び起きたときの痛みに対する絶叫や、男たちを見て騒ぐ声を塞ぐため。
骨は、ひびの状態よりも折った方が治りが早い。
骨に罅が走っている部分ピンポイントに手を添えて、焚き火用の枝でも折るかのように、戸惑いなく体重をかけて、相手の骨を折った。]
はーい、静かにしてね〜。
拷問みてぇな時間だが、拷問じゃねえから安心しな。
[流石に激痛で飛び起きたヴァルハラ兵に、やる気のない宥めの声をかけながら、相手が暴れるのを諸共せずに押さえつけ、骨を固定するようにシードルへ指示をする。──或いは、彼女が即座の判断で身体を押さえてくれていたならば、男がそのまま骨を固定しただろう。
ヴァルハラ兵の鍛冶場の馬鹿力なんて、腕力強化をしたメトロポリス兵の大暴れに比べれば可愛いものだ。]
<font color=gray >[>>388トループはおいもだったともし言われていたら、
今度はおいもでトループにいけると理解してしまうことだったろう
そして、その者に保護され、トループのことをしきりに話しかける、その者には、]
トループ。
トループは、帰るんだべ。
[覚えてくること、教えてくれという、その者に会話らしい会話は行えないだろうが]
来た?
帰るために、来たんだべ。
来た?
来た。
[断片的な言葉の羅列。
その羅列から何を受け取ったかはわからないが、
メトロポリスの襲撃により、その会話も途切れ、
また、放浪者となったのであった]
そうか>>394。
[後輩に伝えられて、己に伝えられていない理由は何だろうか。
そう思案してみるものの、所詮己は一般兵。
お上の考えていることなど、知れるはずもなく。
話はそのままトループのことになる>>395。]
ー現在ー
[そして、何年か後、腰にくくりつけられた名前と仮難民IDの書かれたラベル>>390はずっと、これの腰についていたのだろう。
すっかり風化し、文字は消えてしまったが、"ラベルであった"ものになり果てても、そのままそこにあった。
押し付けられたソルティストーンは、握られ続けてだいぶ小さくなってはいるが、"とっとけ"という言葉通り、懐にしまい続けられていただろう。
持っていることは、頭から消えてしまってはいただろうが。
そして、その者の言葉通り>>391、「トループに帰る」という言葉は、
現在も言葉として羅列し続け、
"タエナシ"と呼ばれたことを"覚えて"いる**]
そうなのか?
[如何せん、自国の外の知識は戦場しかないもので。
表があるなら裏もあるだろうことは予測はできても、
後輩が示すのが裏のことだとは気付けないまま>>395。
更に言うなら、やはり抽象的な回答は理解できないままだが、
そこはもう慣れたこともあるから]
棄てられるといいな。
[そう返すだけだ。]
そんなに一人前の扱いを受けたいのか>>396。
[背伸びをしても己を追い立てるだけなのに、と
不思議そうな顔はするが]
……まあ、進言するだけはしておく。
通るかどうかは、知らんが。
[それを決めるのは己ではないから確約はしないが、
まあ、進言するだけはしておいてもいいかな、とは。
だから]
[治療を行おうとする女のそばへと、それは"音を立てて"近寄った。
音に反応してそちらを向けば良し。
向かずとも、やることは変わらない。
女が敵へと差し伸べた手が、敵に取られるその前に。
ぐしゃり]
[赤いお餅がひとつ。
手を伸ばした女が一人。
そして、お餅を幾度もつくウサギが、一匹。
これは何度もあっただろう彼女の戦い>>232の、そのうちの一幕]*
[さて、後輩を見送ったものはいいものの、
己はこの後何をしようかと考える。
特段、何をしたいとも思い浮かばない。
好きなことを言われたが>>0:142、その“好きなこと”がわからない。
ふと、後輩のことを思い出す。
トループについてはほぼ無知だと言っても過言ではない。
行く理由はないが、行かない理由もまたなかった。]
……。
[考えるのは情勢のこと。
休戦になり、国境が開くというのなら、
ヴァルハラ側も開くのだろうか。
それならば、敵情を窺い知ることは、多少できるだろうか。
仕事のことを考えていることに気付き、頭を振るが
出てきた思考は消えてはくれない。]
…………。
[他にいい案も見つからない。
少なくとも、ここに居続けるよりはマシかと、
後輩よりいくらか遅れて目指すことにした。*]
ほら向こうに花が咲いてる。
メトロポリスから持ってきたやつが、
ハコごと人を食い破っちまったそうだ。
ほらあっちのやつ、腕にパワードアーマーを付けてる。
スーツが適合しなかったのに、
無理やり着て、はっついちまったんだ
[遊撃隊とは、偵察隊とも密接な関係にあるものである。
何故ならば主目標を定めず、場合に応じた動きを求められる隊にとって、偵察隊からの情報はその行動指針の一つとなり得たからだ。
であれば、共に行動することも
戦場や、駐屯地で話をすることも
それは当然にあることで、十分覚えるに値する事でもある。
そうして、かの偵察兵への女からの評価は
"野路の何をも障害とせん足に
経験から裏打ちされた観察眼と勘
周囲への警戒心の高さと、それを補う最小限の動き。
洗練された戦における、一つの在り方の体現"
と、女からしてだいぶ高評価な方であった。
もちろん、その華美ならぬ人となりも含めての話]*
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