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隣村から聞こえてきた噂。
人狼と言う名の人の姿をした獣が、夜な夜な村人の血肉を啜ると言う。
村人達は顔を合わせ、それぞれの身を案じ始めた。
1人目、 林檎売り エプレ がやってきました。
林檎売り エプレは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
白い部屋 ベッドの上
下腹部を裂く 生命の取引
悲鳴を上げる 血が溢れる 身体が痙攣する
自身から 血液の熱 と 生命の灯火が
消えていくのを感じて 流れて 魂までも。
『…ああ、ああ、今年も 林檎は…成るのかなあ…』
きみ に たべさせて あげたかった なあ
もはや 声にさえならない声で "キミ"の名を
よ び た か っ ……
2人目、 黄泉の女将 田母神 がやってきました。
黄泉の女将 田母神は、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
……ようこそ、おいで下さいました。
ここまで辿り着いた
きっと大変だったでしょう。
どうか、どうかここでほんの少し休んで、
その身の疲れを癒していってくださいな
ここは
アナタの生命が 魂が その傷が癒やされるよう
疲れや未練を流すところ。
アナタの次の
幸せなものになりますように、しばし息をつくところ。
…"アナタ"がふと気がつくと
神秘的な雰囲気のする和風な建物の前に立っていた。
暖簾の向こうからカラカラと引き戸が開く音がして、
顔を覗かせた優しげな表情の女性が姿を現して。
"アナタ"に一つ、深く深くお辞儀をした。
そして、中へどうぞと"アナタ"をいざなった。
木製の机や掘り炬燵、どこか古めかしい本や漫画を置いた棚。
小上がりになった畳敷の空間がある和風なラウンジで、
木の札がついた鍵を差し出される。
こちらをどうぞ。
アナタのお部屋の鍵となります。
その木の札に描かれた模様の描かれたお部屋が、アナタ様のお部屋です。
…大丈夫。
お部屋の場所は…お宿を歩けばすぐ見つかりますよ
"アナタ"のためのお部屋ですから……
"アナタ"を癒すためのところだから。
アナタに必要なものが、必ず、きっと、ここにありますよ
[そう言って女性は自身が女将であることと、旅館の設備などについて簡単に説明しただろう。
なんでもありそうな、なんにもなさそうな、そんな不思議な旅館のはなしを。]
あ、よかったら おみかんもいかがですか?
最近、美味しいのがよく取れるんですよ、癒やされますよ
[そんなゆるい、癒しをアナタへ]
黄泉の女将 田母神は、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
3人目、 長尾 銀太 がやってきました。
長尾 銀太は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
4人目、 白薔薇 外浦部 翼 がやってきました。
白薔薇 外浦部 翼は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
さて、今年の梅雨明けのことです。
家で暮らしていた家族たちのあいだで、折角だからみんなで夏休みの旅行をしようという話になりました。
「今年の夏もめっちゃ暑いっていうし〜〜〜
みんなでH海道とか行こうよ〜〜〜〜」
「H海道も最近は暑いって言わない? 気候変動ヤバい」
「ここよりマシだよ〜〜〜〜」
こうして、家を出ていた女の子を除く家族みんなで、H海道への2週間の旅行に出かけることになりました。
[
うわっ…私の死亡シーン、雑すぎ…?
なんて感想が枯死した白薔薇の樹霊から出てくる訳ではありませんでしたが、本当のところ、この白薔薇の死に様は1行ナレーションで十分に語れるような話ではありません。
ですが紙面の問題を含む諸般の事情から、今ひとたびは、ここで詳しい話をすることはやめておきましょう。]
[ラウンジの本棚に並ぶ古い雑誌にも、ツバサ様そっくりの美しい緑の瞳は確かに向いてはいたのですが……]
みかんは部屋で食べる。
[白薔薇は掘り炬燵に入ることなく、薔薇の木札の鍵の部屋に向けて歩き出しました。
「あたたかい」のには癒されても。
「あつい」のは、きっと、本当にいやだったのでしょう。**]
5人目、 かがやける子 ソール がやってきました。
かがやける子 ソールは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[きらきら]
「ぴかぴか」
[ぎらぎら]
[冷たく刺す空気の中、暖かな陽光にくすぐられて、
いのちはゆっくり微睡むでしょう。]
かがやける子 ソールは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
>>14
A.太陽の光
ソールは名前の通り太陽の精霊。
新しいいのちになる前に、一年おつとめをするいのちの欠片……かもしれない
― 記録000:カウントダウン ―
[毎夜天を仰ぎ、遠い空へ手を伸ばす子供でした。
幼い頃より憧れがそこに在り、それを抱いたまま大人になった人間が、自分と言う存在です。
夢でした。
もしかしたら、全てだったのかもしれませんね。
魅入られたように、とりつかれたように。
自分なりに、人生の全てを捧げたつもりです。
それを叶えるためにどれ程の努力を重ねたかなんて、今となってはどうでもよい事でしょう。
僕は夢に向かって歩み、その過程で新たな夢を抱き、目標を添え、そうしてどこまでも歩き続けました。
だからアルテミス、僕を押し上げてくれ。
遠く遠く、果て無き場所。
静かの海に、踏み出す為。]
― 記録001:足跡 ―
[広大な灰色の大地は思っていたより寒くは無く、薄い雪上に似た感覚を足裏に感じながら、高まる鼓動を抑え、僕はゆっくりと歩き出しました。
当たり前のように残る足跡はこの場所ではとても特別な物で、未知の高揚がそこに在りました。
手を伸ばし続けた夢の果てに、自分はようやっとたどり着いたのです。
嗚呼、なんて、青い――……。
手を、伸ばす。目の前の、懐かしくも遠い青へ。
一歩踏み出す。かつての誰かと同じように。
足跡を、残す。共に積み上げてきた皆の為に。
歩き、辿り着いたのは夢の果て。けれど自分は、これがゴールで無い事を知っています。
1969年7月20日、20時17分。
我々の憧れは、あの時再び始まりました。
2024年の僕の一歩が、次の誰かの憧れに繋がりますよう。
繋げ、繰り返し、挑み続ける。
それが我々に与えられた使命なのですから。]
― 記録002:海 ―
[もう、何も聞こえません。
ノイズ越しの仲間の声は既に遠く、管制室との交信も途絶えてしまいました。
生命維持装置は稼働して居るものの、どこか寒さを感じるのは気のせいでしょうか。
繋がる命綱は途中で途切れ、今はその辺りを好きに漂って居ます。
僕の人生に後悔はありません。
けれども、二度とこのような事故が起こらないよう願っています。
以降僕のような犠牲者が出ないよう教訓とし、マニュアルに刻んでください。
皆の為、自分が最後に役立てるのはそれぐらいでしょう。
我々は幾多の失敗と犠牲を重ねながら、それでも前に進んできました。
僕の名前も、そのうちの一つになるだけです。
それに、憧れた場所で死ねるのも悪くはないですよ。
そうやって何となく自分を慰め、どんな鳥も飛んだ事が無い墨色の空の中、僕は静かに目を閉じる。]
6人目、 若者 皇 桃李 がやってきました。
若者 皇 桃李は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
やばいーーー!!!
ここ発言削除残るんだったーーーー
しかも入村するときに表情変えられるから入村して発言取り消す必要なさそうだったーーー
(脳で理解する前に入村ボタンを押した)
すみませんすみませんいきなりやらかして
どあと申します、一つ席をいただきました
よろしくおねがいします……
[そう言葉にしたのは果たしていつのことだったか
思い出そうとすれば脳裏に浮かぶはずのものが
少しばかり、鮮明と言い難いのは何故なのか。
気の所為ならばなにもない。
……気の所為でないのなら。
ふと気がつけば消え去ってしまうような
蜃気楼を掴むかのような感覚。
歩いたとてたどり着けないだなんて
……そんなの、認めたくはないのに。]
[ぽけーと口を開けて、閉じて、開けて
閉じる。
そうしてぺたぺたと自分の顔を触ってみれば
両手で頬を包んで一言。]
……冗談?
[に思いたい、そうであってくれ。
だが考えたとてこのような趣深い神秘的な旅館で
彼女が嘘を付く必要があるのかがわからない。]
── ▷ ラウンジ ──
これは、ご丁寧に……。
ありがとうございます……?
[両手を頬から離して差し出された鍵を受け取る
女将の話、設備の話、混乱した頭でもなんとか
首をひねりながらに話は聞いて。]
あ、じゃあいただきます……。
[差し出した手にはみかんがぽんと。
未だどうなっているのか、どうしたらいいのか
わからない男はただ
途方に暮れたように、立ち尽くしている。]**
― 記録003、開始:便宜上、仮に宿と記す ―
[目を、開く。
その場所は、暗所に慣れた自分の目には些か眩しかった。
慣れるまでやや時間を要するものの、対応できない程の物では無い。
光を遮るよう片手を顔の前にかざし、目を細めつつ状況を理解しようと努力するも、広がる色彩に戸惑いを隠しきれない。
最後に過ごしたモノクロ世界とは全く異なる、色溢れる場所。
存在する筈の無い質感とデザインの、人工建造物。
事故で脳がどうにかなってしまったのか、もしくは極限状態での幻覚か。
自身の肉体に異常が発生したと解釈するも、両の足が地を踏みしめている事に気付けば茫然とした。
視線を落とせば、二本の白いブーツが視界に入る。己の両足だ。
次いで足の下のタイル。いや、これは石か岩だろうか。
人為的に削られ、規則性を持って並べられた物質に動揺を覚えながらも、次に掌を見る。
ブーツとほぼ同じ素材で構成された、白く分厚い五本指グローブの手を握り、開き、再び握りしめる。]
[EMU。所謂、船外作業ユニットと準備されたこの服は、身動きが取りづらい。
しかしそれを踏まえても身体が重く感じるのは、この場にGがあるからだろう。数値までは不明だが、行動に支障が出るようなレベルでは無い事を幸運に思う。
目視可能な範囲ではあるが、全身を包む白色の生命維持装置に破損は見られず、酸素の供給にも問題がない事を確認すれば、続いた幸運に安堵した。]
[在り得ないと思う。どうしてと思う。
未知の場所と知りつつも、どこか懐かしい風景。
建造物を構成する材質は、恐らく金属でもプラスチックでもないのだろう。無音が満ちていた筈の世界には、今はサラサラと風に揺れる木々の音が混じる。
言葉の通り、空いた口が塞がらない。
異世界に放り込まれたとしか思えない場所で、頭部を覆う分厚いヘルメットの中、呆気に取られた顔のまま数分。
永遠にも感じられたそれであったものの、正面出入り口と思しき場所の戸が開かれれば思考は其方に。
しかし姿を現した人影は、自分にとっては信じがたい物だった。]
( どうして「人間」が此処に居るんだ? )
[この場に不釣り合いなのは自分の方だと言う事を理解しつつも、目の前に居る割烹着姿な女性の存在を受け入れる事が出来ない。
相手の優しげな顔と振る舞いから察するに、敵意は無いらしい。
友好的存在と判断するや否や、浮かぶ疑問を払拭すべく、相手が口を開くよりも早く、大げさな身振り手振りを交え一気にまくし立てる。]
Where is this place?!
What the hell is going on?
Who are you?
[流暢な、それでもくぐもった英語が、全身を覆うスーツの中に響く。
本来であれば、通信機に乗せなければ自分の声は相手に届かない。
だが外部環境音が自分に「聞こえた」と言う事は、この声もきっと届くのだと、そう判断した上での行動だった。]
Ah…
Где я? Кто ты?
……その、
[急くように共用語である英語と、交信に使用するロシア語で疑問詞を並べるものの、徐々に何となくの「違う」を感じ、言葉に迷う。]
ええと、
[目の前に生命体が居ると言う事に気を取られていたが、この場所は日本によく似ている。
だから今発すべき言語は、多分、自分の母国語なんだ。
震える手で、紫外線の直射失明防止と設けられた、ヘルメットを覆う金色の遮光板を押し上げれば、やや顔色の悪い、動揺しつくした自分の顔が、やっと外部からうかがえる状態になっただろう。
そうして深く息を吸い込み、必死に勇気を振り絞ると、
日本語でこう問う。]
――あな、たは
長尾 銀太は、 アストロノート 長尾 銀太 に肩書きを変更しました。
あなたは宇宙人ですか?!
[星の海で眠りに付いた記憶をそのままに、白い宇宙服を身に纏った僕は、故郷に似た見知らぬ地で立ち尽くす。
日本人、ギンタ・ナガオは事故で命を落とした。
死因は酸素欠乏症、もしくは低体温症。
宇宙の真ん中に投げ出され、眠るように意識を失ったのが最後の記憶だ。
職業は宇宙飛行士。
宇宙船に搭乗し、月面を歩き、地球に帰還する途中の出来事であった。]
[突然発生した、船外作業中の事故。
仲間からの最後の無線、宇宙に投げ出され長く揺蕩い、薄れて行く酸素の中、永遠の眠りを覚悟した事を、自分はきちんと覚えている。
だからこそ、このような場所に居るのが信じられない。
久しぶりに感じる重力と、地球日本風の建造物。神秘的ではあるものの、広がる懐かしい色彩。
宇宙服ではなく、割烹着を身に纏う女性……と思しき存在の外見は、ホモサピエンスたる人類と瓜二つだ。
故に錯覚する、地球に帰って来たのかもしれないと。
在り得ない可能性に混乱を覚えながらも、何度も思考を正常に引き戻そうと奮闘を繰り返す。
果たして夢か現実か。
もしかしたら、自分は別国の宇宙船に回収されたのかもしれない。
もしかしたら、遥か未来の地球技術で蘇生されたのかもしれない。
もしかしたら、宇宙人に拾われたのかもしれない。
特別、地球外生命体の存在を信じていると言う訳では無かったが「もしかしたら」の期待を込め、ボイジャー探査機にゴールデンレコードを積んだのが我々人類だ。
そうして高い可能性を脳内に並べ、否定し潰し、もしかしたらを何度も重ねた果て。
ようこそに続く彼女の言葉を聞けば、自分はやっと理解した。]
――ああ、
やっぱり僕、死んだんですね
[どうやら地球の外側で死んでも、死後の世界はあるらしい。
告げられた現実は、どんな「もしかしたら」よりも、すとんと自分の中に落ちる物。
理解すれば、ヘルメットの内側で困ったような苦笑いを浮かべた。
宇宙人なのかと、彼女に向かって素っ頓狂な事を口走った事を思い出せば恥かしさが込み上げて来たものの、いざなわれるまま暖簾と引き戸をくぐり抜け、ポリカーボネイト製のヘルメット越し、屋内を見渡す。
家族旅行で訪れた母国の旅館、それと母方の実家に何処と無く似ているかもしれない。
差し出された鍵をシリコンゴムに包まれた指先で受け取り、彼女の説明に耳を傾ける。
宇宙飛行士はマニュアルに従うのも大切な事だが、時には柔軟な発想も求められる。
未だ実感は薄いものの、「そう言う場所なのだ」と言う事を理解すれば、「そういうものか」と飲み込めた。]
[柔らかな和風の世界に佇む、1人の宇宙飛行士。
ちぐはぐな光景が、まるでスタンリー・キューブリックの古いSF映画みたいだと、何処か他人事のような感想を抱きながら鍵にぶら下った木札を確認すれば。]
ははっ
宇宙船、ですか
[札に描かれていたのは、デフォルメされたロケットの絵。
子供向けの絵本のようなデザインに小さく笑い、「"アナタ"のためのお部屋」と言う言葉を改めて理解した。]
(……懐かしいなぁ、みかん)
[日本産フルーツはアメリカでは高値だ。
それが良い物かつ新鮮であれば猶更と、随分と口にしていない嗜好品への懐かしさから自然と笑みがこぼれる。]
では、みかんは後で頂きますね
このままだと、ほら
食べられませんから
[女将に向かってそう言いながら、コツコツと透明なヘルメットを指先で叩く。
頭部パーツのみ外す等と言った器用な事は出来ない。まずは丸ごと脱いで着替えなければと、自分の部屋に向かっただろう。
道中、腕にNASAとアメリカ国旗のワッペンを付けた白い宇宙服が宿の中をノシノシ歩く奇妙な光景が広がるのだが、細かい事は気にしない事にした。
その後はかさ張るスーツを脱皮するかのように脱ぎ(一人では脱衣が出来ない為、多分手伝って貰った)部屋に用意されていた普段着に袖を通す。
何故ここに自分の服があるのかとか、そう言う事は考えるだけ無駄だろう。
なんせこの宿は、「そう言う場所」らしいから。]
[米国NASA主導、有人月面着陸、アルテミス計画。
宇宙飛行士。日本の代表。
そんなキャッチーな肩書付きで自分の顔写真が出回ったのは記憶に新しい。
もしかしたら今年もしくは数年前のニュース等を媒体に、自分の顔を知る人間が居たかもしれない。
1972年のアポロ17号を最後に、人類は月面に足を踏み入れて居ない。
50年以上の空白を埋める航海は無事成功したものの、
道中散った1人の宇宙飛行士の名は――…**]
/*
1969年7月20日>>18
アポロ11号の月面着陸
スタンリー・キューブリックの古いSF映画>>40
2001年宇宙の旅
和風お宿に場違いな宇宙飛行士居るの面白いよね〜。案がピンと来たので、宇宙飛行士で来ました。
女将さんに宇宙人って言いたかったんや…。
漫画「彼女の想い出」とか、映画「2001年宇宙の旅」とか、そこら辺のシーンをイメージしてます。こういうの大すき。
実際のアルテミス計画ですが、以前は有人月面着陸目標2024年となっていたものの、延期されて今年また再延期で、次の着陸目標は2027年ですかね。残念。
あとは、特に実際人物をモデルにしてるとかは無いです。
7人目、 わんだふる 茶々丸 がやってきました。
わんだふる 茶々丸は、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[もうすぐ新年も近付く冬のある日。
ストーブの燃える温かい部屋。
お気に入りの窓辺でひなたぼっこをするのがボク、大好きだったんだ。
ぽかぽか温かくて、大好きなご主人様も隣にいてくれて。
ああ、ボクしあわせだなぁってうとうとしてた。
『茶々丸、春になったらお花見に行こう。
あの公園の桜並木、お前も好きだっただろう?
なあ、だからもう一度起きてくれよ……』
ぽたぽたと、雨でもないのにボクの顔に雫が落ちる。
それがご主人様の目から落ちてくるのに気付いてボクはご主人様を見上げた]
[どうしたの? ご主人様、元気がないね。
ボクがもうすっかりおじいちゃんになって体も動かなくなって散歩に行けないのが寂しいのかな?
ごめんねご主人様、お散歩行けなくてごめんね。
ボクも行きたいけど体、動かないんだぁ。
でもボク、今とってもしあわせなんだ。
捨てられたボクを拾ってくれた優しいご主人様。
あの寒いだけだった世界に温かさを教えてくれた人。
そんなご主人様の隣にいられて、ああ、しあわせだなぁ。
ありがとう、ありがとうご主人様。
心残りがあるとするのなら、また来年の桜並木もご主人様と一緒にお散歩したかったなぁ]
[温かな陽だまりの中、
ボクは大好きなご主人様の隣で安らかに眠りについた。
たくさんの幸せと、少しの未練を胸に抱いて。
ああ、とってもあたたかい……**]
わんだふる 茶々丸は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[なにやら自分の部屋もあるらしい。
犬の肉球が彫られた札の鍵をもらって。
みかんを勧められたら大喜び!]
えっ! みかん!?
知ってる! ご主人様よく食べてたヤツ!
食べていいの? いいの?
わーーーい!! いただきまーす!!
[人間の食べ物なんて初めて!
大喜びで皮ごとがぶっといってみる!
(ご主人様は皮剥いてたっけ?まあいっか!)
そしたら皮の苦みと甘みが口いっぱいに広がって、とってもわんだふるな味がした]
おいしいね! おいしいね!!
あ! ボクね! 茶々丸っていうの!
ご主人様は他にもボクを「カワイイ」って呼んでたから。
「茶々丸・カワイイ」がボクの名前なんだぁー。
[なんて言いながら、ラウンジにあるコタツの中に入ってみかんをかぶりがぶりと文字通り犬食いしていく。
食べながら、生とか死とか来世とか。
難しい話は女将さんの話からゆっくり理解していくだろう。**]
[数度、瞬きをして自分がいる場所を確認する。
いつの間にか、現世から隔絶されたような空気の中に佇む和風の建物の前にいたようだった。
ぱちり。ぱちり。
建物を見上げていると、カラカラと引き戸の車輪が回る音がして、暖簾の向こうからおんなのひとが顔を出した。
中へどうぞと誘われて、言われるままに着いていく。
太陽が掘られた木札がついた鍵を渡され、この場所のことを説明され、ようやっと合点がいく。>>1>>2]
……うん。そうなんだ。
じゃあ、おつとめご苦労さまでした。
[これは、目の前のおんなのひとではなく、"私たち"に言ったこと。
誰も労わってはくれないから、自分たちで労わっておく。
たった一年のおつとめ。
季節が一巡したら、私たちは死んでいく。]
おみかん……おみかんですね。
おみかん……?
[オレンジの柔肌。陽光に照らされて、つるりと反射する。
あのあたたかな色の食べ物を、私たちは食べたことはないけれど。
揃えた両の手のひらの上に、ぽつんと乗った小さなオレンジ色を見て、ぽかんとその場に立ち尽くしている。**]
[ぽつり、独り言ちるように零したのなら
とりあえず、鍵をポケットに入れ、みかんを手に
羽の生えている女性の方へと。]
大丈夫です?
皆みかん貰ってるんですね。
[ 明らかに人間ではない姿に
脳裏に若干の困惑のような嫌な感情もあれども
死後の世界ならなんでもありだし、それに
ぽかんとした姿は困っているようにも見えたから。
声をかけてみた。]**
[お宿に現れたお客様たちは、様々でした。
人の姿と少し違う人、宇宙服を着てる人。
芸能人とよく似ている、けれども確かに違う薔薇の人。
彼らは驚いていたり、納得していたり様々でした。
いつもより少しばかり多く感じる賑やかさに
女将はくすくすと嬉しそうに笑みをこぼしていました。
今日はそう。現世では神の降臨と誕生を喜んだ日。
神世と人世がつながりやすいその日。
訪れたお客様一人ひとりと顔を合わせて、
そっとお宿の説明と、おみかんを渡すのです]
[私たちは、太陽から落ちるいのちの欠片です。
太陽が俯いて、転がり落ちる光の精が私たち。
大地を生きるものに、ぬくもりを届けるのが私たち。
一年、私たちが持って落ちたいのちの欠片を落ちた先で分け与えて、死んでいくのが私たち。
路傍でまるまった猫だとか、友達と喧嘩して泣いてるあのことか。
ぴかぴか隣に落っこちて、だいじょうぶ?と背や頬を撫でてやります。
あるいは、いっしょに走り回ることだってあります。
いのちそれぞれ。
私たちは一年の間、朝に生まれて、夜に死ぬのを繰り返します。
そうして、一年。
おつとめをしたら、私たちは本当にほんとうに死んでしまって、次は好きなものに生まれられるらしいのです。]
[様々な説明の間も、彼はぽかんとしていた。
というより、わからなくなっているというのだろう。
それを女将は、]
まあ、少し豪華な温泉旅行みたいなものですよぉ
そんなにかしげなくても大丈夫。
……ここにはきっとありますよ。
あなたが取り落としたものも。
あなたを満たしてくれる、あなただけの宝物も。
まずは、とりあえず。
のんびりなさってくださいな。
[えがおでさしだしたおみかんとともに、
彼女は幼い彼から離れて、そして彼が羽の生えた彼女と話す様をながめては、明日は桃も頂いてこようかしら、なんて考えていたのでした**]
[羽があること以外、見た目は一見普通の女性だが
出てきた声は思ったよりも拙く幼気に聞こえた。]
いや、大丈夫ならよかった。
[呼吸の間を開けるようにぱちくりと目を瞬けば
最初使っていた敬語を取っ払ってみる。
学生の身分、親しくなるのに
雰囲気を見てそうしていたようにでもあるし
なんとなく、そっちの方がいいかな? と
思ったのもあったから。]
[わからないというのであればきょろりと周りを見て
座って食べた方がやりやすい、なんて
机などのある方向に行こう。
掘り炬燵には先客がいる様子なので
木製の机の方に行こうと思ったけれど
彼女が炬燵がいいというのであれば
そちらで食べるのも良いかもしれない、みかんだし。]
これは、こうやって……
[さて相席したかどうか。
座ったなら早速、みかんを手に
お尻側を上に向けて爪を立てた。
剥き方はきっとひとそれぞれだけれど
自分が慣れているやり方をとりあえず。
そうしてぺり、ぺり、と皮を剥けば出てきたのは
白い筋の入った橙色の身だ。
一粒取って、自身の口元に運んで。]
ん……! このみかんすごい美味しい。
[そう嬉しそうに笑えば、いつの間にやら
自然と肩の力が抜けていた。
よくわからない状況、自分が死んでいるらしい
という情報に、緊張が走っていたみたいだ。
もう一つ食べて、さて彼女の方はどうだろう?
上手く手順を追えているなら、そうそう!なんて
応援するように声を上げよう。]*
8人目、 リボンの髪留め 真紅 がやってきました。
リボンの髪留め 真紅は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
話の展開によってはなにも思い出さないパターンもあります。
対戦よろしくおねがいします
それにしても田母神さんは喋らないタイプの狼だと思っていたらめちゃくちゃ喋るタイプの狼でびっくりしている
ちょこちょこ確定っぽい動きしちゃっててごめんね……!!
/*
今わりと眠すぎ侍になってるからやっぱり21時は無理かも(前言撤回男)
ソールちゃんが明日明後日不在らしいから、気兼ねなく最後まで今日ロルを回してもらいたいなと思ってしまって……
20:30まで頑張ろう
最近頭あっぱらぱーで文章読めるかな〜とかちょっと思ってたけど入村したら皆さん面白いし綺麗だしでめちゃくちゃ興味が湧いてよく読んでいる
でも抜けがあったらごめん
/*
翼さんの設定も面白いな〜〜〜と思う
有名人本人、ではなく、有名人が好きだった持ち主が育てていた薔薇、という変化球
掘り下げてお話したらどんなお話が聞けるだろう〜〜〜!!!
お友達になれたらいいなと思いつつ
お友達になってもみんな成仏するんだけど(無情)
桃李は植物育てたのは小学校くらいだからそういう話もしたい
9人目、 ぬいぐるみ えりざべーと がやってきました。
ぬいぐるみ えりざべーとは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
ぼけっとしていて中の人記号を忘れるあほは私です。
茶茶丸さんは華やかでかわいらしくて顔が見えると場が温まるタイプのロルだ。
かわいいね、ぺろぺろ(???)
そう!!!田母神さん、動かないタイプの狼かなとか思ってて、どこにでもいるって書いてあったから分身させる感じのロルしちゃったんだけど、
もしかしてだいじょばないですか!!!!
桃李を案内してソールちゃん案内して茶茶丸くん案内してな感じだとすごい良くない感じですか!!!ごめんなさい!!!!!
[気付くと和風の建物の前>>#3。
ぽつん、と置かれる手のひらサイズのぬいぐるみ、一つ。
愛らしい顔をして、じっと立つ。
じっと微動だにせずいたそれを、女将はどう思ったのか。
暫くするとこて、と首が傾き
それに合わせて小さな手がにぎにぎ、と握られる。]
─────……
動けるなら動ける
話せるなら話せるようなってると説明して下さらない?
気が利かないわね貴方!
[子供の様な愛らしい声を響かせ
あたくしはふんぞり返ったの。]
何ですの? この状況。
いえ、言わずしてもわかっておりますわ。
あたくし寿命を迎えたのでしょう?
終のお宿ねぇ。そんな場所もあるのね。
[やっとでぴょんぴょん、と飛び跳ねて移動して中に入る。
そしてきょろきょろっと。]
ふぅん、和風な場所ね。アンティークな雰囲気だこと。
この可愛らしいあたくしにはね
もっと洋風でゴージャスな場所が似合うのよ?
でもまぁ招かれるなら入ってあげてよろしくてよ。
あら、良い場所じゃない。おほほほほ。
[お部屋まで用意してくれてるとはやるじゃない。
木の札を受け取ってみれば兎の柄。>>2
色々施設があるみたいだけれど
ぬいぐるみの身で何がどこまで出来るというのかしらね。]
まぁ、おみかんだなんて庶民的ですこと。
丁寧にむいてきっちり食べてあげてよろしいですことよ
ありがとうございましてよ
[……あたくし食べれるのかしら???
それ以前に、持ち上げられないわね。
試す前から無理と決めつけるのは美しくないわね
持って行ってみましょう。]
ん〜しょっ ん〜しょっ!
[おみかんを引きずって床にころころ。
愛らしい私に似合う小さなお手てでなんとか押していく。
何人かこんな可愛いあたくしに気付かず通り過ぎたかも?
一生懸命だったから分からないわ。
傍から見れば蜜柑がぬいぐるみに押されて転がっている
そんな景色かしら?
万が一このプリティーな私に気付かず踏まれる、
なんてことがあった日には
むにゅっとしたぬいぐるみの踏み心地が
相手にプレゼントされたでしょうね。]*
[最初と違って、言葉遣いが砕けたおとこのひと>>62に、食べ方わかる?と聞かれて>>63首を横に振る。]
わかりません。
私たち、ごはんはたべないので。
[そうすると、かれはきょろりと周囲を見渡して>>64、木製の机の方へと歩き出したので、その後ろをトコトコついていく。彼が席につくと、習って隣に座った。
向かいに座って、と言われれば向かいに座り直しただろうけれど。
一緒に席につくと、おとこのひとはおみかんの食べ方>>65を教えてくれる。]
[ひっくり返されたおみかんの皮が、花咲くのを見た。
綺麗に花のように開かれた皮の上に、ころんとまあるい実が乗っている。
おみかん、中は白いんだ。そんなふうに思ったけれど。
よく見れば、橙色に白い筋が入っているだけだった。よかった、中もオレンジだ。
おとこのひとの口におみかんが一粒、吸い込まれていくのを見送る。
そうしたら、美味しいと顔を綻ばせた>>66姿をみて、私たちも笑う。]
[場所がちがうので、私たちが育んだおみかんではないだろうけれど。
思わず、そうでしょうともと言わんばかりに、やや誇らしそうに笑って見せた。
だけど、すぐに自分がおみかんをまだどうともしていないことを思い出して──食べ方を教えてくれたかれに指摘されてかもしれないが──、おしえてもらった手順を追った。]
………おはな、咲きませんでした。
[ぺりぺり。びりびり。
応援するような声に励まされながら、最後まで皮を剥いたけれど。
皮はバラバラになってしまいました。おみかんの皮の花殺害事件です。
少し残念におもったけれど、おとこのひとがしたように、おみかんを一粒取って、同じように口の中へ。]
あまい、です。
こうやって、食べるんですね。
どうもありがとう。やさしいひと。
[お礼を言って、もう一粒取って食べてみる。うん、あまい。
ちょっと白いのとうすい皮が口に残ってしまうけど、これも食べられる、はず。**]
/*
星狩りが初めてで操作がおぼついてない…!
どうももやむと申します。一席頂きます。このチップ選ぶこと許可頂き村建てさんには感謝を。
どうせ使うならキャラを濃くしたかったと供述しております。うさうさとかぴょん、とか語尾も考えましたがなんでかエセお嬢様言葉使いです
*/
ー かわいいおひと わんわんお >>46 ー
[人の姿をしたその子は、目を覚ましたその瞬間に
自分の姿を見て、まるで飛び跳ねんばかりの
弾けるような笑顔で、喜びを全身で表していた。
そんな彼に、女将は口に手を当てて、同じく少し跳ねるようなリズムを取りながら彼の喜びを共有する]
あらら?うふふ!おめでとうございますねえ。
そうですよぉ。人間さんになれるんです。このお宿。
たくさんたくさん…喋りたかったこと、喋れなかったこともたくさんたくさん、しゃべれるんですよ
あなたが…なりたいものになれる。
見つけたいものが、大切なものがきっとここにありますよ
[と、やさしくほほえんで、
まずは事情を知らない彼をほりごたつにつれていき
おすわりさせてあげて…鍵の引き渡しや施設の説明をしただろう。
おみかんにも大はしゃぎする姿はなんとも…なんとも…!>>47]
あらあらまあまあ!
そんなに美味しそうに食べてもらえるなんて
おみかんさんたちもきっと幸せだわ
皮が苦かったら、こうやって剥いてみてね
そうしたら、あまぁいみかんの実だけ食べれるのよ
みかんのみ なんちゃって〜。うふふ!
[と、おこたの上に山盛りにあるおみかんさんたちを
頬張る彼を微笑ましく眺めつつ、彼が名乗ったことばには]
あらぁ、茶々丸ちゃん。素敵なお名前ねぇ〜
カワイイ、も、お名前なの?
うふふ、それはそれはた〜くさんよんでもらえたのねえ。
茶々丸ちゃん。ご主人様は、きっと茶々丸ちゃんが本当に大好きだったのね
[と、その子の頭をなでなでなでなで。今は男性の姿でも、なるほど、『名前』と思いこむほどに言われたその可愛さはどこまでも…!]
[…女将は、頭をなでなでしたあとは、
その両頬にそっと手をおいて、もちもちと撫でるように触れてあげていた。ちょっともみくちゃなのは…かわいいのがらいけないもの!]
…あのね。『カワイイ』っていう言葉にはね
「あなたのことがだーいすき!」って意味もあるのよ
うふふ。私もあなたが大好きよ。
可愛い茶々丸ちゃん。
…どうかこのお宿で、たくさんたくさん
素敵なものに出会ってみてね。
[そう言って、他のお客様が見えたなら、
彼女は茶々丸から手を離してそちらに向かったことだろう。
……犬が喜びそうな、少しパフパフおとのなるボールのおもちゃをついでにおこたの上に置きつつ**]
[来世を考える余裕が出たと見るか
未だに現実感を覚えていないところがあるのか
その点は判然としないまでも。
穏やかにみかんを食べる時間は女将が言っていた
疲れを癒やす時間に感じている。
この時間を作るためにみかんを渡したというのなら
流石終のお宿の女将、と言えるものかもしれない。]
俺は皇 桃李、好きに呼んでいいよ。
[「やさしいひと」と呼ばれると照れてしまう。
このくらいの親切は誰でもするだろうし
そういう呼称をされる程ではないと思うから。
どのくらいこの場所にいられるかわからない。
どのくらい顔を合わせるかわからない。
にしても、折角縁が合ったのなら
仲良くしたいと思うわけで。]**
[宿の女将だという女性から、木札の付いた鍵を受け取る。
リボンの模様が描かれたそれを、ポケットに大事に仕舞う。]
おみかんまで。ありがとう。
お部屋でいただきますね。
[お礼をして、その場を後にする]
[ここにはあの子はいない。
わかってはいるけれど、ついあの子の影をさがしてしまうの。
ああ、駄目ね。
ワタシ、すっかり未練が染み付いてしまってるのね。]*
[そして白薔薇はツバサ様によく似た長い指先で、カラスがくちばしでミカンをつつくように、おみかんの皮をがんばってつついて破壊しました。
(※さすがに本物のツバサ様はこんなおみかんの剥き方はしないでしょう)]
甘酸っぱい。
動物たちはこういうものを摂っているんだな。
[白薔薇はバラ科の植物として生きていましたが、バラに宿る樹霊でもあり、この地球上にひそかに住まう不思議な精霊の一端です。
そしてこの白薔薇は、原種のバラから品種改良を重ねて作り出された、人間という存在に代々近い場所にいた生き物です。
だからこうしてホモ・サピエンスの――あの女の子の心の中に描かれていた――姿を取った時にも、なんとなく、その動物種のような感覚や動作を何の疑問もなく取ることはできました。
それでも白薔薇はおみかんの身を口の中に入れた時に、あらためて、このような感覚を声に出したのです。]
[さて、女将さんがくれたおみかんの甘酸っぱさは確かに白薔薇にも癒しにはなりましたが、このおみかんだけがこのお宿で本当に自分にとって必要なもの>>2ではないような気はしていました。
薔薇の印の部屋は旅館によくある客室らしく、出入り口側は畳の間になっており、窓側は洋間のような作りになっています。
その窓辺からは、静かな庭園に小雪が降る景色が臨めます。
この部屋でただのんびりと座って時を過ごすだけでも、白薔薇にとっては良かったのかもしれませんが……。]
雑誌。というもの。
____が楽しみにしていた本。
[お宿に来てすぐに招かれたラウンジの本棚>>11にあったそれを、白薔薇はなんとはなしに気にしていました。
こうして白薔薇はおみかんの無残な皮をちゃぶ台の上に放置したまま、自分の部屋から出て行ったのです。]
10人目、 古寺 貴菜 がやってきました。
古寺 貴菜は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[……はっ!!女将さんが置いていったボールは!!]
これ、ボクが好きなやつー! わんわんっ!
[よくご主人様と遊んでたボールに似てるヤツ!
ボクは嬉しさと懐かしさから両手で押さえたり転がしたり無限ぱふぱふしたりしてしばらくボールとじゃれ合っていた。わんわん!*]
[白薔薇は、自分の苗を買って世話をしていたあの女の子が話していたことから考えていました。
人間はうさぎなどの動物の形を模した「ぬいぐるみ」に対して、まるで本物の人間かその他の動物相手のように話しかけて大事にするものなのだと。]
こんにちは。
私は君を踏んでしまったようだ。ごめん。
[白薔薇はまず両膝を折って屈んでから、うさぎのようななにものかに、男の人の声でそう謝りました。
さて、ここはどうやら、お宿の入り口近くのようです。
そしておみかんの存在から、このうさぎのようなものが何故ここにいるのかを考えました(この宿に来た時に、白薔薇もおみかんを女将からもらったのです)]
私はこれからラウンジの本を読みに行くところ。
君は?
[もしもお互いの行き先が同じだったなら、ホモ・サピエンスの成体の形状を取っている白薔薇の手で、おみかんを運ぶのを手伝うこともできたでしょう。**]
/*
自分が落ちそうなところでの他の方とのエンカウントどうしようかなーと大分悩んだんですが、どうしてもエリザベートさんを踏んでしまう万が一をやらかしてみたいわるい心が過ってしまってですね……
[あの子の最後を彩ったのは、ワタシではなかったのです。
棺に横たわるあの子の周りには、たくさんの花が敷き詰められていました。
白百合、菊、蘭、それから真っ赤な薔薇。あの子がずっと育てていた、あの子の望みで入れられたものたち。
あれらはあの子と一緒にいけるのに。
どうしてワタシではないの?
ずっと一緒だったのに。
最後まで一緒だと思っていたのに。]*
11人目、 中園 源治 がやってきました。
中園 源治は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
生き物が本当に死ぬ時はいつか分かるかい?
そりゃあそいつの事を知ってる奴がみんないなくなっちまった時さ。
心で生き続けるってぇのは、よく言ったもんだ。
じゃあ、死んだ後はどうなる?
そこには何ものこりゃしねぇのか?
俺ぁそれが恐ろしくて仕方ねぇんだ。
[どこまでも、暗く。どこまでも、深く。
果てなく俺は落ちていく。
俺という存在が消えていく。頭脳よりも早く、この世の摂理がそれを理解させてくれた。]
地獄も天国も信じちゃあいねぇが、どうせなら上がって終わりたかったぜ。
[どれくらいあったか。
ほんの一刻にも感じられたし、悠久の時が流れたようにも感じられる。
いつの間にか、浮遊感は消えていた。なぜだろう、体を動かすこともできた。]
[目の前にゃ見覚えのない建物。
見覚えのない女。]
死んだ後にゃ何も残らねえ。じゃあ、今の俺は何者だ?
[不思議と、ありのままの全てを受け入れている自分がいた。
なぜだかは分からない。
ただ、それが正しいことだというのは知っていた。]
大変だったさ。ああ、本当によ。
虎は死して皮を留め人は死して名を残す、か。
俺は虎じゃあねぇ。だから残すものに形はねぇ。
[こんななりだが、これでも動揺はしている。
煙草を吹かそうと思ったが、あいにく手元にライターは無い。]
っと、禁煙してんだった。
[ここに来て、それを続ける意味はあるかい?
あるさ。漢にゃ自分で決めたことを守らなきゃならねぇ時もな。]*
― 記録004:ギンタ・ナガオの部屋 ―
[嵩張る宇宙服を脱ぎ、慣れた私服に着替えた後、改めて広い部屋の中を見渡す。
畳、床の間、座椅子、小さな冷蔵庫、テレビ、湯呑のセット、木製テーブルの上には茶菓子が数個。
風景を切り取る大きな窓の傍には、ささやかなスペースが設けられており、小さなテーブルが1つと、四つ脚の椅子が二脚並べられている。]
わーっ!
旅館の窓際にあるアレだー!
[子供のようにはしゃぎ、窓際に駆け寄る、34歳、僕!
一応この場所には「広縁」という名前が付いて居るのだが、自分は存じ上げない為旅館の窓際のアレとしておこう。
大抵の人が大好き、旅館の窓際のアレ。
温泉帰りの浴衣姿で、風景を眺めながらゆったり過ごすのが好きだったんだよなあと懐かしい思い出に浸りつつ窓を開ければ、吹き込む小さな風が自身の前髪を揺らし、頬を撫でる。
もう二度と感じる事は出来ないのだと、そうやって宇宙の中で諦めた、風、音、色、温度。
眼鏡の向こうで目を細め、ゆっくりとガラス戸を閉じる。
木の擦れ合う重い感覚さえも愛おしくて、与えられた最後の時間に感謝した。]
[さて、部屋でゆったりくつろぎ菓子を頂くのも良いのだが、おみかんを頂いたり探索を行ったりしたい。]
(ゲーセンとかもあるのかな)
[旅館にはおなじみ、ラインナップがちょっと古いゲーセン!
探求心!解放せずにはいられないッッ!!
沸きあがる好奇心をそのままに、窓際から離れ一歩踏み出す。
そう言えば地球の重力も懐かしいな今までは無重力が当たり前だったから床なんか軽く蹴ったらポーンと――、]
あっ、えええ?!
[ポーンと部屋の中、身体が宙に浮かんで、そのまま進行方向に飛んだ。
何これ!どういう事?!僕生身なんですけど!!
って言うか此処そもそも宇宙じゃないじゃん!ちゃんと重力あったじゃん!今まで!!
掴まる場所を見つけられないまま体制を崩し、天井に背中を軽くぶつけ、その反動で床に着地。
まあ着地と言うよりか、這いつくばるように無様にゆっくり落ちたのだが。
勢いよく地面を蹴らなかった事が幸いしてか、大した事故にはならずに済んだようだ。
……なんっっっか、身体、軽い!
地面に足が付く以上、無重力と言う訳では無いのだろう。
ええと、ええと、何となくではあるけれど、もしかして月と同じぐらい?そうであれば約6分の1の重力か。]
今なら重い米袋でも軽々持てるな……
じゃなくて!!!
[1人ノリ突っ込み。
そう言えばこの部屋、広いのとは別に、やたら天井が高い。照明も埋め込み式だし。
1人部屋にしては広すぎる空間を改めて確認し、考える事数秒。
まっ、いいか!そう言う物なんだろうなー。
10分程試した所、普通に行動する分には地球重力で過ごす事が可能らしい。
しかし「ああ今重力要らないかも」と思えば、フワ〜ッと行く。そんな所か。
はしゃいでスキップしたら6倍高く飛べる。まあ体制崩して転ぶんだろうけどもね。]
宇宙飛行士って
超能力者とかじゃないんだけどなぁ
[超能力者でもそんな事出来んやろという突っ込みは横にポイしておこう。ナイナイした。
ボヤキに返事を返してくれる相手は、今の所誰も居ない。
脱いだ宇宙服は部屋の隅。現在身に纏って居るのは、白のスタンドカラーシャツに茶色のジャケット。下は暗色のスラックスと、グレーの靴下。
今度はきちんと地面を踏みしめ、ごくごく普通に歩き出す。
カチャンと部屋の鍵を閉め、木札と共にポケットに。]
[ドライフルーツじゃないみかん!ドライフルーツじゃないみかん!
ゼリーじゃないみかん!缶詰じゃないみかん!
程よい水分を含んだ食べ物〜〜!!!!
みずみずしいおみかんが僕を待って居る。*]
― 記録005:探索場所、ラウンジ ―
[着替えたり重力アクシデントにバタついたりと、ラウンジに顔を出したのは随分後になってから。
どうやらこの宿、「初旭」には自分以外の宿泊客も居るらしい。
部屋から此処に来るまでにすれ違ったり、椅子に座りくつろいだりと、様々な人影を見た。
ただその、中には人間に付いていない筈のパーツが付属している人物もおり、二度見する事も数度。
ま、不思議な場所だし、そう言う事もあるよね〜。僕もサイコパワーで重力無視ジャンプできるしな。(※サイコパワーではありません)
皆、僕と同じように死んだのだろうか。
此処に同僚の姿が無くて良かったと、同じ宇宙船に乗っていた仲間の事を思い出す。
全員、無事に地球に帰る事が出来ただろうか。大地に足を下す事が出来たのだろうか。
今回の旅の成果を、持ち帰る事が叶ったのだろうか。
そうだ、新聞や雑誌を見れば帰還報告記事が乗っているかもしれない。
丁度いいからラウンジで探してみようと、こなすべきタスクを先ずは1つ。]
あのー、みかんってまだあります?
[売切れてたら結構悲しい。
女将さんは居るかなと、先とは全く異なる出で立ちで顔を出せば、別の宿泊客と顔を合わせる可能性の方が高かったかもしれない。*]
/*
お風呂してるときに、宇宙飛行士のアイデンテティ欲しいな……とフッと思ったので、急にサイコパワーを足しました。(※サイコパワーではない)
ロルを落としきってから、宇宙服を早々に脱いでしまった事を後悔した私です。
まあ、大丈夫だろう。
村建てさんがすりーぷしーぷさんだからって適当かます。
なあ、あんた。もしかして。
[あいにくだが俺は重力に縛られているようだ。
サングラスの奥の瞳で、その姿を追っていた。
話しかけたは良いが、何と切り出そう。
俺が知っている彼の二つ名は、彼の死後に付けられたものだ。]
アルテミスか?
[違う、それは名前ではない。]**
はい、なんでしょう?
[女将さんを探しみかんを求め、暫しラウンジ。
不意に話しかけられれば、振り返る。>>116>>117
相手のサングラスの顔には、見覚えがある様な、無いような。
記憶力が悪いと言う訳では無いのだが、職業柄大勢と接する事が多いのもあり、人の顔と名前は中々一致しない。
NASA所属チームの一人、では無いと思う。
ではオフで出会った人か、もしくはメディア関係者。
国内?それとも海外?
もしかしての続きを待ち、彼の言葉に瞬きを一つ。]
――ええ、アルテミスで合ってますよ
正確には、2024年アルテミス計画の一員、ですね
[月女神の名を関した月面ミッション。>>42
今回は有色人種による有人月面着陸及び探査を目的としていたが、将来的には月面基地を設け、最終的に有人火星探査まで派生する予定である。]
長尾 銀太です
[自己紹介と共に、握手の為と右手を差し出す。]
もしかして、
ニュースとかで僕の顔、見ましたか
[知名度の高さまでは不明だが、メディア露出済みの顔は人に覚えられる。
アルテミスの名と自分の顔が繋がるであれば、こちらの職業を知っているのだろうなと、何となく予想しながら。**]
/*
わんだふるプリキュアを見てたら人間になる犬に憧れてわんだふるになりました。わんわんおー!!
犬はいいね、可愛いね。
/*
宇宙船の名前、考えてないんですよね(腕組み)
実在のアルテミス計画で使われて居る船の名前(オリオンとか)を出すわけにはいかないしな。と思って、なあなあに誤魔化すつもりでいた。
まあ必要になってからでいいか。
/*
実在アルテミス計画についてこまごまと知ってるのは自分だけやろと言う事に遅れて気付いたので、>>119で軽くまとめて、自分の中でも整理を、を、を。
次のアルテミス計画は、有色人種及び女性を月に。と言うミッションでしたので、銀太の相方は女性なんでしょうね。
船には複数人乗りますが、月面に行けるのは二人だけだったと思います確か。
たしかそんなかんじ、ふわ〜〜。細かいこたぁ適当でいいや
/*
今回、太陽透けするかもしれない
そんなことを思いながら、でも好きなんだもん、浮かんじゃったんだもんと言い張ります
12人目、 100本の薔薇 蔵戸 蔵人 がやってきました。
100本の薔薇 蔵戸 蔵人は、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
『約束しよう、聖夜の夜君に会いに行こう…!
100本の薔薇を持って。君への愛のすべてを捧ぐ…
この長く遠い愛の距離はもう終わり…
僕は一生君に添い遂げると誓うよ…!
今から君に会うのが、楽しみだ… クラット』
雪降る街の中、
男は両手いっぱいの大輪の花を持って
愛する彼女が待つ、待ち合わせの場所に急いでいた
出会ってはや10年の遠距離恋愛だった。
メールのやり取りや電話のやり取り、
ときおり一緒に行ったデートのときに感じた愛。
それを、これからも、永遠に…君とともに育みたくて…!
恋人ミミちゃん?『うふふ、だいすきよダーリン♡
こんなに素敵なブランドバッグ
ミミちゃん、嬉しい♡♡♡
この世で一番愛してる♡♡♡』
こいつ誰やねん『あっはっは!いいんだよマイハニィ♡
君にこの聖夜のすべてを捧げよう…
ほしいものは何でも…その代わり…
今夜だけは…君のすべてをおくれ…♡』
恋人ミミちゃん?『はい…すべてをダーリンに……♡
…あ、げっっっまじで来たのクラット…
今日仕事って言ったのに…キモっ…』
惚れた女が パパ活女子してた。
俺は泣いた。 そのまま呆然としすぎて
信号が赤になり、飲酒運転の車が突っ込んできて…
100本の薔薇 蔵戸 蔵人は、 振られました 蔵戸 蔵人 に肩書きを変更しました。
ー そして現在:終のお宿 入り口前 ー
ふられたああああああ
あああああああああ!!
みみちゃんなんでえええええええええ
[男は現れた旅館の入口前で、
雪が降る中突っ伏して号泣していた!!!
あたりに燦然と散る花びらは、彼の血しぶきか
それとも砕けたブロークンハートか。
男は今…人生のすべてを失ったのだ…
死んだだけにってか!ははっ!!!!!(涙)**]
ぎゃふんっ
[お蜜柑をプリティーなぬいが押し進めている
そんな誰もが目を奪われても仕方ない状況なのに
どこぞの目には入らなかったらしいわ。ふまれた。>>97
わざとらしくぴくぴく、ぴくぴく、と痙攣。
そして顔を上げる。]
何してくれるんですの!
このプリティーなあたくしを踏むなんて
いい度胸しています事ね!?
ごめんじゃないですのよー!
可愛いお顔が潰れたらどうしてくれますの
綿が溢れ出したらどうしてくれますのー!
[謝られても怒りは収まる訳ありませんわー!>>100
ビシッ!とふんぞり返って指さすように相手に手をのばし
そうしてお顔を見たの。]
─────……ツバサ、様?
[死ぬ前にいた家ではテレビがよくつけっぱなしで
そのお姿はあたくしでもよーく知ってますの。
あら、やだやだやだやだぁ。
ぱぱっとてぐし(?)で毛並みを整え
しゃなり、とした。]
あらあらあら、これは失礼をしましたわ。
まさかツバサ様がいらっしゃるなどと思わなくて
ご尊顔テレビでよく拝見しておりましたわ。
あらあら、ラウンジにむかうのですの?
行先は考えてなかったから、ご一緒してさしあげてよ
[調子よく態度を変えて(うさぎの姿だけど)猫なで声で
ちらっちらっと相手を見つつもじもじするうさぬい。
ぬいぐぬみだけあって踏まれたダメージ(物理)は
全くもってないと伝わりやすいと思いますの。]
……はっ、こんな場所にいるってことは
ツバサ様死んでしまったのー!? いやですわーー!
そんなお年でしたかしら?
それとも事故!? 病気!?
うっうっうっ……人間って儚いのですわね……
[思い込みで一人で話を勝手に進めて丸まる。
誤解がとけるかは相手次第。
おみかんは持ってもらえるのなら
勿論手伝ってもらいましてよ。]**
/*
一人コメディ担当だったらどうしようと思っていたのですがご愉快担当そうなキャラが見えて安心した。
パパ活www
わんこ君も可愛いね
ツバサさんはあったらキャー!はやろうと思ってました。踏んでくれてありがとありがと。
*/
ー お出迎えの回想: アストロノーツ
>>35>>36>>37>>38 ー
[その時現れたお客様の姿は、ふだんはあまり
見かけないようなお姿をしていました。
例えば深い深い海の底にいくような。
例えば重い重い宇宙の闇に立ち向かうような彼は、
あわてたように、
まくしたてるように様々な言葉で女将に問いかけた。]
あらあら、えーと、えーと
ひぁ いず… タカマガハラ?
ぇんど …ゆーあー ……でっど?だい?
あいあむ…えーと どっちで答えればいいかしら
あいあむ あさひ たもかみ です?
あいあむ でぃすホテルず オーナー?
で、いいかしら、大丈夫?伝わりますか?
[う〜ん聞き取りはできるけど、話す方はあんまりなようだ…その後彼がにほんごをはなせるということにほっとした!よかった!]
[…宇宙船の模様の木の札を見て笑う彼に、
こちらもクスクスと口に手を当てて笑う。
宇宙に接してきた彼らしい。]
…ちなみに私以外に宇宙人っていました…?
ボイジャーちゃんって今どのへんまで飛びました…?
はやぶさはぶじ帰ってきましたか…??
…あっ、ごめんなさい私ばかり話して。
では、ごゆっくりおすごしくださいね〜。
[ひそ…ひそ…説明の合間に私情が挟まりまくりであったが、まあ何はともあれ、彼への説明も終え、宇宙服を脱がせるのも手伝ってあげて。彼が自分の部屋に向かったのを見送っただろう。ニコニコとした笑顔と宇宙飛行へのあこがれを目に映しながら**]
/*
あっゆるく村建て様騙りする心算だったのに(※不在日申告している時点で騙れない)
女将さんの発言途中で全体メモ更新入れてしまった 不覚……
[最初の持ち主は、女の子だった。
ちいさくてお目目ぱっちりの可愛い子だったわ。
あたくしをお姫様役にしておままごとをする。
とても可愛い。お姫様って見る目あったわ。
貴方の望むあたくしの役
なりきってあげるわ。
あたくしは可愛い高飛車なお姫様
それが貴方の、友達。
どこに行くにも一緒だったわ
時々置き忘れかけて親切な人に拾って貰ったり
どこぞの犬にくわえられてじゃれつかれた事もあったわね
レディーに失礼な犬だったわ、全くもう。
そんな事もあったわね。]
[二人目の持ち主はいかついお顔したおじいさん。
えれがんとでぷりてぃーな私には似合わないわ。
無口で、あたくしを時々見てはため息をついて
本当失礼しちゃうわ。
あの人は何度も何度も、謝って
あたくしをあの子の名前で呼んだの。
違うわよ、あたしはあの子じゃないわよ。
そして、最後の持ち主に渡ってあたくしは───── ]**
[ところが、このツバサ様そっくりの美しい顔にぬいぐるみのキュートでプリティーでつぶらな瞳が向いた時に、事態は変わりました。>>125]
え?
ああ、私はツバサ様だ。
[白薔薇はきょとりとしながらも、ごくごく自然にそう答えました。
目の前のぬいぐるみが手櫛で髪を整えるような仕草をした理由は、その後にぬいが続けた言葉で、白薔薇にもわかった気がしました。>>126]
そうか。……そうか。
何はともあれ、君の可愛いお顔も体も
傷つけてしまわなくて、安心した。
[このプリティーな猫なで声のうさぬいは、ラウンジにまで一緒に行くことにしてくれたようです。
そのことについては白薔薇も頷いて、うさぬいのおみかんを運ぶのちゃんと手伝ってあげることにしたのですが……。]
[このぬいぐるみは確かに、白薔薇に対して「テレビでよく拝見して」と言いました。この言葉から、うさぬいが自分のことを本物のツバサ様だと思い込んでいるらしいと白薔薇にもわかりました。
そして自分たちがこのお宿にいることの意味を、うさぬいもちゃんと理解しているようでした。>>127]
私はツバサ様だが、ツバサ様ではない。
[これだけだと言葉の意味がわかりませんね。白薔薇は付け加えました。]
私を生かした人がツバサ様を愛していたから、
私はツバサ様の名前と形を得た。
本当のツバサ様は、まだ若いというし、
「命を大事にして」といつもファンに言っていたようだから、
おそらく、まだ生きている。
[表情筋を人間の笑顔の形に動かし、「ファン」のひとりであるあの女の子の心の中どおりのツバサ様のやわらかな声色を真似れば、丸まったうさぬいの誤解を解いて安心させることも叶うのでしょうか。]
それでも、私のことは「ツバサ」と呼んでいい。
そう名乗りたいと私が思ったから。
でも、君が私をツバサ様の名で呼びたくなかったら、
「白薔薇」と呼んでもいい。
[ちなみにですが、この白いバラの具体的な品種名は、バラ苗を買った女の子にもわかりませんし白薔薇自身もよく覚えていません。一応、中輪で四季咲きの品種ではあります。
たまにあるんですよ。品種名タグがついていないままホームセンターなどで販売されているバラ苗。]
君の名前は?
[ツバサ様の姿をとった自称「ツバサ」の白薔薇はうさぬいにそう問いかけながら、ラウンジへと向かいました。*]
/*
Q.品種名タグついていないのになんでうちの女の子私のこと白薔薇だってわかったんですか
A.タグ紛失したけれど花色は確かに白だった!!!!って店員さんに言われたんじゃないですかね……(うっかりしていた中の人)
[豪華な温泉旅行。
なるほど、そういう見方もある、のか?
死んだというのに前向きな言葉を言われれば
真面目に考えていたとしたら
不謹慎と捉えて怒ることも在り得ただろうが
少なくとも今は混乱のうち、そうなることはなかった。
脳に言葉が入っても、理解するまでに至らない。
このときはまだ、夢か現かわからなくて。]
/*
と、遅くなってしまいましたが……。
プトロレ追加チップの早期実装に尽力くださった管理人様と村建て様、ありがとうございます!
作者様のページで追加チップ一覧を拝見していたらつい使いたくなってしまってチップ予約を土壇場で変えてしまったのでした。美しいです、翼さん。
/*
銀太くんになんか縁故振りたいな〜と思ったけど10歳差くらいでだめそう
銀太くんいつから宇宙飛行士目指して頑張ってたかわかんないもんな……
一番自由そうな小学生の頃桃李は0歳だよ
/*
違う普通に最初から北海道に行ってるやつだった
被ってることに気づいていませんでしたの顔
北海道に行くとは奇遇だね!
/*
ちゃんと読んだと思ってたんだけど被っててごめんなさいね
Hに惑わされるあほになっていた……
繋がりあるなし言ってないと困るやつだな!
繋げるのもありだけどどうしようね
/*
繋げるか悩んだけどやっぱり別にしようね……!
白薔薇様の家族勝手に殺しちゃいけないし、北海道旅行には行けなかったことにしたい気がするので
[あまくて美味しいおみかん。
こどもを見るようなまなざしを向けられている>>84とはつゆしらず。
にっこりおとこのひとが笑ったので、私たちもにっこり笑う。
礼を口から出したかわりに、もぐもぐとおみかんを食べる。
そうしていたら、尋ねられたこと>>85に目をぱちくり。
天使さまって……天使さまでしょうか?天使さまでしょうね。
私たちは、かれの問いに首を横へ振る。]
いいえ。私たちは精霊です。
あるいは、妖精や隣人さんともいいます。
私たちは陽光の精です。
かがやける子や、太陽の落としもの。
あるいは、いのちの欠片です。
[えっと、あと何を説明すればいいだろう。
首を傾げて、これでわかったかな?と目の前のおとこのひとの様子をうかがう。
まだなにか問われるようならこたえるし、
かれが、これでひとまずわかったと示すなら、よかったよかったとうなずくだろう。]
わかりました、とーり。
私たちはソール。おすきに…よんでください?
[自己紹介をしてもらったら、まねをして言ってみたけれど、
はたしてそんなふうに言うひつようがあったのだろうか。
おもわず、首をかしげてしまった。あれれ。]
みじかいあいだですが、よろしくおねがいします。
[ぺこりとあたまを下げて、顔をあげたらはねをゆすってみせた。
はねのうごきに合わせて、ふわりと周囲が少しだけ、あったたかくなる。
花々がめざめる、春のそよかぜに乗るようなあたたかさ。
それを、めのまえのとーりが好きかはわからなかったけれど。
よろしくね、とちょっとだけそうしてみました。**]
[CDなどの写真の中やライブでは豪華な衣装とメイクで魅せるツバサ様ですが、比較的カジュアルな服装(衣装)でテレビ番組に出演する際も、服装に合わせながらもヘアメイクを麗しくすることに変わりはありません。
ツバサ様はそのお姿もお声も佇まいも、たいへん麗しいお方です。勿論、歌唱力もとても高いですよ(だからこそ人気が出たのです!)
……ですがツバサ様は、昔々に世間を賑わせたうるわしのバンドマンたちとは少し異なり、本名を普通に公開してしまえる今時の方でもありました。SNS媒体によってはすっぴんすらも。地獄からの悪魔だったり古の吸血鬼の末裔だったりという設定を徹底するような御方ではなかったのです!
だからツバサ様のファンになったあの女の子も、その女の子に買われた白薔薇も、「
ツバサ様にまつわるお話はこの他にも当然ありますが……テレビなどのメディアに映るツバサ様のお姿をご存じの方々、そして生身のツバサ様こと外浦部翼さんをご存じの方から語れるエピソードも多いでしょう。**]
/*
メモで伝えなくても後でロル書いて伝えるで全然よかったかもな
あああ〜〜〜(じたばた)
まあ仕方ない……!
次からだ!
ああ、仕事柄少しばかりな。
[どうやら勘違いではなかったらしい。出会う事の無かった出会う可能性はなかった者とはいえ、知っている姿があるのは妙に心強い。]
妙な出会いもあるもんだ。ここにいるってこたぁ、やはりあんたも......な。
聞いていたあの世とは随分と違っていたようだ。
三途の川は、天の川か。
[微妙に笑えないジョークである。]
[たとえば、窓辺でひなたぼっこをするきみ>>43。
ガラスの外でよりそって、一緒にうとうとしているつもり。]
[たとえば、喉がかわいてしなしなと元気をなくすきみ>>8。
周囲でおろおろ動きまわって、しょんぼり一緒にかなしんでいるつもり。]
[たとえば、夢をみるきみの横顔>>16をまどろみのなかでみて、
がんばれ〜と消えかけながら、せいいっぱい応援しているつもり。]
[たとえば、探しものを光らせて、
探しているひとの子に、ここだよと教えてあげているつもり。]
[いろんないのちと、私たちはきせつの一巡ぶんをすごす。
私たちが、みえる子。みえない子。
私たちが、みえなくなった子。わすれた子。わすれないでいてくれた子。]
[いきものそれぞれ。みんなそれぞれ。
でも、私たちはそれでいいのです。
あなたたちのまわりで、いっしょにあそんでいるつもり。
いっしょにねているつもり。うたっているつもり。
全部つもりで、でもそれでかまいやしないのです。
だって、私たち、それでじゅうぶん楽しいので。
そんなつもりでたのしいぐらい、私たちは幼いまま季節を一巡終えるので。**]
え、え、きゃああああ! ツバサ様ですのー!?
え、自分で様 言っちゃいますの
[芸能人の名前とか皆ちゃんと覚えている訳でないけど
ツバサ様はその歌唱力に麗しいお顔で目についてた
そんなお方が目の前になんて!
ああ、踏まれて初対面なんてロマンがありませんわ!]
どうやらここに来て綺麗な体に戻ったみたいですの
年季が入っていたら危なかったですのよ
な・の・で、足元はお気をつけあそばせですわ
[可愛いのは当然ですもの。
言われて満更でもなくふふーん、としておいたわ。]
[蜜柑を運んで貰いつつラウンジに
そこで言われたのはよく分からない一言>>136]
どういう事ですの?
[くびをこてん、として話を聞きましたの。
成程? ここは死後の世界みたいですし
そういう事もありえるのですわね。
つまりはあのツバサ様ではないということですのね?]
成程、十全に理解は出来ませんけど
あなたが本物のテレビの向こうのツバサ様じゃない
それは分かりましてよ。
あたくしが動いて喋れるのですもの
人の姿形を得るくらいあり得ますわね
[どうです?
あたくしのこの理解力! 素晴らしいでしょう!
あー、ツバサ様みたいな声色いいわぁ(うっとり)
本人じゃなかったけど
そのお顔と声が至近距離で鑑賞出来るって
とても贅沢じゃありません事?]
分かりましてよ、では遠慮なくツバサと。
あら、白薔薇なんてお洒落な名前も持っていますのね
[人間に見える目の前の存在が植物だった
とすぐにはピンとこなかったのですわ。]
あら、名乗りもせずに失礼いたしましたわ
あたくしの名前はえりざべーとですわ!
宜しくしてあげてよ、おほほほほ
[これがテレビならちゃっちゃちゃ〜んというBGMと
それこそ背中に白薔薇でも背負っていた事でしょうね。
胸をはってどやっと返答しておきましたの。
あたくしに似合った名前でしょう?と言わんかごとくに。]
[ラウンジにたどり着けばテーブルに乗っかって
あたくしの蜜柑をずいと、ツバサに。
勿論むいてくださいますわよね?
という無言の圧は通じたかどうか。
通じなかったら素直に頼みましょ。]**
/*
皇くんかわいい〜〜
みんなかわいい〜〜〜うふふ、ほっこり
クラットくんも動かしたいけど、ご挨拶周りだけ先やりたくてウズウズしちゃうのだわ〜
…ご存知ですか?
人が大切に大切に使ったものには魂が宿るんです。
人と同等の魂…清く美しい魂。
…そして、魂と魂に結ばれた縁は、
存外流転した先でも、細くなっても…続くのですよ。
……探してみてくださいな。
あなたが幸せになれる縁を。
あなたが幸せにしたかったものとの縁を。
あなたが望むものが、きっとここで見つかりますよ
[そう言って、施設の案内が終わったならば、
女将はその場を離れ、おみかんを追加したり皆に出すお茶の準備をし始めていたことだろう**]
[ご主人様も男の子、やっぱり女の子が気になるんだなぁって。
ボクは隣でご主人様がテレビを見るから一緒に見てた。
バンドのアルバムのコンセプトは薔薇の本数と同じものが多いみたい。
1本目のアルバムは「ひとめぼれ」「あなたしかいない」
2本目は「この世界にあなたと二人だけ」
3本目は「愛しています」「告白」etc...
アルバムが出る度にボクも薔薇にちょっと詳しくなった。
ご主人様はダンス部って部活に入ってツバサ様のダンスを家で練習するようになっていた。
『今度出たツバサ様のシングル曲「100%LOVE」を踊れるようになる!』
そう言って頑張ってたっけ。
100本の白薔薇の花束(造花)を持って踊るご主人様、すごく頑張ってたなぁ]
[やがて月日が流れてご主人様も大学生。
好きなあの子に白薔薇を贈って告白するんだって言って。
ボクは100本贈るのかなぁって思ってたけど、
実際は12本だった。(お金がなかったんだって)
恋人を家に連れてきてくれたご主人様幸せそうだったな。
恋人さんもボクを「カワイイ」って撫でてくれて、
ボクもとってもしあわせだ。
ご主人様が白薔薇の花束をソファに置いて恋人とお話ししてるから、ボクはくんくんと白薔薇の匂いを嗅いで]
わんっ!(かぷっ)
[3本くらい白薔薇の花を食べた。
それを見てご主人様は大慌て!待てーって追いかけられてボクは口から白薔薇の花びらを撒き散らしながら楽し気に駆け回った]
[捕まった後は『薔薇は食べちゃダメ!』って叱られて。
ちょっとしゅーんとしつつ、
薔薇は食べちゃダメってちゃんと覚えたよ。
9本の薔薇の意味「ずっと一緒だよ」
楽しかった、ご主人様とツバサ様との思い出。**]
[あら不思議、気がついたらそのツバサ様らしい麗しい手には、ぬい用のブラシが握られていたのです!
必要なアメニティが自然とお客さんのもとに現れる。これもこのお宿の不思議です。便利ですね。]
これなら、ここでブラッシングができそうだ。
良かった。
[白薔薇にはぬいぐるみのブラッシングの力加減がよくわからなかったので、とりあえずそーっと、そーっともふもふの毛並みにブラシを入れることにしました。
うさぬいが満足してくれるまでは、白薔薇は毛並みを整え続けます。
宿の入り口付近のこの場所には姿見の鏡も置いてありますから、ブラッシングの成果をうさぎの目で確認することもできるでしょう。]
[ところで、本物のツバサ様はさすがに自分で「ツバサ様」なんて呼んでしまうことは……たまにありましたね。敢えて判り易い形で格好良さを演出してみたり、時にはおどけてみせたい時だってあったのでしょう。
でも普段から「様」なんて言っている訳でないらしいと白薔薇も知っていましたから、ついうっかり、なんて表情がその端正な顔には浮かんでしまいました。>>156]
年季。
君は、長く生きたぬいぐるみだったんだな。
[その話から察するに、元々綺麗にみえたうさぬいの身体は、けれどもさいごの時の姿とは違っていたようです。
そのさいごの時は、一体――。
白薔薇はそこまでは深く考えずに、「次からは気を付ける」と頷きを返しました。]
/*
今回は設定考えてきちゃったから白薔薇様の身内になれなかったけど、あんまり多く設定組み立てずに誰かに縁故つけたキャラにするのもありだったなぁ
[そしてうさぬいからの当然の疑問に、白薔薇は自分なりの説明をしました。>>157
このお宿でぬいぐるみが動いたり喋ったり、怒ったりきゃあああああって叫んだりする様子を、白薔薇はほんとうに何も深く考えずに受け止めていたのですが……。
うさぬいの方もまた、この白薔薇がツバサ様本人ではなく、人の姿かたちを取れる「なにものか」であることを理解してくれたようです。>>158]
解ってくれて、良かった。
[あのツバサ様が死んでここに来ている訳では無い――そう伝わったお陰でうさぬいも安堵してくれたのだろうと白薔薇は思い込みました。
「安堵」の雰囲気だと白薔薇が感じたものは、実は「うっとり」のほうだったのかもしれませんが、それは白薔薇にはよくわかりませんでした。]
ツバサ。ああ、その呼び方でいい。
[「様」なんてつけずに、と。白薔薇は顔を笑みの形にしてみせました。
そして白薔薇はえりざべーとから「お洒落な名前」と言われたことで、自分が具体的になにものなのか言っていなかったことに気づきました。>>159]
「白薔薇」は、名前という訳ではない。
私は、白い花を咲かせるバラ、のたましい。
私だけの名前で呼ばれたことはないんだ。
[自覚している範囲で、白薔薇はそう付け加えます。
そしてうさぬいの「えりざべーと」の名前も、ここで漸く聞くことになったのです!]
えりざべーと。聞いたことがある。
皇后、皇帝、伯爵夫人だったか。
君に似合う、高貴な名前だ。
[白薔薇はえりざべーとの話し方と高笑い、そして理解力から、素直に「似合う」と考えてこう答えました。
残念ながらここにはSEやCGを合成してくれるテレビスタッフさんはいない……と思われたのですが、白薔薇の緑色の目には、何故かえりざべーとの背後に薫り高く咲き誇る白薔薇(※イメージ映像)が見えました。これもこのお宿の不思議に違いありませんね。]
[さて、えりざべーとが乗っかった先は、掘り炬燵ではなくテーブルの上。>>160
熱源のないそのテーブルに備え付けられた椅子に、ツバサ様の姿かたちをとった白薔薇は腰を下ろしました。
そしてえりざべーとからの無言の圧は、白薔薇にもちゃんと通じました。
これはホモ・サピエンスの身体が自然と……というわけではありません(無言の圧がわからない人間もいます!)。これは、樹木に宿る精霊ゆえに通じたことだったのでしょう。
今年の春までいつも水やりをしてくれていた女の子の心のうちが、白薔薇にも伝わっていたように。
そして白薔薇が人型の体で自然に喋ったり、目で情報を得たり、ブラシを持ったり、椅子に座れたりするように、えりざべーとが差し出したおみかんも「人間らしく」剥く……なんてことはできませんでした。]
[白薔薇は、まるで果実にくちばしで穴を空けるカラスのように、親指と人差し指でおみかんの皮を抉って千切っていきます。それを何度も繰り返します。ひたすら外皮を指先だけでつついて千切り続けます。
ツバサ様に似た姿の白薔薇の指先には、黒く艶やかで、硬質な付け爪がつけられています。そのネイルでまさにカラスのようにおみかんをつつくのです。そういえばバラの棘も硬くて鋭いですね。
そしておみかんの皮を全て難解なジグソーパズル並みに細かい破片の山に変えてから、白薔薇はさわやかにおみかんの中身をエリザベートに差し出しました。
幸い、中身の薄皮まで一緒に指先でついばんでしまう不器用まではせずに済みましたが……。]
どうぞ、えりざべーとお嬢様。
[以上、麗しきツバサ様のお姿とお声でお送りいたしました。*]
[そこに確かに存在していたらしい精霊。
嘘だと断じることも出来るかもしれないけれど
背中の羽は作り物には見えないし
なにより無垢な様子の彼女が
嘘をついているようには見えなかった。
どんな存在かわからずとも、
認知されてないなんて寂しいものに感じる。
寂しいとか思わないのかな?
それとも知らないのって俺だけだったりする?
伺うように表情を伺ったけれど
よかったと頷く姿はそういったことは特に
考えていなさそうにも見えた。]
[顔を上げれば、彼女の背の羽が揺れる。
純白の羽毛、窓から差し込む光を受けて
柔らかに輝いた様子を見ていると
ふわりと肌に触れる心地よさがあった。
心地よく寝ていたくなるような
心地よいからこそ目覚めようというような。
驚いたように目をぱちぱちと瞬いて
顔をくしゃ、とした
まるで泣きそうな笑みに変えた。]
[あたたかな空気を感じていたかった。
太陽の下にずっといられたらどれだけ
心安らぐ気持ちでいられただろう。
心地よい思いを感じたままなら、どれだけ。
暗い場所、寒い部屋
常に見られているような感覚。
追い詰められるような焦燥感。
あんなさむさは、もう二度と、]
よし! みかんも食べたし
俺自分の部屋見てくるよ。
まだどんな場所から知らなくて。
これ捨てとくな。
[みかんの皮を捨てるために集めようとして
──── みかんの皮が消えた……!?]
/*
表情差分をミスしましたの顔
そう、なんで中の人記号忘れちゃうかって言うと、三日月国は独り言はタブ変えてたけどこちらの国ではタブ変えないから感覚つかめてないんですね
同じ窓で書くから切り替えが……できてない!
慣れないと
[ところで白薔薇とえりざべーとが着いた時のラウンジやその近くには、他のお客さんのすがたも幾らかありました。
これはラウンジの中か、その近くでのことでしょうか。
ひとつのボールを持った、深い赤のドレスの人間のかたちと、犬の尻尾を振る人間のかたち(イヌのかたちやにおいは白薔薇も知っています)。>>115>>163
これもラウンジの中でのことでしょうか。
サングラスを掛けた人間のかたちと(数式? 白薔薇の目にはそれは見えませんでした)、何故か見覚えのあるような顔をした(家主一家の人々の心の中から、白薔薇は少し感じ取ったのでしょう)人間のかたち。>>119>>120>>148>>149
おや? あの人型をした無機質な白い物体は今どこにいるのでしょう? 白薔薇にはよくわかりません。
これはラウンジの中でのことですね。
いくらか若く見える人間のかたち(その鍵の雪模様は、白薔薇の目には捉えられません)は、これからラウンジを出るところなのでしょうか。>>184>>185
そしてその人のかたちに向き合って頭を下げていた、人のようなかたちも――。>>145]
[ところで白薔薇とえりざべーとが着いた時のラウンジやその近くには、他のお客さんのすがたも幾らかありました。
これはラウンジの中か、その近くでのことでしょうか。
ひとつのボールを持った、深い赤のドレスの人間のかたちと、犬の尻尾を振る人間のかたち(イヌのかたちやにおいは白薔薇も知っています)。>>115>>163
これもラウンジの中でのことでしょうか。
サングラスを掛けた人間のかたちと(数式? 白薔薇の目にはそれは見えませんでした)、何故か見覚えのあるような顔をした(家主一家の人々の心の中から、白薔薇は少し感じ取ったのでしょう)人間のかたち。>>119>>120>>148>>149
おや? あの人型をした無機質な白い物体>>41は今どこにいるのでしょう? 白薔薇にはよくわかりません。
これはラウンジの中でのことですね。
いくらか若く見える人間のかたち(その鍵の雪模様は、白薔薇の目には捉えられません)は、これからラウンジを出るところなのでしょうか。>>184>>185
そしてその人のかたちに向き合って頭を下げていた、人のようなかたちも――。>>145]
[少し遠くからでも、白薔薇には感じられました。
ぴかぴかとひかるような何かを感じさせる、はねのある人間のような形は、確かに太陽の光の精であるのだと。
白薔薇は自分が生きていた時に、陽のひかりをたくさん浴びてきていたのですから。
この白薔薇自身も樹霊という精霊であったことで、陽光の精だとすぐにわかった、というのもあったのかもしれません。
朝にうまれて夜にしに、季節を一巡りしてほんとうに死んでいく精霊たち。
その陽の輝きは文字通り、みどりの植物のいのちの糧になります。
土壌からの水分と養分の吸収に加え、光合成によって得た養分を用いて、このバラも生きていたのです。
だから陽の精のぴかぴかとしたあたたかさは、白薔薇にとっては快いものです。……本来は。]
少し遠くからでも、白薔薇には感じられました。
ぴかぴかとひかるような何かを感じさせる、はねのある人間のような形は、確かに太陽の光の精であるのだと。
白薔薇は自分が生きていた時に、陽のひかりをたくさん浴びてきていたのですから。
この白薔薇自身も樹霊という精霊であったことで、陽光の精だとすぐにわかった、というのもあったのかもしれません。
陽の輝きは文字通り、みどりの植物のいのちの糧になります。
土壌からの水分と養分の吸収に加え、光合成によって得た養分を用いて、このバラも生きていたのです。
だから陽の精のぴかぴかとしたあたたかさは、白薔薇にとっては快いものです。……本来は。]
[少し遠くからでも、白薔薇には感じられました。
ぴかぴかとひかるような何かを感じさせる、はねのある人間のような形は、確かに太陽の光の精であるのだと。
白薔薇は自分が生きていた時に、陽のひかりをたくさん浴びてきていたのですから。
この白薔薇自身も樹霊という精霊であったことで、陽光の精だとすぐにわかった、というのもあったのかもしれません。
陽の輝きは文字通り、みどりの植物のいのちの糧になります。
土壌からの水分と養分の吸収に加え、光合成によって得た養分を用いて、このバラも生きていたのです。
だから陽の精のぴかぴかとしたあたたかさは、白薔薇にとっては快いものです。……本来は。]
………………。 !?
[ここに来て結構驚いているが
今回も劣らずの驚きを得ている。
いや気の所為かもしれないけどあれってもしかして
いや気の所為かもしれない
ぬいぐるみをなんか持ってるし、
いやそれは別に関係ないかもしれないけど。]
………………。 !?
[ここに来て結構驚いているが
今回も劣らずの驚きを得ている。
いや気の所為かもしれないけどあれってもしかして
いや気の所為かもしれない.>174
ぬいぐるみをなんか持ってるし、
いやそれは別に関係ないかもしれないけど。]
……こんにちは。
[と、もし目があったなら一応言うけど。
あまり人の顔をじろじろと見ても失礼だから
そっと顔をそらした。
そばにいるならソールの疑問の声も
あったかもしれない。
その場合、事態を説明するだろう、一応。
人間界で有名な人の顔があそこにいて
びっくりしていると。]*
[光合成には光エネルギーのほか、二酸化炭素と水を必要とします。
そして、水を得られない状態で日々炎天下にさらされ続ければ……。
それは白薔薇にとってただ、あつくて、かわいて、しおれてしまうだけのことなのです。
何日も何日も水を吸えないままのバラの苗のそばに降りてきた精霊たちがいのちを枯らしに来た訳でないとは、白薔薇の樹霊にだって考えることができました。
いつもなら生命の恵みをもたらす陽の精霊たちがおろおろと動き回り、共に悲しむすがたを感じ取っていたから、わかったことです。>>151
それでも、水のない植物のからだに宿る樹霊は、あの時の照り付ける陽の光と大気を「あつくて」「くるしい」ものとして記憶しました。
完全に枯れ果てていのちが尽きるさいごの記憶の中でまで、その感覚は残り続けています。
その記憶のせいで、白薔薇は陽光の精の存在をさとっても、すぐには声を掛けられませんでした。
ただ他のお客さんたちに対してと同じように、特に返事を求める訳では無いあいさつ>>174をかけることしかできなかったのです。*]
[部屋で寛いでいても
一人ではなんだか居心地が悪い気がして。
靴に足を入れれば部屋を出た。
館内は見た感じだけでも広そうで、
様々なものがありそうだし
そういえば説明のときにもそのような事を言っていた。
宿といえば温泉、マッサージ機
卓球ができる場所に、あとはなんだろう?
何度か旅行に行ったことはあれど
こういった立派な旅館に泊まった経験は少ない
具体的にどんなものがあるのか
創造を羽ばたかせるには情報が少ない]
お、立派な庭だ。
[ふと窓の外を見やれば目に入ったものに声を上げる。
和風な雰囲気を醸し出す灯籠
バランスを考えて植えられているだろう木々
なんの変哲もなさそうなのにあるとそれらしい石。
それらに積もる雪を見て目を細めた。
そういえば、
大きな雪だるまを作る約束をしていたんだった。]
[もう友達と遊ぶこともできない。
家族と会うことも出来ない。
彼らは今どうしているだろう。
自分が死んだことを悲しんでくれているだろうか。
美しい作りの庭園を見ているとつい
物思いに耽ってしまう。
でも、もう少し。
このまま耽っていたかった。]**
[結局は、互いに「こんにちは」の挨拶を交わしただけになってしまいました。]
私は、…………。
[どこか別の場所へ行くと思しきその人からそっと顔を逸らされてしまったこともあって、白薔薇はついにこの場では自ら「私はツバサ様ではない」と伝えることができませんでした。
この人間もえりざべーとのように自分たちがこのお宿にいる意味を理解しているかどうか、白薔薇にはわかりませんでした。
もし理解しているのだとすれば……「ツバサ様が死んだ」という誤解が広がってしまうかもしれません。たいへん!
それでも白薔薇は、ラウンジを出ていく若者を追いかけることができませんでした。
そういえばあの女の子が家を出ていった時も、文字通り土に根を張る白薔薇には、その子を追いかけることはできませんでしたね。*]
/*
なんかこう周りを見ているともうちょっと明るいキャラ連れてきても良かったかもしれないと思うなど
最初はスピーサで病死の人考えてたりもしたんだけど、もうちょっと深みがあったほうがいいかな?とか思って……
でもわりといつもこういうタイプしてるな
ボール投げ? >>163
[投げて欲しいとせがむ姿は、小さい頃のあの子のようで可愛らしい。]
かまわないけれど、ワタシ、ボール投げをしたことがないの。
[ボール投げどころか、人の姿を取ったのも歩くのも初めてなのです。]
こうかしら?
あ……
[茶々丸さんの前に投げようとしたボールは明後日の方向へ。]
難しいのね。
…………もう一度、いいかしら。
[上手くいかないことが、悔しかったのです。
茶々丸さんが許してくれるのなら、その後も何度か、「もう一回」をねだったことでしょう。]*
[さて、そのツバサ様のお姿を借りて現れた白薔薇には、あのようなダンスは踊れるのでしょうか?
ツバサ様の歌声もダンスの振り付けも、あの女の子の心の景色を通じて白薔薇は確かに知っています。
知ってはいるのですが……。
この白薔薇は、あくまで鉢の中の地に根を張る生き物でした。
翼を広げ天を翔ける鳥たちのように動くことはできませんでした。
少なくとも、ご主人様との追いかけっこで楽しく駆け回れる元気な犬のようには、ホモ・サピエンスの形状を取っただけの白薔薇のからだは、ここで咄嗟に軽やかに動き出す様子を見せることはありませんでした。**]
ー お出迎えの回想: 白薔薇のツバサ>>10 ー
[このお宿を訪れ、お出迎えをした際に
そのお方が発した言葉は実に冷静なものでした。]
はい。残念ながら。
……きっとあなたには
白の大輪が似合ったことでしょう。
[そして、こちらもまた当たり前のように
そう言って鍵をそっと渡しただろう。
その声も顔もよく知っている。
あの大人気ボーカリスト ツバサ様。
猛々しく歌い、龍のごとく舞い。
魅力的なトークに 女将は何度魅了されたことか。
彼が映る現世の番組が見れるように頑張って何度ブラウン管テレビの頭をチョップしたことか。そんな彼を愛した人がいた。……そしてあなたもその人に愛されたのでしょう
女将は相変わらずにこにことしていた。ツバサ様に会えたからではなく、あなたに会えたから。……ツバサ様推し団扇とかはあとで部屋に隠しておこうとも思いつつ]
[部屋でみかんを食べるという彼には]
ええ。ごゆっくり。
…ああそうそう。
東側の渡り廊下を通って行かれるのを
おすすめいたしますよ。
あの廊下は、池が近くにあって湿度もあるから…
日が昇ってくるあたりにはほどよくあたたかく、
日がてっぺんに来るころ辺りから少しずつ涼しくなるんです。
…南向きの通路よりは、優しい陽光を見れますよ。
[と、そう言って、奥の方へと続く通路の方も指差しつつ]
曲がり角の先にある、談話スペースなんかには
足湯なんかもありますよ。
……せっかくなんですから、どうか思う存分、
[そう言って。彼がいろんな人と団欒するのを見送るだろう。**]
[説明をしようとしたとも逸らした顔では気づかずに
少しソールと話はしただろうか
終えればその場を予定通り去ることにした。
歩きながら、この場所にいるということは
そういう…………? と思ったとて
流石に有名人相手に気軽に話しかけて
説明を受けるというわけにもいかない。]
[そんな叶わなかった約束を窓の外を見て思い出す。
彼らは今どうしているだろう。
深々と積もる雪は景色を塗り替えて
ただ、真っ白な世界を作る。]*
ーどうでもいい余談:女将の奮闘 庭園編 ー
[今でこそ美しく広がるお宿裏手の日本庭園であるが…
これらは、これまでに訪れてきたたくさんのお客様たちが、たくさんたくさん日本庭園のイメージや光景の記憶を持ち込んでくれたり、実際お手入れしてくれたからにほかならない。
鯉のいるひょうたん池、大きな黒松、牡丹の花。
季節によってはツツジや桜、紅葉や菖蒲に移り変わるのだろう。
枯山水が見えるへやは、禅僧の人が泊まっていった部屋だ。
清廉な霊気や神気が漂う日本庭園の片隅に、
旅館側からは見えにくいように、小さな小さな、柵に囲まれた花壇があった。
…咲かせるものは季節によって違うが…かつて女将は、きれいなバラを咲かせようと奮闘していた時期があったのだ。
ある程度手入れは簡単だと言うし、棘にさえ気をつけて剪定をすれば…と、おもって…いて…]
(……うそ……、私の園芸スキル…低過ぎ…???!)
[見事に大失敗した。
初めての園芸で薔薇はやっぱり無理あった
ある薔薇は病気にかかり、黒薔薇のように枯れ果てて
ある薔薇は神気を帯び美味しくなりすぎて虫だらけになり
挙げ句の果てには、手の届かないところまでツルが伸びてそこから腐っていってしまったもんだからもう絶望である。
……このお宿は、いろんな願いが叶うお宿。
きっと、薔薇たちもきれいに育ちたかったのだろう。
大きく育ちたかったのだろう…。
けどちょっと技能が追いついてなかった!!!
人生経験が大事である。もう死んでるけど。]
[………。それ以来、女将は小さな小さな花を
主に育てるようになった。
…それでも、彼らに精霊がつくことはあまりなかった。
それはそうだ。意識を持てるほどに長生きできる草花はそうそういないし、育てられない。難しいのだ。園芸は。]
(……だからこそ)
[あれほど美しい"ツバサ様"になれた、かのバラはきっと、愛されていたのだろうとおもうのだ**]
真紅もご主人様に大切にされてきたんだね。
だってとってもキレイな色だしカワイイから!
[ボクは思ったままを真紅に伝えてにっこり笑う。
真紅の気持ちも事情をボクは知らないけど、
こんなに綺麗で人の姿にもなれるんだもの。
大切にされてきた「カワイイ」ものだとボクは思った]
うーん、もちょっと右、そうそう、いい具合でしてよ〜
[ん〜、ブラッシングなんて久しぶりですこと。
気持ちいわぁ〜〜〜……
はっ、一瞬天国にそのままいきそうな気がしましてよ
折角ですもの、もう少しここを満喫しなくては。]
合格点を差し上げてよ。
来世がもし人間ならトリマーや美容師もいいんじゃなくて?
[出来栄えに満足しきって鏡の前でポーズを決めておいたわ。]
[ツバサ様は自ら様付けした事あったみたいですけど
人にそれを言うのね、という突っ込みはそれはそれですの。
年季の事を問われれば>>172こくり、と頷いたわ。]
そうですわね。
沢山愛されて、そこそこ長めの年月
このサイズにしては生きてきたと思いましてよ。
[最期の時なんて、自らわざわざ言う事はないですわ。
頷きにそうして下さいまし、と返して移動したの。]
[気が付けば手の中に100本の白薔薇の花束(生花)!
え!?どこから出てきたの!?っていうか重っ!!
お宿の不思議なパワーによる不意打ちと、
薔薇100本の予想以上の重みに体勢が崩れてばたんと転ぶ]
きゅーん……、お、重い……。
[ボクはしばらく床にのびていた。
そんな事もあったかもしれないラウンジでのひと時。
(その後、100本の白薔薇は花瓶に入れて近くのテーブルの上に飾っておいたよ。綺麗だね)**]
ふふふふふ。でしょう? そうでしょう?
あたくしに似合った名前なのよ!
[名前を褒められれば今まで以上に胸をはってドヤ…
としたら後ろにころん、と。こほん。立ちなおして。
イメージ画像が見えて何よりよ!]
[あたくしの願いを悟ってくれたのは偉いわよ。
褒めてさしあげるわ。>>177
しかし……特徴的な剥き方ね?>>178
あれね、人間の剥き方知らなくて当然だものね。
やってくれている以上野暮は言いっこなしで
じ〜と麗しい顔を眺めて待ったわ。]
苦しゅうない。
どうもありがとうございましてよ。
頂きますわ。
[きゃあああああ!
ツバサ様の麗しいお顔と声でそれはいいわぁ〜〜〜!!
という内心はさておき蜜柑に鼻を近づけてみた。
あらあらぁ! 爽やかな香りを感じるわ!
そこからぱくり、と身を口に。
甘くてすっぱいような爽やかな味が口に広がったの。]
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……!
生き物が食べるって不思議だったわ
でも、食べるのが好きって気持ち
今なら理解出来る気がしますわ。
おいしいってこういう事ですのね〜〜〜
[夢中になってはぐはぐ。
お嬢様にしてははしたなくても見逃してほしいものですわ。
なにせ初めての味わいなんだもの。]
[どのタイミングだったかしら。
ツバサは周りにぺこりとしていて
その内の一人から挨拶があって>>190
その人を気にした様子をあたくし見たの。>>198]
あたくしもう暫く蜜柑をいっっっっぱい味わいたいの
だから、あたくしの事は気にせず
好きに動いてくださいましね。
ツバサ、お話出来てよかったわ。良い旅路を
[まだあたくしとお話したいのならそれでもいいけど
どこかに行くならあたくしそれを引き留めはしないわ。
どちらにしても、あたくしは蜜柑に舌鼓をうって
おいしい〜〜! と食べてはほっぺを抑える
なぁんて事を夢中になって繰り返していますの。]*
/*
茶々丸君可愛いな…。お犬様この子苦手そうな予感。
ツバサさんの多角処理能力に慄いてます…。わ、私は私のキャパでいきる…
>>211笑ったwww村建てさんの回収能力高いー!すごいー!(ペンラブンブン)
*/
振られました 蔵戸 蔵人が村を出て行きました。
12人目、 振られました 蔵戸 蔵人 がやってきました。
振られました 蔵戸 蔵人は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ああ…ああっ、なんと、なんというっ…
どうして…ミミちゃん……!
あのとき誓いあった愛は一体、
何だったんだっていうんだ…!ああああ…!!!
[相変わらず男は雪が降る中、花弁散る雪床の上で
嘆き悲しみ慟哭していた…。
たまたま、少し外の様子が気になった
りんご好きの青年が彼を見てギョッ!!!として
おかみさんを連れてきてくれるまで、
それはそれはひどい有様だったという。
涙がみぞれにかわっていくぜ……]
[女将は、地面に突っ伏したせいでずぶ濡れだった彼に、
タオルの一つでも渡してくれただろう。
そして柔らかく、慈しむような声で
この場所についての説明をしてくれた>>1
ここが死後の世界であること…生前の汚れや疲れを取るところ…そして、こころをいやすためのところである、ということも]
……うそ、だろう。
じゃあ、じゃあ僕は…ミミちゃんだけでなく…
自分自身さえ喪ってしまったのか…!?
ぼくの、この愛は…ミミちゃんのための愛は
どこにいったら…どうしたら…!
[……頭を抱え苦悩する彼に対して、
女将が差し出したのは木の札のついた鍵とおみかん。
札には、ハートに矢が刺さったかのような模様が記されており、
ほんのり焼け焦げたような良い香りがした。]
── ▷ 宇宙飛行士 ──
[本当に子どもの頃に憧れていた職業がある。
空を超え、暗く深い色の世界に飛び込む
白い服をまとった飛行士。
始まりがどこだったのかも今では
もうすっかり覚えていないけれど。
親に「うちゅうひこうしになる!」なんて
単語の意味もきちんと理解せずに言っていたものだ。
むじゅうりょくってかっこいい!
ちがうほしにいくってすごい!
そんな幼心を胸に抱いて
宇宙についての本を買ってもらったりして
文字も読めないのに読んでいた。]
[…女将は優しく言ってくれた。
ここにはひつようなものが、かならずあると]
……ここに、あるのか?
僕が求めた愛が…あのこを失った傷を癒やす何かが…!
教えてくれ!ここにはどんなものがあるんだ…!!!!
[男は、女将に食い入るようにして施設の話を聞いていただろう。
…不思議な施設だ。高級な温泉旅館を思わせるが、
望んだものが現れるというのだ。
……本当に、ここにあるのだろうか?僕の愛は…!]
………よし!行こう!!!
ありがとう、女将さん…!!!
僕は…必ず愛を見つけてみせるよ…!!!!
[…こうして、男の不思議なお宿探索が始まるのであった…!!!
謎にテンションの高い男が、ラウンジで女将に変な絡み方をしている姿は他の人にとよく見えたろう。
気合を入れ直したらしい彼は、その後、お宿の奥の方に行く予定のようだが、さて、誰かと行くことになるのか、それとも?*]
/*
暗くなったらソールちゃんに会いに行ってあったかくしてもらおう
また会えたらうれしいなー。
そう、温泉入りたいんだけど脱衣NGってみんなだろうか
[なんだか、体が軽くなったよう。
不思議ね、この体になってから少しの時間しか経っていないのに。
そうして、茶々丸さんとのボール遊びに夢中になっていれば、暗い気持ちも段々と晴れていくようでした。
結局思い通りに投げられるようにはならなかったけれど、茶々丸さんは楽しんでくれたみたい。
お互い少し息が上がってきたところで(彼はまだまだ余裕がありそうだったけれど)、またね、と別れることにしました。]
ワタシ、あなたのこと、すっかり気に入ってしまったわ。
またね、カワイイ茶々丸さん。
[さて、次は何をしましょう。。
せっかく動ける体があるのだから、お宿の探検をしてみようかしら。
お部屋に行って、頂いたおみかんを食べるのもよさそうね。]*
[どうしてこの宿へ来たのか。それは分からない。
傷を癒すといっても、その癒し方は知らず。
未練も無いとは言わないが、それを未練と切って捨てるには、あまりにも複雑すぎた。]
まだ、終わりきれていねぇってのかい。俺は。
[休むことを知らない。そんな悲しき性だ。]
あっどうも
[宿の前から女将さんに促されて宿に入る。
暖房がきいてとても暖かい。
さらにそのまま女将さんは自分を部屋へと案内しつつ、みかんをおすすめしてきた]
へーみかんここらの名産なんですか?
ところで…大浴場ってどこですかね?
[みかんも嫌いではないのだが早々に受け流してしまった。
今は厚い靴下も、速乾ながら臭いが隠せないアンダーウェアも、重いリュックも置き捨てて、只々冷えた身体を温めたい。]**
[と、そのように色々見て歩いていると、
美しい雪の日本庭園に見入る青年が目に入った>>195
…随分と若そうに見えるが、
まさか彼も死んだのだろうか?
ソレにしては、何かを思うように雪を見ている気がする]
…やあやあどうした少年?
もしかして、雪だるまの一つでも作りたくなったか?
子供は風の子雪の子とはこのことだな!
…だが、外に出るにはまず寒さに慣れておいたほうが
いいんじゃないかね?
よかったらこのクッキーアンドクリームアイスでもどうだ?
程よく冷たく涼しくなれるぞ!
[と、まずはアイスクリームを差し出しながらお誘いしてみたり*]
知っていて下さって光栄です
もしかしてメディア関係の方でしょうか
[やはり自分は、知られた顔であったようだ。>>148>>149
仕事柄と言うワードを耳にすれば、記者、ジャーナリスト、ライター、テレビディレクターなど、さまざまな職が思いつく。
一瞬、彼の握手に妙なチラ付きが見えた気がしたが、疑問や興味は後回しにしておこう。非現実で満ちて居るのが、此処と言う場所であるからして。]
[やはりあんたも。と言う彼の言葉には、笑って同意を返した。
奇遇ですね、お互い死んでしまったらしいです。
想像しやすい死後の世界と言えば、雲の上や、彼の言う三途の川。
空の上の川を渡る、というぼんやりとしたイメージで言うであれば、星の流るる天の川と言うのも、あながち間違っては居ないのだろう。
しかし川の向こうにご先祖様が……、と言う光景は無く、通されたのは知らない不思議な宿。
とはいえ此処が常世もしくは隠世である事に変わりはない。]
よろしくお願いします、源治さん
……はは、
死んだ後によろしくなんて
ちょっと寂しいですけど
[女将さん曰く、この宿は「ほんの少し」「しばし息をつく所」らしい。>>1
期限付きならば別れもあるのだろうと、一時の邂逅に肩をすくめた。]
[そうして振られたのは、各々に用意された部屋の話。>>236>>237
あなたの為の部屋、あなたを癒すための所。自分に必要な物とは一体何かなんて、自分でもサッパリ分からないのだけれど、]
僕の部屋、ですか、
ええと、畳の普通の旅館みたいで、けれど結構広くて
窓辺に椅子とテーブルがありましたね
[あとは冷蔵庫やテレビ、テーブルの上に軽い茶菓子とかも置いてあったな。
先程まで居た場所を思い出しながら説明をするも、あまりにも「普通」過ぎたので説明する事が無さすぎる。
隅々まで探索した訳では無い為、何があるかは全て把握出来ている訳では無いのだが、一先ずは普通の旅館の一室に思えた。
ベッドが無かった所から察するに、布団は畳の上に敷くのだろう。
高めなジャンプをしても問題ないぐらいには天井が高かったです!と言うのは、とりあえず伏せておいた。
部屋で1人ジタバタしていたのを思い出し、恥ずかしくなったからである。]
僕は、日本に帰って和風宿に泊まる機会、
殆どありませんから
――だから、「普通」の部屋が
用意されていたのかもしれません
[懐かしい故郷の風景、日常。
そう言う物が懐かしく恋しいのであれば、珍しい物が無かった事も納得できる。]
源治さんは、部屋にはまだ?
[他者の部屋が少し気になって、聞き返してみた。*]
13人目、 不治の病 弥生 孝子 がやってきました。
不治の病 弥生 孝子は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[そのときが来るまで、あんただけが、わたしを捨てずにずっと手を握ってくれてたね。
ゆっくり目を閉じた。目を閉じたのに光が集まり、弾けるように吸い込まれた]
ボケてなんかないさ。
はいはい、覚えてるよ。
わたしゃね、不治の病を患ってたのさ。
”チュウニビョウ”ってね。
発症したが最後、一生つきあう病気さ。
あぁ、もちろんこの病を封印するやつもいるみたいだけどさ。わたしは、発症したままだったね。
ほらね、ボケちゃいないだろ?
[ほら、今も右腕が疼いてしゃぁないね*]
[肉球か、言葉のお陰か。
真紅はちょっと元気になったみたいだ。
ボクは嬉しそうににっこり笑う]
うん! きっと大切にされてたよ!
ボクそう思うっ!
わがままはね、ボクもよくしちゃうんだ。
仲良しでずっと一緒にいるとたまに近すぎて見えなくなるもの、あるよね。
でも大丈夫! 時間がきっと見つけてくれるよ。
真紅の大切なもの……、ボクもそうだった。
[ご主人様の事を思い出して真紅ににっこり笑う。
どうか、真紅の大切なものがここで見つかりますように]
ああ、そうだ。
っても、そんなに大そうなもんじゃねえが。
[メディア関係者、どこまでを意味するかは人によるが、少なくとも広義では自分も入れて良いだろう。
いいや、ともすれば狭義か。
でも、そう呼ばれりゃ悪い気はしない。]
俺の人生は、これ一本だったもんでね。
[サングラスの奥の目が薄っすらと開いた気がした。]
なんだい? 高めなジャンプをしても問題ないぐらいには天井が高かったみたいな顔をして。
[偶然である。別に心が読めたり、不思議能力は持っちゃいない。
にしても普通の旅館か。自分の知っている旅館は、母数が限られちゃいるが。変な部屋なら、それはそれでちょっと困る。]
俺はこれから、だな。
[未だまっさらな自分の木札には、何が浮かぶのだろうか。
ロケットのように一言で表すことは、できない。]
こちとら拠点は日本だが、かといって生憎宿に泊まるような生活も送ってなかったもんでね。仕事の相棒から聞いた分の知識くらいしかねぇな。
あんたと大して機会は変わらないさ。
ああああああー
[そして部屋に入った瞬間リュックを入り口付近に置き、畳にごろんとなって靴下を脱いだ。]
…
[部屋はすでに暖房を効かせてあったのか、外から入って来てちょうどよく感じる暖かさだ。
思わず暫くぼんやり天井を見上げた後、勢いよく上半身を起こす。
駄目だ。
このままだと風呂に行けない。
もうさっさと風呂に入るのだ。
準備されていたタオルと浴衣をもってスリッパを履き部屋を出ると、先ほど案内された大浴場へと向かった。]
…極楽だ
[うーん、となんとも言えない顔をしてお湯が少しずつあふれ出ているヒノキの大浴場に浸かる。
申し訳ないがかけ湯だけで飛び込ませていただいたが、仕切りを挟んで中々のあつ湯と中々のぬる湯、そして仕切り周辺に微妙に混ざった程々のお湯ゾーンがあり、これはぬる湯を挟めばいつまでだって入っていられそうだ。]
今夜はいい夢が見れそうだ…
[あつ湯の後の、人肌程度のぬる湯に包まれながら、目を閉じた。]**
/*今回は真面目に行こうと思ったんだ。思ったんです。
けど、不治の病 チュウニビョウっていうパワーワードが過っちゃったんです。
/*
なんも縁故なければ前村のスルガのばーちゃんなイメージですね。
スルガはばーちゃんっ子。ただし血は繋がらない。
天涯孤独だったばーちゃんの気まぐれで野良猫拾った感じです。メイビー(なお、これは仮です。)
一緒に原っぱを駆けっこしてくれてありがとう!
最期に温かい陽だまりをくれてありがとう。
ボク、あったかいのが大好きなんだぁ。
君たちの光に包まれてボク、とってもしあわせだったよ。
だから、ほんとの本当にありがとうっ!
[にっこりと笑って感謝の気持ちを伝える。
ありがとうって言うだけでも心が温かい。
ああ、世界は本当にあったかいんだなぁ]
[そうしてお礼を言った後、
自己紹介がまだだったと口を開く]
あっ!ボクは「茶々丸・カワイイ」だよ。
ご主人様がボクによく呼びかけてくれた名前。
すっごく気に入ってるんだぁ。
あ、よければ君の名前も聞いていい?
[そう言ってキラキラな君の名前を聞けたら聞こう。
そうして、その時はそのまま別れただろう。*]
[そう思い廊下の角を曲がると、
な、な、なんと!食堂があるじゃないか!!
ここでなら心行くまで人間の食べ物が食べれる!
ボクはうきうき食堂の中へ入った。
注文とかはどうすればいいのか分からないけど。
なんか猫の形の配膳人形(?)がボクの食べたい料理を運んできてくれる。
熱々のチョコレートフォンデュ。
付け合わせに新鮮なぶどうやレーズンにアーモンド、パンもある。
飲みものにはココア。
口が甘くなった時用にオニオンスープもある。
わあすごい!犬が食べちゃダメなものばかり!]
[でも、死んで人型になった今は関係なし!
ボクはご主人様がしてたみたいに人間らしく両手を合掌して食べ物とそれを用意してくれた人たちへ感謝の挨拶をする]
イタダキマス!
へへへっ、はふはふっ、
うんっ! おいしいっ…! おいしいっ…!
[熱々のチョコをはふはふしながら口に運んで。
付け合わせの食材たちとも絡めて味の変化を楽しんで。
甘かったりしょっぱかったり、
しばし初めての人間の食べ物を堪能している。*]
/*
捨て犬になった悲しい過去とかもある(だから極端に寒いのが嫌いで温かいものが大好き)けど、茶々丸自身が子犬時代だったから記憶も曖昧だし、悲しい記憶をかき消すくらいご主人様から幸せをもらったから、捨て犬になった過去とかは書かなくてもいい、かな?
うぅーん……、余裕と書くタイミングがあれば書く感じでゆるーく行こうかな。
[企業所属ではなく、個人のフリーライター等なのだろうか。
大そうな物では無いという源治の返答に、そんな想像を抱いた。
おや、再び奇遇ですね。
僕の人生も、これ一本だったんです。]
[それしか考えて居ない、はたから見れば危なっかしい生き方。
手堅く安定した人生を全て放り投げ、変わり者だと言われても気にしない。
毎夜月を見上げ手を伸ばし、安い天体望遠鏡を覗きこみ、宇宙の本を何冊も積み上げて。
周囲の子らが「月にはうさぎさんが居る」と夢見る中、「うさぎなんて居ない、それは月の影から派生した空想だ」と知識を叩きつけ泣かせてしまうような、そんな面倒な幼少期でした。
>>228>>229>>230
子供の内は、単なる微笑ましい、いつかは卒業する夢。
しかし成長するにつれ、それは滑稽かつ非常識な物へと変化します。
狭すぎる道を揶揄われ、大人になれと、現実を見ろと何度も真正面から諭されました。
皆の反応は間違って居ないと思います。
友人や家族と言った親しい人との時間を大切にし、自分の生活、娯楽、恋人や配偶者、子供の為に、安定した収入を願う。
大人の、人並みの幸せを歩む人達を、僕はおかしいとは思いません。
それでも僕は、全てを放り出し月に行くと言う、ギャンブルじみた将来を諦める事が出来ませんでした。
つまりはまあ、唯の変人、永遠の子供と言う訳で。]
[勿論、家族の理解や金銭的余裕等、自身を取り巻く環境もあったかと思います。
でけれども僕と他者を分けたのは、変人か否かと言う所なんでしょうね。
そうやって変人なりに何とか夢を叶えた末途中離脱を迎えてしまっても、良い人生だったと、僕はそう振り返ります。
華やかな称号の背景には、沢山の事がありました。
その中には苦しみも多く含まれますが、後悔はしていません。
良い人生でした。
たとえ一瞬で燃え尽きる花火のような生であったとしても、僕はそれで良い。
永遠に子供のままですからね、
何も考えて居ないだけだったのかもしれません。]
[サングラスの向こうの目に彼の感情を伺おうとしたけれど、それはあまり上手く行かない。>>256>>260
望んで歩んだ人生か、それしか残されて居なかった人生か。
一口に「一本」と言っても、理由は様々とある。
彼の内訳を知らない以上、掘り返すのは少し野暮だなと、それ以上を尋ねる事は無かっただろう。]
えっ?!
ジャンプッ、……いやだなぁあはは
[まったく、ジョークが上手いんだから〜〜。]
でもてんじょうは
ほかのへやよりたかいとおもいますね
[なんも動揺隠せてない。
どうして分かったんだろう。さては彼もサイコパワーを持って居るのだろうか僕も持ってるしな。(※サイコパワーではありません)
出来過ぎた偶然にヘタクソな誤魔化しを返して、話が源治の部屋の物にシフトした事に内心礼を言った。ありがとう!]
おっと、まだでしたか
[それは失礼。
あまり部屋について話し過ぎると楽しみを奪ってしまうかもしれないから、今更だが口にチャックを。
まあ、女将さんの言葉を受け取るであれば、自分と全く同じ部屋が用意される事は無いだろう。…たぶん?
少なくとも天井がやたら高いと言う事は無い筈だ。
自分の部屋には無かったが、もしかしたら床の間にでっかい信楽焼のタヌキがドーンと置かれているかもしれないし。]
[信楽焼のタヌキがある部屋ってなんなんだ。]
宿に泊まる、旅行に行くって
歳を取ったら縁が薄くなりますからね
[子供の頃であれば、家族旅行や修学旅行、学校の長期休業日、卒業旅行と言った風に、遠出をする機会は何度も訪れる。しかし歳を取るとそれが無い。
無論、大人になってからでも旅行は行ける。
今度は家族旅行に連れて行く側になったり、1人旅を楽しんだり。出張、社員旅行と言う物もあるだろう。
けれども人付き合いのパズルや、仕事に穴を開けられないからと言った、社会人なりのしがらみが付いて回るのは確かな訳で。]
……窓からの風景が
とても素敵でしたよ
[久しぶりの宿なら、めいっぱい楽しんだ方が良い。僕も楽しみますから。
たまには一息ついて風景を楽しむのも良い物だと、にっこり笑う。
しかし、はて、彼の相棒さんとは。
それに該当しそうな人物が一緒に居ない所を見る限り、現世に残して来た人物なのだろうなと、何となくのあたりを付けて。
その後は、楽しみは多い方が良いからと、彼の部屋とのファーストコンタクトには付いて行かない事にした。
挨拶と共に源治と別れ、さて如何しようかなと。]
[そう言えば、自分の乗った宇宙船が無事地球に帰還出来たかどうかを調べたいのだった。
そうして古めかしい本の並ぶラウンジの棚の前に立ち、雑誌を漁る。>>#3
新聞、は調べきれないから、週刊誌が良いだろう。
……それでも結構あるな。
とりあえず、宇宙船の帰還日に引っかかる時期の物を手に取り、パラパラとページをめくる。
目当ての情報がすぐ見つかったのは、この宿の不思議な性質のおかげだったかもしれない。**]
― 記録006:ラウンジの雑誌 ―
[雑誌のページをいくつかめくれば、目当ての記事はすぐ見つかった。
当たり前の事だが、52年ぶりの有人月面着陸は世界的なニュースとなっていた。
宇宙船は無事帰還し、データ類や月面サンプルといった、貴重な品を多く持ち帰る事が叶ったミッション。
アルテミス計画としては初の有人着陸、月面基地計画への次の一歩。
そんな人類の希望、朗報に満ち溢れた物――、であればどんなに良かったか。
ミッションの成功を祝う記事の隣には、自分の名前と顔写真。
何処が悪かったのか、誰のミスであるとか、何者かを責める文字が並んでいる。
新聞ではなく、ページ数を大きく割いた雑誌媒体と言う事もあり、あまり読みたくない文章がいくつも、いくつも。
悲しむ家族へのインタビューと、複数人からの弔辞を読みながら、小さくため息を零す。
自分が死ななければ、誰も責められなかった筈だ。
僕の人生に後悔はない。
けれども、誰かが責められるのは、とても悲しい。]
……アポロ13号のような、
栄光ある失敗にはなれなかったな
[いや、13号と同じであれば、乗組員全員が危ない目に遭っていたのか。
じゃあ同じでなくていいんだ。
自分だけで済んで良かったじゃないか、ギンタ。
記事の最後に、弔辞として刻まれていた
(ああやっぱり、もっと生きたかった、なあ)
/*
>>276
詩歌、「空高く」
https://sorabatake.jp...
これ凄く好きなんですよね、しみじみ。
/*
古寺さんの温度感いいなあ
本当の意味で、自分の時間やゆるみがあって
ガチガチにかしこまらなくてもいい村だから、
クラットくんもこう動いてもいいのかもねえ
なんだか、やってみたいロールの一つの目標だわぁ
ええ、ええ。
おつとめ、ご苦労様でした。
…本当に、お疲れ様でした。
どうでしたか?
…こどもたちは、げんきでしたか?
……ここでどうか、たくさんたくさん
あたたまっていってくださいな
たくさんみんなをあたためてくれた
小さな小さな 働き者さん
[そう言ってわたされたおみかんさん。
その後、他の人に食べ方を教わるのを微笑ましく眺めるのでした**]
/*
茶々丸さんとか銀太さんとか白薔薇様とか願いが叶う、っていうのを上手く使っててすごいなぁ
私すぐすっぽぬけるから……
/*
銀太さんの文章本当に好きだなぁ
見ていて気持ちいい。情報がいっぱいつまってるのに読みやすい。
思い返すとがきの敬語なところが雰囲気が出てて、
世界観が伺えてすき。
/*
やばいなにも考えずに白薔薇様の持ち主と縁故をつなごうとしてしまったために
白薔薇も枯れるし友達も死ぬしかわいそうなことになってしまっている
ごめんて
[落ち込んでいた様子も、北海道旅行の計画を
立てるうちに少しずつ落ち着いていただろうか。
あそこを見に行こう。
あの食べ物が食べたい。
1月はすごい寒いだろうから着込まないと。
仲間で一つのことに向かって準備するのは
とても、楽しかったなぁ。]*
え、いいんです?
ありがとうございます。
ご親切に。
[外に出るならあたたかくするもので
寒さに慣れるというのはよくわからないまでも
差し出されたアイスを受け取った。]
外に出ようとは思ってなくて、
……でも、出てみても良いのかもな。
雪だるま作れなかったし、ここで作っても。
このアイス懐かしいな、よく子供の頃
自販機で買って食べてた。
……つめた、でもおいしい。
[懐かしい外装を外してアイスを食べれば
冷たい甘みが口の中に広がる。
クッキーアンドクリームは好きな味だった
もぐ、と食べて口の中が冷えても
あたたかい館内なら問題ない。]
あなたもその……亡くなった感じで?
人が亡くなってしまったときは
ご愁傷さまとか言うけど
本人が亡くなったときはなんて言えばいんだろな
……お疲れさまでした?
[見た感じ、彼は羽も生えてないし
なにか変わったものもついていない。
ただの人間だろうか。
死んだ先で人に会ったときの対応なんて知らない。
アイスを食べながら、名も知らない彼と話を]**
[さてここで、「ツバサ様はこんなみかんの剥き方はしない」>>92というクレームが一部のファンから飛んできそうな事態が公衆の面前で起こりましたが……。
安心してください。えりざべーとはちゃんと白薔薇を「ツバサ」とは呼んでも「ツバサ様」ではないと理解していますし、人間がやるものとしては特徴的なおみかんの剥き方もじっと見守ってくれましたよ。>>222
無事な形で手渡したおみかんの中身に、えりざべーとがぬいの鼻を近づける仕草を、白薔薇はテーブル席から見つめました。……えりざべーとの内心までは感じ取っていなかったので、本当にただ穏やかにのんびりと見つめました。>>223
白薔薇は、このお宿のおみかんの味を既に知っています(実による個体差もあるかもしれませんが)。
では、ぬいぐるみ――通常は生身の動物と同じものを食さない存在の感想は……。]
[ややあって、おみかんを味わうえりざべーとから「好きに動いて」と言われました。>>225
それで白薔薇は漸く、自分がなぜこのラウンジに行こうとしていたのかを思い出したのです。
先程挨拶を交わしたきりすれ違いの形になった若者のことも――今頃になってある心当たりを得たこともあって――気になってはいたのですが……。]
お気遣いありがとう、お嬢様。
そうだな、この宿にいられるのもほんの少しの間だという。
君のお言葉に甘えて、私も好きに動く、とするよ。
[動けなかったバラの苗が、今や「動く」のです! そのことに白薔薇は思わず自らくすっと笑いを零してしまいました。ツバサ様がふっと零す無邪気な笑顔に白薔薇の買い手の女の子も「ハートを撃ち抜かれていた」な、と思い出しながら。]
えりざべーと。
少しだけでも君と話せて、出会えて、良かった。
君も、どうかこの先で良い旅路を。
[とはいえ白薔薇はまだ暫くラウンジに留まりますし、ラウンジを出た後にもまたお宿の中で鉢合わせるかもしれませんが……。
もしかしたらこれが最後の遣り取りになるかもしれませんでしたから、白薔薇もまた、こんな別れの挨拶を返したのです。*]
/*
こそこそ。
秘話のほうで質問、失礼いたします。
wikiでPCの来世について、
>来世では、あなたの魂は前世の記憶を喪い、
とありますが、これはPC視点で既に知っていて(女将さんから特に説明されずとも、なんとなくでも理解していて)問題ないでしょうか?
/*
ご質問ありがとうございます!
はい、説明がなくともご存知であることに
問題はございません。
なんかこう、お宿の不思議な雰囲気や浄化されていく感じでなんとなく察する方もおられるでしょう。そんな感じの不思議な世界ということでよろしくお願いします
(そういえば、生まれ変わったら記憶がなくなるってのは
女将の口からはアナウンスしていませんねえ…
どこかで、アナウンスしたほうがいいのかしら…
けどのんびりもしていただきたいから〜、うふふ、頃合いを見ていい感じにいたしますね〜。どうぞ、のんびりお宿をお楽しみください〜)
/*
ご回答ありがとうございます!
説明がなくとも知っていて問題ない、とのことで承知いたしました。
不思議世界だもの、察しちゃう人は察しちゃう、ですね!
女将さんの口からアナウンスした方がいいのか〜についても承知しました。女将さん自身の動きのこともあると思いますので、どうかご無理ない範囲で、いい感じにしていただけたら!
引き続き、のんびりとお宿のひとときを楽しんでいきますね。
/*
と、私自身は来世の記憶についてのアナウンスがあってもなくても、どちらでも大丈夫です。
それでは引き続き、よろしくお願いいたします!
[こうして結局、白薔薇はひとり、ラウンジの本棚の前に向かいました。
えりざべーとに別れの挨拶をしてから本棚に向き合った時の白薔薇には、もう既にあの若者の顔と声へのおぼろげな心当たりが浮かんでいました。>>291]
[とはいえ大学での出会いについて、白薔薇が元の持ち主の心を通じて知ったことは決して多くはありません。
その人の心の内はそれよりも、白いバラの状態を気に掛けることでいっぱいでしたから。この辺りの話は後程。
だから、新聞や雑誌を捲って垣間見た程度のことにはなってしまいますが……。
その人の新たな友人や「先輩たち」の姿や声は、明るく楽しい記憶に紐づけられていました。新たに出会ったその若者たちのことを、確かに「助け合える仲間」として認識していたようです。
その「助け合い」が後に実際にどういう形で計画されたかは、この時も今も、白薔薇の知るところではありませんでしたが……。>>279>>280>>281]
── ▷ 白薔薇を愛した女性 ──
[掻き鳴らされるギター。
低くリードするベースに
流れるように奏でられるキーボード。
とある大学の音楽サークル。
古い曲から流行りのものまで好きに鳴らしては
語り合う、同好の士が集う場所。
気が向いたときに部屋に来れば
そこには大体誰かがいる。
ゆるく、けれど親しみのある。
勉学の息抜きとなる憩いの場。]
[この若者は最初から
そこに参加していたわけではなかった。
大学生活も落ち着いてきて、なんとなく
ギターってかっこよくないか? とか
唐突な思いつきから見に行っただけ。
そこから何度か顔を出すようになり
ギターを触らせてもらい
届け出を出して、ギターを買って。
いつの間にやらすっかりと
そのサークルのメンバーとなったのだ。]
ーお出迎えの回想:チャーミングなうさちゃん>>69ー
[からからと入り口の引き戸を開けると、
そこには可愛いぬいぐるみがぽつねんと立っていた
きゅるんとしたかお、ぷっくりほっぺ!
微動だにしない様を見て、女将は目を輝かせた]
あらっ?あらあらあら!まあまあ!
なんて可愛いのかしら!!!
ぷっくりほっぺのうさうさちゃ〜ん……♪
うふふ!いらっしゃいませ
ようこそ、終のお宿 初旭 へ
[とニコニコとぬいぐるみを抱き上げて
ほんのすこしふわふわもちもちなでなで〜♪かわいいですねぇ〜♪と優しくもんでいるとそのあたりでうさちゃんの方も小首をこてんとおててがにぎにぎ。
…そして子供のような愛らしい声がふんぞり返った!>>70]
あらあら!ごめんなさい
ぬいぐるみのままの姿のお客様が来るのは久しぶりで
ご説明するのをすっかり忘れていましたわ。
うふふ、元気に跳ねられるようなら良かった。
自分の足で歩いて回れる幸せは格別ですもの。
[と、ぴょんぴょん跳ねるうさちゃんの背中を歩いてついてきながら、そのまるまるしたすがたがはねまわる姿を嬉しそうに眺めていた。
館内の文句を言われても、可愛さにはかなわないもので]
あらあら!それは大変失礼しました。
そうよね、エレガントでチャーミングなあなたには
もっとお似合いのゴージャスなお部屋を
用意できればよいのだけれど…
この鍵で入れるあなたのお部屋が、貴方のお気に召すと嬉しいですわ
[たとえばシルバ○アファミリーの大きなハウスみたいなかんじとか、と言うところまでいいそうになってしまった。イケマセン気を引きしめないと!]
俺の辞書にオフの字は無え。
別に座右の銘でも何でもない。純然たる事実だ。
[なる程、こりゃあ自分の部屋だって分かる訳だ。扉を見てみりゃ、ずっと使っていたアイコンが御丁寧に入口へ掲げられてやがる。
少々目立ちすぎな気もしたが、他所の部屋も似たようなものだし、問題なかろうよ。]
皆が知っている姿がそいつの全てかと問われりゃ、それは違う。
ある程度有名になりゃあ、人に見せる姿ってのが出来上がってきやがる。
けれどもそれは、あくまで元の自分があってこその存在。
先に知られた姿がある訳でもなし。
[やや乱雑に突っ込んだ鍵。その木札には、まさかの再生ボタン。]
[誰もその事実を知りはしないだろう。
ごくありふれた中堅の配信者。
いつも渋いアバターを使っている仮面の裏には、これまたありふれた人間がいる。皆がそう思い込んでいる。
そこに誰もいないなんてことは
あってはならない、あるはずの無いこと。]
電源が落とされれば、そこに俺はいなかった。
[部屋の扉を引けば、驚き。そして、一瞬の間を置いての苦笑。]
おいおい、もう最終回は終わったんだぜ?
俺は戻らねぇからな?
[部屋の中は、大きめの椅子と少しばかりの機械。所謂配信部屋。
誰もが当たり前にあると思いながらも、彼がついぞ立ち入る事の無かった。
電子の外の世界だった。]*
入り口は和風ですが、
洋風な場所が好きな方のための別棟や庭園なんかも
ありますから、よかったら色々とご覧になってくださいな。
うふふ。おみかんもどうぞ。
食べれるようになってみると…それはそれはいけるんですよ〜
[女将はそのような形で可愛い可愛いうさぎへの
ご案内を終えただろう。ぬいぐるみと同じくらいのサイズの
おみかんをうんしょうんしょとがんばって運ぶ姿の>>73
なんと愛らしいことか……!!!]
(ああかわいい…もふもふしたいなんていったら
怒られちゃうかしら…?うふふ、かわいい………)
[あんまりに可愛いもんで顔がニヤける女将さん。運んてあげればいいものをしばらくそのまま眺めていたせいで、彼女が「ぎゃふん!」と踏まれたのを見て>>97>>127、あっやっちゃった???と思っていたとかいなかったとか。……けど、どうも彼女も好きらしい『ツバサ様』に出会えてご満悦なよう!結果オーライ!ということでいいよね!!!というわけで、そのまま二人を見送ったのでした**]
(秘話は他PC様には基本RPフレーバーにどうぞ。村建狼には中の人秘話で相談を送るのもOKです!灰ログは、中の人発言で感想を書いたり独り言書いたり、自由に使ってください。中の人が喜びます。)
どっかはっときたいな〜
/*
白薔薇様、拾い方があれもこれもをきれいに整えて整列させて出しており、技量が高い
小ネタがいっぱいあって読んでて楽しい
/*
PCの方とPLの方をあの方はあの方かなと暇なときになんとなく考えているのだけど(あんまりよくない気がする遊び)
わかる人とわからない人がいる
/*
田母神さん、いろんな方のロルを出来る限りで拾い上げてて、気遣い力と言うか、心のこもり方というか
あたたかさをすごい感じるロルだな
さすおかみ
初日の出上がったら着物着てめでたくしてほしい
[そして白薔薇は『100%LOVE』を踊ってくれたわんこに――今度はちゃんと初めから自分の正体を伝える形で、言葉と笑顔を添えました。]
君も、君の主人も、ツバサ様を愛していたんだな。
私はツバサ様ではないただの白薔薇だが、
まるで自分のことのように、嬉しい。
[ツバサ様の姿と声を得てツバサを名乗る白薔薇は、けれども持ち主だった女の子のように「ツバサ様以外が踊っても」なんて冷淡な感想を言ったりはしません。
この場で踊ってみせてくれたことを、素直に喜ぶのです。
そして相手が犬だろうと感じたからこそ、白薔薇にも想像できた「ご主人」のことをも添えながら。*]
/*
中園さんの設定の発想おもしろいな〜〜〜
と思っている
データが飛んだことを死ぬって表現につなげるの面白い
ミステリアスダンディ
サングラスは外せないんだろうか、外さないんだろうか
目の奥、気になります👀
[とはいえそれでも白薔薇の元の持ち主が、ツバサ様のこともバンドのことも、そして音楽自体も愛していることに変わりはありません。
大学内の学部を超えて(時には大学すら超えて!)同好の士が集まるサークル。その中のとある音楽サークルに、その人は勧誘されてすぐに入部しました。>>296>>297>>298
第一線で活躍するミュージシャンを本気で目指そうという若人には少々物足りないかもしれないゆるさと親しみやすさは、彼女には丁度良かったのでしょう。
(※余談ですが、実家の弟、つまり白薔薇の今の持ち主は本気でヴィジュアル系ドラマーを目指しているようです)
ツバサ様は曲目によっては自らピアノやキーボードを弾くこともありましたから、ツバサ様を愛する彼女も自然と鍵盤を叩くようになっていました。高校生の時にショルダーキーボードもこっそり買っていたくらいです。
そしてツバサ様はハイトーンボイスに定評があり、女声でも原曲キーで歌いやすい楽曲が多く発表されています。そうした曲を彼女が口ずさむことも多いのです。
(※たとえ歌いづらいキーの曲ばかりでも、ファンである彼女はやはり積極的に歌っていたでしょう。原曲キーで)]
[こうして彼女は弾き語りだったりセッションだったりを、同期のメンバーや先輩たちと共に楽しむこともあったようです。
部内での上下関係が厳密でなかったことも、こうした「友達」のような繋がりと語らいを叶えてくれたのでしょう。>>299
“先輩、『あなたしかいない』って弾けますか?”
ツバサ様のバンドの1stアルバムに収録された、ボーカルとギターだけのシンプルな構成のバラードのセッションを部室でさらりと提案する、そんな何気ない日常の遣り取りもあったかもしれませんね。
(※補足すると、ツバサ様のバンドのギタリストのトレードマークは紅薔薇になります。そしてツインギター編成ではないため、バンドの所属ギタリストはこの紅薔薇様ひとりです。
セッションには特に直接関係はしないでしょうが、折角の機会ですから、一応ここで添えておきましょう)*]
[それから2冊目。
これは先程の9年前の雑誌と同じロック専門誌ですが、こちらは「2025年2月号」と記載されています。]
…………未来から来たのか?
[白薔薇はとても戸惑いましたが、安心してください。この雑誌が発売されたのはちゃんと今年の12月末(つまりとても最近)ですよ。
とにかく、手に取ってしまったその雑誌のページを、白薔薇は捲りました。
最初に開いたページが丁度、ツバサ様のバンドの直近のライブレポートとなっていました。必要なものが本当にすぐに見つかる、お宿の不思議です。
先程の雑誌のインクの染みの情報と比べると、確かにどの「薔薇の人々」も幾らか老成して見えます。
そして同時に今でも麗しく、そして、ツバサ様も他のメンバーも欠けることなく舞台に立ち続けていることが判ります。]
[そしてこの雑誌の中のツバサ様のお姿は、白薔薇の知らないもの。
けれども、元の持ち主だったあの子は――今の持ち主も――このお姿を、何よりもツバサ様の健在を知っているだろう、と白薔薇は特に深く考えずに思いました。]
ツバサ様。
あの子の愛するあなたが、今もお元気そうで良かった。
[今の白薔薇に必要だったのは、まずこの情報だったのでしょう。
白薔薇は、雑誌を閉じて本棚に戻しました。]
[……さて、この後はどうしましょう?
お宿に来て間もない時に、女将さんから談話スペースと足湯の存在を教えてもらいましたから、そこに向かうのも良いでしょう。>>205
或いは、あの人の「先輩」らしき若者を探してみる――には、もうその姿をすっかり見失ってしまったところですね。
(※この不思議なお宿のことです。会いたいと願えばすぐにその人の元に辿り着けるんじゃないでしょうか。けれども白薔薇はこの時、そのことを全く考えていませんでした)
或いは今、このラウンジにいる人々(のかたちをしたお客さんたち)と話してみるのも良いのかもしれません。
白薔薇は、あまり深く考え込みませんでした。
今の自分が求めているものが何なのか、なんとなくの感覚で思考して……。
ひとまず、探していた雑誌を読み終えたこのラウンジから出て行きました。]
[そして何故か、廊下の奥の曲がり角の、その更に奥の突き当たりに自然と出現していたカラオケルームに辿り着きました。
お知らせします。
これからツバサ様のお声によるひとりカラオケ大会がはじまります。
バラは根を張った土から動くことはできませんが、音による大気の振動を身をもって知っています。
そのためなのかはわかりませんが、白薔薇はホモ・サピエンスのように声音や言語を発するだけでなく、人間らしく歌うことも自然とできるようになっています。
そして白薔薇は元の持ち主の心の記憶を通じて、ツバサ様の歌唱法を知っています。]
[改めてお知らせします。
これからツバサ様の艶やかなお声と卓越した歌唱力によるひとりカラオケ大会がはじまります。
ツバサ様のバンドの楽曲やソロ曲だけでなく、バンドメンバーが影響を受けた往年のヴィジュアル系バンドの名曲や海外のハードロック・メタルバンドの名曲も今回のカラオケセットリストに含まれています。このセトリは元の持ち主だけでなく、今の持ち主>>311の音楽性の影響も多大にあるようですね。
カラオケルーム自体にはかちゃんと鍵が掛かってしまいますが……。
この不思議なお宿の出来事です。求めれば配信チケット及び配信観覧のためのモニターとかのご用意はいただけるんじゃないでしょうか。女将さんに頼まずとも、自動的に出現する形で。
ダンスの披露は残念ながら叶いません>>203が、歌声だけでもお楽しみいただけるでしょう。
女将さん、こっそり応援団扇を出してきてツバサ様(のそっくりさんによるものまね)ライブを観覧するならいまですよ!>>204**]
/*
ところでさ、凄く今更なんですが
ぬいぐるみから過去縁故振りにくいね!?だが後悔はありませんことよ!現軸であたくし生きていきますの!おほほほほ
ログ読み頑張って私さん
*/
村の設定が変更されました。
村の説明
定員: 13人 (ダミーキャラを含む)
最低開始人数: 13人
役職配分(自由設定時)
[ツバサと別れて蜜柑を一通り堪能した後。
消えたお蜜柑の皮に>>295あらあら、と。
凄いですわね。便利です事。
しかし賑やかだったわね。ボール遊びをしてる
い、犬っぽいのがいたような気がするわね?
気のせいですわよね気のせい!!
犬は苦手ですのよー!!!
じゃれてくるとベットべトになるし
あたくしみたいなぬいぐるみは噛み付かれたり
蹴られたりおもちゃ(物理)にされるのですもの!
見なかった、あたくしは何も見ませんでしたわ!]
[そんな思考を振り払って
ラウンジをきょろ、と見回すの。
あら、どこかで見た事あるような人が居ますことね?
何か独り言を言っていますわね。>>276]
アポロって事は宇宙関連のお方、ですこと?
[ぴょん、ぴょん、とうさぎのように飛び跳ね移動して
足元からあたくしのプリティーボイスをかけてみた。
いかんせい、人間の耳とあたくしの位置は距離があるわ。
なにせあたくしプリティーサイズ(手のひら大)ですもの。
熱中していたら聞えない、なんて事普通にありそうね
その時はそうね、足元にふかふかおててで
つんつん、とつついてみましょうか。]*
[窓の外には小さな池があり、水草が浮いています。
ワタシは植物に詳しくないので、あれが何かはわかりません。あの子ならば、あの草の名前も知っていたのでしょうか。
備え付けのサンダルを履いて、池に近寄ってみます。
小さな鯉が2匹いました。白に赤と黒の斑模様の2匹は、仲良く泳いでいます。
ゆったりとしたその動きを眺めていると体が震えて、くしゅん、と音がしました。]
…………
ワタシ、くしゃみをしたのかしら。
あら、あらあら、まあ。
[まるで、人間になったかのよう。
とっても変な感じね。]
そうだわ、おみかんがあるのよね。
せっかくだし、いただきましょうか。
[暖かい室内に戻って、あの子がしていたようにみかんの皮を剥いていく。
柑橘の酸っぱい匂いが、鼻腔をくすぐる。口に入れたみかんの味は、当然なのだけれどはじめてで。]
これが、甘酸っぱい味、なのかしら。
[あの子好きな味は、ワタシも好きな味でした。]*
はっ、確かにこれで自力で跳ねられますわー!
確かに、自分の行先を決めて
自分で行くことが出来るのは良い事ですわね
[それはあたくしにはなかった自由。
でも、あの子が連れてってくれれば私はそれで…。]
そう、あたくしに似合うのはゴージャスなのですわ!
でもいいのよ。用意して貰ったものに
ケチをつけるほど狭量でなくてよ、おほほ
[あたくしのお部屋ってどういうサイズなのかしら?
とまではこの時は気付かず。
素敵な部屋が用意されてる事は今も知らないのよ。]
そうですの。案内ご苦労様ですわ。
折角なので見れるだけ見て、いきたいですわね
ふぅん? ピンとこないけどいいわ
試してあげましてよ。
[そのおみかんに美味しい! となるのは後の話。
あたくしは何をしても可愛いのは当然ですの。>>305
もふもふも言ってくれれば別に良くてよ。
愛でられることはぬいぐるみの仕事ですもの。
その時は当然丁寧に扱って頂きますけどね!]**
/*
村建てさんは天才だなーと思うのです
皆さんにロル書いてそれがどれも素敵な内容なので。
お返事しちゃった、にこにこ
*/
― 記録007:未知との遭遇 ―
[死んだ後に自分の死んだ雑誌記事を読むのも妙な事。
まるで幽霊にでもなった気分だが、この状態であれば幽霊でも大体合っているか。両足が付いていて何よりである。
本棚の前で独り言ち、しんみりモードに入っていた丁度その時。]
はい、宇宙関連の人、――、です、 ね?
……???
[聞こえた宇宙関係と言う言葉に、相手を確認しないまま反射的に返事をし、雑誌から視線を外すと周囲を見やる。>>321
あれ?居ない。
ラウンジに人影はあるものの、自分に話かけたと思しき存在の姿はイマイチ見当たらず、小さく首をかしげる。
あっ、子供なのか。
声が下の方から聞こえた事から1つの答えに思い至り視線を落とすも、そこにはやはり誰も居ない。
え?相手どこ?
大人びた口調から派生する少女のイメージを探すも、どうにも見つからないまま、再び暫し。
じゃあ、もっと小さな子供?
更に視線を落とす。誰も居ない。
更に、更に視線を落とす。
おや、この小さなふわふわ、今までに足元にあったっけ。]
あえっ、小動物、喋っ
[何?ハムスター?モルモット?チンチラ?
声の主、に該当するであろう、喋るクリーム色のふわふわに、やや混乱。
其処に在るのは特長的な長い耳、背の曲線、ポンポンのような愛らしい尻尾。
ならばげっ歯類ではなくミニウサギか。それにしたって小さいって言うか、どっちかって言うと生物よりは作り物っぽい外見と言うか――、]
ぬいぐるみ?!
[うーごーいーてーるーー?!!?!?!
動いてますけど?!?!!
ふかふかの小さな手が自分の足をつんつんする姿に、思わず雑誌を取り落としそうになる。
おちつけ〜〜〜僕〜〜〜〜〜、此処は不思議な場所だ〜〜〜だからこういうお客さんも居るだろう〜〜〜なにも驚く事はない。
よし!正常。ヨシ!!!!!!
驚愕し焦りつくした顔をなんとか標準モードに戻し、視線が合いやすいよう、一歩引いてからゆっくりしゃがみ込んだ。]
……こほん、失礼しました
僕、宇宙飛行士です
ここに来る前は月に居ました
[もしかして貴女も月から来たんですか。とは言わなかったが、そう言う可能性もあるかもしれないと、胸をときめかせながら小さな目を覗き込む。]
(……かわい〜〜〜!)
[動いてお喋りするふわふわって物凄く可愛いなと、内心はもう1つのドキドキで溢れて居た。
興味津々に輝く目までは、隠し切れなかっただろうけれど。**]
ー 廊下にて 自販機アイスと少年と!>>282 ー
なんだ?子供じゃないのか?
みたところ、20…19…大学生あたりに見えたからな
てっきり子供と勘違いしてしまったよ!すまないね!
君のその健康的な肌…澄んだ目の色…
純粋だったあの日を思い出すようだ…
[子供という言葉に疑問を感じる様子の彼に、
どうやら年下と勘違いしていたらしいことについては
差し出したアイスクリームと共に詫びただろう。…学生を子供扱いしてる…のは…]
ああ、僕は蔵戸蔵人。
皆からはクラットと呼ばれているよ。
恋人の大学入学資金調達のためにホストやらなにやら様々な仕事を経験させてもらっていてね…僕の経験深さが君を勘違いしてしまったようだ…これまでの人生山あり谷あり…社会の闇は深かったよ…それを受け止め、学生さんたち子どもたちを守るのが我ら社会人だ…
[ただの調子のいい人でした。自己肯定感の塊オブベストホストって感じだった。どういう感じだ。不快にさせていたら申し訳ない。しかし彼は決して青年を馬鹿にする意図はまったくなく自己肯定感が激ヤバに高すぎるだけなのであった]
ああ、いいとも。
ほら、ヒートショックとかいうのもあるだろ?
暖かいところからいきなり寒いところに出て、
心臓びっくりしたら死んじゃうからな!
先に慣らしておくというやつさ!
[そう言いながら、彼がアイスクリームを受け取ってくれたのを見たら、ウンウンと頷いてこちらもレモンシャーベット味のアイスを頬張る。自販機で買ったアイスからしか得られない栄養がここにある…!頭がキーン!]
ああ、ここはどうやら必要なもの?大切なもの?が
見つかるところらしいからな。せっかくなら出てみるのも一興だろう!出ちゃだめなら出ちゃだめって書いてあるだろうし!
僕もちょうど探したいと思っていたんだよ
…僕の心の痛みを癒やしてくれる何かを…この宿のどこかにあるはずだから。…いやいっそ僕も外に出て探してみるか…!?
[と、外に出るのは止めなかっただろう。
むしろ出る気満々になってきてるように見える。窓ガラガラオープンザ窓〜。
うん!寒い!!!犬は喜び、裏庭を駆け跳ねるというやつか?????]
[そして彼が少しずつ語ってくれる彼の過去の話には。]
美味しかったなら何よりだ。
そうそう。こういうとこで買うのがサイコーに美味いんだよなあ。
……君は雪だるまを作りたかったのかい?
今まで、雪だるまを作ったことないとか?
それとも……
[と、そこまで口にして、彼から尋ねられたことから>>285、まだ自分が少し、勘違いしていたことに気づいた。彼も死んでいたということに…少し実感が湧いていなかった。]
…ああそうか。もしや、君も…喪ってしまったんだね、その大切な命を…
……ああ、僕も同じだ。
偽りの愛に破れた瞬間に…車にね、跳ねられたらしいんだ
……正直車にはねられたことより、長年付き合ってた恋人がパパ活女子してたことのほうがショックだった……。
[と、開けたばかりの窓枠に額をごんっっっ!!!とぶつけた。いや、自分で言っててなんだけど、今更ながら普通にショックなんだが…???]
……たしかにこういうときの挨拶の仕方は、わからないな。
案外難しい。
[窓枠によりかかりつつも、ううう…と涙を流しつつも
男はそれでも話を続ける。自分語りばかりしていて実は申し訳なかったのだ。一応]
君にもご愁傷さまと言いたいところだが、
僕はまだ君のことを何も知らないから、なんとも言えないな。
……おつかれさま?なのかもしれないし
よく頑張ったな!なのかもしれないし……
なんて無茶をしたんだ!なのかもしれないし…
だから、君のことが知りたいな。
雪だるまが作れなかった君が、どんな人なのか。
僕は、人を知らなかったから…愛に騙された気がするんだ…
[知らないことは答えられない。知らなかったから見えてるところだけで突っ走ってしまった。そんな人生がずっと続いていた。けれど、本当に今から大切な愛を見つけたいのなら…いま自分に必要なのは、彼に差し出したい言葉はこういうことな気がする]
だから、今の君を知ってから、ちゃんとした挨拶をしようと思う!
君がしっかりアイスを食べたら、まずは雪だるまだ!!!
君ができなかったことをしながら、
君の人生を聞かせてくれたまえ!!!
[と、最後のシャーベットをガッツと食べて、
両手を合わせてごちそうさま!!!プラスチックのアイス棒はぶんっっっ!となげたさきにたまたまあったゴミ箱に見事にシュートされたのであった(たまたまあった、というか、投げたからゴミ箱が出てきたのでは???)]
案外やってみれば何でもできる気がするぞここ!今からでもよかったら、雪だるまに作りにいこ、おおおおぉぉ!!?
[そして、よかったら雪だるまを作りに行こう!!!と気合を入れて誘ったら、勢いをつけすぎた!!!見事に窓枠から肩と全身をずりっ!!!と滑らせ…そして雪の降り積もる裏庭へと窓から落っこちてしまったのであった!!!!
……ベランダみたいな引き戸タイプの窓だったし、雪も積もっていたので、見事に人型の雪の跡が完成だ!*]
ー お出迎えの回想: 画面の向こうだけのあなた
>>302>>303>>304 ー
[目を覚ましたその男性が最初に発したのは随分と哲学的な問いだった>>106。独り言にも聞こえるそれに、女将は少し考えてみて言葉にする]
うーん…今の貴方は、魂だけの存在というか…
生まれ変わる前段階というか…消えて、魂が変わる直前というか
けど『今はまだ、ここにいるあなた』です。
『次』を待つ、『今まで』を持つあなた。
…なんて、哲学とかそういうのは専門じゃないので
答えになってるかはわかりませんが…
……要するに、あなたは今ここにいて、
この旅館でゆったりされてくださると嬉しいです
[そう言って、彼を中にご案内した後には鍵を渡して中の説明といつもの流れを。
女将は、『配信』をみるための『いんたーねっと』環境はなかなか得られないため、男のことはよく知らないようだが…それでも折々で、彼から感じ取る電磁的な気配には、ゆるりと笑った]
ー お出迎えの回想︰振られちゃったらしい男>>226 ー
[さて、様々なお客様のご案内をしていたところ、
林檎のマークの部屋の鍵を持ったお客様…エプレ様がお声をかけてくれました。どうも外で泣いている人がいると。
どうも他の人から遅れてきたらしいその方を見れば…
周りに散った花弁や、泣き叫ぶ女性の名前を聞くに……どうやら儚き恋に破れたようであった…]
ああ…そんなに泣いて……
大切な方と、おわかれになってしまったのですね…
……どうかお顔を上げてくださいな。少し中に入って、暖まりましょう?タオルをお持ちしますから…
[そう言って、暖かな室内に引き入れれば、フカフカのタオルで彼の全身や髪の毛をコシコシと軽く拭いて差し上げた。
施設や状況などの説明については、理解してくれたようだが…
恋人を失ったこと、自分自身も命を落としたことはすぐには受け入れられなかったようだが>>227]
…愛。愛って、難しいですよね。
自分が大切に思っていても、相手はそうとは限らなくて。
相手が愛してくれていても、
自分の都合で受け取れなかったりして。
…私も、私の愛にひどく苦しんだことがありました。
どうすればいいのかわからなかったことだって…。
…けど、愛は、あるべきところにたどり着くと思うんです。
…その熱い想いをどうすればいいかは、わかりませんが…
けれど、この宿は……そんな迷いも受け止めてくれるところ。
あなたが望む…あなたの心が救われる何かが
きっと…ここにはありますよ。
だからどうか、どうぞ存分に探してみてくださいな。
[そうして、自己紹介がまだだったと思い至る。
ボクは慌てて自己紹介]
あっ!ボクはね「茶々丸・カワイイ」だよ。
ご主人様がよく呼んでくれた名前なんだぁ。
ボクもご主人様もツバサ様が大好きだよ。
それに白薔薇さんも大好きだよ!
だってとっても優しくてキレイだから。
短い間だけどよろしくね!
[にっこり笑って白薔薇さんにご挨拶。
話し終われば本棚に向かう白薔薇さんをその場で見送った。*]
/*
茶々丸が会う人みんなに「大好き!」と言ってますが、わんこだから素直で愛情表現がストレートなのです。
「みんな大好き素敵な世界!キュ〇わんだふる!」
大好きなものが多すぎて嫌いなものを探すほうが難しいわんこ。
…イセカイ…転生…!!?
そんな…私がまだ説明を始める前から……
『転生』することをご存知だなんて…!!!
まさか…あなた様は、
高名な尼僧かあるいは霊能力者なのでは…!?
[…衝撃!!!彼女はどうやら…自らの運命を…
すでに知っていたのだ…!!!
これは女将にとっては驚くべきことだった…!
イセカイとやらが何なのかはわからないが、
死後の世界で『転生』することが分かってるってことは…なんかすごい方…!!!多分!絶対そう!!!神様的パワーでなんか喚べたりしそう!!!!もしかして来世とか占えるタイプなのか…!!!?と一人考えていた。誰かツッコミを呼んできてください]
[彼女の正体を聞いてみれば、どうやらそれは病のせいらしい。それも一生ものの。>>251]
チュウニビョウ……。その病にかかると…
死後の世界のことがわかるのですね……
腕が疼いたり…!!!封印が必要になるなんて…!!!
なんてことでしょう…!!!人間には扱いきれない、神気パゥワーがまさか地上にも漏れていたりするのかしら…!?
[ごくり…ボケている様子もない…!!!己の身に宿った力を解放するおばあちゃんは自信満々そうだ…!!!間違いない、この人生まれ変わったら絶対また『チュウニビョウ』になって神の力を身に宿すだろう…!!!
女将は一人、なんかアンジャッシュ的な感じで戦慄していたのであった。
ボケてないと言うが
ここにはボケしかいなかった。アーメン。
ツッコミ役の大切さがよくわかるやり取りをしつつ。
そんな恐るべき霊能者(?)なお婆様を、それはそれは丁寧に中に施設内のご案内をし、木の札がついた部屋の鍵を渡した。]
[そして、説明を終えてお婆様から離れるときに
一瞬彼女に顔を近づけて……]
腕の傷や、身に宿りし力が疼くときには…
いつでもお申し付けくださいませ……!
ここは、現世と常世の間……どんな願いも思いも叶う場所……大切なものが見つかる場所。
だから、あなた様にもこの温泉でたくさん癒やされていただきたい…
あなた様の力で世界が揺らぎそうなら…かならずや、私が女将パワーで何とかいたしますわ…!!!
[と、ここでの力の暴走(あるの???)については気にするな…!必ず助けます…!!!と力強く念を押し…ついでに、美味しいおみかんもお渡しして…これは気合を入れ直さなければなりませんね…!!!と一人奮起するのであった……**]
[ボクが遊びすぎて縫い目がほつれればご主人様が治してくれた。
布が破れた時は別の布で綺麗にしてくれた。
そうやって長い年月、一緒に生きてきたうさちゃん。
今、どうしてるかなぁ?
ボクがいない代わりにご主人様を慰めてくれてるのかな?
分からないけど元気にしてくれてるといいな。
うさちゃんも、ご主人様も……]
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