情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
隣村から聞こえてきた噂。
人狼と言う名の人の姿をした獣が、夜な夜な村人の血肉を啜ると言う。
村人達は顔を合わせ、それぞれの身を案じ始めた。
1人目、 崩壊都市 □□□□ がやってきました。
崩壊都市 □□□□は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
まばゆく輝く太陽が地平線に沈み、夢見る夜がやってくる。
遊園地のチケットと一緒におやすみなさい。
いずれ会う、いつか会った友達たちよ。
今日も夜の遊園地を開園しよう。
賑やかに、楽し気に、ひそやかに、あるいは懐かしく。
ライトアップで飾ろう、音楽を奏でよう。
ようこそ素敵な遊園地『ネバーナイトランド』へ!
素晴らしい夢の一時をアナタへ。
願わくばアナタのなくした宝物が見つかりますように──……。
ひらり、はらり。
チケットは今日も誰かのもとに舞い込むのだろう。
街角のチラシ配りから、
偶然に郵便箱に入っていたり、
小鳥や風船が運んでくる事だってあるかもしれない。
あるいはそれ以外の方法でも!
──チケットにはこう書かれている。
【このチケットを手に入れた幸運なお客様へ。
これは夢の中の遊園地『ネバーナイトランド』への招待状。
来園者様にはとびきり素敵な体験を約束いたしましょう!
更には、お客様のなくした大切なものも見つけられます。
楽しい思い出と、なくした宝物をお客様へ。
来園の際は寝る前にこのチケットを枕元に置いてください。
夢の遊園地へお客様をご案内いたしましょう】
2人目、 夢の案内人 レオーネ がやってきました。
夢の案内人 レオーネは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[アナタは目が覚めると夜闇に輝くライトが華やかな門の前にいた。
──いや、”目が覚めた”というのが正しい表現なのかどうか……。
アナタは確かに眠りについたはずなのだ。
夢の中にだけ現れるという遊園地のチケットと一緒に。
そうして
ライオンはなんと人間の言葉で喋り出したではないか!]
ようこそ!夜の遊園地ネバーナイトランドへ!
私はこの遊園地の案内役でありマスコットのレオーネ。
お気軽に「レオーネくん」とお呼びください。
さあさあ、せっかく遊園地に来てくれたのです。
夜が明けるまで遊園地で遊びましょう!
夜明けにはアナタがなくした大切なものもきっと見つかりますよ。
[レオーネは楽し気で紳士的な声でアナタに語り掛ける]
[見渡せば様々な建物やアトラクションなどが見えるだろう。
そのどれもが夜闇の中でもキラキラと輝いている。
遠くに見える観覧車、スリリングなジェットコースター。
メリーゴーランドにコーヒーカップ。
ホラーハウスに薔薇の迷宮。etc...
初めての来園者にはレオーネは更に説明をするだろう]
ここでの飲食や施設の利用は全て無料になっております。
お客様の笑顔が我らスタッフへの最高のお代ですので!
何かお困りの際はお近くのスタッフに申しつけください。
悪戯好きな子もおりまずが大抵は言う事を聞いてくれますよ。
もし私にご用があればお気軽に、夜空に向かって「レオーネくん!」と呼んでくれれば文字通り飛んで行きますゆえ。
[レオーネは星屑が散りばめられた毛皮をなびかせ、
その背に白と黒の翼を生やして軽く羽ばたいてみせる]
[とん、っと翼をしまい地面に着地しながら。
レオーネは遊園地のパンフレットをアナタへ差し出す]
地図やパンフレットは大雑把なものでよければお渡ししましょう。
なにせここは夢の世界、夢見る事で姿を変える不思議な場所。
アトラクションの数や種類も日によってころころ変わりますので。
大雑把な地図しか作れないのです。
アドベンチャーエリア、ホラーエリア、ファンタジーエリア。
SFエリアにショッピングエリア、他にもたくさんございます。
どうか夢の向くまま気の向くままに楽しんでください。
ああ、それから。
夜が明けて閉園の時間になればこの正門に帰ってきてくださいね。
この正門を外にくぐれば夢から醒めて現実に戻れますゆえ。
[門の向こうの外は暗く、かろうじて草原が見える程度だ]
ここは夢の遊園地。
想像力さえあれば自身の欲しいものを具現化して呼び寄せたり着替えなどもできますよ。
遊園地を楽しむスパイスとして活用ください。
なくした大切なものまでは具現化できませんが……。
ええ、きっと、きっと夜明けまでには見つかりますよ。
それでは、いってらっしゃいませ。
どうぞ夢のように楽しく幸せなひと時を……。
[そう言うとレオーネはアナタたちを遊園地に送り出すだろう。
どうか来園者たちに素敵な一時をと願いながら。**]
村の設定が変更されました。
全体メモ: あり(メモのみ)
/*
村が始まりました!きゃーどきどきわくわく!!
初村建てですが頑張りまっす。
そして、村の設定やレオーネくんのことばっかり考えてたせいで遊園地に入る自PCの設定をどうするか悩み中。
というか、2ID進行が初めてなのでどきどきしちゃいます♪
村の設定が変更されました。
名前変更: あり
3人目、 鋳薔薇姫 ローズ がやってきました。
鋳薔薇姫 ローズは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[――――ローズ・メディレア
魔法文明時代の代表的な医術にかかる魔女の名前として、歴史書等に記されている。
魔女として生み出した毒は数知れず。
例えば、今の時代、先の時代でも"メディレアの子守唄"といえば、時折ミステリー小説のトリックの一部として使われる原始的な麻酔毒であり、彼女の象徴。
昔は体の負担も少なく、材料の調達難度を除けばよく全身麻酔として用いられたとか。
そのほかにも、殺虫剤や除草剤のような有用な毒の他、禁忌の毒の組み合わせなど、複数発見しているとされている。
しかし、彼女の功績は毒に集中しており、治療に関する記録は残っていない。
絵本や小説ではよく、毒を解析するための人体実験を繰り返したり、あるいは利益のために殺人を犯す毒婦として描かれている。
いわゆる、悪い魔女として描かれるイメージしか残っていない事だろう。
本当は魔術治療の最後の世代であるのだが、機械文明への移行により、魔術治療は前時代的なものとして流布するかの如く。
機械や科学は善、魔術は次第に異端扱いされ、廃れていく。
その時代の流れを正確に言える人間は今の時代どれほどいるだろうか。
これはそんな晩年の彼女のおはなし。]
―今は昔・魔女の家―
あら、あらあら。
[研究ノートをぱらぱらとめくり、あれでもない、これでもない。と緩慢な動作ながらも其の表情に浮かぶは焦燥。
時折、古いノートから舞うほこりに咳き込み。胸に手を当て、魔力を循環させて息を整える。]
こまったわぁ、明日には、研究資料取りに来ちゃうのに。
[んもぅ、とため息をついた。
本棚には半分以上の空きがあり、机の上には何冊もの本が積み上がっている。
明日には弟子が研究資料を取りに来る。
魔術は廃れゆく運命、ではあるが、後生に薬や毒に関する資料を残すのは医学者としての使命。
で、あるのだが。どう見ても、どう探しても、治療に関する研究ノートだけが欠落している。
自分の身体のことは自身がよく知っている。
恐らく、自身の命はもって数日だろう。
悲しくはない。しかし、伴侶もおらず、息抜きで遠出をする事も無かった。身体が元気なら、最後に、どこか。旅行にでも行きたかったかも知れないが。
ともあれ、このままでは自身の全てを遺すことができない。困ったものだ。
気分転換、と言わんばかりに傍らにあった杖を手に取り、ゆったりとした足取りで外にある郵便受けを確認しに行く。]
あら。あらあらあら。
[以前は治療や創薬依頼で、毎日あふれんばかり届けられていた郵便受けの中身も、最近はすっかり閑古鳥が鳴いている。
しかし、今日は1枚、見慣れぬ紙切れが。ゆっくりと手に取って裏表を確認してみれば。
それがどうやら遊園地のチケットである事を確認する。]
ネバーナイトランド・・・・・・遊園地?
うふふ、遊園地なんて、仕事で結局行けずじまいだったわね。
[一緒に行ってくれる人も居なかったけれど、と一人苦笑する。
チケットに書かれている文章に目を通せば、ふと、目が留まる。]
なくした大切なもの。
[大切なもの。今大切なものというと、研究ノートのことだけれど。はて。遊園地とはそのような場所だったか。小さく首を傾げるも]
遊園地、行った事ないのだけれど。見つかるのかしら。
[枕元に置くだけで遊園地に行ける事を知れば、くすりと笑う。
チケットから感じる善性の魔力を感じ取り、せっかくだし少し試してみましょうか、とすっかり乗り気に。家の中へゆったりとした足取りで入っていく。]
[――夜。
ベッドの枕元にチケットを置き、布団に潜り込み。
あと何回見られるか分からない天井を見つめ。ゆっくりと目を閉じる。
しかし、なかなか寝付けない。]
・・・・・・こんな歳になって、楽しみすぎて眠れないなんて。
[年甲斐もなく遊園地に思いを馳せている自分、誰かに話したら笑われちゃうかしら、と苦笑して。
遊園地。
人伝で聞いた事はあるけれど、実際どんな場所なのかは知らなくて。
楽しいところ、夢があるところ、子供が帰りたくないと駄々をこねるところ。
何があるのかしら、観覧車ってどんなのかしら、おばあちゃまでも楽しめるのかしら、なんて。
期待に思考を巡らしていれば、いずれ意識は手放して。]
― →→→ ―
――――・・・・・・?
[気づけば知らない場所に立っている。夢。夢?
目の前には、煌びやかで、鮮やかで、夜の黒で際立つ電飾が彩る看板が掲げられた門。
ついぞ見たことの無かった光景に圧倒されてしばし呆けていたが。
コツ、と固い地面にブーツを鳴らしてみれば。
夢とは思えない現実的な感覚とともに、とある事に気づく。]
あら、まぁ、まぁまぁまぁ!
[くるり、とその場に回ってみれば、ふわり、と髪とローブが揺れる。立っているための杖が要らない。
しかも、体内の魔力の循環具合や張りのある声の具合から、今、自身の肉体は全盛期の姿をしているのだろうと分かる。]
あぁ、なんて素敵な夢なんでしょう。
遊園地、若くないと楽しめないと思っていたけれど、ここまでサービスしていただけるのね。
[夢から醒めてしまうのが怖いわ。口元に手を当て、くすりと笑う。]
[そんなときだろうか。いや、最初から待っていてくれたのかも知れない。
目の前には夜に浮かぶ星屑のようにきらめく毛並みの獅子がいて。流暢な人間の言葉で自己紹介を受ければ、先ほどの行為も見られていたのだろうか、と恥ずかしく思いつつも笑みを浮かべた。]
あらあら、ご丁寧に。ローズ・メディレアと申します。
素敵な場所へお招きいただき光栄ですわ。
[ゆるりとローブのスカートをつまみ、右足を内側にひいて。
夢の中だから獅子もしゃべれるのかしら。それとも、ますこっと?というものだからなのかしら。
事象について思考を巡らしている自分に気づき、考えを止める。
研究者としての悪い癖。ここでの私は仕事で来ているわけではない。目の前のものについて純粋に楽しまないと。
内心苦笑しながら、パンフレットを受け取った。]
ありがとう、レオーネちゃ・・・くん。
[ちゃん付けで話そうとする癖はなかなか抜けず。
もし相手の表情が少しでも変わったならば、ごめんなさいね、と困ったように笑みを浮かべつつ謝るだろう。
本当は、謝意を述べたところで思わず相手の毛並みをなでようとしたのは内緒だ。]
[さて。獅子からの説明を受け、見送られて門をくぐれば、そこはもう一つの街と言っても差し支えないくらいの広さで。
思わず、まぁ、と小さく声を漏らししばらく呆けていただろう。
遊園地は初めてであるが、こんなに大きな規模だったとは。
端から見れば、田舎から出てきたおのぼりさんのように見えたに違いない。
実際、魔女の住む森から出て、街に行くのは年に数回あるかないかだったため、田舎者には変わりないのだが。]
ええと。
[何もかもが珍しくて。気持ちがはやり。逆に決められない。
獅子の言葉から出た「薔薇の迷宮」というのも気になったのだけれど]
えす、えふ。
[聞き慣れない単語、SFエリア。説明の時は聞き流してしまったけれど。
誰かに聞いてみても良いのだろうか、もしくは、別れたばかりなのにいきなりレオーネくんを呼んでもいいのだろうか。
しばらく、おろおろとしているように見えただろう**]
/*
>だいたいお昼くらい目安に建てます!
あ、あれ、おひ、お昼(
ともあれ、本日楽しみにしておりました。文章作るのが大分遅くなっているので、感覚戻さないとデスね。
ちなみに、ローズとレイザで大分迷ってました。
レイザの場合は、やっぱり昔の人なのだけれど。リピーターで遊園地の技術を参考に昔の人は機械文明を発展させたんだぜ、的なことしようとしてました。
タイムパラドクスというか、未来改変とかありそうな気がして怖いのでやめました(
純粋に遊園地楽しめそうなキャラにしました。たたた。
4人目、 残鷺の君 ヘロー がやってきました。
残鷺の君 ヘローは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
私はこの取引に乗ることにした。
我が一族の地位回復まで叶うかは、他のプリンスたちの合議と
国王陛下のご決断次第になろうが――
次に君と会った時の私は“ヘロン・メイファ”ではなく、
“プリンス・アルデア”になっているかもな。
いずれにせよ、これから私は、
君たち“地を這う”者らを裏切る道を行く。
――ああ。私の考えも本心も、君にはちゃんと解るだろう?
王立警察隊に入って立派な地位に就いた兄様が、
私のせいで地獄の底に叩き落される心配がなくなるんだ。
それに加えて、技術者としての最適な環境まで
用意されてしまえば心が揺らぐってものだ。
……はは! 揺らぐどころか、今はもう迷ってもいない。
……そんな顔してくれるなよ。
ついている君は一人きりじゃないんだから、大丈夫。
それに、あの男――■■■■■■も君の傍にいるなら、
短命な流浪の者とはいえ心強いだろう。
尤もアイツも、仮に再びこの地に降り立つことがあろうとも、
いつかは君から離れていく客人ではある。
それでも、アイツからの手紙の話をする君の姿に触れて、
私にはそう確信できたよ。
だから、私なんかが――私がいなくたって、
エナガ、君は大丈夫だ。
……そんな顔してくれるなよ。
ついている君は一人きりじゃないんだから、大丈夫。
それに、あの男――■■■■■■も君の傍にいるなら、
短命な流浪の者とはいえ心強いだろう。
尤もアイツも、仮に再びこの地に降り立つことがあろうとも、
いつかは君から離れていく客人ではある。
それでも今日、アイツからの手紙の話をする君の姿に触れて、
私にはそう確信できたよ。
だから、私なんかが――私がいなくたって、
エナガ、君は大丈夫だ。
[無色の水晶の仕切り板越しに対面するエナガは、ヘロン・メイファの左眼を見据えながら身を乗り出し口を開く。
ここで、面会室で立ち合いに就いていた刑務官が話に割り込む。]
『そこまで。面会はこれで打ち切りとします』
ああ、刑務官様。ご心配をお掛けしましたね。
ですが打ち切りに異存はございません。
……そういう訳だ、エナガ。もう帰ってくれ。
[ここで少しだけ、ヘロン・メイファの出身世界についての話をしよう。
「出身世界」という言い回しから察した者もいるかもしれないが、その世界は、古には魔法文明栄え、今や機械文明へと移行したこの世界……とは完全に別の世界だ。
ヘロンの出身地であり拘束地でもあるパンパス・コートという王国は、その王国自体がひとつの小世界。
そしてこうした小世界――“リージョン”と呼ばれるものを数多内包しているのが、“混沌”と呼ばれる広大な世界。
喩えるならば、
機械文明が発達した小世界。
魔法文明が優勢な小世界。
機械と魔法が両立する小世界。
そのいずれもが存在できるのが、この“混沌”だ。]
[さて、この“混沌”に住まう者たちは、だいたい「自分のいる世界以外の別世界」の存在に慣れている。もちろん「頻繁に世界を渡り歩いている」「噂で聞いているだけ」「別世界の情報自体が入ってこない」といった差はある訳だが。
それ故に、仮にこの“混沌”にある小世界で『ネバーナイトランド』の噂が流れていたとしても(小世界間の移動どころでない世界線の越境については置いて)とりわけ奇異に捉えられることはなかったかもしれないが……。
少なくともこの
仮に外リージョンの来訪者がそうした噂を口にして、それが現地民の耳に届いたとしても、次の日にはいつの間にか「外国の都市伝説のうろ覚え」と化し、絢爛たるプリンスたちに纏わる当たり障りのないゴシップや新作のモードの話題に取って代わられる……というのがオチだろう。
そして王国内では外部との通信が厳しく制限されており、王城公認でない電子技術や魔術を用いて外リージョンの情報にアクセスすることは困難を極める。
当然ながら、この国の拘置所や刑務所の収容者のもとに噂が届くこともない。
そしてこうした収容施設に「夢へ赴く」チケットが入り込むことも有り得ない――王国の有する知見と技術が及ぶ限りにおいては。]
[――閑話休題。]
(まさかカプリムルグスや王が
私を試している訳ではないだろうが、
ここはさっさと刑務官に報告するのが吉か)
………………、……。
(夢に囚われるだの遊園地に監禁されるだのある訳――…
あったならまあ、その時はその時だ。
「楽しい思い出」とやらが実際どんなものか、
試してやろうじゃないか)
[いわばただの他愛ない、子供じみた好奇心から、ヘロンは手にしたチケットを枕の下に滑り込ませる。
この「子供じみた好奇心」がエンジニア・ヘロンをエンジニアたらしめた要因であり、そしてあの「裏切り」の一因ともなったわけだが、これについてはひとまず置いて。
ヘロンがここで「夜の遊園地」という語に疑問符を浮かべなかった程度には「そういう施設」についてそれなりの知識が既にあった訳だが、これについてもまた別の機会に。
刑務官による居室内のチェックは、余程のことがない限り、翌朝になるまでは行われない筈だとヘロンは考えて――。
そして実際、この夜にまさかの不意打ち検査がやってくることはなかったのだ。**]
── 回想・可愛らしい薔薇の魔女様と ──
[遊園地にやって来たアナタはとても嬉し気な様子。>>9
くるり、ふわりと回る様子は童心に返った少女のよう。
にこにこ微笑み挨拶をしよう。
洗練されたカーテシーに、>>10
こちらも前足を折って紳士的にお辞儀を返す。
ちゃん付けを訂正してくん付けに直す様子に笑いかけ]
いえいえ、呼び名はローズ様のお好きなように!
私は雄ですが、ちゃん付けも可愛らしくて好きですよ。
来園者様の中には「レオ」と愛称で呼ぶ方もいらっしゃいますし。
[撫でたくなるほどふわふわの毛並みを揺らしつつ。
そんな和やかな談笑をしただろう]
[ローズを見送った後、
他の来園者たちへも遊園地の案内をしたりする。
ここは広い遊園地。
人々の夢や願いによって日々形を変える場所。
どこへ行くか迷うのもまた醍醐味だ。>>11
そうして出会える友達もきっといることだろう。
どうかどうか、楽しい一時を。
儚き命の美しき人──……。>>6**]
5人目、 孤髑 ジュベナイル がやってきました。
孤髑 ジュベナイルは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
なにをわすれたんだろう。
なにをおとしてしまったんだろう。
誰もない街の中
拾ったのは一枚のチケット。
風に晒されクシャクシャになったそれを
とぉとぉと眺め、いつしかそれを枕に眠った。
「誰にも愛されないものってなんだ」
[アンドロイドと人間が共存する近未来。
機械の力を得て豊かになったこの広く大きな世界に
ぽつんと一人、孤髑に取り残された者。
陶器製の肌。
宝石を埋め込められた瞳とブローチ。
来ている服はきっとかつては豪華だったのでしょうが、
打ち捨てられた影響でひどく薄汚れていた。
口を塞がれ、積まれた廃品の上に寝転がる。]
んー、んん、んー。
んー、んん、んー。
[繰り返すバグ、繰り返す言葉。
口を塞がれくぐもった友好の挨拶。
誰かに伝えるために与えられた言葉。
誰かに愛されるために与えられた役目は
こんなゴミ捨て場には存在しない。
目を閉じる。頭の下に潜り込んだチケットともに]
[思い出せない記憶とともに、
今日もまた
誰と出会うためだったか
誰に尽くすためだったか
誰の傍にいたかったのか
思考しても抜けられない
記憶から抜き去られたその存在を
ぐるりぐるりと探し回るように目を閉じて]
はじめまして。 ニンゲンサマ。
ボクハ…ぼくは? …ボクハナンデショう。
僕は ニンゲンサマ。の、ナンデショウ?
ぼくは……… ナニヲ サガセバヨイノデショウ?
[もふもふのその子に目と口がついているからか、
抜き取られた記憶の中からニンゲンサマの特徴を見失ったのか
迷子の迷子のガラクタは、遊園地の真ん前で
自分が目覚めた意義を、意味を訪ねた**]
/*
へローさんの登場ににっこにこ
いえ〜いマーチェンドみってる〜?(元村ネタ)
ガァドで行こうか悩んだけど、元村キャラがかぶるとその人にベッタリになりそうなので今回はあえて新規
── 正門・機械の少年との出会い ──
[その機械の少年は美しい見た目をしていた。
陶器の肌に宝石の瞳とブローチ。>>29
愛されるために創られた、そんな少年。
挨拶をされれば少年の目線に合わせて屈んで話す。>>33]
はじめまして、小さなお客様!
いえいえ!私は「ニンゲンサマ」ではありません。
ただ、レオーネくんとお呼びください。
アナタはなんなのか、私のなんなのか。
「お客様」とも「来園者様」とも呼べますが……。
おそらくそういう意味ではありませんよね。
むむむ、これは困りましたなぁ……。
[時折やって来る記憶や名前を失ったお客様。
その存在意義を見つける手助けをするのも案内人の務め]
[ひとまず名前がなくては困るだろう、と。
少年の宝石の瞳を見つめ──……]
私、宝石に詳しくはありませんが美しい瞳ですね。
サファイアか、ラピスラズリか……。
そうです! 「ラピス」などいかがでしょう?
アナタの名前に「ラピス」を贈りましょう。
もちろん、他に気に入る名前ができれば変えてくれて構いません。
さあさあラピス様!ここは楽しい遊園地。
探し物が分からないなら自由に遊んでいいのですよ。
むしろ遊んでこそ遊園地!!
遊び方が分からないなら色んな方と話すのもいいでしょう。
みなさん魅力的な方々です。
話すだけでも楽しいと思いますよ。
[にこにこ笑ってラピスを見つめる]
ここでのラピス様の意義は遊ぶこと、楽しむこと。
そうして「なくした宝物」を見つけること。
意味などなくていいのです。
きっと探し物も遊んでいるうちに見つかりますよ。
持ち主と落とし物は惹かれ合う運命ですので。
この一時の夢の中。
ラピス様が幸せになれますように……。
[祈るように目を細めラピスを見つめ。
まだ何か分からない事があれば案内をしよう。*]
/*
ワンフレーズなら大丈夫、的な意見と
やっぱりアウトくせえって意見の両方がある!!!
やらかしたマン…
ぱっと思い浮かんだフレーズはたいていどこかの誰かの神曲だから気をつけねば…すみませぬ…この件でジャスラックから請求きたら払います国主様…
/*
創作などではよくあるフレーズというか、
創作中にワンフレーズ入り込むのは割と大目に見られることが多いようですが、検索第一位にはいりこんできちゃってるのでね…
うんとりあえず…おちついてやることやってくるマンするぞ…!
/*
レオーネちゃんと戯れて帰りたい(
もふればよかった。いや、まだチャンス、ある。帰る前に。
遊園地そっちのけでわしゃわしゃしたいけど我慢です、ローズさん。
皆様素敵ロールよ。むしろちょっと早く遊園地の中に入りすぎたかな。難しい。
しかし、次々やってくるお客さんにレオーネくんが対応するとなればなかなか大変では。とかなんとか。がんばれ、レオーネくん。
6人目、 薬理薬厄 マウス がやってきました。
薬理薬厄 マウスは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
── とある研究所の一室 ──
[研究室の片隅にある檻の中のねずみたちに呟き溜息一つ。
エサをやれば手の中でちゅーちゅー鳴いている。
この研究所の一室だけは俺の管轄だった。
だが、自由に行動できるのもこの部屋だけだった。
外に出れば大手製薬会社の跡取りとして勉強や習い事の数々が詰め込まれ、自由に遊ぶことすらできない日々。
優秀な父の血と頭脳を引き継ぐのが俺だけだから。
だから、俺は捕えられて日々跡取りとしての芸と毒を仕込まれる。
友達は……、檻の中のねずみだけ]
今日、俺の誕生日なのに誰も祝ってくれなかった……。
母さん、元気かな……。
[俺はかつて一緒に暮らしていた母の事を思い出し、
思い出を振り払うように頭を振った]
[……ふと、机の上の本をめくる。
『メディレアの子守唄』そう表紙に書かれた毒学研究書。>>5
過去に実在したと言われる魔女の毒の製法が書かれた本。
現代医療が進歩した今では古めかしいその本。
俺は時々その本を読んでいた。
母さんと引き離された時に大切なものは全て失った。
玩具も、友達も、子供らしい遊びも振る舞いも、全部。
その中には母さんに読んでもらった童話の本もある。
悪い魔女が色んな毒を作ってイジワルする話。
その童話の元ネタというか、
本人が研究したとされる毒薬の数々が載った本。
読めば少しだけ母と読んだ童話を思い出して、本を読む声や温もりを思い出せて気分が落ち着いた]
[俺は何度だってあの遊園地に行く。
だって失ってしまったものが多すぎるから。
もし、遊園地で大切なものを見つけても持って帰れないから。
大切なもの、見つかったらまた捨てられるから。
──だから一夜限りの夢を俺は何度も見に行くんだ。
夢の中だけにある、俺の秘密基地へ]
[男の子がどこに行くか迷ってそうなら俺からも一言]
遊園地初心者ならサーカスショーなんかいいかも?
座って見てるだけでなんだかんだ楽しいし。
前はフェアリーエリアでやってたよな?
[そうレオに確認を取りつつ。
俺は手元にスケボーを取り出し地面を蹴る。
現実じゃ取り上げられた遊びの一つ!]
んじゃ、俺は行くぜ。
お互いに夜明けまで遊びつくそうな!
[男の子に声をかけながら颯爽とスケボーでその場を去る。
呼び止められれば止まって少し話をしたかもしれないが]
── 門をくぐった先で見かけたお姉さん ──
[ご機嫌でスケボーを飛ばしていると前方に人影が。>>11
お姉さんが何やら途方に暮れている様子。
俺は常連ということもあり得意気に声をかける]
えっと……、おねーさん何処行くか迷ってる?
俺、ここの常連だからある程度オススメとか紹介できるけど。
まあレオほど詳しくはないけどさ。
あ、SFエリアのガンシューティングとか俺は好き。
エイリアンを銃で撃って倒してくヤツ。
SFって近未来の雰囲気出てて建物も見てて楽しいよ。
って……、
[そこまでうきうき話すが、思えば相手は初対面。
遊園地に来た高揚感で話し過ぎたかなと不安になり上目遣いでお姉さんの様子を見つつ]
……あ、俺はマウス・ホワイトって言います。
マウスって呼んでくれれば……。
[現代ではホワイト製薬と言えば大企業の一つ。
だが、ホワイトの姓はありふれているし、何より過去の人間には分からない情報の一つだろう。
──そう、俺がおねーさんが魔女だって知らないみたいに!**]
……あ、俺はマウス・ホワイトって言います。
マウスって呼んでくれれば……。
[現代ではホワイト製薬と言えば大企業の一つ。
だが、ホワイトの姓はありふれているし、何より過去の人間には分からない情報の一つだろう。
──そう、俺がおねーさんを魔女だって知らないみたいに!**]
孤髑 ジュベナイルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
"わあ…!かワいい…!"
"…今日から、✕✕✕の名前は…✕✕✕…!"
[思考回路の奥で火花が散って
夢幻のように消えていく]
らぴす…『ラピス』。ステキな、お名前でス。
ワカリマシタ、僕は、『ラピス』でス。
ありがトウございまス。レオーネ、サマ。
[名前を与えられた人形は嬉しそうに笑いました。
なんだか、なぜかはわからないけど、胸のあたりで
何か暖かなものを感じ取ったからでした。
遊ぶという言葉には、『ラピス』はすぐに心当たりがあるかのように理解を示します]
アソブ、あそぶ…遊ぶ、のは知っていまス。
ニンゲンサマは、遊ぶのがスキでした。
ニンゲンサマは、タノシイがすきデシタ。
話す、のも、知ってイマす。
ニンゲンサマは、オシャベリがすきでした。
ニンゲンサマの話を、聞くのがボクは好きデシタ。
人形ノぼくも、遊んでイインデスカ?
[そう訊ねる『ラピス』は少しワクワクとした表情をしていました]
孤髑 ジュベナイルは、 『ラピス』 ジュベナイル に肩書きを変更しました。
[遊ぶこと、楽しむことがここでの意義。>>36
探しもの…サガシモノは、まだ何かはわかりませんが、
何もかもポッカリと空いた穴のような空虚は、何かを見つけてほしいと言っているかのようでした。
フカフカのマスコットから渡された園内マップ>>3を開いてみれば、色とりどりにアトラクションが描かれていて、字の読めないただの人形にもなんだか楽しそうに見えました]
…ワカリました。ボクは、遊びまス。
遊んで、タノシイ、を探しまス。
…エッ、と…
[と、そこで。何が楽しいのだろう…と悩んでいると。
後ろの方から誰かがやってくる音がしました。
振り返れば、そこに立っているのは今度こそ『ニンゲンサマ』でした>>42]
ハジメマシテ、ニンゲンサマ。
ぼくは、『ラピス』でス。
レオーネサマに、名前をモラッタ、人形です。
[そう言ってニコリ。と笑うのは人形としての本能。
ニンゲンサマを楽しませるのは、人形としての使命。
それは、記憶媒体ごと存在意義を喪った今でも、CPUそのものにこびりついた…愛されていた頃の残滓。
ニンゲンサマに出会えた。だから嬉しい。
また、ニンゲンサマとお話できる機会を得られたから]
…マウス・ホワイト。カワイイお名前でス。
ケド、白ネズミ、ではないのですね。
フード、が、よくお似合いデス
[と、感想を述べました。…過去の持ち主に少女が多かったのかもしれない。人の名前を『カワイイ』としか表現できないあたり、相手の性別まで正確に区別できる知能は残念ながらないようです。
ラピスは思う限りの言葉でマウスさんを褒めました。
素敵なものは素敵というと、ラピスも嬉しいし、ニンゲンサマも喜ぶからです]
[そして、手元にある園内マップを見てくれたからか、
マウスさんはフェアリーエリアにあるサーカスショーを勧めてくださいました。
サーカス、サーカス。
初めて聴くような、そうじゃないような。
けれど、『ショー』というのはわかります。
『ラピス』はかつて、テレビで見たことがあるのです。
人々が笑って見つめる『ショー』の数々を。]
アリガトウ、ございます。
フェアリー…エリ…ア…は、
……この、妖精さんの絵の描いてアルところ、デスネ
行って、ミヨウと、おもいます。
マウスさまハ、ドチラニ?
[とその手元を見るとそこには地面を滑る板のようなものが。どうやらあれが移動手段のようでした。スケボーについては『ラピス』の記憶にもありません。そういうものを使う人が持ち主だった経験がなかったからでした。
彼が颯爽とスケボーで去っていく中、まるで何かから解放されたかのようにスピードをあげていく彼に、片手を上げて手を振ります。追いつけないのもそうですが、楽しそうな様子でしたから、引き止めるのは気が引けて。]
ハイ。あそびマショウ。
ヨルがどこかにイッテシマウまで。
イッテラッシャイマセ、マウスさま。
マタ、あそんで下さイ。
イッテキマス。レオーネサマ。
マタ、タダイマと、かえってキマス。
[そう言って笑うと、
どこか恐る恐るといった様子で園の敷居をまたぎ…
明るく楽しい一夜の遊園地の世界へ。
『楽しい』『嬉しい』が詰まったワンナイトドリームランドへ**]
― 可愛らしい男の子>>44 ―
[パンフレット上の色々な文字に目移りし、やはり未知なる「えすえふ」というものに挑んでみるべきか、それともレオーネちゃん>>26を呼んでみようか、ついでに毛並み触らせてもらえないかしら、等と考えていた矢先のこと。
自分の周りでは見かけない服装の少年に声をかけられ、ふんわりと微笑む。]
あらあら、うふふ。それじゃ、おばあちゃまに教えてくださるかしら。
私は今日初めて遊園地にきたの、どれも素敵で目移りしちゃうのよ。
[レオーネちゃんとも仲が良いのかしら、と獅子のことをレオと呼ぶ少年ににこにこと。]
まぁ、えいりあん?銃で撃つの?
[あらまぁ、と興味深そうに相づちを打つ。
エイリアンといえば異国人、という意味だったか。銃で撃つとなると戦争ゲームみたいなものなのかしら。男の子は戦うの好きだものね。とズレがある思考に気づかず。]
近未来・・・・・・えすえふ、ってそういうものなのね、未来の世界、見てみたいわぁ。
[自分の未来が、いや自分がいなくなったあとの世界がどうなっているのか。
自分にしてみればこの遊園地でも十分未来的な要素があるが、得意げに語る少年の雰囲気からすると、きっとそれ以上のエリアがあるのだろう。
研究者として、ではないが、とても、とても興味がわいた。]
/*
こそ、こそ。遊園地の運営お疲れ様です!
少しご相談したいことがあり、秘話にて失礼いたします。
ご相談というか、私個人のわがままではあるのですが……。
・全体メモ内の自己紹介メモ
・進行中のactアンカー
上記の両方とも現在の村設定だとオフになっていますが、この2つのうちのいずれかをオン設定にしていただくことは可能でしょうか?
/*
というのも自分、メモ字数をオーバーさせてしまいがちな者で……。
何かしらのご連絡をメモで行った際に字数オーバーによってPCプロフィールを削る必要が出て、他の参加者さんにプロフィールをご確認いただく際に「メモ履歴参照で!」という形でお手数取らせてしまうことが多くなりそうなのが気掛かりで。
自己紹介メモは後からオフに変更されているため、おそらく村建て様側で何かしら思うところがあってオフにされたのかなとは考えているのですが、
actアンカーが可能であれば、PCプロフィールを記載したメモのアンカーを改めてメモに貼ることで、前のメモに書いたプロフィールを最新のメモから確認できるかなと考えたんですよね。
もし自己紹介メモ・進行中のactアンカーどちらもダメな場合は、なんとか頑張ります!
/*
やったー
マウスちゃんの中の方は、わざわざ第二希望にシフトしていただけたのかしら。やったー
過去の人というか、歴史上の人とふれあうというシチュ、良いよね。
魔女視点では未来の人とふれあうシチュだしね、うん、おいしい。
まだ全員揃ってないのに飛ばしすぎない方が良いのかな。どきどき。
/*
進行中のactアンカー、と書いたけれど、よく見たらプロローグ中もactアンカー表示されないんですね。なるほどなるほど。
村の設定が変更されました。
アクションアンカー: 進行中、地上で表示あり
全体メモ: あり(メモと自己紹介)
全体メモ項目数: 3
/*
ヘロウさん、あらためて入村ありがとうございます!
遊園地に来たらもっふもふしてさしあげます!
さて、ご要望あった
・全体メモ内の自己紹介メモ
・進行中のactアンカー
ですが、事情を聞いて両方使えるよう設定を変更しました!
全体メモの自己紹介メモはなぜ消したかと言うと。
「これ、使う人いるのかなぁ……?」
と、分からなくて消しただけなので復活しておきますね!
是非、活用して快適な村ライフを送ってください♪
/*
あああ、あんまりマウスとレオーネを同時刻のロル落としすぎるとすぐ中身透けちゃうにゃああああん!!!!!!(猫科の獣)
でもロル書くの楽しいから書いちゃうにゃあああん!!!
(レオーネビーーーーーーームッ!!!!!←)
/*
ご返答と設定変更、ありがとうございます!
自己紹介メモオフについてはそういうことだったんですね。復活感謝です……!
actアンカーオンも確認いたしました。こちらも必要時にぜひ活用いたしますね。
それでは改めて、引き続きよろしくお願いいたします(もふもふを楽しみにしつつ!)
あ、握手してくれませんか?
あと、パーカーにサインもくださいっ……!
[強制的にやっている勉強だが、研究自体は好きだ。
同じ薬の研究者として先人であるローズに握手とサインをおねだりする研究ミーハーがいた。**]
[伝説の魔女との対面に気を取られてしまったが。
ローズがスケボーに興味を示せばあせあせと説明する]
あっ、これ未来で流行ってる遊び道具で、
子どもの間で流行ってるんです。
移動も早いし、カッコイイし、慣れれば技とかも使えて。
こんな風に、よっ!ほって!!
[スケボーを巧みに操りその場で簡単な技を決めて見せたりして。
そうしてキラキラした笑顔でローズを見る。
憧れの魔女に褒めてもらいたい子供心だ。**]
[伝説の魔女との対面に気を取られてしまったが。
ローズがスケボーに興味を示せばあせあせと説明する]
あっ、これ未来で流行ってる遊び道具で、スケボーです。
子どもの間で流行ってるんです。
移動も早いし、カッコイイし、慣れれば技とかも使えて。
こんな風に、よっ!ほって!!
[スケボーを巧みに操りその場で簡単な技を決めて見せたりして。
そうしてキラキラした笑顔でローズを見る。
憧れの魔女に褒めてもらいたい子供心だ。**]
サイン、サイン?って、私の名前?
立派なお洋服なのに、こんなところに名前書いちゃって良いの?おばあちゃまの名前よ?
[すこし、狼狽えてしまう。書類に名前を書くことはあっても、服に名前を書くことは初めてだ。良いのかしら、と少し困ったように。]
すけぼー。って言うのね?未来にはかっこいい遊び道具があるのねぇ。
あらあら、まぁまぁ!かっこいいわ、マウスちゃん、素敵ね。
[彼がスケボーのトリックを決めれば>>61、感嘆して拍手を送る。
彼にとっては簡単な技だったのかも知れないが、魅せる技巧は彼女の心を掴む。
それに、楽しそうに技を決める彼の姿を見て、きっと未来は良いものなのだろうと思いを馳せる。]
それじゃ・・・マウスちゃん、良いもの見せてくれたから。
おばあちゃまも、恥ずかしいけど頑張っちゃおうかしら。
[腰のポーチから一粒、種を取り出して。右手の掌に乗せる。]
≪咲いて≫≪貴方の命を頂戴ね≫
[掌にのせられた種はみるみるうちに成長し、紫色の薔薇の花を咲かせて。薔薇の花を包むように、右手を握る。
次に右手を開けば、掌の上に紫色の小さな水球が浮かぶ。]
それじゃ、ここでいいかしら。
[彼に了解を得て、パーカーの上に右手人差し指でサインをするように指を滑らせれば。紫色がそれに追従してパーカーに文字を浮かばせる。]
うふふ、魔女のおまじない。気に入ってくれたかしら。
[いたずらっぽく笑って見せた。
紫の薔薇の花言葉は尊敬。若いのに学術を修めようとする彼への言葉**]
[しかし、ここに来たということは、
マウスサマも何かをなくしたということ…?と
『ラピス』は思考を回しました。
…が、一方でこの遊園地を全力で楽しんでいる様子を見ると、彼が本気でこの場所を楽しんでいることに気づいて、こちらもニコニコと笑顔になりました。
ニンゲンサマが幸せだと、人形と幸せになれる。
それが…あるべき姿で、心からの喜び]
面白そうなホウ。
それは、ステキデスね。
楽しいことは、ヨイコトデスから。
また、僕ともあそんでクダサイ。
…オッ、ト、とっ…これは…?
[投げられたものを不器用な手つきで受け取ると>>56
それが卵型の通信機だとわかりました。
もとの持ち主が使っていた記憶がかすかに残っているのか、それから遠くの声が聞こえてくる不思議な卵であるということくらいはわかりました]
アリガトウ、ございマス。
また、オハナシしましょう。マウスサマ。
また、あそんで、クダサイ
[そう言って手を振って、彼を見送ると試しにポチポチとボタンを押して、たまにもしもしと通信を送ったかもしれません。
また、時折ポケットの中で自然と押されたスイッチから、『ラピス』がどのような様子で遊園地を回っているのか、音声が流れてくるかもしれない。
そんなこんなで笑顔で別れ、『ラピス』は
サーカスショーの方を目指して歩き出しました。
ニンゲンサマが楽しい場所。
今のぼくの存在意義は、ココを楽しむこと、ダカラ。
タノシイとはなにか、
この胸にポッカリと空いた穴の正体を探して**]
《華やかであれ、煌びやかであれ、
此処では麗しき衣が絶対の価値。
地を這う下層の者であれど己が美を着飾れ、
我らを束ねる王はこの国が誇る至高の光!》
《着飾れ、着飾れ、飾るは人間の尊厳証明。
人の束ねた叡智と弛まぬ研鑽こそ命の証。
着飾れ、着飾れ、飾ることこそ文明の黎明。
化生魔獣、鋼の機工、妖魔に等しき妖精然り、
地を這う異形らも辿り着くは美なる人の形!》
[ヘロンは己の足元を見下ろす。
――頸椎の
その首の関節自体の変化は視認できない。
ヘロンの視覚は確かな距離感を掴み、夜を彩る電飾に照らされる地面の硬さを察する。
――その器官が虹彩あるやわらかな双眼でなく、
どこか箱庭のサンルームめいた外装越しに
光を知覚するカメラアイだとも自覚しない。
地面の硬さは、ベルト付きの黒いレザーブーツ越しにも知れる。
黒いレザーのスキニーは、何故か緩んでいるように見えたが……。
――だってレザーのボトムスが覆い隠すその両脚は
人間のそれより遥かに細くなっているのだから。
それこそ、鷺の脚のように!]
………………あ゛??
あー。あーあー。マイクテスト。マイクテスト。
♪ー。♪ー。♫♫♫♫♬♬♬♬♬♬♬♬。
[その場に低く放たれるのは、(おそらく)誰の耳にも明らかに機械のものと判る合成音声。もちろん、
その声のトーンが性別のイメージをはっきりさせないものであることは、生来の声色と変わらなかったが……]
おい、まさか……
[ヘロンは己の眼前に両手を掲げ、その状態を確認した。
あのチケットを手にしているエンジニアのグローブは何故か3本指になっており、グローブ越しに確かめる手指の感触も確かに3本。
そしてグローブに覆われきれていないその腕は、元の腕より細く、硬質の白銀色に電飾の鮮やかな光を反射している。]
はは。成程なあ、
これは確かに楽しい夢の世界だ!
王城の頂点に立つ美麗なる“人間サマ”が
“地を這わ”され王城から蔑まされる
[人間から機械へ――「ヘロンの常識の範囲での」その例が頭の中に全く浮かばなかった訳では無かったが、まあそれとも違うのだろうとなんとはなしに覚りながら。
哄笑するこの合成音にも挙動にも、皮肉こそあれ嫌悪や恐怖の色はない。
寧ろ心からこの状況を楽しんでいる、そんな笑い方だ。]
[――はい、そろそろこのグダグダした挙動不審なお客様をなんとかしてください!!
というクレームが遊園地側に入った訳ではないだろうが(おそらく)、そのライオン>>1がヘロンの眼前に現れたのは、丁度こんな時だった。]
うん? ……ああ。
やはりここがネバーナイトランド、でいいんだな。
初めまして。よろしく、レオーネくん。
[声を掛けられたその瞬間こそヘロンはきょとりとしていたが、「人語を喋るライオン」を目の当たりにしても大して驚いた様子もなく、慣れた調子で相対する。
後にレオーネの背に白と黒の翼が現れ羽ばたきを見せた時ですら、「おおー」と歓心しながらもあまり驚いた風でなかったのだが……。
実はこの反応、「パンパス・コートにおける一般の人間」であればやや珍しいほうなのだが、この辺りの説明は機会次第で。]
(待て。万が一王城の連中がいたらどうする?
この場所のことが王城に知れたら?
このナリじゃ誰も私だと思わないだろうし
服は同じなんだが……
声も完全にメカだし……
いや……それでも流石の流石に
偽名で通すくらいはした方が安全か……
思いっきり私の服だし……)
ヘロ……
ロ…… ロ ………
ヘロー!!!!
[ヘロンさんは咄嗟の偽名を名乗るのがとても下手だったようです]
私はヘローだ! 以降お見知りおきを!
それじゃあ早速ショッピングから行ってくる!!
[こうして話に聞いたショッピングエリアを目指しに正門を潜っていくヘロン自身はこの時気づいていなかったが、その頭部にはおぼろげな
なのでこの「ヘロー」という雑な偽名も、偶然ではあったが、あながち的外れな偽名でもなかったのかもしれない。**]
── 正門・ラピス様とマウス様との会話 ──
[困らせてしまったと何度も謝るラピス様。>>46
ああ、なんと優しいお方でしょう。
そんなアナタへ贈るラピスという名前。
贈れば喜んでくれる様子にこちらも微笑む。>>48
どうか、アナタの本当の名前が、記憶が、>>47
戻る日が来るといいと私、思いました]
喜んでくれて私も嬉しいです、蒼い瞳の素敵なラピス様。
ふふっ、人形も遊んでいいのです!
それこそがこの遊園地の存在意義!
どうかラピス様に素敵な思い出ができますように。
なくした宝物を見つけられますように。
[心からラピスの幸せを願いそう口にする]
[ラピス様と話をしていると聞こえる親し気な声。>>42
すっかり遊園地の常連になったマウス様だ。
毛皮をもふもふされながら>>55、挨拶を交わす]
またお会いしましたね、マウス様。
ふふっ、相変わらず元気なお方だ。
存分に遊園地を遊びつくしてくださいませ。
[話しつつも、ラピスとマウスの会話を見守る。
途中、「クール」の意味を知らないラピスにこっそりこそこそ、意味を教えてあげたり。>>66
そうしていると二人は仲良くなれた様子。
通信機を交換する様子を微笑ましく見守りつつ]
それではお二人とも、いってらっしゃいませ。
どうぞ夜が明けるまで楽しんできてくださいね。
[そう微笑みながら遊園地を歩き出す二人を見送った。**]
── ヘロー様との会話 ──
[正門の前になにやら一人で愉快な様子のお客様。>>74
とっても楽しそうですね、私も嬉しいです。
クレームなんて入ってませんからご安心を!>>75]
はい、ここが正真正銘の夢の中の遊園地。
ネバーナイトランドでございます。
私はここの案内人、どうぞよろしくお願いします。
[挨拶を交わしながら、私の姿に慣れた様子のお客様。
翼を出した時なども歓声をくださる。
もしや、ライオンがお好きな方なのでは!?
そう思えばサービスに毛皮をもふもふする権利をあげよう。
機械の体に寄り添いもふもふしてさしあげた]
[説明をしながら、理解の早いお客様に関心する。
とっても頭の良い方なんだなぁ。>>76
楽しんでくれる様子ににっこり笑いつつ]
ふふっ、夢見る力は偉大です。
この遊園地の根源でもありますからね。
では、楽しんできてください。
[お客様を見送ろうとして、立ち止まる姿。
どうやら自己紹介をしてくれるらしい。
どんな素敵なお名前なのでしょう?
何やら口ごもっていらっしゃいますが。>>77
気になります、わくわく!!]
[そうしてヘローと高らかに宣言するアナタ。>>78
一瞬
それが名前だと知るとにこにこ微笑みます]
なるほど、素敵なお名前ですねヘロー様!
それではいってらっしゃいませ。
ショッピングエリアでは様々なカチューシャがありますよ!
中でも人気はレオーネくんカチューシャです!
被れば誰でも夢の案内人気分を味わえる!
機会があればお買い求めください。
それでは、いってらっしゃいませ。
[去り行くヘローの頭上に輝く
綺麗ですねぇとほのぼの見守った。**]
『…やあ坊っちゃん!風船はいかがかな?』
え…エ、ア
[…そう悩んでいると、ふと声をかけてきたのは
たくさんの風船を持ったピエロロボさんでした。
種族としては…アンドロイドか人間かという観点でいえば、同族であるはずの彼でしたが、そのニッコリとしたメイクの更に下に見える優しい慈愛の微笑みに、少年はキョトンとして風船とピエロを見比べました]
え、と…
『暗い顔をおしなさんな!
この遊園地では、嫌な気持ちなんて
おいていってしまえばいいのだよ!
さ、これをお持ちなされ、どうか楽しんで!!!』
[とさらに2つ3つ。片手に3つの風船を浮かべた少年は、
ありがとうございマス、と言いつつ風船を見上げて
これをどうしようと悩んでおりました。
自分一人だと、数が多いし浮いてしまいそうな感覚がするものだから]
………。
…あ、あの…ニンゲンサマ、ニンゲンサマ…
…誰か、誰か…
[おろ…おろ…と『ラピス』は風船片手にみちをさまよいます。
ニンゲンサマに喜んでほしいのが本能。
けど楽しいと思うことを探すのも大切。
どうすればいいのか、どうすれば〜タノシイ〜なのかを迷い、少年は彷徨います。
目指すのは 妖精たちが飛ぶフェアリーエリアの
愉快な愉快なサーカスショー**]
7人目、 蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ がやってきました。
蝴蝶兰 ユラ・サブリィテは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[もしかしたら、これまでも何度か訪れたことのある“場所”なのかもしれない。
そこに行けば、失くした大切なものが見つかるという“夢”。]
――路地――
[“人”は泣くと、心が洗われると言います。
だとするなら、この鈍色の空は何が悲しくて、こんなにも泣き続けているのでしょうか。
何日も降り続いている細かい雨は世界を灰色に変えて、地面を湿っぽい冷ややかさで覆っています。
何もかもを濡らすまで、止むことは無いのかもしれない――――そんな感傷を胸に私は傘をさしていました。]
――…大丈夫、ですか?
[控えめに声をかけた相手は、目の前で血を流して倒れている体格の良い男性。
既に事切れていると予想はしつつも念のため、でした。
この辺りは治安が悪いので争いごとも絶えず、こういう事態も少なくありません。
状況を見るに、その筋の者同士のいざこざがあったのでしょう。
首に触れると、彼には未だ温もりがありました。]
貴方はもっと、生きていたかったですか?
[返事は来ないとわかっていて、私は問いかけます。
おそらく、この殺人事件は公になることなく、男性はすぐに組織によって掃除される筈です。
であるのなら―――― ]
***
[私が人間ではないと気付いたのはいくつの時、だったでしょうか。
それまでは、村の中でも唯一爵位のあるサブリィテ家で皆に守られて、自分を人間だと疑わずに過ごしていました。
だから当然、仲の良い人間の友達も居ましたし、このままずっと平和に過ごしていける者だと信じていました。
お父様もお母様も、いずれは話すつもりだったのでしょうが、現実の私達にはそんな時間はありませんでした。
村で広まった“人狼騒動”と人間たちの狂気、疑心暗鬼の殺し合い。
人間を食べないと生きてはいけない存在なのだと知ったのは全ての終焉と同時だったのです。]
[───貴女は逃げて…、生きるのですよ
お母様は言いました。
大勢の村人達に取り囲まれた屋敷で、両親は隠し通路から私を外に逃がしました。
村からの脱出を手引きしてくれたのは下男であり、それまでずっと共に過ごしてきた“人間”の男の子。
───生きろよ、俺、お前に喰われてやるから…
あと少しのところで、村人に見つかり応戦した彼が私に言いました。
複数の大人を相手に大怪我をしているのに、血を流しながら笑って。
私に、自分を食べて生きろだなんて。]
***
[大通りに出ると広場の前、雨の中だというのに、物売りの人間たちが沢山居ました。
その合間を縫って先へと歩く私に、不意に何かのチケットを差し出されます。
『良かったら、どうぞ。』
そんな明るい声が聞こえた気がしました。
私は無視することも煩わしかったので、無言でそれを受け取り帰路につきます。
そう、そのチケットが『ネバーナイトランド』への招待状だと気付いたのは家に着いてからでした。]*
……あ、俺、本当は勉強ばっかでやだなーって。
そう思ってたけど。
魔女さんに褒められるなら勉強も悪くないなって!
初めてそう思えました! へへっ。
童話の内容はー……、うん。
ちょっと脚色入ってて、
本物のローズさんと違うかも?
あ、わわっ……、ありがとうございますっ!
[握手を頼めば両手で包み込んでくれる手。
なんだか温かくて、そう言えばこんな風に人と触れ合ったのっていつぶりだろうって思うと目が潤むけど、ぐっと堪える]
わああ……!!
[ただの種があっと言う間に成長して薔薇になる!
しかも薔薇は右手で包めば紫の水球に!
初めて見る魔法に俺は目を輝かせて魅入る]
これが、魔法……?
すごいすごい! 魔法でサインがもらえるなんて!
[はしゃいでいる間にパーカーに紫の薔薇のサイン!
あいにく俺は花言葉に疎い。
だから、紫の薔薇の花言葉は知らないけど]
ありがとう、優しい魔女さん!
[魔女のおまじない。
いたずらっぽく笑うローズに尊敬を込めて頷く]
[サイン入りパーカーを満足げに眺めて翻しつつ。
俺はうきうきとローズのお礼のガイドを始める]
じゃあ、今度は俺がお礼にガイドしてあげる!
SFエリアに遊びに行こう!
ガンシューティングもいいけど……、
ローズさんは激しめのより穏やかなのがいいかな?
んー……、『宇宙船777の旅』とか乗る?
宇宙船に乗って宇宙を旅するアトラクション!
俺が前来た時はあったけど、今もあるかなー?
まあ、行ってみれば分かるよね!
[そう言って、駆けだしたい気持ちもあるけど。
ローズの歩幅に合わせてSFエリアに歩いてく]
── SFエリア ──
[俺はローズを連れてSFエリアにやって来た。
建物は近未来の銀色に輝く金属や煌めくネオン。
スタッフも実際にロボットが働いてたりして本格的だ。
どこからか知らない来園者が、
SFエリア限定の空飛ぶバイクで空を飛んでく。
俺はというと、目当てのアトラクション『宇宙船の旅777』を見つけて大喜び!
ローズに指さし笑顔を見せる]
あったあった!あのアトラクションだよ。
宇宙船に乗って旅をするんだ。
基本、座ってるだけで外の宇宙を眺めるだけだけど銀河の創り込みがすごいんだ。
[目の前の建物は近未来の宇宙ステーション風の造り]
あっ、ちょっと隕石にぶつかりかけて揺れる演出もあるけど。
そういうビックリ系、大丈夫?
俺的にはなるべく優しいの選んだんだけど……。
[アトラクションの説明をしつつ、ローズを見つめる。
宇宙船を気に入ってくれたならそれに乗ろうと思いながら、
ローズが他に興味のあるものを見つけたらそれにしようと思いつつ。
俺は俺なりにガイド役をしようと意気込んでいる。**]
8人目、 彩歌散花 ラナ がやってきました。
彩歌散花 ラナは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[
初めての気持ちだった。
いつまでも続いて欲しいと思った。
何にも代えられないような
夢のような時間。
いつか終わってしまう、そんな時間。
だから私は、
桜舞散る季節に
の
木
の
下
で
]
ずっと、好きでした。私と付き合ってください!
[あなたに恋を伝える。]
[画面の中の私が動く。
初恋を、意中の相手に、伝える為に。
緊張していることを表すかのように、手は震えていて。
しかしながら、確かに伝えようと声は意思を持っていた。]
恋、かぁ…
[恋ってなんだろうと疑問に思う。
お父さんとお母さんもしていた恋。
甘酸っぱくて、幸せで、狂ってしまうようなもの。
きっと、そんなものだろうと仮説を立てて、考えている最中、
画面の中で恋をした二人は近づいていく。
もう少しで唇が触れ合うか、という場面。]
まあ、関係ないか
[ポチッ。
テレビの電源を切った。]
[月咲 ラナは今話題の若き女優である。
モデルとして活動中に、とある恋愛ドラマに出演したことで人気に火がつき、国内ではそれなりに知名度誇る女優となった。
まだまだ新人ではあるものの主役としての役回りも何度か経験しており、今期待の新人女優。
――それが今の私だった。
といっても、未だに私自身信じられていない。
夢を叶える為にスカウトを受けて、気がついたらモデルの仕事をしていて、ステップアップのように演技の仕事を受けた。
それでお仕事を貰えるのは嬉しいけれど、心の何処かで何か足りない日々だった。]
――遊園地『ネバーナイトランド』の門前にて――
[ここには私が失くしたものが沢山ありますが、そのひとつは安全、かもしれません。
穏やかで居られて、安心して眠れる場所。
せっかくの夢の中で眠っていたら、勿体ないでしょうか。
夜を明るく照らす、眩く煌びやかな遊園地に目を細めます。
そして、当然のように目の前に現れるライオンに私が驚くことがない不思議。>>1]
わかりました。レオーネくんですね。
[夢だから、なのか。
以前も来たことがあるからなのか。
私は静かな笑みを浮かべます。
もしかしたら、夢の常連さんのような人も居たかもしれません。>>41
ですが私は、夢の中の不思議に思案を巡らせるようなことはしないようにしていました。
だって、“夢”なのですから。
調べましたら、夢だとわかっている夢は明晰夢と言うらしいです。]
[何処に居ても、何処にも居場所はなくて。
存在を気づかれたら、お仕舞い。
行く場所もなく、孤独の置き場もない私だから。
例えば、私は、年の取り方?成長?も人間達とは違って、ゆっくりみたいだから、ひとつの土地に居たら怪しまれてしまいます。
また、私の居る世界にも魔法という言葉はありますが、それらは忌み嫌われていて、魔女だとされた人を処刑するといった行いが各地で確認されたらしいですから、私もそのように判断されてしまいかねませんでした。
自分自身が何者かも何も。知らなかった時の穏やかさなんて、現実ではもう味わうことは無いとわかっているから。
ほら、レオーネくんが星屑の毛皮を纏い、羽ばたく姿は夢そのものだもの。>>2
飲食や施設料が無料も。]
日によって、変わってるのですね。
[パンフレットを受け取りながら、私は感心します。
レオーネくんは閉園の時間になったら、現実に帰るため、ここに戻ってくるように言っていました。>>3]
戻らなかったら――――ううん、何でもないです。
[戻らなかったら、帰ることが出来なくなるのでしょうか。
そんな疑問は口にはしませんでした。]
………ありがとう。
[失くした大切なものが見つかると告げるレオーネくんにお礼をすると、私は送り出されるままに正門をくぐったのでした。>>4]**
9人目、 退魔士 憶之ヰ 隠 がやってきました。
退魔士 憶之ヰ 隠は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─寮の自室─
[それはまだ、眠りにつくよりも幾刻か前。
まだ見習いでもある退魔士は机に座りノートを広げた。
夏に入るより少し前、学生にはつきものの試験に向けて
勤勉らしく対策でも練ろうかと、そんな折。
誰ぞに貸していたノートの隙間から
見慣れぬ紙がはらりと落ちる。
季節外れの桜のような、その花弁を長い指先が摘み上げ
紙に書かれた文字を、傘に隠れた瞳がなぞった。]
これは夢の中の遊園地『ネバーナイトランド』への招待状…?
[ふうん、と言葉を漏らしつつ枕元に置いてみる。
しかしまだその身をベッドに横たえることはなく。
夢の遊園地へと訪れるのは、試験勉強を終えたあと、
もう少しだけ先になりそうだ──**]
鉄、って、金属の?
あんなに重たいものが空を飛ぶ時代が来るのねぇ。
ロボットさん、も凄いわね、会ってみたいわぁ。
[聞けば聞くほど未来的、というか、自分の世代じゃ考えられないことばかり。どうやって、どんな原理で、と時折研究者としての思考が混ざろうとするも、次から次へと知らないことが出てくる状況に、興味深く相づち打つのが精一杯。
それに、楽しそうに、がんばって説明しようとする彼の姿>>96を見て、一人で物思いに耽るのは失礼だし、何よりもったいない。
・・・脚色が入った自身の物語>>97は、少し気になったけれど。それでも、目の前の彼のはしゃぎっぷりを見れば、きっと変なことは書かれてない、と思いたい。多分。]
うふふ、たくさんお勉強頑張ってるマウスちゃん、偉いわ。
未来もきっと明るいわ。
[両手で彼の手を包み、愛おしく撫でるようにさする。
手を取ったときの彼の表情や、勉強に対する言葉から、もしかすると、と察することはあったかも知れないが。聞く必要も無いだろうと。]
あらあら、そんなに喜んでもらえるなんて。おばあちゃま、頑張った甲斐があったみたい。どういたしまして。
この魔法はね、研究にも役だったのけれど、見せると喜んでくれる人も多くてね、私も大好きな魔法なの。
[前の時代はもっと他の魔法もあったろうが、数少ない使える魔法>>99を見せた彼の表情を見れば。機械文明に淘汰される運命だとしても、魔法というのは素敵なものだと改めて実感する。]
そうねぇ、穏やかなものだとうれしいけれど、マウスちゃんは退屈じゃないかしら?
[せっかく来たのだから、せっかく一緒に居るのだから。
>>100彼も楽しめるものがいい。歩調を合わせてくれるに、道すがら、宇宙について聞いてみたりして。精一杯自分の持つ知識を伝えようとしてくれる姿にうれしくなったりして。]
― SFエリア ―
あらまぁ・・・・・・
[遊園地の門でも十分未来的なデザインだとは思っていたけれど。
石や木の温かみから、金属の流線を活かした洗練されたフォルムへと雰囲気が変われば。これが、えすえふ、と年甲斐もなく目を輝かせていただろう。
忙しなく見たことのないものに視線をうつし、時折、バイクが空を駆ければつられてその方向に視線を送ったりして。]
アレもロボット、あの人も、ロボット、さん?
[明らかに金属を露出しているのはロボットだろうが、肌に生気が感じられない不思議な人型を見かければ、彼に聞いてみたりして。ロボットやアンドロイドの説明を受けられただろうか。]
まぁ、宇宙の旅ができるの?
銀河、ってお星様が集まっているところよね、楽しみだわぁ。
びっくり系?演出・・・・・・ってことは本当に起きることじゃないってこと、よね?ならきっと大丈夫よ。
[彼がうれしそうに指をさせば>>101、つられてにこりと笑んで見せた。
本当の事故が起きたら怖いけれど、本当に宇宙に行くわけではないのだし。
しかし、目の前の建物の機械的なランプの明滅、アトラクションに乗り込むまでの暗闇のブリッジ、宇宙船のシート、ベルト装着のアナウンス等々。
臨場感あふれる演出に、本当に宇宙旅行に出かけるような高揚感に満たされて]
マウスちゃん、ドキドキするわね。
[なんて。アトラクションであることを半分くらい忘れてしまう。
もしかすると彼にとっては体験し慣れたものなのかも知れないけれど。
宇宙船がいよいよ出発し、窓の外の景色が流れていけば、小さく息を呑む。]
・・・・・・綺麗ね。地上からみるお星様とはまた違う。
夜の闇も、宇宙の作り出す色なのね・・・・・・
[昔には無かった常識に感心と、目の前の非日常の光景にぽつぽつと独りごちる。
もし、シートの手すりに彼が手を置いていたのなら、窓の外に無限大に広がる闇に、無意識に彼女の手が握ろうとしていたかも知れない**]
── 花のようなお客様と ──
[輝く門の前に立つアナタはまるでスターのよう。>>106
本当に現実でもスターとは知らないものの。
花のように華やかな雰囲気のお客様です]
はい、よろしくお願いします。お客様。
ふふっ、ここはすごいのですよー。
どうぞ夢の遊園地を夜明けまで楽しんでください。
[夢見るようにすごいというアナタへそう返して。
私はアナタを送り出す。
どうかどうか、アナタに素敵な思い出を、と。*]
── ご令嬢のように麗しいアナタと ──
[その方はご令嬢のような佇まいでありながら、どこか影をまとったお客様でした。>>107
確か、何度か遊園地にお迎えした事もあったやも。
アナタが覚えていないと言うのなら、私も何も言いませんがね。
パンフレットを手渡し夜明けに戻ってくるよう伝えれば。
どこか名残惜しげな様子>>110
ですので私、あえてはっきり申し上げましょう]
もし夜明けまでに戻ってこなければ私やスタッフ総出で探して現実にお返しいたします。
あくまでもここは夢の世界。
夢は、醒めてこその夢なのですから。
でも悲しまないで、会いたくなればまた会えます。
だってここは夢の世界。
どこにでもあって、どこにもない場所ですから。
[もふもふと、アナタに体を擦り寄せて癒しの手触りをプレゼント。
そうして、アナタを遊園地へとお送りしましょう。**]
[フェアリーエリアは、ファンタジーエリアの一角にある区画で、妖精をテーマにしているだけあり、豊かながらもやさしげな雰囲気の森が笑いかけ、草むらの影から愛らしい小人たちがこちらに手を振り、小さなホタルのような妖精が入場者を案内するかのように踊るようにその小さな羽を震わせ飛んでおりました。]
ヨウセイさん、妖精さン、ドウカおしえテください
サーカスショー、ハ、ドチラ、ですカ…?
[と、訪ねながら不安げに歩いていると、
宙を舞う妖精の一匹が風船を持たない手を引いて、
にこりとわらって手を引きます]
ワ、ワ…
[くるり、くるり。
妖精の奏でるメロディにあわせて踊ります。
ふわり、ふわり。手に握った風船たちも一緒に楽しそうに踊ります。
ステップをふみ、ワン、ツー、ターン。
妖精も風船も楽しそうに踊る様に『ラピス』も笑顔になりました]
[そして気がつけば
フェアリーエリアのダンスステージ。
ピエロや妖精が、不思議な奇術で舞踊る、幻想的にライトがあたりを照らす夢のようなショーの数々に、『ラピス』は宝石の瞳を輝かせました。
ゆらりゆらり、風船さんたちとともに眺めるサーカスショー
とても『タノシイ』。『ウレシイ』。
何となくそう思います。
けど、何かが、何かが足りない気がしました]
…✕✕✕が、ここに、イタ、ら
タノシンデ、いただけタでしょうカ…
[一人で眺めるサーカスショー。
楽しい、嬉しい、けど寂しい。
『ラピス』は未だ、この胸の穴の招待を知りません**]
***********
「ヘロン、ヘロン。
■■■はこの森に生きる民の末裔であって、
人間に飼われるイヌではないのよ。
いくら人間のあなたを認めてくれたからって、
断りもなしに身体に触れてはダメ」
そう、だったな。
魔獣たちは、人間の愛玩動物なんかじゃない。
……すまなかった、■■■。
***********
[レオーネの見た目も毛皮の感触も、ヘロンの機体のセンサーは確かに“生身の獣”のそれとして捉えていた。
仮に違う存在――例えば、機械とか――だったとしても、この時には気づかない。ヘロンは職業柄「
……ありがとう。
[レオーネの「マスコット」という役職を思えば、来園客にもふもふさせてくれたことへの礼は不要かもしれなかったが、一応小さく伝えておいた。]
[さて、見送られ際の此方からの名乗りに>>83>>84。
レオーネにきょとりとされた訳を察せられなかったため、一瞬「マズったか」と内心かなり焦っていたが……。
なんてことはなく「素敵なお名前」と微笑んでもらえたので、一先ずこの場は安堵していいとヘローには判断できた。]
カチューシャ、この遊園地にもやっぱりあるのか。
私はああいうのを被ったこと、なかったんだよな。
ぜひ色々試してみるよ、レオーネくん。
[まあ定番はマスコットキャラのカチューシャだよな!という考えもあったが、まずは現物を見てからということにして……。
こうしてヘロン改めヘローは、カチューシャより前に頭上に
[すぐに忘れた。
思考の裏側に追いやった、といった方が正しいだろう。]
まあまずは楽しんだもの勝ちだな!!
[こうしてシラサギめいた細身のヘッドパーツにレオーネくんカチューシャ(ライオン耳とふわふわたてがみ付き)を被り、さらにその上にホログラムの光輪も浮かばせた文字通り盛り過ぎ気味のメカが一機、大雑把な地図のパンフレットとチケットを手に。
古き良きアパートメントめいた建物の前のカチューシャ屋台から、石畳の道を歩き始めるのだった。
さて、これはわりとどうでもいい話だが――。
ヘロンの逮捕時に自害防止の目的で当局にバッサリ切り落とされた
まあ、元と異なる形とはいえ、来園してすぐに「
── SFエリア ──
[道すがら色んな話をした。>>113
俺は絶叫マシンも好きだけど、穏やかなのも好きなこと。
(お化け屋敷は嫌いだけど、恥ずかしいから今は内緒!)
未来にある機械技術の話や宇宙の話なんかも!
同い年の子供よりも詳しく話せた。
これも勉強漬けの成果かなってちょっと得意げに。
SFエリアに着くと楽しそうなローズに俺も嬉しくなる。>>114
やっぱり、一人もいいけど隣に誰かいてくれるともっと楽しい!]
うん、宇宙旅行が体験できるんだ。
月に行ったり、未知の惑星を横切ったり、流星群を眺めたり。
あっ!ビックリ系はちょっと揺れるだけだよ、本当に事故じゃないから安心して。あくまで演出だから!
[そんな事を話しながら、宇宙船アトラクションに二人で乗り込む。
乗り込むまでの演出も凝ってて何度乗ってもドキドキする]
あーーっ!流星群だっ!!
[俺は手を握られただけで真っ赤になった顔を見られないよう、大声で窓の外の流星群を指差してローズの視線を逸らそうとする。
いくらおばあちゃんとはいえ、見た目は綺麗なお姉さん。
ドキドキしてしまうのが年頃の男の子だ]
え、えーーーっと……なにお願いしよっかな。
健康祈願とかっ、学業成就とかっ……!!
ローズは何お願いするっ?
[あせあせしながら取り留めのない話題を探す。
そして、流れで俺はローズの願い事を聞いてみるんだ。*]
── 回想、夢で時々会う女の子の話 ──
[その子とは遊園地でたまに会うことがあった。>>108
大体の人は友達になっても1度きりの出会い。
夢の中なら仕方がないと思ってたけど、その子は違った。
何度か会ううちに自己紹介なんかもできたかな?
一緒にアトラクションなんかも乗ったりしてさ]
俺はマウス・ホワイトって言うんだ。
マウスって呼んでくれればいいよ。
そーいえば、君の名前はなんて言うの?
[同じ常連同士、きっとこの子も色んなものをなくして夢の中に遊びに来ているのだろうとは察せられる。
でも、女の子が話したがらないなら無理には聞かず。
ただ夢の中で一緒に遊んで、孤独な者同士で静かに寄り添った。
夢の中で出会った、俺の友達の一人。**]
/*
>>123
Q、レオーネの正体は機械ですか?
A、機械ではありません。
初めはある少年の夢から生まれた夢の中にだけ現れる少年のイマジナリーフレンドでした。つまり、夢の結晶。
少年が小さい頃は上手くイメージできず、子犬っぽいライオンだったりとあやふやな時期もありましたが想像力豊かな少年は大人になるにつれ今の星屑煌めく毛皮の美しいライオンを創りあげれたんですね。
少年の死後(老衰するまで長生きでした)も、少年の夢見る魂は夢の世界に生き続けて今もレオーネとの遊び場だった遊園地を残し続け、今では色んな人々のなくしものを拾い上げては落とし主に返すまで守ってあげる場所になったのです。
……というレオーネのロルを時間があれば書きます!たぶん!
10人目、 取材考証 マスト がやってきました。
取材考証 マストは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
あ〜〜〜
なるほど、最新ログまでいくと表示されちゃうのかこれ
消したいけど消すと発言欄が表示できない
うお〜どうしろというのじゃ
/*
という訳で14日村建てと思い込んで13日に入村DMが来た時に「ん……?!おお……!?設定練ってない……!」となったぽんこつ、こっとんと申します。
少人数でのんびり遊園地かと思っていたら、思っていた以上の大所帯に恐縮しきっきりですが楽しみたいと思います。
最近活字が読めない書けないと散々な状態ですが、恐らく自分に課してるハードルが高すぎる事に起因しているのでちょっとは肩の力をこう、な?抜いて書くんだよ。
だったら入村開始から1日半経って入ってないって?しゃらくせい。
/*
垂れ流し思い浮かんだ設定を書いて描写に役立てようコーナー@
マスト・レテのレテは
``レーテ(Lethe):
忘却の川。死者はこの川の水を飲むことで前世の記憶を忘れるとされています。``
から来ています。
どう設定と結び付けようかというのはなんと考えていません。あほう。
ご機嫌麗しゅう、幽玄の姫君。
何時いかなる時も損なわれぬ美しさを秘める貴女に
万感の想いを持って花束をお送りいたします。
[そんな文言を見て、咄嗟に手で顔を塞ぐ少女。
赤くなる耳が隠せていない所が愛おしい。
寄せられる使用人の怪訝そうな表情は努めてスルー。
一応断っておくけど、僕はこんな歯の浮くような台詞を言うような男の子ではないよ、一応ね?
これは言うなれば社交辞令。変わり映えのしない日々のちょっとしたエッセンスであり、断じてあの子の反応が見てみたいとかそういう悪戯心ではない。
茶化しているけど、嘘偽りない本音でもあるしね。
なので使用人さん、その射殺すような目を辞めて欲しい……。
ごほんと咳払いを一つすれば、事前に見繕っていた写真を何枚か彼女に手渡す。
なんて事のない、仕事の傍らに撮った息抜きの風景写真を彼女は興味津々の様子で手に取った。]
『───』
[紡がれる音、凡そ言語とは呼べぬそれを発しながら少女は手に持った写真を僕に見せながら笑みを零す。
彼女は、先天的に五感の一部が著しく弱い特殊体質と聞いた。
先祖返りによって色濃く出た魔法使いの血が、彼女の身体を拒絶しているそうだけど、詳しい事は僕には分からない。
ただ、その事で彼女は世界から不自由を強いられている筈なのに、不満どころかこうして浮かべる笑顔は心の底からの喜びで。
純真、というか。
僕にはないその輝きは、とても魅力的に映ってしまい。
思わずシャッターを切った時は流石に怒られたけど。
僕の代表作『存在』の主な被写体は彼女だ。
そして僕はこの作品を最後に、肖像写真家から風景写真家へと転向する事になる。
ニュースでは才能の持ち腐れだの、そのチャレンジ精神を称えたいだのと言いたい放題だったけどね。
単純な話でさ、ただ僕が肖像写真を撮れなくなっただけ。 ]
『───』
[紡がれる音、凡そ言語とは呼べぬそれを発しながら少女は手に持った写真を僕に見せながら笑みを零す。
彼女は、先天的に五感の一部が著しく弱い特殊体質と聞いた。
先祖返りによって色濃く出た魔法使いの血が、彼女の身体を拒絶しているそうだけど、詳しい事は僕には分からない。
ただ、その事で彼女は世界から不自由を強いられている筈なのに、不満どころかこうして浮かべる笑顔は心の底からの喜びで。
純真、というか。
僕にはないその輝きは、とても魅力的に映ってしまい。
思わずシャッターを切った時は流石に怒られたけど。
僕の代表作『存在』の主な被写体は彼女だ。
そして僕はこの作品を最後に、肖像写真家から風景写真家へと転向する事になる。
ニュースでは才能の持ち腐れだの、そのチャレンジ精神を称えたいだのと言いたい放題だったけどね。
単純な話でさ、ただ僕が肖像写真を撮れなくなっただけ。 ]
[写真を撮る事が好きだった。
レンズ越しに映る世界は、なんのてらいもなく真実を彩るから。
だけど、その真実に残虐な現実を突きつけられた時、僕は心の底から撮る事が好きだとは言えなくなった。
積み重ねた『存在』が反比例するように希薄になる。
撮り重なる"写真"は、いつしか机の上で溢れて零れた。
何も、何も為せていない。
キミが青空の下で見せる筈の笑顔も。
写真で見せた花畑へと共に向かう事も。
僕の声を聞き、キミの声が返される事も。
その夢を、摘まれる謂れがどこにあるんだ? ]
『考え直してください。
この方法は、誰も幸福にならない。』
[聞こえる専属医の言葉に悪態をつく。
ならば他にどうすれば良いというのか。
お前達の言うテクノロジーは、何の役にも立たなかった。
ほんの一握りでも可能性が残されているなら
僕は迷いなくそのカードを切る。
施術がダメなら魔術、魔術がダメなら──呪術でもなんでも。]
/*
やっぱり鳩環境だとズレるね
等間隔とか右寄せとか駆使すればいけるのかな?
星狩の機能もフルで使いこなしてみたいものだ…
/*
出会いについてをどうしようかで一生悩んでいる
写真家活動の一環で縁があった事にするか、マストもご子息にするか
でも坊ちゃんはホワイトがいるからやっぱり無しかなー
***********
――…エナガさん。
これまでの無礼を、どうか赦してください。
「あら、あら。急にどうしたの? ヘロン。」
私は今まで何も知りませんでした。
私たち王国の人間が、貴方たち先住の妖精たちに
一体、これまで、何をしてきたのか。
「……、……。バルシューンおとうさんから聞いたのね。
それなら、かつてあたしたち妖精が
王城に対し叛乱を起こした際に、あなたの祖先が
妖精の側に立ったことも聞いているでしょう?」
ですが、それでも、私は……
貴方たちを助け切れなかった者の子孫として
これまでの非道に対しての償いと共に、
貴方に敬意を以て接さなければならなかった。
「その気持ちは受け取るわ、ヘロン。
けれどもね、あたし、
幼いあなたから、同じ年ごろの友達みたいに
接してもらえたのが、とっても、嬉しかったのよ」
「だからこれからも、
あたしの友達でいてほしいの、ヘロン。
そして、どうか、そのままのあなたでいて」
***********
[ところで、「ほとんど」直感的に>>143、というのは。
頭の何処かで
――うん。
とても善い場所だな、ここは。
[ファンタジーエリアの一角にあるその区画>>117>>118に踏み込んだ際に、鋼の鷺のくちばしは自然にこう零していた。
優しげな森の下草の中に歩道が敷かれてあったから、草むらの陰で手を振る小人たちを靴底で踏みつける心配もない。]
ただ居るだけでも快いが――
[雰囲気滞在型のテーマパークを満喫するお客様の態で、踊るようにそばを行き交う小さな蛍火たちに対しても特に何の案内も求めず、ただ漫然と歩を進めるうちに。
(別に「案内役」モチーフのカチューシャを付けている身で案内を受けるのが恥ずかしかったとかそういう訳では決してない)
少し遠くから捉えられた光の波と音の振動に、ヘローの意識は引き寄せられた。]
[こうして気の向くままに訪れた、フェアリーエリアのダンスステージ。
そこでショーを披露する者たちは機械仕掛けか魔術仕掛けか、はたまた本物の妖精たちか。そのいずれであれ、観客のフロアに立つヘローは、そのサーカスの幻想の巧みさに
――ピエロや妖精の華やかな衣装ゆえに、という訳では無く。]
いいな。いい感じ。
こういう本当に楽しそうなステージ、
久々に観たよ。
[「やらされている見世物という訳でもなさそうだし」という(あくまで直感からの)感想こそ口にしなかったが、そう思えるだけの「心からの舞台」を体感した心地でヘローは小さく零す。]
[そんな「いい感じ」のステージのわりに、フロアのお客様の数は非常に少なく見えた(どころかこの時点でひとり>>120しか見えない)。
それ故に、自分以外の観客の存在もまた気になってしまうところで……。]
君、ひとりでここに来たのか?
[舞台と比べて暗めのフロアで、風船を手にステージを眺める人型の客に、ショーを妨げない程度に声をかける。
ステージの眩さと音量に気を取られていたこともあって、この時点ではまだ
こう声を掛けたヘロー自身もまた機械の躯体と声音でここにいる訳だが、その魂はあくまで人間のもの。
そしてここは夢の中。
何かの不思議が働いて、ヘローの「
11人目、 高校生 三ノ宮 暉 がやってきました。
高校生 三ノ宮 暉は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―――放課後・教室―――
[夕焼けが教室の中を赤く染めている。
窓を背に暉と対峙する少女の表情は、逆光になってはっきりとは見えなかった。]
「三ノ宮くんは優しいけど ――― それだけだよね」
[こんな風に告げられるのは、もう何度目だろうか。
お試しでいいから、友達からでいいから、付き合って欲しいと言われることはままあった。
初めのころは訳も分からず「どこへ?」などと問えば、やだ天然、なんて花開くように笑っていた女の子が、暗い顔をして交際の終了を告げることもまた同じ数だけ暉の身に訪れる。
じゃあね、とそのままスカートを翻して去っていく少女の姿を黙って見送ってから、三ノ宮 暉は肩を竦めた。]
/*
や やっと落ち着いて独り言落とせるターン!!
再演のため事実上ID公開状態のさかのかです。元村NPCではあるんですが……再演ソロがぼくひとりだけなので……普通に誰にでも中身バレるやつです……
こんな者ですが、よろしくお願いいたします。
★伏字の中身
>>13夜の女王
>>16マーチェンド ※元村PC
>>122パップ
これから来られる方でマーチェンドチップやその他アリア組チップを使われる方もいらっしゃるかもしれないので、被りを気にしなくてもいいようにひとまず伏字にした、という次第でした。
(パップはチップ名そのままじゃないんですが「パピー」由来で、語としてもかなり似ているので、念の為にマーチェンド同様伏字にしています)
[ああまたかと思うことはあっても彼の心が痛まなかったのは、別に慣れているからというわけではないし、暉が人でなしだというわけでもない。
或る時から、まるで何者かに盗られてしまったのかのように、様々なことに心が動かなくなってしまっている。
人にそれを悟られぬように笑みを浮かべてやり過ごすうちに、その笑顔の仮面を自分でも外すことができなくなってしまったのだ。
感情を失った、そのきっかけを暉ははっきりとは思い出せない。
ただ神隠しに遭った、と家族に言われ、家業 ――― 三ノ宮家は代々続く高名な退魔士の家系である ――― より厳しく修行するように仕向けられた。
ただそれを当たり前のように過ごしていただけで、疑問に思う気持ちも沸いては来ずにここまで来てしまったのだ。]
[席に座ると、帰り支度をするために机の中を整理し始めた。
ふと触れた紙の手触りに覚えがなくて、引っ張り出して眺めれば、夕日に染まった紙に印字された文字は『夜の遊園地「ネバーナイトランド」招待状』。
そういえば先ほど別れたばかりの彼女が、友達から聞いたのだと噂話を聞かせてくれたっけ。
そこへ行けば、なくしたものが見つかるのだという、不思議な幻の遊園地。
その時は「そうなんだ、興味深いね」と応えたものの、それが夢魔の仕業ではないかと家業柄の興味しかひかれなかった。実際に手にした感じ… 全く嫌なものは感じない。
裏に書いてあるように、枕元に置いておけばそれだけでよいらしい。物は試し、と、暉はその招待状を学生服の胸ポケットへしまった。早速今晩にも試してみるつもりである。]*
こんニチハ。ニンゲンサマ。
僕は『ラピス』でス。
[ニコと笑ってお返事をするのは人形としての本能から。
それに加えて、陶器の肌がいつもより柔和に笑っているように見えるのは、もしかしたら、このサーカスショーに当てられて、楽しんでいるからかもしれません]
ぼくは気がついたラ、この遊園地の入り口にいましタ。ソシテ、気がついたら…独りで、ナニモ覚えていないことを思い出しまシタ。
ケレド、ナニモないと、ニンゲンサマのお役に立てません。
ここでハ、『楽しむ』ことが、ボクの意義と聞きマシタ。
だから…ナニガひつようなのか、ヲ、さがして、
ヨウセイさんのショーを、みています
[と、現状の説明をしたでしょう。
そんな不格好な説明に妖精たちはクスクスと笑い、
彼の持つ風船の周りをひらひらと舞いました。
風船はふわふわと浮力を増し、ほんの少しだけ、身体が浮いてしまいそう。この風船は、楽しいの証]
しょーはすてきです。
しょーはタノシイです。
ニンゲンサマ。ニンゲンサマハ、タノシイですか?
ニンゲンサマのタノシイを助ける。をボクハしたいです
…ソレ以外、覚えてイナイのです。
たくさんの
眠る夢しか見たことがなかった、カラ。
ワカラナイカラ。
ダカラ、ニンゲンサマ。
どうぞタノシンデ欲しいです。
良かっタラ、こちらをドウゾ。
[と、体が浮かび上がりそうな風船を一つ、その”ニンゲンサマ"に差し出すでしょう。
受け取ると、ふわりふわりと体が舞う妖精がいたずらで作った神秘の風船。少年機の体はもうすでにふよよとうかびつつあるのは.彼自身は気づかぬ話*]
何処にでもあって、何処にもない場所…
[園内の入り、各エリアへの分岐点であるエントランスのベンチに座り、私はパンフレットをぼんやりと眺めます。
きっと、レオーネくんは何もかもご存じなのでしょう。
それはこれが、私の夢だから。
けれど、たぶん。この場所は――――私の夢、だけではないのかもしれません。
私は普段は頭の中の砂漠で埋もれ、現実では思い出すこともない過去の“夢”のかけらを掬います。]
名前、聞かれるなんて思わなかった。
[そんな私に、マウスくんはどんな反応を見せたのでしょうか。
それまでに、一緒に遊園地を回ったりして過ごしたりもしていて。
きっと観覧車に乗った時なんかは、君の話を耳に景色を見ながら、ウトウトしてしまったこともあった筈。]
――人狼って知ってる?
[夢のどこかで、私が人間ではないことも、話したことがあったかもしれません。
良く思われることは無いのに、わかっているのに。
それは覚めれば消える夢だという心の隙間に入り込んだ油断。]
…あ、あのアトラクション、楽しそう!
[だから私はあの時、すぐに話を逸らすために、丁度目に入ったウォーターライドにマウスくんを誘いました。]*
それともお母さんだと間違えた?
[モフモフの背を撫でながら、私は話します。
人間ではない、もうひとつの私の姿は白狼ですから。
けれど全部が白いのではなく、靴下みたいに両手両足の先が黒いのが特徴。
瞳の色は赤くなることもありますが、通常は紫。]
君の言葉がわかればいいのに――――…とも言えません、ね
[私は眉根を下げます。
人間ではないのに人間の姿をして、人間の言葉を話して。
寧ろ、わからない方が良かったのかもしれないって思うことも沢山で。
駄目駄目、せっかく自由に過ごせる場所に来れたのに、こんな気持ちになってちゃ勿体ないです。]
きゃっ
[そんな時だったか、宇宙船が揺れる。
隕石回避のため少々船体が揺れます、ご注意ください
そんなアナウンスが流れてくる。少し遅い。
思わず手すりの上の手を少しだけ強めに握ってしまって 。それでようやく彼の手を無意識に握ってしまっていることに気がつくのだった**]
ご、ごめんなさいね、マウスちゃん。大丈夫だった?
[さっき呟いた言葉をもう一度口にするんだ]
……あのさ、俺のいる未来だとローズは毒の研究ばっかりしてる悪い魔女みたいに書かれてて……、俺、納得いかないんだ。
だって実際に会ったローズはこんなに優しい人なんだし。
きっと、毒だけじゃない色んな治療薬だって研究してたはず。
俺、それを知りたいんだ。
ええっと、つまり…………、ローズのこともっと知りたい。
薬もそうだけど、ローズが生きてた時代のことも!
[一度は離した手だったけど、おずおずと拒まれなければ手を握って宇宙船が再び地上に戻るまで、たくさん話をしたいって思ったんだ。*]
[ヘローは至って落ち着いた素振りで、幾らか思案気に鷺のくちばしを開く。
この態度は、「ニンゲンサマ」という呼称の、ヘローの出身地においての政治的な意味合い>>74故。
この呼称をここで聞くことがなければ、おそらくラピスの面前には限界オタクめいた内心の争乱を一人抱えて苦しみ悶える魔改造エンジニアが存在していただろうから、「ニンゲンサマ」の語がこの場で出てきたことはある意味幸いだったのかもしれない。妖精たちの余計な悪戯を招かなくて済んだという意味でも。]
ラピス。君の現状は、だいたいだが分かった。
そうだな。今は記憶の空白について思考するより
「遊園地のお客様」として「楽しむ」のが先だろう。
その中で、君に必要なものも自然と見つかるかもな。
[気が付いたらこの遊園地の入り口に居た……というのなら、相手も己と同じくあのチケットを手にここに来たのだろうと考えて。]
[ショーの感想になれば>>153、鷺の機体は口ぶりを少しだけ軽くして]
ああ。私も存分に楽しんでいるよ。
真に魔術的な手品、飛ぶが如き曲芸、
繊細な技巧にして色鮮やかな音楽。
演者たちも、心から楽しんでいるんだろうな。
[それからまた落ち着いた声のトーンに戻し、ラピスラズリの碧めいた瞳にカメラアイを合わせる。
差し出された風船の一つを、鳥の脚めいた三本指の手でグローブ越しに受け取って。]
素敵なお裾分けをありがとう、ラピス。
今の君はお客様側なんだから、別に助けるなんて……
と言ってしまうのは、君を困らせるだけかな。
[ラピスの僅かな浮遊を見落としてしまっていたこともあり、その風船に仕掛けられた妖精の神秘には気づけないまま。
こうして少年機共々互いに身体が風船によって浮かびつつある状態。互いの目線の高さが変わらないが故に、自分が少しずつ浮かびあがっているという自覚も薄れてしまうのである。]
君もたくさん、楽しんでくれ。
今観たショーに「タノシイ」を感じられる君なら、
他の出し物にもきっと「タノシイ」を得られる筈だ。
[譬え君がスクラップであっても、と小さく呟きながら。
こうして話を交わしながらフロアに立つ……もとい浮かびはじめるうちに、今回のサーカスの演目も全て終了する頃合いか。
そろそろ別の場所に行く頃合いかと考えたところで、ヘローは思い出したようにふと言い添える。]
それと、ラピス。
私のことを「ニンゲンサマ」と呼ぶ必要は無い……
というのがプログラム上難しいなら、そうだな。
今後、私のことは「ヘロー」とだけ呼んでくれ。
[「頼む。人間だとバラさないでくれ」という懇願めいた命令は、なんとなくこの夢の中では(誰にでもバレ得るという意味で)本当に意味のない口止めになりそうだったので、やめておいた。
それからヘローは、ダンスステージを後にしようとして――]
って、なんだこれは!?
[ヘローは本当に漸く、ここで自分の身体が結構な高さにまで浮いていることに気づいた。あんしんしてください。観覧車の存在意義を見失わせない程度の低空です。
こうして翼の無い鋼の鷺は、ほんとうに妙な形で空飛ぶ翼を得た鷺になってしまったとさ!**]
[真っ白な部屋の中。
揺れるカーテンに、ほんのり薬品の匂い。
約束はずっと叶わなくて、
いつかのピクニックは、指切り。
聞こえるのは、機械音。
ぴっ、ぴっ、ぴっ。
いつか途切れる、悲しい音。]
―――夜・自宅―――
自宅に戻り、古い日本家屋の玄関の戸をからりと開ける頃にはあたりはすっかり夜の帳が下りていた。
廊下ですれ違いざま、上の姉がいきなり暉の胸のあたりを指差し
「暉、あなた何を持っているの?」
と言い出した時には、さすがにドキリとした。
「いいものみたいね、大事にするといいわ」
続く言葉と姉の笑顔に、うん、と頷いて自室に入る。
◁体温と、ふわふわ▷
[ふれあいエリア。
それはもふもふ。らしい。]
うさぎとかはいるのかな
[ふれあい広場という言葉は聞いたことはあっても行ったことがなかった。
お友達はもふもふでかわいくくて動物の対応があったかくて癒されると、つまりもふもふだと。
そんなエリアがあるのなら行ってみたいなと思うのは自明の理というものでして。]
ありがとうございマス、
ニンゲンサマ。ヘローサマ。
「タノシイ」と、何かオモイダセル。
新たな発見デス。
ヘローサマも、ショーを楽しんでイテ
ボクは「うれしい」です
はい、ヘローサマ。
では、ヘローサマ…
ヘロー?と、呼ばせテいただきますね
…ナンダカ、「お友達」の、ようでス。
[心からのこのショーを楽しんでいる様子や、風船を受け取ってありがとうと言われたことが嬉しかったのか、ラピスは瑠璃色の瞳を大きく輝かせました。>>170
そして名前について指摘をされれば、呼び方を改め、名前だけで呼び合うことにも少し嬉しそうに微笑みました。>>171
「お友達」というワードには、自分で言っておきながらも何か嬉しくなる響きでした]
[さて、そうこうしているうちにサーカスショーは大団円を迎え、小さな花火とともにわあぁ!と盛り上がる音楽とパフォーマンスにこちらも目を輝かせて魅入るのでした。またおいでくださいと手を降ってくれるキャストや妖精さんを前に、たくさんたくさん拍手をして、]
スゴ、カッたです…!ビックリ、です…!
また、きたい、デス。見たいデス
[と存分に楽しんだということを、サーカス団の方々に伝えたことでしょう。
明るくなってきたステージを見て、ここでようやくヘローの姿がはっきりと見えるようになりました。]
ヘロー、は、随分と首の長イ…ヘローデスね
鳥サンのようデ、かっこいいデス
鳥さんと同じデ、飛べるのですネ。スゴイデス。
[と、その見た目にはじめて言及しました。
「ニンゲンサマ」という表現を避けた結果変な文法になってしまった気がしますが、バグの多いCPUにはそれがわかりません。ついでに何故か二人とも浮いている理由も分かりません。
空を飛べるヘローサマ、すごい!と思いながら両手足をパタパタさせて近づこうとします…そこで自分も飛んでいる事実に気づいたようです]
ワ、ワ。とんで、マス…!
ショー、みたいデス…!妖精さんノようです…!
[わたわたわたわた。ぱたぱた。
両手を泳がせてなんとか宙を舞う様子に、また小さな妖精たちは心から楽しそうにコロコロケラケラと笑って、こうやって飛ぶのよと小さな手で指を引いたり、体を動かしたりしてラピスとヘローに飛び方を教えてくれました。]
こう、…こう…
スゴイデス、ヘロー…!
マルデ、えほんの世界ノヨウです…!
[と、風船が2つある影響か、
飛ぶのに慣れるのが早かったか、飛んでいることに驚いているヘローの手を引いて、ふわりふわりとダンスステージから離れるように、フェアリーエリアから見える幻想的な空に飛んでみた感動は、ショーを見たときと同じか…それ以上に胸の穴の奥を温めてくれるようでした。そうして空を飛んでいる様子をヘローが見ていれば、陶器製の体が非常にしなやかに、まるで人間のように自由に動かせていることがわかるでしょう。もしかしたらそれはエンジニアである貴方には、かなり高度な技術でつくられた絡繰だとわかるでしょう
妖精の魔法は直に切れてゆっくりと地上に戻っていくと、いつもの笑顔ですがどこかより興奮したような様子で]
タノ、しいでス…!!!
ヘロー、ボクハ、もっと、たのしいヲ
シリタイ、デス…!
[と彼に言ったことでしょう。
それは次の目的地をどこにしようと迷ってるとも、次の場所に行ってみたいとの欲望にも見えることでしょう。もしヘローの行く先がわかっているのであれば、彼について行ってみることもあるかもしれません。断られれば当然そこで次の場所を探すでしょうが…
未知の場所への好奇心がその両目を輝かせていることにヘローは気づくことができることでしょう**]
[通信機には、拙い文章が流れる。感動を伝えるための文章はどこかダイレクトマーケティング気味だ]
マウスサマ。
こちらは フェアリーエリアデス。
しょーは とてもあかるくて にぎやかで
たのしかったです
ようせいさん たちが とんでいて
きれいで そらもとべたんです
とても わくわく します
これが タノシイ なのかもしれません
ヘロー という べつの おきゃくさんにも
であいました。
ぼくは もっとたのしいを シリタイデス
フェアリーエリアはたのしいだったのでオススメです**
―――夜・自室―――
[夜の鍛錬と夕食を終え、仕舞い湯で身体を清めた後。
期末テストに向けて英語の単語帳を一通り攫いおえると
敷かれた布団に正座で向き合った。
枕元には、例のチケットとスマホを几帳面に並べて置く。
夢であれ、なんであれ
遊園地というものに足を踏み入れるのは初めてだ。
幼いころは魔除けのためにまじないを施されていて 人付き合いと言えば家業の関係者ばかり。
神隠しの一件以降は修行修行に明け暮れて
学校以外で人の多いところへ連れて行ってもらったこともない。
高校になってからも繁華街などに出かけようとすれば何かしらの邪魔が入ることが多すぎた。
無事に行くことができてもトラブルに巻き込まれることがあったりして、結局、出掛けずに過ごすようになってしまったのだ。
[級友に、交際相手に。
誘われることはあっても、足を踏み入れたことのないこの場所を訪れるためのチケットだ。
しかも、この遊園地は、なくした大切なものが見つかるのだという。
――自分が、何をなくしているのかはっきりとはわからない。けれども。
せめて、それが何なのかを、知りたい。
祖父母も両親も、そして姉たちも隠す何かを求めてしまうのは家族の愛情を、信頼を、裏切るようなものであろうか。
意を決して灯りを消す。
布団の間に滑り込んで目を閉じれば、あっという間に眠りが訪れた]
[では、どこへ行ってみようか。とじっと目をこらえてマップを見る。
日々刻々と姿を変え種類を変えるというアトラクションたちは、地図という狭いキャンバスの中には収まり切れないらしい。
アドベンチャーエリア、ホラーエリア、ファンタジーエリア。
SFエリアにショッピングエリア、他にも、たくさん。
しかも、これらは無料だという。
さらには夜明けまでには自分のなくしたものも見つかると、この美しいライオンが言うので。
礼を言って別れると、今まで乗ったことがないと言っては級友たちに驚かれていた「ジェットコースター」というものを探してふらふらと遊園地の中を彷徨いだした。]*
[ザバーンと上がる水しぶきと疾走感!
俺は楽しそうに笑いながらユラを見て。]
ははっ、水しぶきスゲー!
楽しかったな、ユラ!
次はどこ行く?
[そう言いながら、俺は楽し気に駆けだしてく。
走り際にぽつり零す本音。
そうして夜の遊園地を駆けていくいつかの思い出。**]
俺、ユラが人狼でも……友達でいたい。
そりゃ、食われるかもって思うと怖いけど。
でも、人狼だって一人じゃ寂しいだろ?
なくしたものがいっぱいあるんだろ?
なら……俺と同じじゃん。
一人ぼっちは、寂しいもんな。
[いつもの元気な声とは違う、
寂し気な声で呟いて、ユラに笑いかけた。**]
12人目、 被験者 天海 祈 がやってきました。
被験者 天海 祈は、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[一人の少年が手を組み跪いている。
その姿は“この少年の生きる世界において”形骸化しつつある習慣、神に祈りを捧げる儀式によく似ている。
しかし未だあどけなさの残る翠眼が見上げる先には、神像はおろか荘厳な宗教的祭壇すらありはしない。
ただ、彼を大人達が管理する為の機器が無機質な白い天井に取り付けられているだけだった。]
『おはようございます、PN-44-176。スリープ状態を終了します。
現在の時刻は6時30分、研究区内の平均温度は摂氏21.5度に維持されています。
気圧、湿度共に安定を保っており、人体への影響は最小限です。
速やかに退室し、居住ブロックから左手に進み食堂へ向かってください。』
[突然流れ出した声に少年の──ここ最近は日課に近くなっている一時は中断された。
この場所で生きる者達に朝を告げるのは暖かな日差しではなく、AIの機械音声。
感情の模倣すら無い、ただ管理と指示を目的として機能しているだけのもの。
だから彼は最早何も言わない。自分が今何をしていたのかなど、語ることはない。
言葉少なく立ち上がる彼の細い首に嵌められた電子首輪には、今呼ばれたナンバーが表示されていた。]
『PN-44-176が本日意識を覚醒させたのは、
規定された起床時刻より62分38.5秒早いタイミングです。
本ユニットにより設定された起床時刻は、日次行動計画に加え、
生体リズムおよび脳波回復パターンに基づいて最適化されたものです。
特にPN-44-176は、神経系の安定維持のため、
一定の休眠時間を確保することが推奨されています。
自発的な早期覚醒が継続する場合、研究員への通知および
薬物調整プロトコルの再評価が実施される可能性があります。
──ご理解ください。』
[自動扉が開いた背後で、最後にそう告げられ音声は途切れた。]
[丁度左手、毎朝必ず前を通る隣の個室。プライバシー維持の為に他の被験者は勝手に立ち入れないシステムの扉。
今日は開け放たれたままで保たれ、忙しそうに白衣の大人達が出入りしている。
──とっくに知っていたことでも、いざ目にすると胸は重苦しく変わる。少年は肩を落とし目を伏せた。
顔も、本当の名前も、声も匂いも仕草も、よく知った相手がまた一人いなくなった。]
[山岳地帯に建てられた政府直下の研究施設。
秘匿された地下区域は地上からは伺い知れない程に広く、深い。
集められた者達は出身も身分もバラバラな若者ばかり。
“国の為に”“平和の為に”そう言い聞かされて使命を胸に連れてこられた過去を皆が持っているとしても──
発展した科学技術の代償に衰退した信仰や、“おとぎ話めいた噂”に縋ろうとする者が現れるのも当然のことだった。*]
── レオーネのおすすめエリア紹介! ──
[もしオススメのスポットを聞かれたなら。>>175
レオーネは紳士的に「もちろん全てオススメです!」
と、全施設を褒めるのだが。
もう一押し!オススメを聞かれればふぅむと厳選したエリアやアトラクションの紹介をするだろう]
定番でしたらショッピングモールがオススメです。
カチューシャの他にもぬいぐるみも素晴らしい!>>176
レオーネくんぬいぐるみの手触りは本物そのもの!
他にも、ふれあいエリアもございます。>>161
愛くるしいもふもふ動物たちから
現実ではありえない巨大わんこまで!>>178
全身もふもふにくるまれる新体験をアナタへ。
[遊園地の事を語るのが嬉しいのだろう。
聞かれなくても勝手に喋る時もある]
[他にも「マーメイドリバー」の美しさ。
遊園地にある水路をゴンドラで移動するもの。
パレード時に乗るとロマンチックな事。
それから最近追加されたオリエントエリア。
東方の国を題材とした個性の強いエリアで、
様々な民族衣装の貸し出しもあるという。
更に、絶叫マシンの新星!
「デラックス・イーグル」!!
乗れば鷹のように素早く急降下や急上昇、旋回し、まるで空を飛んで獲物を追っているかのようとは乗った者の感想らしい。
それから、それから──……]
遊園地の中心部にある庭園は「ロストガーデン」と言います。
ここが遊園地の始まりの場所。
私にとってとても思い出深い場所ですよ。
このエリア一帯は遊園地の喧騒を離れた静かな場所です。
遊び疲れた時の休憩場所としてもオススメです。
それに何より、この庭園。
よく誰かの大切ななくしものが落ちている場所でもあります。
だからこそ、ロストガーデンと名付けられました。
……と、長くなりましたがこんな所でしょうか。
他にもたくさん素敵な場所がございます。
どうか、引き続き遊園地をお楽しみくださいね。
[レオーネはにっこり笑い、来園者たちを見守る。**]
まぁ、お母様が•••
いいえ、マウスちゃん、救いたいところを救えるように、というのは大事なことなの。
お母様が救えたなら、お母様と一緒の症状の人は救えるもの。
[何もかもを救おうとすると潰れちゃうわ、と立派な志を持つ彼が謙遜する>>164のを優しい声で応える。]
あらあら、おばあちゃまは大丈夫•••
[顔を真っ赤にして大慌てで体を離す彼>>165を、落ち着かせるため身を乗り出そうとするも。
今思えば、自分の身体は妙齢の身体であり、もしかして彼は年相応に恥ずかしかったのでは、なんて思いいたってしまって。
その様子が愛おしく感じてしまい、小さく笑みを浮かべていた。]
うふふ、大丈夫大丈夫。大丈夫よ。
•••おばあちゃまの話を?
昔の話はマウスちゃんには退屈かもしれないけれど•••
[手すりの上の手が握られれば口元が緩んで。
治療薬の話や、魔法の話。魔女の森の話や、近くにある街の話、弟子の話、魔女が生涯伴侶を持たなかったことやプライベートなことなど。
聞かれたことには、優しい声色でできる限り答えるだろう。
その中には、本に記載してあるとおりのものもあれば、表現が真逆なものもあったに違いない。
流れる景色を眺めつつ言葉を紡いでいれば、やがて宇宙旅行の終わりを告げるアナウンスが流れることだろう**]
パンフレット、どうもありがとうレオーネさん。
記念に格好いいポーズを1枚撮らせて貰ってもいいかな。
[ライオンの案内人の言葉に耳を傾けながら、念じてみれば手元に光が溢れ商売道具であるカメラが現れる。うーん、便利だ。>>4
試しにレンズを傾ければ彼は奇天烈なポーズをとってくれたかも知れない。許可を得れば写真も数枚。
一応遊園地内では姿も変えられるとの事で、気になるようなら是非にと言われたけどそれは断る事にした。
夢の中とは言え、体調の良い今を楽しみたいというのが一つ。
もう一つは"なくした宝物"の事を鑑みて。
……成人男性のお一人様は飲み込んださ。
これだけ煌びやかな場所なら、逆に浮かない様な気もするし。]
何処かお勧めの景色が見られる場所とかあるのかな。
遊園地巡りの参考にしたいんだけど。
[極力人目が多い所は避けるつもりの質問だったりするけど、人が疎らなら向かってみても良いのかも知れないなと思いつつ向かう場所にあたりをつけていく。
オススメスポットはどうやら他の来園者にも伝えているようで、用意されていたものが返って来た。>>201 >>202 >>203
伝えられた内容を頭の中でメモしつつ、ふとこうして遊園地での過ごし方を考えるのは何時ぶりだろうかと思い至る。
忘れていた童心のようなものに少しだけ頬が綻ぶのを感じる。
うん、まあなんだかんだと楽しめそうな気はしてきた。
改めてレオーネさんにお礼を伝えたら、夜の遊園地の散策を開始しようかな。**]
この状況に一石を投じたのは、争いとは異なる分野だった。
今から二十年前に行われた惑星有人探査チームに起きた異変。
磁気嵐に晒された彼らが帰還後に報告した、予知夢、発火、精神感応といった“不可解な現象”の数々。
特殊環境下故の錯乱や集団ヒステリーと初期は疑われていたが、後に脳波干渉データなどから
政府はその宇宙空間での偶発的発現を、地上において人工的に再現を目論んだ。
科学技術では各国が競り合う中、超常に等しい力を持った生体兵士を投入できたのなら、戦況は変わる筈だと。
多額の報奨金と引き換えに密やかに集められた若者達を被験者とし、秘匿された施設への収容。
遺伝子情報、神経接続パターン、磁場干渉の再現、様々な方面から各分野の専門家を集め研究が続き──
そして、後天的PSIをついに植え付けることに成功した。
失われた数と成功例の比重の差は明らかであった。
だが、芽吹いたばかりの技術はあまりに未熟過ぎたのだろう。
それから三年が経つ今も、被験者達は実戦投入はおろか戦闘訓練を行える者すら僅かであった。*
[こちらへ手招きする少し年上の男の子の隣に腰を下ろすと、すぐに配膳用ロボットがやって来て目の前に朝食を置く。
栄養管理の行き届いたランチプレート、その片隅に陣取る薬の量が増えたのは何も彼一人だけではないようだった。
淡々と口に流し込む姿を横目で見て、どうしてあんなに平気そうにしてるのだろうと不思議に思う。
少年は苦い物が嫌いだった。食事が終わるまでの時間を引き伸ばそうと、食事を口に運ぶ動きを緩慢にする。
ただの悪あがきで、目に余ればすぐに注意が飛ぶと知りながらも、
隣の子は寡黙な性格の為に、周囲の話し声はよく聞こえた。
昨日までより空白の席が一つ増えた件については、誰も触れていない。
触れられないというほうが正しいだろう──少年もそうしている一人に過ぎない。]
[失われたものと誰かの悲しみから、皆が目を逸らし始めたのはいつからだったか。
この白い空間ではデータとして年月を知っていても、どこか感覚が追いつかない。
いつか何かが変わって自分達も報われる筈、その思想はまさしく兵器に国家の命運を全て委ねる人類の在り方によく似ていた。]
……お兄ちゃんは、検診が終わったら今日も戦闘訓練?
[やがて、沈黙に耐えかねて少年のほうから隣の相手に話題を振った。
少年と違う白服は期待されている証。有用な攻撃型PSI適合者。
検診後に訓練に出ているごく一部の中の一人。
視線を向けてくれたその目の切れ長の形も、瞳の色もまるで彼とは違うもの。兄と呼べども血縁は無い。
入った当初に不安がる小さな彼の世話をよく焼いてくれた思い出から、擬似的な家族関係が生まれているだけ。]
そう。僕は今日も勉強……
頑張って、あんまり怪我しないでね
[少年が問い掛ければ兄が淡白に答え、少しぎこちない言葉の応酬が続く。二人の日常はそんなところ。今行われているのとまるで同じだ。
何かそっちからも言ってほしいと思うこともあったけど、言葉少ない兄は代わりに行動で示してくれると知っていたから、彼はそんな時間も苦では無かった。]
え? うん。分かった
[しかし今日は珍しくも、兄から話があるらしい。
それも“皆に気づかれないように声を抑えろ”と、念まで押すような大切な話だという。
少年は目を丸くし、頷いて相手に身を寄せた。]
これってまさか……ネバーナイトランド……?
す、すごいよ。どうやって手に入れたの?
[兄の忠告に従順に頷いた筈の少年も声の上擦りを抑えられない。
夢の中の遊園地については、研究区の子供達の間で回る噂としてよく知っていた。
しかし昔の人が神様に縋ったように皆が思い描いた救いではないかと考えて、どこか半信半疑のままでいたが、]
[問い掛けに何故か兄は困ったように目を逸らし答えないまま。
優秀な兄への大人からのご褒美だろうか、と少年は高揚の中で勝手に自分を納得させていた。
仮に安定して手に入れる手段があったとして、政府が被験者の為に計画に不必要なものを用意するわけがないのに。]
ありがとう、お兄ちゃん
[傷が多く硬い皮膚の手に、少し小さな手が重なった。
少年は今日初めて、天海祈としての表情を浮かべてみせた。
そうなれば口下手な兄は一層に真実を告げられない。
弟の心を慰めようとした手書きのチケットが、懐に入れているうちに本物にすり替わっていただなどと。
本当に貰っていいのだろうかと迷う少年と彼の懐にさっさと押し込もうとする兄のやり取りが始まり、二人の疑問や戸惑いはすっかり押し流されてしまった。]
[そしてその夜少年は、隠しておいたチケットに書かれた文字を布団の中で食い入るように何度も何度も読んだあとに枕元に置く。
今日という日を迎えられなかった仲間のことを思い出しながら、胸の上で手を組んで眠りについた。]
[それでも、私の中にある幼い頃の記憶が、あんな人間ばかりではないと伝えてくるの。
現に最期の時まで、命を賭して私を助けようとしてくれた彼も人間で。
いっそ、憎みきってしまえたらいいのに。それも叶わない。
だって、それが出来たとしたら私は救われるの?なんて、私が私を苦しめるから。
何が正しくて、何が間違っているかなんて、立場によって変わってくるもの。
人狼は人間を食べなければ、生きてはいけない。
それは紛れもない事実だから、その事実だけで必然に、人間たちが私達人狼を駆除しようとすることを止められない。
個体では人間に優位な点が多い人狼でも、圧倒的な人間の数には敵わないから。]
『サブリィテ家当主は夜な夜な人間を襲う人狼だ。
このままでは村人が皆、喰われしまうぞ。』
[当時、実しやかに広がっていく風説に合わせるように起こった不可解な殺人事件。
サブリィテ家が関与している証拠なんて何もなかったのに、これこそが証拠なのだと叫ぶ誰かの声に次第に村人たちは恐怖に支配されていきました。]
『旦那様、村人たちによる人狼討伐隊が結成されて、こちらに向かっているようです……!
その数は―――― 』
[人狼は人間を食べなければ、生きてはいけない。
それは事実でしたが、サブリィテ家が夜な夜な人間を襲うことなどありませんでした。
遥か昔のご先祖様まで遡ったとすればわかりませんが、少なくともお父様、お祖父様の代ではなかったことです。]
『そうか。』
[報告に応えたお父様の表情はわかりませんでした。
何も知らない私にお母様と執事が状況を説明します。
私が人間を食べなければ生きてはいけない人狼であること、これまでの食事に、人の肉が使用されていたこと。
けれどそれは決して、村人を襲って調達したのではないこと。]
『―――当家では代々、身寄りのない方々を助ける活動の一環として、その最期を看取り、ご遺体を埋葬することも手掛けていますが、彼らの了承を得て、協力を頂いておりました。
我々も参加しておりますが、皆、心から旦那様や奥方様を敬愛し、事情を話せば最期に恩返しが出来ると喜んでおりましたのに。』
[他にも、不慮の事故であろう身元不明のご遺体や、死刑になった罪人のそれもサブリィテ家が引き取る仕組みになっていたということ。
少ないながらも確かに、私達に理解を示し、協力してくれた人間たちによって保たれてきたのだろう家柄の繁栄。
なのに、それらはこんなにも簡単に引き裂かれ、音を立てて崩れていきました。]
[けれどそれも、何も知らない人間たちからすれば、恐ろしいことだったのかもしれません。
共存出来ていた思っていた過去達は、火を放たれた屋敷と共に消えていきます。]
『シーシャ、お願いしますね。』
[お母様に頷く下男が、私の手を引きます。
書棚の裏に作られた隠し通路が開かれ、一緒にという私を見送るお母様は後光に霞んでいました。]
[執事を含め、最後までお父様に仕えてくれたお屋敷の人間たちは、人狼だと疑われた末、酷い拷問を受け、殺されたと聞きます。
捕らえられたお父様とお母様は、公開斬首刑でした。]
[神様。これは、“報い”なのでしょうか。
そうならば、人間を食べなければ生きていけない私達人狼は何の業を背負っているのでしょうか。
どうして、私達は世界に存在しているのでしょうか。]
[お母様の最期の願いが、私が生きることで。
あの子の最期の願いも、私が生きることで。]
『…すまない。
お前がこの先、生きていく世界は、決して幸せだとは言い切れないところかもしれない。
きっと、苦労をかけるだろう。
きっと、辛い思いもさせるだろう。
…でも、それでも………』
[お父様だって。]
[大切な皆がみんな、私に生きてと願って。
私を守って、私だけを残して居なくなっていく。
生きてという言葉の雨が心の中、ずっとずっと降り続けているのです。]*
[観覧車でウトウトしてしまったのは、マウスくんの話のせいではないのだけれど、そう思われても仕方のない行為でした。
何度か同じ“夢”を共有していたことで、気が緩んでしまっていたから。]
………あ、つい安心してしまって。
ごめんなさい。
[そんな私に気づいたマウスくんにハッとして謝って。
もし、話がつまらないという様な事を言われたなら、そうじゃないことを伝えたでしょう。
そうして、来るたびに変わる遊園地を一緒に回る中で、口を滑らしたこと。>>157
話を逸らせば、マウスくんの関心はそちらに移ったように見えました。]
[順番を待つこともなくウォータースライダーに乗って。
ボートで緩やかに上った山を一緒に一気に下りました。
水しぶきを全身に受けて、濡れてしまったことすらも楽しくて、そんな姿を笑い合う。
持ってる傘なんて、何の役にも立ちませんでした。
けれど不思議も不思議なことに、濡れた身体や洋服はボートを降りると乾いているのだから、流石“夢”と言わざるを得ません。]
うん、すごかった。
濡れても安心だし、また乗りたいかも。
次は──レオーネくんがお勧めしてたホラーエリア、行ってみる?
[楽し気なマウスくんに応えれば、不意に耳に届くいつもとは違う声。
あの時の顔に、その本音を垣間見て告げたことは、僅かながらでもマウスくんの糧になれたでしょうか。
駆け出していく後ろ姿を見つめながら、私はさしていた傘を持つ手に力を込めました。]**
マウスくん………
[怖いのに、私と友達で居たいと言う君が見せる心が私の孤独に触れる。
人狼と人間、同じな訳はないのに。
ひとりぼっちは寂しいと、同じだと告げる声を自分の傷に重ねるなんて。
けれどあの時、私は思ってしまったのです。
覚める“夢”の中だけでも、許されるなら。]
マウスくんは私が居たら、寂しくないですか?
[重みを伏せて、君の友達で居よう──と。]**
***********
「あー、アンタ
『今は体調悪い』っつってたのは、そういうことか。
……ヘロン。色々と、悪いことしたな」
気にするな。大げさに言うことでもなかったからな。
この王国で「国民が着ていい」服の中では、これがまあ、
一番
「そうか。性に合ってる……か。そういう人間もそりゃいるよな……」
うん? どうした、■■■■■■。
「あーいや、実はさ、その、俺。
そういう衣装のバンドマンが集う
昔……流れでちょっと着させられて……な……」
***********
[そのぬいぐるみの手触りは本当に本物そのものだ>>201……ということは、通りすがりのレオーネくん推しコメント主の口からは発せられなかった訳だが……。
ともあれヘローは気を取り直してから、カチューシャ選びに勤しむ。
妖精さん、SFロボさん、お化けさん、(巨大かどうかはカチューシャサイズでは解らない)わんこさん、頭部にヒレの付いたマーメイドさん……。
他にも様々なキャラクターモチーフのカチューシャを、鏡の前であれこれと試していく。]
――――――…
[ふと集中が途切れたのは一瞬のこと。
ちょっと大き目のレオーネくんを持ち上げていたその人の出で立ちが、なんとはなしに
けれどもそれも、まるで今は他愛ないことであるかの如く、すぐに一旦忘れてしまう。]
[ヘローは、その人――「月咲ラナ」の髪型や服装から、彼女が女優やモデルだろうなどとは特に考えてはいなかった。
たとえその花を散りばめたような(ヘローにはそう見えた)出で立ちが
ヘローの出身地“パンパス・コート”は、華美で豪奢な服があまりにも日常にありふれすぎている――そういう圧政下にある
他の世界や社会における芸能人らしい華やかな衣装も、その王国では「誰もが一般に着ているもの」。王や貴族の権威などを示す意匠でもない限り、特別でもなんでもない。
そしてこの時のヘローの、黒色のレザーを多用した服装>>0:71>>0:73もまた、見る者の出身や文化次第で「ハードロック奏者っぽい」>>237と捉えられ得るもの。バンド
……それよりもシラサギめいた頭部パーツやカチューシャのほうが目を引く? それもまた、見る者次第。**]
[生涯伴侶を持たなかったと聞いて。
なんでだろうって思ったけど、踏み込みすぎかな?
なんて思ったから──……]
ローズの生涯のパートナーは「研究」だったのかな?
それもいいね! ストイックでクール!
……あっ、「カッコイイ」って意味だよ。
って、宇宙船もう地上に戻っちゃったね。
降りよっか。
[宇宙を眺めながらの話も地上に降りてお開きに。
アトラクションを後にSFエリアを歩きつつ、
気付けばポケットの中の通信機が受信音を鳴らす]
[通信文にこちらも文章で返事を返す。
使い慣れているのか、返信は早かった]
ラピスへ。
フェアリーエリアのショー楽しめてよかった!
勧めたかいがあったよ。
空も飛べたの!?
そういや妖精たちって悪戯好きだったもんな。
それもひっくるめて、楽しめてそうで安心した。
それに、ヘローって人にも会えたんだ。いいじゃん!
俺も今ローズって人とSFエリアにいるよ。
ちょうど宇宙船の旅が終わったとこ。
フェアリーエリア、楽しそうだし俺も行こうかな。
[メッセージをラピスに送り、ローズを見て。]
実は遊園地でラピスって人形の子に会ってさ。
「楽しい」が分からないみたいなんだ。
だから、ローズもラピスに会えたら遊んでほしいんだ。
綺麗な青い瞳の小さな男の子だよ。
見ればすぐ分かると思う。
……うん、俺はフェアリーエリアに行こうかな。
ラピスがオススメしてくれたんだ。
ローズも一緒に行く? それとも他のとこ行く?
[通信機をポケットにしまいつつ。
俺は次にフェアリーエリアに行くつもりだ。
ローズも行くなら一緒に行くし、
別の所に行きたいならこの場で見送るつもり。*]
[人狼は人間を食べてしまう。
だから一緒には生きていけない。
でも、それでも、夢の中なら──……。
きっと一緒にいられる。友達になれる。
寂しさを抱える者同士、心と言葉を重ねる]
うん、ユラが一緒だと寂しくない。楽しい!
これからも友達でいような、ユラ!
[いつしか寂し気な声はいつもの元気な声に変わる。
そうしてユラに屈託なく笑いかけたんだ]
[年端もいかぬ子供に話しかける成人男性の構図は、悲しいかな昨今の情勢を鑑みると、事案止む無しと言う統計情報が出ている。
ふ、と周りのスタッフの神対応を期待したけど、僕がお一人様なのを気にしている情報が出回っていたのか生暖かい目を向けられた。
違う、そうじゃない。
もしあの子への対応を誤り泣かせようものなら、夢の国は一転修羅の国にワープ進化だよ。
僕は覇王鬼●ちゃんに連れられ地獄でタップダンス。くわばら。
……まあ、実際にそうなるとは思ってはいないけども。
困っている子を見過ごす事と天秤に掛ければ、上述した部分は些末な問題だと断じる。
僕は良い格好したい大人なのだ。
パンフレットを閉じれば、小動物のように見える茶髪の子供の元へと向かい、膝を折り同じ目線から努めて優しく声を掛ける。 ]
……や、ここは初めて? 僕もだけど。
そんな所でぼうっとしてたら、おのぼりさんだと思われるよ。
僕はマスト、しがない写真家さ。キミは?
[当たり障りのない挨拶をして、反応を待つ。
この子が落ち着く間くらいはこの場に居ようかと考えつつ、人目が増えないかと内心ドキドキしていたりもする僕なのだった。** ]
マウスサマ
ハイ。たのしめましタ。たのしみました。
ずっとむかし、よんでもらった
おとぎばなしノようでした。
ソチラも、タノシイがありそうデよかったデス
えすえふ、うちゅうせん、ろーずサマ
聞き馴染みのない言葉ですが
マウスサマガ タノシイ だったラ
きっとタノシイでしょウ
僕は ファンタジーエリア ヲ
もう少し歩イテ、えすえふ えりあを
メザシテ みようと おもいまス
どこかで すれちがエたら
そらとぶフウセンヲ おすそわけイタシしまス
…ドウシマショウ、これかラ。
ファンタジー、エリアのそとの…えすえふ…
…は、どちらになるか…モウ、スコシ、
まいごに、ナリソウ、です。
デスので、ヘロー、サマモ、たくさん
遊園地 を タノシンデ ほしいデス
[と、そばにいたヘローには、ファンタジーエリアをしばらく回ったあとにえすえふエリアなるところに向かおうと考えていることを伝えるでしょう。
…しばらく迷子になりそうなので、ここで別れても、問題ないことを伝えました。
ここは夢の遊園地。楽しいを満喫するのがお客様の楽しみ。
だからこそ、なんとなく迷子になるのも楽しいでしょうから、あまりこちらに気は使わなくて大丈夫、という意味でヘローさんには伝えたでしょう**]
『とうちゃーく!』
[その時だったでしょうか。
背後で聞こえた声に私は振り向きます。
目が合えば、軽く会釈をして。
何かしら声を掛けられたなら、それに応じたことでしょう。]
うさぎ、あちらに居ますよ。
カルガモの親子の進行方向。
[話の中で、うさぎのことを聞くことがあればそう目配せしました。]
***
[女の子が暫く大きなわんこを眺めていたでしょうか。
私は、近くで自由気ままに寝そべっているカピバラに近づきます。
子犬は興味深いのかクンクン、クンクン。クン活中。]
マイペース…
[私が屈んで、手を伸ばしてもカピバラが逃げることはありません。
いつの間にか、ペンギンが6(1〜6)匹、傍に来ていました。]**
[呼称について「ヘロー?」と疑問符が付いた時>>180には、確りと(鷺の長い首を曲げて)頷いてみせて――。
「お友達」の語がラピスから出てきた時に、ヘローは沈黙を作っていた。
ほんの僅かの間の沈黙ではあったが、ヘローの反応に間が空いたことには十分に気づけるだろう。]
――――…ああ、そうだな!
「ヘローサマ」でなく、「ヘロー」がいい。
君と「友達」同士のように呼び合えたら
私も嬉しいさ、ラピス!
[ラピスに対してのこの言葉は本心からのもの。
脳裏を微かに掠めたもの>>142>>15は、この場では忘れてしまうことにして。
沈黙を作ったことなんて気にしないとばかりに、ヘローは気さくな声調で返していた。]
[さて、華々しい花火と共にサーカスが大団円を迎えれば、漸くこの言葉を発することができるというもの。]
[ステージ上で手を振るキャストや妖精たちに対し、(風船を手放さないようにだけ注意しながら)拍手と共に喝采を。
サーカスということは、妖精たち以外の演者は他のエリアにも赴いて公演を行うのかもしれない(妖精もついてくるかもしれないが、それならそれとして)。次のステージが控えているのだろうキャストたちを、フロアから見送って――]
って、ラピス。私は別に飛ぶことまではでき…… !!?
[指摘されて初めて気づいた>>172というやつである。
「すごいだろ〜」なんて言ってみせる余裕もないまま、己の足元を見遣ったり、再びラピスのほうに向きなおったり。
ここで、両手足をばたつかせるラピスもまた同様に浮いていることに、ヘローも気づいた。
おい何が一体どうなって……
〜〜〜〜〜〜…、君たちの仕業か〜!!
[二機のそばで空を舞い愛らしく笑い、飛び方のレクチャーまではじめる小さな妖精たちに対し、ヘローはわりと焦りを滲ませながら怒りだした。
当たり前だが、ヘローは妖精たちに手を挙げられない。元々の「妖精」という存在に対しての感情もそうだったが……なんかこの場で風船を手放してはいけないという直感が働いていたというのもあった。カートゥーンギャグ的な何かしらの予感で。]
[そんなヘローは「すごい」を口にする余裕もないまま、飛ぶのに慣れたと思しきラピスに手を引かれ――。
飛翔する陶器の機体のしなやかな挙動、生身の人間とも違わぬ自在な駆動を、間近に視認することとなる。]
――――――…、
(なあその内部機工はどうなっている!?
ジョイントの構造は!? その外装と人工筋肉の柔軟性は何で実現している!? ソースコードは!? 動力源は!?
君の構成資材はどこの
っていうかスクラップ>>153でこれか!? 確かに言語機能がバグってるが! でも!! 何勿体ないことしやがる……。 しかし「たくさんの」って言っていたな? ってことは量産型か?? 量産化できるのかこのレベルのを!!?
本当に誰が作ったんだ!? 開発者来やがれ!! 廃棄した奴も!!)
[等々……限界
慣れない飛翔と手を引かれていることでの機体の不自由のお陰で、ラピスに対して衝動的にウザ絡みをやらかす事態を回避できたのは幸運だったのだろう。
このヘローの挙動不審振りも、傍目には、妖精の悪戯に慣れないまま驚き焦っているだけに見えていたかもしれない(それもあるにはあったが……)
結局こんな有様だった所為で、ヘローは風船の魔法に浮かされるがまま、ろくずっぽ鳥らしく飛ぶこともできない醜態をさらすことになった。翼なくとも鷺型なのにね。]
[その「タマゴサマ」の形状や画面などがはっきりと視認できずとも、携帯端末での通信という概念自体はヘローの常識の中にもあったから、ラピスには他にもここで出会えた「お客様」同士がいるのだろうとヘローが考えるには十分だった。
その相手との遣り取り故か否か、「えすえふ」>>252――SFエリアに向かう旨をここでラピスから伝えられた。その前に迷子になりそうなことについては……「タマゴサマ」の向こう側の誰かが(或いはレオーネくんが)助けになるかもしれなかった、が]
ちょっと待ってな。
[ヘローの手持ちには、携帯端末の類はない。出身国でのそれは国家権力による傍受の対象だった。
ただここで少しだけ(ある意味、今更のように)レオーネの説明>>4を思い出し、なんとか自分なりの想像力を働かせて――。
グローブを嵌めた手の中に、缶バッジの形をしたものがふたつ、出現する。]
通信機だ。良かったら持っていってくれ。
何かあれば、私にも連絡してくれていいから。
[ふたつのうちの一つ、黒地に小鳥のルリビタキの絵が描かれたバッジをラピスに差し出す。
(ちなみにだが、渡さなかった方のバッジの絵柄はシラサギだ)]
それじゃあ、私もたくさん、
この夢を楽しんでくるとするよ。
ラピス、君も、良き未知との出会いを!
[こうしてヘローはグローブを嵌めた手をラピスにひらりと振り、フェアリーエリアを後にしていく。
……地図上の「デラックス・イーグル」の文字と説明文につい即決してしまったが、実際どこのエリアに向かうことになるのかは、この時のヘローの頭の中にはなかったという。**]
/*反応良すぎて面白すぎるwww
ラピスの出身地は不明ですが、あえて言うなら
暁22村のトループ(人類の意思を機械に移す技術があったり、人間と遜色ない動作が可能なアンドロイドが作れる世界線。スラムじみてて治安最悪)あたりではないかと思います。
ラピスと同じ型の愛玩機は高額ながらたくさんあるだろうし、恐らくは持ち主の少女が引きこもりになってラピスとしか話さなくなったから、邪魔になって捨てられたとかそのへんだと思います。目玉や胸元の宝石が回収されてない理由は不明です。ノリで生きろ
/*わーい!バッチだうれしい〜〜〜〜
お友達同士でバッチ交換いいよね…(交換はしてない)
こうして繋がりができていくのいいね…
/*
Q.パンパス・コートってリージョン名的に英語圏っぽい国じゃないんですか?
A.結論から言うと本気で言語ごたまぜ圏のイメージでしt あのリージョン名は一応外交上の通称って設定だったし……。
ヘロンや「ファッション・デイ」は英語だし(「ヘロー=光輪」も認識しているし)「マーチェンド=商人」も普通に通じるけれど、エナガ(日本語)とかラルスカヌス(ラテン語)とか漢中飯店とかもあるからね! 今回もメイファ(中国語)とバルシューン(アラビア語)を入れています。
ちなみに元村でもちらっと話しましたが、パンパス・コートはわりとフランス革命前夜的なロココ調+原宿ファッション的なイメージの国です。あとV系。
/*
あ あとラピスはたぶんすごくお待たせしたと思います……おまたせ……しました……!
気が付いたらひどいレス量になっていまし た ……
"…ねえみて✕✕✕、あなたと同じ空の色。
シリウス、プロキオン、あっちはベテルギウス…
向こうにはオリオン座が輝いて……"
(抜き取られた記憶の痕跡。
xxxも、好きなXXXXの話をするときには
そんな表情を……)
うふふ、そうかもしれないわぁ。
探してる途中にチケットが届いたのだもの。
でも、治療法についてはよりよい方法が生まれるものだから、マウスちゃんにとっては陳腐化しているかも知れないわ。
[後進に興味>>242を持ってもらえるのは、とてもうれしい。今ノートを見つけられれば、ちょうど良かったのだけれど。さすがにそんな都合の良いことはなく。
伴侶の話になれば>>243、一寸思考を巡らせ。]
・・・・・・ふふっ、すといっく、で、くーるなのね。
そんな素敵な言葉が未来にあるのね?
それじゃ、マウスちゃんの、すけぼーも、くーる、だったわ。
[早速覚えた言葉を使ってみせれば、彼の反応はどうだったろう。くすりと小さく笑んで見せた。]
[そして自由に空を飛ぶ。
かつて誰かから教えられた星が手が届きそうなほど近くにあって。妖精達のイタズラに怒った様子のヘローも、どうやらこちらを見て、目を輝かせている感じというか、飛んでいる自分を見てとても楽しそうだと感じました。>>260>>261>>262]
ふ、フ。アハハ、…!
[タノシイは、良いことです。そして、空を飛ぶこと(とはちょっと違うが)に、夢中になっているヘローの姿にも嬉しくて、少年は笑みをこぼします。
無事に地面に着地すると>>263、妖精達は楽しかった?楽しかった?と期待するような目でこちらを見ていて。ヘローも楽しいと言っていて。]
ハイ。たのしカッタです。
また、遊ビたいです。星空の散歩ハイイモノでした
[と心からこちらも言うのでした]
マウスちゃん。
本当は、おばあちゃまの生き方はあんまり良くないのかもしれない。
皆に対して尽くすのは良いけれど、親身になってくれる人をないがしろにする生き方だから。
私は伴侶はいなかった、つまり家族が居なかったの。
他の人からは幸せに生きられたか、なんて聞かれたりもしたわ。
でも、こんな風に夢の中で、私のことを知っていてくれて、後進が育っている、これほど嬉しいことはないわ。
本当は、家族を持ってれば、子供が居れば、なんて思ったこともあったけれど。
私はマウスちゃんに会えて、ほんっと、幸せよ。
楽しい旅行だったわね。・・・ぁ、でも、アトラクションだったのよね。
凄いのねぇ。遊園地。
[凄かった。ただただそれだけ。近未来的というに、きっと、魔法とは違う、科学による娯楽なのだろう。良い思い出になったわ、と。
彼が何やらうれしそうに、球体の何かをいじる>>244のを興味深そうに見つめていただろう。
きっと、未来の今時の子たちはこんな感じなのだろう。
機械や科学的なものは何も分からない自分にとっては、よっぽどこちらの方が魔法に見える。]
まぁ。ラピスちゃん、ね?見かけたら声をかけてみるわね。
んー、おばあちゃまは。もう少し、えすえふ、見ていこうかしら。
マウスちゃんも他におともだちがいるのでしょう?
[違うエリアに行くという彼について行こうかとも思ったが、ずっとついて行くのは彼が楽しめないかと思い。
行こうとする彼の後ろ姿に]
マウスちゃんマウスちゃん――――またね。
[にこりと笑んで、小さく手を振って見送るのだった**]
[そして機体について興味がありそうな様子には>>264]
ありがとうございまス。
ボクは、…『トモダチ』のための人形デス。
ダカラ、調べてもカマイマセンよ。
[と、かるくうでまくりすれば、その身体が球体関節でできていることがわかるだろう。ニコニコと笑って]
…ヘロー、は 本当に メカ が
すきなのですね。トッテモ『タノシソウ』です。
すきなもの の コトハ たくさんはなせル
前に、きいたことガ どこかで ある気がしマス。
ヘローモ、ソレ、ミタイデス
この遊園地には ぼく以外にもメカガいますから
たくさん みて 回るとイイかもしれません
ヘローが タノシイ と ボクモ 楽しいデス
[と、素直に言葉にしたでしょう。もし調べたり、分解したいとあればスクラップの身体であれば喜んで、と身体を晒したかもしれませんが、そこまでいかなかった彼の紳士的な対応に今は感謝する他ない。なにせラピスには、自分を分解されることの良し悪しすら抜け落ちているものですから]
/*
なんかクライマックス感出してるけれど、まだプロローグです(
でも、よくよく考えると、
プロ・1日目:15日、16日、17日、18日、19日
と今日含めてあと5日しかないんですよね。
2日目は見つける描写とクライマックスのパレード描写、と考えると、アトラクションたくさん回りたいならもっとペース上げるべき?
鳩参加も考慮すると少なくとも1カ所に1日〜1.5日は必要だと思うので、あと2,3カ所回れれば良い方?売店もできればまわりたいー!
[さてしばらく様子を見ていれば、ヘローは次の行き先を決めた様子でした。
えすえふエリアを目指すラピスとはまた別の方向です。ではここでお別れですね、と少し寂しく思っていると…差し出されたのはルリビタキの模様が入った缶バッチでした>>266。
ラピスと同じ、瑠璃の名を関する小鳥の絵の愛らしさに、ラピスは目を輝かせます]
これは、…これは『かわいい』です…!
…ありがトウごさいます。なにかあったら
この コトリサンに オネガイシテ、
ごれんらくします
[…絵の鳥がどうやら飛ぶと思っているのか、少しずれた感想でしたが、少なくともこれで通信ができることがわかりホッとしたラピスは、さらなる飛行感を求めて新たなアトラクションへ向かう彼の背に手を振って見送りました>>265]
はい。ヘロー。
ドウカアナタも、良き出会イと愉しさヲ
── 写真家のお客様と撮影会 ──
[お客様にパンフレットを私、遊園地の説明をして。
するとお客様は私に写真撮影をお願いされました。>>208
なんと素敵なお誘い!私、うきうき頷きます]
ええもちろん! 格好よく撮ってくださいませ!
では、いきますよー。
ほっ!はっ! こんなのはどうです?
あっ、実は私口から花火ビームも出せまして。
パレードの時まで秘密だったのですが、
お客様限定で公開しちゃいましょう♪
[カメラの前でうきうきとポーズを決めて。
リクエストがあればそれにも応えてノリノリだ]
行きます!花火ビーーーームッ!!
[最後に口を大きく開けて空にビームを放つ!
ビームは空で見事な花火になって夜空を彩った]
[…そういうわけで、妖精の魔力が少しこもった風船を2つ持ち。タマゴサマとコトリサマと共にラピスは夜の遊園地を歩きます。
園内マップの文字が読めないため、えすえふエリアがどこかはわかりませんが、とりあえず、いろんなスタッフロボやファンタジーなキャラクターたちに声をかけながらファンタジーエリアの出口へと向かうでしょう。
独りだけど、ひとりじゃない。
風船を引いて歩く足取りは、
まるで誰かと手を繋いで歩くかのように軽いものでした。**]
[なんやかやあり。
おすすめの景色を見られる場所を色々と紹介し。>>209
どうやら写真がお好きなご様子。
ならばもう一つ、施設のご紹介をしましょう]
アトラクションではありませんが写真館もございます。
来園された様々な世界の写真家様の写真が飾られていますよ。
中には、一般の方の贈り物も飾っております。
機会があればそちらもご覧ください。
では、夜明けまで楽しい夢の一時を……。
[そう写真館の紹介をしてお客様を送り出した。
どうかアナタが素敵な景色に出会えますように]
[見送った先でアナタは戸惑う少年>>223に声をかけている。
ええ、ええ、不審者などと思いませんよ。
むしろ優しい方なのだと微笑ましく見守りましょう。
本来ならば遊園地の案内は私がするもの。
ですが、来園者同士で手探りで歩く遊園地も素敵なもの。
本当に困った時などは呼ばれれば応えるつもりですが。
神対応など期待しないでください。>>248
そう言いたげに二人の視界からふぅっと消える。**]
── ローズとの会話 ──
ローズの治療法が未来でどう受け取られるか。
研究を見てない俺には分からないけど……、
でも、先人の足跡を辿るのってロマンじゃん!
俺はローズの研究、知りたいな!
[ローズと話していると胸に芽生える好奇心。
研究は楽しい、学ぶことも。
そう思わせてくれた過去の先人に笑顔を向ける]
へへっ、俺もけっこークールだろ?
好きなんだ、スケボー。
[新しい言葉を早速使って小さく笑うローズに、こちらも得意気に胸を張って笑ってみせる]
[囁かれた言葉にローズの孤独を感じた。
未来の俺からかけられる言葉といえば──……]
家族は確かに、大事だよな……俺も分かる。
俺、まだ子供だからそこまで深く考えられないけど。
でもさ、ローズの弟子や残した研究の後進とか。
そういうのひっくるめて、
俺もローズの後進で、孫みたいに思えない、かな?
さすがに本物の家族にはなれないけど。
俺、生まれた時からおばあちゃんいなかったし。
孫だと思ってくれれば嬉しいなぁって。
俺もローズと会えて楽しかったし、幸せだったから。
これ、よかったらローズにあげる。
パーカーにくれたサインのお礼だよ。
未来では化学技術の向上で青い薔薇が咲くんだ。
花言葉はたしか「夢叶う」「奇跡」だよ。
未来の俺からの贈り物。
それじゃあ、またねっ!
[俺は手元にスケボーを呼び出し駆け出してく。
またねってローズに手を振りながら。*]
── ファンタジーエリア入り口付近 ──
[スケボーで颯爽とやって来たファンタジーエリア。
その入り口(であり出口)に、ラピスを見つけた。>>277
さっきもらった通信機のメッセージ通り>>251空飛ぶ風船(?)を持っている。
さっそく近付いて声をかけよう]
おっ、ラピスじゃん!
さっきはメッセージありがと。
次はSFエリアに行くんだろ?あっちも楽しいよ!
ん、それが空飛ぶ風船ってやつ? 面白そう!
俺にもくれるの?
[目を輝かせてラピスの持つ風船を見つめつつ。
これで俺も空が飛べるのかなって興味津々。
さっそく草木の影から悪戯好きの妖精たちがくすくすと笑いながら俺たちを見守っていた。**]
/*
中身透けを気にしなくなった俺は無敵だ!!(ドンッ☆)
それはそうと、今日の24時には参加募集〆切だな。
んで、村の開始方法とかも編集しないと……。
こうっ、村の編集コマンドのすぐ近くに村開始ボタンがあって編集の度に間違って押さないかハラハラする。
/*
それにしても色んな世界観の来園者たちが集まってくれて嬉しい!
集まってくれたみんな、ありがとう!ありがとう!
楽しい村になりますよーに……。
なー、レオーネ?
/*
ふふっ、そうですね。マウス様。
私も楽しい村になればいいと願っていますよ。
(初2IDが嬉しくて独り言秘話ごっこする村建てなう)
/*
Q.どうして遊園地は全て無料なんですか?
A.夢の中にしか存在しない(できない)遊園地なので、現実のお金を渡されてもむしろ困ってしまうというか、いらないからです。
それに、色々な時代や世界線すら越える遊園地なので、お金をもらっても種類がバラバラでもらっても本当に困っちゃうのです。
遊園地を存続させる力の源はみんなの夢見る力なので。
お金、ほんとにいらないの。
「皆様の笑顔が最高のお代です」って事前にwikiで言ってるじゃないですかー。(ごろにゃーん)
―SFエリア・売店―
[さて、彼と別れた後、足を向けたのは売店。
商品棚に並ぶものを見て、どんなものが未来にあるのか見に来たのであるが。]
あらまぁまぁまぁ、なんて可愛らしいの。
[SFエリアらしく、宇宙服を着たマスコットやキャラクターのキーホルダーの方に視線が行って。その中には入り口で出会った獅子が宇宙服を着ている人形もあっただろうか。
他にも、キャラクターが描かれた缶入りクッキーや、チョコレート。そして、SFエリアならではの]
宇宙食?不思議な入れ物ね?
[銀色のパウチ状のパッケージングされたもの。キャップがついており、そこから吸い込むらしい。
どうも、宇宙というのは本来無重力状態であるらしくこういう包装になるのだとか、説明を受ける。無重力、というのがいまいちピンとこなかったけれど。]
ええとお一ついただける?
[お店のマスコットからはいどうぞ、と渡されれば。
どんな味がするのか期待を膨らませながら、キャップを開けて一口吸い込んでみる。其の中身は*上海炒麺*味。]
/*
まぁ、宇宙食って正直おいしそうじゃないよね(←
おそらく、もし現物が出てきたとしてもお口に合わないような気がする(なぜ中華振った
ここでは便せんと、後何か小道具仕入れましょ。
ハイ。 こちらハ
ようせいさん ガ 空を飛べるように
してくれたふしぎなフウセンでス
握っていると 少しの間ダケ、
夜空のお散歩 が デキるのです
お空の星が、とてもトテモ近くて…きれいでした。
残りふたツ あります ので よかったらどうぞ。
[と、マウスが興味津々なことにもすぐに気づき、少し大きめなサイズの方をどうぞと渡しました。それを見た妖精たちは大喜び!早速空とぶイタズラの準備をしたことでしょう。
ふわりふわりと身体が浮いていく中で、
マウスが楽しければいいナ、と人形はニコニコと見守っておりました**]
[そんな「星の如き」瞳の人形との、星空の散歩。
またこんな風に遊べた時は、その時こそ自分も「散歩」らしく空を飛べるだろうか――そんな希望を籠めた頷きを、ひとつ返していた。>>271
……のだが。
予測はできた筈なのに予想していなかった「友達」の返答>>273に、機械工は合成音で軽く唸った。生身の人間の己であれば噎せていたところだろう。]
〜〜〜〜〜〜いやいやいやラピス、
「トモダチ」を安易に調査とか解体とか改造とか
できる訳が…… (あるな……) ……していい訳がない。
でも、だが、うん。その気持ちには感謝する。
[腕まくりによって曝された球体関節に、ヘローはおずおずとカメラアイの瞳孔を向ける。
じっくりゆっくり……という本音は意識して封印し、僅かな時間に垣間見たその仔細を機械のメモリに落とし込む(機械的に記憶したい……という意思も夢なら叶えてくれる、はずだ)
今の己が人間の形態でなくて良かった、とヘローは心から思った。情緒の限界を極めた人間としての表情なんてこの状況で晒そうものなら他の来園者から通報されかねない。事案的な疑い>>249>>279とかで。]
[別れ際に差し出したルリビタキのバッジを、ラピスは受け取ってくれた。>>274
お礼の言葉に対してサムズアップを見せながら、通信機の使用法を言い添える。]
そうそう、マイクに向けて喋るみたいに
この可愛い小鳥さんに呼びかければ、
そのままその声を小鳥さんが私に届けてくれるぞ〜。
[なおこの使用法は、ヘローがたった今考えたものである。夢の中なので、思い付きだってちゃんと具現化できる筈だ。きっと。
機械に関するこうした説明をしている時のヘローの声色も、「たのしさ」を滲ませたもの。
現実のヘロンの日常でのそれには演技が混ざることもあるが、この時の口ぶりは、楽しさが素直に載ったものだ。]
しかしラピスも、「かわいい」って感じてくれたか〜。
良かったな〜小鳥さん!
[なんておどけてみせたりもしながら、「たのしい」以外の感情の言葉をここでラピスの口から聞けたことに、自然と喜色を声に滲ませていた。
そんな、瑠璃色の瞳の「友達」に見送られる前のひととき。**]
── ファンタジーエリア出入口・ラピスと ──
[挨拶すればラピスは笑顔で様付けじゃなく呼んでくれる。>>286
すると本当に友達になれたんだなぁって、
俺も嬉しくなって屈託なく笑った]
へへっ、呼び捨てってやっぱりいいよな。
ちゃんと友達になれたみたいですげー嬉しい!
ありがとラピス!
[通信機を「タマゴサマ」と丁寧に言う姿が可愛くてくすっと笑いつつ、SFエリアへの道を聞かれればラピスの指さす方向を見つめて]
うん、そっちで合ってるよ。
真っ直ぐ行けば、道にメカっぽい装飾が増えるし分かるはず。
もし迷ったら近くの来園者かスタッフに聞けばいいし。
[そう言いつつ、地図で大まかなルートを指でなぞって説明した]
本当に星に手が届きそうだな……。
楽しいな、ラピス!
[夜空の星々を指さし、ラピスに笑いかけた。
ああ、とっても綺麗な星空だ。**]
[落ち着き無く辺りを巡る視線は、近づいてくる人物を捉えた時に一時静止する。>>249
知性的な雰囲気、けれど白衣を着用していない。全く知らない成人男性。
もしもその商売道具を男性が目に見える形で持ち歩いていれば、少年は一時興味深そうに眺めただろう。]
初めまして、マストさん
僕はイノリ……ええと、施設で皆と暮らしています
[そして泣き出すどころか、少し落ち着きを取り戻した。
見知らぬ大人と顔を合わせる経験は彼の日々にはよくあることだった。
そこに気遣いと優しさが見えれば尚の事、特に緊張も警戒もする様子はなく小さな頭を下げる。>>250
馴染みの無い名前は異国めいて感じる。姓か名前かも判断できなかったが、少年は名の方を名乗った。仲間たちにそう呼ばれているから。]
おのぼりさん、みたいでしたか
こんなに広い場所に来るのは久しぶりで……
実際にそうなんだと思います
[先程言われた内容に触れ、少年は恥ずかしそうに自分の顔を隠す。
久方振りの屋外に対する困惑で精一杯で、他人からどう見えるのかなんて意識出来ていなかった。
文字通り夢のような話、兄にチケットを渡されるまで叶うだなどと思っていなかったばかりに、自分の場違いさを今になって突きつけられる。]
恥ずかしいです
マストさんみたいに落ち着けたら良かったな
[男性もまた初めてだと言っていたのに、こうやって子供に話し掛ける余裕まである。
年の差を持ち出されたらそこまでの話も、相手に話し掛けられたお陰でどこか安堵した少年にとっては素直な敬意の言葉となった。]
あ、ありがとう
[そうこうしている間に、スタッフらしき装いの──恐らくアンドロイドがパンフレットを渡しに来た。
お礼の言葉に笑顔で応え、颯爽と次の客の元へと去っていく。
最初に話し掛けられている途中、正門前で一際目立つ存在が男性の背後で視界から消えたことには少年も気づいていた。あれも多分、案内係か何かだったのだろう。>>279]
あの、僕、お兄ちゃんからチケットを貰ってきました
でもチケットは一枚だけで、だから一人です
マストさんは誰かと来たんですか?
良かったら少しだけ一緒に行ってもいいですか……?
どこに行ったらいいのかとかも、よく分からなくて
[少し辺りを見たけれど、男性を待っている様子のある人物はいないような気がする。
気がするだけだから、単に少年が気づいてないのかもしれなかったが。
改めて男性に向き直った少年は問い掛けを重ねる。遠慮がちな様子に、関わり合ってくれる大人への甘えが含まれているのは否めなかった。*]
◁ショッピングエリア▷
[レオーネくんのぬいぐるみを持ち上げてみて、ふわふわな手触り>>201を確かめて。
少し掲げてみたり、とか。
そんなちょっとした楽しみをしていた時。]
ひゃっ
[遠くから聞こえた「レオネくんの毛並みはいいぞ」>>238の声に思わずぬいぐるみを落としそうになって、慌ててキャッチ。
辺りを見渡してみてみて、誰だろう、きょろきょろ。
スタッフさんと、スタッフさん。
何人か過ぎた後に別のお店の方にで、カチューシャを選ぶロボット?さん>>239。
商品を真剣に選ぶその姿は私と同じお客さんのようで。]
今邪魔するのも悪いよね
[カチューシャ選びをしてる最中に話しかけるのも、邪魔かななんて。
私もぬいぐるみをあっちを見たりこっちを見たり。]
[もし商品を選び終えて、私服の落ち着いた服装に、小さなレオーネくんストラップをワンポイントアクセにしてみた時、まだそのロボット?さんがいたならきっと、声をかけているかもしれない。
レオーネくん、好きなんですか?
なんて、きっと会話の糸口にぴったり。
バンドマンのような恰好について少しだけ聞いてみたいな。
そう心に秘めて。**]
◁門の下▷
[レオーネくんの紹介>>201>>202>>203を聞いて、またレオーネくん意気揚々とした話し方を見て、こくりこくり、相槌を何個か。]
ふふっ、結局どこも素敵で悩んじゃうなぁ
レオーネくんの説明を聞いちゃうと全部行きたくなっしゃうね
[悩ましいと、結局最初の悩みに戻ってきてしまった。
けれどまぁ、特にルートを決めないで歩くのもまた一興。]
じゃあ、ふれあいエリアに行ってみようかな
巨大わんこなんて気になっちゃうし
レオーネくん色々教えてくれてありがとうね
[レオーネくんにお礼を言って、マップ片手にふれあいエリアに。
その途中でぬいぐるみに気をひかれて、やっと着いたふれあいエリアの想像以上の巨大わんこに声が零れ落ちたり。
その未来を、まだ私は知らない。**]
/*
月奏としてはそこまで重い過去ないからあんま過去の話とか入れてないんですけど
みんなロル長くてすごいなぁ
私のログみじかすぎ…!
/*
ここからうるさくなる感想の人
あ〜皆さんすごすぎない?BIG LOVEを言うBotになるよ?
というか埋まりたい、参加したからには頑張るけど
あまりによすぎて心肺停止ししてロルかけないです!
[風船を一つ渡すと、小さな妖精たちは
喜び勇んでマウスと自分の周りを飛び回り、
フワリと体を浮かせてくれました。
それに驚く様子やその後すぐ見せた笑顔に>>294、
こちらも笑います。]
はい、とんでいまス。おそらがチカクて
たのしイです。お空の星が待ってくれてイルようで
…ピーター、ぱん?
[…おとぎばなし。ピーターパン。その言葉には]
(大人になりたくないなあ。
ピーターパンが、私とxxxをさらってくれたらなあ。
よぞらをとんで、xxxとxxxにxxないように…)
[記憶の脳裏をよぎる、
誰かが絵本を読んでくれた
― SFエリア・売店 鮮やかな花のような少女と ―
[一口、もう一口、と不思議なフレーバーの流動食を口にして、そのたびに首を傾げる。
これはおいしいもの、なのだろうか、と。未来の食事って変わってるのねぇ、と漏らしたところだったか。]
あらあら、こんばんは。
これ?これ、宇宙食、っていうみたいなの。
[目の前の彼女>>303は、野に咲き乱れる花のように明るい雰囲気が特徴の少女。
あまり見たことのない服装だったから、きっと自分の世代より未来の人なのだろうと。彼女は宇宙食はおいしく召し上がるのだろうか。]
こういうのが未来の食事なのかしら。
・・・・・・ええと。
[彼女の名を呼ぼうとして名前が分からず、言葉が途切れ。
名前を尋ねるなら自分からか、と。]
あ、ごめんなさいね。私は、ローズ・メディレア。
[よろしくね、とふんわりと笑みを作る。]
……シッテ、います。
ぼくハ、そのおとぎばなしを知っていマス
なぜ、でしョウ?
ナニカ、大切な…大切ナ…コト、
だったきがシマス
…ずっと、コウスルことを望んでイタ
そんな気がシマス
[空を飛ぶ、マウスと手をつないで、
まるで右から二番目の星を目指すように。
笑顔のマウスの様子に、ずっとずっと前から
こんなふうに空を飛んで、誰かに笑顔になってもらいたかったような、そんな気持ちが何故か湧いたのです。
手を伸ばします。今にも手が届きそうな星の煌めきに。
マウスと繋いでいた方とは逆の方、風船を持っていた方の手が開かれて、ふわりと、風船が飛んでいきました。自由になった風船を見て、それはとてもいいことのように思えました。……自分にかかっていた魔法が、マウスの方に一気に集まるということには気づかず]
……シッテ、います。
ぼくハ、そのおとぎばなしを知っていマス
なぜ、でしョウ?
ナニカ、大切な…大切ナ…コト、
だったきがシマス
…ずっと、コウスルことを望んでイタ
そんな気がシマス
[空を飛ぶ、マウスと手をつないで、
まるで右から二番目の星を目指すように。
笑顔のマウスの様子に、ずっとずっと前から
こんなふうに空を飛んで、誰かに笑顔になってもらいたかったような、そんな気持ちが何故か湧いたのです。
手を伸ばします。今にも手が届きそうな星の煌めきに。
マウスと繋いでいた方とは逆の方、風船を持っていた方の手が開かれて、ふわりと、風船が飛んでいきました。自由になった風船を見て、それはとてもいいことのように思えました。……自分にかかっていた魔法が、マウスの方に一気に集まるということには気づかず]
[こうして幾つもの商品比較を経た末に、王道たるレオーネくんカチューシャを被ることに決めて――。
そんな時に声を掛けられ、カチューシャを被った鷺の頭で振り向く。視線の先には、先程ぬいぐるみを落としようになってキャッチしていた(良かった!)来園客の姿。>>300]
あー…やっぱり聞こえてたか。さっきは驚かせたな。
ここに来た時に、本物のレオーネくんを
撫でさせてもらえたんだが……
あのもふもふ具合が堪らなくてなあ、うん。
[「好き」を認める形で、更にうん、うんと頷く。
機械相手程に偏執的に好きな訳でないと思っている分、わりと率直に推しポイントを語っていたのだった。
さて、相手の落ち着いた服装には、この時特にヘローは関心を抱かなかったが……。
ちらと視認できた小さなレオーネくんストラップに、鷺頭のカメラアイは思わず釘付けになっていた。
「それどの店にあった??」と尋ねそうにもなったが、まあこれは自分の脚で探し回るのもオツかと考え直して口にはしないまま。]
はい、まうす
僕は いま たのしいです
たのしいと 嬉しいと感じます
まうすといっしょにそらをとべることが
[空いた手をパタパタとなんとか羽ばたかせながら、
もう片方の繋いでいる手をより強く握ります。
離したくない、離れたくない。
そんな気持ちを載せて。
それは、落下することが恐ろしいからではありません。
マウスが楽しむ魔法を、ずっと一緒に感じていたいから
…妖精の魔法が自然と切れるまで、ラピスはずっとマウスの手を握っていました。もう片方の手で空をかいて、星に手を伸ばして。星空の瞳を輝かせて**]
……うん? 花火ビーム??
[そうして撮影を続けている内に聞き馴染みのないワードが聞こえ首を傾げる。
ウキウキした様子で限定公開しましょう! と述べられた数秒後に、カッと小さな破裂音と共に空に向かって極光を打ち上げるレオーネさん。>>276
白線は空へと飲み込まれていき、色鮮やかな花火となって来園者達を歓迎する。
その光景に、しばし茫然としてしまった。限定公開とは。
咄嗟にシャッターを切れたのは曲がりなりにもプロの矜持があったからかもしれない。]
いやあ……パレードが今から楽しみデスネ……。
[子供なら手を叩いて喜ぶロマン砲だろうけど、生憎と僕はそんな時期はとうに過ぎていてね。
夢の遊園地ではやろうと思えばここまで出来るのだという事実に顔を引きつらせてしまうのだった。]
[レオーネくんの話題になれば、機械の合成音は弾んでいたものの……。
“バンドマンのような恰好”について問われたならば、淡々とした調子に変わった声で、こう答えていただろう。]
私のこれは、まあ、私服だよ。
外の
君が言う通り、バンドマンの舞台衣装っぽいらしいな。
別に私は音楽をやっている訳じゃないんだが……。
[ここでヘローは「リージョン」と発音するが、「世界」という意味合いであると不思議と判るかもしれない。
付け加えると、この時のヘローは、この夢の遊園地も相手の出身地も、自分の出身である”混沌”>>21とは全く異なる世界線である可能性を全く考えていない。]
私の住む国では、こういう恰好以外で
国民が表に出ることは許されない。
今の君くらいの服装だと、最悪、逮捕される。
外
「24時間ずっとファッションショーの国」なんて
言われたこともあったなあ……。
[相手はどう見てもその「私の住む国」の連中ではないだろう、と(直感も込みで)考えていたこともあり、わりと言いたい放題に。そんな、世間話の一幕になっていただろう。**]
/*
ヘローのリージョンと言う単語を見ると、サガフロ1を思い出すなどと。
そして、描写が細かくできる人凄いなー、凄いなー。
雰囲気ふんわりな感じでゆるゆるやりましょう。かっこいい文章書こうとしてレスポンス遅れちゃうとそれはそれで楽しめないからね。できないことはしなーい。
◇別リージョン
ヘロー、祈、暉、隠
◇同リージョン
過去軸:ローズ、ユラ?
現代軸:マウス、ラナ、マスト
未来軸:ラピス
かな?ユラをどこに入れるか迷うのだけれど、同リージョン、過去軸みたいなかしら。魔女もいるんだし、人狼いても。
[地面に降りてもまだ胸のドキドキと浮遊感が残っていた。
繋いだ手はそのままに、
もう片方の空いた手もぎゅっと握ってラピスと向かい合う。
そうして、俺は屈託なく笑って言うんだ]
ありがとう、すっげー楽しかった。
本当にピーターパンになったみたいだったな!
友達になってくれてありがとう、ラピス。
どうかラピスの大事なものが見つかりますように……。
とびきり綺麗な星に願い事しといたぜ!
[今はもう遥か遠くの星空を見上げて。
ラピスの大切なものが見つかるようにって。
俺、心からそう願ったんだ。*]
贈り物か。いいお兄さんを持ったね。
チケット、保護者同伴だったら良かったんだけどね、そう言う訳にもいかないんだなあ。
……僕? あはは……誰かと一緒に来たように見える? 恥ずかしい話、僕もお一人様。
[いい年して一人で遊園地でウキウキしに来たと思われてたら、精神的ダメージが少なからず入りそうだな〜なんて忘れかけていた自分の状況に乾いた笑いを零す。
続く提案には少し驚きの表情を浮かべて、ふむと唸る。
僕の見立てではこの子は一人でも大丈夫そう……とは思うけど、まだ不安な部分は多々ある。
……袖振り合うも他生の縁か。]
僕で良ければ。
あまり面白い所を回らないかも知れないけどね。
[ばつの悪そうに笑みを浮かべれば、とりあえずホラーエリアは後回しにしようかな、なんてことを考えつつ。
遊園地への入り口を共にくぐろうかと手を差し伸べる。]
[これは事案じゃないよな? とスタッフに目配せしたけど、サムズアップを返されたのでとりあえず大丈夫そうだ。
イノリくんがその手を取るか取らないか、いずれにせよ正門をくぐる際に、ふと思った事を伝える。 ]
それにしても、その様子だとここが夢の遊園地以上の事は知らなさそうだね。
マスコットのレオーネさんから聞いたんだけどね、こういう事も出来るらしいよ。
[言いながら、軽く羽織れるアウターパーカーを想像してみる。
程なくしてふわりと手元に現れる上着をイノリくんの肩に掛けようとしながら話を続ける。
この子の格好は目を引くだろうという懸念から、まずは遊園地に合った服装に変えて貰うのが最優先事項かと思った故の行動。 ]
折角の遊園地だし、外着に着替えるのもありかも知れないぜ?
お節介かも知れないけどね。
[想像力で魔法使いの真似事をしながらイノリくんの反応を待つ。
そう言えばカメラにも興味深々だったなあ。 *]
/*
マストさんのロル、味わい深くていいですねー。
大人な雰囲気と茶目っ気を同時に味わえる。
噛めば噛むほど味が出るスルメみたいなロルもぐもぐ!
>>311>>312
ここの流れが面白すぎてとっても愉快!!
ノリノリレオーネと花火ビームの反応がいい!
[途切れた女性の言葉、続く自己紹介にそう言えば突然話しかけてしまったと反省。
ローズ・メディレアさん、とても綺麗なお名前。
そうお名前を認識した時、感じたちょっとしたひっかかり。]
ローズ・メディレア…?あれ?何処かで聞いた覚えが…
[思い出そうと少し悩み、出てこない。
まさか、昔絵本に出てきた魔女>>5張本人であり、自らが出演したミステリードラマのトリックに使われた麻酔毒生み出したその人であることなど想像もしてない私は、まあいいかと流した。]
すみません、私は月咲ラナです
ローズさんとお呼びしても?
[殆ど反射のように芸名で名乗り、よろしくというローズさんに同じようにに笑顔で返した。
なんだかぽわぽわとした不思議な人だなぁ、なんて感想を持ちながら。]
[自己紹介を終えて、そういえばと。]
宇宙食って未来の食事というよりは、
珍しい普段食べれないような食事のような気が…?
[まさか昔も昔、遥か遠い時代から来てるなんて想像もしていなかった。*]
村の設定が変更されました。
定員: 12人 (ダミーキャラを含む)
最低開始人数: 12人
開始方法: 日時指定
開始時間: 2025/06/17(Tue) 00:00:00開始
役職配分(自由設定時)
そう!そうなの、宇宙食。
えすえふ、って、未来の技術のこと?だからね、興味があったから、食べてみたのだけれど・・・・・・
[あまり満足はしてないような困ったように笑って見せる。>>324
そのまま食べたのがいけなかったのかしら、と零し、悩む素振りを見せた。]
あらあら、もしかしてマウスちゃんの言ってた御本ってけっこう出回ってるのかしら。
[自身の名前を聞いたことがある、となると。悪い魔女としてのお名前かしら。
ちらと彼から話は聞いたが、怖いもの見たさではないが一度そのお話を見てみたいものだ。]
つきさき、ラナちゃんね。
不思議な響きねぇ、東の人かしら。素敵なお名前ね。
おばあちゃまのことはお好きに呼んでね?
[彼女の名前の響き>>325に、そういえば、東洋の方の名前の響きはこんな感じだったかしら。とかなんとか。
もし東から来たというのを肯定されれば、東の方とは初めてお会いしたわ、と喜んでみせるだろう。]
/*
はぁはぁ……、村建て作業終わりました。緊張したー。
後は無事に村が始まってくれるのを祈るだけ。
楽しい村になぁーれっ☆(キラキラちゃんのおまじない)
レオーネさん?
もしかしてさっきの大きい猫ちゃん……わっ──!?
これは一体どういう仕組み……ゆ、夢だからかな?
[無から生じたように見えた上着を目にすれば、笑ったそばから驚愕に表情を変え、話そうとしていた内容も吹っ飛ぶ。>>323
羽織らせてくれたことから自分の為だと知れるだろうに、少年はお礼を言うのも忘れて思考する。
彼の世界に存在する超常能力はここまで万能なものではなく、魔法はフィクションでしかなかった。]
服……考えてませんでした
どうやったら変えられるのかな
[提案は少年には指摘として響く。
きょとんとした顔は、自分の服装の浮き方に気づいてはっと真剣なものになった。
ぎゅっと目を閉じて意識を集中させた自己流のやり方の前に、何かやり取りがあったのかはさておき。
どんな服装で地上に生きていたのか、彼は記憶を蘇らせ──すると不意に、柔らかな布団を軽く叩いたような音が聞こえた。]
僕も出来ました、マストさん……!
[目を開いた少年は自分の身体を見下ろし、隣の男性を見上げ、どこか誇らしそうに頬を染めて報告した。
肩に描けられたアウターパーカーはそのままに、装いは黒いシャツと膝丈パンツ、ハイソックスとスニーカーに変わっていた。
首輪は消さなかったのか消せなかったのか、果たして。
はしゃぐ程華やかな装いでも無かった。
研究区では慕う兄と評価を分けられている少年は、今この優しい大人の真似が出来たことがとても喜ばしく思えたのだ。]
えっとえっと、それじゃどこかに行ってみますか……?
写真家さんだから、綺麗なところが良いのかな?
でもここはどこでもキラキラ綺麗、かも
[優しい同行者はどんなところに行きたいのだろうと少年も彼なりに考えてはみることにした。
しかし、あまりに研究区と違う環境は全て眩く見えて、ダダ漏れの思考に対して案一つ出せない。
多分結局は相手に手を引かれる形になってしまうのだろう。]
それにしても……自分で写真を撮るなんて凄いです
そういうのって今の時代は、
自律機械がするものとばかり思ってました
拘りというやつでしょうか?
[正門を潜り、歩きながらぽつりとそんな話をした。
マストが自国の人間ではないとは名乗られた時から気づいていても、世界ごと違うとはまだ理解していなかった。*]
/*
一方的な鬼懐き凄いですねとは中身も思っています
ただ置かれてる環境があれの上に来てすぐ困惑してる時に優しくされたらこうなりますよね、子供は
不審者は施設の中になんて来ないですから……
/*
首輪は精神のメタファーでして、今は外せず……(マストさんのお気遣いに感謝。ロルの節々でちょっと面白いところがあるのも好きです)
[純真な瞳に本当は凄くないよと喉から出かかる言葉を飲み込んだ僕は偉い(?)>>331
続く言葉には少し眩しげなものを見るように微笑み、繋がれた小さな手とじんわりと感じる熱にいつかの記憶が過ぎったような気がした。>>332
そして無から生まれたパーカーに目を丸くさせ驚くイノリくんに僕も頷く。びっくりするよね。>>333]
理屈は僕にもよく分からないけどね。
想像力が豊かなら口からビームも出せるらしい。
[こういうのは恐らくイメージぢからが関係しているに違いない。全身に走る魔力神経的なものを知覚する所から的な。
僕は自分がビームはおろか魔法的なサムシングを出す絵面を全く想像出来ないので、あの大きな猫さんが特別なのだろうとは付け加えておく。 ]
やり方は思い浮かべて、出て来いって念じる事かな?
自分にとって想像しやすい所から始めてみると良いかも……って、修得早いな。
[想像するだけだから簡単だとは思うけど、言い終える前には布が張られるような乾いた音と共に衣替えが完了していた。やだ、飲み込み早い。>>333
装いを新たにしたイノリくんにサムズアップを送る。
パーカーに合わせて誂えられた衣服は年相応の活発さがあり大変よい。
派手ではなくとも動きやすそうな服装は、遊園地内で遊び回るには十分だろう。
ただ首元の部分だけは無くなってない所に、あてが外れたと内心肩を落としたりもした。
それは首輪を掛けた子供を連れ回す特殊性癖の不審者のリスクが残ってしまったという個人的な危惧なので置いておきつつ……。 ]
[写真家は写真を紙媒体で扱う事が多かったりもするという背景もある。
今の時勢では態々現像の手間をかけなくても、機械が自動でホログラムにしたり電子映写の額縁が売られてたりもする。
僕自身はどちらでも良かったりするのだけど、"彼女"が電子映写を好まなかったので、紙媒体派に鞍替えしていたり……話が逸れた。これはまた別件。]
──そうだ。折角だからイノリくんも写真を撮らない?
夢だから持ち帰られるかは分からないけど……記念にさ。
[今ならまだ正門を抜けた辺りなので、遊園地にやってきた!
という記念写真が間に合うなと思っての提案。
実は何度か満面の笑みを浮かべた時にシャッターを切りかけたのだけど、
流石に自制心が勝った。盗撮ダメ絶対。**]
/*
灰をもっと使わないとな〜〜〜〜〜〜〜〜
この遊園地、みんないい感じにはっちゃけ文が紛れ込んで来るのが読んでて楽しい
キャパオーバーで他をあまり読めてないのがさ!!!口惜しいけどな!!!!!
もうやだメイのバカ!寝ろ!はい……(支離滅裂な言動
いいえ、少し前に知り合ったばかりです。
こちらの子かなとも考えたのですが、この子も招待されてきたのかもしれませんね。
[視線を向けると、怯えていたような子犬はそっと顔をあげて女の子をじっと見つめていました。
おそらく彼女が手を伸ばせば、その指をペロペロ舐めたことでしょう。]
[それから少しの間、他愛もない雑談を交わしたでしょうか。
女の子にうさぎの情報を伝えると、カルガモ親子にも興味を持ったみたいに観察していました。]
かわいいですよね、カルガモ。
あちらの海にはシャチやイルカも居て、あの子達とも触れ合って仲良く出来ますよ。
[私は彼らが傍に行くと陸に上がってきてくれることを知っていました。
そんな話の中で、不意に始まる自己紹介。
女の子の名前がツキサキ・ラナということを教えてもらいます。
なんとなく姓名の順番が私の世界とは異なっていることは察せられました。
これまでの“夢”の中でも、そのような方に出会ってきていましたから。]
ラナちゃん、ですね。
私はユラ。ユラ・サブリィテ。
ユラと呼んで下さい。
[私はラナちゃんに微笑みます。
私の容姿は彼女からすれば同い年、もしかしたら年下に見えたかもしれません。
年齢はかなり上になりますが、今はそんなことは些細な事でしかありませんでした。]**
[口からビームも出せるらしい。そう聞いた時には彼は少し呆然としていた。>>336
そんなものが想像力だけで簡単に出来たら誰も困りはしないのだ。
夢であることが、この世界の悪意の無さがそれを許すのだろうか。
機械が人々に紛れサポートしているのは同じなのに、この遊園地と少年の世界はまるで違う。
最初は目の前の大人がビームを発する姿を想像してしまったことは、少年も内緒にすることにした。
あんまり怖くない。多分彼にとってマストという男性が穏やかで優しいイメージになっている故の発想だ。
簡潔で分かりやすい説明と、その内容が普段させられていることに少し類似していたお陰で、迅速に習得が終わる。>>337
大人の心子供知らず、少年はサムズアップを受けて一人照れ照れとしていた。]
[確かにその写真を見てみたくなっていたけれども。
まさかそう感じてから一番に撮られるのが自分になるとは、少年は全く予想していなかった。>>341]
僕、ですか?
い、いいのかなぁ。お金とか払わなくていいのかな……
[今さっき尊敬の念を覚えた技術者を前に少年は気恥ずかしさと躊躇を覚える。口元を手で覆って、おろおろと視線が流れた。
想像すれば大金が降ってくるのかもしれないが、そんな形で出したお金には相手に報いる程の価値は無いだろうとは子供でも想像がつく話。
やがて──結局関心が全てを上回ったのか、迷った末に頷いて、「お願いします」と頭を下げた。
それから早速となれば、正門の前に立ち両手は身体の脇に下ろし、レンズを見つめはにかんだ。
持って帰れるのかは知らない。許されるかも分からない。
この時マストが向けてくれた厚意が、少年の思い出となったことだけが確か。*]
[“夢”から覚める日を自覚しつつ、それでも。
あの日、君の友達で居ようと思った気持ちに嘘はひとつもありませんでした。]
…うん、私とマウスくんはこれからもずっと友達。
[屈託のない笑顔に私も笑みを返します。
本来、人狼と人間が一緒には生きていけないということを嫌と言うほど知りながら。
全ては“夢”だから、と神様に許しを求めました。]
[ホラーエリアを提案したら、マウスくんはあからさまに動揺していました。
私はきょとんとした後、そのわかりやすい態度に肩を震わせます。]
“今日は”気分じゃないということは“次”ならいいの?
[茶化しつつ、フリーフォールの提案に頷きました。
絶叫系は嫌いではありません。
似たような?バンジージャンプというアトラクションには来るたび必ず訪れていました。
それは園内にある山のように高い、塔のような建物の天辺から身を投げるというもの。
ネバーナイトランドには元々、招待されている数が少ないからかもしれませんが、このアトラクションで私以外の招待者を見かけたことはありませんでした。
余談ですね。
その日はそれから、2人で遊園地を目一杯楽しんで過ごしました。]**
[魔法が解け、地面に降り立つと
もう手も届きそうにないほど遠くにある星空を
名残惜しそうに見上げ、その後マウスの方に
顔をゆっくり向けました。
屈託のない笑顔、興奮した様子の彼に>>319]
はい。たのシかったデス。マウス。
お空 は 飛ぶと こんなにモ 心地よいノですネ
……お願いゴト?
[と、訊ね返すのは、星に願いをかける習慣自体の記憶が抜け落ちているから。しかしどういうものなのか聞けば、ラピスも彼と同じようにお星様に向かってきゅっと祈るでしょう。マウスが願ってくれたから、こちらも願いたくなったのです]
まうす も この ゆうえんちで
ダイジナもの が みつかって
もっと えがおに なりますように
[大切な『トモダチ』の幸せ。それが人形の存在意義。ああ、また何か一つ取り戻せた気がする。何かはわからないけれど、大切な、『僕』のやるべきこと]
[そして、お願い事が終われば]
ありがとうございましタ、まうす。
ボクは アイ が わかりませン。
アイ の 定義が プログラミングされて
おりません …おりません、が…
ソレでも、ぼくハ、
『トモダチ』のためニある人形デス
…『トモダチ』のたメ、というのが、
『アイ』なら、僕は、『アイ』を知りたいでス
だから、さがシテみまス。
なんなのかハ わかりませン ガ。
ダカラ、
まうすもナニカあったら、なんなりと
お申し付ケクダサイ。…トモダチ、でスから
[そう言って、ニコリと笑う。
なにか、マウスの手助けに
なれることがあるかもと思うと、嬉しいから。
そんなこんなで、また、よかったら連絡をくださいと
今度こそラピスはえすえふエリアの方に向かったでしょう。
途中途中でスタッフやメカたちに行く先を聞きながら
もしかしたら自分の仲間も多いのかもしれないと
メカ仲間の存在に少し期待を寄せながら**]
***********
ほら、これこれ、
私が設計担当に抜擢されたローラーコースター。
「あら、あら! 面白い螺旋形ね」
そうだろ〜。
旧型のやつの無駄構造を全部撤廃して、
魔術機構無しでも最適な加速・減速と
エネルギーの効率化を実現したんだぞ。
モーターもなあ、この前来た商人から―――
「……、ふふ。あなたの眼を“みとおして”みても、
どういう仕組みなのかよくわからないけれど。
ヘロンがたくさん頑張って、ちゃんと楽しんで
これを作りあげたことだけはわかるわ」
だろだろ〜。 ………………。
ごめんな、エナガ。
(こんな公のところで、口に出せる話じゃないが)
「ヘロン、ヘロン。今は謝る時ではないわ。
このコースターの材料に
今はあなたの頑張りを褒めたたえなくちゃ!」
……ああ、そうだな。
じゃあここも案内したし、次に行こうか。
ほら、あっち。
“小恠鴟”カチューシャの観光客がいる方――
***********
[こうして、ヘローはマシンへの好奇心だけで――否、他にも]
(夜を翔け獲物を狩る、豪華なる“鷹”の解析、か。
とてもじゃないが、カプリムルグスには
堂々と明かせることじゃないな)
[そんな一抹の趣味の悪さ――或いは“地を這う”者めいた風刺――をも思いながら、この「デラックス・イーグル」に乗り込んだ訳だったが……]
……………………………
[ヘローは、絶叫マシン自体は、実はそこまで得意ではない。
走行中のヘローの様相については、お察しいただきたい。
三つだけ予め伝えておくと――。
一つ。走行中、ヘローは声を何一つあげていない。あげられない程のアレでソレである。
ニつ。レオーネくんカチューシャは外れていない。他のお客様がアトラクションの近くに来ていても、飛んでくることはないからごあんしんだ。
そして三つ。こんな有様でもちゃんと各種データは記録てきている。
[そうして、SFエリアに向かうラピスを見送るんだ。
森の妖精たちと手を振って、
もらった風船を大事に持ちながら]
またなー! 楽しんで来いよー!
俺もまた連絡するからー!
[そうしてラピスの姿が見えなくなるまで見送ったんだ。
どうか、ラピスの愛が見つかりますように。*]
/*
後エリア分布と人の具合が全然分かってない
まとめとこ
ローズさん:SFエリア、ラナさんと
ヘローさん:アドベンチャーエリア、ジェッコ
ラピスくん:ファンタジーエリア→SFエリア、マウスくんと
マウスくん:ファンタジーエリア
ユラさん:ふれあいエリア、ラナさんと
ラナさん:ふれあい・SF・ショッピングエリア
隠・暉さん:色々相談中?
マスト・イノリくん:どんぶらこ
── 花畑・カフェ「フェアリーサークル」 ──
[歩いている間に花畑で開けた場所を見つけた。
星空と妖精の光で幻想的に輝く花畑。
思わず見とれていると、足元の切り株にいたノームが『いらっしゃい』と声をかけてくれた。
どうやらここは妖精が営むカフェらしい。
花の蜜パンケーキや妖精の気まぐれドリンク。
他にも美味しそうな飲み物や軽食のメニューを見る]
……そういや、今日は俺の誕生日だったっけ。>>38
現実じゃケーキの一つも食べてないし……、
ここで食べて行こうかな。
ねえ、席ってどこに座ればいいの?
[スタッフのノームに食事をする事を伝えれば、花畑の中にふわりと現れる優雅なテーブルセット]
[俺は妖精に誘われるまま席について料理を注文する]
じゃあ、このエルフ特製*ブッシュドノエル*と、
星屑の*ホット・バタード・ラム*アルコール抜きを一つずつ。
お願いするよ。
[注文をすれば少しして運ばれてくる料理と飲み物。
それを見つめながら、ぽつりと一言]
……誕生日おめでとう、俺。
[呟いてから料理と飲み物を味わっていく。
一人きりの誕生日パーティー。
でも、寂し気な空気を察知した妖精たちがキラキラと俺の周りを飛んで他愛ない悪戯をしたり花をプレゼントしてくれたりしてそれなりに賑やかで寂しい気持ちが薄れていった。*]
[運ばれてきたブッシュドノエルは食べやすいミニサイズ。
エルフの美意識からか、本物の木みたいに精巧だ。
ホット・バタード・ラムも甘くて暖かくてほっとする]
うん、美味しい……、あ、そうだ。
さっき別れたばっかりだけど、ラピスに通信しようかな。
そーいやさっき誕生日祝ってもらえばよかったな。
でもなんか、空を飛んだ興奮で忘れてたんだよな。
まあなんにせよ、メッセージ送るか!
[俺は食事の手を止めてラピスに通信機でメッセージを送る。
妖精とじゃれつつ、しばし休憩タイムだ。**]
[ぴろりん♪と着信音と共にメッセージが送られる]
さっきは言い忘れてたけど今日俺の誕生日なんだ。
だから、何かプレゼントが欲しいな!
別になんでもいいんだけど。
遊園地を歩く片手間にでも探してくれれば嬉しいな。
それじゃ! また会えるの楽しみにしてる!
[誕生日を祝ってくれる友達が一人でもいればいい。
そんな子供のわがままからのおねだりだった。**]
/*
どういう流れにしようかな〜とうんうん考えてたら時間が溶けたよ!
イノリくんを送り出してあげられるようには着地しないとな〜
/*マウスくんやさしい〜〜〜〜すきいいい〜〜〜〜
誕生日プレゼントなにがいいかなあ!
何かきれいなものがいいなあ…!お星様みたいな…!
…たんジョウビ?
[誕生日。それは確かニンゲンサマがこの世に生まれた日です。
それはニンゲンサマにとって何より素敵な出来事で、大切な人たちと一緒にお祝いして、この世に生まれてきてくれてありがとうを伝えるイベントです]
"お誕生日おめでとうゴザイマス。✕✕✕。
僕は✕✕✕と出会えて………"
[とぎれ途切れの記憶の中に、
誰かを祝ったことがあるという不思議な感覚。
そうしたいと思う感覚。
ラピスは、プレゼントを探しに行くことにしました。ラピスは一生懸命考えます。一番きれいなものを上げたいと考えます
だって、まうすが、ニンゲンサマがこの世に生まれてくれたことは何よりも幸せなことなのだから。]
[…幸いにしてここはSFエリア。
宇宙関係、未来の技術関係。ロボメカ関係なんでもござれ。
男の子が喜びそうなものはたくさんあります。
ラピスは、地面にマーキングされた光の通路の上を歩いて、あたりを見回しながら、『きれいなもの』を探します。地面に設置されているライト。花壇に敷き詰められた宝石のような石ころ…どれも違う気がします。
一番のキレイなもの。一番輝いているもの。
手が届いたら、きっと喜んでくれそうなもの…
ラピスは、そこまで考えて、ふと一つ思いつきます。
そして、近くにいるスタッフやお客さんに訪ねてまわることにしたのです]
ニンゲンサマ、ニンゲンサマ。
ハジメマシテ、ニンゲンサマ。
僕はラピス でス。
[見た目が機械だろうと人間だろうと。
中身が魔女だろうと人狼だろうと被験体だろうとなんだろうと、ラピスは手当たり次第に声をかけます。
ボクは 星が 欲しいノデス。
星がココニハ たくさんありマス。
どうスレバ 星は 手に入りマスか?
[と、そこらじゅうで輝くライトや看板のお星様を指差しながら、星がほしい。星が欲しいとしきりに言うでしょう。
はてさて、こんなバグまみれの無茶振りに付き合ってくれるニンゲンサマは果たしていたのか、いなかったのか*]
[その山のように高い塔の中腹にある展望室からは、園全体が良く見えました。
頂上は、雲をも突き抜けています。
このアトラクションは私がこの場所を訪れる時は大体、いつもありました。
建物の天辺から見るネバーナイトランドは薄い雲のヴェールの下で瞬く地上の星々のよう。
青い夜の風を受けて、私は目を閉じます。
飛び降りる時はラプンツェルと手を繋ぎながらも、“1人”で。
恐怖は、微塵もありません。
ゴーサインの声が耳に届けば、私は両手を広げて、躊躇なく身体を宙に投げ出すのです。]
[外の世界に脱出するという設定はまるで、現実での私の願望が投影されているみたい。
雲海の中、落ちて落ちて落ちて。
只管、落ちていきながら。
やがて開ける世界の眩さに、受ける空気の抵抗に、増していく落下速度に。
叶わない祈りと許されない思いを乗せて、私は叩きつけられることのない地面を目指します。
そうして、後少しで届くという所まで来て、グンと宙に引き戻されまでがセット。
世界が終わりを告げるときに耳にするという祝福の鐘は聞くことは出来ません。
きっと、途中で命綱のロープが切れても。
あえてロープを外したとしても不思議な力が働いて、遊園地内では危険はないのでしょう。]
[私に、常に心に降る雨の託された思いを踏みにじることなんて出来ません。
だから、悲しませるだけの本当は心の奥。
世界の全てが私を拒んでも生きることが、生き続けていくことが残された私のただひとつの意味だから。
そのために生かされているだけ。
そのために、どんなことをしてもこの命を続けていかなければいけないから。
それが私にとっての────だとしても。
いつか訪れる最期の瞬間まで。]*
はい、彼も招待されて来ているなら。
メッセージと一緒に届けて欲しいです。
[いつかの夢で、マウスくんの誕生日を聞いたことがありました。
私の世界と同じようには彼の世界の時間は流れてはいないかもしれないけれど、招待された今日が、その日だったから。
間違っていてもそれはそれで、笑い合えるでしょう?
私は届けてくれると言う妖精たちに手のひらサイズのオルゴールを託します。
それは、近くに居る人の思いに合わせた曲が流れるという不思議なもの。
私が触れたときは、The End Of The Worldという曲が流れたかな。
初めて、私の知らない異世界のこの歌を聞いた時、とても心惹かれて。
今では1人の時に無意識に口ずさんでしまうくらいだから、その性能は確かであることは間違いありません。
私は、マウスくんの元で、このオルゴールがどんな音を奏でるのか想像しながら。
それが彼の心を癒すものであるように祈りながら、妖精たちを送り出しました。]
[オルゴールの傍には、小さな小さな私のマスコットが添えられていて。
メッセージをマウスくんに伝えるでしょう。]
マウスくん、お誕生日おめでとう。
[願わくは、最初に流れる曲がいつか聞いたHappy birthday to youという祝いのものでありますように。]**
あの、大丈夫………ですか?
[動こうとしないその方に、スタッフも声を掛けていたかもですが、つい私も尋ねてしまいます。>>361
子犬も尻尾を振りながら、話しかけるように鳴いて見上げていました。
もしかして、お身内の方だったりするのでしょうか。
私は様子を伺いました。]**
[正門をくぐった時のやり取りでは、謝らせてしまった事で僕の評価がスコンと地に落ちる予感がしたが、後に続く言葉を聞いて事なきを得た。>>348
こじつけと取られても仕方ない話ではあるんだけどね。
熱心に聞いてくれるイノリくんは良い子だなあと、再び眩しい感覚に襲われる。 ]
お、興味出たかい? 嬉しいな。
そう。居なくなってしまった人だって、その時その場所には存在している。何をしていて、何を考えて、どんな表情をしてたかは、その時撮った本人しか知り得ないんだ。
どんな想いで撮られた写真かって考えるだけでも見え方が変わってくるんだよ。
[と、話したところではたと気付く。
しまった、つい熱く語ってしまった。
なんだか心なしか僕に向けられる目線が尊敬に近い物になっている気がしてきた。
『まあ今は大して売れてないんだけどね〜ハハッ』と言うジョークにもならない自虐で締める筈が切り出すタイミングを損ねてしまった、不覚。 ]
[と言う背景から、>>341はこうなったら仕方ないと、有能写真家だと振り切って写真を撮る事を提案した、という自己保身的な側面もあったが、イノリくんの反応にはやっぱり評価高いなと苦笑い。>>349 ]
子供がお金の事なんて考えなくていいよ、夢なんだし。
それに、僕も今は仕事じゃなくて趣味みたいなもんだからさ。
[はいそこ、趣味で子供を撮ってるの……? は揚げ足取りだよ。
何? 思ってない? 自意識過剰? 予防線は大切なの。
ううん、と悩む様子のイノリくんはやがて深く頭を下げて被写体となる事を了承してくれた。
そうして正門の前ではにかむイノリくんにカメラを構えて……表情が硬いような?
僕の勘違いなら良いけど、イノリくんの様子から恐縮が勝ってるように僕は見えた。 ]
[いずれにせよ、久しぶりの肖像写真に内心張り切っていた僕は少し変化が欲しいなと思ってしまった。
レオーネさんは違うのかって? あれは特殊ケースかな……。
ふと見やれば、先ほどレオーネさんを撮ろうとした時に映りたそうにしていたスタッフ達が遠巻きに見ている事に気付いたので、手で指し示す。
ピエロ姿のくまや、小さな妖精……ノームって言うんだっけ、そんな映りたがりな子達はぱっと顔を明るくして、イノリくんの周りに集まっていく。
イノリくんは戸惑ったかな、ごめんね。ちょっとした悪戯心。
集合写真を一枚撮れば、イノリくんにフォーカスを合わせて。
驚いた表情が見られれば一枚、もみくちゃにされて笑みが零れたならまた一枚と撮って、正門前の記念撮影はおしまい。
撮れた写真はそれなりに納得いくもので、想像すればポラロイドカメラが流すような音と共に撮った物が1枚、2枚と手元に現れる。 ]
……はい、こんな感じ。
改めて、遊園地にようこそだね。
[少しでも楽しい思い出となりますように、なんて想いを込めつつ写真を手渡したのだった。 ]
[ライトアップされた施設はどれも遠目からでも良く見える為、大きい物であればそれが何なのかは簡単に理解が出来た。
例えば遊園地では切っては切り離せない絶叫コースター。>>359
人数が疎らなのか、叫び声の一切は聞こえてこなかったけど。
絶叫系は得意なのかイノリくんに聞いてみようか。
ちなみに僕はホラーや絶叫といった類は苦手だけどつい見てしまう性質だ。
ふれあいエリアの横を通った時には、巨大な犬がこっちを見てへっへっと獲物を見る様な目をしていた。どうして。>>178
飛び込まれる心配はないとはいえ、中々の迫力である。
イノリくんに平気かどうか聞いた時の声は多分上ずってた。
SFエリアに設置された宇宙ステーションや空飛ぶバイクは刺さる人には刺さるのだろうなと眺めてみたりしつつゴンドラは水路を進んでいく。>>101
正直、どこのエリアも想像以上だった。
ベストプレイスを探すという目的はいい意味で達成が難しそうだと思った頃、イノリくんが見てみたいと言っていたファンタジーエリアが見えてきただろう。 ]
[ゴンドラがファンタジーエリアの一画に近寄った所で、突如ゴンドラが揺れ始める。
見れば、そこはフェアリーエリアだったようで、湖に居る筈のゴンドラが近場まで来た事に興味を引いたらしい。
淡い光を放ちながら寄って来るホタルの様な妖精は相当な悪戯好きらしい、僕の帽子を取り上げようとしたり、ゴンドラに乗っている船頭さんにびっしり乗って羽休めをしたり。
あっという間にゴンドラの上が妖精塗れになってしまい、着岸を余儀なくされてしまった。 ]
……まあ、イノリくんの見てみたい場所だったし、丁度いいか。
どうする? 少し周りでも見てくるかい?
[フェアリーエリアに用意された桟橋で降りながら、イノリくんに話しかける。
船頭さんの次は僕に目を付けたらしい妖精は眼鏡の前に張り付いてしまって大変視界が悪い。
そう言う鼻眼鏡か何かを掛けた状態の僕はしかし、特に意に介さず話すものだから、さぞかしシュールだったろう。
イノリくんが散策をするなら、ゴンドラ周りの後片付けを済ませて後に落ち合っても良い。
僕は光る眼鏡の状態のまま返答を待つ事にした。** ]
—— SFエリア・可愛らしいお人形さん ——
[ニンゲンサマ、ニンゲンサマ。
そんな言葉が付近でたくさん耳にすることに気がついて。
辺りを見渡せば、売店の外でさまざまなスタッフに声をかける少年>>373が目に入る。
何か困っているのだろうか、と気になって近寄って。声をかけている中で、ラピス、という自己紹介を聞けば、駆け寄って、目線を合わせるために少し屈む。]
あらあらまぁまぁ。マウスちゃんの言ってた子かしら。
こんばんは、ラピスちゃん。私はローズ・メディレア、よろしくね。
[まずは自己紹介、いきなりで声をかけられては怖いかも、と思い、できる限り微笑みをたたえて。]
ラピスちゃんはどうしたのかしら、おばあちゃまにも聞かせてもらえるかな。
[そのように尋ねれば、他のスタッフに聞いていたことを聞けただろうか。]
まぁ、ラピスちゃんはお星様が欲しいのね?
[お星様といえば、空に浮かぶお星様のことを言っているのだろう。
普通に考えれば、空に浮かぶ星を手にすることはまずできないし、宇宙の説明を聞いた時に、よく理解はできなかったものの。星が、かくゆうごうはんのう?というものを起こして光っているから、星そのものを手にしたところで光らないのだとか。
でも、目の前のお人形さんはきっとそんなことは聞きたくないだろうと思い]
そうねぇ、それじゃおばあちゃまと一緒に探してみましょう。きっと、”いいもの”がみつかるわ。
[お人形さんを不安にさせないように微笑んで、おてて繋ぎましょう、と手を差し出してみる。
•••一応、それらしいものを売店で見かけた。これで喜んでくれるといいけれど、と内心ハラハラしてたりして]
[さて。売店に戻ってきたわけだが、どこだったかしら、とゆるりと視線を巡らせて。
目当てのものを見つければ、見て見て、と明るい声でお人形さんの視線を誘導する。
陳列棚に並んだ水晶玉のようなもの。
その中にはミニチュアの宇宙船や、ミニチュアの獅子、ミニチュアの遊園地など、それぞれの透明な玉の中に入っている。他にも星のような多角形のものが入ったものもあったか。
その中で、ミニチュアの獅子が入った玉を手に取り]
ラピスちゃん、見ててね。
お星様、きらきらー
[そう言って、手首を回し、玉を揺らせば。
玉の中には無数の小さな煌めきが舞う。いわゆるスノードームである**]
うふふ、ラピスちゃん。ど、どうかな。
── ファンタジーエリア・ユラからのプレゼント ──
[俺が花畑のカフェでささやかな誕生日会をしていると、妖精たちがラッピングされた小包を届けてくれた。
開けてみると中にはオルゴール!>>379
それに、ユラにそっくりなマスコットも添えられている。>>380
ふわりと優しく鳴り出すオルゴールの音色は、
Happy birthday to you──
温かい音色がふんわり心を包み込んでくれる]
ユラ……! ありがとう……。
[誕生日おめでとうと言ってくれるユラに似たマスコットを優しく撫でてしばらくオルゴールの音色に耳を傾ける。
目を閉じれば隣にユラがいて微笑んでくれてる気がする。
それに、母さんも──……]
*********
[物心ついた頃には父のいない母と二人きりの家庭だった。
母子家庭で貧しいなりに普通の子供として暮らしてた。
近所の友達とゲームしたり、遊んだり、買い食いしたり。
誕生日には母さんが手作りケーキでお祝いしてくれたんだ。
Happy birthday to youを歌いながら。
楽しくて温かい、母さんとの思い出──。
────。
でも、父を名乗る男に引き取られてから俺の環境はガラリと変わった。
『本妻の跡取り息子が死んだから、愛人の子のお前を引き取る。
お前の母の生活は支援してやるからお前は俺の跡を継げ』
母さんと離れるのは嫌だった、でも。
病気がちな母さんの生活費や医療費を払ってくれるなら。
俺には──……拒否権なんてないんだ]
*********
[はっと物思いから戻る。
そうして届け物をしてくれた妖精にこちらも贈り物を頼む。
幸いにここは花畑、ユラが喜んでくれそうな花がいっぱいある。
俺はしばらく花畑で綺麗な花を摘んで花束を作る。
名前とか種類は花に詳しくないから分からないけど。
色とりどりの素朴な花を集めた良い匂いの花束。
ピンクのリボンで可愛く包んで。
メッセージカードを添える。
『誕生日覚えてくれててありがとう!
また会えたら遊ぼうな。
マウスより』
妖精に花束とカードを託し、その後姿を見送った]
ろーず おばあチャマ、?
[と、首を傾げて。合っていますか?と
彼女を見上げて訪ねます。
ろーずおばあちゃま。 そういえば
記憶の彼方で、✕✕✕はダイスキなゴ老人の家族に
そう呼んで…いた?ような気がしました。
ラピスは、ろーずおばあちゃまに事情を話しました。
一番キレイなのはお星様だから お星様がほしいのだと]
まうすに プレゼントしたいノデス
マウスはオタンジョウビ だから
いちばんきれいな オホシサマがほしいノデス
おそらをトンデモ、オほしさまにはとどかなかったので
オホシサマがたくさんある、ここなら、
モシカシタラ、届くカモシレナイとおもって
ろーずおばあちゃま は どうすれバいいか、わかりマスか?
[ろーずおばあちゃまは、少し考えて
一緒に探してくれると手を差し伸べてくれました>>391
ラピスはそれを見て瑠璃の瞳を大きく開いて、
そして嬉しそうに笑って手を取ります]
ハイ。さがしタイです。
イッショニ さがして くださったら
ウレシイでス
[そう言って、おばあちゃまに手を引かれて
一緒に売店まで向かいます。
ぽかぽか。隣り合って一緒に歩く歩幅。
ニンゲンサマと一緒に歩くと、胸の穴の奥が暖かくなるのを感じました]
ろーずおばあちゃまの おてて
とっても あったかいです
[そしてたどり着いたのは、丸い球体がたくさん並ぶ棚のところ>>392、最初はこれが何なのかわかりませんでしたが…]
さ、てと。
[しばらくの間集中していたおかげか、適度な疲労に背をぐっと伸ばす。
時間も気付けば思ったより進んでしまっているようだ。
大きな笠を頭から外し、ベッドからすぐに手の届く所定の位置へと置く。
洗顔と歯磨きとを丁寧に終えると、ゆっくりとその大きな身体をベッドに横たえた。
枕元には、遊園地へのチケットを添えて。]
ワア…!オホシサマ、です…!
小さな おほしさまが タクサン ふって
手の中で キラキラ しています…!
[ラピスは目を輝かせました!
『スノードーム』という存在を知らない彼には、
舞い散る煌めきが、本物の星々のように認識されたのです。]
ろーず おばあちゃまは スゴイでス…!
まるデ まほう みたいでス…!
僕は この オホシサマが ほしいで ス…!
[と、ラピスはとてもとても『スタードーム』を気に入った様子でした!ミニチュアの獅子も、まるでレオーネサマがいつもそばにいてくれるみたいで、キラキラの夜空がもっと賑やかで寂しくないように見えました。
ろーずおばあちゃまの『魔法』に魅入ったラピスは、
どうすれば、これを譲ってモラエますか?と
おたずねします。
ラピスにとって、ろーずおばあちゃまは、とってもすてきな星のお姫様で、星の魔法使い様のようなものになったようです*]
[今回、その遊園地にやってきた最後の客になっただろうか。
目を開ければ満天の星空の下、華やかに煌めく門の前。
一頭のライオンが楽し気に賑やかに話しかけてくる。
これは夢の世界なんだろうと、すぐに納得できるのは
チケットに書かれていた文言もそうだが
自分自身が妖や物の怪の類を滅する職を持とうとしているからか。
摩訶不思議な事をすんなりそのまま受け入れて、案内を聞く。]
へぇ…お代が無料とは、随分太っ腹な仕様だねぇ。
それなら笑顔で楽しませて頂くとしようか。
ああ、地図は構わないよ。
夢ならきっと導かれるままに進んだ方が楽しいだろう?
折角だ。『小生の失くしたもの』とやらも、探してみよう。
[ここで見つかるという噂の『失くしもの』。
自分自身では自覚がないが、失ったものがここにはあるのだろう。]
[ひらと手を振り、レオーネくんとやらに別れを告げて歩き出す。
その足が向かうのは導かれるままに。
早いスピードで進む、ジェットコースターのある方向へ。
癖のように頭に手を添えたが、そこに笠はない。
今日は無くてもいいのだろう。
いや、“今回も”か。
口角を少し持ち上げて、ゆっくりとした足取りで進んだ。]**
良い
[ロボスタッフの腕の中、ヘローは(もし人間体であったならば引き攣った顔がふっと緩んで爽やかな微笑が浮かんでいたところだったが機械体なので無表情のまま)レオーネくんカチューシャを綺麗に被ったままの鷺頭をかくりと垂れ。
そしてそのまま、動かなくなった――。]
〜 完 〜
[……なんてこんなところで
ロボスタッフの合成声での『お客様しっかりしてください!!!!』という丁寧な発音での呼び声に混ざり、子犬の鳴き声もまた、へろへろなヘローの聴覚に入り込んでくる。]
(あー……パップ?
まるで死んだ飼い主を迎えに来る飼い犬みたいな……貴方私とはそういう関係じゃないどころかこういうのNGですらなかったか……)
[などと色々と勘違いをしたままカメラアイを再起動してみれば、足元のほうで尻尾を振る一匹の白い子犬が。
そしてその少し後ろのほうに、この様子を伺うように立つ人のカタチ――機械ではなさそう、というところまでは感じられた――が捉えられた。]
貴方が死神……… ……って訳じゃないだろうな。
見ての通り、全くもって大丈夫じゃ、ない。
無様なところを、見せた、な。
[「大丈夫」>>382かと尋ねるような声も聞こえたことで、「多分これ別に私死んでないな」と妙に確信できたという。]
[それからわりとそれなりにだいぶ(※夢の中なので時間は曖昧である)経ってから、漸くヘローはスタッフの手を借りることなく自力で立つことができるようになった。
ここまで支えてくれたロボスタッフに「ありがとう」、と(腕の力加減の体感データも頂けたことは黙って)礼を述べてから、足元の白い子犬を再び見下ろす。]
しかしこの子、妙に私に懐いてくるな……。
この子に似た毛並みの知り合いはいるんだが。
この子は、君の友達か?
[再び正面の相手に向きなおり、今度はこちらから問う形に。「貴方」呼びが「君」に変わったのは見た目から受けた年頃の雰囲気に引きずられたからで、特に深い意味はない。
そしてここで「飼い犬」でも、飼い犬という意味での「お子さん」でもなく、「友達」と口にしたことに特に大した意味はない。
ヘロンという人間に、「獣」の姿の生き物を「友」と呼ぶに至るようになった過去>>122があった、ただそれだけのことだ。*]
うふふ、ローズおばあちゃまですよ。
[微笑みながら、お人形さんに頷いて>>397、>>398。
ふと、今の自身の姿が老婆の姿に見えないことに、目の前の彼のあたふたとする様子を見てようやく気付いたものの。
年上が慌てると不安がらせてしまうので。不安がらせないように、これが普通なのだと押し通すことにした。おばあちゃまですよ。]
あらあらまぁまぁ!マウスちゃん、お誕生日だったのね?
うふふ、一番きれいなお星様、マウスちゃんにあげたいものね。
[お星様が欲しい理由を聞けば、じんわりと胸が熱くなるのを感じる。お祝い。長らく、自分からしてこなかったものだ。
危篤状態の治療は関わっても、容態が安定すれば弟子に変わり、また違う患者を見るという日々。完治した患者を見ることはほぼなかったと言っていい。
おめでとう。この言葉を送ったのは、最後はいつだったか。]
[よかった、お眼鏡にかなったようだ>>401。
表情は変えずに、内心安堵した。]
うふふ、おばあちゃま、実は魔女なのよ?
ラピスちゃんが喜んでくれて、おばあちゃまも嬉しいわ。
このお星様はあちらのスタッフさんにお願いして譲ってもらいましょうね。
それじゃ、これ•••————
[スノードームの中には獅子が一匹。これでもいいけれど。それだけじゃ寂しくないかしら。
ちらと、売店のスタッフに目配せして。]
に、もう一つ。ラピスちゃん、魔法をかけてみない?
この中に、レオーネちゃんと一緒にラピスちゃんも入るの。さあ、触ってみて。
[そんな提案をしてみたら、彼はどんな反応をするだろう。もちろん彼自身が入るのではなく、ミニチュアの人形を加えるだけであるが。
せっかくなら、魔法使いを演じ切ろうと、獅子の入った球をお人形さんの前に差し出した。
もしラピスが同意して球に触れたなら、魔女がきらきらー、と呪文をかけて。後はスタッフが頑張って人形を増やしてくれるだろう**]
***********
――何故。何故。何故!
当代の国王陛下は、先代たちまでとは違う、
寛容と慈愛に満ちた御方じゃ、なかったのか。
何故だ。何故、貴方を、君を……
「ヘロン、ヘロン、落ち着いて。
あの人は寛容と慈愛の御方故に、
お針子のあたしが為した非礼に対しても
右眼を取り上げるのみに留めたのよ」
これが、これが寛容と慈愛だって言うのか、君は……。
「ええ、そうよ。いたいけなヘロン。
これまでの王が為してきたこと――
モズに、コマドに、レイヴン様に、みんなに
為してきたことよりも、ずっと、お優しい」
……、エナガ。
「?」
私が君を守る――
いや、「守る」なんていうのは思い上がりだな。
その役はパップのほうこそ相応しい。
――私は君の側にいる。私が、君の右眼になる。
「ヘロン、……」
譬え私がこの国の人間の身であろうと、
この森の侵略者たちの血統であろうと。
かつて君たち妖精の側に立って王に背き、
“地を這う”身分に落とされた祖先と同じように、
私は君の側に立つ。その為なら王にだって銃口を向ける。
「……………………
ありがとう。ほんとうに、いたいけなヘロン。
でもね、どうか忘れないで頂戴。
あなたにはバルシューンおとうさんも、
エグレットおにいさんも、いるってこと」
***********
[結局、ヘロンという人間は、“人ならぬもの”の側にさいごまで立ち続けるという未来を自ら捨てた。
“人”でありながら“狼”の側に与し、“狼”の生を繋ぐために己が身まで捧げられる者とは異なっていたのだ。
それは確かに、自らの肉親の生を想うが故であり。
同時に、己が意志ではどうしようもない特性に付け込まれた結果でもあったのだけれど――。
この人間に「もう迷ってもいない」とまで言わせたものは、さて、なんだったのか。>>14
愛らしい誘惑に満ちたショッピングの石畳にも、
魔法といたずらと温かさに満ちた妖精の叢にも、
密林に鳥獣の声が遠く響く冒険の大地にも、
あの
/*
あっ!憶之ヰくん来てくれた、よかったー。
発言ないから、ログの海に溺れてないかなって心配してたの。
マイペースに楽しんでくれればいいなぁと。
あわよくば、憶之ヰくんと三ノ宮くんの遊園地デートを壁になって眺めたいのですよっ!ラブ。
/*
ローズおばあちゃまおちゃめすぎてかわいい〜〜〜〜
そしてヘロンはさてはバンパスコートの革命周りの話だな!いいぞもっとやれ(わくわく
マジョ…!
ローズおばあちゃま は マジョ なのでスネ…!
スゴイ、デス…!ホンモノ はじめテ です…!
[おばあちゃまの秘密を知ったラピスは、
より一層目を輝かせました!>>410
おとぎ話に出てくる魔女は、
灰かぶりの女の子をお姫様にしたり、
可愛い赤ん坊に優しい魔法をかけてくれたり。
悪い魔女もいますが、優しい魔女もたくさんいます。
ラピスは、それを知っています。
魔女様は、女の子たちの憧れなのです。
そんな記憶が、どこかになぜか、
ノイズのように走るのです。
だからこそ、ラピスは輝かせた尊敬の目をわすれませんでした。だって、ずっと手が届かなかった星空を、こんなに近くに手繰り寄せてくれるなんて!感動と感謝以外なんの感情が必要というのでしょうか!]
[そして、もう一つ魔法を。
ということばにラピスはキョトンとしました>>410]
僕も ほしぞら ニ 入れるンですカ?
もし、できるなラ はいりたい デス…!
レオーネサマと いっしょに
マウス と トモダチとして そばにいたいです…!
[そう言って、促されるままスノードームに手を触れて、
目を閉じてむむむっ…と念じてみます。
中に入りたい、まうすやレオーネサマが
ひとりでさびしくないようにしたい、
なかに、ハイリタイ…!
そう目を閉じて祈っていると…素敵な優しい魔女様のキラキラ〜という魔法と共に、すこしことことっとドームが動き…目をソロ〜…っと開けてみると…]
!!!
ちいさナ ぼくガ ナカ ニ いまス…!
レオーネサマと いっしょデス…!
[そこには、獅子の人形といっしょに、ラピスのデザインを模して作られた小さなミニチュア人形が星のような雪の中に座っておりました!もちろんこれは、ローズおばあちゃまの考えていたとおり、店員さんがこっそり用意したミニチュアをうまいこと土台側から入れたことでかなった奇跡でしたが…ずっとお祈りしていて、目をつぶっていたラピスは、自分が魔法を使えた!と大はしゃぎです]
ボク、 まほう ガ つかえましタ…!!!
これデ 星空 が さびしくナイです…!
ローズおばあちゃま が マホー を
おしえてくれタ おかげ です…!
コレデ まうす も よろこびまス…!
ありがとう ござ イマス…!
[そう言ってまたスノードームに視線をやって、とても嬉しそうに笑って。店員さんから、この魔法の星空をもらえると聞いたとき、さらに顔をほころばせたことでしょう。夢のようとはまさにこのことです]
[こうして心からのプレゼントが完成したことに
胸の穴が満たされるのを感じながら、ふと気づきました。
こんなに良くしていただいたのに、
おばあちゃまになんのおれいもできていません!]
ア、アの ローズおばあちゃま…
ぼく、僕 なにか ナニカ
ローズおばあちゃま にも おれい したくて
けど、わから ナクテ…
えっと…エット……ウーン、ト…あ…
[そうして周りをキョロキョロして、なにか喜びそうなものはないかと探します。魔法が使える人が喜びそうなもの…喜びそうなもの…とかんがえ…おとぎ話の物語を参考に考えた結果…、その近くの棚にあった、宇宙をイメージした色の透き通ったガラスペンが目に入り、それを手にして差し出しました]
あ、アノ これ
まほうのツエ だカラ
ローズおばあちゃま みたいデ
とてもきれイ だから
お礼 のプレゼント したイです…!
受け取っテ、もらえ、 マスカ?
[…どうやらすこしガラスペンの使用用途を、魔法の杖と勘違いしているようです。けれど、ラピスはこのキレイなキレイな杖(?)が、きっとおばあちゃまにはよく似合うと思いました。…差し出したその魔法の杖は、はてさておばあちゃまのお気に召してもらえるでしょうか?*]
/*
>>419
あにゃああああああ!!!!!!!!!!
ラピスたん可愛すぎ萌えーーーーーーーーー!!!!!
(限界オタクすぎてビーム出す桜餅)
── 余談・遊園地での「お代」について。 ──
[遊園地のお代が全て無料と言うと驚く来園者も多い。
それに最初、レオーネは不思議に思ったものだ。
ここは夢の世界。
夢の中にだけ存在し、現実には存在しない場所。
だから、お金を貰ってもぶっちゃけ困るしいらないのだ。
それに来園者は来る時代も世界線すらも様々!
当然お金の種類も統一されておらず、困るだけなのだ。
むしろ遊園地に必要なのはこの世界を維持する「夢見る力」。
人々を愛し愛され、夢の狭間に流れ着いた落とし物を届けては人々を幸せにする。
そうして生まれる夢見る力、遊園地への憧れ。
──最初は小さな草原だった場所、
今では様々な人々の夢見る力で華麗に輝く遊園地]
[『お客様の笑顔が最高のお代』>>2
それは言葉通り、来園者の笑顔が幸福が遊園地の力になるからこその言葉。
そして──……]
偉大なる創造主であるマイロードの願いなのです。
私は来園者のみなさまの幸せを願っています。
これまでも、これからも──……。
あの方の夢を、私はここで護り続ける。
[星屑の獅子は夢の中で人々の幸せを願い続ける。
大切な「夢」を胸に抱いて。**]
[忙しい好奇心はある一画で起きた異変により、ゴンドラの外から内へと向き先が変わる。
一番見たがっていた筈のエリアの美しい光景は、ただ遠くで舞うのではなく襲撃者のように三人の元へ。>>389
最初は驚き、取り上げられようとする帽子を横から守ろうとしたりもした少年。
だが、ああこれは悪意ではなく悪戯心だと気づいてからは、彼にとっては突然沢山のお友達がやって来たようなものになった。
困っていただろう二人の大人を前にくすくす笑うのは、あまり良い子とは言えない姿だったかもしれない。]
ふふっ、マストさん人気者になっちゃった
妖精もマストさんが好きなんだなぁ……優しいもんね
[桟橋から降り、掛けられた声に隣の相手を見上げると光り輝く眼鏡。思わずまた笑みも零れるというもの。
夜でも事故に遭わなさそう。いや、見えづらくて結局危険だろうか……とか考えてしまったのは内緒。]
いいんですか?
うーん、うーん……でも……んっと……
[大変なことになったのは事実なのだし何かお手伝いしたほうがいいのではないか、少し気にする気持ちが躊躇を生むが、迷ってる時点で早く散策したいと逸る気持ちがあるのも本当。
そんな時どこからか届く音色に気づき、聴こえる方向に何気なく目を向ける。>>396
そこで少年は目を見開き、固まった。]
えっ……?
[鈴が鳴るような高い笑い声と共に、─そう、まさしくここにいる少年くらいの背格好の─影が幾つか、走り去って行くのが見えた気がした。
見間違えかもしれない。遊園地なんだから子供が多いのは当然かもしれない。
でも、少年は被験者の子供達が囁きあう噂の内容をよく覚えていた。
この遊園地には、夢の中にある以外にも“特別なこと”があると。]
マ、マストさん……僕、行ってきます
お先に、その、散策してきます!
いっぱいいっぱいありがとうございました
──また後で!
[出会った時のように小さな頭を下げ、そんな言葉で収まらないくらい良くしてくれた相手に感謝を述べて、さよならではなく再会を望む言葉を残して。
早足で少し離れたところで一度振り返り、手の代わりに懐にしまっていた写真をひらひらさせ、少年は駆け出して行った。*]
/*
わんわんっ!!!村がもうすぐ始まるにゃん!!
ワクワクしてきたにゃああああん!!!!
(初の村建てで大興奮する野獣と化した桜餅)
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新