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隣村から聞こえてきた噂。
人狼と言う名の人の姿をした獣が、夜な夜な村人の血肉を啜ると言う。
村人達は顔を合わせ、それぞれの身を案じ始めた。
1人目、 ほぼろぼ ゲイザー がやってきました。
ほぼろぼ ゲイザーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
2人目、 でんし ウミ がやってきました。
でんし ウミは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[ 人工惑星カイオウ:
この銀河一帯の物流の主要中継地のひとつ。
数多の星の宇宙船からの物資やデータが集まり、
別の星へと届けられていく拠点。
発着する船の中には手紙の集配に携わる郵便船も。
機械の惑星でもあるカイオウには、複数の人工知能が
それぞれに異なる役割を担いながら
惑星カイオウという機体の各部に搭載されている。
「ウミ」と名付けられた人工知能もそのひとつだが―― ]
あゆみ、この子も手紙で言ってた!
星雲戦隊のロボットガイザーがスターです。
私は星なので、これが銀河の言語です。
あなたはそれをうまく話すことができます。私も速いです...
[ 少女のアバターから発せられる合成音声が
銀河語で記述されたテキストを読み上げる。 ]
≪ キミの文通相手の銀河語はまだ初級者レベルだ。
キミが言語学習用の素材に用いるにはまだ早い。
今はあの子の言葉遣いを学習したりしないで
ただ内容を把握するだけに留めなよ、ウミ。 ≫
[ 技師はアバターの目を見ずに言い放つ。
ここで技師が発したのは銀河語ではなく、
この星の第一言語――カイオウ語。 ]
人工知能はあらゆるテキストを読み取ることができます。
学習教材として吸収すべきではないか。
[ ウミは口頭では技師に合わることなく、銀河語のまま、
アバターに発声させる文章を出力する。
カイオウ語での出力が基本設定ではあるものの
現在の設定では銀河語の出力が優先されている。 ]
[ 元々の搭載言語においても、技師の言葉遣いを
そのまま模す形で学習してしまった人工知能は、
この日も電子の海から技師らが収集した
「オーソドックスな」銀河語のテキストを学習する。 ]
……スターも手紙を書いたり送ったりするの?
一度カイに手紙が届いたのですか?
私にも見えるかなーいや、あなたには読めませんよね。
[ 未だ拙い銀河語を、再びアバター越しに出力する。 ]
村の設定が変更されました。
参加制限
参加パスワード
/*
>あなたは人狼を希望しています。ただし、希望した通りの能力者になれるとは限りません。
指差し確認オーケー。
というわけで、村建て人です。よろしくお願いいたします。
ウミの肩書きは相当悩んだんですが、デフォルトのままになりました。
(実は天声内容に詰まった結果、村建て1週間前くらいに急遽狼のキャラ設定を変更した経緯があり……)
/*
ところで全体メモ、「銀河語以外の使用言語」が二行にわたってしまっているのがちょっと気になるな……。
今は1人だけなので判断しづらいのだけれど、参加者の方が集まってきた際に個別メモ一覧として見にくくなってしまわないかが心配なところ。
3人目、 みつかい ヌンキ がやってきました。
みつかい ヌンキは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
「この惑星が生まれた後、地表に我らが繫栄した折も」
「外星の民がこの惑星に降り立ち、我らとの間に
諍いを為し、地表と水面とが荒らされた折も」
「争いの末、大いなる海の嘆きに応えたかのように
銀河の果てより巨竜が地表を焼き尽くした折も」
「長き時を経て、この惑星に再び安寧が齎され
我らと外なる民との間の平穏が保たれた今も」
「その時代ごとに、御子は姿かたちを変え、
我らの血脈が途絶えることなきよう
古き海の主の守護を我らに授けてきた」
……そう言い伝えられてはいるんだけれど。
ぼくがそこまで大層な「
そういう実感とかそういうのは、ないです。
[初等学級の教室、歴史の授業が終わった後の休み時間に、日常着のヌンキは同級生のひとりに零していた。
他のクラスメートが、同じクラスの「御子」をわざわざ取り囲むような様子もなく、休み時間は至って平穏に過ぎていく。]
[「海の御使い」と信じられるヌンキは、人間。
この惑星に移民として暮らす者から見れば「先住民」。
そしてこの惑星の外の者から見れば「異星人」。
最後の呼称については具体的な惑星名を用いて呼ばれることも多いが、それについては別の機会に。]
[そんなヌンキは、この惑星上の他の人間の住民とそこまで大差ない生活を送っている。
初等教育機関に通う様子も、他の子供たちとなんら変わりない。]
ええと、ええと…………わかりません、先生。
[そして、初等教育での必修科目である銀河語がそこまで身についていない様も、この惑星においてはさして珍しくない。
頑張れば手紙を書ける程度の文章力があるだけ、この惑星の人間としては大したものではあったかもしれないが。]
……外の星の人向けのアピールのために
いまどきは「御子」も、銀河語できなきゃ
いけないって言われるけど、むずかしいよ。
[昼食時の長めの休み時間中、校舎の屋上で、同級生に愚痴の続きを零す。
「むずかしい」と言いながらも、それでも本人なりに続けていることはあって]
え? それであの手紙誰に出したのかって?
あれはさ、なんか、
全然知らない星にでも届けばいいやって。
別にブームに乗っかった訳じゃないけど。
[でも本当はちょっと流行りに乗せられたのかも、だの何の、ごにょごにょと口ごもってもいた。]
/*
村建てメモのリンク先めっちゃ間違えてました失礼しました……(星見る〜の方のままになっていた)
あ、あと先ほどの独り言内容からもお分かりかもしれませんが
ウミのほうでばっちり再翻訳やって おり ます !!
wikiには「自己責任で〜」と書いたのでちょっと厳しめに見えてしまっているかもしれませんが、このくらいさくっと投下して大丈夫です!のきもち!
>>2>>4の三点リーダの使い方が明らかに統一されていないので、再翻訳の文章だと気づいてもらえ……たらいいな……
>>2「私は星なので」は結果的にウミの在り方をそのまま示すような再翻訳になりましたね。
(実際は前述の通り、ロボットガイザーのことを言いたかったんですが……)
[ヌンキが初めて星の外に手紙を出したのはいつだったか、切欠は何だったか。
ともあれ今のヌンキが、銀河語で書いた手紙を違う惑星にいる誰かに向けて送る理由のひとつに、「銀河語での遣り取りを実践することで語学力を磨く」ことがあった。]
この星でずっと暮らし続けるんだったら、
銀河語なんて、別にできなくたって
全然困ることなんてないのに……
[そんな愚痴を未だに零すことはあれど、それでも銀河語で手紙を書くことをやめてはいない。]
[ヌンキが暮らすこの惑星には、大きな海が広がり、陸地もまた広がる。
陸上に暮らす人々は、「先住民」も「移民」も共に、コンクリートの高層建築立ち並ぶ都市に住まう者もいれば、森や草地、岩だらけの砂漠に点在する村に住まう者もいる。
勿論、人間以外の生き物たちも、それぞれの自然環境の中で(ある種の生き物は都市の中に潜んで)生き続けている。
それは多分、この銀河の中の他の惑星でも見られるかもしれない、「街」も「田舎」も「自然」もそれぞれに存在する、平穏な惑星のかたち。]
[ヌンキが暮らすこの惑星には、大きな海が広がり、陸地も広がる。
陸上に暮らす人々は、「先住民」も「移民」も共に、コンクリートの高層建築立ち並ぶ都市に住まう者もいれば、森や草地、岩だらけの砂漠に点在する村に住まう者もいる。
勿論、人間以外の生き物たちも、それぞれの自然環境の中で(ある種の生き物は都市の中に潜んで)生き続けている。
それは多分、この銀河の中の他の場所でも見られるかもしれない、「街」も「田舎」も「自然」もそれぞれに存在する、平穏な惑星。]
[少しだけ、この星ならではの特徴を挙げるとすれば。
惑星上の各地に、何百年も前に滅ぼされた――「銀河の果てからの巨竜に焼き尽くされた」都市の遺構がみられる、といったところ。
これについても、他の惑星でも似たような遺構が存在するかもしれないが。
ある遺構は、鬱蒼と生い茂る森の樹々の間や根っこの下、あるいは砂漠の岩と砂に呑まれ沈み込む形で。
人の目に触れないところであれば――現在築かれている都市の地下に封じ込められる形で。
竜に滅ぼされた文明の遺跡は、自然の生き物たちの住処となり、人間の研究者の調査対象にもなり。
また、この地で神を奉じる者たちの伝承の対象ともなっている。]
4人目、 けんきゅう シトゥラ がやってきました。
けんきゅう シトゥラは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ねえ
きみはどんな言葉なの
[繊維を絡ませ平に成形した、紙、その束。
ふるいそれは脆い。傷んで褪せた紙の上にうっすらと残る線の跡を慎重に指で追う]
[色素を擦り付けた紙、凹凸の彫り込まれた版、陰陽のグラデーションに意味を載せた電子の記憶。塩基の配列。振動の波形。
そこに言葉があった。
言葉はこの宙のおもてを覆い、生けるもの、死せるもの、そこにあったものの情報を著している。
消えてしまったものも多いのだろう。
それらの言葉のほんの一雫。ここに漂着した”言葉”に触れる]
ん……ここの頭文字の形、近代イキュコニ星語に似て──ないかぁ
集めたデータと全然パターン違う。読めない
[ぷす、と唇を尖らせ。それでも大切に、手にしていた薄いノートを箱に移した。綴じ目が毀れてしまっているから、要修復の分類]
[惑星・エウクィとその衛星群。
この銀河の物流の主要航路からやや外れた傍系の中継地であるけれど。
その物流拠点としての有用性よりも別の役割を、銀河に知られていた。
再生墓場。
此処には、遺棄された小コロニーや、スペースデブリ、廃船、預かり期限の過ぎた拾得物にロストバゲージ、宛先不明の事故郵便……ありとあらゆる「粗大ゴミ」が持ち込まれる]
[解体屋や宇宙のスカベンジャー達だけでなく、流通からはねられた訳あり品を廃棄する大企業も、古物商も、倉庫業者も、あるいは犯罪性が疑わしい不審な組織も。
一山いくら、でモノを置いていく。
限られた時間と情報で、その「一山いくら」に値をつけるのが親方達の目利きだ。
オークションで一番の値をつけなければ手に入らないし、
お宝が含まれていると思って買い付けても、開けてみて中身がガラクタばかりなら大損をする。
分かりやすい金目のもの、
価値ある情報、
機器、
希少金属、
仕分けた資源、
スクラップ、
有害物質。
嗅覚と才覚のあるものが、此処では人を雇い、工場を回して王になる]
じい、おじい
もらってきたよ
[中級層の外れ、大きな倉庫へ帰宅する。
と言ってもこの星の街には大きな倉庫が無数とあるので、これが普通。
おじいは、昔は王だったんだって。
工場を譲って、もうセミリタイアした。鼻が利かなくなったからだっておじいは言っている。
今も続けているのは、言葉集め。
古い書類や書物、記録媒体からサルベージした情報に意外な値がつくこともある。だからそれはおかしくないんだけど、おじいはもう仕入れに金額のかかるような”ちゃんとした”ものは買わなかった。
何かの商品のパッケージとか、価値のつかない帳簿や日誌とか、誰かの日記帳とかメモ紙とか歌とか。
廃品と一緒に消えていってしまう運命の、銀河のどこかの言葉達を集めて、倉庫に並べてる]
[おじいは変わり者だ。
この再生墓場の図書館を作ってるんだって。
でも他の星の言葉なら、ほとんどが読めないし聞き取れない。
それでも構わないみたい。
おじいは、文の中身が読めなくても、それがどこの星の言葉なのか、は知っていたりする]
ねえ、イキュコニ星語かなって思ったけど違うみたい
解読してみたかったのに
[ノートを箱からそっと取り出して見せると、おじいは補修中の金属板から顔をあげて、こっちを見た。
ヒゲをもぐりと動かして、耳の先の飾り毛を揺らす。
興味を持ったかなと思ったけど、また視線を戻してしまった。
こういう時の決まり文句がある。
『まずは、銀河語からだ、シトゥラ』]
[惑星バハラルダの空に上る主星は、南中を少しだけ過ぎた位置に傾く。
この頃バハラルダの都市部の子供たちの間では、他星にいる知らない人々に宛てて手紙を書くことがブームになっている。
今日も授業が一通り終わった後、教室内で早速便箋を広げる生徒たちが何人もいた。
ヌンキもまた、丁度「ブームに乗っている」子供たちがごとく、自分の机にペンと便箋を広げていたのだけれど]
やだよ、見せない。
恥ずかしいから!
[その手紙の文面を同級生に見せることを、頑なに拒むヌンキだった。]
[その手紙は、ある意味では「御子」らしい勤めともいえたかもしれない。
ヌンキは自分が「御子」であることを特に学校で隠してはいなかったし、この時綴っていた用件も、学校で書ける程度には、宗教的に内密にしなければならないわけではなかったけれど]
(なんか、こんな手紙出したのかって
大げさに言われてもなんとなくイヤだし……)
[初等学校からの帰り道、ヌンキはその手紙を携え、学校のすぐ傍のポストへと。他の生徒たちと投函口を半ば奪い合うような形で慌ただしく、それでも無事に投函した。
その後、手紙が惑星の外に出てから無事にどこかに辿り着くかは定かではないが――]
[きめ細かい植物の繊維を原料とする、つるつるとした手触りの、ベージュ色の紙。
その紙で作られた封筒には何も書かれていない。
封筒と同じ紙で作られた正方形の便箋に、植物性の黒いインクで文字が綴られている。
手紙の文章は全て、銀河語で記されている。]
はじめまして
私の名前はヌンキです。
私は惑星バハラルダからあなたにこのメッセージを送っています。
バハラルダの民として、私たちはずっと前に失った宝物を持っています。
それは、神である海の主によって私たちに与えられた、8つの虹色の海のカタツムリの殻です。
何百年も前にバハラルダが焼かれたとき、私たちの祖先の一人が宝物を守るために、その宝物をバハラルダから取り除きました。
しかし、その後、私はまだこの宝物がどこに行ったのかわかりません。
あなたの惑星で8色の虹色の貝殻を見つけたら、私に知らせてください。
海の御使い
ヌンキ
[本当は、こう書きたかったようだ。]
はじめまして、
ぼくはヌンキといいます。
惑星バハラルダから、この手紙をあなたに送っています。
バハラルダの民であるぼくらには、遠い昔、失くしてしまった宝物があります。
神様である海の主から授かった、八色の虹の色をした巻貝の貝殻です。
何百年も前にバハラルダが焼き尽くされた時、ぼくらの祖先のひとりが、宝物を守るために惑星の外に持ち出したそうです。
けれどもその後、この宝物がどこに行ったのか、今でもわかりません。
もしもあなたのいる星で、八色の虹色の貝殻が見つかっていたら、ぼくに教えてください。
海の御使いの
ヌンキ
[まだシトゥラが小さくて、ひとりで街にも行けなかった頃。
きっかけは、玩具箱に入って見つかったっていうノートだった。
たくさんの色素で描かれた絵。それは誰かの書いた、絵日記、というものらしかった。
簡単でわかりやすい絵と、短い文節で綴られた短文。
シトゥラはその誰かの絵に夢中になった。
それと添えられた文字に。
次のページをめくったら、同じ形の文字があった。
同じじゃない形の文字もあった。
シトゥラはそれらを指で何度もなぞり、覚えて、蝋板に同じ形を描き出した。
そしておじいの元に持って行った。
これは何の言葉? 尋ねたら、銀河語だと教えてくれた。
おじいはひとつひとつの単語の意味は教えてくれなかった。でも文章全体として何を書いてあるのかは教えてくれた。
次のページも、次のページも。
教わった絵日記の内容と、絵と、そして文字の形。
パズルみたい、組み合わせて意味を推理する]
[シトゥラは、「行った」「楽しかった」「私」「おにいちゃん」「晴れ」みたいな単語から、順番に覚えていった。
登場回数が少なくて対応の突き止められない単語も多かったけれど、夢中で解読作業をするシトゥラに、おじいは銀河語の絵本や、銀河語の書かれた絵葉書を見せてくれた。
おじいの図書館にはいろんな星の言葉があるけど、
たぶん、
まだ小さいシトゥラがどうにか解読できるようになるほどの資料が揃っていたのはその頃、エウクィの母語を除けば、銀河語だけだったんだろう]
/*
銀河語レベルの件はそれまでのwiki内容から誤解が生じる可能性があったのですぐに追記したのだけれど、もう2点についても村建てメモだけじゃなくwikiに一応まとめておいたほうがいいかなと考え直して改めて追記した、あわて者の村建て人です……
[初等学校と自宅との間の、海を臨む道を歩く。
都市部にあたるこの一帯の海岸にも砂浜があり、野鳥が飛び交い、貝殻が流れ着く。
打ち寄せる波の音を聞くヌンキの脚は、一度、歩みを止める。
浜辺の貝殻には、白も茶色も、黒も烏色もあるけれども。
八色の虹の色をした巻貝の貝殻は、そこにはない。]
[何百年も昔に巨竜がこの惑星の地表を焼き尽くした時、この惑星の民のひとりが、この星の「宝物」を消失から守るために惑星外にそれを持ち出した――という伝承がある。
そしてその「宝物」が今どこにあるのかは、未だに判らない、とも。]
ぼくにだって、わかるよ。
神様からの授かり物を
失くしたままにしちゃいけないって。
[波の音を聞きながら、ヌンキは、その波の先に向けて呟く。]
「八色の虹」のこと、知ってる人に
あの手紙が届くといいんだけれど。
……うん、どういたしまして、神様。
神様でも「ありがとう」って言うんだ……。
[神を信じ「御子」を信じる大人たちの視線は、ここにはない。
それでもヌンキはここではっきりと、神に対しての言葉を、海に向けて声に出していた。]
/*
プロローグ中も秘話送っていいって、そういえばルールにも進行の項にも明示してませんでした……ね……
(相手が手紙を読めるのはシステム上の1日後以降〜の項の具体例の中でしか書いてなかった)
村建てメモには「プロローグ中に書いた手紙を〜」って書いているけれど……
[おじいに教わりながら、ある程度の銀河語を読み取れるようになって。
今はもう、シトゥラは自分で教材を探して、自分で解読してる。
銀河語だけじゃなくて、色んな綺麗な言葉、良い匂いの言葉が宇宙にはいっぱいある。
おじいに頼まれて今日みたいに”仕入れ”を手伝ったりも出来るようになった]
あっ、郵便屋さん? こんにちは
[倉庫の搬入口の方から、カランコロンと鐘の音。
おじいはいつもみたいに作業をしたまま尻尾でシトゥラを指したから、駆け寄って]
お手紙です?
もしかして僕に……じゃないのかぁ。おじいにですね
[受け取った封筒を見下ろす。
あんまり良い匂いじゃない。中の言葉に興味がないわけじゃないけど、そのままおじいに渡すことにする]
郵便屋さん、また来てね
出したいお手紙があるんだ
5人目、 あとつぎ テンガン がやってきました。
あとつぎ テンガンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[この星には何も無い。
けれど、だからこそ沢山のものがあるんだよ。
僕の頭に手を置きながら語った父の言葉の意味は、
謎かけめいて響いたけど、今は少し分かる気がします。
──本当になんとなく、ですが。]
6人目、 ほしあつめ サダル がやってきました。
ほしあつめ サダルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[故郷。惑星マリク。川と湖、高く連なる山々。低い所には、沢山の建物。
それらの景色が途切れるところがある。代わりに一面に広がるのは、白い、白い、砂の海。
そこは決して切り開くことのできない場所。
文化と発展から切り離された、でも大切な場所。
人々に祝福を授ける場所。
星集めは、そこで生まれる。]
[息を潜めて、草木の中で身を屈めて
ハッショクカガリムシの威嚇の炎が見えても
それが自分に届かないのなら我慢して。
ニビイロヒニビイロアオネコが
飛行形態に変化して飛んでいっても驚かずに。]
…………!
[そうして待っていればやって来た。ユメクイドリだ。
僕の身の丈より遥かに大きい、陸上の鳥。
顔の両側に生えた昆虫のような羽は鮮やかで美しい。
発色を誇示するように羽を広げているのは
繁殖期に雌にアピールをしているから。
傍らで父と仕事仲間の人が息を呑んだ。
この鳥は非常に警戒心が強く、普段は森の奥にいる。
大人にとっても貴重な光景を、僕も間近で見ている。]
[残念ながら雌の姿は今日は捉えられませんでした。
でも、ユメクイドリの鮮烈さは
しっかり僕の中に焼き付いたから、充分です。
黄色に変わりつつある空の下、帰路を急ぎ
緑で覆われるジェイロでは非常に浮いた外観の
真っ白な研究所へと辿り着く。
消毒ブースを早足で通り抜け、目指すのは自室。
途中掃除ロボットとぶつかりそうになって、
避けようとした拍子に転びかけて支えてもらったが。]
ごめんなさい……!
[それでも僕は止まれないんです。
早くあの鳥について、記録を付けないといけない。
両親にそっくりだ、研究者の血をひいてる。
皆大人は笑いながらそう言うけれど、
父にはいつも落ち着きを覚えなさいと怒られます。]
[僕の部屋の中もやっぱり壁も床も皆真っ白。
寝る時に自動的に展開されるベッドもそう。
でも本棚の中とか、記録媒体とか、標本とか
色がついているものも沢山ある。あと机。
早速慣れた椅子に座って、記録媒体を起動。
そこには沢山の僕だけのレポートがある。
全部ジェイロに来てから見た生物のことを書いてる。
もっと遊んだりしていいんだよって父は言います。
でもエリトラにいた頃は殆ど寝たきりで、
最新式の玩具を貰ってもそんなに遊べなかった。
だから今のほうがずっと楽しいんです。]
[──この辺境の惑星において
環境保護官と研究者の大人しか見知った人はいなくて。
生息する動植物の数と比べてとても少ない先住民には
僕達異星人は歓迎されていないらしいから。
同じ年代と関わる術はありません。
エリトラに沢山いた子供は、実質的に僕だけです。
それはとても、寂しいことではあると思います。
自然の中にいる時は忘れられるけれど、
人工物しか無い部屋の中で、
無機質な天井を見上げ眠りにつく時には
そんな思いが過るのも事実でした。*]
7人目、 揺らぎ アルレシャ がやってきました。
揺らぎ アルレシャは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[フィールドワークに出るのは大好き。
毎日起きる度に、今日はどんな生き物が見れるかなと
わくわくしている。
でも研究所の中でだってやることはあります。
そう──勉強です。
僕は病気のせいで身体の発達が遅れて、
年齢より幼く見えているそうですが
実年齢だって子供で間違いありません。
ちゃんと勉強しないと連れ出してもらえないし、
立派な大人にも研究者にもなれない。
ここには頭の良い大人が沢山いて、
移住に辺り学習の為の機器も持ち込んでいるけれど
主に皆が重視しているのは、言語でした。]
[言葉は、仲間とのコミュニケーション以外でも大切。
銀河語が分からないと、
沢山の星の人が集まる学会に出られない。
自分の研究成果を広められない。
ジェイロ語が分からないと、先住民と交流出来ない。
新たな場所の調査の承諾を得られない。
何かの拍子に誤解されても弁解が不可能。
大人の言うことは本当に最もなのですが、
二つも言語を勉強するのは大変です。
勿論読み書きどっちも必要なんですから尚更です。
頭の中で混ざり合って滅茶苦茶になることもあるし、
同時進行なせいで中々進んでない気もします。
父に多分怒られてしまうので、
心の中で思うに留めているのですが。]
[銀河語自体は移住前から多少使えました。
挨拶とかお礼とかの、大切な単語が殆どでしたが。
エリトラが星間交流の盛んな惑星だったことも
理由の一つではありますが、他にもあります。
父が言うに僕の病気の原因とは
エリトラが文明的に発達している為に
主に水質や大気を対象とした公害が問題なこと。
父と同じく研究者だった母も、
そうして病を患い儚くなったそうです。
僕まで失わない為に必死だったのでしょう。
彼は母星では困難だと知ると
多くの星に息子の治療の助けを求めました。
自ら向かう時も、僕を連れて行くこともありました。
故に、病弱な子供だとしても
共通語が全く話せないようではいけなかったのです。]
[そんな言語教育に熱心な父が
いつものようにそれを求めているようで、
変わった角度からの話題を切り出されたのには
ちょっと驚きました。
銀河内の誰かとの、手紙のやり取り。
今子供達の間でも流行り始めているそうです。
研究者でも流行とか気にするんですね。
目的があって移り住んでいるわけですから
大人は電脳的手段で星外と連絡を取り合ってますし、
郵便も定期的に来ます──大変そうです、本当に。
この星でも不可能では無いから考えてみたらどうかと
語るその目に、厳しさ以外の色を見つけました。
ついて回れるくらいに回復して、
ジェイロの綺麗な空気を吸って生きているのに
親というのは、いつでも子供を思い遣らずには
いられない忙しい生き物のようですね。]
[首を傾げ、小さく唸る。
教材が映され、今は停止しているモニターを
無意味に見つめて思考した。
いきなりそんなことを言われて、
どうかと聞かれても正直困ります。
やっぱり子供同士で送り合うべきなのでしょうが
移り住んで数年、同年代と接し方なんて忘れました。
衣服を汚しながら自然の中で生き物を観察するほうが
最早性に合っていると自負している。]
少し考える、必要、そう思います
教えてくれた、感謝します、父さん
[それでもその場では否定を返さなかったのは
拙い銀河語で前向きとも取れる返事をしたのは
提案の理由は察していたし、
自分の中の寂しさを認めていたからだった。]
8人目、 ほんのむし エルナト がやってきました。
ほんのむし エルナトは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
アルクラ星系の第7矮惑星、セラエナス。
先史時代の民族が残したとされる膨大な書物(なんと紙媒体!)を地底に収蔵したセラエナスの無限地底書庫。
その第3分室が、私の仕事場所。
通常の人間よりはるかに長い寿命を持つ私は、
ここで収蔵された幾万幾億のも書物を読み続け、蔵書記録を作り分類し続けるのです。
いつか交代の誰かが来るか、私の耐用年数が切れて動かなくなるか、どちらか早い方が来る日まで。
/*
これ最初からいきなり21日開始って言っても良かったかもしれないです ね……!
(20日までの開始であれば、6dエピ入り時でも通常のエピ期間+延長に加えて希望次第で管理人様に1延長申請ができるので、それでまず20日開始に〜と書いてしまった)
という、朝に村を見に来てすごく参加者の方が増えていたことにびっくりした村建てです。さらにエルナトさんまでお越しいただけて再びびっくりした村建てです。
テンガンさん、サダルさん、アルレシャさん、エルナトさん、ありがとうございます!!!!
/*
ヌンキのお手紙すごく嬉しかったけど、今日書いて送ったらピンポイントですれ違い郵便することになっちゃうどうしようと思ってた
ちゃんと受け取ってからお返事書こうっと
[大きな倉庫。
今は、かつての姿とは違って、立ち並ぶおおきな棚に収められているのはガラクタと呼ばれるだろう誰かの言葉の欠片たちだけ。
すごく良い匂いがするんだ。おじいもきっとそう感じてるんだと思う。
玉石混交のストレージの中を掘り返して、稼ぎ出すための鼻が利くのが、エウクィの民として有能な証。
だけどシトゥラは金目のものを探し出すのはさっぱり。まだ全然苦手だった。
好きな匂い。言葉たち。
たとえば、こうして棚のそばを子供が歩くと、気配に反応して声をかけてくるぬいぐるみ。
籠められている異星の音声データがなんて言ってるのかはわからないけど、優しくて穏やかな声。
なんて言っているんだろう。
もう寝なさい? それとも、ねえ遊んで?]
[背伸びして、棚のぬいぐるみを撫でて。
おじいの元に封筒を届ける。
おじいはこっちを見て、お前、手紙を送るのか、って聞いた]
うん、あのね
いつものエリトラのバイヤーさん達が教えてくれたの
お手紙を書きあうのが銀河のあちこちで流行ってるって
うちの子もどこだかの星の子供と文通? してるのよって
銀河語の手紙の書き方、だいたいわかると思う。いっぱい読ませてもらったもの
[おじいは変な顔をした。何か言いたいけど迷ってる、って顔]
だめ? 良いでしょ?
生体情報とかセキュリティにだめなこと、絶対書かないから
[前髪越しにジ、と見つめると、おじいのラメミドリの眸がキラキラした。しょうがないなって顔だ]
ありがと! 郵送料も自分で払うからね!
[惑星ポールのある初等学校の一室に、不慣れな銀河語が途切れ途切れに紡がれる。
教室の黒板には『自分の生まれた星について』という一文。
作文を手に、少年、サダルが一生懸命にそれを読み上げているのだった。]
マリクは山と川と泉と建物のある星。海はないです。でも川と泉が多い。困りません。
海はない。しかし砂の海がある。 です。そこは星のかけらがあります。星取りはそれを探します。
星集めは祝福を与えます。
祝福だからといって難しい。子供を産むというのが正しいです。
マリクで生まれる人々は必ず星のかけらを持ちます。星片とは特別な石です。
星片を与えられる。それは星に誕生を認められる。祝福される。
あまり彫刻のない夫婦は子供を産まないと聞きました。
でも、それが本当なのかわかりません。
それは私が星拾い。石を見つけられなかったことはありません。
とにかくマリクに住む人、そうやって生まれます。
これで私の発表。終わるです。ありがとうございます。
[ぺこりとお辞儀をすれば、同年代の子供たちの拍手が室内に響く。]
[拍手をもらって、僕はほっとした。あまり自信はなかったけれど、とりあえずやり遂げたことに少しだけ誇らしい気持ちになって。
席につくと、次の子が自分の生まれた星についての作文を読み始めた。
まだ全然分からないことが多いけど、何となく理解できる部分があって、それを聞き取ろうと頑張って。
僕の星と違うことを知って。何だか不思議な感じだ。
嬉しいとか、楽しいとか、そんな感じとも違う気がする。本当に不思議な感じ。
…もっと色々なことを知りたくなる。そんな感じだと思った。]
/*
設定をあまり作らないとやることに困ると思ったけど、作りすぎても交流の仕方に困るか。ここら辺は試行錯誤かもしれない。
独自の雰囲気を持ちつつ、話を広げていける人が手紙村多いイメージ。僕も頑張ろう。
/*
全体メモの個別メモ一覧を改めて開いて見ているのだけれど
(ウミのほうの独り言に書いた)使用言語の項が2行になって見にくくない?問題については、人が集まった今見てみるとそこまで読みづらさを感じないかな。
寧ろNG欄との間に1行空白があることで逆に見やすくなったかも……なんて感想が出てきてしまうくらいでした。
ただ、今新たに気付いたこととしては、トータルの行数が各人1行ずつ増える分、画面上でぱっと把握できる人数が少なくなってしまう(スクロールが必要になる)。
といってもこれは参加者が多い場合は個別メモが1項目だけでも当然起こることだし、現状の行数は最大設定できる3項目分の行数と同じでもある(はず)ので、1項目が2行になってしまったから……という話でもないのかもしれないか。
[この第3分館には私しかいないのですから、誰かに何かを伝える必要はないのですが、引き継ぎの必要はあります。なのでこれは、最近私が時折出している手紙とは全く別の個人的な記録です。
私はヒューマノイド。EL7-10型。もっとも、私の星系ではヒューマノイドには完全な人格が認められ、全ての星人と同等な人権を保証されています。炭素ベースの肉体も一般的な人間と変わりません。就業する仕事の性質が違うだけ。
私は、極めて長期に渡る反復的な軽~中等度の知的作業に従事するように調整されており、意識を生じてまもなくこのセラエナスに派遣されました。
稼働を始めてまだ十数年ほどしか経っていません。
業務の性質上、言語スキルはかなり広範にインストールされています。銀河語はもちろん、各星域で使われる汎用言語、ローカルなものも含めて数百種程度。この銀河内での意思疎通に不便はないといえます。
もっとも、セラエナスに収蔵されている書物はほぼ全て、独自の同一言語で記されており、これらのスキルはあまり役には立っていないのですが。]
[セラエナスはアルクラ星系の第7矮惑星で、星の表面にはこの無限書庫のエントランスを除いてはいかなる人工物体も存在しません。
大気はかなり薄く、空というものはありません。
地軸は公転面に対して全くの垂直であり、この星では72時間ごとに昼と夜が訪れ、恒星アルクラの周囲を1公転するまでに86年、その間は季節の変化もなければ風もなく雨もなく、岩だけの景色は昼と夜の別以外では一切変わることがありません。
地下においては涼しく適度に乾燥して、本の永久保管には最適なのですが、人間ではこの環境の無変化には到底耐えられないでしょう。
ただ、自室で休息およびエネルギー補給を行う時間以外は外を眺めることはないものですから、ほとんど書庫に籠もっている私にはあまり苦にもならないのです。
セラエナスのことについては長くなりますので改めましょう。]
ただいまー。
[ヌンキは帰宅するなり、まず、慣れた調子でバハラルダ語で挨拶をして]
……《帰ってきたよ。》
[タムタイア語、すなわちこの惑星の先住民の言葉で、もう一度挨拶をした。]
[惑星バハラルダの公用語は「バハラルダ語」と「タムタイア語」。
端的に言えば、前者は移民由来の言語、後者は先住民由来の言語。
ただしバハラルダ語には先住民の言語からの借用などもあり、この惑星に居住した当初の移民の用いた言語から(つまり、移民のルーツとなった言語から)かなり変化している。
一方でタムタイア語のほうは、竜の襲来で一度文明が焼き尽くされた時以来、あまり変化していないとのこと。
両語とも、初等教育で必修の言語と定められ、公共の案内版などでも両語が併記されているが――。
移民のほうが優勢だった時代の影響もあり、バハラルダ語の方がより広く話される「現代語」、タムタイア語は文学や宗教の中で話される「古語」となってしまっている傾向がある。
なお、銀河語は、惑星バハラルダの公用語ではない。
惑星間・星系間交流の重要性を鑑みて銀河語も初等教育での必修科目とはなっているのだが、「進級のためにしか銀河語は勉強しない」という住民が多々いるのも現実である。]
郵便屋さん、お願いします
[これまで集めてきた資料をためつすがめつ、一晩かけて編み出したシトゥラの手紙を、郵便屋さんに託す。
発送伝票コードを送り、料金を精算したら、あとはエウクィの母なる星に祈るだけ。
この星を出ていく荷物達と一緒に、小さな封筒は宙へ。誰が受け取ってくれるのか、お返事は来るのか、わからないけど]
うまく書けたと思う……
[手紙の最初とか最後によく見る定型文とかも再現したし。
シトゥラの銀河語の語彙には、なんとなくしか意図がわかってないレトリックもあるけど。
雰囲気と匂いからすれば悪い意味ではないはず]
[シトゥラが銀河語の手紙の書き方の研究に使ったのが、その殆どが誰かが大切に保存していた恋文──ラブレターであったことを、シトゥラはなんとなくわかってはいたけれど。
おじいが、そのせいで表現の出力が偏っているかもしれないと心配していたことまでは知らなかった]
[ガラス繊維を原料に、表面を樹脂加工された不燃性、退光耐熱のツルツルとした薄い版。
紙状のそれは半透明で、綴られた文字は樹脂を変性させた構造色の蒼い色。
手紙の内容は銀河語だが、封筒の宛先・住所はエウクィ語で、
そこに郵便業者がテキストを翻訳したらしい銀河語の付箋がついている]
“アルクラ星系セラエナス
図書館の三つめ 担当司書御机下”
[本文は、女性的で柔らかな癖字と、シンプルで明瞭なフォントが混じり合った継ぎはぎのような文字で書き込まれている]
[通学用の小さなリュックサックを自室に放り込む。
鞄の中身を机に出しながら、明日までに済ませる宿題のことを考えていたのだが]
あ、おひさま……。
[窓から差し込む弱まった光が示すのは、空と惑星の境界線へと主星が沈む頃合い。
ヌンキは再び自宅の外に出て、主星のほうを仰ぎ、タムタイア語で祈りの句を捧げる。
その様を、その時丁度居合わせた近隣の大人たちが和やかに見守る。先住民ルーツの者も、移民ルーツの者も、共に。]
[遥か原始の頃の「御子」は、不安定な生活の中で海の加護を人々にもたらしたという。
外来の民との争いが生じた頃の「御子」は、自分の同胞たる民の生存と繁栄の維持のために、海に祈りを捧げたという。
銀河の果てからの竜と対峙した「御子」は、ただひたすらに――。
大いなる滅びを経験した後の地の「御子」は、先住民も移民も、人間か否かも問わず、生き延びた者全ての平穏と復興のために海の加護を請うたという。
そして、ごく平穏な今の時代に現れた、この「御子」はというと]
あなたへ。銀河の恒星の煌めきが香り立っています。
この想いを届けるために、私はここにいます。
心の奥底で、あなたへと向かう鼓動を感じながら。
私はシトゥラです。
私は惑星エウクィからあなたへこの文を送らずにはいられませんでした。
それは、たくさんの言葉があなたとあなたたちの元に集まっていると聞いたからなのです。
私は言葉を集め、言葉を知ることにこの心を焦がしています。
あなたもまた言葉を愛しているのでしょうか? そこにたくさんの言葉はありますか?
私の銀河語すらもまだつたないものですが、あなたの抱いている書庫に願っています。もっと知りたい。
もしもあなたが心を割いてくださるのなら、あなたの言葉から、容易なレベルの互いに紐づいた画像とテキストのコピーデータを添えてくださいませ。
それは私の心に音楽と光になるでしょう。
星の彼方から愛を込めて
シトゥラ
(……神様、バハラルダ語だってちゃんと解るのに)
[とりあえず事故や事件、病気に遭わないように気を遣われ。
日没の祈りと夜明けの感謝をタムタイア語で捧げ。
1公転期に一度か数度の祭事の際にステージに上がり。
そして宗教行事のためにタムタイア語を、星外への文化発信のために銀河語を、それぞれ人並み以上に学ぶことを期待される。
だいたいそんな「御子」の勤め、といったところ。
自分から「御子」としての、ささやかかもしれない手紙を星の外に送りもするけれど。]
……あっ
封筒の表書き、エウクィ語で書いちゃったけど大丈夫だよね?
[銀河語で書ける固有名詞は、おじいから教わった自分の名前と、自分が住んでいる星の名前くらいだった。
文字の形で読み書きができても発音を知らないシトゥラは、送り先の星の名を銀河語でどう綴れば良いのかわからないから]
どうしよう、戻ってきちゃったら
〜〜〜銀河語なんてエラい人とおしゃれなお店の人と
通訳の人だけしゃべれればいいと思うよ!
[……などと、晩御飯の時間を迎えたリビングで、ヌンキは保護者にぶちまけていた。
こう零す程度には、「古語」とも見做されるタムタイア語よりも、だいぶ銀河語を難しくは感じているらしい。
バハラルダでも、銀河語は(公用語でないながらも)とりあえずは通じる。その程度には、銀河語の会話や読み書きのできる住民は、行政機関や公共施設の人間をはじめ、きちんといる。
その一方で、銀河語がいまいち身についていない住民も珍しくないわけで……]
……………もうこんな時間ですか。
[充電が終わったようです。時計は第143時を指しています。私は稼働限界を迎えるか代わりがくるまでこの惑星どころか屋外に出ることもないでしょう。内部こそヒューマノイドが居住可能に構成されていますが、外には人間が呼吸可能な空気もないのですから。
もっとも、私には食事は必要ありません。部屋には窓と机と椅子とベッド、そして1、2冊の本と筆記用具。
仕事の後は地表の居室に戻り、ベッドに横たわり6時間ほど首の後ろのソケットにプラグを差し込み充電するだけです。連続12時間稼働、6時間休憩、6時間充電。本当はもっと稼働できるのですが、昔色々物議を醸したらしく、人権的な配慮ということで私の労働時間は必要以上に抑えられています。
ともあれ、仕事となれば地表の自室を出て、第3分館に戻ります。]
[セラエナスの無限地底書庫はいくつもの分館(パビリオン)に分かれています。
分館の各階層の中央は巨大な吹き抜けになっており、元からある階段の他には、調査用に据え付けられた簡易運搬用リフトを稼働させて降りていくしかありません。けれどこのリフトも底までは通じておらず、階下はどこまで続いているのか検討もつきません。
私には暗視機能がついており、書庫の暗闇の中でも問題なく行動はできるのですが、目の維持管理のためカンテラは持っています。
一度誤ってそのカンテラを吹き抜けの中に落としたとき、落ちて割れる音は聞こえませんでした。
惑星の地下にあるのですから無限ということはないはずですが。
私の現在の作業場所は地下第137層、ЖЩ-38ブロック第23書架14段目。このブロックでの作業開始から1071度充電済。ようやくこのブロックも終わりが見えてきました。
最寄りの閲覧机にカンテラと書庫から出してきた本、それに作業端末をまとめて置き、私の作業は始まります。]
バハラルダはあのポールみたいに
銀河語が公用語ってワケじゃないんだから……
[夕飯時の愚痴をそこまで口にしたところで、保護者から「抜き打ちテスト」が出される。
【今の愚痴をタムタイア語で言ってみよ】
ヌンキはむすっとした顔で少し考えてから、淀みなくタムタイア語を発する。]
《この
銀河共通語を第一の言葉としているわけではないんだ。》
[ひとまず、抜き打ちテストは合格。
それでも、ヌンキのむすっとした顔はさして変わらない。]
《合格だと言ってくれたついでに、今夜、
ぼくが手紙を出しに行くのについてきて。
ぼくらの祖先、
子供の夜道の一人歩きは危ない、と子供を諭す物語を
あなたは話してくれただろう?》
[ついでにそんなアドリブを、大人相手への唐突な要求を突きつける形で、さらりと述べた。
こう言った時点では、その手紙はまだ完成していなかったけれども。]
[エリトラは歓楽の星とも呼ばれるそうです。
ヒューマノイドのみで構成される歌劇団、
脳波を利用して想像のままの景色を映し出し
他者のそれと影響し合う感覚拡張アートフォーム。
様々な大衆娯楽を体験しに他の星からお客が来るし
物によっては輸出もされています。
発展する技術はその強みをより高める為に、
自然は最先端の施設を建設する為に削られて
数多の廃棄物や有害物質を
他の惑星に引き取ってもらいながらも、
母のような人間が沢山生まれて
自分の星では治療も満足に出来ない現実。
それはきっと悲しいことです。
僕が目指してるものは医師ではありませんが、
僕も僕なりの形で自分の好きなものを守りたい。
子供が言っても大人は笑いそうですが、
本当にそう思っているんです。]
[二つの言語を学ぶのは本当に大変ですが
必要なことだと分かっているから、
少しも嫌ではないし、早く上手くなりたいです。
エリトラにも別に帰りたくなったりしません。
父と一緒だから、というのもあるかもしれませんが。
ジェイロにいながら子供同士でお話が出来るなら、
それが銀河語の勉強に繋がるのなら
父の提案も良いのかもしれません。
でも僕と手紙のやり取りをしても
普通の子供は楽しくないかもしれませんね。
……普通ってなんだろ?
こんなに宇宙は広いのに、定義できるものなのかな。
今度大人に聞いてみようと思います。]
昨日のフィールドワークは、成功でした
父さんが見つけた痕跡は、推察通り、本物でした
またユメクイドリを探しに、僕も行きたい
今度は雌も、見れたら嬉しい
[勉強の為に極力銀河語で喋る。
それは研究所の皆との約束でした。
実の親とすら辿々しくしか対話が出来ない。
少しもどかしいところがあるけれど、
上手く伝えられると父もどこか嬉しそうで
すると僕も、嬉しいような誇らしいような
胸が暖かくなる感覚を確かに得るのです。
どこかの星で手紙を書いている知らない子供達も、
こんな気持ちになるのかな?]
先生、筆記用具を買ってきます。私はできるよ。 できますか?
同級生に教える。わかった.別の星から来た人に手紙を書きます。助かります。 ダメですか?
[普段なら街に出かけたり、寮の自室に戻って勉強したりするのだけど、休み時間に同級生が最近色々な星の見知らぬもの同士が手紙をやり取りするのが流行っていると言っているのを聞いて、僕もやってみたいと思ったから。先生に許可を取ることにした。
寮生の僕は先生が保護者のようなもので、先生がダメということはできない。]
[どきどきした。いいって言ってくれるかな。そんな風に考えていると先生は笑って返事をしてくれた。]
『子供たちの間で流行っている手紙交換ですね。いいですよ。
この機会に様々な星のこと、そこに住む人のことを知ることもできるでしょう。新しいお友達ができるかもしれません。
ただし、勉強は疎かにしないように。それから、相手への思いやりと敬意を忘れないでくださいね。文化が違うと考え方も違うということを、忘れないように。いいですか?』
[先生の銀河語は流暢で、残念ながら全部を聞き取ることは難しい。
もう一回聞かせてくれますか?とお願いすると、先生はマリク語で話してくれた。
それに頷いて、分かりましたと伝えると、先生は便箋とペンとインク壺を渡してくれる。
ぺこりと一礼して、僕はそれらの道具を手に、とりあえず図書館へと向かうことにした。]
……「銀河の歩き方35 メアンドロス星系編」…
……「ルドン アヴァロン王朝の黄昏」…
…「1000年使える今日の晩ごはん」…
……「バチカリア大蔵経典巻之七」…
……「タムタイア語辞典」…
…「青海波に消ゆる」…
…「イキュニコ」…
…「限りなく栄光ある王の塔バブ・イル並びにセルケトを永劫に称える王朝バビルニアへの15年の訪問およびその旅路について」……
[書架の蔵書を一冊ずつ、一ページずつ開き、記載された内容を目に焼き付けます。
私の目は人間よりも随分早く、記載された文字の全てを読み取り理解します。
といっても、速読法を身に着けている人間とそう変わらない速度ではあるのですが…]
[全て読み終えたら、目に焼き付けた本について、題名、著者、内容の要約を記憶装置に打ち込みます。
数冊分の作業を終えた後に本を書架に戻し、次の本達を書架から取ってきます。
作業はこの永続的な繰り返し。休憩及び充電のために12時間後に地表に戻るまで、私はひたすら本を記録し続け、記録した内容は充電中にまとめて本館に据え付けられた巨大サーバーに移されます。
書庫は暗闇といいましたが、実際には作業効率を上げるためにカンテラのほか、無線送電により周辺に照明を灯しています。1ブロック分の作業を終えるまで、周囲には星の光のようにうっすらと光が点るのです。
無限の暗黒宇宙の中にそこだけ文明が存在するかのように。
無限書庫の蔵書はその全てが本物の紙ではなく、極薄の合成樹脂によって編まれています。
年間を通して安定した地底の気温と湿度の中では経年劣化もせず、半永久的な保管が可能。
また、生物が存在しないセラエナスにはいかなるバクテリアも存在せず、本が食われてしまう事もないのです。]
[そしてその蔵書は、おそらくこの図書館を作り出した先史民族が宇宙の全てから集めてきたと思われるほどに、ありとあらゆる分野のものが存在します。
歴史書、実用書、聖典、ガイドブック、随筆、紀行文、それら書架の書物の要約、要約の要約、ある書物の解説書、解説書の注釈書…そしてあらゆる種の文学。
不思議なことにこの書庫に収蔵された書物の所蔵順番はいまだに司書の誰も解き明かせたことがなく、しかもこれらの書物はあまりにもそれが書かれた文化背景がそれぞれ異なるのです。
まるで、宇宙のあらゆる場所どころか、あらゆる時代から、過去からも……それどころか未来からも…
この宇宙とは異なる物理法則が支配している場所からも…
集めてきたのではないかと思われるほどに。]
……そろそろ時間ですね。
[作業に没頭するうちに、所定の12時間はあっという間に過ぎていきます。カンテラを持ったまま、微かな明かりが灯るブロックを後に、運搬用リフトで地表に戻り、休憩時間に入ります。
手に一冊だけ本を抱えて。
これが私のセラエナスでの生活の全てです。
100年後も、1000年後も、この生活が果てしなく続くでしょう。
私の耐用年数が切れてしまうまで。
苦だと思ったことはありません。
私に苦という感情はなく、考えたことがありません。
愛について考えたことがないように。
私の楽しみはただ一つ、6時間の休憩中に気になった本を個人的に読み、その内容について手紙を書くこと。
それだけです。どこかの誰か、顔も知らない人に向けて。]
―――エリトラの名も知らぬ誰かへ
[その手紙は支給された何の変哲もない純白の合成樹脂製の薄く、丈夫な作りであり、
純白の、やはり合成樹脂で作られた便箋が1枚。ペンでタイプしたように整った文字が連ねられている]
突然のお手紙をお許しください。
私はエルナト。アルクラ星系の矮惑星セラエナスで地底書庫の司書を務めています。
書庫に存在する本全てに目を通し、目録を作り上げることが私の仕事です。
本日、あなたの星エリトラの原生生物についての図録を読む機会がありました。
極めて興味深い生物の画像データを多数蒐集することができました。
あなたの星のネコは飛行が可能であり、また他の星では見られない生物が多数存在するという事です。
しかし、図録の下巻が見当たりません。
おそらく、私の稼働期間中に無限の蔵書の中から下巻を見つけることは極めて困難でしょう。
もしもあなたがこの手紙に興味をお持ちいただいたのであれば、あなたがご存じの範囲で構いません。
あなたの星の生物についてご存じの事を教えていただけないでしょうか。
代わりに私は、私の知る範囲で貴方にセラエナスの地底書庫の蔵書に収められたうち、
もしあなたの望む知識があれば、クリアランスGrまでの内容につき私の裁量でお伝えすることができるでしょう。
よろしければ、お返事をお待ちしております。
EL7-10
エルナト
こぽ
ゆらぎ というのは大事だ
よゆう とか あそびとか
そういった言葉であらわされることもある
辺りを泳ぐ、
それぞれに役割があり仕事をしている
さまざまな ものを "繋ぐ" あいまいなぶぶん
ゆらぎ という しごとをしてないけれど しごとをしている
それが、 この アルレシャ ってわけ
こぽぽ
泳げば纏うのはとある星の交易情報
ゆらぎがないと こまる
ギシギシと のがされないものは出てくるし 機能はうまくまわらないし
あそび がないと ぜんたいがまわらない というわけ
だから 重要 だし
なにもしないのが 仕事 なわけだけど
ほらさ
潜り抜ければどこかの星の情報──この銀河地域で言えば万年前の巨竜のお話──どれも掬うことは無いけれど
/*
ど、どうしよう。ごめんなさい設定が分かりづらくて。
はっきりエリトラの名前とジェイロの生態が書いてあるのでどうしましょうか……宛先エリトラなら届かない気もするし……
/*
どうすればいいのか……エルナトさんの設定上このうっかりさん♡扱いするのもかなり問題な気もするし、お手紙自体はありがたくて返したいし……
明日まで眠って考えますね……
泳ぐだけでも
例えば かたちのないもの 以外にも
かたちのあるものにして どこかにとどけたり
要望にこたえて
かえすのが かたちのあるものに ってこともあるから
泳ぐだけでも
例えば かたちのないもの 以外にも
かたちのあるものにして どこかにとどけたり
要望にこたえて
かえすのが かたちのあるものに ってこともあるから
『こんにちは
この手紙は届いているかい?
君が良ければ
話し相手になってよ
アルレシャ』
[表題は無い。宛先も無い。
銀河共通語で書かれたもの。
美しい文字で書かれた手紙。
物理的な手紙か非物理的な手紙か。
それは受け取るもの次第]
[送り返す先は分かるけれども、宛先が無いことから、誰か特定の相手に送った手紙では無いことが分かるだろう]
『こんにちは
この手紙は届いているかい?
君が良ければ
話し相手になってよ
アルレシャ』
[表題は無い。宛先も無い。
送り返す先は分かるだろう。
誰かを指名して出されはいない]
[銀河共通語で書かれたもの。
美しい文字で書かれた手紙。
物理的な手紙か非物理的な手紙か。
それは受け取るもの次第]
『こんにちは
この手紙は届いているかい?
君が良ければ
話し相手になってよ
アルレシャ』
[表題は無い。宛先も無い。
送り返す先は分かるだろう。
誰かを指名して出されていない]
[銀河共通語で書かれたもの。
美しい文字で書かれた手紙。
物理的な手紙か非物理的な手紙か。
それは受け取るもの次第]
[その手紙を書き始めたのは、何日か前のこと。
けれどもいざ書こうとすると、何を書けば良いのかと迷い――銀河語自体を難しく感じていたこともあって書き上げるのに何日もかかってしまった。
その手紙をこの夜に漸く、保護者同伴でポストに投函しに行った。
銀河語の上達とか、星外への文化発信とか、そうした「やらなければならないこと」とは別に。
自分の知らない星々への単純な興味も、ヌンキにはあったのだろう。]
[きめ細かい植物の繊維を原料とする、つるつるとした手触りの、ベージュ色の紙。
その紙で作られた封筒には、銀河語で“ 惑星ポール ”とのみ、植物性の黒いインクで記されている。
封筒と同じ紙で作られた正方形の便箋に、やはり封筒の宛書と同じインクで文字が綴られている。
手紙の文章もまた、全て銀河語で記されている。]
はじめまして
私の名前はヌンキです。
惑星バハラルダから、私はあなたにこのメッセージを送ります。
私のクラスメートの何人かは、ポールに住んでいる学生と連絡を取りました。
それで、ポールの人に手紙を書きたかったので、この手紙を書きました。
ポールは、さまざまな惑星からの学生が勉強に来ると聞きます。
あなたは外の星からポールに来た人になることができますか?
それとも、もともとポールに住んでいた人ですか?
どちらにしても、このメッセージを受け取っていただければ幸いです。
バハラルダの人々やタムタイアの人々について学ぶことがあれば、尋ねてください。
私が知っていることをメッセージでお伝えします。
海の御使い
ヌンキ
[このくらい流暢に書くことは、今のヌンキの実力ではできなかった。]
はじめまして、
ぼくはヌンキといいます。
惑星バハラルダから、あなたにこの手紙を送っています。
ぼくの同級生の中に、ポールに住んでいる学生と文通をしている人が何人もいます。
それでぼくも、ポールにいる人に手紙を出してみたいなと思い、この手紙を書きました。
ポールには、様々な星から学生が勉強しに来ていると聞きます。
あなたは、外の星からポールに来た人でしょうか?
それとも、ポールに元々住んでいる人でしょうか?
どちらの人であっても、この手紙が届いたら、ぼくは嬉しいです。
もしバハラルダの民や、タムタイアの民のことで、知識を得たいことがあったら、なんでも聞いてください。
ぼくが知っていることを、手紙に書いて教えます。
海の御使いの
ヌンキ
村の設定が変更されました。
村の名前
定員: 8人 (ダミーキャラを含む)
最低開始人数: 8人
開始方法: 人狼BBS型(更新時間が来たら開始)
役職配分(自由設定時)
これでも銀河語、大分
書けるようにはなったんだよ?
……書くだけ、だったら。
[実際のところは、文法上、本来の文意とは異なる表現もここで記してしまっていた訳だったが。
そのことには気づかぬまま、ヌンキは保護者と共に、家までの夜道を引き返していく。
手紙の最後に付した肩書は、ここでは別に書かなくても良いものだったけれど、他の手紙のこともあって癖のように記してしまったもの。
大人たちがそれを知れば喜ぶ者も多かっただろうが、ヌンキはこの文面を、大人たちにも同級生にも、誰にも見せてはいない。]
/*
そして改めて、参加者の皆様、お集まりくださりありがとうございます!
集まっていただけたことも勿論、今の時点で既に表ログがみんな素敵すぎて……わたしは幸せです……!
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