情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
水鏡に映る自分の姿は何に見えるだろう。
人か、それとも――。
どうやらこの中には、村人が9名、人狼が1名いるようだ。
崩壊都市 □□□□が「時間を進める」を選択しました。
しょうじょははしる
さけびながら、
もだえながら、
ひめいをあげながら、
しょうじょはにげる
なにもできないじぶんじしんと
しゅじんがもっていた つえをかかえて。
しょうじょは さけぶ
ぜんしんに たいりょうのちをあびて
[…どこかとおくから、悲鳴が聞こえる。
聞き覚えのある声なのに、普段は聞かねえ声色の声だ。
雨の臭いがする。泥にまみれた臭いがする。
真っ赤に染まった大地が目に見える。
情報はすぐさま回ってくる。
スラムの人海戦術の強さはここだ。
どうでもいい噂話と。なんともならない法螺話。
その言葉の隙間を縫って見つけた真実を手繰る]
…てめぇら、カチコミいくぞ!!!!!
殺せ、奪え、なにもかも!!!!
この国を、俺達のものにするために!!
[渾沌と暴力の国トループ。
その北エリアにあるスラムの徒党が、
暴徒となって各地を襲うだろう。
すこしでも、赤き太陽に近づくために。
この地上を蝕み始める**]
[主人の杖をしっかり握って、赤いモノをたっぷり浴びて、全身びしょぬれ。
そんな少女の叫びがトループ中に響いた物だから、だから、自分たちは黙って居る事なんてできやしないのだ。
――報復を、報復を。
陣地を守れ、誰も通すな、たとえ死んでも我々の席を維持せよと。
皆、手に手に武器を握って。]
― 夜の女王のアリア:本部 ―
[その日の赤い男は、珍しく笑って居なかった。
喪に服すわけではないが、結果的にそうはなるのか。手元の銃の整備をしながら、他の幹部達と幾つか言葉を交わす。
他の幹部と言っても、現在『残って居る幹部』になる訳だが。
あの雨の晩、
トップではないものの繰り上げ式に上位役職となった自分は、ある程度下の者の面倒を見る事となる。
無論元から自分の元に居た部下も居るのだが、――大抵はコンピューター弄りをするインドア派だ。
銃を持った事はあるが腕はよくない。高威力の物を担いで本部の玄関で籠城しておけと命じ、自分は死んだ幹部の部下を引き連れる。
すげ変わった上の首に不満を浮かべている気配は感じれど、文句を言う気は更々無いらしい。
当たり前だ、我々は今から報復に打って出る。
アナログな地図を広げルートを確保。一先ずは他組織のテリトリーと接している部分を優先的に守りに行けと命じ、『誰がやったか』の痕跡を探るものを数名手配。
既に暴徒が発生しているとの報告を受け、火消しに走る者も居た。>>4
ロケットランチャーを担ぎ出す者も居たが、街を吹っ飛ばす気かバカととりあえず場を制す。
だが、必要とあれば使っても良いだろう。]
[陣地を削られる側になった事を実感すれば、頭も痛くなって来る物。だが、士気が下がって居ない者の方が圧倒的に多いのは有り難い。
元より戦闘特化組織、血の気が多い連中が黙って要るはず等ある訳が無いのだ。
結構、結構。それでこそ「夜の女王のアリア」の人間だ。
かく言う自分もその一人。ある程度の采配が終われば、当たり前のように銃を握る。
小ぶりの銃では威力に欠ける。だが自分は決して腕が良い方ではない。
故に弾の数で勝負する。バラ撒く系統の物をチョイスしつつも、出来る限り威力のある物を探っただろう。
義手は既に改造済みで、ある程度の無茶や反動にも耐えられる。
何時もキャンディが入って居た腰のポーチには、手榴弾と替えのマガジンを。
腰のベルトには大ぶりなナイフを。
非殺傷武器を使う気は更々ない、本気のやり合いを前に弾を込める。
メンバー全体を10名程からなるチームへと割り振り、それぞれにトップを設置。
軍隊にも似た形式ではあるが、理に適う動きであれば積極的に採用しよう。
分隊のトップに据えた部下に現場判断で動くことを命じれば、臨機応変な対応が出来るか。]
[――アリシア、アリシア、嵐が来るよ。]
……あの子に、窓を閉めるように言っておかなくては
[カキンと、手持ちの銃にマガジンを装填。
もしかしたら街の真ん中、『傘』も持たずに凍えているのではなかろうか。
彼女が『お人形』であることは知っているが、同時に15歳の少女であることも知っているから。]
迎えに行こうか
[彼女は
私が好んだものはね、
みぃんな、私の獲物なんだよ
[誰かに壊されるぐらいなら、自分が先に壊してしまおう。
目を閉じ、うっとりを銃を撫でる。
こんな大規模な抗争は何時ぶりだろう。「シンギュラリティ」を潰した時以来?いや、それ以上か。
そうして静かに、その場を後にする。
迎えに行くよ、可愛いアリシア。]
― とある、裏路地 ―
[町全体には複数人の部下を手配したが、自分は単騎で打って出ようか。
長い外套の下に幾つも銃をぶら下げて、行先は夜雀亭。
他者と出会えば互いに逃げ場が無くなるであろう細い道を選んで、最中邪魔する者が居れば容赦なく潰しただろう。
嗚呼、混沌よ此処に在れ。**]
―暗くて赤くて明るい夜―
♪〜♪〜
[ゆらゆら、ゆらゆら、灯りがひとつ、影がふたつ。
ざわざわ、ちかちか、明かりがたくさん。騒がしい影がたくさん。
女王様が死んじゃった。死体はないらしい。
残っているのは少しの肉と、沢山の血。
なら生きているかも?どうだろう。
女王様のお友達は忙しそう。
ぼくの仕事はしばらくお休み。
どれが迎えがくるコで、どれがひとりぼっちなのかわからなくなるから。
全部終わって残っていたら、そのコたちを迎えにいく。]
雨でみんな、流れちゃうかもね。
[誰かと誰かが鬼ごっこ。あっちもこっちもせわしない。]
♪〜♪〜
[騒がしい夜に、静かな歌が消えていく。]**
……ですが、これから何かしら事が起これば、
彼女がアリアに復帰する可能性も否定はできません。
そうでなくとも、先程の彼女は、我々の情報を
探っていたようですので、これからはご用心を。
そしてアリシアは、機械化人類。
私と同じ――いえ、全く同じではありませんが、
メトロポリスの最新鋭の技術を用いた身体の主です。
詳しい性能までは私も存じ上げませんが、
この点も、どうか覚えておいてくださいね。
[あの出会いを通じ、ズィーがアリシアについてどのような印象を抱いたか――どのような情報を得ていたかは別として。
オクリビの側で知っていることを、必要最低限の分だけここでズィーと共有した。
なお「8歳のままの少女」の機械腕は、関係するその筋では有名な話だった>>0:438ようだが、リリオにまでは共有されていなかったらしい。]
話は変わりますが――…
ズィー、貴女に渡しておきたいものがあります。どうぞ。
[黒手袋を嵌めた右手に乗せてズィーに差し出したのは、手のひらほどの大きさの「ネズミ型の」機械。
といっても、毛が生えていないのはおろか、耳も尻尾も手足も無い。
ネズミはネズミでも、コンピュータのマウスのほうに似た形状だ。
ただし機体前方には小さな目の形が、きちんと二つつけられている。]
通信機です。
お腹についているスイッチをオンにすれば、
私と離れていても会話ができます。
万が一の時は、これでご連絡くださいね。
[具体的な使い方を問われたならば、簡潔に教える心算で。
電話の受話器のように耳に当てずとも、スピーカーフォンのように、ある程度顔から放した状態でも声を届けることができる通信端末だ。]
……来る抗争の時には、我々も戦わねばなりません。
『この国の玉座のチャンスが回ってきた』と
皆が察している時に、もし我々が動かなければ――
『この女王には国を建てる気は無い』と思われてしまう。
[天下を獲るならば力づくで――このトループの裏側の常識を思いながら、一度目を伏せてみせるも。
再びズィーへを真っすぐに視線を向けて、今度は笑みの形を作る。]
私も、戦闘の準備はできています。
平和なステージでのアイドル活動ではありませんが、
女王陛下の降臨をこのトループに知らしめる、
華々しいデビューを共に飾りましょうね。
……、ですが。
何よりも、生き延びることを一番にして。
貴女にはきっと、言うまでもないことだけれど。
私も、死んだりなんて、しないから。
( ――死にたい、壊れたい、なんて望まないから。)
/*
投稿した私「もしかして昨晩の私は、他の人の様子見のためにわざと時間帯指定してなかったのでは?ギャーッ」
くッ、朝書くとろくなことがないな…
/*
まさかデュークが死ぬとは思っていなかったので、アリアは結構ゴリゴリ動かしちゃった。
大丈夫かな?大丈夫だろう…。
まあNPCは死ぬもんですからね、わっはっは
/*
ページボーイくんちゃんを保護したほうが良いかなと思いつつもしてないですね。
どこにいるかわかんなかったので確定で保護して良いのか悩んでしまった。
してもよかったかも知んない
[未明の出来事にも拘わらず、このニュースは瞬く間に広がった。
──『夜の女王のアリア』の
早くに叩き起こされたフットマンは、姿を消した?」と不機嫌な顔で訝しむように部下たちを見たけれど、彼らは困ったように肩を竦めるだけだった。それは当然の反応ではあったけれど。
──いや、真相はこの際どうでもいい。
問題は、「チャンスが回ってきた」と、皆が一様に思うことだ。
『夜の女王のアリア』は犯人探しに動かなければならない。
つまり、これから混沌の嵐が来る。全部全部巻き込んで、引き剥がして、ぐちゃぐちゃになりながら、着地点なく巻き上がる嵐が。
一体、何処へ行って何に成らんというのだろう。
だけどフットマンにとって、大事な部分はそこじゃない。]
……ああ、そうだとも。自由だ。
[フットマンは目を細める。
行儀悪く自身の椅子に座って、葉巻の煙をゆっくり吐き出す。
枷をつけられた状況が、鎖をちぎって檻を壊した。
膠着状態で不変だったものが、“自由”を得て変化する。
ぐぐ、と早起きを強いられたフットマンは、椅子の上で大きく伸びをすると、立ち上がる。]
『その時』が来たぞ、お前たち。
[他の組織と同じように、『暮れぬ朝の王』も動き出す。
これは、椅子取りゲームだ。『暮れぬ朝の王』だけ、そのルールが少し異なるけれど。]
[朝になったら、武器を持って外へ出よう。
使い慣れた愛銃を幾つかピックして、それらを携えていこう。
日が昇って朝が来たら、
“夜はもうやって来ない”と分からせてやろう。*]
["嵐"が来ることなんて知らなかったんだ。
というか、そうやって争い事があるから、たびたび"良いもの"が落ちてて、
なんなら喧嘩があったあとは、こっそりとそこにいって、なにか落ちてないか探しちゃうくらいだし。多分、自分だけじゃなくって、おこぼれもらいに集まってることも多いと思う。
オクリビちゃんが嵐の準備をしていたり、今話している子が周りの状況に敏感に感じ取って情報集めしていたりとか、全然気づいていなくて
なんて言えばいいかな。
このさきの未来を見てとかじゃなくて、
今を今日を過ごすっていう、自分は1日を生き抜くを繰り返してるって感じだから。空気がピリピリしてるなって思っても多分、一日はあまり変わらない]
[国をつくってどうするの?という問に答えられなかった女王とは違い、
どんな国なの?という問いにオクリビちゃんは立派な答えを>>449
難しい言葉だったけど、女王はでへへと照れて頭を掻いて。]
ねぇ、国さ見んこ!!!
国!!
[断りがあったとしても、そのうちおいでよ!!!
と元気にいって。]
もし、気に入っだら国民さならんべか!
あ、でんも、手がおれんの手みたいになっちまうかもだけんど
[>>419お手入れを欠かさないスベスベの手やオクリビちゃんのスベスベの手。
一方、女王様の手はガッサガサで皮も分厚く、豆も多くて傷だらけとてもじゃないけどスベスベの手ではない。
とはいえ、多分この手になるってのは一般的にいう国つくりとは、意味合いが違うせいもある]
でもな、もったいねぇべな。
スベスベ…
[少し空を見て考えて。思いついたように]
そうだ!
オクリビちゃんと、
アイドルさやればいいべ!
[そう、言ったのだった。
だって、ふたりともスベスベで可愛いから!!
そうして、思いついたように
オクリビちゃんと、
アイドルさ、やればいいべ!
[そう、言ったのだった。ふたりとも可愛いから!!
それに>>447>>450オクリビちゃんもノリノリ(?)だしね!**]
[さんざん逃げ回った 主人を失った案内人は、
いずれ、もとの住処である『夜の女王のアリア』に
たどり着くだろう。
そこで見てきたことを報告する。
見たこともない機械…人間…?に襲われたこと>>0:454
ページボーイは、幹部の一人である
幹部たちの怒号や悲鳴、戦闘音
それも次第におかしくなり……
あたりが静かになって、ゴミ箱から出たときには、
あたりは肉片と血の海が広がる地獄の中だった。
知っている顔も当然そこには浮かんでいた。
[見てきたことを仔細伝えれば、残った幹部たちやメンバーは、報復せよと声を上げた>>5
幸いにして、繰り上げ式に上位役職にはいったフィジシャンや残った幹部たちは、冷静に報復の準備を整えていた>>6>>7
付き人ととはいえ、なんの役職も与えられていないこどもであるページボーイには間に入る余地などない。しばらくの間はガタガタと身を震わせ、今見てきたことのトラウマで動けなくなっていただろう。自分がついていながらと、何度も自分の顔を殴っていた]
『
……あの子に、窓を閉めるように言っておかなくては
』>>8
[…その言葉にはっとする。
そうだ、私はお姉ちゃんなのに、
こんなところで何してるんだ]
…そうだ、そうだよ
アリシアに伝えなきゃ…
夜雀亭に…中央表通りに隠れてなって…
アリシアを守らなきゃ…
フィジシャン…アリシアに、このことを伝えて…
アタシも…すぐ、準備整えて、追いかけるから…っ
[そう言って、少女はまずは伝令を彼に任せ自らの支度を整えに行く。…まさか、伝令を伝えた彼が、最も危険な刺客だとは思わず。
これまで彼女は戦闘でメインとなって動いたことはない。準備には相当手間取るだろう。…夜明け前に、ここを出られるかは怪しいところだ…その間に、フィジシャンやアリシアがどう動いても、彼女にはどうすることもできないだろう**]
/*
私の灰を読んでくださったのだろうか。っていうぐらいナイスタイミングでページボーイくんちゃんが来てくれたので超ありがたい。
― ページボーイの報告 ―
[びしょ濡れの娘を保護したのは、赤い月夜の事。
菓子を持たせて送り出したのはついさっきだと言うのに、可哀そうに、今はこんなに震えてしまって。
彼女の報告はとても信じられる様な事では無かったものの、こんなタチの悪い嘘を言うような子では無い上、何より震える身体と血まみれの姿を見れば、明確な証拠など手元に無くとも、我々が動くには十分すぎた。
では先ず、報告に在った実行犯である機人を見つけよう。>>29
そう言って動いたのは暗殺や情報収集を得意とする身軽な連中で、撃破より捜索及び調査を優先と、未だ暗いトループの街へと飛び出して行っただろう。]
[居合わせた幹部連中は、誰も彼も腕が立つ者ばかり。
そんな連中であってもやられたのだ、あの場で彼女が手伝えたであろう事はあまりにも少ない。
故に君のせいでは無いのだと、]
やめなさい、ページボーイ
[娘の細い手首を、機械の腕で握り押さえつける。
これ以上、あなたがあなたを傷つけないように。>>30
相手が大人しくなれば手を離しただろうが、出力を高めたままの腕では、手形ぐらいは残ってしまったかもしれない。]
生きて帰って、真っ先に報告をしてくれた
それだけで十分だ
[君の報告があったから、わたし達は真っ先に動くことが出来る。]
ありがとう
[びしょ濡れの身体にタオルをかけ、優しく頬を撫でる。
その場しのぎであろう労いの言葉を落とし、自身は銃を手にその場を後にしようと――、]
嗚呼、嗚呼、そうだね、
――伝えておくよ、きちんと
[アリシアの名に反応し支度を整えに行く彼女の背を、目を細め見送る。>>31
わたしの方が早い出立になるであろうから、ページボーイは後を追う形となるか。
ああ、しっかりと伝えておくとしよう。あなたの大切な、大切なお友達にね。
その後は――……、**]
ー 過去 ー
(>>0:427>>0:430>>0:431>>0:432)
[……テリトリーの中の、ありとあらゆるものは
マフィア『BloodSun』のものだった。
逆らう奴には制裁を。侵略者には報復を。
そしてテリトリー外のものは、
『いずれBloodSunのものになるもの』だ。
逆らえぬようになるまで奪え。
報復する気も起こらぬほどに蹂躙しろ。
ガキは殺すな。調教して、あそこにだけは逆らうなと
徹底して『教育』しろ。
どんなものも、何一つとして譲るな
譲ったが最後、奪われるのは俺達なのだから]
[まだ男が赤毛の生身であった頃だ。
他の人間に比べても、鍛え上げられた体は、
他人から見れば『マッチョ』と言われるほどで、
その腕力が成すのはいつだって暴力だった。
周りのやつは基本的にその武骨な外見を見ただけで、男のことを避けていく。彼が『BloodSun』のボスであるということは周辺地域には既に知れ渡り、声をかけたが最後、赤き太陽の機嫌次第で命を取られるか、命以外を取られるかが決まってしまうというのも、当然伝わっていた。
…それだというのに、無謀にもこちらに怒りの声を上げる無謀者が一人>>0:430]
あ゛?あーーー。
なんだぁ?うちのがなんか"悪い"ことでもしたか?
そりゃ悪いことしたなぁ?謝っとくよ
教育もきちんとしといてやるから安心しな
[と肩をすくめて、怒り心頭の彼にそう言って。
そして、次の瞬間、彼女の胸ぐらを掴みあげた]
『逆らう気のあるやつぁ、
絶対に逃すな、ってなぁ?』
[ 当時の彼は、実に気性が荒かった。
逆らう人間に容赦をしなかった。
彼女に奮った拳を彼女は対処しきれただろうか
殴った拳の数など覚えていない。
だからそのとき彼女が
どのような反応をしたかは覚えていない。
最後に彼女に言ったのは、
『ウチの死体は好きにしろ。
てめえが使えるうちは、すきにさせてやる』という
マウントにも近い生存許可だったろうか
[…その後、男は人間の体を捨てさせられた。
抗争の中、致命傷を受け、
遥か昔にど変態金持ちの家を荒らしたときに手に入れた
少年型アンドロイドのうち、まだ解体していなかったものに
魂を入れられることになった。
腕力の出力を上げても。
体内に大量の暗器を内蔵しても。
かつての体と違いできないことも多い以上、
身を隠す術は覚えなければならなかった。
それが、『少年型アンドロイド』のフリであり、
ファミリーの奴ら以外の前では、まずはとりあえず、
可哀想な男の子ロボットのふりをしていたのだが…
…こ、こんばんはぁ…ニンゲン様…
ニンゲン様…実は僕困っててぇ……
ニンゲン様が死んでるんですぅ…どうすればぁ…
…あ、あ???あ!!?てめえ何笑ってんだ!!!
[少年かわかわスマイルのまま、
彼女に大笑いされたなら、
なんで知ってんのに黙ったんだよ!!!!と
それはそれは怒り狂ったろう。頬を膨らませて。
元の人格と、
機体性能のせいで表に出る反応が違い、
ツギハギになった少年マフィアは、
彼女の笑いに腹を立てつつ、逆らうんじゃねえと
死体を押し付けて、おそらく今に至るのだ
ー そしていま、夜闇の中をハイエナは ー
[男の号令を境に、北エリアのチンピラ共は
一気に侵略の熱を上げる。
頭のいいやつは、十全な準備を整えるために装備を。
頭の悪いやつは、とにかく土地を広げるべしと近隣地域への殴り込みを。
そして、世界で一番愛らしいマフィアのボスは、
その夜闇に混じって、行動を始める。
ゆらり、ゆらり。
どこからともなく聞こえてくる。
葬儀屋の静かな歌とすれ違う。>>12]
良かったなぁ?"肥料"が増えるぜ?
イカレ葬儀屋。
俺達の"作戦"に楯突くんじゃねえぞ
テメーの"仕事"は評価してやってんだからよ
俺達のシマ荒らしたら、どうなっても知らねえからな
[そう言って、
真っ赤なリボンを揺らして歩く。
傍目から見れば無防備な彼。
しかし、彼もまた嵐の一つだったのだ*]
/*
あ、ちょ、まってwwwwwww
ワードで組んでたロール飛んだwwwwww
いやもう落とした分だから別にいいっちゃあいいんだけどwwwww
/*
優しい〜〜〜!フィジシャンすてき〜〜〜!!!
けどヤンデレ〜〜〜!!!!
>>32>>33>>34
サドでマゾでヤンデレ、いいね!!!
[…灰色、いや鼠色の男の目には見えただろうか。
かつて路地裏であった少年型アンドロイドが、
今にも崩れそうな瓦礫のそばに立っているところを…
そして、彼の周囲を見ていれば、
『BloodSun』の構成員と…無数の機械化人類が争っているところを。
少年型アンドロイドは、瓦礫の方へと逃げ出そうとしているが…
その影にもまた、殺意を持った重火器を構えし機械化人類が構えているのを。
もちろん、このくらいの敵であれば少年アンドロイドは自身の腕でひねり潰すなど簡単なことだ。しかし今そうしないのは…あたかも無理やり『BloodSun』の奴らにつれてこられたかのように見せかけることで、『ボス』自身が最前線にいる違和感を消すためだった。
ただ少なくとも分かるのは、彼を助けに行くということは、あの無数のチンピラと機械化人類の中に飛び込んでいくことにほかならないということだ**]
[隠す気のない足音が聞こえる。一人、入口から迷わず私に向かっている。
夜襲を受ける事を全く想定していなかった訳ではない。しかしこうも堂々と入られては、囮を警戒しなくては──などと頭を働かせながら、闖入者を部屋に迎え入れる。その人物は──]
……ページボーイではなく、あなたが来るの?
[見知った顔だ。だが「そういう関係」として対面するのは初めての事。
私を迎えに来た男──フィジシャンは、一体どんな顔をしているだろうか。心配している顔?笑っている顔?いずれにせよ、アリシアの判断は変わらない。]
淑女の寝室を予告もなくなんて不躾だわ。
猫の手も借りたいっていう事?……なんて反発してみても、私に拒否権は無いのでしょうけど。お店ひとつを潰すなんてどんな組織にも難しい事じゃないもの。
[フィジシャンの話を聞くことも無く、思うところを捲し立てる。店を守るために動いていることも、そのために動くことも、全て把握されているのなら、アリシアの元を訪れる理由は1つしかない。]
戦えるお人形をお望みなんでしょ?
[公爵が姿を晦ましたことも、彼女の寝室を訪れたフィジシャンの内心も、この街がどう動くのかも、少女は未だ何も知らない。**]
[ポンチョの下には、機体への格納ではなく、ベルトやポーチといった外付けの形で短刀と手榴弾を幾つか携行する。
「生身の人間」の防弾・防刃用の装具は必要としなかったから(対機械用の弾丸は別だが)、ベルトの下に纏ったタンクトップは薄手のもの。極端な話、何のトップスも着ていなくても戦闘や「目のやり場」の点では何も支障なかったが、オクリビの意識の中の何かがそれを阻ませた。
ズィーに差し出したような通信機の類はない。
通信端末なら、オクリビ自身の頭部に内蔵されている。
リリオにいた時は、業務連絡での内線程度にしか使っていなかったものだったが]
( “稼働”。 ――通信に異常なし。 )
[ポンチョ越しの肩に、カラス程の大きさの、一羽の「鳥のようなもの」が留まる。カメラレンズを搭載した筒状のボディに、一対の翼と一対の脚の形をした機工。
オクリビ本体からの通信によって動き、観測情報を本体に送信する機能のある無人機だ。]
[ポンチョの下には、機体への格納ではなく、ベルトやポーチといった外付けの形で短刀と手榴弾を幾つか携行する。
「生身の人間」の防弾・防刃用の装具は必要としなかったから(対機械用の弾丸は別だが)、ベルトの下に纏ったタンクトップは薄手のもの。極端な話、何のトップスも着ていなくても戦闘や「目のやり場」の点では何も支障なかったが、オクリビの意識の中の何かがそれを阻ませた。
ズィーに差し出したような通信機の類はない。
通信端末なら、オクリビ自身の頭部に内蔵されている。
リリオにいた時は、業務連絡での内線程度にしか使っていなかったものだったが]
( “稼働”。 ――通信に異常なし。 )
[ポンチョ越しの肩に、カラス程の大きさの、一羽の「鳥のようなもの」が留まる。カメラレンズを搭載した筒状のボディに、一対の翼と一対の脚の形をした機工。
オクリビ本体からの通信によって動き、観測情報を本体に送信する機能のある無人機だ。]
/*
『?????』については
戦闘したそうなのに戦闘できないひとがいたら
だそうかな。
あとはてきとーなにおわせでも。
(実は事件の真相何も決まってない顔)
[そして腰の左側には、見た目だけは前時代的な、外来から流入してきたカタナを収めた鞘。
生身の肉体に対しての切れ味は言うまでもなく、機工のボディに対しての殴打や突きにも十分に耐える強化が施された一品だ。
……「女王陛下」の国家の宣伝という意味なら、ツルハシこそが最適解であり至上の武器だったかもしれない。
かもしれないのだが。
今は滅亡した「シンギュラリティ」がオクリビの機体に遺したデータに、「カタナを持て」と記載されていたことで、こうなった。]
奥で掘るどころじゃないわね、これ。
坑道を照らすランタンにもならないし。
[昨日の「女王」の広報>>26>>27を振り返りながら、ふっと零すも]
/*
アリシアはね、自分視点の組み方がとてもうまいんだよね
他者の考えや憶測、ト書きの中の情報はPCの中には一切入れず、
『アリシア』が知り得る内容で状況を推理して、動いてる。>>48
PCとともに等身大のまま世界に飛び込んでるって感じで、とてもいいRPだ〜
[これまで数多の死に触れ、骸を燃やし、死体の中身を暴きすらしてきた女だったが、直に人を殺めた経験までは無かった。
もしこれが、他の生身の脳のリリオ職員であったなら。あるいは「まっとうな」感情機能を搭載された機体だったなら。
この「スベスベのきれいな手」は震えていただろうか。
――実際のところ、リリオの女たちの
手の多くは荒れている。
スラムを生き抜き、ツルハシを振るう
少女の手の粗さ程ではないにしても。
それでも、今の意識を宿したこの機体は、内蔵されたCPUは――多分、容易く人を蹂躙できてしまう。
「
[これまで数多の死に触れ、骸を燃やし、死体の中身を暴きすらしてきた女だったが、直に人を殺めた経験までは無かった。
もしこれが、他の生身の脳のリリオ職員であったなら。あるいは「まっとうな」感情機能を搭載された機体だったなら。
この「スベスベのきれいな手」は震えていただろうか。
――実際のところ、リリオの女たちの
手の多くは荒れている。
スラムを生き抜き、ツルハシを振るう
少女の手の粗さ程ではないにしても。
それでも、今の意識を宿したこの機体は、内蔵されたCPUは――多分、容易く人を蹂躙できてしまう。
「
[ぞろぞろと『暮れぬ朝の王』のアジトから人が出てくる。
生身の人間もいれば、アンドロイドもいる。生身だけど、義肢になっているやつも。
様々な人間が入り乱れて出てくる群の最後尾を歩いて出てくるのがフットマン。
みんな、玉になったり散らばったりして、思い思いの方向へと走ったり歩いたりしていく。中には、スケート靴やスケボーのような軽い乗り物に乗っている者もいたかもしれない。
はじめまして、或いは大変久しく。
此処は
統率なんてものはない。
思い思いに動くのに、連携を崩さないのは皆が“責任”を負うからで、
[フットマンは歩く。気ままに、自由に。
──それってつまり、血気盛んな者たちからしてみれば格好の獲物ということで。]
[フットマンは背後に迫った殺気に、咄嗟に身を捩った。
直後に、彼の横をよく研がれたナイフが通り過ぎていく。
フットマンは腰の愛銃を手に取ると、銃底で相手の手を殴ってナイフを落とすと、襲撃者を思い切り蹴飛ばした。どしん、と相手が勢いよく壁に叩きつけられる。]
あ〜びっくりした。
[さして驚きもしていないような声音で、半笑いの表情を浮かべる。
フットマンは愛銃をホルスターにしまい、先ほど取り上げたナイフを拾い上げてようと前かがみになる。直後、頭上をレーザーガンの光線が通り過ぎていって、身体を起こしたフットマンは拾ったナイフをそのまま、光線が飛んだ方角へと投げた。]
[少し離れた場所からレーザーガンが墜落し、遅れてその上に人間が落ちてくる。運が良ければ、死んじゃいないだろう。
さて。レーザーガンということは、フットマンがアンドロイドだと思っているのだろう。
フットマンは其方に一瞥だけくれて、襲撃者“達”の方へと視線を向けた。]
[襲撃者がどこの所属なのか、フットマンは興味がなかった。
血気盛んな何処かの誰かが、一人で歩くフットマンを嬉々として襲いに来たのだ。
思い思いの武器を構える彼らをぐるりと見て──フットマンは笑った。]
[──数瞬。辺りは血の海になった。酸性雨と違った雨が降った。
ぼたぼたと、誰のものかわからない血をフットマンは自身の服から絞る。
歳の割には滑らかな暗い赤毛に混ざって、鮮やかな赤が伝い、滴っている。
相手がまだ生きているのか死んでいるのか、フットマン自身は興味がなかった。そこまで確認する気分じゃなかったから、ほったらかし。
血まみれになったのも、襲撃者の量に比例したと言える。
足下に散らばった薬莢を蹴飛ばしながら、フットマンは懐から葉巻を取り出して、吸い口をフラットカットしながら歩く。]
[ぽとりと落ちた葉巻の切れ端は、見る者が見れば、葉巻のそれだとわかるだろう。
多くの資源が失われ、もはや人間以外の自然が希少になったこの世界で。
電子ではない葉巻や煙草を入手しようとすれば、入手先が絞られるのもそうだが、なにより非常に高価になる。
──故に。
それを好んで口にする者など、極端に限られている。*]
― 夜雀亭宿舎 ―
[その建物に鍵はかかっていたか。
ドアノブをひねりつぶすか、ピッキングをするか、電子錠を強制的にこじ開けるか。それらは大して重要な事では無い。
隠す気の無い重い足跡をたてながら、入り口から真っすぐに。向かう先はたったひとつ。
堅牢な城は静かに落ち、少女の部屋へ足を踏み入れる。>>46>>48]
女の子は支度に時間がかかるからね
[全て見通すような少女の口ぶりに、暗い笑みを浮かべる。
何処まで知っているのか、それとも自主的に調べたのか。トループ中にヒントはいくらでもあるし、自分に至っては隠すつもりも其処まで無かったから。]
あの子は君に、
店に隠れているよう言って居たけれど、
…それはあまり現実的な手段ではないから
[いつ誰が何処で暴れ出すか分からない状況、夜雀亭も安全とは言えない。
彼女が付けている大きな腕を一瞥し、話を続ける。]
改めて、こんばんはアリス
いや、
――
[呼び方を改め、眼鏡の奥、目を細める。
――アリシア、アリシア、
可哀そうな子、一度死んだ子、かわいい子。
とっても愛らしいお人形。]
夜分の非礼をお許しください
大丈夫ですよ、この店は潰しません
「夜の女王のアリア」の意向は、ですけれどね
[片膝をつき跪くと、少女の顔を見上げながら。]
先程、
……と言う、知らせが入りました
我々「夜の女王のアリア」と言う組織のトップであった方
そしてあなたの祖父にあたる方です
[今まで伏せてきた情報をすべて開示していく。
戒口令を敷いた者は既にこの世に在らず。であれば、話してしまっても構わない。
無論彼女が望むであれば、これ以上の情報も全て喋るつもりでいる。]
今日からこの街は、酷い嵐に見舞われる
窓を閉めるだけでは、きっと身を守り切れないでしょう
[それはこの街の住人だから。と言う話だけではない。
彼女はこれでも組織関係者。だから彼女の意思にかかわらず、何かがどうしても降り注いで来る。
もしソレ巻き込まれて、壊れてしまったら?わたしは悔しくてどうにかなってしまうだろう。
だから、その前に。]
「夜の女王のアリア」に帰りませんか?
『椅子』に座らなくとも構いません
[跪いたまま、彼女に向かって手を差し出す。
左の手の平を上に、まるで空気を掬い上げるかのようにゆっくりと。
浮かべた微笑みは何時もの、夜雀亭で見せたものと同じ。
曖昧な立場等ではなく、正式に我々の身内に入らないかと、そう誘う。
『椅子』持ちの幹部職になれとは言わない。
けれど組織内の立場としては、かなり優遇された場所に納まる事が出来るだろう。
無論拒否権はあるにはあるのだが、NOと言えばどうなるかぐらい、聡い君には分かるだろう?]
[組織の中には、この子を仮のトップに添える事を望む物も居た。
血縁関係もあるし、何より『丈夫なお人形』だから。だから次が決まるまでは座らせておいても良いのではないかと。
頭を失った組織の旗色を手っ取り早く決めようとするならば、望ましい手の1つではある。
だが、そんな保守的な考えは馬鹿らしいと思う自分も居る。
トップと言うのはね、もっと醜く争って決めるべきなのだよ。
こんな事、きっとページボーイは望まない。
けれどわたしが望むであれば、それで良い。なんせ上がごっそり死んだ結果、わたしは偉い人になってしまったのだからね。
迎えに来たよ、可愛いアリシア。
だからどうかわたしの手を取って。
なんせ、一際大きな嵐が来るからね。**]
/*
この男…ちょっとエッチかもしれん…!!ぐらいがね、丁度いいですね、私的には。
(ここで自分のIDがしょっぱなからバレて居る事を思い出して定期的に発狂する)
/*
面白いから書いておくんですけど、すりーぷしーぷさんがなんもメモで中身隠れてない笑う。
プロローグからソルっぽいなと何となく思って居たんだけどね。
ページボーイとソルのメモ両方に(グー!)が並んでいるのを見てちょっと笑ってしまった
―とあるマフィアと―
[振り上げられた拳が、右目にあたる。激しい痛みと、脳が揺さぶられる感覚。>>39
再び振り上げられた腕に手をのばし、思いっきり噛みついた。手折られた花のように、
この男の指のひとつでも食いちぎってやろうと思った。
さすがにそこまでの力はなかったが、皮膚を破くぐらいはできただろう。口の中に広がる鉄の味に、顔を顰める。]
うえええ
[ぺっぺっ、と口の中のものを吐き出す。
自信を持ちあげていた手が離れ、そのまま尻もちをつく。
「てめえが使えるうちは、すきにさせてやる」
そう言い残して、男は部下たちを連れて去っていた。
よいしょと立ち上がり、汚れをはたく。グリムを連れていなくてよかった。
その日以降、彼の部下たちが屋敷に来ることはなくなった。]
―回想:フットマン―
[二度目に彼を見たのは、表通りに行ったときだった。
その日は少し機嫌が悪かった。
いつもパーツを売っている裏通りのジャンクショップ店主が代替わりしていた。
前任はまだいるが、店の切り盛りを息子に任せるつもりだという。その息子の態度が、とても悪かったのだ。
彼はぼくのことを良く思っていないようで、碌に相手をしようとしなかった。スコップを振り上げたところで前任がすっとんできて息子に拳骨を食らわせた。
中身が入ったままの鞄を乱暴に振り回しながら、表通りをあるいていく。
そこで、目が合った。>>0:353
今日のフットマンは機嫌がよかったのか、にこやかに近づいてきて、あれよあれよという間に一緒に食事をすることになっていた。]
[オクリビ本体は、「鳥のようなもの」の行き先とは別の通りを歩いていく。
雨しずくと塵と泥の水たまりは、いつの間にか、鮮血のプールへと>>60。倒れこんだ機工の身体やレーザーガンの残骸>>58から滲み出たオイルは、血には淀みを、地には虹色を。
その中に葉巻の残骸>>61があることに気づき、機工の目はふとそちらに焦点を合わせる。
今の地球で、ましてやこの裏町で、誰もかれもが嗜める訳ではないモノ。リリオ所属時に得ていた情報網から、吸い殻の主の候補はかなり絞られる。
そしてそれを、この“開戦”から間もない時刻に遺していくような者といえば――]
( うっかり出会っちゃっても、
……うっかり殺したりはできないわね? )
[レーザーガンの上で瀕死になっていたごろつき>>57>>58の視線を感知したオクリビは反射的に――安堵の笑みを形作った。
「安堵」はこの時脳裏に生成していたテキストに紐づけられたもので、決して死にかけの輩に向けられたものではなかった。なかったの、だけれど。]
そこの貴方、動く力は残っていますか?
私は医師ではありませんので、
この場で応急処置を施すことは叶いませんが。
[安堵の形に作ってしまった笑みを、そのまま「慈悲」の笑みとしてごろつきに向ける。
よくよく見れば、リリオの闇市場での取引に来たことのある誰かさんの顔かたちでもあったが――。
あの「フアナ」がもうおらず「オクリビ」になっていることくらいは、彼ら組織の末端にも伝わっているだろうと。そうでなければ困る。]
もし貴方が主の元に帰れたならば、伝えなさい。
「夜の女王」でも、勿論「朝の王」でも、
また「血の太陽」でも「叛逆の鼠」でもなく、
見果てぬ夢と願いを拓く「ズィーの女王」が
貴方たちの光となって君臨すると。
……もしも貴方が心変わりを起こすことがあるなら。
我々は、何時でも貴方を受け入れますよ。
[……此方がこう口上を述べる間に、隙あらばとハンドガンを抜いてくるような輩であったならば、その時は切り捨てるしかなかったけれども。
偶然か必然か、向こうは何かをうめくばかりで手を出してこなかったため、オクリビもまた穏やかにこの場を後にすることができた。]
では、私は参りましょうか。
「暮れぬ朝の王」へのご挨拶に。
[これは当初の目的ではなかったのだが――。
それらしき真新しい痕跡に出会ったことで、オクリビは行動の優先順位を変える。
煙草の吸殻の落ち方から予測できる方角を、血だまりから続く足跡を、機械の女は軽い足取りで辿っていく。
腰に佩いた鞘に左手を、カタナの柄に右手を添えて。*]
/*
あれ???もしかしなくても、アタシ、
フィジーのロルどっかでよみまちがえたか???
(アリシアも大好きだから壊したいぜ!とヤンデレていたのかとry)
…戦ってんのは、どっかのやつらと… BloodSun?
[幾人かの面に見覚えがある。あれはかつてBloodSunというマフィアに居たやつらだ。確かボスが居なくなって壊滅した、と思っていたのだが…。
今にも撃たれそうな少年アンドロイド。応戦するような形のBloodSun。そして少年を狙う機械化たちの銃。BloodSunの銃は… アンドロイドを狙っちゃ居なさそうだ。]
(…く、どうする)
[悩んでる暇などない。だが身ひとつで飛び出すには流石に歩が悪すぎる。とはいえ向こうはこちらに気が付いてなさそうだ。俺の仲間は引き上げよう、とサインを出す。どうする。]
やれ
[遠距離を得意とする狙撃手に、顎で指示する。当然その命令を直ぐに飲んでもらえるわけではなかったが、それでも再三の指示に仲間が発射したのと、アンドロイドを狙う機械人間が銃を構えるのと同時だった。発射した弾は、見事に機械人間に命中する。崩れる。堕ちる。
莫迦。そう仲間から怒声が上がる。向こうもこちらに気付く、身を潜める。あーあ。やっちまった。ターゲットは変わっただろうか、それともこんな弱小相手にせずに、BloodSun…あれ、BloodSunでいいんだよな…を相手にすることを止めなかっただろうか
どの陣営であれ、狙ってくるようなら応戦して。ダメそうなら即時撤退の構えゆえ、あくまでも前線には飛び出さないまま。]
お前ッ
なにやってんだ、そんなとこで!
[基本的にはこの距離から相手を狙うのはライフルやマガジンを構える仲間たちだ。俺のマグナムではそこまで遠方は狙えない。だからその代わり、俺は大きな声を発して、少年アンドロイドを呼び止めた。まさか、敵の親玉などとは、知らないままで。 *]
/*
はたと、
アリシアにデューク死んだって事は伝えたけど、殺されたとは言ってないなと、今になって気づき……
き……、き…………・
ん、言葉が足らなかったな
[小さく首をかしげて、]
亡くなったではなく、何者かに殺された――
そう、正しく伝えておいた方が良いでしょうね
[下手人は現在捜索中。組織かそれとも個人か。
どこの誰がやったかまでは分からないが、他殺であると告げただろう。**]
この地に穴を掘り国と富を築く「ズィーの女王」、
「夜」ならぬ夢の女王陛下にお仕えする、
この「荼毘葬送オクリビちゃん」――の、
[……思いっきりアイドルネームを名乗ってしまったが、気にしない。それでいい。
かの掴みどころのない「王」に対し、此方の印象を気にすることはない。筈だ。]
正式デビュー前の公演に、お付き合い頂けますか?
[この言葉だけなら間違いなく場違いだったが――。
鞘からカタナをするりと抜く音で、これが「場違いな誘いではない」ことが伝わろうか。
露わにした鋼の刀身ですぐさまに斬りかかる――などという三下めいた動きはせず。
幾らかだけ離れた位置から、カタナの切っ先を「王」の背に向けたところで、女は動きを止めてフットマンを見つめる。*]
[リリオ時代の彼女と直接面識があってもなくても、フットマンは彼女を知っていた。
この国で死体の処理の仕方は限られている。白百合の葬儀社に持ち込むか、散歩をしている葬儀屋にくれてやるか──自分で食うか、だ。
かの葬儀社の元へフットマン本人が訪れずとも、フットマンの部下が行き、親になんでも聞いて欲しい子どもの彼らは一から十までお話してくれる。
わざわざ、脳内にあるデータを出力して顔を見せた者だっている。
だから、顔ぐらいは知っている──が、実際に面識があったかどうかは、はて。]
随分、物騒で可愛らしいお名前になったんだな?オクリビちゃん。
デビュー戦か…おままごとは初めてか?
[フットマンの右手の先が腰に差した愛銃に触れる。
石火硝煙の名の通り、フットマンは拳銃を扱うときは基本的には早撃ちだ。
故に、その動きこそが彼女の申し出に応じたことに他ならない。
フットマンは彼女の動き出しの予備動作を見極めようと、オクリビをじっと見る。]
[──数秒、睨み合ったか。
フットマンは、彼女が動いたら、と思っていたけれど。
フットマンは不変的なものが大嫌い。睨み合って膠着状態だなんて、もっての外。
オクリビが非常に我慢強かったら、早々に焦れたフットマンが先に動いただろう。
指をかけていた愛銃のグリップを握り、ホルスターから引き抜きながらセーフティを解除する。そのまま素早く銃口をオクリビの方へ向けると、その時にはもう、フットマンは引き金を引いていた。
もっとも、臨戦体制であったであろう機械の器に入った彼女に、その銃弾が当たったかどうか──。*]
ーオクリビとのヒソヒソ話ー
[国民キャッチ活動後のお話。
オクリビちゃんとふたりきりのとき。
今日出会った子。
名前を聞くことはできたかな。
オクリビから名前を聞くのが初めてなら、
へぇえ!アリシャちゃんって言うんだ!と頷いて
3人でいたときに聞いていたなら、多分「アリシャ」ちゃんとその場で呼んでいただろう。]
うーん。
[オクリビちゃんの言ってることはちょっと難しいけど。
首を傾げながらも真面目な様子にはしっかりと顔を向けて、うなずきながら聞いている。
とても大事なことを話してくれているのもわかる。
「夜の女王のアリア」という言葉を聞けば、女王という言葉にピンっと反応して、]
じょうおう、ありあ
[そう口にしながら、頭の中に響かせて、上を見ながら何かを思い出そうとしている。
何も知らないわけではない。ここがトループって事は知ってる。
トループの中に、たくさんの王様や女王様がいるのも知ってる。
争いが多いのも、それが人の生き死にが起こるような争いがあるのも。
見てもいる、その裏社会と呼ばれる"泥水"に足が浸かったり、泥だらけになって引き抜いたり、啜ったり。その水に飛びこんで水浴びしたりもする。
そんな中で、怒声として飛び交う名前を思い出す。その中のひとつが、
多分、オクリビちゃんのいう"アリア"。]
アリシャちゃんと名前が似てんべなぁ
[アリアとアリシアでそんな純粋な感想も思いつつ。
表のお店には詳しくはないけど、アリシャちゃんは中立っていう立場で、
お店で働いてるみたい。]
中立って、まんなかさ、立ってるってことだべ。
真ん中じゃなくなってことになるかもーってことなんだべな。
[左とか右とかに寄っちゃえば、それは真ん中じゃなくなる。
多分オクリビちゃんの言ってることは、それが危ないぞってことなんだと思う。
どうして、危ないのかっていうのは、このときよく理解はしていなかったんだけど。
アリシャちゃんも、オクリビちゃんと同じと聞けば、目をパチクリとさせる。
前も言ってたけど、機械化人類って分けるような言葉。
でも、覚えておいてくださいと言われれば]
ん。わがっだ。
でもな、やっぱ、なんで機械だーとかわけんのかは、わかんねぇんだけども。
んでも、身体のことは大事なんだな。
[オクリビちゃんが大事に伝えようとしていることだし、思えば自分との違いを知らないと、いざオクリビちゃんが病気とか怪我とかのときに、わからないかもしれないもんね。と、しっかりと頷いた。]
ゔぁるはら、めどろぽりずーは、
あぁー。夢ん国だべ。
行っだら帰ってこねぇって
[行くと夢が叶う。ただし、帰ってこない。
自分が抱くのは噂程度の話。メトロポリスやヴァルハラに対し抱える感情は、
人それぞれで重さが違うだろう。
思いを軽く見てるわけじゃない。
ただ、重さを理解しきるには成熟していないというか。]
[そして、話が変わるといって、オクリビから差し出されたものがあった。
それは、手のひらくらいのネズミ。]
う、わぁぁあ!
[表の女の子たちみたいな、ネズミを怖がって悲鳴をあげたのじゃない。
確かに驚きはしたけど。なにこれ!!という言葉より前に、
>>16通信機という答えが出た]
へぇえええ!!
すげぇえなぁああ!!
[ねずみをひっくり返したり、お腹をみて、スイッチをオンにしてみたり。
オクリビに使い方を教わりながら、もしもーーしと試しに会話してみたり。
そして、はた、と一瞬だけ。]
……
[このネズミさん型の機械にたいして、自分とは明確に"違う"っていう反応なことに気づいてしまう。オクリビに対してわけなきゃ駄目なの?と言ったことと矛盾する。そう気づいてしまって。
少し考えていたら>>17、またオクリビからの言葉が続いて]
あ!うん!
[急いで顔をあげて、その話を聞いて。]
王座、?
[きょと、と首を傾げた。
トループという国の王になりたいわけじゃなかったから。
本当に単純に]
えっと?
[話は進んでいき、戦闘の準備とか、女王陛下の降臨を知らしめるとか、
そういう言葉が飛び出していく]
[そして、>>18。生き延びることを一番にして、という言葉が続いたあとに、
少女は声をあげた]
あ、あのな!!
おれは、とるーぷで国をつくりてぇんじゃなくて!
掘っだら、トループとは違う、自分の国さ作ろうって思って!
[結局はトループという土地を使った、国だから、
国をつくった!!じゃ、国にならないのだと知らないのだけど。]
だがらさ、
んーーー!!
[がっしがしと、頭を掻いて、
パッと顔を上げて]
おれは、国の女王なんだべ!!
女王は国民を守るのが女王なんべよ!!
国民はおれが守るんよ!!
だがら、死んだりしねぇじゃなぐ、
死なせねぇんだべ!!
[死にたい、壊れたいという望みを持つものには、酷なことかもしれないけど。
なんだか、"死んだりしない"という言葉が、儚くて悲しく聞こえてしまって。
なんか無茶苦茶な言葉になってしまったけど、そう伝えたのだった。*]
[「可愛いらしい」かつ「物騒」――。
「重い」とは昨日誰かさんに言われたことだったが、ここでの「物騒」に関しては特に嫌な顔もせず、ただ満足げに口端を吊り上げた。]
ええ、恥ずかしながら、初めてでして。
おままごとを楽しむ「小娘」どころの
話ではないかもしれませんね。
[>>87こう素直に伝えたのは、手加減を乞うてのことではない。
虚勢を張ったところですぐに見破られると踏んだ故に、無駄なハッタリを排除した結果だ。
けれども“石火硝煙”が銃に触れるだけですぐさまに抜かないのが、手加減なのか礼儀なのか、あるいは別の意図からなのかはオクリビには判らない。
――判る必要はない。申し出を受けて貰えた。それだけのことだ。]
――お付き合い感謝いたします、王よ。
[真正面からの銃弾の軌道を、臨戦態勢の機械の女は見切り、避ける。
リリオの戦闘訓練が助けた側面もあるが、この回避はそれ以上に、機工そのものの性能に依るところが大きい。
「身体が勝手に動く」ような感覚で右に跳ね、ポンチョの左肩の布地だけが貫かれる。
女はそのまま表情を崩すことなく、一歩前に踏み込み。
フットマンの胸元めがけて、右手だけで握ったカタナの切っ先を、刺突の形で真っすぐに突き出す。
もし仮に、切っ先が当たった先が鋼のごとく堅いモノであっても、すぐさまに欠けたり折れたりする程この刀身は脆くない。
かといって貫くことが叶うか、そもそも当たるかどうかは、さて。*]
[彼女の父親とフットマンの仲は、悪くなかっただろうと思う。
フットマンは良くも悪くも誰とでも話して、良くも悪くも誰とでも大差なく接する。
だから、公爵の息子だろうが、その孫だろうが、公爵本人だろうが、そこらで会った人だろうが、フットマンの態度は大差ない。
それが良く映ることもあるだろうし、悪く映ることもあるだろう。
どうやら、彼女に関しては前者のよう──だったかな?>>0:313]
ああ、初めてだ。
こんなに可愛い子が居るなんて知らなかったな。
もっとはやく来りゃあよかった。
[嘘か本当かわからないことを言って、フットマンは
もちろん、少女の立場がわかったことに起因するものでないのは、彼女の確信通り。
彼女が変化のない器に入って、やや残念な気持ちが見る目に出ている──といえばわかるだろうか。]
[とはいえ、丁寧に店員としてフットマンに対応するアリシアに、フットマンは“様子を見に来た誰か”ではなく、客として笑みを浮かべた。
肉の身体から鉄の身体に替わったアリシアと会うのは、これが初めて。
理由は様々あれど、一瞬興味を無くしたフットマンが会いに行かなかったのも一つだろう。
なにせ、彼の前にルールや規制なんてあってないようなものだ。
踏み越えてもよさそうなものは踏み越えるのが、フットマンなのだから。
彼女の今は秘めたる想い、というものを知る術はなくとも、ニコニコと笑う少女を見て、まあ元気そうでよかったな、と思ったのは本心だ。その本心すら、簡単に移ろうのがフットマンという男ではあるのだけれど。]
[彼女は今、表で生きていて、自分は今も裏で生きている。
──フットマンのような人間は、裏でしか生きられないともいう。
だからこそ、交わせない言葉があって、交わしてはならない会話がある。
他の面々がどうだかは、今のところフットマンには興味がないけれど。
他愛のない会話をして、彼女は今日も元気だと確認するだけに留めておく。今は、まだ。**]
た、た、っ、助けて…!
助けて!ニンゲン様……!!!
ご主人様が、ご主人様が、あの機械たちに殺されて、
『お前も機械化の素晴らしさを教えてやる』って
連れて行かれて…!もう、死んでるのに…!!!!
アンドロイドたちが…!!!
ニンゲン様と戦い始めて…!!!
もう命令してくれる人もいない…!!!
僕は、僕はどうすれば…!!!
[影に隠れて、男のいるもとには直接いかず
近くの廃墟の中にようやく身を隠した少年型アンドロイド。
機械化人類は妙なことに、少年型アンドロイドのことを探しているらしい。あれをまっさきに壊せと悲鳴を上げている姿まである。
それを聞いて震え上がる少年型アンドロイド。
涙を拭い続け、どうしてここにいるのかの答えと、これからどうすればいいのかという問いを彼に投げる]
[機械化人類とマフィアたちが争いを始めたのは本当だ。
ただし、喧嘩を売ったのはマフィアの方だ。
機械化人類が、『機械』である彼に銃口を向けたのも、
当然、彼が司令塔だからだ。
そうでなければ撃つ必要なんて微塵もない。
むしろアンドロイドはすべての人類の機械化のために必要な資材となりえるのに。
『BloodSun』の人間が、戦闘にばかり夢中になって
『お宝』である自立型少年アンドロイドの
行動に意識を向けないのは?
そんなの当たり前だ、彼が一番腕が立つ殺し屋
なのを知っているし、周りの雑魚を蹴散らすのが
彼らの役割なのだから。(助太刀があったおかげで、
随分と掃除を楽そうにしているのに、
アンドロイドを追わないのがその何よりの証拠だろう)
…なぜ、わざわざそんな嘘をつくのかって?]
[少年型アンドロイドは、
相変わらず激しい戦闘音に泣きじゃくる。
狙いは二つ。
あの面倒な機械化人類狂信者共の相手の押し付け。
そして、もしもこの少年アンドロイドを憐れんだなら…
同行を持ちかけ……組織の在り処を潰すこと。
他の奴らに玉座はやらない。
玉座に近づくやつは皆、灼熱の太陽で焼き焦がしてやる
さて、男は。
男の仲間達はこの状況の違和感にきづけるか?
このきずついた少年型アンドロイドを…どう扱うだろう?**]
/*
Q.ところでドローンちゃん結局何処に行ってるの
A.本当はオーネストソル組のところに偵察に飛ばすつもりだったんです だったんですがロル書いているうちにたぶん余計に情報量増やすだけになりそうだったのでどうしようか状態になってるんです……意味深に見えたらすまない……
[さて、この死地を徘徊し傍観していた「鳥のようなもの」には、ある特徴があった。
それは、25年程前に滅びたあのカルト組織――「シンギュラリティ」が用いていた飛翔機そのままの形状だ、ということ。この機体のタイプ名は「ヌエ」。
とはいえ機体の材料自体は市販のパーツを利用したもので、機体の色も当時と同じ白色ではなく黒色だったが。
四半世紀前にあった組織を直に知らない者であっても、かつての戦場を知るベテランの組織員からの伝聞で「ヌエ」について知る機会はあったかもしれない。
明らかに人型でないこの「ヌエ」に人間の意識が搭載されていた……なんて話も残っている程だ。オクリビが飛ばした「ヌエもどき」には流石に、生物由来の意識は無かったが。
今まさに前線で殺し合っている者たちの目には、まずこの「ヌエもどき」は映るまい。もし映ってしまったならば、それが油断に繋がり命を落としても文句は言えまい!
けれどもこの乱戦乱世の最中にも、幾らかの余裕ある者であれば(それこそこれまで何度か撃ち落されかけているのだから!)、目に留めることもできるかもしれない。]
[…そう、
これが男の考えていた『作戦』である。>>43>>68
そして、フラフラ出歩くヌルに対して
警告していた理由でもある。
だって、全力で頑張って可哀想ぶってんのに
目の前で笑われたらやばいことなるじゃん??? >>0:432
今回の戦いの舞台はトループ全体。
どこで葬儀屋とブチ当たるかはわからない。
頑張ってうるうるしてるとこにぷふー!と笑われたら
普通に危ない。葬儀屋も俺も。
男は笑われたことを
地味に根に持っていたのだった…>>41
なんだようちのシマの女どもは。
俺のこと笑うし、噛み付くし!!!
石ころ女といい、葬儀屋といい、なぜこんなに反抗的で噛みつきグセがあるのか!!!コロしてないだけ感謝しろや!!!!!
…と、少年機体のせいで、頬を膨らませながら考えていたとかいなかったとか**]
/*
ふ〜〜〜!
戦いに乗り気なやつ、勧誘されてるやつ、あまり興味ないやつ、守りたいものがあるやつ、思惑があるやつ、みんな違ってみんないい…!!!
/*
オクリビちゃんの、何があってもズィーやズィーの夢を守りたい気持ちで戦いに繰り出すの、良すぎるんだよな〜〜〜!!!
そして、ズィーちゃんはズィーちゃんで、子供ながらの夢を胸に持ってトループを侵略するのではなく、その地下に自分の国を作る!国民はみんな死なせない!って夢をしっかり持ってるところが良き良きのよきすぎる
/*
そしてそれを相手するフットマンのハードボイルドさ!!!
いや〜〜〜!たまらん!!!!殺戮の世界を知ってる顔!!!!これから自由の風を吹き荒らす王様は違うね〜〜〜!!!ひゅ〜〜〜!!!
/*
フィジシャンとアリシアの、深夜の密会もたまらん…
おねえちゃんは見守っちゃう…はあはあ…
フィジシャン…わかってんなお前…レディの扱いを…
ページボーイは、アリシアの選択を全力で支えるよ
/*
オーネストさんは、組織全体の描写がうまいんだよね!
この乱痴気騒ぎの中、生身の人間が不利ということも理解しつつ、王座を狙うために、確実な方法を取り、部隊を持って行動する。
ソルを助けに入るとき、部隊の奴らの描写が入って、ふおおお〜〜〜!組織が生きてるううう〜〜〜!!!ってめちゃくちゃ感動!!!
それに対しソルは、組織単位で殺そうとしにかかってる
人間として助けたくなっちゃうか、それとも見抜くか…!!!
楽しいバトルにしていこうね♡(愛が重い
/*
ソルの価値観的に、オーネストとは共闘できる要素はあるけど、
オーネストさんは多分難しそうだよなあ…というあれそれ
(ちなみにソルは奪うやつが絶対悪だと思ってるから、
オーネストさんの奥さんに起こったこととか『お前悪くねーじゃん』とか平気で言って地雷踏みそう。悪を悪と理解して悪する悪役好きで…つい…(しんどい気持ちにはさせないようにがんばりたいところ)
[満足げな表情を浮かべたオクリビに、フットマンは僅かに目を細める。
恥ずかしながら初めてだ、と語る彼女>>98に、手加減を乞う意図はないように見えた。なんて素直な娘なんでしょう。少なくとも、「今の」フットマンには好感が持てた。
この戦いが終わる頃には、「あれが腹立たしかった!」と真逆の事を言う可能性は大いにあったけれど。
仰々しく礼を述べたオクリビに、フットマンの片眉が一瞬上がり、やや半笑いの表情が浮かんだが、すぐに何もなかったかのように元へと戻る。
なんか、『暮れぬ朝の王』になってから、やたら王様扱いされるようになったな、と一瞬脱線しかけた思考を引き戻す。]
[先に痺れを切らしたのはフットマン。
──否、オクリビには“痺れを切らす”というものはそもそもなかったかもしれない>>99。
こういうとき、痺れを切らした方が負け。だけど、フットマンが痺れを切らさないわけがない。
だというのに、今日という日までこの男が生き残っているということは、その実力は本物、ということだ。いっそ、その性格を差し引いても余りある。
──だけれど。
相手の身体は機械仕掛け。生身の人間と比べるなんて、お話にもならない。]
──チッ!
[見事に避けられて、フットマンは思わず舌打ちを零した。
自慢の早撃ちも、機械相手に真正面じゃどうにもならない。
フットマン自身、そんなことはわかっていただろうけれど、彼に関してはそうしたかったからそうしたのだ、としか言いようがないだろう。
フットマンが撃った弾は、右に跳ねたオクリビに取り残されたポンチョの布地を突き抜けていった。]
[そのまま、フットマンの胸元目掛けて踏み込んだ姿を見て、フットマンは咄嗟にマズイ、と思った。すぐさま周囲に視線を走らせると、手握った愛銃を手放して、足元に落ちていた鉄パイプの廃材をつま先で跳ね上げ、掴む。
目の前に迫ったカタナの側面を廃材の先で叩いて、狙いを逸らす。
それでも、フットマンの力は大きく弾き飛ばすには至らなかった。
そこに重要な機構があるのか、そもそも機械などではないのか。
胸はマズイ、と言わんばかりにフットマンは弾き切れなかったカタナの切っ先をグローブで包まれた左の掌で受け止めて、今度こそ横に逸らした。]
[電脳化済みの人々のデータを使って照合すればわかるが、フットマンはある一定の時期から一切老いていない。
目の錯覚でも、勘違いでもない。間違いなく──老いていない。
若々しくはないけれど、かといって現状からさらに衰えることはない身体、といえるだろう。それこそが、彼が「アンドロイドなのでは?」と言われる所以だ。
では、実際そうなのか?
答えは───。]
[オクリビの手に伝わったであろう手応えは、人の肉を引き裂く感触だったはずだ。
彼女の手がそれを感じることができるのではあれば、だが。
フットマンは胸元から逸らしたカタナから手早く左の掌を引き抜くと、距離を取ろうとオクリビの腹部を思い切り蹴飛ばした。──尤も、人間の脚力で機械仕掛けの彼女を吹っ飛ばすことができたかどうか、わからないけれど。
できなくとも、フットマン自身が彼女を足場に、大きく後方へ飛び退いただろう。
オクリビと距離を取って、フットマンは自身の掌をチラリと見る。
厚いはずのグローブを引き裂いて、その下にある肌に到達し、穿たれた穴からぼたぼたと鮮血を地面に散らしている。グローブの向こう側を貫いていないのが幸いか。]
こわいなぁ、カタナってのは。
よく斬れて適わん。
[そう言ってオクリビを見て──フットマンは笑った。
今みたいになっちゃ敵わんと、ガンコードで腰にぶら下がった愛銃を腰のホルスターに戻して、先ほど拾った鉄パイプを構えた。*]
[老いるとできないことが増えていく。
出来なくて当たり前、が積み重なっていく。
この世でそれ“だけ”が明確に嫌いだった。
だから、そうならない身体が欲しかった。
“多少”の自分の好き嫌いは曲げてでも。
フットマンは自由を愛する。
だから、いつまでも自由でいたかったのだ。
時間が止まって、劣化することがなくなるということは、自身が不変であるということ。だけど、フットマンはこれを良しとした。
そういう気分だったから?自分の事だったから?
──否。これが、フットマンのいつまでも自由でいたいと思うことに対する“責任”だったから。*]
[……そう。そんな事態になったとて、BloodSunの連中は、逃げる機械化人間ばかりを狙っていた。こちらへの攻撃は、無い。
…俺は、それが好機と踏んで、少年をこちらに呼ぼうとするが、
…………集団行動ってのはな、それだけの人員分の頭脳が、そこにあるってことなんだよ。司令塔で統率された機械たちには存在しないモンが、人間にはある。]
[そう言ったのは、仲間のうちの誰かだったか。俺は「まさかそんなァ」なんて呑気な性格でもなく、ようやくその違和感に気づき始める。
思考を巡らした瞬間。刹那。一瞬の隙。警戒を見せる仲間たち、仲間から少年に向けられる銃口。少年アンドロイドの表情は?位置は? なァ。どうなってた? *]
[「この店は潰しませんよ」という言葉に内心で胸を撫で下ろす。しかしそんな安堵もつかの間、突然跪いたフィジシャンから発せられた言葉はあまりに衝撃的なもので>>64、アリシアはしばらくの間言葉を失った。
その頭の中では何を考えていただろうか。
勢力図の崩壊?表通りの危険度?夜の女王のこれから?街にこれから起こりうる事態?
きっとその全てだ。
……あの殺しても死なない人を、幹部ごとまとめて一瞬の間に「消しうる」存在が、この国にいるの?
[という疑問は、既に生き残った幹部の間で交わされていただろうか。聞かせるつもりも無いような呟きを説明の傍らの男が拾うかどうかはともかく、彼女が思考の整理を次々と進めていくことに間違いはない。]
『「夜の女王のアリア」に帰りませんか?』
[そう発する頃には普段の穏やかな顔に戻った彼を見つめ、深呼吸をする。ついに本題が来た。
あれほどの顔を隠す男の穏やかな笑みなど最早信用できないのだが、それは一旦心の隅に置いて。
窓を閉めるでは足らないとは、つまりはこうだ。
「危ないから表の生活を終わりにしないか」という名目。たしかに私が戻る条件としては、合致している>>0:205。しかし「椅子に座らなくとも」という言葉があるのなら話は違う。
「組織をまとめるためのお飾りマスコット、あるいは旗印になれ」こちらだろう。
しかし彼の態度がどうにも噛み合わない。まだ一癖ありそうで、たとえばそう、あの昏い笑みだ。
一体私がいることで何が──]
[──あ。あああ!!
気付いてしまった。
ふふ、ねえ常連さん、趣味が悪いわ!
だって──
だってあなた――私を縛るつもりなんて無いんでしょ?
[浮かべた笑顔はどのようなものだったか。もしかすると、幼い少女には似つかわしくない獰猛な笑みだっただろうか。それを目にするのは眼前にいる男唯一人であり、彼以外にそれを確かめるすべはない。
私が従ってもいい。
逃げてもいい。何なら彼を倒して夜の女王と事を構えてもいい。
行きつく先は一緒で、私に待っているのは争いへの道。だけどその「争い方」は君が選べ、とこの男は確かに言っている。
もちろん、断る選択肢は元より無いに等しい。だがその手を潰さぬよう取ろうという直前、その瞳の奥のどん底の暗さを垣間見る。
その瞳は先ほどよりは怖く感じなかった。
これから始まるのは、わたしの生きる美しい街を守るための戦いだ。
ただ全ての悪を滅ぼすだけで、出来る事なら何も起こらないでほしかった。
だというのに、この奇妙な高揚感は、一体──"何"だろうか。*]
は、は、はい…っ、!
今、そちらへ…行きます…!!!
[少年アンドロイドは走る。
爆発に怯えながらもなんとか走る。
鼠色の男が守ってくれるであろうと信じて
男の周囲の人間が、
戦況を確認しているのも、
怪訝な顔をするものがいるのも、
あからさまな違和感に気づいた瞬間も
銃の矛先を変える瞬間も
男に対して、声を上げようと
口を開いた瞬間も>>129
何もかもが、 よく 『みえた』 ]
[男が、少年に振り返ったとき>>130]
[彼は、満面の笑みで笑っていた]
[身を僅かに低くして]
[右の掌を大きく開き、]
[銃を向けた男にそれを向け]
[そのカタナを引き抜く前にフットマンの方から引き抜かれ、僅かに体勢が揺らいだところで、機工の目が捉え切れていなかった「王」の脚が、腹部に強烈な一撃を見舞う。
蹴りが回避目的のものだったからか、まともに食らっても機体の外装や内部に損傷が起こることはなかった。
ただ、外装をプラスチックにして軽量化した分地面に踏みとどまる力も弱く。
ブーツの靴底で地面をひっかくようにしながら、オクリビの機体は後方へと吹き飛んだ。
距離を開けられたところで、漸く止まった両脚で踏みとどまり直し、崩れた態勢を元に戻す。
その表情には、やはり全く何の変化もない。
腹を蹴られても何も吐かず、呻きもしないどころか、苦痛の色ひとつとして浮かばない。]
おじさまって、斬ることができる身体なのですね。
この歳になってまた、一つ勉強になりました。
[どの歳かはさておいて。
一定の距離が開いたところであれば、こうして互いに口を開く>>124余裕も生まれようか。
ぶら下がっていた銃を元のホルスターに戻し、鉄パイプを構えながら笑う男を見据えて]
私の方はといえば、おじさまが仰る通り、
斬れない代わりに幾らでも関節を外せる身体です。
[全く残念そうでない顔で残念がる言葉>>116を思い出しながら(あの言葉が彼の感想か、己も知る彼の部下の感想かは、またおいて)無表情で律儀にそう口にする。
此方を機械化人類と知っている相手であれば、この程度は何の新たな情報にもならないだろう。
そしてそれから付け加えた言葉は――自信を籠めた笑みと共に。]
[ダァァァアン!!!
少年の掌から鋭い銃声が響く。
狙いは当然、攻撃意志のある人間の眉間。
その華奢な身体から到底出るとは思えない火力は
大型拳銃をさらに魔改造したものだが、
はてさて歴戦の凄腕様とやらは、これを避けられたか?>>127]
テメェら!!!
ドブネズミ退治だ!!!
持ってるもん全部はぎとれ!!!
武器も!防具も!!!生命の一片もな!!!!
[その号令とともに、
機械化人類と戦っていた者たちとは別に、
瓦礫の向こう、別の通りに潜んでいた伏兵たちが
飛び出してくる。
彼らのような勘の良さや連携力>>128>>129はない馬鹿ばかりだが、頭を使わないバカみてえな乱闘をするときには、アドレナリンがドバドバ出るタイプのやつのがずっとずっと使いやすい]
[ …そして少年アンドロイドも、
目障りな邪魔者の排除に動き出す。
右腕からは、まだ硝煙があふれる。
少年は左腕を古い…
長い仕込み刀がすがたをあらわす。
その狙いは…お優しいあの男だ。]
"可哀想になァ"
こんなやつに騙されちまうなんて
[そう言って、再び男に向かって駆け出す。
まず狙うのは、そう。武器を持つ腕から*]
[ここで試しに――まるでAIのデータ収集のように――此方から斬りかかってみる、という行動を取ることを、オクリビはやめた。]
貴方の俊敏さとタフさも、私の鋭さと堅さも、
お互いによく解ったことですし。
デビュー前の挨拶回りとしては十分でしょうか。
[カタナは右手に構えたまま、一歩、バックステップを踏んで。
「王」から視線は外さないまま、少しずつ距離を取っていき]
今は一旦この辺りで、失礼させていただけるかしら?
――舞台の続きは、次にお会いした時に。
ああそうそう、「お子様」たちや昔のご同輩たちに、
新たに築かれる「ズィーの国」の宣伝、
よろしくお願いいたしますね。
「荼毘葬送オクリビちゃん」の宣伝も、良しなに。
[覇権争いの最中に――しかもちゃんとこの話を聞いてるかもわからない「気まぐれ」の男に、さらりと告知の営業を行いながら。
オクリビはこの場から一旦離れるために、ブーツを履いた機工の脚で、地面を蹴って後ろに大きく跳躍した。]
ー穴掘り帝国予定地でー
へ?
[昨日はあんなに元気だったのに、今日はなんとなくぼーっとしてるのは、
オクリビから聞かされた話があったから。
昨晩は雨が降ったらしい。地面も濡れていて。
振り向いたらそこには、赤いレインコートをきた女の子かな男の子かな?
オクリビからもらった通信機は濡れないように、服の中に首元にころんと入れていて。小動物を胸元にいれるみたいな感じ。]
[そのレインコートが赤いのではなく、赤く濡れているのだと気づくには、まだ少し時間がかかった。それが血であったなら、匂いは感じ取っていただろうけど。けど、それよりも]
国に興味あんだが!?
[さっそく国民キャッチ効果があったと、少しワクワクとしてみせて。今朝、大きな事件が、このトループで大きな動きがあったのをまだ知らずに]
そうだべよ。地下に国さつくんだ
こう、やって!
[よいしょっと、ツルハシを持ち上げて、カツーンと予定地に振り下ろした。
まだ"国"はほんの少し穴があいたくらい*]
[人を殺めるまではいかずとも。
血を初めて浴びたカタナの色を、思う。
これまでも、おそらくこれからも、トループで繰り返されること。**]
/*
はさまりだましぃ〜ぃ〜ぃ〜いい〜〜〜っっっ
(塊魂OP風に)
着々とズィー王国の宣伝が進んでて笑う。
ズィー王国組かわいすぎひん???
[「たとえ何者であっても」。
「王」に対してすらも普通にそう受け止められるのでは、とオクリビが考えていた「女王陛下」>>0:177。
昨日の密談の中でも、機械だから、と分けることに対する分からなさ>>91>>92を口にしていた。
(尤もこの時は「身体のことは大事」との意が伝われば十分だったから、彼女からの頷きに満足げに笑ってみせたのだったが)
そのズィーが、あの「ネズミ」に対して示した反応>>93>>94。
余談だが、かの非電脳化組織が掲げる名は「
それと全く相反する主義の「シンギュラリティ」の遺物が、ネズミ型の機工を生み出すという悪趣味!
尤もオクリビには、その自覚はまるで無かった訳だが。
驚かれたこと自体はさして問題ではなかった(彼女の育ちからいっても「表の女の子」じみた恐怖ではない、と考えていた)
ただその「
/*>>149
むなもとに小動物いれてんのかわいいなおい
く〜〜〜そ〜〜〜!ズィーおうこくいやしがすぎるだるるぉ!
ボスに連絡しろ!!
[生身だがアナログではないもので、ボスに向けて緊急アラートを発信すれば、ただちに仲間が駆けつけるだろう。……この距離ならば、持って5分、というところか。
たかが5分、いや相手はBloodSunだ。されど、5分。
すぐまた距離を詰められる、とかでなければ、ある程度なら機械相手に対抗し得るナイフへと持ち替えた。鋼鉄とかであれば斬れないが、比較的繊細な動きを必要とする顔周りなら、果たして。]
お前、なんなんだよ
アンドロイドじゃねェのかよ
[そう、正直者でお人好しのオーネストは騙される。簡単に。
だけど頭が悪いわけでもなかったから、]
……BloodSunのボスは、
死んだんじゃ、無かったのかよ
[機械化は、死すら乗り越えられるだろ? なんて自問した。そして口の端で嗤う。なによりも死すら乗り越えることを嘗て望んだのは、俺自身だ。]
……良かったなァ、
生き永らえて、よォ!!!
[殺られるばかりで居るわけじゃねェ。別にBloodSunを壊滅させたい意思は俺には無いし、壊滅させられるほどの力があるとは到底思えねェ。その体が、殺傷性の高い武器で溢れてることも俺は知らない。>>0:62 でも。このまま5分、何もせずに自分の命を、仲間を、喪うわけにはいかなかったから。
そう。『このままじゃ、死んでも死にきれない』。
足を踏み込み、素早く地を駆ける。狙うは一旦相手の胴体。斬れるかどうかはわからないが、顔を狙ってこちらの体が大きくがら空きになるよりかは断然マシだった。
なァに、このカラダで10年戦ってきてるんだ。ある程度は、持つだろうよ。*]
/*
ばとるはやはりたのしいですね‥
しかしいつもほんとうになにもできないPCばかり持ってくるので、本当に役に立たない… 50年後の跳力特化を思い出しながら…
/*
あと物語の中心人物になりたくないPLなので、なかなか強PCを持ち込めない…どうしてもわき役に徹しちゃう
/*
ほんと皆RP凝ってて好き。
こういう言い方が正しいのかはわからないけど、誰一人欠けることなく全員レベル高くない……?概念バトル力の高さを感じる、歴戦のつわものたちだ。
てめえの見てのとおりだよ。
その目ん玉はガラス玉か???
そんじゃ、売っても高くなさそうだなぁ?
[困惑する彼にはせせら笑うようにニヤリと返す。>>156
『死んだのでは』という言葉には>>157]
おかげさまでなぁ!!!
まだ、お日様の下で楽しくピクニックする
夢、かなえられてねえもんでなぁ???!!
こんな身体になっちまってもよぉ!!!
殺されるわけにゃいかねえんだよ!!!
[と、威嚇するように叫び、地を駆けた彼の動きに合わせて仕込み刀を突き出す。
狙うのは顔面、駆け寄ってくるところを迎え入れるように。当然剣先の動きは彼にもよく見えるだろうから、かわすのは容易だろう]
胴体への攻撃は、そもそも的が小さいぶん
それはそれは当てにくい。身体をひねり、横に軽く避ける。彼のナイフの切っ先はびっっ!!!と少年の服を破き、皮膚の一部を切り裂き、その下にある機械の肌を見せた]
― 夜雀亭宿舎:アリシアと ―
[>>131>>132
悲しみに鈍い自分の心では、彼女の心のダメージを知る事は出来ない。
それは血縁者の死と言う情報も含めて。
きちんと涙が流れる身体だと言うのに泣いた記憶が無い男は、何時ものように笑うだけ。
頭の中でなんとか状況を整理しているのだろう。
彼女の呟きが本部で散々話題に上がった「犯人」の正体に触れたのならば、微笑みと共に頷く。]
現場に居た者の話では
型番不明な機械に襲われた、と
[見た者がページボーイであることは言わなかった。
特に伏せるつもりは無いのだが、今はどうでもいい情報だろう。
正体不明の機械人間。
無論、それは自分も含めてだ。]
[そこに在ったのは、
ヒトの男の姿をとった、真っ赤な異端だ。
彼女の前でなら自分を露わにしても良いのだと、被っていたヒトの皮をビリビリに破り捨てる。]
――恐ろしい子だね、
そんな顔は
ページボーイには見せられない
[まるで、タガの外れかけた獣のよう。>>136
そう自分の中で彼女の印象が切り替われば、やはり「夜の女王のアリア」に相応しい子だと、自然と口角が持ち上がる。]
そうだ、
私は唯、君に自由を与えに来た
[縛るつもりなんて、とんでもない!
どうして皆よってたかって、この子を大切と囲って置くのだろう?
なんて勿体無い事をするのだろう!
こんなにも特別な子だと言うのに!]
[この場がどう転んだって良い、わたしが欲しいのは唯の混沌。
彼女が「夜の女王」に居ても居なくとも、この場をかき回す役者が増えるのなら、こんなに楽しい事は無いのだと。
そうして全部、めちゃくちゃになって、壊し尽くしてしまえばいい。取り返しのつかない事となってしまえ。
その果てに誰が何人死んでもいい、いっそ自分が死んでも構わない。
一時の快楽を求める為!わたしはその為に生きている!!]
わたしは、
君の立ち位置がどうなろうと知った事では無い
最終的に君が何処へたどり着こうとも
何に成り果てようとも
何とも思わない
[獰猛な獣が自ら、収まっていた檻を壊し、扉をこじ開けようだなんて。]
飛び立とうと言うのなら、手助けもしてあげよう
[君は本当に可愛い子だね、アリシア。]
けれどあえて言うであれば、
私は、こちら側について欲しいと思って居る
[それは彼女の生存率を上げる為?
いいや、違う。
単に君を自分の近くに置いておきたいからだ。]
[高ぶりを抑えきれないまま、伸ばした手で乱暴に彼女の手を取ると、その甲に口づける。]
わたしと来てくれるか
アリシア
[暗い目をした男は、
跪いたまま獣の少女を見上げ、狂気と笑う。]
[切り裂かれた瞬間、みぎうでを大きく振るう。
先程の仕込み刀でも、右腕の銃口でもない。
右の手の甲付近から飛び出すのは、
小さいが鋭利な
男がナイフを振り切り、
またもとの構えに戻る瞬間を狙って、
爪を突き立てようとするが、
果たして彼の肉に突き刺さっただろうか?
男は、自分の引き裂かれた腹を見て、
うえっ、という顔をしつつ]
あーあーあー。縫うの結構大変なんだぜ?
おハリコの野郎、泣いて嫌がるからさせたくねーのによぉ
[と、文句をいう。痛みのたぐいは感じていない。だというのに、それ以上に不快そうな顔をしていた。
…残り時間は、4分程度か?荷物の剥ぎ取りがうまく行ったやつから逃げ始めている。そうそうそれでいい。殺す必要はない。必要なのは資源なのだから。]
[共に来るであれば、「夜の女王のアリア」本部までお連れしよう。
幹部連中への説明は程々に。自分は急なお荷物を、
だが皆にとっては、相応の標となるだろう。
落胆している者にとっては光に。
戦う者には新たな方針に。
何故ならば、彼女にはその資格があるのだから。
本部に連れられた彼女を見たページボーイは、どんな顔をするだろうね。
喜び?落胆?絶望?それとも虚無?
何もかもが楽しみでしょうがない。
夜が明けたら外に出よう、そうして沢山の物を壊して、その上で楽しく笑おう。
わたしはコレを待って居た!*]
てめえは、いいよなぁ?
まだ"生きてる"んだからなぁ?!!!
あーあーあーあー!腹立つぜ!!!!!
生きてるくせに、しみったれた顔しやがってよぉ!!!
[男は、ついでと言わんばかりに、
目の前の男の腹を小さな足で蹴りつける。
脚力を上げられた、その足で!!!
もし鉤爪が突き刺さっていたら、
その蹴りは避けられるものではないだろう。
ただしこれは、半分八つ当たりの蹴りだ。
"痛み"を感じる人間たちに対するそれだ。
だから、脚力を上げたとはいえ、内臓などが破裂するほどの威力はない。
せいぜい朝ごはんの中身が出てくる程度だろう…食っていたらの話だが*]
/*
王子様(ページボーイ)が来て居れば話は違っただろうに…
コイツが来てしまったばっかりに…
みたいに思ってます
ヘヘッ
[それだけ告げると、人の腕を身につけ書置きを一つ。]
「少しのお別れです。
嵐が来ます。どうか窓を開かないで。
ご無事でありますように。」
[少女のものとは思えない、美しい字で書きとめるだろう。きっと「私」のことを察しているだろう彼女なら、その意図を汲んでくれるはずだ。
少女は家を出る。
強くならなければならない。そして、体を使えるだけでもない、頭を使えるだけでもない、第三の武器を。
すなわち、組織を。使って私の大切なものを守るのだ。*]
ッ…!
てめェ、どんだけ、
[成程これが電脳化された生き物の成れの果てか。意識を移すだけじゃア飽き足らず、自らを改造し、人間とはかけ離れたものへと造り替えていく。
膝を着くことはないものの、ふらつき、右手で一瞬左肩を押さえる 不快そうに語りだした相手の言葉を聞いた矢先に、痛みを伴う蹴りが飛ぶ>>168]
ぐッ…ふ、
[口から出るのは胃液か、朝軽く食った飯の残りか それはもしかしたら相手の服だの肌だのを汚し、更に苛立たせてしまったのかもしれないが。
じんと痺れドクドクと血を流す左肩の傷みを感じながらも、かろうじて、まだ、立っている。血気盛んな相手のお仲間が、次々と撤退しているらしいが、それにすら意識を向ける余裕は無かった。仲間の生死は解らないが、此方側から銃声はまだ聞こえる故に、全滅ということは流石に無さそうだ。残り、3分。短いはずの時間でさえ、長く感じられる。]
身体弄ばれてまで
生きていたくなんてないんでね
[尤も、これは自戒でもあった。無知だったころの俺を顧みれば、身体弄んで尚、生きてほしいと願った相手がいた。そう、無知だった。この世の恩恵に、何も代償が無いはずはないのだ。何処かで利を得る者が居れば、その分不利益を被る者もいる。より高みを目指す技術のためには、その何百倍もの犠牲が必要だってこと。実験鼠は多ければ多いほうがいい。
犠牲は、“スラムじゃうってつけだった”。毎日身元の分からない死体が上がり、誰も迎えに来ることがなく。葬儀屋がせっせとそれを運ぶ世界で。一人居なくなろうが解らない。
…代償の代わりに金を積んだだけ、相手は良心的だったのかもしれないなんて、これはきっといつか余裕のある日の俺が、気づいた何か。今じゃない。]
なァ、アンタにとって生きるってなんなんだ?
[距離をもう一度取り、ナイフを拳銃へと持ち替える。その銃口は相手に向けられ、1発、2発と発射されるが、左肩が上手く動かない上、腹の傷みも相まって、それは全く当たらないだろう]
化け物のアンタが
生き続ける理由を教えてくれよ!なァ!
[3発目、相手の顔を狙う。1、2発目よりかは正確に。だけど、その正確度合いはお察しだ。**]
ー あらしのよるに みじたくを ー
[泣き腫らし自ら殴ったせいで
すっかり腫れてしまった顔のまま、
見習い人は自らの装備を整えていく。
防弾•防刃に優れた強化ベスト。
ホルスターには彼女の腕力でも使える拳銃。
パンツスタイルの足には
ナイフ用のホルダーもつけ、
不意の攻撃に対応できるように。]
…………。
[身支度を整えながら、案内人はフィジシャンに言われたことを思い出していた>>33。
生きてまっさきに情報を共有したことだけでも十分だと、感謝の言葉を告げてくれた彼に、案内人はその時は頷いてそれで良かったんだと思おうとしてた。
…けどやっぱり、どうしても、ずっと考えてしまうんだ]
― null ―
[ヌルはその立ち位置から、いろんなところへ行けた。
立ち入れない場所もある。それ以外は大抵どの組織の縄張り内に踏み込んでも、よほどでない限り咎められることはなかった。
何処にも属していないから、便利な掃除屋だから、何も持っていないから。
大した価値はない。だからどうでもいい。好きにさせておけばいい。
憂さ晴らしの対象にされることもあったけど、そういうやつらは大抵ヌルが反撃すると逃げていった。]
♪〜♪〜
[道端に転がる肉片や機械類を、まとめて端に寄せておく。道を塞ぐように倒れているコを動かして、お友達同士は一緒にしておく。
この方が、あとから作業がしやすいのだ。
どのコたちも、デュークの死を悼むどころか好機とばかりに高揚している。
そこでふと、思いついた。]
[そんな予定は一切ない。ありもしない、もしもの話。
ヌルはいろんな所へ行く。沢山の人の様々な話を聞く。そこにあるのは、噂だけではない。
内緒話をするときに、道端の石ころを気にする人間がどれだけいる?
「この石に話を聞かれるのはよくない」なんて考える人間がどれだけいる?]
あはは!
[自分で思いついておいて、その非現実さに笑ってしまう。]
ん、なんでもないよ。
[不思議そうに顔を覗き込んでくるグリムを、そっとなでる。
ひとしきり笑ったら、作業に戻ろう。レインコートはすっかり赤くなってしまったけれど、そんなこと気にもせず、通りの外れ――新しい国へと向かった。]
[…本当に何もできなかった。震えてるしかなかった。
いつもならどうすればいいか、
しっかり教えてくれた。導いてくれた。
…教えてもらうことばっかりだった。
それを、今まで教えてもらってたことを。
アタシは何一つ使えなかったんだ。
常日頃から、
自分の頭で『家族を守る』ってどういうことか
まるで、考えようともしなかった。
けど、それじゃ駄目なんだ。
家族を、みんなを守るって、
そのぐらいふだんから周りのこと見て
考えて、考えて考えて…
それで、ようやく、できるものなんだ]
[誰にも看取られず、拾われず、腐っていくか獣に食われるか……
そんなコがいないなら、きっと良い国になるんじゃないかと、そう思った。]
そういえば、きみの名前は?
ぼくはヌル。よろしくね。
[国そのものにさほど興味はなかったが、ツルハシで国をつくるという彼女が面白かった。]*
…アリシア、あんたはアタシが必ず守る。
アリシアだけじゃない、
フィジシャンも…『夜の女王のアリア』のみんな
全員を守れるように。
アタシは、案内人で止まってらんない。
案内人程度じゃあ、間に合わない。
…
アタシは、必ず強くなる
…アタシは、
[さあ、身支度は整った。
彼女が準備を終えた頃には、
フィジシャンやアリシアが対話を終える頃だろうか?
アジトに帰ってきた二人を見て、
とりあえず、フィジシャンの顔はぶん殴っておいて、
そしてアリシアを抱きしめて]
…アリシアのバカ。
隠れてろって言ったのに。
…アタシだって戦えるんだから。
[そう言って、彼女の選択を受け入れたのだ,**]
/*ページボーイの顔をスカイダイビングにしたのはこれが理由です()
カウンテスさんと概ねカラーリングが一緒で、目の色も一緒だったのよね。
若かりし日のカウンテスやるしかないでしょこれは!!!()
/*
フットマン、どう考えてもx歳なんだけど、本人の性格が性格なせいでメンタル10歳以下に見える 可愛いね
― 夜の女王のアリア:本部 ―
[高揚した気分のまま帰還した男であったが、まずは一発ページボーイに綺麗に殴られた。>>185
見習いの、泣いて震えていた少女が、何故?
予想外の反応に暫し思考停止。
様々な疑問が浮かんだが、殴られた顔を抑えつつ腹を括ったページボーイの顔を確認すれば合点が行く。
切った口元を薄ら笑いで舐め上げ、二人の邪魔をしないようさっさと他幹部連中の元へ歩いて行っただろう。
若い頃は一切自覚が無かったが、これぐらいの歳ともなれば自分が異端かつ悪者の部類に入ることは理解できる。
後は二人でやりなさい。
他者への説明は、わたしが適当にしておくさ。
そうして手を振って、悪者は退散しようか。
夜雀亭でのアリシアの言葉と、目の前のページボーイ。
どちらも、]
……決意の固い若者は羨ましいなァ
[どれも自分には無い物だ。
成長とは美しい。だからこそ、砕きがいがある。*]
─組織に向かう道中・フィジシャンと─
[ところでアリシアには、フィジシャンに訊ねたいことが山ほどあった。
そもそも貴方は誰なの?役職は?そんな他愛のない質問に始まり──
夜の女王の行動方針や現在の指揮系統、敵対者の情報やあるいは士気といった現状。平時の構造なんかも尋ねるかもしれない。
その中で
説明の過程で「
ねえ、葬儀屋って何?
[最初に思い浮かべるのは「リリオ・カサ・ブランカ」だ。しかし間違えやすいが葬儀社とは違う>>0:64、という話をされて気になっていたのだが調べるには至らず事件を迎えた。さて、葬儀屋は単独で動いていることだとか……失敬、相棒と二人組で。
あるいはお茶会を開く仲である事や、それ以外にも……アリシアにとっては何も知らず、敵か味方かも不明な中。彼は一体、何を教えてくれるだろうか?]
/*
コイツ落ち着いた頃のエピローグで死ぬと、話としては多分めちゃくちゃ気持ちが良いだろうな…
まあ死ねないんですけどね
─夜の女王のアリア・ページボーイと─
ページボーイ、ごめんね。きっと引きこもってても危ないのは本当だったと思うんだ。
[ハグには素直に応える。人の腕は背のケースにしまい、両腕は肩から大きいため、小さい体ながら手を回すのも一苦労だったろう。しかし頭を抱えるだけならそう苦労はしないだろうか?
どこか顔つきの変わったような、泣きはらした跡があり、それでも強い眼差しの彼女を見送って視線は彼女の奥に。]
……わたしの方がきっとずっと強いよ。それに、いつまでも守られるだけじゃあ、いずれ破綻していた。
[そう言って背中を軽く叩く。衝撃はほとんどないはずだが、その重厚感は振り回すだけで狂気になると確信できるもので、よほど慣れていなければ穏やかな気持ちではいられないだろう。]
――それでも。ページボーイも、戦うの?
[わたしが守るから下がっていて、と言えたらどれほど良かったか。彼女が呑み込んだその言葉を私に言えるはずもなく。ただ、無事の再開を噛みしめて、ページボーイが満足するまで抱かれ続けていることだろう。*]
─ 組織に向かう道中:アリシアと ─
[今更隠すもの?何も無いだろう。>>188
むしろ、何故隠さなければならないのか理解に苦しむ。
まず話したのは己の立場から。それからは、沢山の事。
「夜の女王のアリア」についての事は一切包み隠さず。中には、他組織の情報も混ざっていたかもしれない。
後は、平時の際の状態と、緊急事態である現在配置。
幹部連中に元軍人が混ざって居た事もあってか、メンバー全体の配置、采配、士気管理はそれなりの出来であろう。>>6>>7
だが話が「葬儀屋」へと移れば、]
あ―……、
[男は、珍しく言葉を濁し視線を泳がせる。
葬儀屋と知り合いと言う事はバレても構わないが、彼女のお茶会に呼ばれた事は何故か黙っておきたかった。
葬儀屋には様々な噂があったが、誤解のようなソレを丁寧に解いていく。
まずは「リリオ・カサ・ブランカ」との違いから始まり、
次に人体実験なんてしていないとか、死体バラしの趣味がある訳では無いとか。
彼女らは唯、迎えも無く独りで死んだ者達を焼いて墓を作って、弔って居るだけ。
全てはヌルとグリムへの、些細なフォローのつもりで。]
単身で動いている者だしね、
そこまでの脅威は――、
[無いと思いたいのは、恐らく自分の願望でしかないのだろう。
彼女の可愛らしい家、薔薇の咲く庭、祖母の事。それらは全て伏せたまま、大切と仕舞っておいた。*]
─回顧:裏通り ズィー・オクリビと─
[フィジシャンが自室に訪れる前、日中に出会ったみょうちきりんな二人組のことを思い出していた。]
……少し、悪いこと言っちゃったかな?
[困惑の合間にめぐる思考、もといツッコミを必死に我慢したのだが漏れていたようで、はっきりと否定されてしまった>>0:448。
「冗談」なんてはぐらかすような言い方をしていたが、彼女がアイドルであることに拘りを持っているのは追加の質問でも明らかになったわけだし。]
一言くらい謝ればよかったかな?
[「オクリビちゃん」の語る国>>0:449は、夢に溢れていた。「女王様」は少し抜けているようだけど、よき理解者を得られたらしい。
「素敵だと思うよ」なんて月並みな返事を返してしまったけれど、あれは私の本心からの言葉だ。
しかし、わたしが「オクリビちゃん」とアイドル>>28?
「それもいいわね(真顔)>>53」なんて答えるのを見てつい笑っちゃった。そんな未来もあったのかな?なんて思いながら。
「一度国を見に来なよ>>26」と女王様直々のご招待にあずかれば、光栄なことですと答えるしかない。
そうして適度に話を切り上げてその場を離れた。]
[そうして、現在に至る。
国を作るという事はこの国を奪うということだ。しかし、あの様子だと国を作るっていうのは比喩か結果の類で、お遊びではないにしろ競合するようなものでは無いのかな?などと雑な思考を回す。
見た所「オクリビちゃん」の方もわたしに調べが回るような立場ではないようだし、今は彼女たちよりも考えなければならない相手がいる。
ところでフットマンおじさまは何をしているだろうか。
BloodSunが動き始めているのであれば、彼も何らかの騒動に巻き込まれていることだろう。
結局、挨拶をしていなかった。彼らは夜の女王の敵「ではなかった」し、接触を図るのも選択肢の一つには挙げられるだろうか?と。
公爵殺しの主犯ではないと信じている訳ではないが、信じたいという少しの身内びいきは含まれているだろうか。
少なくとも、味方と思って油断することだけは気を付けよう、と心に誓う。
さて、夜が明ける。何から手を付けようか──*]
― 夜明け ―
[さあ戦況はどうだったか。
転がる塊共には目もくれぬまま、街へと踏み出す。
激しい銃声、刃が奏でる高い金属音、砕けるコンクリート。
あちらでもこちらでもそんな音が鳴り響くものだから、とても素敵だとわたしは思う。
射撃の腕はよくないが、体術や戦闘経験はそれなり。
普段からターゲットを殆ど傷つけず
故に赤い外套の下に見え隠れするのは、弾をばら撒けるサブマシンガン。腰付近のホルスターに納まったソレは二丁。
両脇にはハンドガン、これも二丁。
計四丁。どれもカスタム済みかつ相応に重いモデルではあったが、改造済みの義手なら当たり前のように耐えられるだろう。
一際高い音を耳にすれば、狙撃手などを警戒しつつも足はそちらの方向へ。
今回ばかりは、他者の頭を混ぜている暇はない。]
良い日になるといいね
[それは、自分にとって。
何もかもを自分勝手と振舞う男は、笑いながら街を行く。
もう自分を隠す気は毛頭ない。そう、普段とは違う、暗い笑みを浮かべながら。*]
─組織に向かう道中・フィジシャンと─
大体わかった、ありがとう。
――あなたの素性を、こんな形で知ることになるとはね。
[これまで聞き出そうとしては上手に誤魔化されてきたアリシアとしては、少し複雑な心境であったりするのだが。
ことここに至って、彼の人間性を垣間見た後であればその全てを真実と受け入れるのに障害は何もない。
しかし「葬儀屋」の話をする時に一瞬、言葉を選ぶような仕草を見せたのは──
少なくともその中身までを看破することは出来ない。これまでの説明の滑らかさから、詰まるのには何か個人的な事情でもあるのだろうと一旦は追及をやめることとした。
もし彼が今も「常連さん」だったとしたら聞いていただろうか、なんて意味のない仮定を立てながら。]
脅威かどうかより敵かどうかだと思うけれど、──まあいいわ。フィジシャンさん、次はね。
[さて到着するまでに質問攻めは終わるのか。よほど組織の所在地が遠くなければ、フィジシャンの頬が素敵な音を奏でるまでは現状把握のための投げかけが続くことだろう。**]
― アリシアと ―
[すでに自分の最悪な性格はバレている為、素性の大公開には肩をすくめるしかない。>>196
職業が医者と言うのは嘘だし、患者の話と偽って居たのは、他者の頭を覗き見た人生の一部だ。
つまりほぼ全部、磯。
だが葬儀屋の件に関して少し釘を刺されれば、歯切れの悪い言葉を返すしかない。]
敵、か
[なぜか一瞬、嫌だなと思った。]
まあ、気を引き締めておくよ
[敵となれば致し方なし。そんな所か。
あまり出くわしたくない者の枠へと入ってしまったヌルの顔を思い出し、困惑をごまかすよう髪をかき上げる。
良心などと言う面倒な物が自分の中にあったのは意外だが、そう悪い気はしないのも意外であった。**]
[どこにでも行ける彼女は>>177スラムにも来ることはあったかな。
多分、一人で死んでしまう子はスラムにはたくさんいたと思う。
>>44ただ、見つけてくれる人もいないには当てはまらないかもしれない。
拾えるものだけ拾われて、弔う人がいない。そういったほうが多いのかもしれない。あくまで、ズィーがいる場所についてはだけど。
その優しい行動が行われてたなら、"葬儀屋に片付けられる前"にという言葉があったかもしれないね。片付けられてしまったら、取れるものが取れないから。]
[近づいてくるときに、その子は血まみれのレインコートを脱ぐ行動をした。近づいてくるときに、血の匂いだって気づいたけど、]
怪我じゃねぐで、よがっだべ!
[血にまみれている状態を怖がるというより、それが怪我じゃなくてよかったと、胸をなでおろすように口にする。環境故に、血には慣れてしまっていたけど、身体から流れでてしまう血はとても怖いから]
[どんな国をつくるのアリシアとも似たようなことを聞かれる。
アリシャちゃんは、国をつくってどうするの?だったけど。
あのときは、何も考えてなくて慌てちゃったけど]
ならねぇべ!
みーんなで、造るんだべ!
おれが、ひとりさしねぇべ!
[ひとりが良いって人には迷惑かもしれないけど、
国民一人ひとりを見守るのが女王様だから!]
ズィーだよ!
石っころのズィー、
女王ズィーだべ!
[名前を聞かれれば胸をはってそう答えた。
そして、次にはオクリビのときにも似たようなことがあったが]
ヌルちゃん?ヌルくん?
よろしぐだ!
[手は血で濡れていたのかな?濡れていたとしても、
握れるならその手をぎゅっと両手で握っちゃうだろう。
避けられるかもしれないけど。本人に自覚はないけど癖のようなもの。*]
[距離を取られたのを確認し、
近接戦闘から中距離戦闘に変わったのを理解する。
鉤爪と銃口は、切り替えまでにほんの僅かに時間がある。
どの武器に切り替えるか思考する時間稼ぎに、男は『身体を弄ばれてまで』という彼に向かって煽る。]
ふ〜〜〜ん。無欲だねぇ。
無欲な奴は奪われるだけだぜ?お坊っちゃん
お前は『自分の手で』欲しいものはないわけ?
助けたいものは?壊したいものは?絶対に譲らないものは?
奪われたものを取り戻したいとも思わない?
どんな姿になってでも、人間から離れようとも
『自分の手で』確かに手に入れられるのは
『ニンゲン様』の特権だというのによぉ?
[どれだけこの言葉が彼を苦しめるか、取り乱させるかはわからない。『こう』なっちまったもんはしょうがない。だから、人間を捨てさせられた男は『ニンゲン』であるための自分のクソみたいなプライドの話で彼を煽るのだ]
/*
やっとお家に帰れた…疲れたけど目が冴えてるし、頭も多分回ってるので今のうちに追ってしまいたい
[相手の銃口がこちらに向かう。
1発目、2発目とぶれた銃身が見当違いなところを打った
このブレ方なら3発目も当たるまい。
そう高をくくっていた。
…しかし男の問いに、一瞬のスキ。
『生きる』とは?「バケモノ」である俺様が?
生きる意味とは?>>174>>175
あーあ。頭がいいって損だよな?
問いかけられたら一瞬でも考えちまう。
銃声とともに発射された弾が
自分の顔面目掛けてきたってのに、
反応が、コンマ1秒遅れちまった。
があああん!!!と大きな音が響く。右の頬がバラリ、と砕ける音。少年らしい顔のパーツが破損し、機械らしい機構が剥き出しになる]
ちっっっ…!!!
あーあーあー!直すの大変なとこなのによぉ!!
[少年型アンドロイドはその場を跳躍し一気に男から距離を取る。
ブチ切れながら顔面のパーツが砕けたあたりを片手で抑える。
仲間たちは…一通り逃げたか。
ここらが潮時か。構えはまだ解かず、一度周囲を確認する。]
『生きる』ってなにかぁ?
そんなの簡単だよ、知らねえのか?
教えてやる
[そう言って、懐から出したのは、
どこで拾ってきたかもわからない閃光弾。
びっっっ!!!とそのピンを抜き、男の方に放り投げ]
『欲しいもの』を『自分の手で』手に入れることだ
[カッッッ!!!と閃光弾が炸裂する。
周囲が一気に、眩い光に包まれ、激しい音が鳴り響く]
空も国も、ヒトもモノも、生命も機械も
喜びも楽しみも苛つきも痛みも苦しみも。
全部全部揃って『ニンゲン』だ。
…そーだろ?『ヒューマン』?
だから俺様は『ニンゲン』なんだよ
無くなっちまったもんだって、いずれ取り戻す…
悪いのは奪ったやつだ。
奪われるやつは悪くねえんだよ。
けどな?自分の手で掴んでなきゃ、
奪われるのは当然なんだ。
だから俺は奪う。奪ったやつはゆるさねえ
それが…生きるってことだよ
[おそらくは、この言葉は、
相対する彼とは相容れぬものだろう。
つんざくような閃光弾の音の中、その声は遠のく]
…せいぜいお前らのボスに伝えろ。
この国は…俺達BloodSunがいただく。
逆らうようなら容赦はしねえ…ってなあ…
[…閃光が晴れたとき、
少年型アンドロイドの姿はなかった。
捜索を続けたところで、見つかることはないだろう。
スラムのゴミはそうそう捕まらないものだ。
…乱戦は、こうして幕を閉じた*]
…せいぜいお前らのボスに伝えろ。
この国は…俺達BloodSunがいただく。
逆らうようなら容赦はしねえ…ってなあ…
[…閃光が晴れたとき、
少年型アンドロイドの姿はなかった。
捜索を続けたところで、見つかることはないだろう。
スラムのゴミはそうそう捕まらないものだ。
…乱戦は、こうして幕を閉じた*]
[それまでの「可憐で不憫な少年」は、「口汚いチンピラ」に豹変する>>0:406。
常通りの対応をした筈なのに、何故か「故障」だの「オンボロ」だの言われる始末――それが合成音を発する女に対してでなく彼自身に対してだった可能性は、この時の機械の女の思考には無かった。]
――― ……お客様?
如何致しましたか。我々が何かご無礼を――
[フアナが紡いだこの返答は、聊かタイムラグを生じてのもの。
言い終わるよりも前に「少年」は捨て台詞を吐き、その場から逃走した>>0:407。
死体袋も放置された状態ではすぐさまに追いかけることもできず、フアナは暫くその場に立ちすくむ形となる。
さて、相手の属性に関わらず淡々と応対するこのプロフェッショナルに、何故こんなタイムラグ応答が生じたかといえば――]
( ……____、って )
[唐突に受信した“データ”に何かを返すには、もうあの「少年」の機体は遠く離れていた。
それに実際何を返せばいいのかも、この時の電子の脳では計算しきれてなかった。
自分の機体には存在しない大粒の涙は、「少年」のあの見た目からしても、「そういう仕様」なのだろうとは考えられたが――]
[さて、「少年」が葬儀社の外に出て行った後に、別の職員が顔を出してきた。応対が滞りなく行われていたならば、顧客を応接室に招く間に「ご遺体」を安置室に運ぶ担当になっていたスタッフだ。
『また例のアレですか〜?』と、普段から何を考えているのかよく判らない態度で小首を傾げる彼女に、フアナは盛大に溜息をつく仕草をしてみせた。
なおこの彼女は、とても顔がいい>>0:263。闇市場のほうでは稼ぎがいいと評判の、フアナとほぼ同年代の女である。]
……残念ながら「例のアレ」よ、マルハレータ。
[正式に「お断り」の通知を出せていれば、葬送拒否を出して遺体を返還することもできたのだが。
幾らか間が開いた今、「あの噂」>>0:265と「少年」の態度が、点と点から線で結ばれてもいた訳で――]
今回のご依頼主は「匿名のアンドロイド」。
此方での処理について、社長も異存ないでしょう。
[あくまで「組織」絡みのものではない、だから社側での費用負担で良い、という態で。
実際あの遣り取りからだけでは「BloodSun」絡みの件だとは証明できないし、フアナ自身にも実際、確信は何もなかった。確信に至れたのは後日の情報から。
顔のいい女もそれを察してか察さずか、「見目麗しい」顔色を変えずに「しぶしぶ」遺体処理を行ったのだった。]
[ところで何故「残念」で「しぶしぶ」かといえば――。
採れるものは粗方すべて採ってからの、一切の宗教儀礼なき直葬でも、それなりの金が掛かる。
そして葬儀社で負担した分は、職員の給与から差し引かれる。そういうことだ。
少女たちの保護施設として彼女らを住み込みで働かせている分、最低限の生活費は初めから社で賄っている。それでも個人個人で買いたいものは、支払われる給与で買いに行く。
オクリビもまた、「フアナ」の頃に貯め込んでいた給与を存分に使って抗争前の買い出しを終えていたのだが――。
「ヌエもどき」のパーツや各種武装に新たなタグの他、高性能のカタナをも買い込んだ今、ちょっと懐は寂しいことになっていた気がしている。*]
ー夜の女王のアリア アタシの
[抱きしめた彼女の腕は、いつもの華奢なものではなく、
戦いに特化した、見るからに怖ろしげなものだった。
『わたしの方がきっとずっと強いよ』
『守られるだけじゃ、いずれ破綻してた』>>189
そう言って彼女はアタシの背中をとんっと叩く。
…いつものような弱い力じゃない。
大きな振動が胸まで伝わってきて…
分かる。アリシアの言ってることは本当だって。
ゴクリ。と喉がなる。彼女が怖いんじゃない。
…彼女のこれから出ていくための覚悟を感じたから]
[…けど答えは変わらない。
この子が守られるだけなのが嫌なように
アタシだって守られてるだけのアタシとは
おさらばしたいから]
…ーーーバカだねえ。それでも戦うよ。
アリシアが戦うってんなら、アタシだってそうだよ。
生き残ることにだけは自信があるんだ
…だから、今回だって生き残れたんだ。
……アンタの初の晴れ舞台だろ?
なら、可愛い顔を遠くから狙う無粋な奴らぐらい、
アタシがさくっと蹴散らしてやるさ!!!!
アタシのお姫様を、遠くから射止めようなんて
そんな無礼な真似はさせないんだから!!!
[そういって、ふたたびぎゅうっ!と彼女を抱きしめる。今度は顔だけじゃなく、腕もまとめて全て。全部合わせてアタシの可愛いお姫様なんだから]
バックアップはこっちに任せな。
きっとアタシを育ててくれたんだ。
…アリシア。
背中はアタシに任せとくれ。
アンタの願いは、思いは、絶対叶えさせてやるんだから
[未来の『伯爵夫人』はそう言って彼女をひとしきり抱きしめると手を離す。
さあ、旅立つ時だ、
世界で一番かわいいアタシのお姫様。
この世界を、大切なものを、守りに行こう。
アタシはいつだって、アンタのことを支えてるよ**]
[ヒトの形を喪った機械の、生きる意味を聞くと同時、あたりに音と光が炸裂する>>206 思わずガードするような姿勢になり、防御はがら空きだったものの、それ以上危害が加わることはなさそうだった。]
くそッ 見えねェ
[聞こえてくる声に反証する気なんてない。どこか近しく、どこか異なるその意見。
ただ"憐れ”だと思った。
ヒトの形を喪って尚、それを感じるモノが残っていれば、『ニンゲン』だと。そう主張するヒトあらざるものに。生身の人間の組織の考えだ、相容れないのは仕方が無かろう
ただ憐れに思いながらも、その"生”への執着に、ある種の羨望を抱いたのも本当だ。]
[アンタがずっと勘違いしているとすればよ、機械サン。俺らは奪われたものを取り返すために戦っているわけじゃない。喪ったものは沢山あれど、奪われたものは何もない。最初から何も持たない鼠は、奪われないために、“上を”奪うんだ。
アンタとの決定的な違いがあって、理解し合えないとしたら、そこだよ
もともと頂点に君臨していたマフィアと、鼠どもの違いだ]
はン、奪った者ばかりに盲目して
せいぜい鼠に噛まれないようになァ
この街にはいっぱいいるぜェ、持たざる鼠どもがよ!
[その声はどこまで届いたかはわからない]
[閃光が晴れた時、残ったのはあいつの声と、どこの者かわからない乱闘の跡。血溜まり。そして仲間の姿。俺は左肩を押さえて膝をつく。上を目指す、その闘志だけ新たにして。**]
/*
あ〜〜〜!
多分行動原理はほぼほぼ同じようなもんだけど、微妙な価値観の違いで出力されるものが違うやついい〜〜〜〜〜!!!!理解し合えねえのいい〜〜〜!!
[オクリビのブーツの底がブレーキをかけるように地面を引っ掻いていく。
しばらく地面を滑って、ようやく止まったところで崩れた体勢を立て直すオクリビは、呻きもしなければ、腹から何も出ない──いや、腹から何も出ないのは、全然問題ではないのだが。
苦痛にすら歪まないのは、彼女が機械仕掛けのお嬢さんだからだろうけれど。
一瞬、そういう機能搭載してねぇのかよ、とつまらなく思った。
どう見たって横目で見た自分の掌からは血が多量に流れ出ているし、それどころではないのに。>>123]
[口ぶりからして、中身はもう「小娘」と呼べる歳ではないのだろう。
じゃあ一体幾つなの?なんて、フットマン自身にも言えるようなことに、少なくとも彼は興味がなかった。
そもそも、そんなものは忘れているかもしれない。だって、フットマンは忘れている。歳をとると物覚えが悪くなっていけない。
フットマンは、「斬ることができる身体なのですね」「一つ勉強になりました」と口にするオクリビ>>142に、一瞬「嫌味?」とでも言いたげな表情を浮かべたけれど、すぐに引っ込めた。
彼女がそんなクチではないことぐらい、この短時間と事前情報でよくよくわかった。
それから、数刻前のフットマンの言葉を取り出してきたオクリビ>>14に、フットマンは不思議そうに小首を傾げた。]
[────力強い、お断り>>143。
それを聞いて、フットマンは小首を傾げるのを止めて、再び笑った。
彼女がどんな時間を経てそんな風に思い至ったのか、フットマンにはわからないけれど。彼女にとって、よっぽどのことがあった>>144のだろうということはなんとなくわかった。
だけど、それから続いた彼女の言葉>>147に、フットマンは見るからに不満そうな表情を浮かべた。一歩、バックステップを踏んで、そのまま少しずつ距離を取るオクリビに、普段のフットマンなら「もっと遊んで行って」と公園で駄々をこねる子どものように追撃しただろうけれど。
「今は一旦この辺りで」という彼女の言葉に、つい先ほどまで出ていたアドレナリンの分泌を完全に脳が止めてしまった。──興奮状態が終わってしまったのだ。
結び目を解かれた風船のように、しなしなと萎んでいく。]
…おかげで気分じゃなくなった。お上手で恐れ入るぜ。
次に続きをするかどうかは、気分次第だ。
[次会ったら、という言葉に確約は返さなかった。
そのとき、気分じゃなくても応じなきゃいけなくなるなんて、そんなのは御免だ。(意外と、こういうところはやや律儀だ)
告知営業をさらりとしていく彼女の話>>148を、聞いているんだかいないんだか。
完全にその気を失くしたフットマンは、大きく後方へ跳躍してその場から離脱したオクリビをそのまま見送った。]
[彼女が去ったあと、フットマンはその場で自身のアジトにいる諜報部に通信を飛ばす。
戦乱が始まっているにしては暢気な応答の声が聞こえると、フットマンはすぐさま口を開いた。]
……あのさ、「ズィーの国」ってなに?
[いや、聞いてたんかい。*]
/*
ソルとオーネストの価値観って、
『玉座を手に入れて、理想の社会を手に入れたい』で共通してるんだけど、
オーネストは『電脳化社会を止めたい』
ソルは『電脳化してしまっても、欲望があるうちはニンゲンのままだから構わない』
オーネストは『奪われたものはなく、喪ったものがある』
ソルは『奪われたものがある、完全に喪う前に奪い返す』
という意識の差によってこの二点だけですでに相容れないのいい〜〜〜〜
/*
フットマンの人、この速度で投稿できるの、どうなってんだ???(歓喜)
書き溜めしてるんだろうけど、前発言から2秒で投稿できるのすごくね??
[小拠点についたなら、そこで常に待機している
物資担当の女がヒイッッッ!!!と声を上げた。
顔も腹もベロンと外装が剥がれていて、メカメカしいところが丸見えだから仕方ない。今すぐに縫います!!!と縫合用のでかい針と糸の準備に入るのを見て、男ははああ〜〜〜とため息をつきながら汚いソファに座り込む]
メカニック、内部構造に損傷がないか確認しろ。
縫い合わせは腹はてきとーでいい、どうせまた剥がれる。
最低限、人間っぽい顔を維持させてくれ。
[と、指示を出したあと、どさくさにまぎれてそこらじゅうから拾ってきた武器の検品を、考え事をしながら始める]
…『奪われた』ことのねえやつはいいよな。
いっそ憐れだ。ああ。>>216>>217
[…欲しいものは一緒。欲しい動機も近い。
けれど、バケモノと男は確実に違う。
男がバケモノの持つ『生への執着』を憐み、羨望するように、
バケモノもまた『奪われた自覚』のない男を憐れみ、そして羨望する。
どこまでも奪われ続けていた男にとって、
奪われたとすら思わない、何もない境地とは何なのだろう、と]
[…まだ化物が、人間の幼体であった頃だ。
男を拾った醜女は、顔に大きな痣と傷を持った女だった。
ただ同じなのは、髪の色が互いに赤に近かったこと。
気の狂った女は、それだけでも彼を子供と思い、
大切に大切に育てた。
薄暗い路地裏の片隅で、なんとかゴミとボロを積み上げて作ったねぐらで、抱きしめられて過ごす日々は悪くはなかった。
…彼女は、少年のことを
その汚い赤のくせっけをなでてくれていた>>0:405
…太陽とは、なんなのか。
おひさまを浴びるとはどういうことなのか、
少年は知らなかった。
だから、少年は女に一度だけ頼んだのだ。
『おひさまの光を目一杯あびてみたい。』と]
[そんな単身行動の「国民第一号」のポンチョの肩には銃痕。裾には、朝の王の掌を穿ったカタナから血を拭ってできた紅い染み。
カタナ自体は鞘に収めど、未だ乾ききらぬ痕と血臭。
それに誘われるがごとく――遠くからの狙撃ですらなく――背後から振りかぶる輩がひとり。]
―――――、
[女は後ろを振り向かずに、さっと身をかわす。
かわした先でちらりと後方を一瞥すれば、刺客らしき者はほかにも数人。とにかく他の組の連中を殴っておきたいとばかりの、血の気の多い暴徒の様相だったが――]
[――その場に遺されるのは、悉く、脚部を破壊された機械化人類たち。
ある者の脚はその材質故に、叩きへし折られ、歪んだパーツをぼろぼろと零す有様。
ある者の脚はその材質故に、一刀両断の「きれいな形で」地面に投げ出されていた。
近接の武器しか持たない者であれば被害は脚だけで済んだが。
うっかり銃器を出してしまった者は、腕部や銃砲内蔵パーツも同様に斬られ、踏みつぶされている。
倒された全員に共通していたのは、頭部や胸部の破壊はなかったということ。
人型の機械化人類のCPUが格納されていると思しき箇所だけは、意図的に破壊が免れられている。
人道的措置? 本格デビュー前の禁則事項?
確かにこれは、「不殺のアイドル」の行いではあった。
けれども抗争絶えない組織においては「捨て置ける死人」よりも、「足手まといの重傷者」の方が厄介になることがある。]
[…バカなお願いだった。あんなこと頼むんじゃなかった。
女はスラムの中でもよく日が当たる南の方へと、
少年の手を引いて連れて行ってくれた。
けど、暖かな日差しが当たるところなんて
居心地のいいところは、
大抵先にそこを根城とするものがいる。
その時、このへんを取り仕切っていた奴らが、汚らしい余所者が入ってきたら、どう扱うかなんて…想像がつくだろ?
日向の広場を目の前に、女と少年は捕まった。
何をしに来たと嬲られ少年と女は引き離された。
…そして、少年は無理やり下っ端として働かされ、
女はそのまま価値もないと判断され、
ゴミ同然に捨てられ命を落とした。
俺がおひさまを浴びたいなんて言わなきゃこんなことにはならなかったんだ]
[「医療行為はできないが機械の修理ならできる」という甘言で(ああ、甘言だ)、いま切り伏せた者たちに「女王陛下」の国への勧誘を行うことは、この時はしなかった。
「シンギュラリティ」の思想への傾倒からの「心変わり」だってあるかもしれない――その可能性を考えてはいても、口は動かなかった。]
( ――“目標”確認無し。 )
[「スコップ」と「黒い大型犬」の目標設定は、いったん解除。
機械の女は平然と、カラスの大きさをした黒い「ヌエもどき」を肩に乗せて歩きだす。*]
[…許さない、許さない、許さない。
あいつらを許さない、許さない。
おひさまをうばったあいつらを。
たったひとつのおれのざいさんをうばったあいつらを。
とりかえしてやる、うばってやる、うばいかえしてやる
なにもかも、俺のものにしなきゃ気がすまない。
奪われっぱなしで、こんな屈辱を持って、しんでたまるか
このままじゃ"死んでも、死にきれない"
『自分の無知』のせいで失ったものがあるのはどこかの誰かとよく似ている。けれど、そいつとは決定的に違う。男は、男の生きる意味を、男の欲望の中に見出したんだ]
[……だから、まさか。
このからだになったせいで、
傷の女の顔を見上げて、あんな顔を見たせいで>>0:268
こんなにも救われて、殺意が失せてしまったなんて
だれにもいえるわけないんだ。
本人にだって、絶対に]
[…メカニックによる検査が終わる。
機構そのものには特に影響は出ていないが、
強い衝撃の影響で、
後々右目や表情筋に影響が出るかもしれないこと。
腹の方の縫い合わせは、てきとーにすませたので、
とりあえず包帯でも巻いといてということ
へーへー。とてきとーにききながしつつ、
男は包帯で腹部を固定し、
縫い合わせてもらった服を再び着る。
まだ、侵攻していくべき場所は山ほどある。
制圧すべきところは山ほどある。
バッテリーを交換し、くきくきと首を鳴らした]
行くか。そろそろ。
[そう言って、外に向かって歩き出した。様々な路地裏で暴れている下っ端のチンピラたちの様子を見に行くように*]
/*
なんかずっと自分のロールがぶにぶにしている感じがして、上手いことお返しできなくて申し訳ない…上手になりたい
/*
めちゃくちゃソルのところに行きたいんだけど私に時間がないばっかりにぐぎぎ。
ちょくちょく覗きに来るけれど書けるのは多分夕方(だいのじ)
ああ、あのおじさま。
彼と会った時もね、本当は……、ええ。
『それでー……なんで、
アレの接客は、大丈夫なんですか?』
そうね。それは…――
彼が「そういう人」だと知る前から、
顔を合わせて話をしていたから、かしら。
あくまでビジネス上の付き合いでも、ね。
[開発途中で、なんかいい感じになった気がするからあげる、と言いながら良心でくれた──わけではなく、ただモルモット用にもらい受けたものだ。
フットマンはグローブを外すとチューブから中身の接着剤を押し出して、傷口に塗り付ける。素早くそれが乾燥したのを確認したら、穴の開いたグローブをはめなおした。
これは、瞬間的に疑似皮膚を形成して皮膚を繋げるためのもの。
まだ確立が済んでいなくて、激しい動きや血圧上昇に耐えられず、塞がりかけの傷口のようにあっさりと開いてしまう代物ではあったけれど、そんなものでも、この場所では重宝する。]
[もし、50年後ぐらいにこの接着剤の完成形が使われていたら、是非フットマンに感謝してほしいぐらいだ。]
結構、器用に今日まで隠してたのに、あんまりだぜ。
[残念そうに自分の手を見る。どう考えても避け方が悪かっただろ、と言われれば返す言葉もない。
とはいえ、彼女が言いふらしでもしない限りは、フットマンの正体はどちらなのかわからないままだろうけれど。
人間か機械か。それをぼかし続けるのは意外となどと言わずとも骨が折れる。
なにせ、つい先ほどのように、斬られたら一発でバレてしまう。
或いは、撃ち抜かれても、そう。だから、フットマンは常に「攻撃に当たらないように」しなくてはならなかった。
──どうしてそんなに執拗に隠し通したのか?
そんなものは、実に簡単だ。
わからない、ということは、「相手は自分の都合よく解釈する」のだ。]
[それが良い方に転がるか、悪い方に転がるのかは相手次第。
フットマンはどちらでもいい。博打を打っている気分だから、どっちになっても面白い。
さて、応急処置は済んだ。
オクリビのように痕跡を辿ってくる者が現れる前に、さっさとこの場を去るべきだろう。
フットマンはすっかり長くなった葉巻の灰を近くの壁で折ってから、その場を後にした。*]
[
本当に、大した話じゃない。世間話ってそんなものだ。
好奇心で+極と−極を一本の銅線で直接繋いで、電流を流したせいで本気で子どもにどつかれた話とか(どっちか子供かわかったもんじゃない)、友人が言っていた美味しいらしいケーキ屋の話とか。
仕事の話は当然だけれど、しなかった。
そもそも、フットマンはそういう目的で話しかけたわけではなかったし。
彼女のいう「お友達」とフットマンのいう「友人」が同一人物であることに、二人のどちらか片方だけでも気付いたかどうか。ちなみに、フットマンは気付かなかった。]
[食事がよっぽど美味しかったのか、夢中になって食べている少女をフットマンは笑顔で見ていた。はたから見れば、親戚の大人と子供にも見えたかもしれない。
まさか、本当の親戚をフットマンが彼女から取り上げただなんて、フットマン自身も思うまい。
デザートまでしっかり食べる彼女に、甘いものはあまり好きではないのに、なんとなく頼んだ自分のデザートを、結局フットマンは彼女に押し付けた。
甘いものが好きではないから、一口すくって食べたら、フットマンはもういらなかった(普段はどうしているのか?甘いものが好きな奴をこれだけのために呼ぶんだよ)。
あげるためだけに頼んだのか、と言われればフットマンは何も言えなくなっただろう。野暮だから、明言してしまうのは避けるけれど。
それとして、彼女がそれを受け取ったかどうかは──フットマンは覚えていない。歳を取ると物覚えが悪くなってかなわない。]
[気まぐれで掴まえた少女のご機嫌は見事にとれただろうか?
フットマン的には、満点大満足といった感じだったのだが。
もちろん、精算はフットマンが持った。流石にね。そりゃそうだ。
──将来。彼女が、かつて自分が潰した組織の生き残り──と言っていいのかわからないが──だと知ったら、フットマンはどんな反応を示すのだろう。
自身の親が幼い時分にいなくなった原因の大元がフットマンだったと知ったら、彼女はどんな心を抱くのだろう。
──全部、その時が来てみなければわからないことだけれど。*]
貴様…
[闘志剥きだし、というほどでもないが、それでもすぐに動けるように臨戦態勢を取る。と言っても立ち上がって改めて銃に手を掛けるのみ。…尤もこちらは負傷の身、相手が手慣れであれば、こちらに勝ち目はおそらく無い。
壊滅した組織の過去の遺物だ、あの時の残党とは限らない。それでも俺が目を引き、臨戦態勢を取るほどには十分なフォルムをしていた。]
貴様こそ、何者だ
[直ぐにけし掛けるべきか?否、慎重にいくべきだ。本当にもし、悪名高い組織の残党であれば、この状態は分が悪すぎる。
だから、ただ問いかける。相手の組織の名前は出さなかった。ただひとつ、男に不審な点があるとすれば、視線の先は女と鳥を行き来し、睨みつけていたことくらいか。それはきっと容易に相手からも見て取れるだろう。*]
─夜の女王のアリア・ページボーイと─
そっか。じゃあ私は、何も言わないよ。
[背に回した腕を下ろすと、姿勢を低くしたページボーイと視線が重なる。その覚悟の伝わる瞳は、きっとアリシアには見たことのないもので。
当たり前にあった幸せが犯されようとしているという実感と共に。
「喪いたくない」という決意がより強固なものとなっていく。]
大切にさせてくれないなんて、困った
でも──
[そう言ってページボーイに笑いかける。
父はドラマが好きで、特に王道の熱い展開には目がなかったはずだ。現実を知っているからこそ、夢を見るし私が表で生きることを望んでいた父。
きっと私たちが主演で、背を預け合い拳を構える構図の扉絵なんか作ったら、大人気間違いなしの素晴らしい作品になるだろう。
もっとも、父がアリシアの戦う姿を見たがるか、という問には……まったく自信が無いのだけど。]
さあ行きましょう。
時間は待ってはくれないのよ。まずは──せっかちさんのお片付けかしら?
[機械の体になって4年の間、護身のために身に付けた知識と戦闘技術。
まさか、こちらから潰すために使うとは思わなかったけれど──大切なものを守る、という意味では「護身」の範囲に含んでもいいだろう、なんてとりとめのない思考を浮かべ。
組織内におけるアリシアの立場は、正確には決まらなかった。
フィジシャンの紹介>>167はあくまで「戦える
いずれにせよ緊急事態のただ中、その存在だけを夜の女王の間では周知される事だろう。それを組織外の者が知る手立ては……盗み聞きや通信傍受によって聞き出す他にあるまい。
未だ報告の上がらない組織を離れ、ひとまずは──首輪の外れたチンピラを減らそうかと歩き回る。
気付けば姿の無いフィジシャンに続いて、ページボーイを含む軽装の人員を数名連れ、街へ。
裏通りを進む彼女は腕を隠すではなく、しかしあえて人目に付くような移動をするでもなく。静かに事を進めていくだろう。
彼らのボスへ報告が届くかどうかは──不意打ちによる攻撃をかいくぐり連絡を送ることが出来るか、という彼らの有能さにかかっている。
もっとも、直接遭遇すればその限りではないが。*]
オクリビ。
「ズィーの国」――「穴掘り帝国」のオクリビ。
少し前までは「フアナ」の名前で、
リリオ・カサ・ブランカに所属していました。
[幾らか低めた合成音で、一つ一つの音をゆっくりと紡いで名乗る。
「リベリオンマウス」のメンバーが葬儀社を訪れた際は常に、フアナは表に出てこなかった。だからもし「カサブランカのフアナ」の存在を知ることがあったなら、他のリリオ職員や組織員など、彼女を知る他者からの伝聞のみからとなるだろう。]
……信じては頂けないかもしれませんが。
今の私は、貴方や、貴方の組織を潰すために、
ここに来た訳ではありません。
[男の視線が自分だけでなく、自分の肩のほう――「ヌエもどき」にも向いていることははっきりと判る。
鳥型の機械は特に何もせず、ただカメラレンズを正面に向けながら静止するだけ。
それでも相手の組織にあの「シンギュラリティ」との抗争の歴史があるなら、この「鳥」の存在自体が警戒の対象だろうと想像がつく。
(男の顔立ち自体は、25年程前にはまだ子供だったような年頃に見えもしたが)]
穴掘りの始点……組織の本部への帰り道に、
偶然ここに来てしまっただけです。
それでも、もし、私のことが疑わしいなら、
……この命を差し出すことはできませんが、
貴方たちの信念に、或いは、貴方個人の想いに、
お応えすることはいたしますよ。
[回りくどい言い回しではあったが、要するに「殺りたいならかかってこい」という意。
とはいえ相手から撃ってこない様やそもそもの負傷の具合から、この言葉で実際に「かかってくる」かは定かでない。「窮鼠猫を噛む」なんて言葉もありはするが。
何時でもカタナを抜ける構えは解かないまま、オクリビの機械の目はオーネストを捉え、その答えを待つ。*]
─裏通り・暮れぬ朝の昇る頃─
[不変を嫌い、常にその瞬間のみが自身を指し示す男。アリシアにそのような認識があれば、彼との接触はもう少しだけ慎重だっただろうか。
暮れぬ朝の王。その所属を示すタグを付けた人間と遭遇すれば、すぐ目の前に降り立ち挨拶から。]
おはようございます。
私はアリシア。――夜の女王の寵児といえば、あなたに伝わるかな?そんなに偉い人じゃない?
[警戒されるだろうか。困惑されるだろうか。とんと関りのなかった組織の組員がどのような反応を見せるのか、未知数ではあったし興味もあったが、その反応は確かめる必要はない。
私の生前から夜の女王に関わりがあれば、事件の概要くらいは知っているはずだ。
もしもっと深い人であれば、その名前を聞いただけで私を思い出してくれるだろうが、そこまでは高望みだろう、と判断する。
もちろん、近年で急激に成長した組織でもあり、知らない者がほとんどだろうけど。
知らない上、もし問答無用で攻撃されていたなら、その人物の向こうの壁に赤いシミができることは了承いただきたい。そして次の
戦うつもりはないよ!
伝言を頼みたいだけ。あなたたちのボス、
[さて、ダメ押しとばかりに営業声。ゴツい腕には不釣り合いだろうが、それでも顔と体格は8歳相応のもの。
……余計に不気味に見えるだろうか?普段姿見で見慣れている私では、少し判断が難しい。]
簡単な内容よ。
暴徒鎮圧の協力の申し出。それに関する相談をしたいの。きっと互いに損のないことだと思う。
[内容は簡潔に。常識的判断によれば、「朝の王」がよりによって今「夜の女王」を害する理由は無い。何故ならば、競う相手であって蹴落とし合う相手ではないゆに>>0:31。
朝の王はBloodSunの標的のようだし、夜の女王は報復を優先していてそちらに割いている人員は無い。それならば、鎮圧に対し人手が不足するのは共通事項のはずだ、とアリシアは推測する。
報復の士気が高い最中。想定外の敵の存在も考慮せねばならない中、不戦協定を結ぶことで困る組員はいないだろう。
組織というのは一枚岩ではない。だからこそ、私とて多少の勝手は許されるはずだ。
……ああ、あの昏い笑みの男は嫌がるだろうか?別に彼も
……あ、そうそう。
素でお喋りしてみたい、っていうのも言っておいて。かわいい娘からのお願いよって。
[などと可愛らしい言葉を適当に付け加える。
父が生きていれば嫌がる言葉だろうが、もう時効だ。さて、この伝言が朝の王様に届くかどうか、少し待ってみようか。
──組織に連絡を送る。主犯の特定の進捗は、逐一受け取る事として。
裏に入ると決めて以来、信用というものはしないと決めている。起こりうることは、起こってからでは遅いのだ。
……それは、表で休み続けた私に言える事ではないのかもしれないが。*]
/*>>245
50年後要素だ~~~!!!!
前作村を思わせるアイテム良〜〜〜〜!!!
おまけにこの村単品でもしっかり美味しい!!!
ムシャア…ムシャア…
―ちいさい女王さまと―
[「怪我じゃなくてよかった」と、気遣う少女に笑いかける。
優しいコなのだと感じた。
身なりからして、おそらくスラムの子。身内ではない他者を慮れる子。
この街には似つかわしくない柔らかさを持つ少女は、みんなで国をつくると言って笑う。]
女王ズィーさま。ふふ。
[石ころの意味はよくわからないけど、このちいさな女王さまの造る国は見てみたい。少しだけ、そう思った。]
好きな呼びかたでいいよ。
みんな、そうだから。
[彼女が手を取ろうとしていたなら、その手をとって(汚れた手袋はちゃんと外しているとも)]
女王ズィー、ばんざーい!
[そういって両手を上に掲げる。
血まみれで、泥まみれで、欲望まみれの
[さずがに眠気がやってきたので、いったん屋敷に戻ることにした。
乾いた血が張り付いているレインコートを抱えて、グリムと連れ立って歩く。]
♪〜♪〜
[街は未だ混乱の最中であり、怒声と銃声、泣き声に閃光。
まつりはまだまだ続くようだ。]*
―回想:フットマン―
[+極と−極を一本の銅線で繋ぐとどうなるのか聞いたり(けっこうこどもっぽいところがある人だ)、彼の友人の言っていたケーキ屋がフィジーおじさまから聞いた店と同じだったり(有名なお店なのかな)、食事の合間に聞く話はどれも面白かった。
そもそも普段の話し相手といえば、祖母かグリムぐらい。お店では仕事に関わるものばかりで、お友達とは頻繁に会うわけではない。
目の前の楽しそうな男が、ヌルから、祖母から多くのものを奪った人物だなんて、思いもしなかっただろう。
彼がよこしてきたデザートまでしっかり平らげ、一息つく。
こんなに食べたのは久しぶりだ。ちょっと食べ過ぎたかも。]
ごちそうさま。
ありがとう、おじさま。
[美味しいごはんですっかりごきげんだ。
代金を支払ってくれた彼に礼をいって、その日はそれだけ。
ヌルの中でフットマンは「機嫌のいい時は面白い人」になった。
フットマンと会ったことを、祖母に言うことはなかった。近づくなと言われていたのにまさか一緒に食事をしたなんて、怒られるどころではないかもしれない。
もし話していたら、ヌルが何かを知ることはあったのだろうか。
もしも、ヘルハウンドとの繋がりを知ったらヌルはどうするのか。
ヌル自身にもわからないことだ。いまは、まだ。]**
……どうしても正直者の性質があるのでね
アンタの言葉、そのまま鵜呑みにしちまいそうだけど
[イコール、彼女が疑わしくないことを信じるということ。けれど警戒は解かないままで、もし交戦の意思が一瞬でも見られるのなら、すぐ迎撃できるよう対処しながら]
………2つ、尋ねてもいいか。
ひとつ、その。穴掘り帝国とは何処の国家だ?
トループや、メトロポリス、ヴァルハラとはまた違う国なのか?
[簡単に教えてくれるだろうか?国と名乗りつつも、それがただ国を冠するだけの玉座を狙う何らかの組織であれば、敵に情報を渡すということ。簡単には渡してくれない可能性があるな、と半ばあきらめ気味で問う。
…否、そうであればシンギュラリティとの関わりのある組織と見て、今後警戒を強める対象にはなるかもしれないが。
…………そんなことより、もう一つだ。]
………どうして、
リリオ・カサ・ブランカの女が。
その"鳥”を持っているんだ?
[銃を押さえる手に力を込める。返答次第では… *]
/*
昨日は1日中フィジシャンのことを考えていたので
(バトる?バトる?でも一緒に獣になるのもいいな!とか、どんな反応返してくれるかなとか)
あれだけでも相当楽しかったんだけど
1日もバトル我慢させちゃったので存分に楽しんでもらえるよう別行動しつつ
フラグだけ立てておこうが今日の行動方針
─回顧・オーネストの問い─
『嬢ちゃんは、
…その。人、なのかい?
それとも、電脳化とかしちまってるのかい?』
[お酒が進み、不思議な問いかけをする男。
ただセンチメンタルな気分だったのか、何かを思い出しているのか、はたまた純粋に気になっていたのか。
並の少女と変わらない外見で、さらに言えばオーネストはアリシアの手に触れたことはあるだろうか。
アリシアの主観では記憶にないが、グラスを持つ手の質感や触った際の弾力も変わらないはず。
強いて違う点を挙げるとすれば、汗をかいたり外因によって色が変動したりなどの生理現象は起こらないはずだ。
適当に誤魔化して答えたその一言に、特に何かを追求するでもなく酒を呷るオーネスト。
以降、彼がこの日ほど悲しそうな顔をしているのを見ることはなかった。]
[店を閉め、自室でふと思索に耽る。
人間でありたかった、と思ったことはない。
しかし、人間でないことで今の生活が続けられないのであれば、何のために変わらない体となったのか、と思う事はあったかもしれない。
「幸せに生きてンなら、それでいいンだけどな」という呟き>>0:403が、少しだけ胸に残っていて。
幸せとは何か考えたことは無いが、失いたくないという曖昧な気持ちに向き合ってみようと思ったのは、夜という時間に潜む魔物のせいなのかもしれない。
──人は変わる。年を取り、いずれは死ぬ。
望みの如何に問わず「生かされた」私は、私の望みに反して「死」へと移り変わる父を、そしていずれ移り変わるであろう大切な人たちを、否定することはしない。
それが人であり続けることの「幸せ」の一つなのだろうから。
しかし望みを受けて生に取り残される「私」が、失うことを恐れることは許してほしい。
願いと共に死ぬことが、死を幸せと共に迎える人々の根源だとしても。
そんな悩みをもしオーネストが聞けば、贅沢と思うだろうか。結局は立場ゆえの死を迎え、しかし立場ゆえの財力と行動力で確かに生を迎えた。
私に選択肢はなかったが、私を「生かした」人々は確かに私の「生」を選んだ。かろうじて、選ぶことが出来た。
そんな選択肢が無かったことも、彼の疑心の根拠も、アリシアに知る由はなく。また話すことも無ければ、真相は窓の外、夜の闇に溶けて消える。]
[現在。アリシアが人の腕を身につけることは、しばらく無いだろう。
細かな作業はページボーイがしてくれるだろうし、そうでなくとも数人と共に行動している。戦闘で困ることは……仮にあったとして、とてもメリットに釣り合わないのだが。
私は単なる戦闘員、かつ小隊長とでも言うべきか。数人を引き連れて身軽に、かつ踏み込んだことも行う遊撃隊の様相だ。
しかし一つだけ気になることがある。
もし彼とふらっと出会ってしまったらどうしようか。店に戻っても、互いに生きていれば再び笑顔でお話しすることができるはずだ。
こちらが先に気付けば身を隠すが、先に彼に見つかったなら……きっと互いにとって、"それ"は望ましくない未来だと思う。
もし、いざその時が来たのなら。オーネストという男がどのような思考に辿り着くのか、それは今のアリシアが考える事ではないのだろう。*]
/*
オーネストそもそも電脳化大賛成で、嫁ちゃん生かそうとした人間なので、これで実験が成功していたら、別にどんどん電脳化しちまえよ!派だったに違いない(※成功する可能性は限りなく低かったのかもしれない、というよりそもそも体を返す可能性がシンギュラリティになさそうな)(※なのでオーネストは嫁ちゃんを託す相手を見誤った、完全にオーネストのミス)
この事件を機に、ああそうか「電脳化って当たり前じゃないんだ」「金で俺は嫁を売ったのか」となったので、電脳化を推進する奴らを憎んでいるわけですな。それ自体が「愚か」な行為だという組織の考えにその後染まっていったのもある。
なのでアリシアやソルが、電脳化してること自体「憐れ」と思えど、一方で「実験成功してよかったな!」ともちょっと思ってて、特に見た目上「普通の人間と変わらない」アリシアに対しては「幸せに生きてるならいいか」ってなったりもする
ええ、かのヴァルハラやメトロポリスとも全く異なります。
宝石を掘り当てて一攫千金に、アイドルのステージ作り。
国民を誰も死なせまいとする「女王陛下」の、
彼女なりの夢と願いの国、でしょうか。
[そのズィー自身もかの強大な隣国ふたつを「夢ん国」>>92と言っていたわけだが、それはまた置いて]
……とはいえ、夢と願いの国といっても、
この裏通りに居を構え「国を作る」と宣言する以上、
トループの玉座を狙う組織には変わりないでしょう。
少なくともこの国の組織の人間は、そう見てしまう。
だから今の私も、カサブランカとは縁を切っています。
[彼女が「玉座」を意識していない様子>>94を思い返しながら、少しだけ目を伏せる仕草をし、表情に陰を作る。
国の覇権を狙う組織からの答えとしては、あまりにも情報が多すぎたかもしれない。それでもズィーの国の存在を広めるように、できるだけ言葉を尽くす心算だった。]
それで、そのリリオ・カサ・ブランカに居た私が、
何故この「鳥」を持っているか、ですが、……。
……貴方は、25年ほど前の大規模な抗争を、ご存じですか。
「夜の女王のアリア」などによって行われた、
ある、組織の、掃討作戦、を。
[「シンギュラリティ」の語を出さず――この語だけで目の色が変わる組織員だっている――慎重に言葉を選んでいく。その結果、口調はややたどたどしく、声音も力なくなっていく。]
私の機体は、その抗争中に、製作されたもの。
私のストレージには今も、かの組織の、
機工を組み立てる手段が、保存されています。
それによって私自身が作成したのが、この「鳥」です。
/*
現状オーネストvsオクリビ
ページボーイ&アリシア→フットマンに接触
フリー状態は、ソル、ヌル、フィジー、ズィーかな
[殺戮兵器になってまで、生きようとするマフィアのボスを憐れむ気持ちは本当だ。だけど、もし、彼の背景を俺がきちんと知っていたら?>>234 奪われた過去に自分を重ね合わせ、彼への見方も変わったかもしれない。
「電脳化してなお生にしがみつく道」を選んだアイツと、「人生を狂わせた電脳化を恨む道」を選んだ俺は、元をただせば、きっと一緒だった。それもきっと俺とそいつの選択肢が異なったからだ。
酒場の看板娘が電脳化された人間である可能性を想像した。>>273
それを可哀想にと思ってしまったのは組織に染まった故。ただ、殺戮兵器になったマフィアに対する感情と違って「幸せで在れ」と願ったのは、彼女の本当の姿を、知らなかったから。中立を保つ酒場の看板娘。
本来の姿を知っていたなら、どうだっただろう。
俺は、同じ言葉を彼女にかけていただろうか。
さらに、彼女が生かされた側であることを知っていたら? 信頼できる相手に身を託し、命を救われた側だと知っていたら? 彼女の姿を妻に重ねることは無かっただろうか。
……なんてすべては 絵空事。
マフィアのボスの裏事情も知らないし、看板娘の正体さえまだ、知らないのだから。こんなことを想うことは無いけれど。
ただ、いつか気づくのだろうか。全てはひとりひとりの選択が、今こうして、すれ違いを生んでしまっているということに。**]
[自分は単騎での戦闘の方が慣れている。
団体行動は苦手だと、アリシアもページボーイも置いて、夜明けと共に本部から姿を消消した。
それに彼女らであれば、わたしが付いて居なくとも問題ないであろう。
自分で連れて来た癖に面倒すら見ようとしないのは一体どう言うつもりなんだと言いたげな幹部もいただろうが、常日頃からフラリと出て行ってフラリと帰って来るような人物相手、何を言っても無駄である。]
― 街中 ―
[街を行けば様々なモノに出くわす。
同陣営の者は勿論の事、既に沈黙した肉や鉄くず、膠着状態の他者と他者。
数で押したり押されたり、火力に弄ばれたり、火傷をしたり。
皆様々と立ち回って居るが、皆キズと血とオイルまみれ。そこら中で火花が散り、血だまりが幾つも落ちている。
真っ赤な水たまりに足を突っ込めば、水音につられた銃口がいくつか此方を向いた。
低い姿勢を維持し、壁に隠れながらその場を駆け抜ける。
自分は
無論、
悼む気持ちはきちんと所持しているが、それと同時、悲惨な状況を前に歓喜と沸き昂るのも確かな訳で。
本来両立しない筈の物が両立する自分にとって、これは極々当たり前の状態と言えよう。]
[自分を追いかけて来る複数の銃声を振り切り、崩れた壁に手をかけるとそのままヒラリ飛び越える。
追跡者達が其処で一旦立ち止まった事を音で確認した後、スキをついて側面へと回り込み、
機人の頭部を、
ハンドガンの弾で撃ち抜いた。]
[使用したのは、カスタム済みのデザートイーグル。
女子供が扱えば反動で肩が外れるような銃であったが、生身の腕ではない自分にとって、それは大した問題ではない。
そのまま、仲間の脱落に慌てるチンピラ団体の懐に突っ込み、近接戦闘、白兵戦へ持ち込む事数分。
複数種の派手な銃声、空へ向かって吸い込まれて行く銃弾が幾つかと、近距離故に発生する仲間同士での誤射。
時に逃走、時に追い付き、徐々に相手の数を減らした末、最後に残った体格の良い者との揉み合いの末、
相手の腕を胸倉を掴むと思いっきり背負い投げた。]
『ド、ゴォッ!』
[勢いのまま、スラムの薄く脆いコンクリートの壁をぶち抜き、二人転がり込んだのは恐らく少年の目の前。>>237]
――おっと、これは、これは
[ノックアウトさせた相手を一瞥しつつ、砂煙の中で笑みと共にユラリ立ち上がったのは、彼にとって因縁深き赤い男であっただろう。**]
/*
オプションをいくつ付けるかって話になるとは思うんだけど。
あと何をすれば害せるか。
腕を盾にしながら戦う感じだね、体に銃が直撃したら末端とかだと大変そうだけど小さい銃なら多分平気。
表面はえぐれそうだけど。
部位が欠損したら多分直すのには向こうの技術がいるよね。
刀は……通らないかな?場所によっては引っかかるのは多分人型機械のあるあるだと思ってる(その場合ダメージがありそうなので普通は固い面で受けそう)。
腕は大きくて固い、分厚い金属の層を動かす基本構造で
関節部に何重も構造を通すことでクッション性を持たせつつ狙いを防ぐ感じで
多分二重で表面をパージすると中にもう一回り小さいのが入ってたりするやつ。
関節部に手榴弾とか投げ込むやつの対策。
動力の強さで誤魔化すけど腕をぶんぶん自在に振り回すのはそんなに早くないと思う(重いからね)
体は軽いから片腕で逆立ちしたり遠心力でマッハパンチしたりが基本的な攻撃になりそう
デカくて重くて硬くて速い、一対一なら弱いわけが無いよ。日之影空洞
護身術は多分攻撃の受け方と体の使い方だと思う。こんな所か?
/*
イメソンいろいろ考えてたんですけど、CelldwellerのGift For Youが似合うと思いました。
https://youtu.be...
…この曲もう12年前なの?!死ぬ
[ 機装と呼ぶべきその外見は、
おぞましき隣国、ヴァルハラ国のそれとよく似る。
しかし、それにしてはあまりに機械的な動き方。
中に入っているのが、肉なのか鉄なのかも分からない。
独自のステルス機能でもついているのか
はっきりとした姿で捉えた目撃情報は、すくなく。
何を目的にこの戦場を歩くのかは分からない]
[…同時複数箇所で、
そのような目撃情報が、ちらほら。
彼らは、何かを探しているようだったという。
人気の少ないところに、まるで亡霊のように現れ、
何かを探して去っていく。
それはたとえば…
死体が様々運び込まれるリリオ・カサ・ブランカ…
人が隠れるにうってつけな古いお屋敷>>0:427>>0:430や…
いまはまだ、誰も価値を見出さない採掘王国の第一歩に>>0:70
…嵐を前に窓を閉めた、人気のない中央表通りの影にも**]
そうだべか。
んじゃぁ、ヌルちゃんさ呼ぶべ
[どうして、ちゃんのほうなのかと言えば。
呼びやすさの話し。ヌルくんよりヌルちゃんと呼ぶ方が呼びやすい。
聞こえ方としては、「ヌルじゃ」になるし、オクリビちゃんは、
「オグルビじゃ」だし、アリシアちゃんは「アルじゃじゃ」になるのであったが、気にせず。]
へぁ!!わ!!
[手を取ろうと、したら逆に取られちゃって、]
/*
ズィーちゃんのとこいこうかな〜〜〜とおもってたらフィジおじが滑り込んできてめちゃくちゃ笑ってるwwwww
さてはめちゃくちゃバトりたかったな♡このこの♡
風呂上がって飯作ったらロル書くからまってな♡♡♡(バトりたかった顔)
/*
あれは……パパ!?
とかではない
舞台装置かと思ったら自我出してくるんだ……?
名前がページボーイなのは変更できないから?それとも……??
デュークとパッパが結託してアリシアを女王にしようとしてるとか
夜の女王っていうか歌舞伎町の女王になりそう
肩書から「の」が外れてしまう
普通に50年後に伏線が転がっていたりするのだろうか
とか色々考えてたけどただのフリー素材だこれ!!>メモ
わわわ!!
[そのままばんざーいとされれば、驚いて目をパチクリされる。これは初めてのことだったから]
でへへ、ばんざーい?だべ。
[ちょっと気恥ずかしそうに笑って、
どうやら眠くなってしまってヌルちゃんは帰ってしまった]
解った、いや、解らないが。
穴掘り帝国はいったん置いておこう
………それで。
そっちの鳥のほうは。
[そう。気を取り直して、彼女の説明を聞くのだ。>>278
25年前の抗争、当然知っている。ただし俺が知ったのは10年前のことで、シンギュラリティの名はその時に聞いた。その時に生産された鳥のことも、もはや羽も折れ、機能を全く失った廃棄された実物を見ることで、知っていた。当時はかの組織のことを、調べ、調べ、調べまくった故に。だから彼女の言葉には首を縦に振る。]
……
[そして彼女の機体の話を聞いた。筋は通っている。
………化け物。先ほど殺戮兵器に対して放った言葉を思い出す。]
……さァな
今の話からじゃァ、判断はつかねェな
[化け物については、とりあえず置いておく。]
抗争についちゃァ知ってるさ
アンタの説明も、まァ、解った。
もうひとつだけ確認するとな
なんでアンタは「その機体」を使ってンだってことだ
あンたは、もともとそっちの人間だったってことか?
[相手への警戒はだいぶ解けてはいるものの、未だ、腰の拳銃からは手を離さない。いつでも抜く準備はできていた。それでももし、シンギュラリティの組織の一員でないことを彼女が訴えるのなら、その警戒は漸く少し緩くなるだろう。…被害者であることを、知れたなら尚更。]
[無事警戒は解けたか、否、解けなかったらこんなことは言い出さないかもしれないが、そうだなもし解けていたとしたならば、俺は改めてもともと座っていた場所へと座り直す。正直傷がまだまだ全然傷むんだ、出来る限り安静にはしていたい]
……俺ァな、見た通り生身の人間だ
電脳化なんつうものが無くなりゃァいいと思ってる
[組織のことを知っていたなら成程、と思うかもしれない>>275]
欲望のために自分を人非ざるモノにまで変えて、それでも生きているヤツは、
やっぱりどう考えたって「化け物」だよ。
[殺戮兵器然り、特殊な能力をわざわざ自分に付け加えて改造している人種然り。]
だがアンタの話を聞く限り
そう、じゃないんだろ?
[何処まで訊けたか、それによるかもしれない。だがきっと俺はこんなことを言うだろう。「自分は被害者だ」と聞いていただろうか、「借り物の身体に魂が入っているだけだ」と聞いていただろうか。きっとどこまで聞いていたかによって、続く言葉は違う。 *]
[どことなく、風に吹かれてく葉っぱのような。手を、風に離すと、自ら風にのっていってしまいそうな。そんな子だと思った。]
あ!
また、待っでからなーー!!
いつでも、来てなーー!
一緒、国さづぐろーー!
[帰るヌルの背中に、大きな声で伝える。
ひとりぼっちになる子がいない国。
また一つ大事なことができた穴掘り帝国、一緒にできたら嬉しいな*]
「…アリシアのお嬢さん。
偶然会ったのではなく、我々に用があったと見ます。」
[偶然玉になっていた『暮れぬ朝の王』の部下の中で、比較的彼女のことを知っている者が口を開いてそう言った。その声音は温和なものではなく、警戒対象に発する威嚇するような声音だ。
この世界で「用事がある」となれぱ、大抵はあまり良くない内容だ。
元は同じ組織だったとはいえ、今は違う組織だ。とりあえず、上下関係を分からせに来ました、などと言われてもおかしくない。
彼らが臨戦態勢に入りかけたとき、彼女が口にした「伝言を頼みたい」という言葉>>263に、彼らは上げかけた武器を僅かに下ろした。]
[告げられたのは簡単な内容。
普通の組織であれば、嬉々として飛びついて「不戦協定」を結ぶか、そうでなければ此処で『夜の女王のアリア』なんかと!などと噛み付いて、ただの物言わぬ屍になるかの二択だろう。
──だけれど、アリシアに言葉をかけた男が見せたのはそのどちらでもなかった。
ただ、困ったような──或いは、悲しそうな顔。]
「確かに、伝言>>264承りました。
だけどお嬢さん──貴方は、我々の王様(ボス)を知らなさすぎる。」
[それは、どこか慮るような声だった。
或いは、人によっては哀れむようにも聞こえたかもしれない。
ぼくらの王様、フットマン。
“常識的に“そんなふうに考えて接すれば、間違いなく痛い目を見る。
男がアリシアに「知らなすぎる」と忠告するような言葉をかけたのは、彼女が少なくとも夜雀亭の看板娘という、知らぬ相手ではなかっただろうか。
それとも、まだ20にも満たない幼い少女であったからであろうか。
事の真相は男にしかわからないが───。]
「確かに、伝言>>264承りました。
だけどお嬢さん──貴方は、我々の
[それは、どこか慮るような声だった。
或いは、人によっては哀れむようにも聞こえたかもしれない。
ぼくらの王様、フットマン。
“常識的に“そんなふうに考えて接すれば、間違いなく痛い目を見る。
男がアリシアに「知らなすぎる」と忠告するような言葉をかけたのは、彼女が少なくとも夜雀亭の看板娘という、知らぬ相手ではなかっただろうか。
それとも、まだ20にも満たない幼い少女であったからであろうか。
事の真相は男にしかわからないが───。]
[「かわいい娘からのお願いよ」>>264と可愛らしい言葉を付け加えた少女に、彼らは軽く頭を下げて、別れた。
直接言葉を交わした男が集団の中から外れて、単身でフットマンの元へ向かう。
射線を避けて、刃の軌道を避けて──彼は、フットマンの元へと辿り着いた。辿り着いてしまった。
そうして、一言一句違うことなく伝えられた“伝言“。
「かわいい娘からのお願いよ」と、彼女の父が聞けば大いに嫌がりそうな言葉には、フットマンは声を上げて笑ったけれど。
肝心の返事はNo!笑ったまま、フットマンはにこやかにそう言い放った。
“常識的に考えて“──無論、フットマンがそのように生きる者であれば、アリシアの考えた通りに動いただろう。だけど、そんな枠組みの中にフットマンはいなかった。
子どものように、生きている。
自由に、気ままに、気まぐれに。子供が駄々をこねるように、我儘に生きている。]
まぁ、いいや。
私が自分で直接返事をしよう。
素でおしゃべりしたい、という“かわいい娘“たっての希望もあることだし。
[──さて。返事をするために、アリシアに会うまでの間に、フットマンが心変わりすればいいけれど──。*]
[彼>>292があの抗争について、少なくとも知識はきちんと得ていることが、その頷きから読み取れる。
けれど己の機体の由来について述べてから口にした「化け物」の語については――判断保留>>293。予測外の回答に、伏しがちに固定していた人工の瞼を、ぱちりと見開く形に変える。
更なる問いには――直接の理由がまず思考上には生成されるが、いきなりその結論を話しても意味が通らない可能性があったため、また言葉を選びながらゆっくりと話し始めた。]
まず初めに、お話ししますと。
私は、望んで、この機体を得ようと
考えていた訳では、ありません。
私は、知らぬ間に、電脳化されていました。
かの、組織に、拉致されたのです。
[向こうの警戒が幾らか解けているような印象は、尋ねる言葉の形や声音から想起できる。
けれども銃から手を離している訳では無い。それもあって、組織についての語は未だ濁したままに。]
だから、私は、かの組織の一員ではありません。
この身体を今も使いながら言っていても、
説得力なんて、無いかもしれませんが。
[「シンギュラリティ」の一員でないことを訴えたことで(「訴える」というには淡々とした語気のままになってしまったが)彼の警戒が解けたのか、座り直す姿が視界に映る。
オクリビは立ち位置を変えないまま、彼の態度の変化に合わせる形で、カタナから両手を離してだらりと下げてみせた。
……第三者がここで割り込んできた場合はそれなりに無防備な構えにはなるが、今は目の前のひとに向き合うことを優先する。
「リベリオン」の理念については当然リリオで耳にしていたから(故にこれまで対面を避けていた)、電脳化についての男からの「無くなりゃいい」の言葉は理解できた。
無論、彼自身が見たままの生身の人間だということも。
それを示すような傷の具合だって、この距離からの目視でも判別できる。
それから漸く――「化け物」だ、という答えが返ってきた。
ただ「欲望のために」、の言葉で始まる限定の形で。]
ええ、貴方が仰る意味で言えば、
私は「化け物」には当たりません。
私は自分でこの身体を変えることを、選んだ訳、じゃ、
……いえ。本当のことを、言えば。
私は確かに「何か」に頼って、私を変えようと欲した。
ただその手段が、電脳化、機械化だとは知らなかった。
知らされていなかった、というだけです。
その結果、私の身体は「人非ざるモノ」と化し、
この心まで、ヒトらしい感情の起伏の無い、
「人非ざるモノ」に、なってしまった。
[譬え「作り物」でも大粒の涙を流せる「少年」や、譬え頭のネジが外れていようと「作り物」でない笑みを出せる「おじさま」のようにはいかない、そんな機体の女は淡々と語る。
敢えて「悲しげな」表情や声色を作らずに、無機質に、機械的な音声で。]
そしてそれでも、生きたい、と思った。
死にたくない、って、思えるように、なったの。
[……ノイズ交じりに零した小声は、「何故今もこの機体を用いるのか」の直接の理由。
今の距離からでは、聞き取れなかったかもしれないけれども。
――傷ついた生身を抱えた男は、どんな言葉を続けるだろう。*]
[…そんな中、通信が入った。
この絶好の機会に、聴きたくなかった知らせの一つだ]
『…ボス!!!!やつが出た!!!!
赤い悪魔が…!!!今そっちに向かって…!!!!
機械化人員に撤退を…ボス、はやくにげt〈ガチャン!!〉』
おい!おい勝手におっちんでんじゃねえよ!!!
粘れやもうちょい生き汚くよぉ!!!!
[すぐそこから乱戦の音がする。
この辺りが一気に騒がしくなった原因がわかった。
この周辺地域の戦況が一気に悪化した理由も…!!!
壁を挟んで向こう側から、
仲間たちが慌てたような声を上げる。
まずい、何かが。
思った瞬間に、男は後ろに飛びずさり、
刹那、轟音とともに壁が破壊され、あの悪魔が姿を表した>>285]
/*
うーん 考えれば考えるほどバトル不可避だけど、多分死ぬまで続けるなあ
いや、そこは理性ちゃんに頑張ってもらうとして
片やBloodsunの頭領、片や朝の王様なんて女王の貫録すぎでは??
[ゆらりと立ち上がった男に対し、
スキなんて与えてたまるかと言わんばかりに、
挨拶がてら、右掌の銃口が轟音を鳴らす!!!
胴体、足元、そして脳天も狙うが、
先の戦闘の影響か、反動で少し視界がぶれてどれが当たってどれが当たらなかったかは定かではない。
撃ち終わったならば、即座に後ろへと駆け、距離を取る。
こいつとの直接の戦闘だけは本来避けねばならなかったのだ!!!!
こちとら触れられたら一発アウト。
一方相手は遠距離も近距離もそれなりにできる。
圧倒的不利な中で、男が選ぶ戦法は]
/*
とはいえきっと止めれば止まるくらいの顔はしてた可能性があるので
アリシアが悪魔を野に放ったと1ミリくらいは言えるかもしれない
本当は迎え撃つだけのはずだったのにね 不意打ちを食らう可哀想なマフィアさんたちに合掌……
鬼さんこちら!!!!
捕まえてみろよ!!!ど変態悪魔!!!
[無数のチンピラ共が、男の前に立ちふさがり、
追い縋るようにして周囲を囲う。
大きく跳躍、人影や瓦礫の影に身を隠す。
長い金の髪をボロ布で隠す。
チンピラ共の相手をしている様子を確認し、部下たちの攻撃が止んだ瞬間、合図とともに殺傷性の手榴弾を群衆の中…男の目の前に投げ込んだ!!!
さて、人混みで完全にはやつの動きは捉えられていないが…少しはダメージは与えられたか?]
へっ…へへへ…!やっと殺せると思うと、
震えが止まんねえなあおい!
[切れるはずのない息が切れるのを感じる。
見つかるな、絶対に…!!!
地獄の
/*
単騎で乗り込む悪魔を数とヒットアンドアウェイで押し込もうとする構図、アツすぎでは?
人の戦闘描写だけでご飯が食べられそう。
なるほどこのリアルタイム感がRP村……自分にも干渉出来る世界の中、知らないところで動いてる人達がいる。
それが自分とも関係のある相手同士だとか、そういう事がある。
私はもう察してるよ。
このゲーム、間違いなくロスがやばい。
『…………』
[機人は、荒れ果てたトループを見る。
目的のものは、まだ見つかっていない。
やつの足取りは、未だ掴めない]
─暮れぬ朝の臣下─
一目でわかるのね。それなら話は早いわ。
[などと付け加えていただろうか。既にわずかな血痕が目立つ腕に、暮れぬ朝が未だ触れていなければよいが。
少なくとも、それを察するに足る態度を見せるアリシアではなかっただろう。
さて、彼女を知るものであればその態度は明らか。
知らずとも、「アリシアのお嬢さん>>297」という言葉とその腕を見て、すぐに手を出さず様子見を決めた朝の王の臣下たちはきっと聡明だったに違いない。
武器を下ろす彼らの姿を見て安堵する。
多人数を相手に正面から戦うのは、単独で行うには当然リスクが高い。用意の無い相手に負けることはないにしても、我が身の代わりの効かなさは今この時においては厄介だ。]
よかった、それじゃあ内容についてだけど──
[と語りだす内、聞いてる面々の表情は奇妙なものへと変わっていく。
それが少女に対する侮りか、事情、あるいは未来を察しての憐憫か、いずれにせよ好意的な表情では無いことは容易に察しうる表情で。]
[…一方その頃。トループ国外・ヴァルハラ方面にて。
トループ国内の人間たちは、今は気づかぬようだが、
どうやらここには、機人たちがトループに密偵するための
簡易基地が建てられていた…]
『…………』
[……そんな中に]
[「貴方は、我々の
だから武装しているのよ、なんて心の内で答えるだろうか。
たしかにアリシアの知る
看板娘としては、快活なお客様の一人という程度でさらによくわからない。
しかし「暮れぬ朝の王」は知っている。時折見せる奇妙な行動原理と、
だからこれは、本当にただの挨拶だ。
アリシアとして、フットマンという人物を見極め、場合によっては──いや、そこまでするつもりは無いのだけれど。
いずれにせよ使えるものは何でも使う。
使えないのであれば放っておくだけ。
それも、彼がアリシアの大切なものを侵さないのであればの話だが。
少女はまだ知らない。
フットマンという男が、使えると判断した次の瞬間には背に刃を向ける危険性を孕むという事を。
しかして朝の王も知るまい。赤き悪魔をして「獣のよう」と言わしめる>>162>>163、永遠に幼い少女に眠る凶暴性を。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新